JP2013191771A - 部品装着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着ノズルの形状認識を確実に行うことができる部品装着装置を提供する。
【解決手段】制御部52は、照明装置46−1、46−2と背景部材の間にある吸着ノズルのノズル情報に基づいて、当該吸着ノズルによって遮られる光の量に応じて、照明装置46−1、46−2が照射する光量及び撮像装置21の露出量の少なくとも一方を制御して、撮像装置21の撮像素子の入光量を制御し、背景部材と吸着ノズルの明度差を確保する。
【選択図】図5

Description

本発明は、部品を基板上に装着する部品装着装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載された部品装着装置が知られている。この部品装着装置の部品装着ヘッドは、複数の吸着ノズルが回動可能なノズルホルダの円周上に保持され、ノズルホルダの中心部に、円柱形状の背景部材が配置され、ノズルホルダの外側に、背景部材に光を照射する照明装置と、吸着ノズル及び背景部材を撮像する撮像装置が配置されている。
撮像装置で撮像された撮像画像において、照明装置によって照射されている背景部材に相当する部分の明度が高く、一方で、吸着ノズルに相当する部分の明度は低い。これにより、特許文献1に記載の部品装着装置では、撮像画像を明度によって2値化することにより、吸着ノズルの形状を認識し、吸着ノズルの破損等のエラーを検出している。
特開2009ー130014号公報
しかしながら、特許文献1に記載の部品装着装置では、照明装置と背景部材の間にある吸着ノズルの外径が大きい場合には、当該吸着ノズルによって、照明装置が照射する光が背景部材に到達する前に大きく遮られてしまう。すると、撮像画像における背景部材に相当する部分の明度が低くなり、背景部材と吸着ノズルの明度差が減少し、吸着ノズルの形状の認識ができなくなってしまうおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、吸着ノズルの形状認識を確実に行うことができる部品装着装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するためになされた、請求項1に係る部品装着装置は、部品を先端部で吸着し、前記部品を基板上に装着する複数の吸着ノズルと、軸線回りに回動可能であり、前記軸線と同心円周上において前記複数の吸着ノズルを移動可能に保持するノズルホルダと、前記同心円周の内側に配設され、光を反射可能な背景部材と、前記同心円周の外側に配設され、前記背景部材に光を照射する照明装置と、前記同心円周の外側に配設され、前記背景部材により反射された光により前記吸着ノズルの画像を取得する撮像素子を有する撮像装置と、を備えた部品装着装置であって、前記各吸着ノズルの形状に関する情報であるノズル情報を取得する情報取得手段と、前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの前記ノズル情報に基づいて、前記照明装置及び前記撮像装置の少なくとも一方を制御して、前記撮像素子の入光量を制御する入光量制御手段を有することである。
請求項2に係る部品装着装置は、請求項1において、前記照明装置は、紫外線を照射し、前記背景部材の表面には、紫外線を吸収し可視光を放射する蛍光面層が形成されていることである。
請求項3に係る部品装着装置は、請求項1又は請求項2において、前記入光量制御手段は、前記照明装置が照射する光量を制御することである。
請求項4に係る部品装着装置は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記入光量制御手段は、前記撮像装置の露出量を制御することである。
請求項5に係る部品装着装置は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、情報取得手段は、前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの大きさの情報を取得し、前記入光量制御手段は、前記吸着ノズルの大きさの情報に基づいて、前記撮像素子の入光量を制御することである。
請求項6に係る部品装着装置は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、情報取得手段は、前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの形状情報を取得し、前記入光量制御手段は、前記照明装置が照射した光が前記背景部材に到達する前に前記吸着ノズルによって遮られる面積を算出し、当該面積に基づいて、前記撮像素子の入光量を制御することである。
請求項7に係る部品装着装置は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、前記情報取得手段は、前記各吸着ノズルで吸着される前記部品の形状に関する部品情報を取得し、前記入光量制御手段は、前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの前記ノズル情報及び前記吸着ノズルで吸着された前記部品の前記部品情報に基づいて、前記撮像素子の入光量を制御することである。
請求項1に係る発明によると、入光量制御手段は、照明装置と背景部材の間にある吸着ノズルのノズル情報に基づいて、照明装置及び撮像装置の少なくとも一方を制御して、撮像素子の入光量を制御する。これにより、照明装置と背景部材の間にある吸着ノズルによって照明装置から照射された光が遮られる遮光量が増大するに従って、撮像素子の入光量が増大するように制御を行うことにより、背景部材の部分の明度が高く撮像される。このため、背景部材と吸着ノズルの明度差を確保することができ、吸着ノズルの形状の認識を確実に行うことができる。
請求項2に係る発明によると、照明装置は紫外線を照射し、背景部材は紫外線を吸収し可視光を放射する。これにより、照明装置が照射する紫外線が吸着ノズルで反射されて撮像装置に入光したとしても、撮像装置において紫外線が認識されない一方で、紫外線が入光する背景部材は可視光を放射して、当該可視光が撮像装置で背景部材として撮像される。このため、吸着ノズルと背景部材の明度差をより確実に確保することができる。
請求項3に係る発明によると、入光量制御手段は、照明装置が照射する光量を制御する。このため、撮像素子の入光量を容易に且つ確実に制御することができる。
請求項4に係る発明によると、入光量制御手段は、撮像装置の露出量を制御する。このため、撮像素子の入光量を容易に且つ確実に制御することができる。
請求項5に係る発明によると、入光量制御手段は、吸着ノズルの大きさの情報に基づいて、撮像素子の入光量を制御する。これにより、例えば、吸着ノズルの外径の情報に基づいて、撮像素子の入光量を制御すると、入光量制御手段における制御処理に負担がかからず、容易且つ迅速に撮像素子の入光量を制御することができる。
請求項6に係る発明によると、入光量制御手段は、照明装置と背景部材との間にある吸着ノズルの形状の情報に基づき、照明装置が照射した光が背景部材に到達する前に吸着ノズルによって遮られる面積を算出し、当該面積に基づいて、撮像素子の入光量を制御することである。これにより、吸着ノズルによって遮られる光量をより精度高く算出することができ、この結果、撮像素子の入光量をより適切に制御することができ、吸着ノズルと背景部材の明度差をより確実に確保することができる。また、吸着ノズルが円筒形状で無く、異形ノズルである場合であっても、当該吸着ノズルによって光が遮られる遮光量を確実に算出することができ、当該遮光量に基づき、確実に撮像素子の入光量を制御することができる。
請求項7に係る発明によると、入光量制御手段は、ノズル情報に加えて吸着ノズルで吸着された部品の部品情報も加味して、撮像素子の入光量を制御する。これにより、吸着ノズルで吸着された電子部品によって遮られる遮光量が、撮像素子の入光量の制御に加味されるので、より確実に吸着ノズルと背景部材の明度差を確保することができる。
本発明の実施の形態に係る部品装着装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る部品装着装置を構成する部品装着ヘッドの正面図である。 図2の要部を拡大した図である。 図3の4矢視部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る部品装着装置のブロック図である。 撮像装置によって撮像される側面画像を示す図である。 図5に示す制御部にて実行される入光量制御処理のフローチャートである。
(部品装着装置の説明)
以下本発明に係る部品装着装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る部品装着装置30は、図1に示すように、部品供給装置70、基板搬送装置60及び移載装着80を備えている。
部品供給装置70は、基枠90上に複数のカセット式フィーダ71を並設して構成したものである。カセット式フィーダ71は、基枠90に離脱可能に取付けた本体72と、本体72の後部に着脱可能に装着した供給リール73と、本体72の先端に設けた部品供給部74を備えている。供給リール73には部品が所定ピッチで封入された細長いテープが巻回保持され、このテープがスプロケットにより所定ピッチで引き出され、部品が封入状態を解除されて部品供給部74に順次送り込まれる。また、部品供給装置70と基板搬送装置60の間には、部品の保持位置を検出する保持位置検出撮像装置75が設けられている。なお、移載装着80は、図1においては後方に退いているが、電子部品Pをプリント基板に装着する際には保持位置検出撮像装置75の上方を経由して基板搬送装置60により所定位置に搬送された基板上に移動するようになっている。
基板搬送装置60は、プリント基板をX軸方向に搬送するもので、第1搬送装置61及び第2搬送装置62を2列並設したいわゆるダブルコンベアタイプのものである。第1搬送装置61及び第2搬送装置62は、基台63上にそれぞれ一対のガイドレール64a、64b、65a、65bを互いに平行に対向させてそれぞれ水平に並設し、これらガイドレール64a、64b、65a、65bによりそれぞれ案内されるプリント基板を支持して搬送する一対のコンベアベルトを互いに対向させて並設して構成されたものである。また、基板搬送装置60には所定位置まで搬送されたプリント基板を押し上げてクランプするクランプ装置が設けられ、このクランプ装置によってプリント基板が所定位置で位置決め固定される。
移載装着80はXYロボットタイプのものであり、基枠90上に装架されて基板搬送装置60及び部品供給装置70の上方に配設され、Y軸サーボモータ11によりY軸方向に移動されるY軸スライダ12を備えている。Y軸スライダ12には、図2に示すように、X軸スライダ13がY軸方向と直交するX軸方向に移動可能に案内されている。
即ち、X軸スライダ13は、Y軸スライダ12に固定されたX軸方向に延びる一対のガイドレール12aと、X軸スライダ13に固定された一対のガイドブロック13aを介して、Y軸スライダ12に移動可能に保持されている。Y軸スライダ12には図示しないX軸サーボモータが固定され、このX軸サーボモータの出力軸にはX軸方向に延びるボールねじ軸12bが連結されている。ボールねじ軸12bは、ボールを介してX軸スライダ13に固定されたボールナット13bに螺合されている。これにより、X軸サーボモータが回転すると、ボールねじ軸12bが回転し、X軸スライダ13はボールナット13bを介してガイドレール12aに案内されてX軸方向に移動する。
(部品装着ヘッドの説明)
次に、図2〜図4を用いて、部品装着ヘッド10の説明をする。X軸スライダ13上には、部品を吸着してプリント基板に装着する部品装着ヘッド10が取付けられている。部品装着ヘッド10は、図2に示すように、R軸モータ15、インデックス軸16、ノズルホルダ17、吸着ノズル18、θ軸モータ19、Z軸モータ20、側面画像取得装置50等によって構成されている。
X軸スライダ13には、水平方向に延びる第1、2フレーム25、26が上下方向に離間して一体的に設けられ、第1フレーム25にR軸モータ15が固定されている。R軸モータ15の出力軸には、第1フレーム25に鉛直軸線ALの回り(R軸方向)に回転可能に支持されたインデックス軸16が接続されている。インデックス軸16上には、従動ギヤ27とθ軸ギヤ29を形成した回転体28が回転のみ可能に支持されている。インデックス軸16の下端部には、円筒状のノズルホルダ17が固定されている。上記したR軸モータ15及びインデックス軸16によって、ノズルホルダ17をR軸方向に回転割出しするノズルホルダ割出し装置55が構成されている。
ノズルホルダ17には、図4に示すように、鉛直軸線ALと同心円周17a上において複数の円筒形状の吸着ノズル18が上下方向に移動可能に保持されている。各吸着ノズル18は、図3にも示すように、ノズルホルダ17に上下方向(Z軸方向)に摺動可能に支持されたノズルスピンドル33の下端に取付けられている。なお、吸着ノズル18は、吸着する電子部品Pによって、その外径が異なっている。また、吸着する電子部品Pや、部品装着装置30を構成する部品との干渉を防止するために、先端の吸着部と基端部が水平方向にオフセットしている異形の吸着ノズル18もある。
ノズルスピンドル33の下端部には、ノズルホルダ17の下面から下方に突出する大径部33aが形成され、ノズルスピンドル33の上端部にはノズルギヤ34が固定されている。ノズルギヤ34とノズルホルダ17との間には圧縮スプリング35が設けられ、この圧縮スプリング35によって、ノズルスピンドル33及び吸着ノズル18が上方に付勢されるとともに、大径部33aがノズルホルダ17の下面に当接することにより、ノズルスピンドル33及び吸着ノズル18の上方への移動が規制されている。また、各吸着ノズル18には、ノズルスピンドル33を介して図示しない負圧発生装置から負圧が供給されるようになっており、各吸着ノズル18は、その先端部で電子部品Pを吸着することができる。
さらに、ノズルホルダ17の下端中央部、つまり、上記同心円周17a内側には、光を反射可能な円筒状の背景部材31が固定されている。なお、背景部材31の表面には、紫外線を吸収して、可視光を放射する蛍光面層が形成されている。R軸モータ15を回転させると、インデックス軸16を介して複数の吸着ノズル18を保持したノズルホルダ17を鉛直軸線ALの回り(R軸方向)に回動させることができ、複数の吸着ノズル18を作業位置S1に順次割出すことができる。
第1フレーム25にはθ軸モータ19が固定され、θ軸モータ19の出力軸には駆動ギヤ36が固定されている。駆動ギヤ36は、インデックス軸16に回転可能に支持された回転体28上の従動ギヤ27に噛合されている。また、回転体28上には軸方向の所定長さに亘ってθ軸ギヤ29が形成され、このθ軸ギヤ29は、ノズルスピンドル33に固定された各ノズルギヤ34にそれぞれ摺動可能に噛合されている。これにより、θ軸モータ19を回転させると、駆動ギヤ36、従動ギヤ27、θ軸ギヤ29及びノズルギヤ34を介して、全ての吸着ノズル18をノズルホルダ17に対して自転させることができる。
また、第1フレーム25にはZ軸モータ20が固定され、Z軸モータ20の出力軸にはボールねじ軸37が接続されている。このボールねじ軸37は、第1フレーム25に固定された軸受38及び第2フレーム26に固定された軸受39により、鉛直軸線ALと平行な軸線の回りに回転可能に支持されている。ボールねじ軸37には、ボールを介してZ軸モータ20の回転運動を直線運動に変換するボールナット40が螺合されている。ボールナット40は、第1及び第2フレーム25、26に固定された上下方向に伸びるガイド42に上下方向に摺動可能にガイドされたノズルレバー41に固定されている。
ノズルレバー41には、作業位置S1に割出されたノズルスピンドル33の上端に当接して、ノズルスピンドル33をZ軸方向の下方に押圧する押圧部41aが突設されている。これにより、Z軸モータ20を回転させると、ボールねじ軸37が回転し、ノズルレバー41はボールナット40を介してガイド42に案内されて上下に移動する。ノズルレバー41が上下に移動すると、押圧部41aに対応するノズルスピンドル33及び吸着ノズル18を上下に移動させることができる。上記したZ軸モータ20、ボールねじ軸37、ボールナット40、ノズルレバー41等によって、吸着ノズル18をZ軸方向に進退移動させる吸着ノズル進退移動装置56を構成している。
ノズルレバー41の押圧部41aは、ノズルホルダ17の回転方向に作業位置S1(図4示)を中心として所定の幅を有しており、吸着ノズル18が作業位置S1の前後の所定の角度範囲に位置している状態において、その吸着ノズル18のノズルスピンドル33の上端に押圧部41aが当接可能となっている。これにより、作業位置S1の前後の所定の角度範囲において、ノズルホルダ17の回動動作中に吸着ノズル18の上下移動を行うことを可能としている。
第2フレーム26には支持ブラケット43が懸架され、支持ブラケット43には、1台の撮像装置21が固定されている。言い換えると、撮像装置21は、上記同心円周17a(図4示)の外側に配設されている。撮像装置21は、図6に示すように、先行位置側面像77a及び後行位置側画像77bを、背景部材31により反射された光により1画面78に撮像するものである。なお、先行位置側面像77aは、ノズルホルダ17の回転方向において作業位置S1より1ピッチ先方の先行位置S1+1の割出された吸着ノズル18、当該吸着ノズル18の先端に吸着された電子部品P、及び背景部材31を含む二次元画像である。また、後行位置側画像77bは、作業位置S1より1ピッチ後方の後行位置S1−1に割出された吸着ノズル18及び背景部材31を含む二次元画像である。図4に示すように、撮像装置21は、CCDやCMOS等の撮像素子21aと、この撮像素子21aに被写像を結像するレンズ21b、撮像素子21aに入射する光のうち、紫外線の波長の成分の光を除去する紫外線カットフィルタ21cを有している。
撮像装置21の筐体には、作業位置S1に割出された吸着ノズル18と対向して撮像ケース本体45が固定され、撮像ケース本体45の背景部材31に対向する側には、図4に示すように、ノズルホルダ17を取巻くように対向壁面45dが、作業位置S1、先行位置S1+1及び後行位置S1−1に対向するように形成されている。対向壁面45dの両端部には、背景部材31に向けて光を照射する複数の照明装置46が装着されている。言い換えると、照明装置46は、上記同心円周17a(図4示)の外側に配設されている。なお、先行位置S+1側の照明装置46を、先行側照明装置46−1とし、後行位置S1−1側の照明装置46を、後行側照明装置46−2とする。本実施形態では、照明装置46は、紫外線を照射する紫外線LED(紫外線照射装置)である。上述のとおり、背景部材31の表面には、蛍光面層が形成されているので、照明装置46−1、46−2が背景部材31に紫外線を照射すると、背景部材31は紫外線を吸収して可視光を放射する。言い換えると、背景部材31は、紫外線を可視光として反射する。
対向壁面45dの先行位置S1+1と対向する位置には、開口枠45aが開口され、対向壁面45dの後行位置S1−1に対向する位置には、開口枠45bが開口されている。撮像ケース本体45内には、開口枠45a、45bを通って背景部材31より反射された反射光をそれぞれ入射する2つの第1プリズム47a、47bと、これら2つの第1プリズム47a、47bによって屈曲された屈曲光を入射して、撮像装置21に向けて屈曲させる山形の第2プリズム48が設けられている。
開口枠45a、第1プリズム47a及び第2プリズム48によって、先行位置S1+1に割出された吸着ノズル18を含む画像である先行位置側面像77aを、撮像装置21に導入する第1光路49a(図4の2点鎖線示)が構成されている。開口枠45b、第1プリズム47b及び第2プリズム48によって、後行位置S1−1に割出された吸着ノズル18を含む画像である行位置側面像77bを、撮像装置21に導入する第2光路49b(図4の2点鎖線示)が構成されている。
照明装置46−1、46−2から照射された紫外線により、背景部材31から放射される可視光は、先行位置S1+1に割出された吸着ノズル18及び当該吸着ノズル18で吸着された電子部品Pの外周縁、及び後行位置S1−1に割出された吸着ノズル18の外周縁を通過し、開口枠45a、45から、第1光路49a及び第2光路49bを通って、撮像装置21に入射される。そして、図6に示すように、背景部材31部分が明るい背景となり、吸着ノズル18及び電子部品Pが暗い部分となり、撮像装置21によって、先行位置側面像77a及び後行位置側面像77bとして一画面78上に撮像される。
(部品装着装置のブロック図の説明)
次に、図5を用いて、部品装着装置30のブロック図の説明をする。図5に示すように、部品装着装置30は、当該部品装着装置30の統括制御を行う制御部52を備えている。制御部52には、撮像装置21によって撮像された先行位置側面像77a及び後行位置側面像77bから吸着ノズル18や電子部品Pの形状を認識するGPU(Graphics Processing Unit)等で構成された画像認識部53が接続されている。また、制御部52は、R軸モータ15及びZ軸モータ20が接続されていて、これらR軸モータ15及びZ軸モータ20を制御する。更に、制御部52は、照明装置46−1、46−2及び撮像装置21と接続されている。
制御部52は、マイクロコンピュータを有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAM、及びROMや不揮発性メモリー等の「記憶部」を備えている。CPUは、プログラムを実行する。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものである。「記憶部」は、各吸着ノズル18の形状(大きさを含む)に関する情報である「ノズル情報」が記憶されるノズル情報記憶領域52aを有している。また、「記憶部」は、図7に示すフローチャートに対応する「入光量制御処理」を実行するプログラム、当該「入光量制御処理」において、撮像装置21の入光量を制御するプログラムである入光量制御手段52bを記憶している。
(電子部品をプリント基板に装着する動作の説明)
次に、上記した構成の部品装着装置30によって、電子部品Pをプリント基板に装着する動作について説明する。まず、制御部52からの指令に基づいて、基板搬送装置60のコンベアベルトが駆動され、プリント基板がガイドレール64a、64b(65a、65b)に案内されて所定の位置まで搬送される。そして、クランプ装置により、プリント基板が押し上げられてクランプされ、所定位置に位置決め固定される。
続いて、Y軸サーボモータ11及び図略のX軸サーボモータが駆動されることにより、Y軸スライダ12及びX軸スライダ13が移動され、部品装着ヘッド10が部品供給装置70の部品供給部74まで移動される。
その後、制御部52により、R軸モータ15が回転されることにより、ノズルホルダ17が1ピッチ回動され、後行位置S1−1に割出されていた吸着ノズル18を装着したノズルスピンドル33が作業位置S1に割出される。ノズルホルダ17が1ピッチ回動する途中でZ軸モータ20が正転されることにより、該ノズルスピンドル33はノズルレバー41により圧縮スプリング35の付勢力に抗して下方に押下げられて下降される。ノズルスピンドル33が下降端に位置する前にノズルホルダ17は該ノズルスピンドル33を作業位置S1に割出して回転停止される。その状態でノズルスピンドル33は吸着ノズル18の先端が部品供給部74に搬送された電子部品Pに接近する位置まで押下げられ、図略の負圧発生装置から吸着ノズル18に負圧が供給され、吸着ノズル18の先端に電子部品Pが吸着保持される。
その後、Z軸モータ20が逆転されることにより、ノズルレバー41が上方に移動され、圧縮スプリング35の付勢力により吸着ノズル18が上昇端位置まで押上げられる。この吸着ノズル18が上昇端位置に後退する前に、ノズルホルダ17がR軸モータ15により回動され、作業位置S1に割出されていた吸着ノズル18が先行位置S1+1に割出される。このような動作を繰り返すことにより、複数の吸着ノズル18に電子部品Pが順次吸着保持される。これにより、ノズルホルダ17の回転割出し動作中に、吸着ノズル18の上下方向の進退移動を同時に行わせる、いわゆる、同時動作制御が可能になり、電子部品Pを吸着するサイクルタイムを短縮し、生産性を向上することができる。
すべての吸着ノズル18に電子部品Pが吸着されると、Y軸サーボモータ11及び図略のX軸サーボモータが駆動されてY軸スライダ12及びX軸スライダ13が移動され、部品装着ヘッド10は保持位置検出撮像装置75上に移動され、複数の吸着ノズル18に吸着保持された電子部品Pが保持位置検出撮像装置75によって撮像され、電子部品Pの吸着ノズル18に対する位置ズレ、角度ズレが検出される。
その後、部品装着ヘッド10はY軸サーボモータ11及び図略のX軸サーボモータにより前記位置ズレ、角度ズレに応じて補正されて移動され、所定位置に位置決めされたプリント基板上に移動される。次いで、θ軸モータ19の回転により、ノズルホルダ17の作業位置S1に割出された吸着ノズル18の先端に吸着保持された電子部品Pが前記角度ズレを補正して所定の姿勢に制御されるとともに、Z軸モータ20が正転されることにより、ノズルレバー41によりノズルスピンドル33が圧縮スプリング35の付勢力に抗して下方に押下げられ、吸着ノズル18の先端に吸着された電子部品Pがプリント基板に装着されるまで押下げられる。
その後、Z軸モータ20が逆転されることにより、ノズルレバー41が上方に移動され、圧縮スプリング35の付勢力により吸着ノズル18が最上端に移動した状態まで押上げられる。部品装着ヘッド10が装着位置に移動された場合は、前述の部品供給部74に移動された場合と同様に、ノズルホルダ17の回転割出し動作中に、吸着ノズル18の上下方向の進退移動が同時に行わる。プリント基板の装着位置に電子部品Pの装着が終了すると、部品装着ヘッド10はY軸サーボモータ11及び図略のX軸サーボモータによりプリント基板の次の装着位置に移動される。
(入光量制御処理のフローの説明)
次に、図7に示すフローチャートを用い、制御部52で実行される「入光量制御処理」について説明する。「入光量制御処理」は、撮像装置21の撮像素子21aの入光量を制御する処理である。
「入光量制御処理」が開始すると、S11において、上述したように、制御部52は、R軸モータ15及びZ軸モータ20に指令を出力することにより、各吸着ノズル18を、それぞれ、S1−1、S1、S1+1位置に割り出し、プログラムを、S12に進める。
S12において、制御部52は、ノズル情報記憶領域52aを参照することにより、照明装置46−1、46−2が照射する紫外線(光)が背景部材31に到達する前に遮る位置にある吸着ノズル18の「ノズル情報」、つまり、照明装置46−1、46−2と背景部材31の間にある吸着ノズル18の「ノズル情報」を、それぞれ取得する。図4に示す実施形態では、制御部52は、先行位置S1+1、後行位置S1−1、及びこれらに隣接する位置S1+2、S1−2にそれぞれ割出された吸着ノズル18の「ノズル情報」をそれぞれ取得する。なお、S1+2位置は、先行位置S1+1よりも、更に1つ先行する吸着ノズル18の位置であり、S1−2は、後行位置S1−1よりも更に1つ後行する吸着ノズル18の位置である。S12が終了すると、プログラムはS13に進む。
S13において、制御部52は、照明装置46−1が照射する紫外線(光)が、背景部材31に到達する前に、S1+1、S1+2位置にある吸着ノズル18によって遮られる遮光量LS1、及び照明装置46−2が照射する紫外線(光)が、背景部材31に到達する前に、S1−1、S1−2位置にある吸着ノズル18によって遮られる遮光量LS2を、それぞれ算出する。具体的には、制御部52は、「ノズル情報」に基づいて、先行位置S1+1、後行位置S1−1、及びこれらに隣接する位置S1+2、S1−2にそれぞれ割出された吸着ノズル18の大きさや形状、位置を認識し、これらに基づいて、遮光量LS1、遮光量LS2を算出する。なお、「ノズル情報」が吸着ノズル18の大きさ(例えば外径)の情報の場合には、制御部52は、S1+1、S1+2位置にある吸着ノズル18の大きさが大きくなる程、遮光量が大きくなるように遮光量LS1を算出する。また、「ノズル情報」が吸着ノズル18の形状の情報の場合には、制御部52は、照明装置46−1が照射する紫外線がS1+1、S1+2位置にある吸着ノズル18によって遮られる面積を算出し、当該面積が大きくなる程、遮光量が大きくなるように遮光量LS1を算出する。なお、遮光量LS2の算出手法は、上記した遮光量LS1の算出手法と同様である。S13が終了すると、プログラムは、S14に進行する。
S14において、制御部52は、S13で算出した遮光量LS1及びLS2に基づいて、撮像装置21における「適正露出量」を算出する。例えば、制御部52は、遮光量LS1と遮光量LS2を合計し、合計遮光量LS3を算出し、当該合計遮光量LS3を、遮光量と露出量との関係を表したマッピングデータに参照させることにより、撮像装置21における「適正露出量」を算出する。上記マッピングデータは、遮光量LS3が大きくなる程、撮像装置21における「適正露出量」が大きくなるように設定されている。S14が終了すると、プログラムはS15に進む。
S15において、制御部52は、S13で算出した遮光量LS1及びLS2に基づいて、照明装置46−1及び照明装置46−2が、それぞれ照射する適正光量L1及び適正光量L2(適正紫外線量)を算出する。例えば、制御部52は、遮光量LS1を、「遮光量」と「光量」との関係を表したマッピングデータに参照させることにより、照明装置46−1の適正光量L1を算出する。上記マッピングデータは、遮光量LS1が大きくなる程、適正光量L1が大きくなるように設定されている。なお、適正光量L2の算出手法は、適正光量L1の算出手法と同様である。なお、制御部52は、S14で算出した、撮像装置21における「適正露出量」を加味して、適正光量L1及び適正光量L2を算出することにしても差し支え無い。S15が終了すると、プログラムは、S16に進む。
制御部52は、S16において、S15において算出した適正光量L1、L2となるように、照明装置46−1、46−2を制御するとともに、S17において、S14において算出した「適正露出量」となるように、撮像装置21を制御する。なお、S16において、制御部52は、照明装置46−1、46−2に印加する電流量やパルス電流のデューティ比を制御(PWM制御)することにより、照明装置46−1、46−2が照射する紫外線量(光量)を制御する。また、S17において、制御部52は、撮像装置21の露光時間(シャッタースピード)や、撮像素子21aの入光量を調整する図示しない絞りを調整することにより、撮像装置21の露出量を制御する。これらS16及びS17の処理によって、撮像素子21aの入光量が制御される。S17が終了すると、プログラムはS18に進む。
S18において、図6に示すように、撮像装置21によって、先行位置S1+1及び後行位置S1−1にそれぞれ割出された吸着ノズル18と被吸着電子部品Pの先行位置側面像77a及び後行位置側面像77bが一画面78上に撮像される。そして、画像認識部53は、これら2つの側面画像77a、77bを2値化することにより、背景部材31の部分と(図6において白い部分)、吸着ノズル18や電子部品P(図6において黒い部分)との境界を認識し、吸着ノズル18や電子部品Pの形状を認識する。
次に、制御部52は、画像認識部53によって認識された後行位置S1−1の吸着ノズル18の形状に基づいて、後行位置S1−1にある吸着ノズル18の異常を検出する。なお、後行位置S1−1にある吸着ノズル18の異常には、当該位置にある吸着ノズル18の破損や、吸着ノズル18のノズルスピンドル33への装着ミス、吸着ノズル18への電子部品Pの吸着の有無が含まれる。後行位置S1−1にある吸着ノズル18の異常の検出と同時に、制御部52は、画像認識部53によって認識された先行位置S1+1の吸着ノズル18及び電子部品Pの形状に基づいて、電子部品Pの吸着有無、吸着ノズル18先端に吸着された電子部品Pの高さの測定、表裏判定等を行う。S18が終了すると、プログラムは、S11に戻る。
このように、吸着ノズル18が電子部品Pを吸着した直後に電子部品Pの高さの測定、正しい姿勢で吸着されていることの確認等を行うので、不良部品や吸着姿勢の悪い部品を早期に発見し、無駄な搬送や誤装着を効率的に確実に防止することができる。
(本実施形態の効果)
上述した説明から明らかなように、図7に示すS12〜S17の処理において、制御部52(入光量制御手段)は、照明装置46−1、46−2と背景部材31の間にある吸着ノズル18の「ノズル情報」に基づいて、照明装置46−1、46−2及び撮像装置21の少なくとも一方を制御して、撮像素子21aの入光量を制御する。これにより、照明装置46−1、46−2と背景部材31の間にある吸着ノズル18によって照明装置46−1、46−2から照射された紫外線(光)が遮られる遮光量が増大するに従って、撮像素子21aの入光量が増大するように制御を行うことにより、背景部材31の部分の明度が高く撮像される。このため、背景部材31と吸着ノズル18の明度差を確保することができ、吸着ノズル18の形状の認識を確実に行うことができる。
また、照明装置46−1、46−2は紫外線を照射し、背景部材31は紫外線を吸収し可視光を放射する。これにより、照明装置46−1、46−2が照射する紫外線が吸着ノズル18で反射されて撮像装置21に入光したとしても、撮像装置21において紫外線が認識されない一方で、紫外線が入光する背景部材31は可視光を放射して、当該可視光が撮像装置21で背景部材31として撮像される。このため、吸着ノズル18と背景部材31の明度差をより確実に確保することができる。また、図4に示すように、本実施形態の撮像装置21には、撮像素子21aに入射する光のうち、紫外線の波長の成分の光を除去する紫外線カットフィルタ21cが設けられている。このため、撮像装置21に入光する紫外線による撮像画像の乱れ等の悪影響を完全に排除することができる。
また、制御部52(入光量制御手段)は、照明装置46−1、46−2が照射する光量を制御する。このため、撮像素子21aの入光量を容易に且つ確実に制御することができる。また、図4に示すように、本実施形態では、先行位置S+1及び後行位置S−1に有る吸着ノズル18に対向する位置のそれぞれに、先行側照明装置46−1と後行側照明装置46−2が配設されている。このため、図7のS14及びS15において、制御部52が、先行側照明装置46−1と後行側照明装置46−2の光量をそれぞれ制御することにより、図6に示す、先行位置側面像77aとして撮像される背景部材31及び後行位置側面像77bとして撮像される背景部材31のそれぞれに、最適な光量の紫外線(光)を照射させることができ、先行位置側面像77a及び後行位置側面像77bのそれぞれにおいて、背景部材31と吸着ノズル18の明度差を確保することができる。
また、制御部52(入光量制御手段)は、撮像装置21の露出量を制御する。このため、撮像装置21の入光量を容易に且つ確実に制御することができる。また、上述した実施形態では、照明装置46−1、46−2が照射する紫外線(光)の光量の制御に加えて、撮像装置21の露出量も制御している。このため、撮像装置21の入光量の調整幅が大きく、確実に背景部材31と吸着ノズル18の明度差を確保することができ、大きさの異なる吸着ノズル18に幅広く対応することができる。
また、上述した図7に示すS12〜S15の処理において、制御部52(入光量制御手段)が、吸着ノズル18の大きさの情報、例えば、吸着ノズル18の外径の情報に基づいて、「適正露出量」や適正光量L1、L2を算出することにすると、制御部52(入光量制御手段)における「適正露出量」や適正光量L1、L2の算出処理に負担がかからず、この結果、容易且つ迅速に撮像素子21aの入光量を制御することができる。
また、上述した図7に示すS12〜S15の処理において、制御部52(入光量制御手段)が、照明装置46−1、46−2と背景部材31との間にある吸着ノズル18の形状の情報(ノズル情報)に基づき、照明装置46−1、46−2が照射した紫外線(光)が背景部材31に到達する前に吸着ノズル18によって遮られる面積を算出し、当該面積に基づいて、撮像素子21aの入光量を制御すると、吸着ノズル18によって遮られる遮光量をより精度高く算出することができる。この結果、制御部52は、撮像素子21aの入光量をより適切に制御することができ、吸着ノズル18と背景部材31の明度差をより確実に確保することができる。また、吸着ノズル18が円筒形状で無く、上述した異形の吸着ノズル18である場合であっても、当該吸着ノズル18によって光が遮られる遮光量を確実に算出することができ、当該遮光量に基づき、確実に撮像素子21aの入光量を制御することができ、吸着ノズル18と背景部材31の明度差を確実に確保することができる。
なお、以上説明した実施形態では、制御部52は、「ノズル情報」のみに基づき、撮像素子21aの入光量を制御している。しかし、制御部52(入光量制御手段)が、「ノズル情報」に加えて、吸着ノズル18で吸着された電子部品Pの「部品情報」も加味し、当該「部品情報」に基づき、吸着ノズル18で吸着された電子部品Pによって遮られる遮光量も加味して、撮像素子21aの入光量を制御することにしても差し支え無い。この実施形態の場合には、吸着ノズル18で吸着された電子部品Pによって遮られる遮光量もまた、撮像素子21aの入光量制御に加味されるので、より確実に吸着ノズルと背景部材の明度差を確保することができる。
また、以上説明した実施形態では、照明装置46−1、46−2が照射する紫外線(光)の光量の制御に加えて、撮像装置21の露出量も制御している。しかし、照明装置46−1、46−2が照射する紫外線(光)の光量の制御、及び撮像装置21の露出量の制御のいずれか一方を行う実施形態であっても差し支え無い。
また、以上説明した実施形態では、「ノズル情報」は、制御部52のノズル情報記憶領域52aに記憶されているが、制御部52と通信可能に接続された記憶装置に吸着ノズル18の形状に関す情報である「ノズル情報」が記憶され、上記記憶装置から制御部52が「ノズル情報」を取得する実施形態であっても差し支え無い。
また、以上説明した実施形態では、制御部52は、図7のS13において、S12で取得した「ノズル情報」に基づいて、遮光量LS1、LS2を算出して、S14において、「適正露出量」を算出するとともに、S15において、適正光量L1、L2を算出している。しかし、制御部52が、遮光量LS1、LS2を算出すること無く、S12で取得した「ノズル情報」から直接、「適正露出量」を算出するとともに、適正光量L1、L2を算出する実施形態であっても差し支え無い。
また、S17において、制御部52は、撮像素子21aの感度を変化させることにより、撮像装置21の露出量を制御することにしても差し支え無い。
また、以上説明した実施形態では、照明装置46−1、46−2は、紫外線を照射している。しかし、可視光を照射する照明装置46−1、46−2を備えた部品装着装置30にも、本発明の技術的思想が適用可能なことは言うまでもない。
また、上記実施の形態においては、作業位置S1の直後の先行位置S1+1と直前の後行位置S1−1に割出された2つの吸着ノズル18と被吸着部品の側面画像を取得するようにしたが、必ずしも作業位置S1の直後及び直前の位置である必要はなく、作業位置S1より後の位置と前の位置であればよい。
また、以上説明した実施形態では、制御部52は、照明装置46−1、46−2と背景部材31の間にある吸着ノズル18の「ノズル情報」に基づいて、撮像素子21aの入光量を制御している。しかし、外形が一定形状の基準ノズルを、照明装置46−1、46−2と背景部材31の間に配設し、この状態において撮像装置21で得られた撮像画像に基づいて、撮像画像の輝度を測定し、当該輝度に基づいて、撮像素子21aの入光量を制御することにしても差し支え無い。
10…部品装着ヘッド、17…ノズルホルダ、17a…同心円周、18…吸着ノズル、21…撮像装置、21a…撮像素子、30…部品装着装置、31…背景部材、46−1、46−2…照明装置、52…制御部(情報取得手段、入光量制御手段)、AL…鉛直軸線、P…電子部品。

Claims (7)

  1. 部品を先端部で吸着し、前記部品を基板上に装着する複数の吸着ノズルと、
    軸線回りに回動可能であり、前記軸線と同心円周上において前記複数の吸着ノズルを移動可能に保持するノズルホルダと、
    前記同心円周の内側に配設され、光を反射可能な背景部材と、
    前記同心円周の外側に配設され、前記背景部材に光を照射する照明装置と、
    前記同心円周の外側に配設され、前記背景部材により反射された光により前記吸着ノズルの画像を取得する撮像素子を有する撮像装置と、を備えた部品装着装置であって、
    前記各吸着ノズルの形状に関する情報であるノズル情報を取得する情報取得手段と、
    前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの前記ノズル情報に基づいて、前記照明装置及び前記撮像装置の少なくとも一方を制御して、前記撮像素子の入光量を制御する入光量制御手段を有することを特徴とする部品装着装置。
  2. 請求項1において、
    前記照明装置は、紫外線を照射し、
    前記背景部材の表面には、紫外線を吸収し可視光を放射する蛍光面層が形成されていることを特徴とする部品装着装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記入光量制御手段は、前記照明装置が照射する光量を制御することを特徴とする部品装着装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    前記入光量制御手段は、前記撮像装置の露出量を制御することを特徴とする部品装着装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
    情報取得手段は、前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの大きさの情報を取得し、
    前記入光量制御手段は、前記吸着ノズルの大きさの情報に基づいて、前記撮像素子の入光量を制御することを特徴とする部品装着装置。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
    情報取得手段は、前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの形状情報を取得し、
    前記入光量制御手段は、前記照明装置が照射した光が前記背景部材に到達する前に前記吸着ノズルによって遮られる面積を算出し、当該面積に基づいて、前記撮像素子の入光量を制御することを特徴とする部品装着装置。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、
    前記情報取得手段は、前記各吸着ノズルで吸着される前記部品の形状に関する部品情報を取得し、
    前記入光量制御手段は、前記照明装置と前記背景部材の間にある前記吸着ノズルの前記ノズル情報及び前記吸着ノズルで吸着された前記部品の前記部品情報に基づいて、前記撮像素子の入光量を制御することを特徴とする部品装着装置。
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