JP5927909B2 - 紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置 - Google Patents

紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置 Download PDF

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本発明は紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置に関し、例えば、金融機関の営業店に設置される出納システムに設けられた紙幣補充回収機に適用して好適なものである。
従来の紙幣補充回収機は、紙幣を入出金する紙幣入出金機のような種々の装置と共に出納システムに設けられており、その紙幣入出金機のような特定の装置との間で紙幣を受渡可能なように装置間搬送部により接続されている。
そして紙幣補充回収機は、例えば、小売店や公共施設等に設置される現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)に着脱され取引用の紙幣を収納する補充回収カセットが着脱可能に装着される。
この状態で紙幣補充回収機は、紙幣の補充時、例えば、紙幣入出金機から装置間搬送部を介して順次搬送された補充用の紙幣を、搬送経路に添って順に配置された複数の搬送部を介して鑑別部まで搬送した後、引き続き取込繰出部に搬送する。
そして紙幣補充回収機は、取込繰出部により、複数の搬送部を介して搬送された紙幣を順次取り込んで補充回収カセットに収納する。
一方、紙幣補充回収機は、紙幣の回収時、取込繰出部により補充回収カセットから回収用の紙幣を順次取り出して繰り出すと共に、複数の搬送部を介して鑑別部に搬送することにより、当該鑑別部により、その紙幣の金種や状態等を鑑別する。
また紙幣補充回収機は、鑑別部において金種や状態を鑑別して繰り出された紙幣を、複数の搬送部を介して装置間搬送部まで搬送して引き渡し、当該装置間搬送部を介して紙幣入出金機に搬送させる。
このようにして紙幣補充回収機は、現金自動預払機に装着される補充回収カセットに事前に紙幣を補充し、また当該現金自動預払機から取り外された補充回収カセットから紙幣を回収していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−54603公報(第5頁、第6頁、図5)
ところで、係る構成の紙幣補充回収機には、複数の搬送部として、対向配置し互いに逆回転する一対のゴムローラの間に紙幣を挟み込むようにして搬送するものや、対向配置し互いに逆回転する一対の搬送ベルトの間に紙幣を挟み込むようにして搬送するものが設けられている。
ただし、紙幣の搬送に平ベルトを搬送ベルトとして用いるような搬送部では、一対の搬送ベルトの少なくとも一方を例えば、自然長のまま又は弛んだ状態にしていると、当該一対の搬送ベルトの間で紙幣が滑って的確には搬送し得ない場合がある。
このため紙幣の搬送に平ベルトを搬送ベルトとして用いるような搬送部では、一般的に一対の搬送ベルトをそれぞれ自然長よりも伸ばして(すなわち、張力を与えて)張った状態にすることで、これら一対の搬送ベルトの間で紙幣を滑らせることなく搬送している。
そして、このような搬送部としては、一方の搬送ベルトに、予め張った状態にしている他方の搬送ベルトを押し付けて張力を与えることで、当該一方の搬送ベルトも張った状態にするものがある。
因みに、以下の説明では、一方の搬送ベルトに、予め張った状態にしている他方の搬送ベルトを押し付けて張力を与えることで、当該一方の搬送ベルトも張った状態にする搬送部を、張力付加型搬送部とも呼ぶ。
ここで、このような張力付型搬送部としては、例えば、図10及び図11に示すように構成されたものがある。図10及び図11に示すように、張力付加型搬送部100は、第1ベルト支持部101と第2ベルト支持部102とを有している。
因みに、以下の説明では、図10及び図11に矢印a10で示す方向を、左方向とも呼び、当該左方向とは逆の方向を、右方向とも呼ぶ。
また、以下の説明では、図10及び図11に矢印b10で示す方向を、上方向とも呼び、当該上方向とは逆の方向を、下方向とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、図10及び図11に矢印c10で示す方向(すなわち、紙面の手前に向く方向)を、前方向とも呼び、当該前方向とは逆の方向を、後方向とも呼ぶ。
第1ベルト支持部101は、略L字板状の一対の第1紙幣ガイド110を有し、当該一対の第1紙幣ガイド110が一端部を上方向に向け、かつ他端部を右方向に向けて、互いの一面を所定の間隔を介して対向させて配置されている。
また一対の第1紙幣ガイド110には、互いの一端近傍の対向位置、中央部の対向位置、及び当該一端と中央部との間の対向位置に、それぞれ円柱状のアイドル軸111乃至113が、その長手方向を前方向と平行にして取り付けられている。
さらに一対の第1紙幣ガイド110は、互いの他端近傍の対向位置に、円柱状のドライブ軸114を、その長手方向を前方向と平行にして、図中に矢印d10で示す一回転方向、及びこれとは逆の他回転方向に回動可能に支持している。
ここで、各アイドル軸111乃至113は、それぞれ一対のアイドルプーリ115乃至117の中心に穿設された孔部に挿入されている。
これにより各アイドル軸111乃至113は、それぞれ一対のアイドルプーリ115乃至117を、前後に所定の間隔を空けて、一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持している。
またドライブ軸114は、一対のドライブプーリ118の中心に穿設された孔部に挿入されており、当該一対のドライブプーリ118が前後に所定の間隔を空けて取り付けられている。
因みに、第1ベルト支持部101は、ドライブ軸114の端部に、図示しないモータの出力軸が複数のギヤを介して連結されている。
よって第1ベルト支持部101は、モータによりドライブ軸114が駆動されると、これに応じて一対のドライブプーリ118を、当該ドライブ軸114を中心にして一回転方向及び他回転方向に回動させることができる。
そして第1ベルト支持部101は、前側の各アイドルプーリ115乃至117及びドライブプーリ118に平ベルトでなる搬送ベルト119が架けられると共に、後側の各アイドルプーリ及びドライブプーリにも同様に平ベルトでなる搬送ベルトが架けられている。
一方、第2ベルト支持部102は、略三角板状の一対の第2紙幣ガイド120を有し、当該一対の第2紙幣ガイド120が互いの一面を、一対の第1紙幣ガイド110の間隔と等しい間隔を介して対向させている。
そして一対の第2紙幣ガイド120は、それぞれの隣接する2つの斜辺を、一対の第1紙幣ガイド110のそれぞれの内側の2辺と対向させるようにして、図示しない回動機構部により、当該第1紙幣ガイド110の上側に前方向と平行に設けられた回動軸121を中心にして一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持されている。
また一対の第2紙幣ガイド120には、互いの各角部近傍の対向位置に、それぞれ円柱状のアイドル軸122乃至124が、その長手方向を前方向と平行にして取り付けられている。
ここで、各アイドル軸122乃至124は、それぞれ一対のアイドルプーリ125乃至127の中心に穿設された孔部に挿入されている。
これにより各アイドル軸122乃至124は、それぞれ一対のアイドルプーリ125乃至127を、前後に所定の間隔を空けて一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持している。
そして第2ベルト支持部102は、前側の各アイドルプーリ125乃至127に平ベルトでなる搬送ベルト128が自然長よりも標準伸長率(例えば、3から7[%]程度の伸長率)で伸ばすようにして張った状態で架けられて、当該搬送ベルト128を、第1ベルト支持部101の前側の搬送ベルト119と対向させている。
また第2ベルト支持部102は、後側の各アイドルプーリにも同様に平ベルトでなる搬送ベルトが自然長よりも伸ばすようにして張った状態で架けられて、当該搬送ベルトを、第1ベルト支持部101の後側の搬送ベルトと対向させている。
このようにして第1ベルト支持部101及び第2ベルト支持部102は、それぞれ紙幣を搬送させるための一対の搬送ベルト119、128を一回転方向及び他回転方向に回転可能に支持している。
張力付加型搬送部100は、係る構成のもと、第2ベルト支持部102が回動軸121を中心にして一回転方向の所定の第1位置まで回転して第1ベルト支持部101に対して閉じられると、当該第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128の外面の所定部分を、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119の外面の対向部分に押し付ける。
因みに、以下の説明では、第1ベルト支持部101に対し第2ベルト支持部102を閉じる所定の第1位置を、閉位置とも呼ぶ。
また、以下の説明では、第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128の外面において、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119の外面の対向部分に押し付ける所定部分を、押付部分とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119の外面において、第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128の押付部分が押し付けられる対向部分を、単に対向部分とも呼ぶ。
よって張力付加型搬送部100は、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119の対向部分を、第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128の押付部分の押し付けによって変位させる。これにより張力付加型搬送部100は、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119を自然長よりも伸ばして張った状態にする。
この状態で張力付加型搬送部100は、図示しないロック機構部により第1ベルト支持部101に対し第2ベルト支持部102が閉じた状態にロックされると、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119の対向部分と、第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128の押付部分との間に、紙幣を途中で搬送方向を変更するようにして搬送するような搬送路を形成する。
これにより張力付加型搬送部100は、第1ベルト支持部101においてモータによりドライブ軸114が駆動されると、当該ドライブ軸114を中心にして一対のドライブプーリ118を一回転方向又は他回転方向に回転させると共に、これに連動させて各アイドルプーリ115乃至117と共に一対の搬送ベルト119も一回転方向又は他回転方向に回転させる。
また張力付加型搬送部100は、この際、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119の一回転方向又は他回転方向の回転に連動させて、第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128を各アイドルプーリ125乃至127と共に逆向きの他回転方向又は一回転転方向に回転させる。
そして張力付加型搬送部100は、前段の図示しない搬送部から紙幣が繰り出されると、その紙幣を、互いに逆向きに回転している搬送ベルト119、128の間に取り込んで挟み込みながら走行させた後、当該搬送ベルト119、128の間から押し出す。
このようにして張力付加型搬送部100は、紙幣を搬送ベルト119、128の間で滑らせることなく走行させて搬送することができる。
ところで、張力付加型搬送部100では、例えば、搬送する紙幣に破損や折れ癖、曲がり癖等あると、当該紙幣が第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119と第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128との間に形を崩すようにして詰まる、いわゆるジャムが発生する場合がある。
因みに、以下の説明では、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119と第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128との間に形を崩すようにして詰まった紙幣を、ジャム紙幣とも呼ぶ。
このため、張力付加型搬送部100では、第2ベルト支持部102を、回動軸121を中心にして閉位置から他回転方向の所定の第2位置まで回転させて第1ベルト支持部101に対し開くことができるようにしている。
因みに、以下の説明では、第1ベルト支持部101に対し第2ベルト支持部102を開く所定の第2位置を、開位置とも呼ぶ。
実際に張力付加型搬送部100は、第1ベルト支持部101に対し第2ベルト支持部102が開かれると、当該第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119から第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128を離隔させる。
これにより図12に示すように、張力付加型搬送部100は、第1ベルト支持部101と第2ベルト支持部102との間に図中にハッチングで示すスペースを形成し、これをジャム紙幣除去用のジャム紙幣除去スペースとして利用させて作業者にジャム紙幣を取り除かせることができる。
また張力付加型搬送部100では、第1ベルト支持部101に対し第2ベルト支持部102が開かれた際に当該第1ベルト支持部101と第2ベルト支持部102との間に形成されるスペースを、例えば、当該張力付加型搬送部100の保守点検に利用させることもできる。
ところが、張力付加型搬送部100では、第1ベルト支持部101に対し第2ベルト支持部102が開かれると、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119は弛まないものの、第2ベルト支持部102の一対の搬送ベルト128については、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119の押し付けによって与えられていた張力が取り除かれて自然長に戻り弛みが生じる。
このため張力付加型搬送部100では、ジャム紙幣の除去や保守点検等の作業時に、第1ベルト支持部101の一対の搬送ベルト119に作業者の手やジャム紙幣等が引っ掛かると、当該一対の搬送ベルト119が各アイドルプーリ115乃至117やドライブプーリ118からずれたり外れたりするという問題があった。
係る問題を解決するため、従来、図13(A)及び(B)に示すように、アイドルプーリやドライブプーリのようなプーリ130、131の一面近傍及び他面近傍に板状のベルトガイド132、133を配置して、搬送ベルト134がプーリ130、131からずれたり外れたりしないように規制する手法がある。
しかしながら、係る手法によれば、紙幣135の搬送時には搬送ベルト134の対向部分上を当該紙幣が走行するため、ベルトガイド132、133を紙幣135には引っ掛からないように、搬送ベルト134の対向部分は避けて配置する必要がある。
このため図14に示すように、係る手法では、ジャム紙幣の除去や保守点検等の作業時、搬送ベルト134の対向部分に作業者の手やジャム紙幣等が引っ掛かると、プーリ130、131から当該搬送ベルト134の対向部分がずれる場合がある。
そして係る手法では、この際、プーリ130、131から搬送ベルト134の対向部分が大きくずれると、当該搬送ベルト134の対向部分以外がプーリ130、131の例えば、一面とベルトガイド132との隙間に落ち込み、搬送ベルト134を容易には架け直し難い場合がある。
また図15に示すように、係る手法では、搬送ベルト134の対向部分に作業者の手やジャム紙幣等が引っ掛かると、搬送ベルト134の対向部分が、搬送ベルト136の押付部分の横にすれる場合もある。
そして係る手法では、搬送ベルト134の対向部分が、搬送ベルト136の押付部分の横にずれたまま、気づかれずに、この後搬送ベルト134、136が紙幣の搬送用に駆動されると、ジャムの発生のみならず、搬送ベルト134が切れるおそれもある。
このため、係る手法では、張力付加型搬送部100において各アイドルプーリ115乃至117やドライブプーリ118から搬送ベルト119がずれたり外れたりすることを防止するには未だ不十分であった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、作業時にプーリから搬送ベルトがずれたり外れたりすることを防止し得る紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、紙葉類の搬送に用いられる第1及び第2搬送ベルトと、第1搬送ベルトが架けられる複数の第1プーリ、及び張力調整用プーリと、第2搬送ベルトが架けられる複数の第2プーリと、第1プーリを所定の間隔で回転可能に支持すると共に、張力調整用プーリを回転可能でかつ移動可能に支持して、各第1プーリ及び張力調整用プーリに第1搬送ベルトが架けられた第1支持部と、各第2プーリを所定の間隔で回転可能に支持して、各第2プーリに第2搬送ベルトが自然長よりも伸ばして張った状態で架けられ、第2搬送ベルトの所定部分を第1搬送ベルトの対向部分に押し付けて当該対向部分を変位させる所定の第1位置と、第2搬送ベルトの所定部分による第1搬送ベルトの対向部分の押し付けを戻す所定の第2位置との間で移動可能に設けられた第2支持部と、第1支持部に設けられ、張力調整用プーリを移動させる移動伝達アームと、第2支持部に設けられた移動伝達レバとを有し、第2支持部が第1位置から第2位置に移動した際、移動伝達レバが第2支持部の第1位置から第2位置への移動に連動して移動伝達アームを押すことにより、移動伝達レバによって押された移動伝達アームにより張力調整用プーリを第1搬送ベルトの対向部分以外を変位させるための一方向に移動させて、当該第1搬送ベルトの対向部分以外を変位させる変位部とを設けた
従って本発明では、第1搬送ベルトを自然長よりも伸ばして張った状態のまま、第2支持部を第1位置から第2位置へ移動させ、当該2支持部が第2位置に移動して第1支持部に対して開かれても、第1搬送ベルトを自然長より伸ばして張ったままの状態にすることができる。
本発明によれば、紙葉類の搬送に用いられる第1及び第2搬送ベルトと、第1搬送ベルトが架けられる複数の第1プーリ、及び張力調整用プーリと、第2搬送ベルトが架けられる複数の第2プーリと、第1プーリを所定の間隔で回転可能に支持すると共に、張力調整用プーリを回転可能でかつ移動可能に支持して、各第1プーリ及び張力調整用プーリに第1搬送ベルトが架けられた第1支持部と、各第2プーリを所定の間隔で回転可能に支持して、各第2プーリに第2搬送ベルトが自然長よりも伸ばして張った状態で架けられ、第2搬送ベルトの所定部分を第1搬送ベルトの対向部分に押し付けて当該対向部分を変位させる所定の第1位置と、第2搬送ベルトの所定部分による第1搬送ベルトの対向部分の押し付けを戻す所定の第2位置との間で移動可能に設けられた第2支持部と、第1支持部に設けられ、張力調整用プーリを移動させる移動伝達アームと、第2支持部に設けられた移動伝達レバとを有し、第2支持部が第1位置から第2位置に移動した際、移動伝達レバが第2支持部の第1位置から第2位置への移動に連動して移動伝達アームを押すことにより、移動伝達レバによって押された移動伝達アームにより張力調整用プーリを第1搬送ベルトの対向部分以外を変位させるための一方向に移動させて、当該第1搬送ベルトの対向部分以外を変位させる変位部とを設けことにより、第1搬送ベルトを自然長よりも伸ばして張った状態のまま、第2支持部を第1位置から第2位置へ移動させ、当該第2支持部が第2位置に移動して第1支持部に対して開かれても、第1搬送ベルトを自然長より伸ばして張ったままの状態にすることができ、かくして作業時にプーリから搬送ベルトがずれたり外れたりすることを防止し得る紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置を実現することができる。
本発明による出納システムの全体構成の一実施の形態を示す略線的斜視図である。 紙幣補充回収機の内部構成を示す略線的側面図である。 張力付加型搬送部の構成(1)を示す略線的斜視図である。 張力付加型搬送部の構成(2)を示す略線的側面図である。 張力調整部の構成(1)を示す略線的斜視図である。 張力調整部の構成(2)を示す略線的斜視図である。 第1ベルト支持部に対して第2ベルト支持部を閉じた場合の説明に供する略線的側面図である。 第1ベルト支持部に対して第2ベルト支持部を開いた場合の説明に供する略線的側面図である。 他の実施の形態による張力付加型搬送部の構成を示す略線的側面図である。 従来の張力付加型搬送部の構成(1)を示す略線的側面図である。 従来の張力付加型搬送部の構成(2)を示す略線的側面図である。 張力付加型搬送部によるジャム紙幣除去スペースの形成の説明に供する略線的側面図である。 ベルトガイドの配置位置の説明に供する略線図である。 搬送ベルトのずれによるプーリとベルトガイドとの間への落ち込みの説明に供する略線図である。 搬送ベルトの対向部分のずれの説明に供する略線的斜視図である。
以下図面を用いて、発明を実施するための最良の形態(以下、これを実施の形態とも呼ぶ)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
(1)実施の形態
(2)他の実施の形態
(1)実施の形態
(1−1)出納システムの全体構成
図1において、1は全体として例えば、金融機関の営業店において図示しない接客用カウンタの後方に設置され、金銭に関する入金や出金等の各種処理を総合的に実行可能なように構築された出納システムを示す。
出納システム1は、紙幣を1枚単位で入出金する紙幣入出金機2、及び金種別の紙幣を所定枚数毎に施封して小束にした状態で収納し、また紙幣の小束を出金する施封小束支払機3を有している。
また出納システム1は、例えば、小売店や公共施設等に設置される現金自動預払機(図示せず)に着脱可能で、当該現金自動預払機で行われる取引用の紙幣を収納する補充回収カセットに紙幣を補充し、また補充回収カセットから紙幣を回収する紙幣補充回収機4も有している。
さらに出納システム1は、各金種の新券(すなわち、新札)を出金する新券支払機5、金種別の一定枚数毎に棒状に重ねて包まれた硬貨(すなわち、棒金)を出金するための棒金支払機6、及び硬貨を1枚単位で入出金する硬貨入出金機7も有している。
さらに出納システム1は、紙幣入出金機2や施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、新券支払機5、棒金支払機6及び硬貨入出金機7で行われる入金や出金等の処理内容を認証して所定の帳票等に印字し排出する認証プリンタ8、及び現金以外の小切手や定期預金証書等の有価証券を取り込んで入金処理する現金外ポスト9も有している。
さらに出納システム1は、入金や出金等の各種処理に関する種々の情報を表示するディスプレイ10、入金や出金等の各種処理に関する種々の情報や指示等を入力するためのキーボード11、及び出納システム1全体を統括制御する制御装置12も有している。
出納システム1は、これら各種装置の少なくとも一部については比較的自由に配置することができるものの、例えば、棒金支払機6、施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、紙幣入出金機2、制御装置12及び硬貨入出金機7が、各々の正面を同一方向に向け順に隣接させるようにして横一列に並べて配置されている。
因みに、以下の説明では、出納システム1全体を、棒金支払機6、施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、紙幣入出金機2、制御装置12及び硬貨入出金機7各々の同一方向を向く正面と対峙して見た場合の図中に矢印a1で示す方向を、左方向とも呼び、当該左方向とは逆の方向を、右方向とも呼ぶ。
また、以下の説明では、出納システム1全体を、棒金支払機6、施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、紙幣入出金機2、制御装置12及び硬貨入出金機7各々の同一方向を向く正面と対峙して見た場合の図中に矢印b1で示す方向を、上方向とも呼び、当該上方向とは逆の方向を、下方向とも呼ぶ。
さらに、以下の説明では、出納システム1全体を、棒金支払機6、施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、紙幣入出金機2、制御装置12及び硬貨入出金機7各々の同一方向を向く正面と対峙して見た場合の図中に矢印c1で示す方向(すなわち、各装置の正面が向く方向)を、前方向とも呼び、当該前方向とは逆の方向を、後方向とも呼ぶ。
また出納システム1は、例えば、紙幣補充回収機4の前上側に新券支払機5が組み込まれて一体化されていると共に、当該紙幣補充回収機4に認証プリンタ8が載置されている。
さらに出納システム1は、紙幣入出金機2にディスプレイ10が正面を前方向に向けて載置されると共に、当該ディスプレイ10の前にキーボード11が載置されている。さらに出納システム1は、硬貨入出金機7に現金外ポスト9が載置されている。
そして出納システム1では、右方向に添って順次隣接させるようにして配置された施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、及び紙幣入出金機2が、紙幣を左方向及び右方向に搬送する装置間搬送部によって接続されている。
これにより出納システム1は、施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、及び紙幣入出金機2の間で、施封や補充、回収等の各種処理に用いる紙幣を適宜、装置間搬送部を介して搬送して受け渡すことができるようにしている。
(1−2)紙幣補充回収機の内部構成
次いで、図2を用いて本発明を適用した紙幣補充回収機4の内部構成について説明する。紙幣補充回収機4は、略箱型の筐体(以下、これを補充回収機筐体とも呼ぶ)20を有している。
補充回収機筐体20内には、上述した制御装置12からの指示をもとに、紙幣補充回収機4全体を制御する制御部21が収納されている。
また補充回収機筐体20内には、正面20A側下寄りに上述した略箱型の補充回収カセット22が着脱可能に装着されている。
ここで、補充回収カセット22は、下端寄りの所定位置に設けられた図示しない隔壁により内部が上下に区切られ、当該隔壁を境界として上側部分が現金自動預払機で行われる取引用の紙幣を収納する紙幣収納庫22Aとして形成されている。
そして補充回収カセット22において紙幣収納庫22Aは、内部に紙幣を積層するように載置するためのステージが上下移動可能に設けられ、当該ステージを適宜上下に移動させることで上端を介して内部に紙幣を収納させ、また内部から紙幣を取り出させるようになされている。
また補充回収カセット22において紙幣収納庫22Aは、後面において隔壁の配置位置よりも僅かに上の所定位置に紙幣を取り込むための紙幣取込部22AXが設けられ、当該紙幣取込部22AXを介しても内部に紙幣を取り込むことができるようになされている。
そして補充回収カセット22において紙幣収納庫22Aは、紙幣取込部22AXを介して内部に紙幣を取り込んだ場合、内部の図示しない紙幣移動部により当該紙幣をステージ上に移動させ得るようになされている。
一方、補充回収カセット22は、隔壁を境界として下側部分が、上側の紙幣収納庫22Aに収納されている紙幣のうち、破損している紙幣や折れ癖、曲がり癖がついている紙幣等のような異常な紙幣を収納する収納庫22Bとして形成されている。
因みに、以下の説明では、破損している紙幣や折れ癖、曲がり癖がついている紙幣等の異常な紙幣を、リジェクト紙幣とも呼び、補充回収カセット22において当該リジェクト紙幣を収納する収納庫22Bを、リジェクト庫22Bとも呼ぶ。
そして補充回収カセット22においてリジェクト庫22Bは、後面において隔壁の配置位置よりも僅かに下の所定位置にリジェクト紙幣を取り込むためのリジェクト取込部22BXが設けられ、当該リジェクト取込部22BXを介して内部にリジェクト紙幣を取り込むことができるようになされている。
また補充回収機筐体20内には、補充回収カセット22の真上に、紙幣を取り込んで紙幣収納庫22Aに収納し、また当該紙幣収納庫22Aから紙幣を取り出して繰り出すための取込繰出部23が近接させて配置されている。
さらに補充回収機筐体20内には、取込繰出部23の後に鑑別部24が近接させて配置されると共に、当該鑑別部24の後斜め上となる補充回収機筐体20の背面20B側上寄りに上述の装置間搬送部25が配置されている。
これに加え補充回収機筐体20内には、取込繰出部23及び鑑別部24間に、当該取込繰出部23と鑑別部24との間で紙幣を搬送して受け渡すための例えば、1つの搬送部(以下、これを受渡搬送部とも呼ぶ)26が配置されている。
また補充回収機筐体20内には、鑑別部24及び装置間搬送部25間にも例えば、当該補充回収機筐体20内の背面20B側下寄りを通る搬送経路(以下、これを後側搬送経路とも呼ぶ)に添って、当該鑑別部24と装置間搬送部25との間で紙幣を搬送するための複数の搬送部(以下、これらをまとめて後側搬送部群とも呼ぶ)27が順に配置されている。
この場合、後側搬送部群27には、後側搬送経路の中間部分で並列に接続されて配置された2つの搬送部28、29が含まれている。
ここで、並列に接続されて配置された2つの搬送部28、29のうち一方の搬送部28は、紙幣の搬送途中で搬送方向を逆向きに切り換えるようにして、当該紙幣の表裏を反転させるものである。
因みに、以下の説明では、紙幣の搬送方向を切り換えるようにして、当該紙幣の表裏を反転させる搬送部28を、特に表裏反転搬送部28とも呼ぶ。
また他方の搬送部29は、表裏の反転が必要ない紙幣を一方及び他方の搬送ベルトの間に挟み込むようにして搬送して、表裏反転搬送部28を迂回させるためのものである。
そして他方の搬送部29は、後述するように一方の搬送ベルトに、予め張った状態にしている他方の搬送ベルトを押し付けて張力を与えることで、当該一方の搬送ベルトも張った状態にするように構成されている。
因みに、以下の説明では、一方の搬送ベルトに、予め張った状態にしている他方の搬送ベルトを押し付けて張力を与えることで、当該一方の搬送ベルトも張った状態にするように構成された搬送部29を、特に張力付加型搬送部29とも呼ぶ。
さらに補充回収機筐体20内には、後側搬送経路上の鑑別部24及び表裏反転搬送部28間の分岐位置から補充回収カセット22の紙幣取込部22AX及びリジェクト取込部22BXまでの間にも、当該分岐位置から紙幣取込部22AX及びリジェクト取込部22BXまで紙幣を搬送するための複数の搬送部(以下、これらをまとめて分岐搬送部群とも呼ぶ)30が順に配置されている。
ところで、受渡搬送部26、後側搬送部群27及び分岐搬送部群30は、それぞれ長方形の紙幣を、当該紙幣の長手方向(以下、これを紙幣長手方向とも呼ぶ)を左方向とほぼ平行にし、一方の長辺を搬送方向に向けて搬送している。
よって補充回収カセット22、取込繰出部23及び鑑別部24は、このような受渡搬送部26、後側搬送部群27及び分岐搬送部群30による紙幣の搬送の向きに応じて、当該紙幣を、紙幣長手方向を左方向とほぼ平行にした姿勢で取り扱っている。
ただし、装置間搬送部25は、装置間で長方形の紙幣を、紙幣長手方向を前方向とほほ平行にし、左方向(及び右方向)と平行な搬送方向に一方の長辺を向けるようにして搬送している。
このため後側搬送部群27において装置間搬送部25との接続部分に設けられた搬送部は、紙幣を、当該紙幣の短手方向(以下、これを紙幣短手方向とも呼ぶ)を上方向(及び下方向)と平行にして搬送するように形成されている。
また装置間搬送部25は、後側搬送部群27との接続部分に、紙幣を、紙幣短手方向を上方向(及び下方向)と平行にしたまま捻るようにして、当該紙幣の姿勢を、紙幣長手方向を左方向と平行にしている姿勢から前方向と平行にした姿勢へ、又はその逆に変更する捻り部が設けられている。
さらに装置間搬送部25は、紙幣を左方向(及び右方向)と平行な搬送方向に搬送する部分と、捻り部との間では、当該紙幣を、紙幣長手方向を前方向とほぼ平行にしたまま、上方向と平行な搬送方向を左方向(及び右方向)と平行な搬送方向へ、又はその逆に変更して搬送している。
これにより装置間搬送部25は、後側搬送部群27との間で紙幣を、搬送方向を的確に切り換えて受け渡すことができるようにしている。
因みに、補充回収機筐体20には、正面20A側上寄り(すなわち、取込繰出部23及び鑑別部24の上側)に、上述のように新券支払機5が組み込まれて一体化されている。
制御部21は、係る構成のもと、補充回収カセット22への紙幣の補充時、例えば、紙幣入出金機2から装置間搬送部25を介して順次搬送される補充用の紙幣を後側搬送部群27によって受け取りながら、当該後側搬送部群27を介して途中、張力付加型搬送部29を通すようにし鑑別部24に搬送する。
また制御部21は、その鑑別部24を通った紙幣を、受渡搬送部26を介して取込繰出部23に搬送することにより、当該取込繰出部23により紙幣を順次取り込ませ積層するようにして一時的に保持させる。
そして制御部21は、取込繰出部23内に例えば、一定枚数(例えば、100枚)の紙幣が保持されると、当該取込繰出部23から、その一定枚数の紙幣を落下させるようにして紙幣収納庫22Aに収納する。
このようにして制御部21は、紙幣入出金機2から順次供給される紙幣を紙幣収納庫22Aに収納するようにして、補充回収カセット22に現金自動預払機で取り引きに用いられる紙幣を補充する。
一方、制御部21は、補充回収カセット22からの紙幣の回収時、取込繰出部23により紙幣収納庫22Aから紙幣を順次1枚ずつ取り出して繰り出す。
また制御部21は、取繰出部23によっ順次1枚ずつ繰り出された紙幣を、受渡搬送部26を介して鑑別部24に搬送して、当該鑑別部24において、その紙幣の金種や状態、表裏等を鑑別させる。
その結果、制御部21は、鑑別部24から正常であり、かつ表面が上方向を向いていると鑑別されて繰り出された紙幣については、後側搬送部群27を介して途中、張力付加型搬送部29を通すようにし装置間搬送部25に搬送して引き渡し、当該装置間搬送部25により例えば、紙幣入出金機2へ搬送させる。
また制御部21は、鑑別部24から正常であるものの、表面が下方向を向いていると鑑別されて繰り出された紙幣については、後側搬送部群27を介して途中、表裏反転搬送部28で表裏を反転させたうえで装置間搬送部25に搬送して引き渡し、当該装置間搬送部25により紙幣入出金機2へ搬送させる。
因みに、制御部21は、鑑別部24から異常であると鑑別されて繰り出された紙幣についてはリジェクト紙幣として、後側搬送部群27を介して分岐位置まで搬送すると共に、引き続き分岐搬送部群30を介してリジェクト取込部22BXまで搬送する。
これにより制御部21は、リジェクト取込部22BXによりリジェクト紙幣をリジェクト庫22Bに取り込ませるようにして収納する。
このようにして制御部21は、紙幣収納庫22Aから順次紙幣を取り出して紙幣入出金機2へ送り出すようにして、補充回収カセット22から現金自動預払機により取り引きに応じて収納されていた紙幣を回収することができる。
因みに、制御部21は、補充回収機筐体20に補充回収カセット22が装着された状態では、当該補充回収カセット22に収納されている紙幣を計数することもできる。
すなわち、制御部21は、紙幣の計数時、取込繰出部23により紙幣収納庫22Aから紙幣を順次1枚ずつ取り出して繰り出す。
また制御部21は、取繰出部23によっ順次1枚ずつ繰り出された紙幣を、受渡搬送部26を介して鑑別部24に搬送して、当該鑑別部24において、その紙幣の金種や状態等を鑑別させる。
その結果、制御部21は、鑑別部24から正常であると鑑別されて繰り出された紙幣については、後側搬送部群27を介して分岐位置まで搬送すると共に、引き続き分岐搬送部群30を介して紙幣取込部22AXまで搬送する。
これにより制御部21は、紙幣取込部22AXにより紙幣を紙幣収納庫22Aに取り込ませるようにして再び収納する。
また制御部21は、鑑別部24から異常であると鑑別されて繰り出された紙幣についてはリジェクト紙幣として、後側搬送部群27を介して分岐位置まで搬送すると共に、引き続き分岐搬送部群30を介してリジェクト取込部22BXまで搬送する。
これにより制御部21は、リジェクト取込部22BXによりリジェクト紙幣をリジェクト庫22Bに取り込ませるようにして収納する。
このようにして制御部21は、この際、鑑別部24による紙幣の鑑別結果を集計するようにして、例えば、現金自動預払機により補充回収カセット22に収納されていた紙幣を計数することができる。
(1−3)張力付加型搬送部の構成
次いで、図3乃至図8を用いて、張力付加型搬送部29の構成について具体的に説明する。図3及び図4並びに図7及び図8に示すように、張力付加型搬送部29は、第1ベルト支持部40と第2ベルト支持部41とを有している。
第1ベルト支持部40は、略コ字状のベルト支持フレーム45を有している。ベルト支持フレーム45は、紙幣の紙幣長手方向の長さ以上の幅の底板45Aを有し、当該底板45Aの一端及び他端に紙幣ガイドとして対向配置された一対の側板45B、45Cが略L字状に形成されている。
そしてベルト支持フレーム45は、底板45Aの幅方向を左方向と平行にし、かつ一対の側板45B、45Cにおいて底板45Aから垂直に伸びる一方の腕部を上方向に向けると共に、底板45Aと平行に伸びる他方の腕部を後方向に向けて配置されている。
因みに、以下の説明では、ベルト支持フレーム45の一対の側板45B及び45Cのうち左側の側板45Bを、左側板45Bとも呼び、右側の側板45Cを、右側板45Cとも呼ぶ。
また、以下の説明では、ベルト支持フレーム45の左側板45B及び右側板45Cにおいて底板45Aから垂直に伸びる一方の腕部を、上向腕部とも呼び、底板45Aと平行に伸びる他方の腕部を、後向腕部とも呼ぶ。
ベルト支持フレーム45は、左側板45B及び右側板45Cにおいて互いの上向腕部中央の所定の対向位置に、円柱状のアイドル軸46が、その長手方向(以下、これをアイドル軸長手方向とも呼ぶ)を左方向と平行にして取り付けられている。
またベルト支持フレーム45は、左側板45B及び右側板45Cにおいて互いの後向腕部先端寄りの所定の対向位置に、円柱状のドライブ軸47を、その長手方向(以下、これをドライブ軸長手方向とも呼ぶ)を左方向と平行にして矢印d1に示す一回転方向、及びこれとは逆の他回転方向に回動可能に支持している。
この場合、アイドル軸46は、一対のアイドルプーリ48、49の中心に穿設された孔部に挿入されている。これによりアイドル軸46は、一対のアイドルプーリ48、49を、アイドル軸長手方向の中央から左右にそれぞれ等しい第1距離だけずらした所定位置に(すなわち、所定の間隔を空けて)、当該アイドル軸46を中心にして一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持している。
またドライブ軸47は、一対のドライブプーリ50の中心に穿設された孔部に挿入されている。これによりドライブ軸47は、一対のドライブプーリ50が、ドライブ軸長手方向の中央から左右にそれぞれ等しい第1距離だけずらした所定位置に(すなわち、一対のアイドルプーリ48、49と対向させて)取り付けられている。
因みに、ベルト支持フレーム45は、ドライブ軸47の所定位置に、図示しないモータの出力軸が複数のギヤを介して連結されている。
よってベルト支持フレーム45は、モータによりドライブ軸47が駆動されると、これに応じて一対のドライブプーリ50を、当該ドライブ軸47を中心にして一回転方向及び他回転方向に回動させることができる。
またベルト支持フレーム45には、左側板45B及び右側板45Cの上向腕部の間に、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52に張力を与えるための張力調整部55が設けられている。
図3及び図4と共に図5及び図6に示すように、張力調整部55は、略コ字状のプーリ支持部56を有している。プーリ支持部56は、胴体部56Aの幅(すなわち、左右の長さ)が、上述の一対のアイドルプーリ48、49の配置間隔よりも僅かに広く選定されている。
そしてプーリ支持部56は、胴体部56Aの左下端部及び右下端部に左側切欠部56AX及び右側切欠部56AYが形成されている。
またプーリ支持部56は、胴体部56Aの中央下端部が、当該胴体部56Aの一面から持ち上がるように略くの字状に屈曲されている。
さらにプーリ支持部56は、胴体部56Aの幅方向の端部で他面側に折り曲げられた左側折曲部56B及び右側折曲部56Cの下端部が当該胴体部56Aの一面側に突出するように幅広に形成されている。
そしてプーリ支持部56は、左側折曲部56B及び右側折曲部56Cの下端部の所定の対向位置にアイドル軸57が、そのアイドル軸長手方向を左方向と平行にして取り付けられている。
この場合、アイドル軸57は、一対のアイドルプーリ58、59の中心に穿設された孔部に挿入されている。これによりアイドル軸57は、一対のアイドルプーリ58、59をプーリ支持部56の左側切欠部56AX及び右側切欠部56AYに介在させて(すなわち、上述の一対のアイドルプーリ48、49の配置間隔と等しい間隔で)、当該アイドル軸57を中心にして一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持している。
因みに、プーリ支持部56は、胴体部56Aにおいて屈曲された中央下端部の左側の縁及び右側の縁を、一対のアイドルプーリ58、59の互いに対向する一面に近接させている。
またプーリ支持部56は、胴体部56Aにおいて屈曲された中央下端部の先端を、一対のアイドルプーリ58、59の周側面の外側に突出させている。
さらにプーリ支持部56は、左側折曲部56B及び右側折曲部56Cの下端部を、一対のアイドルプーリ58、59の他面に近接させている。
そしてプーリ支持部56は、左側折曲部56B及び右側折曲部56Cの下端部の例えば、前よりの部分を、一対のアイドルプーリ58、59の周側面の外側に突出させている。
これによりプーリ支持部56は、後述するように一対のアイドルプーリ58、59に第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52が架けられた状態では、胴体部56Aの中央下端部、及び左側折曲部56B及び右側折曲部56Cの下端部を、一対のアイドルプーリ58、59から第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52がずれ、また外れないように規制するベルトガイドとして機能させることができる。
またプーリ支持部56は、左側折曲部56B及び右側折曲部56Cの上端部の所定の対向位置にそれぞれ軸固定用の孔部が穿設されている。
さらにプーリ支持部56は、左側折曲部56B及び右側折曲部56Cの孔部に、ベルト支持フレーム45の底板45Aの幅よりも長い円柱状の回動軸60が挿入されている。これによりプーリ支持部56は、回動軸60の中央部の所定位置に固定されている。
そして回動軸60は、プーリ支持部56の胴体部56Aの一面を前側に向けるようにして一端部及び他端部が、ベルト支持フレーム45の左側板45B及び右側板45Cにおいて互いの上向腕部中央の所定の対向位置に穿設された軸支持孔に挿入されている。
これにより張力調整部55は、一対のアイドルプーリ58、59を、上述の一対のアイドルプーリ48、49と対向させるようにして、ベルト支持フレーム45に回動軸60を中心にして一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持されている。
よって張力調整部55は、回動軸60を中心にして一回転方向及び他回転方向に回転することで、その回転に応じて一対のアイドルプーリ58、59を一回転方向及び他回転方向に移動させることができる。
ただし、ベルト支持フレーム45は、底板45Aの底面前寄りの所定位置に、張力調整部55の他回転方向への回転を規制する回転規制部61、62が植設されている。
これによりベルト支持フレーム45は、張力調整部55が他回転方向の例えば、一対のアイドルプーリ58、59を底板45Aの底面前端部に近接させる搬送用張力付加位置まで回転すると、アイドル軸57を回転規制部61、62に突き当てさせて、当該張力調整部55をそれ以上は他回転方向に回転しないように規制している。
ところで、張力調整部55の回動軸60は、例えば、他端部がベルト支持フレーム45の右側板45Cの他面から右側に突出している。
そして張力調整部55は、回動軸60の他端部に略Lアングル状の回動伝達アーム63が、その先端部をプーリ支持部56の下端部(すなわち、胴体部56の下端部)が向く方向とは逆の方向に突出するように取り付けられている。
また回動伝達アーム63の先端部には、左方向に突出する係合突起64が設けられている。これにより張力調整部55は、後述するように回動伝達アーム63が係合突起64を介して下方向に押されると、これに連動して回動軸60を中心にして張力調整部55を一回転方向に回転させ得るようになされている。
そして第1ベルト支持部40は、左側の各アイドルプーリ48、58及びドライブプーリに平ベルトでなる搬送ベルト(以下、これを第1左側搬送ベルトとも呼ぶ)51が自然長の状態、又は自然長よりも僅かに伸ばされて張った状態で架けられている。
また第1ベルト支持部40は、右側の各アイドルプーリ49、59及びドライブプーリ50にも、同様に平ベルトでなる搬送ベルト(以下、これを第1右側搬送ベルトとも呼ぶ)52が自然長の状態、又は自然長よりも僅かに伸ばされて張った状態で架けられている。
これにより第1ベルト支持部40は、モータによりドライブ軸47が駆動されると、これに応じて一対のドライブプーリ50及び各アイドルプーリ48、49、58、59と共に第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト5を一回転方向及び他回転方向に回転させることができる。
このようにして第1ベルト支持部40は、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト5を一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持している。
一方、第2ベルト支持部41は、略コ字板状の一対の紙幣ガイド70、71を有している。一方の紙幣ガイド70は、一方の腕部の先端寄り所定位置に鉤爪状の係合爪70Aが突設されている。
そして一方の紙幣ガイド70は、一方及び他方の腕部を前方向に向けた姿勢で係合爪70Aが、ベルト支持フレーム45の左側板45Bにおいて上向腕部先端寄りの所定位置に穿設された回動支持用孔部45BXに係合されている。
これにより一方の紙幣ガイド70は、ベルト支持フレーム45の回動支持用孔部45BXを中心にして一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持されている。
ただし、一方の紙幣ガイド70は、一方の腕部の根元部分に、ベルト支持フレーム45の左側板45Bの厚みとほぼ等しい段差部が形成されている。
従って一方の紙幣ガイド70は、胴体部及び他方の腕部において左側に向く他面を、ベルト支持フレーム45の左側板45Bの左側を向く他面と面一にして当該ベルト支持フレーム45に支持されている。
よって一方の紙幣ガイド70は、一回転方向及び他回転方向の回転に応じて、他方の腕部を、ベルト支持フレーム45の左側板45Bの根元部分に形成された凹部に入り込ませ、また引き抜くことができるようになされている。
また他方の紙幣ガイド71も、一方の腕部の先端寄り所定位置に同様の係合爪71Aが突設されている。そして他方の紙幣ガイド71は、一方及び他方の腕部を前方向に向けた姿勢で係合爪71Aが、ベルト支持フレーム45の右側板45Cにおいて上向腕部先端寄りの所定位置に穿設された回動支持用孔部45CXに係合させている。
これにより他方の紙幣ガイド71は、ベルト支持フレーム45の回動支持用孔部45CXを中心にして一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持されている。
ただし、他方の紙幣ガイド71は、一方の腕部の根元部分に、ベルト支持フレーム45の右側板45Cの厚みとほぼ等しい段差部が形成されている。
従って他方の紙幣ガイド71は、胴体部及び他方の腕部において右側に向く他面を、ベルト支持フレーム45の右側板45Cの右側を向く他面と面一にして当該ベルト支持フレーム45に支持されている。
よって他方の紙幣ガイド71は、一回転方向及び他回転方向の回転に応じて、他方の腕部を、ベルト支持フレーム45の右側板45Cの根元部分に形成された凹部に入り込ませ、また引き抜くことができるようになされている。
因みに、以下の説明では、左側に位置する一方の紙幣ガイド70を、側紙幣ガイド70とも呼び、右側に位置する他方の紙幣ガイド71を、右側紙幣ガイド71とも呼ぶ。
そして左側紙幣ガイド70及び右側紙幣ガイド71は、互いの一面を対向させた状態で、互いの胴体部中央の所定の対向位置及び後下隅近傍の所定の対向位置並びに他方の腕部先端寄りの所定の対向位置に、それぞれ円柱状のアイドル軸72乃至74が、アイドル軸長手方向を左方向と平行にして取り付けられている。
この場合、各アイドル軸72乃至74は、それぞれ一対のアイドルプーリ75乃至78の中心に穿設された孔部に挿入されている。
これによりアイドル軸72乃至74は、それぞれ一対のアイドルプーリ75乃至78を、アイドル軸長手方向の中央から左右にそれぞれ等しい第1距離だけずらした所定位置に(すなわち、上述の一対のアイドルプーリ48、49と対向させて)、当該アイドル軸72乃至74を中心にして一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持している。
そして第2ベルト支持部41は、左側の各アイドルプーリ75に、平ベルトでなる搬送ベルト(以下、これを第2左側搬送ベルトとも呼ぶ)79が自然長よりも伸ばされて張った状態で架けられて、当該第2左側搬送ベルト79を第1左側搬送ベルト51と対向させている。
また第2ベルト支持部41は、右側の各アイドルプーリ76乃至78にも、同様に平ベルトでなる搬送ベルト(以下、これを第2右側搬送ベルトとも呼ぶ)80が自然長よりも伸ばされて張った状態で架けられて、当該第2右側搬送ベルト80を第1右側搬送ベルト52と対向させている。
このようにして第2ベルト支持部41は、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80を一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持している。
ところで、第2ベルト支持部41は、上述のように左側紙幣ガイド70及び右側紙幣ガイド71が各アイドル軸72乃至74を介して連結されている。
よって第2ベルト支持部41は、これら左側紙幣ガイド70及び右側紙幣ガイド71等を一体化した状態で一回転方向及び他回転方向に回動することができる。
ただし、第2ベルト支持部41は、一回転方向へは、左側紙幣ガイド70及び右側紙幣ガイド71の他方の腕部を、ベルト支持フレーム45の左側板45B及び右側板45Cの凹部に入り込ませて近接させて第1ベルト支持部40に対して閉じられる所定の第1位置まで回転すると、図示しない第1回転規制部によりそれ以上は一回転方向に回転しないように規制される。
また第2ベルト支持部41は、他回転方向へは、左側紙幣ガイド70及び右側紙幣ガイド71の他方の腕部を、ベルト支持フレーム45の左側板45B及び右側板45Cの凹部からほぼ引き抜いて第1ベルト支持部40に対して開かれる所定の第2位置まで回転すると、図示しない第2回転規制部によりそれ以上は他回転方向に回転しないように規制される。
因みに、以下の説明では、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41を閉じる所定の第1位置を、閉位置とも呼び、当該第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41を開く所定の第2位置を、開位置とも呼ぶ。
よって第2ベルト支持部41は、閉位置と開位置との間で一回転方向及び他回転方向に回動し得るようになされている。
そして右側紙幣ガイド71の一方の腕部には、略Lアングル状の回動伝達レバ82が、一方の平坦な係合部を右側紙幣ガイド71の他面と平行にして、他方の平坦な取付部を当該一方の腕部に載せるようにして取り付けられている。
また回動伝達レバ82の係合部は、直交する2辺の間の斜辺を後側に向けるように略直角三角形状に形成されており、先端部の斜辺を上述の回動伝達アーム63の係合突起64に係合させている。
これにより第2ベルト支持部41は、他回転方向に回転した場合、回動伝達レバ82の係合部を回動伝達アーム63の係合突起64に押し付けながら当該回動伝達アーム63の先端部を押し下げることで、張力調整部55を一回転方向に回転させ得るようになされている。
実際に張力付加型搬送部29(図7)は、第2ベルト支持部41が一回転方向の閉位置まで回転して第1ベルト支持部40に対して閉じられると、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の外面の所定部分を前方向へ押し出すようにして、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分に押し付けている。
因みに、以下の説明では、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の外面において、それぞれ第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52に押し付ける所定部分を、単に押付部分とも呼ぶ。
また、以下の説明では、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の外面において、それぞれ第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分が押し付けられる対向部分を、単に対向部分とも呼ぶ。
よって張力付加型搬送部29では、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52において対向部分は前に凹むように変位して変形し、対向部分以外には後に引っ張るように力が加わるものの、回転規制部61、62により張力調整部55を他回転方向への回転を規制して搬送用張力付加位置に位置させる。
すなわち、張力付加型搬送部29は、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52において対向部分以外は後への引っ張りを、他回転方向への回転を規制した張力調整部55のアイドルプーリ58、59によって受けるようにしたまま、対向部分は前に凹むように変位させている。
因みに、張力付加型搬送部29では、この際、回動伝達アーム63の係合突起64が、回動伝達レバ82の係合部の斜に当接又は僅かに離れている。
これにより張力付加型搬送部29は、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を所定の張力を与えて(すなわち、自然長よりも伸ばして)張った状態にしている。
そして張力付加型搬送部29は、図示しないロック機構部により第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉じた状態にロックされると、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の押付部分と、これが押し付けられている第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の対向部分との間に搬送路を形成する。
この状態で張力付加型搬送部29は、第1ベルト支持部40においてモータによりドライブ軸47が駆動され、これに応じて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を一回転方向に回転させると、これに連動させて第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80を逆向きの他回転方向に回転させる。
これにより張力付加型搬送部29は、鑑別部24側から紙幣が搬送されると、当該紙幣を上側で、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の押付部分と第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の対向部分との間に取り込む。
また張力付加型搬送部29は、その紙幣を第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の押付部分と第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の対向部分との間で挟み込みながら途中で搬送方向を変更するようにして走行させた後、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の押付部分と第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の対向部分との間から後側に押し出す。
このようにして張力付加型搬送部29は、鑑別部24側から搬送される紙幣を、装置間搬送部25側へ搬送することができる。
これに対し張力付加型搬送部29は、第1ベルト支持部40においてモータによりドライブ軸47が駆動され、これに応じて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を他回転方向に回転させると、これに連動させて第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80を逆向きの一回転方向に回転させる。
これにより張力付加型搬送部29は、装置間搬送部25側から紙幣が搬送されると、当該紙幣を後側で、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の押付部分と第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の対向部分との間に取り込む。
また張力付加型搬送部29は、その紙幣を第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の押付部分と第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の対向部分との間で挟み込みながら途中で搬送方向を変更するようにして走行させた後、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の押付部分と第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の対向部分との間から上側に押し出す。
このようにして張力付加型搬送部29は、装置間搬送部25側から搬送される紙幣を、鑑別部24側へ搬送することができる。
一方、張力付加型搬送部29(図8)は、ジャム紙幣の除去や保守点検等のために、第1ベルト支持部40に対する第2ベルト支持部41の閉じた状態のロックが解除されると、当該第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41を他回転方向に回転させるようにして開かせることができる。
張力付加型搬送部29は、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉位置から開かれる場合、当該第2ベルト支持部41が閉位置から他回転方向に回転すると、その回転に応じて、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80において、それまでは前に押し出すようにしていた押付部分を後へ引くように変位させる。
ただし、張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が他回転方向に回転すると、これに応じて回動伝達レバ82の係合部を回動伝達アーム63の係合突起64に押し付けながら当該回動伝達アーム63の先端部を押し下げる。
これにより張力付加型搬送部29は、張力調整部55を一回転方向に回転させて、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52が架けられている一対のアイドルプーリ58、59を一回転方向に移動させる。
よって張力付加型搬送部29は、この際、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分は後に変位させて変形の程度を小さくしながらも、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分に押し付けたままにする。
また張力付加型搬送部29は、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外はアイドルプーリ58、59の移動によって、対向部分の変位の方向とは反対側の前斜め上に引くようにして変位させる。
そして張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が他回転方向に回転している間は、その回転に連動させて張力調整部55を一回転方向に回転させ続けてアイドルプーリ58、59を一回転方向に移動させる。
このため張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が他回転方向に回転している間、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52において対向部分の後への変位量を大きくして当該対向部分の変形の程度を小さくするものの、その分、対向部分以外はアイドルプーリ58、59による前斜め上への引っ張りによって、当該前斜め上への変位量を大きくすることができる。
よって張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が他回転方向に回転しても、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を張ったままにすることができる。
このようにして張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が開位置に到達して他回転方向への回転を停止させると、これに応じて回動伝達レバ82の係合部による回動伝達アーム63の係合突起64の押し下げも停止させて、張力調整部55の一回転方向への回転も停止させる。
ただし、張力付加型搬送部29は、この際、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を、対向部分は第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分に押し付けたまま、対向部分以外はアイドルプーリ58、59によって前斜め上に引いたままにして、張った状態にしている。
これにより張力付加型搬送部29は、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開位置まで開かれても、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を張ったままにすることができる。
よって張力付加型搬送部29は、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開位置まで開かれて、ジャム紙幣の除去や保守点検用に作業され、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52に作業者の手やジャム紙幣等が引っ掛かっても、各アイドルプーリ48、49、58、59やドライブプーリ50から当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52がずれたり外れたりすることを防止することができる。
これに対し張力付加型搬送部29(図7)は、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開位置から閉じられる場合、当該第2ベルト支持部41が開位置から一回転方向に回転すると、その回転に応じて、それまでは後へ引くようにしていた第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分を前に押し出すように変位させる。
よって張力付加型搬送部29は、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分を、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分に押し付けて、その対向部分を前に凹むように変位させると共に、これに伴い当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を後に引っ張る。
そして張力付加型搬送部29では、この際、第2ベルト支持部41の一回転方向への回転に伴い、当該第2ベルト支持部41と共に回動伝達レバ82が、係合部を回動伝達アーム63の係合突起64からあたかも引き離すように回転している。
従って張力付加型搬送部29は、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外に対する後への引っ張りに応じて、張力調整部55を他回転方向に回転させてアイドルプーリ58、59を他回転方向に移動させ、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を後へ変位させる。
ただし、張力付加型搬送部29では、回動伝達アーム63の係合突起64を回動伝達レバ82の係合部に追従するように接触させたまま(すなわち、リンクさせて)、張力調整部55を他回転方向に回転させる。
すなわち、張力付加型搬送部29は、この際、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外に対する後への引っ張りに応じて張力調整部55を他回転方向に回転させるものの、その回転を第2ベルト支持部41の一回転方向への回転に連動させている。
よって張力付加型搬送部29は、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外が後に引っ張られても、必要以上には変位させないようにして、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を張ったまま(すなわち、張力を与えたまま)にすることができる。
そして張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が一回転方向に回転している間、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分の前への変位量を大きくすると共に、これに応じて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分の前に凹むような変位量を大きくして変形の程度も大きくする。
また張力付加型搬送部29は、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52において対向部分の変形の程度が大きくなると、その分、対向部分以外がさらに後に引っ張られ変位するものの、その変位を第2ベルト支持部41の一回転方向への回転に連動した張力調整部55の他回転方向への回転によって制限する。
これにより張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が一回転方向に回転している間、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を張ったままにすることができる。
このようにして張力付加型搬送部29は、第2ベルト支持部41が閉位置に到達して一回転方向への回転を停止させる、すなわち、第2ベルト支持部41が第1ベルト支持部40に対して閉じられると、上述のように互いに張った状態の第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80と、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52とによって搬送路を形成することができる。
ここで、張力付加型搬送部29では、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉位置まで回転して閉じた場合、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52をそれぞれ第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分の押し付けによる変形により、自然長から所定の伸長率で伸ばして張った状態にしている。
そして張力付加型搬送部29では、例えば、第2ベルト支持部41が第1ベルト支持部40に対し閉位置まで回転して閉じたときを基準とした開位置まで回転して開いたときの開角度に応じて、ベルト支持フレーム45の回動支持用孔部45CXの中心から回動伝達アーム63の係合突起64までの距離と、当該係合突起64から張力調整部55の回動軸60までの距離と、当該回動軸60から張力調整部55のアイドル軸57までの距離との比率が適宜選定されている。
これにより張力付加型搬送部29では、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52において自然長をL1とし、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉位置まで回転して閉じたときの長さをL2とし、さらに第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開位置まで回転して開いたときの長さをL3とすると、(1)式
L1<L3≦L2 ……(1)
で表されるように、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の長さを、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開位置まで回転して開いたときでも、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉位置まで回転して閉じたときに比べて僅かに短くするだけで、ほとんど変えないようにしている。
よって張力付加型搬送部29は、係る説明からも明らかなように、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開位置まで回転して開かれて例えば、ジャム紙幣が取り除かれる場合に作業者の手やジャム紙幣が第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52に引っ掛かっても、各アイドルプーリ48、49、58、59やドライブプーリ50から第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52がずれ、また外れることを防止している。
(1−4)実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、紙幣補充回収機4の張力付加型搬送部29では、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を回動可能に支持する第1ベルト支持部40に対し、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80を回動可能に支持する第2ベルト支持部41を開閉可能にしている。
そして紙幣補充回収機4の張力付加型搬送部29では、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉じられた場合、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分を第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分に押し付けて当該対向部分を変位させることで、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を自然長よりも伸ばして張った状態(すなわち、所定の張力を与える)にしている。
また紙幣補充回収機4の張力付加型搬送部29では、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれた場合、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分が第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分から離れようとして当該対向部分の変位の変位量が小さくなる。
しかしながら、紙幣補充回収機4の張力付加型搬送部29では、この際、張力調整部55により第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の外面側に伸ばすように引っ張って変位させる。
従って紙幣補充回収機4の張力付加型搬送部29では、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれた場合でも、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を自然長よりも伸ばして張った状態にすることができる。
以上の構成によれば、紙幣補充回収機4は、張力付加型搬送部29において第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を回動可能に支持する第1ベルト支持部40に対し、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80を回動可能に支持する第2ベルト支持部41を開閉可能にし、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉じられた場合、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分を第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分に押し付けて変位させる一方、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれた場合には、張力調整部55により第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を引っ張るようにして変位させるようにした。これにより紙幣補充回収機4は、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれた場合でも、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を自然長よりも伸ばして張った状態にすることができる。よって紙幣補充回収機4は、作業時に第1ベルト支持部4において各アイドルプーリ48、49、58、59及び各ドライブプーリ50から第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52がずれたり外れたりすることを防止することができる。
また紙幣補充回収機4では、張力付加型搬送部29において張力調整部55に、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を紙幣の搬送用に回動可能に支持するためのアイドルプーリ58、59を設けるようにした。
そして紙幣補充回収機4では、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれた場合、張力調整部55によりアイドルプーリ58、59を移動させて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を引っ張るようにして変位させるようにした。
従って紙幣補充回収機4は、張力付加型搬送部29において第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を極力簡易な構成で調整することができる。
さらに紙幣補充回収機4では、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれる場合の当該第2ベルト支持部41の他回転方向への回転に連動させて張力調整部55を一回転方向に回転させて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を引っ張って変位させるようにした。
従って紙幣補充回収機4は、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれる場合、その開操作以外に特別な操作を何ら行わせることなく、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52が張った状態となるように容易に調整することができる。
また紙幣補充回収機4は、係る構成により、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が開かれている途中で、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52が弛むことを確実に防止することもできる。
さらに紙幣補充回収機4では、第2ベルト支持部41が第1ベルト支持部40に対し閉じるように一回転方向に回転した際、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分を第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分に押し付けて変位させることで、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を変位前の状態に戻すように引っ張るようにした。
そして紙幣補充回収機4では、この際、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を変位前の状態に戻すように引っ張ることで、張力調整部55を他回転方向に回転させるものの、当該張力調整部55の他回転方向の回転を第2ベルト支持部41の一回転方向への回転に連動させるようにした。
従って紙幣補充回収機4は、係る構成により、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉じられている途中に、張力調整部55が他回転方向に必要以上に回転して第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52が弛むことを確実に防止することができる。
さらに紙幣補充回収機4では、このように張力調整部55を一回転方向や他回転方向に回転させて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を調整するものの、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉じられた場合は、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を、変位前の状態に戻すときと同一の方向に引っ張った状態のまま、回転規制部61、62により張力調整部55の他回転方向への回転を規制するようにした。
従って紙幣補充回収機4は、第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉じられた場合、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を、紙幣の搬送用に選定された伸長率で伸ばして張っている状態に容易にかつ確実に戻すことができる。
そして紙幣補充回収機4は、係る構成により、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40に対し第2ベルト支持部41が閉じられる場合も、その閉操作以外に特別な操作を何ら行わせることなく、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を容易に元に戻すように調整することができる。
(2)他の実施の形態
(2−1)他の実施の形態1
なお上述した実施の形態においては、第1ベルト支持部40に対する第2ベルト支持部41の開閉に応じて、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を紙幣の搬送用に回動可能に支持するためのアイドルプーリ58、59を移動させて、当該第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を調整するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、例えば、図9に示すように、張力付加型搬送部90において第1ベルト支持部91に回動可能に支持された第1搬送ベルト92内の所定位置に、ローラやレバー等の押付部93を当該第1搬送ベルト92の内面側及び外面側に移動可能に配置する。
そして本発明は、張力付加型搬送部90において第1ベルト支持部91に対し、第2搬送ベルト94を回動可能に支持する第2ベルト支持部95が開かれた場合、押付部93を第1搬送ベルト92の内面に押し付けながら外面側に移動させて対向部分以外を変位させることにより、当該第1搬送ベルト92の張力を調整して(すなわち、所定の伸長率で伸ばして)張った状態にするようにしても良い。
また本発明は、張力付加型搬送部90において第1ベルト支持部91に対し第2ベルト支持部95が閉じられた場合、押付部93を第1搬送ベルト92の内面側に移動させて対向部分以外を変位前の状態に戻すことにより、当該第1搬送ベルト92の張力を調整して(すなわち、所定の伸長率で伸ばして)張った状態にするようにしても良い。
ところで、本発明は、係る構成の場合、張力付加型搬送部90において第1ベルト支持部91に対する第2ベルト支持部95の開閉に連動させて押付部93を移動させるようにしても良いし、第1ベルト支持部91に対する第2ベルト支持部95の開閉の際、手動で押付部93を移動させるようにしても良い。
また本発明は、例えば、上述した実施の形態に示す張力付加型搬送部29の場合、第1ベルト支持部40に対する第2ベルト支持部41の開閉に連動させて、当該第1ベルト支持部40において他のアイドルプーリ48、49やドライブプーリ50を移動させて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を調整するようにしても良い。
そして本発明は、上述した実施の形態に示す張力付加型搬送部29の場合、第1ベルト支持部40に対する第2ベルト支持部41の開閉の際、当該第1ベルト支持部40において各アイドルプーリ48、49、58、59やドライブプーリ50の何れかを手動で移動させて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を調整するようにしても良い。
本発明は、これら種々の構成によっても、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を調整して、上述した実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
(2−2)他の実施の形態2
また上述した実施の形態においては、張力付加型搬送部29において張力調整部55が第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を紙幣の搬送用に回動可能に支持するためのアイドルプーリ58、59を支持するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、例えば、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40のベルト支持フレーム45に、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52を紙幣の搬送用に回動可能に支持するためのアイドルプーリ48、49、58、59及びドライブプーリ50の何れかを移動可能に支持する。
そして本発明は、張力調整部55が例えば、第1ベルト支持部40に対する第2ベルト支持部41の開閉に応じて、移動可能なアイドルプーリ48、49、58、59及びドライブプーリ50を押し、また引くようにして移動させて第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分以外を変位させるようにしても良い。
本発明は、係る構成によっても、第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の張力を調整して、上述した実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
(2−3)他の実施の形態3
さらに上述した実施の形態においては、張力付加型搬送部29において第1ベルト支持部40のベルト支持フレーム45に第2ベルト支持部41を回動可能に支持して、当該第2ベルト支持部41を閉位置まで一回転方向に回転させるようにして移動させ、また開位置まで他回転方向に回転させるようにして移動させるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、例えば、張力付加型搬送部29が取り付けられる筐体に第2ベルト支持部41を回動可能に支持するようにしても良い。
また本発明は、張力付加型搬送部29において第2ベルト支持部41を、第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分を第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分に押し付けて変位させる所定の第1位置と、当該第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80の押付部分による第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52の対向部分への押し付けを戻す所定の第2位置との間を直線状や曲線状のような種々の経路の何れかで移動可能に設けるようにしても良い。
(2−4)他の実施の形態4
さらに上述した実施の形態においては、紙幣補充回収機4(すなわち、張力付加型搬送部29)において紙幣を一方の長辺を搬送方向に向けて搬送するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、紙幣補充回収機4(すなわち、張力付加型搬送部29)において紙幣を一方の短辺を搬送方向に向けて搬送するようにしても良い。
(2−5)他の実施の形態5
さらに上述した実施の形態においては、本発明による紙葉類搬送装置を、図1乃至図9について上述した紙幣補充回収機4に設けられた張力付加型搬送部29、90に適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、紙幣入出金機2(図1)や施封小束支払機3(図1)、装置間搬送部25(図2)、現金自動預払機、現金自動支払機(CD:Cash Dispenser)、両替機、電車の切符や観劇のチケット等を販売する券売機、精算機、自動販売機、パチンコ台やスロット台のような遊戯機、コピー機、複写機、葉書搬送装置等に設けられ、紙幣や切符、チケット、コピー用紙、葉書等を搬送する張力付加型搬送部等のように、この他種々の紙葉類搬送装置に広く適用することができる。
(2−6)他の実施の形態6
さらに上述した実施の形態においては、本発明による紙葉類取扱装置を、図1乃至図9について上述した紙幣補充回収機4に適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、紙幣入出金機2(図1)や施封小束支払機3(図1)、装置間搬送部25(図2)、現金自動預払機、現金自動支払機、両替機、券売機、精算機、自動販売機、遊戯機、コピー機、複写機、葉書搬送装置等のように、この他種々の紙葉類取扱装置に広く適用することができる。
(2−7)他の実施の形態7
さらに上述した実施の形態においては、第1及び第2搬送ベルトを用いて搬送される紙葉類として、図1乃至図9について上述した紙幣を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、切符やチケット、コピー用紙、葉書等のように、この他種々の紙葉類を広く適用することができる。
(2−8)他の実施の形態8
さらに上述した実施の形態においては、紙葉類の搬送に用いられる第1及び第2搬送ベルトとして、図1乃至図9について上述した第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52並びに第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、各々1本の第1及び第2搬送ベルトや、各々少なくとも3本以上の同数の第1及び第2搬送ベルトのように、この他種々の第1及び第2搬送ベルトを広く適用することができる。
(2−9)他の実施の形態9
さらに上述した実施の形態においては、第1及び第2搬送ベルトが架けられる複数のプーリとして、図1乃至図9について上述したアイドルプーリ48、49、58、59、75、76、77、78及びドライブプーリ50を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、少なくとも1以上のアイドルプーリと複数のドライブプーリ等のように、この他種々の組み合わせのプーリを広く適用することができる。
(2−10)他の実施の形態10
さらに上述した実施の形態においては、各プーリを所定の間隔で一回転方向に回転可能に支持すると共に、各プーリに架けられた第1搬送ベルトを一回転方向に回転可能に支持する第1ベルト支持部として、図1乃至図9について上述したアイドルプーリ48、49及びドライブプーリ50を一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持すると共に、当該アイドルプーリ48、49及びドライブプーリ50に第1左側搬送ベルト51及び第1右側搬送ベルト52か架けられて一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持する第1ベルト支持部40を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、少なくとも2個以上のアイドルプーリ及び又はドライブプーリを少なくとも一回転方向に回動可能に支持すると共に、当該アイドルプーリ及び又はドライブプーリに少なくとも1本以上の第1搬送ベルトが架けられて少なくとも一回転方向に回転可能に支持する第1ベルト支持部のように、この他種々の構成の第1ベルト支持部を広く適用することができる。
(2−11)他の実施の形態11
さらに上述した実施の形態においては、各プーリを所定の間隔で他回転方向に回転可能に支持すると共に、各プーリに自然長よりも伸ばして張った状態で架けられた第2搬送ベルトを他回転方向に回転可能に支持し、第2搬送ベルトの所定部分を第1搬送ベルトの対向部分に押し付けるようにして変位させる所定の第1位置と、第2搬送ベルトの所定部分による第1搬送ベルトの対向部分の押し付けを戻す所定の第2位置との間で移動可能に設けられた第2ベルト支持部として、図1乃至図9について上述したアイドルプーリ75、76、77、78を一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持すると共に、当該アイドルプーリ75、76、77、78に第2左側搬送ベルト79及び第2右側搬送ベルト80が自然長よりも伸ばされて張った状態で架けられて一回転方向及び他回転方向に回動可能に支持する第2ベルト支持部41を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、少なくとも2個以上のアイドルプーリ及び又はドライブプーリを少なくとも他回転方向に回動可能に支持すると共に、当該アイドルプーリ及び又はドライブプーリに少なくとも1本以上の第2搬送ベルトが架けられて少なくとも他回転方向に回転可能に支持する第2ベルト支持部等のように、この他種々の構成の第2ベルト支持部を広く適用することができる。
(2−12)他の実施の形態12
さらに上述した実施の形態においては、第2ベルト支持部が第2位置に移動した際、第1搬送ベルトの対向部分以外を変位させる変位部として、図1乃至図9について上述した張力調整部55を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、他の実施の形態1で上述した押付部93や、他の実施の形態2で上述したアイドルプーリを押し、また引くようにして移動させる張力調整部等のように、この他種々の構成の変位部を広く適用することができる。
(2−13)他の実施の形態13
さらに上述した実施の形態においては、変位部が第2ベルト支持部の第2位置から第1位置への移動に連動してプーリを他方向の、第1搬送ベルトの対向部分以外の変位を戻す位置まで移動させると、プーリの他方向への移動を規制する規制部として、図1乃至図9について上述したアイドル軸57の突き当てにより張力調整部55の他回転方向に回転するような移動を規制する回転規制部61、62を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明は、これに限らず、張力調整部55のプーリ支持部56の突き当てにより張力調整部55の他回転方向に回転するような移動を規制する回転規制部や、例えば、他の実施の形態1で上述した直線状に移動する押付部93の突き当てにより移動を規制する規制部等のように、この他種々の構成の規制部を広く適用することができる。
本発明は、紙幣補充回収機や現金自動預払機、現金自動支払機等に設けられた張力付加型搬送部のような紙葉類搬送装置と、紙幣補充回収機や現金自動預払機、現金自動支払機等の紙葉類取扱装置とに利用することができる。
4……紙幣補充回収機、29、90……張力付加型搬送部、40、91……第1ベルト支持部、41、95……第2ベルト支持部、48、49、58、59、75、76、77、78……アイドルプーリ、50……ドライブプーリ、51……第1左側搬送ベルト、52……第1右側搬送ベルト、55……張力調整部、61、62……回転規制部、79……第2左側搬送ベルト、80……第2左側搬送ベルト、92……第1搬送ベルト、93……押付部、94……第2搬送ベルト。

Claims (5)

  1. 紙葉類の搬送に用いられる第1及び第2搬送ベルトと、
    上記第1搬送ベルトが架けられる複数の第1プーリ、及び張力調整用プーリと、
    上記第2搬送ベルトが架けられる複数の第2プーリと、
    各上記第1プーリを所定の間隔で回転可能に支持すると共に、上記張力調整用プーリを回転可能でかつ移動可能に支持して、各上記第1プーリ及び上記張力調整用プーリに上記第1搬送ベルトが架けられた第1支持部と、
    各上記第2プーリを所定の間隔で回転可能に支持して、各上記第2プーリに上記第2搬送ベルトが自然長よりも伸ばして張った状態で架けられ、上記第2搬送ベルトの所定部分を上記第1搬送ベルトの対向部分に押し付けて当該対向部分を変位させる所定の第1位置と、上記第2搬送ベルトの上記所定部分による上記第1搬送ベルトの上記対向部分の押し付けを戻す所定の第2位置との間で移動可能に設けられた第2支持部と、
    上記第1支持部に設けられ、上記張力調整用プーリを移動させる移動伝達アームと、上記第2支持部に設けられた移動伝達レバとを有し、上記第2支持部が上記第1位置から上記第2位置に移動した際、上記移動伝達レバが上記第2支持部の上記第1位置から上記第2位置への移動に連動して上記移動伝達アームを押すことにより、上記移動伝達レバによって押された上記移動伝達アームにより上記張力調整用プーリを上記第1搬送ベルトの上記対向部分以外を変位させるための一方向に移動させて、当該第1搬送ベルトの上記対向部分以外を変位させる変位部と
    を具える紙葉類搬送装置。
  2. 上記変位部は、
    上記第2支持部が上記第1位置から上記第2位置に移動した際、上記移動伝達アームにより上記張力調整用プーリを上記一方向に移動させて上記第2搬送ベルトの上記所定部分を上記第1搬送ベルトの上記対向部分に押し付けたままにする
    請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
  3. 上記変位部は、
    上記第2支持部が上記第2位置から上記第1位置に移動した際、上記第2搬送ベルトの上記所定部分が上記第1搬送ベルトの上記対向部分に押し付けられることにより、上記第2支持部の上記第2位置から上記第1位置への移動に連動して、上記張力調整用プーリを上記第1搬送ベルトの上記対向部分以外の変位を戻すための他方向に移動させる
    請求項1又は請求項2に記載の紙葉類搬送装置。
  4. 上記変位部が上記第2支持部の上記第2位置から上記第1位置への移動に連動して、上張力調整用プーリを上記他方向の、上記第1搬送ベルトの上記対向部分以外の変位を戻す位置まで移動させると、当該張力調整用プーリの上記他方向への移動を規制する規制部
    を具える請求項3に記載の紙葉類搬送装置。
  5. 装置内で取り扱う紙葉類の搬送に用いられる第1及び第2搬送ベルトと、
    上記第1搬送ベルトが架けられる複数の第1プーリ、及び張力調整用プーリと、
    上記第2搬送ベルトが架けられる複数の第2プーリと、
    各上記第1プーリを所定の間隔で回転可能に支持すると共に、上記張力調整用プーリを回転可能でかつ移動可能に支持して、各上記第1プーリ及び上記張力調整用プーリに上記第1搬送ベルトが架けられた第1支持部と、
    各上記第2プーリを所定の間隔で回転可能に支持して、各上記第2プーリに上記第2搬送ベルトが自然長よりも伸ばして張った状態で架けられ、上記第2搬送ベルトの所定部分を上記第1搬送ベルトの対向部分に押し付けて当該対向部分を変位させる所定の第1位置と、上記第2搬送ベルトの上記所定部分による上記第1搬送ベルトの上記対向部分の押し付けを戻す所定の第2位置との間で移動可能に設けられた第2支持部と、
    上記第1支持部に設けられ、上記張力調整用プーリを移動させる移動伝達アームと、上記第2支持部に設けられた移動伝達レバとを有し、上記第2支持部が上記第1位置から上記第2位置に移動した際、上記移動伝達レバが上記第2支持部の上記第1位置から上記第2位置への移動に連動して上記移動伝達アームを押すことにより、上記移動伝達レバによって押された上記移動伝達アームにより上記張力調整用プーリを上記第1搬送ベルトの上記対向部分以外を変位させるための一方向に移動させて、当該第1搬送ベルトの上記対向部分以外を変位させる変位部と
    を具える紙葉類取扱装置。
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