JP2013231964A - 電子写真用中間転写体及び電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基層と表面層とを有し、該表面層は、その厚み方向の断面において、マトリックス−ドメイン構造を示し、該マトリックスは結着樹脂であり、該ドメインはパーフルオロポリエーテルを含み、該電子写真用中間転写体の表面の超微小硬度計によって測定される微小硬度が50MPa以上である電子写真用中間転写体。
【選択図】 図2
Description
(i)転写時の高電圧の印加によって生じた放電による中間転写体表面の化学的劣化;
(ii)クリーニングなどによる表面層のキズなどによる中間転写体表面の物理的劣化。
かかる考察は、下記の実験事実に基づくものである。
本発明に係る中間転写体は、その表面において超微小硬度計によって測定される微小硬度が50MPa以上である。中間転写体の転写特性は、その表面に対するトナーの付着力に影響される。トナーの中間転写体の表面への付着力は、中間転写体の表面とトナーとの接触面積が大きいほど大きくなる。
次に、パーフルオロポリエーテル(以下、PFPEとも称する)は表面自由エネルギーが非常に小さい。そのため、中間転写体の表面層に含有させることで、表面層の表面へのトナーの付着性を低減させることができる材料である。ところで、PFPEはこの表面自由エネルギーが非常に小さいという特性のために、空気との界面、すなわち、表面層の最表面側に移行しやすい。すなわち、PFPEは、表面層の表面側に偏在しやすい。
本発明の電子写真用中間転写体における基層は、樹脂に導電剤を含有させた半導電性のフィルムであることが好ましい。ここで樹脂は熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂のいずれの樹脂を使用することも可能である。しかし、高強度かつ高耐久性の点から、該基層は、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド又はポリエステルを含むことが好ましい。中でも、ポリイミド、ポリアミドイミド又はポリエーテルエーテルケトンが特に好ましい。樹脂は単一の樹脂であっても、複数の樹脂をブレンド又はアロイされた混合体であってもよく、目的とされる機械的強度などの特性に応じて最適に選択される。導電剤としては、電子伝導性物質又はイオン電導性物質を用いることが可能である。電子導電性物質としてはカーボンブラック、アンチモンドープの酸化錫、酸化チタン又は導電性高分子が使用可能である。イオン導電性物質としては、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸リチウム、カチオン性又はアニオン性のイオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、もしくは、オキシアルキレン繰り返しユニットを持つオリゴマー又はポリマーが使用可能である。
次に、表面層に関して説明する。
表面層のマトリックスに含まれる結着樹脂としては、スチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、シリコーン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、並びに、それらの混合樹脂を用いることができる。
次に、マトリックス中に含まれる結着樹脂の物性について説明する。
本発明において、ドメインを構成するパーフルオロポリエーテル(PFPE)は、パーフルオロアルキレンエーテルを繰り返し単位として有するオリゴマー又はポリマーのことである。
、
。
反応性官能基としてはアクリル基、メタクリル基、オキシシラニル基が挙げられる。
以下に本発明の中間転写体の具体的な製造方法について説明する。なお、本発明は、以下の製造方法に制限されるわけではない。
本発明に係る表面層は、以下の方法によって作製することが可能である。
(1)パーフルオロポリエーテル、結着樹脂を形成するための重合性モノマー、分散剤及び重合開始剤を混合して混合物を得る混合工程、
(2)該混合物を基層上に塗布する塗布工程、及び
(3)該混合物に紫外線を照射して該重合性モノマーを重合させる重合工程、を経て形成することができる。
次に、図1を参照して、本発明の中間転写体を用いた電子写真装置の一例を説明する。図1の電子写真装置100は、電子写真方式のカラー画像形成装置(カラーレーザープリンタ)である。画像形成装置100には、中間転写体である中間転写ベルト7の平面部に沿って、その移動方向に順に、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色成分の画像形成部である画像形成ユニットPy、Pm、Pc、Pkが配設されている。
中間転写体の体積抵抗率及び表面抵抗率は、抵抗率計(三菱化学(株)製 ハイレスタUP(MCP−HT450))で測定した。表面電極としては、リング状プローブ(商品名:URS(中心電極の直径:0.59cm;外側電極の内径:1.1cm;外側電極の外径:1.78cm);三菱化学(株)製)を用いた。
中間転写体の表面の微小硬度は、超微小硬度計(エリオニクス(株)製、商品名:ENT−1100)を用いて測定した。このとき、超微小硬度計では、稜角115°のダイヤモンド製三角圧子を使用し、50mgの荷重で微小硬度を測定した。
中間転写体の摩耗量は、JIS−K−7204に基づいたテーバー摩耗試験で測定を行った。測定装置としては、ロータリーアブレージョンテスタ((株)東洋精機製作所製)で摩耗輪CS−17を使用して、荷重4.9N、回転速度60rpm、回転数100回転のときに削れることにより生じる質量減少量を摩耗量として測定した。
ドメインの平均長径に関しては、中間転写体の表面層の断面を走査型電子顕微鏡(日立ハイテク社製 S−4800)を用いて観察した。まず、サンプルとして、ミクロトーム(ライカマイクロシステムズ社製、商品名:EM UC7)によって中間転写体の表面層の断面を切り出したものを用いた。このとき、該断面を20000倍に拡大した時の15μm2の単位面積に最低1個以上のドメインが確認できる断面SEM画像を用いた。ドメインが10個以下の場合は視野内のすべてのドメインの長径を測定した。また、ドメインが10個超の場合はランダムに10個のドメインを選択し、ドメインの長径を測定した。同様の作業を、視野を変更した該断面のSEMによる観察を10回繰り返し、10枚の該断面のSEM画像において測定されたそれぞれのドメインの長径の平均値を本発明におけるドメインの平均長径とした。
ドメインの面積に関しては、サンプルとしてはドメインの平均長径の測定に用いたものと同様のものを用い、中間転写体の表面層の断面を走査型電子顕微鏡(日立ハイテク社製 S−4800)を用いて観察した。このとき、該断面を20000倍に拡大した時の15μm2の単位面積における該ドメインの面積の割合を測定した。同様の作業を、視野を変更した該断面のSEMによる観察を10回繰り返し、10枚の該断面のSEM画像において測定されたそれぞれのドメインの面積の割合の平均値を本発明におけるドメインの面積の割合とした。
また、実施例1〜13の中間転写ベルト1〜13では、表面層の厚み方向の断面において、マトリックス−ドメイン構造を示していること、該マトリックスが結着樹脂を含み、該ドメインがパーフルオロポリエーテルを含んでいることが確認できた。
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 8.0質量部
ペンタエリスリトールテトラアクリレート 17.0質量部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 5.0質量部
メチルエチルケトン 43.0質量部
エチレングリコール 15.0質量部
アンチモンドープ酸化錫微粒子(石原産業社製、商品名:SN−100P)
4.0質量部
光重合開始剤(チバガイギー社製、商品名:イルガキュア184)
2.0質量部
分散剤(東亜合成社製、商品名:GF−300:固形分濃度25%)
20.0質量部
上記式(1)で示される構造を有するPFPE(商品名:MD500、ソルベイソレクシス社製;数平均分子量=1700)
7.0質量部
この中間転写体である中間転写ベルト1を、上記電子写真装置に装着されているポリイミド製中間転写ベルトの代わりに取り付け、記録媒体の全面に青色のベタ画像を印刷することによって画像評価を行った。
画像評価は印刷開始直後、3千枚印刷後、及び、3万枚印刷後に得られた記録媒体上に形成された画像を以下の基準に基づき目視にて評価した。このとき、記録媒体である紙はゼロック社普通紙4024を使用した。この画像評価の結果を表2に示した。
A:画像に全くムラが見られない。
B:画像にムラがほとんどない。
C:画像にムラがいくつか見られる。
D:画像に青色でない部分があるが、白抜けしている部分(トナーが転写されていない部分)は見られない。
E:画像に白抜けしている部分(トナーが転写されていない部分)がある。
実施例1において、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを用いず、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの添加量を20.0質量部に変更し、ペンタエリスリトールトリアクリレートの添加量を10.0質量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト2を得た。得られた中間転写ベルト2の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例1において、分散剤の添加量を6.0質量部、PFPEの添加量を2.5質量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト3を得た。得られた中間転写ベルト3の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例1において、分散剤の添加量を14.0質量部、PFPEの添加量を2.5質量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト4を得た。得られた中間転写ベルト4の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例1において、分散剤の添加量を12.0質量部、PFPEの添加量を4.0質量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト5を得た。得られた中間転写ベルト5の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例1において、分散剤の添加量を28.0質量部、PFPEの添加量を4.5質量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト6を得た。得られた中間転写ベルト6の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例1において、分散剤の添加量を40.0質量部、PFPEを上記式(2)で示される構造を有するPFPE(商品名:MD700、ソルベイソレクシス社製;数平均分子量=1500)に変えるとともに、当該PFPEの添加量を12.5質量部とした。これら以外は、実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト7を得た。得られた中間転写ベルト7の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例7において、分散剤の添加量を20.0質量部、PFPEの添加量を7.0質量部に変更した以外は、実施例7と同様の方法で作製し、中間転写ベルト8を得た。得られた中間転写ベルト8の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例2において、分散剤の添加量を64.0質量部、PFPEの添加量を21.0質量部に変更した以外は、実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト9を得た。得られた中間転写ベルト9の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例7において、分散剤の添加量を64.0質量部、PFPEの添加量を21.0質量部に変更した以外は、実施例7と同様の方法で作製し、中間転写ベルト10を得た。得られた中間転写ベルト10の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例7において、分散剤の添加量を102.0質量部、PFPEの添加量を25.5質量部に変更した以外は、実施例7と同様の方法で作製し、中間転写ベルト11を得た。得られた中間転写ベルト11の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例10において、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート及びペンタエリスリトールトリアクリレートを用いず、2−エチルヘキシルアクリレートを30.0質量部用いた以外は、実施例10と同様の方法で作製し、中間転写ベルト12を得た。得られた中間転写ベルト12の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例10において、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート及びペンタエリスリトールトリアクリレートを用いず、2−エチルヘキシルアクリレートを20.0質量部及びブチルアクリレートを10.0質量部用いた以外は、実施例10と同様の方法で作製し、中間転写ベルト13を得た。得られた中間転写ベルト13の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例1において、分散剤を用いず、PFPEの添加量を0.3質量部に変更した以外は実施例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト14を得た。得られた中間転写ベルト14の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
比較例1において、PFPEの添加量を2.5質量部に変更した以外は、比較例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト15を得た。得られた中間転写ベルト15の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
比較例1において、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの添加量を19.0質量部、ペンタエリスリトールトリアクリレートの添加量を3.0質量部、分散剤の添加量を1.0質量部に変更し、PFPEを用いず、一次粒子平均径が0.3μmのテトラフルオロエチレン微粒子(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業社製)を15.0質量部、シリコン系レベリング剤ポリフェニルメチルシロキサンを0.3質量部さらに添加し、表面層の膜厚を4μmから3μmに変更した。これら以外は、比較例1と同様の方法で作製し、中間転写ベルト16を得た。得られた中間転写ベルト16の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例10において、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート及びペンタエリスリトールトリアクリレートを用いず、ブチルアクリレートを30.0質量部用いた。これら以外は、実施例10と同様の方法で作製し、中間転写ベルト17を得た。得られた中間転写ベルト17の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
実施例10において、PFPEを、PFPE(商品名:5113X、ソルベイソレクシス社製;数平均分子量=1000)に変えた。これ以外は、実施例10と同様の方法で作製し、中間転写ベルト18を得た。得られた中間転写ベルト18の物性を表1に示す。また、実施例1と同様の画像評価を行い、その評価結果を表2に示す。
2Y、2M、2C、2K 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザー露光装置
4Y、4M、4C、4K 現像器
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
7 中間転写ベルト
8 2次転写ローラ
9 定着器
S 転写材
Claims (12)
- 基層と表面層とを有する電子写真用中間転写体であって、
該表面層は、その厚み方向において、マトリックス−ドメイン構造を有し、
該マトリックスは結着樹脂を含み、
該ドメインはパーフルオロポリエーテルを含み、
該電子写真用中間転写体の表面の超微小硬度計によって測定される微小硬度が50MPa以上である、
ことを特徴とする電子写真用中間転写体。 - 前記ドメインの平均長径が30nm以上3000nm以下である請求項1に記載の電子写真用中間転写体。
- 前記表面層の厚み方向の断面の15μm2の単位面積における該ドメインの面積の割合が、該マトリックスの面積に対して1面積%以上50面積%以下である請求項1又は2に記載の電子写真用中間転写体。
- 前記表面層は、該パーフルオロポリエーテルを該マトリックス中に分散させるための分散剤を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真用中間転写体。
- 前記パーフルオロポリエーテルが下記式(a)で示される繰り返し構造単位1、又は、下記式(b)で示される繰り返し構造単位2を有し、且つ、数平均分子量が100以上20,000以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真用中間転写体:
、
。 - 前記パーフルオロポリエーテルが下記式(1)で示される構造及び下記式(2)で示される構造の少なくとも一方を有する請求項5に記載の電子写真用中間転写体:
(式(1)中、Aは該繰り返し構造単位1及び該繰り返し構造単位2の少なくとも一方であり、該繰り返し構造単位1の繰り返し数p及び該繰り返し構造単位2の繰り返し数qはそれぞれ独立で0≦p≦50、0≦q≦50であり、且つ、p+q≧1である。)、
(式(2)中、Bは該繰り返し構造単位1及び該繰り返し構造単位2の少なくとも一方であり、該繰り返し構造単位1の繰り返し数r及び該繰り返し構造単位2の繰り返し数sはそれぞれ独立で0≦r≦50、0≦s≦50であり、且つ、r+s≧1である。)。 - 前記表面層中における前記パーフルオロポリエーテルの含有量が、該表面層の全固形分の質量に対して5.0質量%以上70.0質量%以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子写真用中間転写体。
- 前記結着樹脂はアクリル系樹脂である請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真用中間転写体。
- 前記アクリル系樹脂は、
(i)ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、アルキルアクリレート、ベンジルアクリレート、フェニルアクリレート、エチレングリコ―ルジアクリレート及びビスフェノールAジアクリレートからなる群より選択される少なくとも1種のアクリレート、及び、
(ii)ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、アルキルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート、エチレングリコ―ルジメタクリレート及びビスフェノールAジメタクリレートからなる群より選択される少なくとも1種のメタクリレート
のいずれかの重合性モノマーを重合して得られた繰り返し構造単位を有する重合体である請求項8に記載の電子写真用中間転写体。 - 前記表面層は、
(1)前記パーフルオロポリエーテル、前記結着樹脂を形成するための重合性モノマー、前記分散剤及び重合開始剤を混合して混合物を得る混合工程、
(2)該混合物を該基層上に塗布する塗布工程、及び、
(3)該混合物に紫外線を照射して該重合性モノマーを重合させる重合工程
を経て形成されたものである請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子写真用中間転写体。 - 前記基層はポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド又はポリエステルを含む請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子写真用中間転写体。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の電子写真用中間転写体を有することを特徴とする電子写真装置。
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