JP2013199365A - 媒体収納繰出装置及び媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来と比してより確実に障害の発生を防止し得る媒体収納繰出装置及び媒体処理装置を実現する。
【解決手段】2組のテープ28L、28R、30L、30Rにより挟持された紙幣BLを2組のテープ28L、28R、30L、30Rと共に巻き取るドラム21と、テープリール24L、24R、26L、26Rごとに独立して設けられ、各テープリール24L、24R、26L、26Rとドラム21との間で各テープ28L、28R、30L、30Rの張力が一定となるように、各テープリール24L、24R、26L、26Rとリール軸シャフト22、23との間のトルク制御を行うトルクリミッタ25L、25R、27L、27Rとを設けるようにした。これにより、それぞれのテープリールとドラムとの間でのテープの張力を一定に保つことができるので、媒体の挟持安定性を向上させることができ、従来と比してより確実に障害の発生を防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、媒体収納繰出装置及び媒体処理装置に関し、例えば、金融機関などに設置される現金自動預払機の一時保留部に適用して好適なものである。
現金自動預払機(以下、これをATMと呼ぶ)は、紙幣の投入口及び受取口となる入出金口部と、紙幣の金種及び真偽などを鑑別する鑑別部と、紙幣を一時的に収納する一時保留部と、紙幣を金種ごとに保管する複数の紙幣収納庫と、これらをつなぐ搬送路などにより構成されている。
このうち一時保留部は、例えば、リールとドラムとの間で、テープの巻き取り、巻き戻しを行うことにより、紙幣の収納、繰り出しを行うようになっている。このような一時保留部を、ここではドラム巻付型と呼ぶ。
このようなドラム巻付型の一時保留部としては、例えば、上下1対のテープの間に紙幣を挟み込んだ状態で、テープの巻き取り、巻き戻しを行うことにより、紙幣の収納、繰り出しを行うものが知られている。
このような一時保留部を、図14に示す。尚、この図14は、図右側を前側、図左側を後側とした側面図である。
この図14に示すように、一時保留部200は、主として、ドラム201と、上下1対のテープリール202及び203と、上下1対のテープ204及び205と、複数のローラ206〜210とで構成される。
この一時保留部200では、円筒形状のドラム201の後方上側に配置された上側テープリール202から上側テープ204を前方に引き出して、これをドラム201の前方上側に配置された上側テープローラ206に掛け渡した後、この上側テープローラ206により後方に折り返してドラム201の上端部へと進行させる。
また一方で、ドラム201の後方下側に配置された下側テープリール203から下側テープ205を前方に引き出して、これをドラム201の前方下側に配置された下側第1テープローラ207に掛け渡した後、この下側第1テープローラ207により上方に進行させ、さらに上側テープローラ206の下方に所定の間隔を隔てて配置された下側第2テープローラ208に掛け渡した後、この下側第2テープローラ208により後方に折り返してドラム201の上端部へと進行させる。
さらに上側テープ204と下側テープ205は、下側テープ205の上に上側テープ204が重なるようにしてドラム201の上端部の真上に配置されている押さえローラ209によりドラム201の上端部に押さえ付けられ、それぞれの先端部がドラム201の周側面に固定される。
そして一時保留部200は、ドラム201を図中反時計回りとなる巻き取り方向に回転させることで、上側テープリール202及び下側テープリール203からドラム201に上側テープ204及び下側テープ205を巻き取っていく一方で、図中時計周りとなる巻き戻し方向に回転させることで、ドラム201から上側テープリール202及び下側テープリール203に上側テープ204及び下側テープ205を巻き戻していくようになっている。
一時保留部200は、このような構成でなり、紙幣収納時、前方に配置された複数の搬送ローラ210を介して搬送されてくる紙幣BLが、上側テープローラ206と下側第2テープローラ208との間に送り込まれると、このときドラム201をテープを巻き取る方向(これを巻き取り方向と呼ぶ)に回転させると共に、上側テープリール202と下側テープリール203をテープを巻き戻す方向(これを巻き戻し方向と呼ぶ)に回転させて、この紙幣BLの中央部分を上側テープ204と下側テープ205とで挟持してこれら上側テープ204及び下側テープ205と共にドラム201に巻き取ることで、紙幣BLを収納する。
これに対して、紙幣繰り出し時、一時保留部200は、ドラム201を巻き戻し方向に回転させると共に、上側テープリール202と下側テープリール203を巻き取り方向に回転させて、上側テープ204及び下側テープ205と共に紙幣BLをドラム201から巻き戻すことで、上側テープローラ206と下側第2テープローラ208の間から紙幣BLを繰り出す。
尚、巻き取り時及び巻き戻し時、ドラム201と下側テープリール203の回転方向は同じで、上側テープリール202の回転方向は逆となる。
このようにして、一時保留部200は、紙幣BLの収納、繰り出しを行うようになっている。
また従来、このような上下1対のテープの間に紙幣を挟み込んだ状態でテープの巻き取り、巻き戻しを行う方式の一時保留部として、テープリールとリール軸との間にトルクリミッタを設けることにより、上下1対のテープに一定の張力(テンション)がかかるようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また一方で、昨今、上下1対で1組のテープを複数組(例えば2組)用いて、紙幣の中央部分ではなく、例えば、紙幣の両端部分をそれぞれ上下1組のテープで挟持することにより、一段と確実に紙幣を挟持できるようにして挟持安定性を向上させた一時保留部も提案されている。
特開2009−107824号公報
ところで、ドラム巻付型の一時保留部の場合、紙幣要因(厚さの不均一など)により、例えば、図15に示すように、ドラム201に紙幣を巻き取ったときの巻き取り径Lが、ドラム201の軸方向の両端部で不均一となってしまうことがある。
この場合、上下1対のテープ204、205を例えば2組用いて紙幣の両端部を挟持すると、ドラム201の巻き取り径Lがドラム201の両端部で異なるために、ドラム1回転当たりのテープの巻き取り量及び巻き戻し量がそれぞれの組で異なることになり、結果として上下1対のテープの組間でテープ速度に差が生じる。
このようにしてテープ速度に差が生じると、このテープ速度差に起因して、上下1対のテープの組間でテープの張力にばらつきが生じる。
ここで、例えば、従来技術を利用してテープリールとリール軸との間に1つのトルクリミッタを設けるようにすることも考えられるが、そもそも従来技術は上下1対で1組のテープの張力を一定に保つようにする技術であり、上下1対のテープを複数組用いる一時保留部に利用しても、複数組のうちのいずれか1組のテープの張力を一定に保つことしかできず、結果として、複数組のテープの張力を一定に保つことはできない。
このように、各組でテープの張力を一定に保つことができないと、紙幣の挟持安定性が低下することになり、紙幣の収納時及び繰り出し時にジャムなどの障害が発生し易くなるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮したもので、従来と比してより確実に障害の発生を防止し得る媒体収納繰出装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体収納繰出装置においては、2本1組で媒体を挟持するテープをテープリールとドラムとの間で巻き取る又は巻き戻すことで媒体を収納又は繰り出す媒体収納繰出装置であり、この媒体収納繰出装置に、複数組のテープと、複数組のテープのそれぞれを巻き取る複数組のテープリールと、テープリールの回転軸であり、各組の一方のテープリールと他方のテープリールとで別々に設けられる2本のリール回転軸シャフトと、複数組のテープにより挟持された媒体を複数組のテープと共に巻き取るドラムと、テープリールごとに独立して設けられ、各テープリールとドラムとの間で各テープの張力が一定となるように、各テープリールとリール軸シャフトとの間のトルク制御を行うトルク制御部とを設けるようにした。
また本発明の媒体処理装置においては、媒体を鑑別する鑑別部と、鑑別部により鑑別された媒体を一時的に収納する一時保留部と、一時保留部から繰り出される媒体を収納する紙幣収納庫とを設け、一時保留部は、2本1組で媒体を挟持するテープをテープリールとドラムとの間で巻き取る又は巻き戻すことで媒体を収納又は繰り出すドラム巻付型であり、この一時保留部に、複数組のテープと、複数組のテープのそれぞれを巻き取る複数組のテープリールと、テープリールの回転軸であり、各組の一方のテープリールと他方のテープリールとで別々に設けられる2本のリール回転軸シャフトと、複数組のテープにより挟持された媒体を複数組のテープと共に巻き取るドラムと、テープリールごとに独立して設けられ、各テープリールとドラムとの間で各テープの張力が一定となるように、各テープリールとリール軸シャフトとの間のトルク制御を行うトルク制御部とを設けるようにした。
このように、テープの張力が一定となるように動作するトルクリミッタをテープリールごとに独立して設けるようにしたことで、複数組のテープの組間でテープ速度に差が生じていても、それぞれのテープリールとドラムとの間でのテープの張力を一定に保つことができる。
本発明によれば、それぞれのテープリールとドラムとの間でのテープの張力を一定に保つことができるので、媒体の挟持安定性を向上させることができ、かくして従来と比してより確実に障害の発生を防止し得る媒体収納繰出装置及び媒体処理装置を実現できる。
ATMの構成を示す略線図である。 紙幣入出金機の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態における一次保留部の構成(1)を示す略線図である。 第1の実施の形態における一次保留部の構成(2)を示す略線図である。 トルクリミッタ及びワンウェイクラッチの構成を示す略線図である。 一時保留部における収納時の動作(1)の説明にともなう略線図である。 一時保留部における収納時の動作(2)の説明にともなう略線図である。 一時保留部における繰り出し時の動作(1)の説明にともなう略線図である。 一時保留部における繰り出し時の動作(2)の説明にともなう略線図である。 第1の実施の形態の一次保留部でドラムの巻き取り径が不均一となる様子を示す略線図である。 第2の実施の形態における一時保留部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態におけるトルクリミッタの取り付け向きを示す略線図である。 他の実施の形態における一次保留部の構成を示す略線図である。 従来の一時保留部の構成を示す略線図である。 従来の一時保留部でドラムの巻き取り径が不均一となる様子を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機の構成]
まず第1の実施の形態から説明する。図1に、現金自動預払機(ATM)1の全体構成の概略を示す。
このATM1は、キャッシュカードや紙幣、通帳などを取引媒体とし、利用者の操作によって、現金の預け払いや支払い、振り込みなどの処理を行うようになっている。
このATM1の内部上方には、利用者のキャッシュカードなどを処理するカード処理機(図示せず)と、取引内容などを通帳に記録する通帳処理機(図示せず)が設けられている。
カード処理機は、ATM1の前面(利用者に対向する面)に設けられたカード取込口2より取り込まれた利用者のキャッシュカードを処理し、また通帳処理機は、ATM1の前面に設けられた通帳取込口3より取り込まれた通帳を処理する。
またATM1の内部には、紙幣を処理する紙幣入出金機4と、硬貨を処理する硬貨入出金機5が設けられている。
この紙幣入出金機4の前面上方には、ATM1の前面に露出する紙幣取込口6が設けられ、この紙幣取込口6を介して紙幣の入出金が行われる。さらに硬貨入出金機5の前面上方には、ATM1の前面に露出する硬貨取込口7が設けられ、この硬貨取込口7を介して硬貨の入出金が行われる。
さらにATM1の前面中央には、表示操作部8が設けられている。この表示操作部8は、例えば、表示部としての液晶パネルと、操作部としてのタッチパネルとでなり、各種画面の表示、暗証番号や取引金額の入力などを行うことができるようになっている。
[1−2.紙幣入出金機の構成]
次に、図2を用いて、紙幣入出金機4の内部構成について説明する。尚、この図2は、図右側を前側、図左側を後側とした側面図である。
紙幣入出金機4は、入金された紙幣を出金にも利用する所謂リサイクル型の紙幣入出金機であり、その上部に、顧客接客部10、鑑別部11、一時保留部12が配置され、その下部に、複数の紙幣収納庫13とリジェクト庫14が配置された構成となっている。
具体的には、紙幣入出金機4上部の前面上方に顧客接客部10が配置されていて、この顧客接客部10に上述した紙幣取込口6が設けられている。
また紙幣入出金機4の上部には、この顧客接客部10の後方下寄りの位置に、紙幣の真偽、正損、金種、搬送状態などを判別する鑑別部11が配置され、さらにこの鑑別部11の後方上寄りの位置に、紙幣を一時的に保管する一時保留部12が配置されている。尚、この一時保留部12は、ドラム巻付型の一時保留部である。
さらに紙幣入出金機4の下部には、複数の縦長の紙幣収納庫13が前後方向に並べて配置され、さらに最後尾の紙幣収納庫13の後方にリジェクト庫14が配置されている。
さらに紙幣入出金機4には、これら顧客接客部10、鑑別部11、一時保留部12、複数の紙幣収納庫13及びリジェクト庫14を繋ぐ搬送路15が設けられていて、この搬送路15を通って、紙幣が各部に搬送されるようになっている。
このような構成でなる紙幣入出金機4は、入金取引時、利用者が顧客接客部10の紙幣取込口6から紙幣を投入すると、これを鑑別部11へ搬送し、鑑別部11により正常紙幣と判別された紙幣は一時保留部12へ搬送して収納する一方、入金に適さない入金リジェクト紙幣と判別された紙幣については顧客接客部10に戻して紙幣取込口6から利用者に返却する。
その後、利用者により入金金額が確定されると、一時保留部12に収納している紙幣を鑑別部11へ搬送して金種を鑑別した後、その金種に応じて各紙幣収納庫13へ搬送して保管するようになっている。
一方、出金取引時、紙幣入出金機4は、利用者に出金金額が指定されると、指定された出金金額に応じた紙幣を各紙幣収納庫13から繰り出して鑑別部11へ搬送する。そして紙幣入出金機4は、鑑別部11により正常紙幣と判別された紙幣は顧客接客部10へ搬送する一方、出金に適さない出金リジェクト紙幣と判別された紙幣は一時保留部12へ搬送して収納する。
その後、紙幣入出金機4は、一時保留部12に収納している出金リジェクト紙幣を、リジェクト庫14へ搬送して保管する。
[1−3.一時保留部の構成]
次に、図3及び図4を用いて、一時保留部12の構成について説明する。この一時保留部12は、上下1対で1組のテープを2組用いて紙幣の両端部分をそれぞれ1組のテープで挟持する方式の一時保留部である。
尚、図3は、図右側を前側、図左側を後側とした側面図であり、図4は、図右側を前側、図左側を後側とした斜視図である。
この一時保留部12は、その中央部分に、左右方向に延在するドラム回転軸シャフト20(図4)が設けられ、このドラム回転軸シャフト20に円筒形状のドラム21が固定されている。
さらにこのドラム回転軸シャフト20の後方上側にドラム回転軸シャフト20と並行な上側リール回転軸シャフト22が設けられ、ドラム回転軸シャフト20の後方下側で且つ上側リール回転軸シャフト22の下方にドラム回転軸シャフト20と並行な下側リール回転軸シャフト23が設けられている。
上側リール回転軸シャフト22には、所定の箇所に軸方向(左右方向)に所定の間隔を隔てて2個の上側テープリール24L及び24Rが、それぞれ上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rを介して枢支されている。
また下側リール回転軸シャフト23にも、所定の箇所に軸方向(左右方向)に所定の間隔を隔てて2個の下側テープリール26L及び26Rが、それぞれ下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rを介して枢支されている。
尚、テープリール間の軸方向(左右方向)の間隔は、搬送されてくる紙幣BLの長辺の長さよりも短く設定されている。
ここで、上側テープリール24Lと下側テープリール26Lは、上下方向に対向配置された上下1対のテープリールであり、上側テープリール24Rと下側テープリール26Rも、上下方向に対向配置された1対のテープリールである。
つまり、一時保留部12は、上下1対で1組のテープリールを左右1組ずつの計2組有している。
尚、ここでは、説明を簡単にする目的で、左側の上側テープリール24Lと下側テープリール26Lを、それぞれを上側左テープリール24L及び下側左テープリール26Lと呼び、また右側の上側テープリール24R及び下側テープリール26Rを、それぞれ上側右テープリール24R及び下側右テープリール26Rと呼ぶことにする。
また他の部分についても、左右1組ずつの計2組設けられている部分には、適宜、名称に「左」又は「右」を付与して区別することにする。
この一時保留部12は、上側左テープリール24Lから上側左テープ28Lを前方に引き出して、これをドラム21の前方上側左寄りに配置された上側左テープローラ29Lに掛け渡した後、この上側左テープローラ29Lにより後方に折り返してドラム21の上端左寄り部分へと進行させる。
また、下側左テープリール26Lから下側左テープ30Lを前方に引き出して、これをドラム21の前方下側左寄りに配置された下側左第1テープローラ31Lに掛け渡した後、この下側左第1テープローラ31Lにより上方に進行させ、さらに上側左テープローラ29Lの下方に所定の間隔を隔てて配置された下側左第2テープローラ32Lに掛け渡した後、この下側左第2テープローラ32Lにより後方に折り返してドラム21の上端左寄り部分へと進行させる。
さらに上側左テープ28Lと下側左テープ30Lは、下側左テープ30Lの上に上側左テープ28Lが重なるようにしてドラム21の上端左寄り部分の真上に配置されている左押さえローラ33Lによりドラム21の上端左寄り部分に押さえ付けられ、それぞれの先端部がドラム21の周側面の左寄りの位置に固定される。
また一時保留部12は、上側右テープリール24Rから上側右テープ28Rを前方に引き出して、これをドラム21の前方上側右寄りに配置された上側右テープローラ29Rに掛け渡した後、この上側右テープローラ29Rにより後方に折り返してドラム21の上端右寄り部分へと進行させる。
また、下側右テープリール26Rから下側右テープ30Rを前方に引き出して、これをドラム21の前方下側右寄りに配置された下側右第1テープローラ31Rに掛け渡した後、この下側右第1テープローラ31Rにより上方に進行させ、さらに上側右テープローラ29Rの下方に所定の間隔を隔てて配置された下側右第2テープローラ32Rに掛け渡した後、この下側右第2テープローラ32Rにより後方に折り返してドラム21の上端右寄り部分へと進行させる。
さらに上側右テープ28Rと下側右テープ30Rは、下側右テープ30Rの上に上側右テープ28Rが重なるようにしてドラム21の上端右寄り部分の真上に配置されている右押さえローラ33Rによりドラム21の上端右寄り部分に押さえ付けられ、それぞれの先端部がドラム21の周側面の右寄りの位置に固定される。
このように一時保留部12は、上下1対で1組のテープを左右1組ずつの計2組有している。
尚、一時保留部12では、上側左テープリール24Lと上側左テープローラ29Lとの間の所定箇所と、上側右テープリール24Rと上側右テープローラ29Rとの間の所定箇所に、上側左テープ28L及び上側右テープ28Rの位置をそれぞれ検出する上側左テープ位置検出センサ34L及び上側右テープ位置検出センサ34Rが設けられている。
また、下側左テープリール26Lと下側左第1テープローラ31Lとの間の所定箇所と、下側右テープリール26Rと下側右第1テープローラ31Rとの間の所定箇所にも、下側左テープ30L及び下側右テープ30Rの位置をそれぞれ検出する下側左テープ位置検出センサ35L及び下側右テープ位置検出センサ35Rが設けられている。
またこの一時保留部12のドラム回転軸シャフト20は、その一端にドラム回転軸ギア40が固定され、このドラム回転軸ギア40を介してドラム駆動部41と接続されている。
つまり、このドラム駆動部41による動力がドラム回転軸ギア40を介してドラム回転軸シャフト20に伝達されることで、ドラム回転軸シャフト20と共にドラム21が回転する。
このとき、ドラム駆動部41は、ドラム回転軸シャフト20を、図4中反時計回りとなる巻き取り方向に回転させることで、ドラム21を巻き取り方向に回転させ、ドラム回転軸シャフト20を、図中時計回りとなる巻き戻し方向に回転させることで、ドラム21を巻き戻し方向に回転させるようになっている。
尚、一時保留部12では、ドラム回転軸シャフト20の所定箇所にドラム回転検出板42が固定されていて、このドラム回転検出板42の回転を回転検出センサ43で検出することによりドラム21の回転を検出するようになっている。
さらにこのドラム回転軸シャフト20は、その他端にギア44が固定され、さらにこのギア44が、駆動供給用アイドルギア45と噛み合うことでこの駆動供給用アイドルギア45と連結されている。さらにこの駆動供給用アイドルギア45は、下側リール回転軸シャフトギア46と連結されていると共に、回転反転用ギア47を介して上側リール回転軸シャフトギア48と連結されている。
ここで、ドラム回転軸シャフト20が例えば時計回りに回転すると、下側リール回転軸シャフトギア46は、その回転がそのまま伝達されることで時計回りに回転する一方で、上側リール回転軸シャフトギア48は、その回転が回転反転用ギア47により反転して伝達されることで反時計回りに回転することになる。
さらに上側リール回転軸シャフトギア48は、上側リール回転軸シャフト22の他端に、上側ワンウェイクラッチ49を介して枢支され、下側リール回転軸シャフトギア46は、下側リール回転軸シャフト23の他端に、下側ワンウェイクラッチ50を介して枢支される。
上側ワンウェイクラッチ49は、上側リール回転軸シャフトギア48が、図中反時計回りとなる方向に回転するときのみ、その回転を上側リール回転軸シャフト22に伝達するものであり、一方の下側ワンウェイクラッチ50は、下側リール回転軸シャフトギア46が、図中時計回りとなる方向に回転するときのみ、その回転を下側リール回転軸シャフト23に伝達するものである。
つまり、上側ワンウェイクラッチ49及び下側ワンウェイクラッチ50は、ドラム回転軸シャフト20が図中時計回りとなる巻き戻し方向に回転するときのみ、その回転を、上側リール回転軸シャフト22及び下側リール回転軸シャフト23に伝達するようになっている。
尚、図5に示すように、上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rは、それぞれ上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの一側面から上側リール回転軸シャフト22に沿って、上側リール回転軸シャフト22の一端側に突するように設けられている。
この上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rは、内側の円筒状の内輪60と外側の円筒状の外輪61との二重構造となっている。
そして上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rは、それぞれ内輪60が上側リール回転軸シャフト22に固定ピン62により固定されると共に、外輪61の他端側に設けられた複数(例えば2個)の突起部63が上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの一側面に設けられた凹部64に嵌合されることで、それぞれ外輪61が上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rに固定される。
また下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rは、それぞれ下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの一側面から上側リール回転軸シャフト22に沿って、上側リール回転軸シャフト22の一端側に突するように設けられている。
これら下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rも、同様の二重構造でなり、それぞれ内輪60が下側リール回転軸シャフト23に固定ピン62により固定されると共に、外輪61の他端側に設けられた複数(例えば2個)の突起部63が下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの一側面に設けられた凹部64に嵌合されることで、それぞれ外輪61が下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rに固定される。
そして各トルクリミッタ25L、25R、27L、27Rは、それぞれ内輪60と外輪61との間で過大トルクを吸収するようになっている。
また上側ワンウェイクラッチ49は、上側リール回転軸シャフトギア48と上側リール回転軸シャフト22との間に嵌入されるようになっていて、下側ワンウェイクラッチ50は、下側リール回転軸シャフトギア46と下側リール回転軸シャフト23との間に嵌入されるようになっている。
このような構成により、一時保留部12では、ドラム駆動部41を駆動させてドラム21を巻き戻し方向に回転させる場合に、ドラム駆動部41の動力を、上側リール回転軸シャフト22及び下側リール回転軸シャフト23にも伝達して、上側リール回転軸シャフト22及び下側リール回転軸シャフト23を巻き取り方向に回転させることで、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rと下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rを巻き取り方向に回転させる。
これにより、ドラム21から上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rへと上側左テープ28L及び上側右テープ28Rが巻き戻されると共に、ドラム21から下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rへと下側左テープ30L及び下側右テープ30Rが巻き戻される。
このようにして一時保留部12は、ドラム21から各テープリール24L、24R、26L、26Rへ各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き戻すようになっている。
ここで、ドラム回転軸シャフト20のギア44と上側リール回転軸シャフトギア48は、ドラム21が上側左テープ28L及び上側右テープ28Rを巻き戻す速度よりも、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rが上側左テープ28L及び上側右テープ28Rを巻き取る速度の方が速くなるようにギア比が設定されている。
また同様に、ドラム回転軸シャフト20のギア44と下側リール回転軸シャフトギア46は、ドラム21が下側左テープ30L及び下側右テープ30Rを巻き戻す速度よりも、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rが下側左テープ30L及び下側右テープ30Rを巻き取る速度の方が速くなるようにギア比が設定されている。
このように、ドラム21が各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き戻す速度よりも、各テープリール24L、24R、26L、26Rが各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取る速度の方を速くすると、ドラム21から各テープリール24L、24R、26L、26Rへ各テープ28L、28R、30L、30Rが巻き戻されるときに、各テープ28L、28R、30L、30Rに張力がかかる。
このとき、上側リール回転軸シャフト22と上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの間にそれぞれ介在する上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rが、それぞれ上側左テープ28L及び上側右テープ28Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
またこのとき、下側リール回転軸シャフト23と下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの間にそれぞれ介在する下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rが、それぞれ下側左テープ30L及び下側右テープ30Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
これにより、一時保留部12では、各テープ28L、28R、30L、30Rに対して常に一定の張力がかかった状態で、ドラム21から各テープリール24L、24R、26L、26Rへ各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き戻すことができるようになっている。
一方で、ドラム駆動部41を駆動させてドラム21を巻き取り方向に回転させる場合、ドラム駆動部41の動力は、上側リール回転軸シャフト22及び下側リール回転軸シャフト23には伝達されない。
このとき、ドラム21に各テープ28L、28R、30L、30Rが巻き取られていくことにともなって、各テープリール24L、24R、26L、26Rに対して巻き戻し方向に力がくわわる。
ここで、上側リール回転軸シャフト22及び下側リール回転軸シャフト23は、巻き取り方向には回転するが巻き戻し方向には回転しない機構となっている。
つまりこの場合、各テープリール24L、24R、26L、26Rに対して巻き戻し方向に力がくわわる一方で、上側リール回転軸シャフト22及び下側リール回転軸シャフト23は回転しない。
ゆえにこのとき、上側リール回転軸シャフト22と上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの間にそれぞれ介在する上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rが上側リール回転軸シャフト22に対して回転すると共に、下側リール回転軸シャフト23と下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの間にそれぞれ介在する下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rが下側リール回転軸シャフト23に対して回転することにより、各テープリール24L、24R、26L、26Rが巻き戻し方向に回転することになる。
これにより、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rからドラム21へと上側左テープ28L及び上側右テープ28Rが巻き取られると共に、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rからドラム21へと下側左テープ30L及び下側右テープ30Rが巻き取られる。
このようにして一時保留部12は、各テープリール24L、24R、26L、26Rからドラム21へ各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取るようになっている。
尚、この場合も、各テープリール24L、24R、26L、26Rに対して巻き戻し方向の力をくわえる各テープ28L、28R、30L、30Rには張力がかかることになるが、このとき、上側リール回転軸シャフト22と上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの間にそれぞれ介在する上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rが、それぞれ上側左テープ28L及び上側右テープ28Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
またこのとき、下側リール回転軸シャフト23と下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの間にそれぞれ介在する下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rが、それぞれ下側左テープ30L及び下側右テープ30Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
これにより、一時保留部12では、各テープ28L、28R、30L、30Rに対して常に一定の張力がかかった状態で、各テープリール24L、24R、26L、26Rからドラム21へ各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取ることができるようになっている。
さらにこの一時保留部12は、下側左第2テープローラ32L及び下側右第2テープローラ32Rの前方に、ドラム回転軸シャフト20と平行な搬送ローラ軸シャフト70が設けられている。
この搬送ローラ軸シャフト70には、所定の箇所に軸方向(左右方向)に紙幣BLの長辺の長さより短い間隔(紙幣の長手方向の長さ)を隔てて2個の搬送ローラ71L及び71Rが固定されている。
さらにこの搬送ローラ軸シャフト70は、その一端に搬送駆動用ギア72が固定され、この搬送駆動用ギア72を介して搬送駆動部73と接続されている。
つまり、この搬送駆動部73による動力が搬送ローラ軸シャフト70を介して搬送ローラ71L及び71Rに伝達されることで、搬送ローラ71L及び71Rが回転する。
このとき、搬送駆動部73は、搬送ローラ軸シャフト70を、図中反時計回りとなる紙幣を収納する方向(収納方向と呼ぶ)に回転させることで、搬送ローラ71L及び71Rを収納方向に回転させ、搬送ローラ軸シャフト70を、図中時計回りとなる紙幣を繰り出す方向(繰り出し方向と呼ぶ)に回転させることで、搬送ローラ71L及び71Rを繰り出し方向に回転させるようになっている。
尚、一時保留部12では、搬送ローラ軸シャフト70の所定箇所に搬送回転検出板74が固定されていて、この搬送回転検出板74の回転を回転検出センサ75で検出することにより搬送ローラ71L及び71Rの回転を検出するようになっている。
[1−4.一時保留部の動作及び効果]
ここで、紙幣BLを一時保留部12に収納するときの動作、及び紙幣BLを一時保留部12から繰り出すときの動作について説明する。
まず紙幣BLを収納するときの動作について、図6及び図7を用いて説明する。
この場合、一時保留部12は、搬送ローラ71L及び71R(図7では省略)を収納方向に回転させることで、紙幣BLを、上側左テープローラ29L及び上側右テープローラ29Rと、下側左第2テープローラ32L及び下側右第2テープローラ32Rとの間に送り込む。尚、紙幣BLは、長辺が搬送方向と直行する向きで送り込まれるようになっている。
このとき一時保留部12は、ドラム駆動部41によりドラム21を図中矢印で示す巻き取り方向に回転させる。このようにドラム21を巻き取り方向に回転させると、上述したように、各テープ28L、30L、28R、30Rがドラム21側へ巻き取られることにともなって、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rが図中矢印で示す巻き戻し方向に回転すると共に、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rが図中矢印で示す巻き戻し方向に回転する。
この結果、送り込まれてくる紙幣BLの長手方向の一端部分である左端を上側左テープ28Lと下側左テープ30Lとで挟持すると共に、紙幣BLの右端を上側右テープ28Rと下側右テープ30Rとで挟持して、これら各テープ28L、30L、28R、30Rと共に紙幣BLがドラム21に巻き取られていく。
このようにして一時保留部12は、紙幣BLをドラム21に巻き取るようにして収納する。
ここで、一時保留部12では、上述したように、収納時、各テープ28L、30L、28R、30Rに対して一定の張力がかかるようになっている。これにより、一時保留部12は、各テープ28L、30L、28R、30Rにより紙幣BLの左右両端を確実に挟持しながら、紙幣BLをドラム21に巻き取って収納することができる。
つづけて、紙幣BLを繰り出すときの動作について、図8及び図9を用いて説明する。
この場合、一時保留部12は、ドラム駆動部41によりドラム21を図中矢印で示す巻き戻し方向に回転させると共に、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rを図中矢印で示す巻き取り方向に回転させ、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rを図中矢印で示す巻き取り方向に回転させる。
この結果、各テープ28L、30L、28R、30Rにより挟持された状態でドラム21に巻き取られていた紙幣BLが、ドラム21から各テープ28L、30L、28R、30Rと共に巻き戻されて、各テープ28L、30L、28R、30Rから分離した後、上側左テープローラ29L及び上側右テープローラ29Rと、下側左第2テープローラ32L及び下側右第2テープローラ32Rとの間から前方の搬送ローラ71L及び71Rへと送り出される。
ここで、一時保留部12は、搬送ローラ71L及び71Rを繰り出し方向に回転させていることにより、紙幣BLが一時保留部12から繰り出される。
このようにして一時保留部12は、紙幣BLを繰り出す。
ここで、一時保留部12では、上述したように、繰り出し時も、各テープ28L、30L、28R、30Rに対して一定の張力がかかるようになっている。これにより、一時保留部12は、各テープ28L、30L、28R、30Rにより紙幣BLの左右両端を確実に挟持しながら、紙幣BLをドラム21から巻き戻して繰り出すことができる。
ところで、ドラム巻付型の一時保留部12では、紙幣要因(厚さの不均一など)により、図10に示すように、ドラム21に紙幣を巻き取ったときの巻き取り径Lが、ドラム21の軸方向の両端部で不均一となってしまうことがある。
この場合、ドラム1回転当たりのテープの巻き取り量及び巻き戻し量がそれぞれ左側の上下1対のテープ28L、30Lと、右側の上下1対のテープ28R、30Rとで異なり、結果として、紙幣BLの収納時及び繰り出し時に、上下1対のテープの組間でテープ速度に差が出ることになる。
このような状況を想定して、本実施の形態の一時保留部12では、各テープリール24L、24R、26L、26Rのそれぞれに対して、独立して動作するトルクリミッタ25L、25R、27L、27Rを設けるようにした。
こうすることで、各トルクリミッタ25L、25R、27L、27Rが、それぞれ独立して、各テープリール24L、24R、26L、26Rとドラム21との間のテープ28L、28R、30L、30Rの張力を常に一定に保つよう動作する。
これにより、一時保留部12は、上下1対のテープの組間でのテープ速度の差に依らず、各組の全てのテープ28L、28R、30L、30Rの張力を常に一定に保つことができる。
このように、一時保留部12は、紙幣BLを挟持する全てのテープ28L、28R、30L、30Rの張力を常に一定に保つことができるので、従来と比して一段と紙幣の挟持安定性を向上させることできる。
以上の構成によれば、一時保留部12は、ドラム21の両端部で巻き取り径Lに差が異なる状況下でも、紙幣BLを挟持する全てのテープ28L、28R、30L、30Rの張力を常に一定に保つことができるので、従来と比して一段と紙幣の挟持安定性を向上させることでき、かくして、紙幣BLの収納時及び繰り出し時にジャムなどの障害が発生してしまうことをより確実に防ぐことができる。
る。
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態の一時保留部とは異なる構成の一時保留部を有する実施の形態である。よって、ここでは一時保留部の構成についてのみ説明することとする。
[2−1.一時保留部の構成]
この第2の実施の形態の一時保留部80を、図11に示す。この図11に示す一時保留部80には、第1の実施の形態の一時保留部12との同一部分に同一符号を付しており、同一部分の説明については適宜省略する。
一時保留部80は、第1の実施の形態の一時保留部12とはギアの構成が異なっている。すなわち一時保留部80は、ドラム回転軸シャフト20の他端に、巻き取り駆動用ワンウェイクラッチ81を介して巻き取り時駆動ギア82が枢支されている。
この巻き取り時駆動ギア82は、駆動連結アイドルギア83を介して下側リール回転軸シャフト第1ギア84と連結されている。さらにこの下側リール回転軸シャフト第1ギア84が、下側リール回転軸シャフト23の他端に固定されている。
さらにドラム回転軸シャフト20には、巻き取り時駆動ギア82とドラム21との間の所定位置に巻き戻し駆動用ワンウェイクラッチ85を介して巻き戻し時駆動ギア86が枢支されている。
この巻き戻し時駆動ギア86は、駆動供給用アイドルギア45と連結されている。さらにこの駆動供給用アイドルギア45は、回転反転用ギア47を介して上側リール回転軸シャフトギア48と連結されている。
この上側リール回転軸シャフトギア48は、上側リール回転軸シャフト22の他端に固定されている。
また駆動供給用アイドルギア45は、下側リール回転軸シャフト23の下側リール回転軸シャフト第1ギア84と下側右テープリール26Rとの間の所定位置に固定されている、下側リール回転軸シャフト第2ギア87と連結されている。
ここで、巻き取り駆動用ワンウェイクラッチ81は、ドラム回転軸シャフト20が図中反時計回りとなる巻き取り方向に回転するときのみ、その回転を巻き取り時駆動ギア82に伝達するものである。
また、巻き戻し駆動用ワンウェイクラッチ85は、ドラム回転軸シャフト20が図中時計回りとなる巻き戻し方向に回転するときのみ、その回転を巻き戻し時駆動ギア86に伝達するものである。
つまり、この一時保留部80では、ドラム駆動部41により、ドラム21を巻き取り方向に回転させるときに、その回転を、巻き取り時駆動ギア82、駆動連結アイドルギア83、下側リール回転軸シャフト第1ギア84を介して、下側リール回転軸シャフト23に伝達することで、下側リール回転軸シャフト23を巻き戻し方向に回転させる。
またこのとき一時保留部12では、下側リール回転軸シャフト23の回転を、下側リール回転軸シャフト第2ギア87、駆動供給用アイドルギア45、回転反転用ギア47、上側リール回転軸シャフトギア48を介して、上側リール回転軸シャフト22にも伝達することで、上側リール回転軸シャフト22についても巻き戻し方向に回転させる。
これにより、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rからドラム21へと上側左テープ28L及び上側右テープ28Rが巻き取られると共に、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rからドラム21へと下側左テープ30L及び下側右テープ30Rが巻き取られる。
このようにして一時保留部80は、各テープリール24L、24R、26L、26Rからドラム21へ各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取るようになっている。
ここで、巻き取り時駆動ギア82と上側リール回転軸シャフトギア48は、ドラム21が上側左テープ28L及び上側右テープ28Rを巻き取る速度よりも、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rが上側左テープ28L及び上側右テープ28Rを巻き戻す速度の方が遅くなるようにギア比が設定されている。
また同様に、巻き取り時駆動ギア82と下側リール回転軸シャフト第1ギア84は、ドラム21が下側左テープ30L及び下側右テープ30Rを巻き取る速度よりも、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rが下側左テープ30L及び下側右テープ30Rを巻き戻す速度の方が遅くなるようにギア比が設定されている。
このように、ドラム21が各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取る速度よりも、各テープリール24L、24R、26L、26Rが各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き戻す速度の方を遅くすると、ドラム21が各テープリール24L、24R、26L、26Rから各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取るときに、各テープ28L、28R、30L、30Rに張力がかかる。
このとき、上側リール回転軸シャフト22と上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの間にそれぞれ介在する上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rが、それぞれ上側左テープ28L及び上側右テープ28Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
またこのとき、下側リール回転軸シャフト23と下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの間にそれぞれ介在する下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rが、それぞれ下側左テープ30L及び下側右テープ30Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
これにより、一時保留部80でも、各テープ28L、28R、30L、30Rに対して常に一定の張力がかかった状態で、各テープリール24L、24R、26L、26Rからドラム21へ各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取ることができるようになっている。
また一方で、一時保留部80では、ドラム駆動部41により、ドラム21を巻き戻し方向に回転させるときに、その回転を、巻き戻し時駆動ギア86、駆動供給用アイドルギア45、下側リール回転軸シャフト第2ギア87を介して、下側リール回転軸シャフト23に伝達することで、下側リール回転軸シャフト23を巻き取り方向に回転させる。
またこのとき一時保留部80では、ドラム駆動部41による回転を、巻き戻し時駆動ギア86、駆動供給用アイドルギア45、回転反転用ギア47、上側リール回転軸シャフトギア48を介して、上側リール回転軸シャフト22にも伝達することで、上側リール回転軸シャフト22についても巻き取り方向に回転させる。
これにより、ドラム21から上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rへと上側左テープ28L及び上側右テープ28Rが巻き戻されると共に、ドラム21から下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rへと下側左テープ30L及び下側右テープ30Rが巻き戻される。
このようにして一時保留部80は、ドラム21から各テープリール24L、24R、26L、26Rへと各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き戻すようになっている。
ここで、巻き戻し時駆動ギア86と上側リール回転軸シャフトギア48は、ドラム21が上側左テープ28L及び上側右テープ28Rを巻き戻す速度よりも、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rが上側左テープ28L及び上側右テープ28Rを巻き取る速度の方が速くなるようにギア比が設定されている。
また同様に、巻き戻し時駆動ギア82と下側リール回転軸シャフト第2ギア87は、ドラム21が下側左テープ30L及び下側右テープ30Rを巻き戻す速度よりも、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rが下側左テープ30L及び下側右テープ30Rを巻き取る速度の方が速くなるようにギア比が設定されている。
このように、ドラム21が各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き戻す速度よりも、各テープリール24L、24R、26L、26Rが各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き取る速度の方を速くすると、ドラム21から各テープリール24L、24R、26L、26Rへ各テープ28L、28R、30L、30Rが巻き戻されるときに、各テープ28L、28R、30L、30Rに張力がかかる。
このとき、上側リール回転軸シャフト22と上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの間にそれぞれ介在する上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rが、それぞれ上側左テープ28L及び上側右テープ28Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
またこのとき、下側リール回転軸シャフト23と下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの間にそれぞれ介在する下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rが、それぞれ下側左テープ30L及び下側右テープ30Rに所定値以上の張力がかからないように(つまり常に一定の張力がかかるように)動作する。
これにより、一時保留部80でも、各テープ28L、28R、30L、30Rに対して常に一定の張力がかかった状態で、ドラム21から各テープリール24L、24R、26L、26Rへ各テープ28L、28R、30L、30Rを巻き戻すことができるようになっている。
一時保留部80は、このようなテープ28L、28R、30L、30Rの巻き取り、巻き戻しによって、紙幣BLの収納、繰り出しを行うようになっている。
またこの一時保留部80においても、各トルクリミッタ25L、25R、27L、27Rが、それぞれ独立して、各テープリール24L、24R、26L、26Rとドラム21との間のテープ28L、28R、30L、30Rの張力を常に一定に保つよう動作するので、上下1対のテープの組間でのテープ速度の差に依らず、各組の全てのテープ28L、28R、30L、30Rの張力を常に一定に保つことができる。
このように、一時保留部80においても、紙幣BLを挟持する全てのテープ28L、28R、30L、30Rの張力を常に一定に保つことができるので、第1の実施の形態の一時保留部12と同様、従来と比して一段と紙幣の挟持安定性を向上させることできる。
[3.他の実施の形態]
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1及び第2の実施の形態では、図5に示したように、上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rを、それぞれ上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの一側面から、上側リール回転軸シャフト22の一端側に突するように設けた。
また下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rも、それぞれ下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの一側面から、上側リール回転軸シャフト22の一端側に突するように設けた。
つまり、上述した実施の形態では、各トルクリミッタ25L、25R、27L、27Rを、それぞれ各テープリール24L、24R、26L、26Rの一側面から、軸方向の一端側に突するように設けた。
これに限らず、例えば、図12に示すように、上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rを、それぞれ上側左テープリール24Lと上側右テープリール24Rの間に位置するように設けると共に、下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rを、それぞれ下側左テープリール26Lと下側右テープリール26Rの間に位置するように設けてもよい。
この場合、上側リール用トルクリミッタ25Rと、下側リール用トルクリミッタ27Rについては、第1の実施の形態と同様、それぞれ上側右テープリール24R及び下側右テープリール26Rの内側の一側面に対して、軸方向の一端側に突するように取り付ける。
一方で、上側リール用トルクリミッタ25Lと、下側リール用トルクリミッタ27Lについては、第1の実施の形態とは反対に、それぞれ上側右テープリール24R及び下側右テープリール26Rの内側の他側面に対して、軸方向の他端側に突するように取り付ける。
このように、上側リール用トルクリミッタ25L及び25Rを、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの間に配置すると共に、下側リール用トルクリミッタ27L及び27Rを、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの間に配置するようにすれば、上側左テープリール24L及び上側右テープリール24Rの外側と、下側左テープリール26L及び下側右テープリール26Rの外側にスペースが生まれることになり、この外側のスペースを有効活用することで、例えば、一時保留部12や80の筐体の幅を狭くして小型化できる。
[3−2.他の実施の形態2]
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、図3に示したように、上下1対のテープ2組で挟持した紙幣をドラムの上端部分から巻き取って取り込んでいく所謂上方取り込み方式の一時保留部12及び80に本発明を適用するようにした。
これに限らず、上下1対のテープ2組で挟持した紙幣をドラムの下端部分から巻き取って取り込んでいく所謂下方取り込み方式の一時保留部に本発明を適用するようにしてもよい。
このような下方取り込み方式の一時保留部100を図13に示す。この一時保留部100では、円筒形状のドラム101の後方上側に配置された上側テープリール102から上側テープ103を前方に引き出して、これをドラム101の前方上側に配置された上側第1テープローラ104に掛け渡した後、この上側第1テープローラ104により下方に進行させ、さらに上側第1テープローラ104の下方に配置された上側第2テープローラ105により後方に折り返してドラム101の下端部へと進行させる。
また一方で、ドラム101の後方下側に配置された下側テープリール106から下側テープ107を前方に引き出して、これをドラム101の前方下側に配置された下側第1テープローラ108に掛け渡した後、この下側第1テープローラ105Aにより前方斜め上に進行させ、さらに上側第2テープローラ105の下方に所定の間隔を隔てて配置された下側第2テープローラ109に掛け渡した後、この下側第2テープローラ109により後方に折り返してドラム101の下端部へと進行させる。
さらに上側テープ103と下側テープ107は、下側テープ107の上に上側テープ103が重なるようにしてドラム101の下端部の前方寄りに配置されている第1押さえローラ110と、ドラム101の下端部の真下に配置されている第2押さえローラ111とによりドラム101の下端部に押さえ付けられ、それぞれの先端部がドラム101の周側面に固定される。
尚、図13では省略しているが、上側テープリール102、上側テープ103、上側第1テープローラ104、上側第2テープローラ105、下側テープリール106、下側テープ107、下側第1テープローラ108、下側第2テープローラ109、第1押さえローラ110、第2押さえローラ111は、それぞれ左右2組分設けられている。
そしてこの一時保留部100は、ドラム101を図中時計回りとなる巻き取り方向に回転させることで、上側テープリール102及び下側テープリール106からドラム101に上側テープ103及び下側テープ107を巻き取っていく一方で、図中反時計周りとなる巻き戻し方向に回転させることで、ドラム101から上側テープリール102及び下側テープリール106に上側テープ103及び下側テープ107を巻き戻していくようになっている。
下方取り込み方式の一時保留部100は、このような構成でなり、紙幣収納時、前方に配置された複数の搬送ローラ112を介して搬送されてくる紙幣BLが、上側第2テープローラ105と下側第2テープローラ109との間に送り込まれると、このときドラム101を巻き取り方向に回転させると共に、上側テープリール102と下側テープリール106を巻き戻し方向に回転させて、この紙幣BLを左右2組の上側テープ103及び下側テープ107で挟持してドラム101に巻き取ることで、紙幣BLを収納する。
また、紙幣繰り出し時、一時保留部100は、ドラム101を巻き戻し方向に回転させると共に、上側テープリール102と下側テープリール106を巻き取り方向に回転させて、左右2組の上側テープ103及び下側テープ107と共に紙幣BLをドラム101から巻き戻すことで、上側第2テープローラ105と下側第2テープローラ109の間から紙幣BLを繰り出す。
このようにして、下方取り込み方式の一時保留部100は、紙幣BLの収納、繰り出しを行うようになっている。
[3−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、一時保留部12及び80に、上下1対で1組のテープを2組設けるようにしたが、これに限らず、3組以上設けるようにしてもよい。
このように上下1対で1組のテープを3組以上設けるようにした場合でも、各テープの巻き取り、巻き戻しを行うテープリールごとに、独立して動作するトルクリミッタを設けることで、上述した一時保留部12及び80と同様の効果を得ることができる。
[3−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、各テープリール24L、24R、26L、26Rと、リール回転軸シャフト22、23との間のトルクを制御するトルク制御部として、トルクリミッタ25L、25R、27L、27Rを用いるようにしたが、これに限らず、トルクリミッタ25L、25R、27L、27Rと同様に機能する別の機構を、トルクリミッタ25L、25R、27L、27Rの代わりに用いるようにしてもよい。
[3−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した第1の実施の形態では、リール回転軸シャフト22、23の回転方向を制限する回転方向制御部としてワンウェイクラッチ49、50を用いるようにしたが、これに限らず、ワンウェイクラッチ49、50と同様に機能する別の機構を、ワンウェイクラッチ49、50の代わりに用いるようにしてもよい。
尚、第2の実施の形態についても、同様に、ワンウェイクラッチ81、85と同様に機能する機構を、ワンウェイクラッチ81、85の代わりに用いるようにしてもよい。
[3−6.他の実施の形態6]
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、本発明を、ATM1に設けられた紙幣入出金機4の媒体収納繰出装置としての一時保留部12、80に適用したが、これに限らず、ドラム巻付型の媒体収納繰出装置であれば、一時保留部12、80以外の装置に適用してもよく、また適用することができる。また一時保留部12、80以外の装置として、紙幣以外の媒体(例えば、チケット、切符、紙など)を扱う媒体収納繰出装置に適用してもよい。
さらに上述した実施の形態では、本発明を、媒体処理装置としてのATM1に適用したが、これに限らず、ドラム巻付型の一時保留部を有する媒体処理装置であれば、ATM1以外の装置に適用してもよく、また適用することができる。またATM1以外の装置として、紙幣以外の媒体(例えば、チケット、切符、紙など)を扱う媒体処理装置に適用してもよい。
[3−7.他の実施の形態7]
さらに、本発明は、上述した実施の形態と、上述した他の実施の形態とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と上述した他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、紙幣を扱うATMなどの装置で広く利用することができる。
1……ATM、4……紙幣入出金機、12、80、100、200……一次保留部、20……ドラム回転軸シャフト、21、101、201……ドラム、22、23……リール回転軸シャフト、24L、24R、26L、26R、102、106、202、203……テープリール、25L、25R、27L、27R……トルクリミッタ、28L、28R、30L、30R、103、107、204、205……テープ、49、50、81、85……ワンウェイクラッチ。

Claims (5)

  1. 2本1組で媒体を挟持するテープをテープリールとドラムとの間で巻き取る又は巻き戻すことで媒体を収納又は繰り出す媒体収納繰出装置において、
    複数組のテープと、
    上記複数組のテープのそれぞれを巻き取る複数組のテープリールと、
    上記テープリールの回転軸であり、各組の一方のテープリールと他方のテープリールとで別々に設けられる2本のリール回転軸シャフトと、
    上記複数組のテープにより挟持された媒体を上記複数組のテープと共に巻き取るドラムと、
    上記テープリールごとに独立して設けられ、各テープリールと上記ドラムとの間で各テープの張力が一定となるように、各テープリールと上記リール軸シャフトとの間のトルク制御を行うトルク制御部と、
    を有する媒体収納繰出装置。
  2. 上記ドラムの回転軸であるドラム回転軸シャフトと、上記2本のリール回転軸シャフトは、それぞれ複数のギアにより連結され、
    上記複数のギアは、上記ドラムから上記テープが巻き戻される速度より、上記テープリールに上記テープが巻き取られる速度の方が速くなるようにギア比が設定され、
    さらに上記ドラム回転軸シャフトと、上記2本のリール回転軸シャフトのそれぞれとの間に設けられ、上記回転軸シャフトの回転方向がドラムを巻き戻す方向の回転方向である場合にのみ、その回転を上記複数のギアを介して上記2本のリール回転軸シャフトに伝達する回転方向制御部を有する
    請求項1に記載の媒体収納繰出装置。
  3. 上記ドラムの回転軸であるドラム回転軸シャフトと、上記2本のリール回転軸シャフトは、それぞれ巻き取り時用の複数のギアと、巻き戻し時用の複数のギアとにより連結され、
    上記巻き取り時用の複数のギアは、上記ドラムが上記テープを巻き取る速度より、上記テープリールから上記テープが巻き戻される速度の方が遅くなるようにギア比が設定され、
    上記巻き戻し時用の複数のギアは、上記ドラムから上記テープが巻き戻される速度より、上記テープリールに上記テープが巻き取られる速度の方が速くなるようにギア比が設定され、
    さらに、上記ドラム回転軸シャフトと、上記2本のリール回転軸シャフトのそれぞれとの間に設けられ、上記回転軸シャフトの回転方向がドラムを巻き取る方向の回転方向である場合にのみ、その回転を上記巻き取り時用の複数のギアを介して上記2本のリール回転軸シャフトに伝達する巻き取り駆動用の回転方向制御部と、
    上記ドラム回転軸シャフトと、上記2本のリール回転軸シャフトのそれぞれとの間に設けられ、上記回転軸シャフトの回転方向がドラムを巻き戻す方向の回転方向である場合にのみ、その回転を上記巻き戻し時用の複数のギアを介して上記2本のリール回転軸シャフトに伝達する巻き戻し時駆動用の回転方向制御部と
    を有する請求項1に記載の媒体収納繰出装置。
  4. 上記テープは2組でなり、
    上記2本のリール回転軸シャフトには、それぞれ一方の組のテープリールと、他方の組のテープリールとが所定の間隔を隔てて枢支され、
    上記トルク制御部は、上記一方の組のテープリールと他方の組のテープリールの間のスペースに配置される
    請求項2に記載の媒体収納繰出装置。
  5. 媒体を鑑別する鑑別部と、
    上記鑑別部により鑑別された媒体を一時的に収納する一時保留部と、
    上記一時保留部から繰り出される媒体を収納する紙幣収納庫と
    を有し、
    上記一時保留部は、
    2本1組で媒体を挟持するテープをテープリールとドラムとの間で巻き取る又は巻き戻すことで媒体を収納又は繰り出すドラム巻付型であり、複数組のテープと、上記複数組のテープのそれぞれを巻き取る複数組のテープリールと、上記テープリールの回転軸であり、各組の一方のテープリールと他方のテープリールとで別々に設けられる2本のリール回転軸シャフトと、上記複数組のテープにより挟持された媒体を上記複数組のテープと共に巻き取るドラムと、上記テープリールごとに独立して設けられ、各テープリールと上記ドラムとの間で各テープの張力が一定となるように、各テープリールと上記リール軸シャフトとの間のトルク制御を行うトルク制御部とを有する
    媒体処理装置。
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