JP5253540B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品をプリント基板上に装着する電子部品装着ヘッド及びこの電子部品装着ヘッドを備えた電子部品装着装置に関する。
従来、特許文献1に記載された電子部品装着ヘッド及び電子部品装着装置が知られている。この電子部品装着装置の電子部品装着ヘッドでは、複数の吸着ノズルが上下方向に延びる軸線回りに回動可能なノズルホルダの円周上に、上下方向に移動可能に保持されており、ノズルホルダの中心部に発光素子が配置され、吸着ノズルをはさんで発光素子と対向する位置に受光素子が配置されている。
この電子部品装着ヘッドによれば、吸着ノズルに吸着された電子部品の下端面の高さ位置を受光素子の受光状態より遮光から受光に変わる境界位置として検出することができるため、電子部品が吸着ノズルに正常に吸着されているか否かを判断することができる。
特開2005−109119号公報(第6頁、第7頁、図13、図14)
しかし、上記従来の電子部品装着装置の装着ヘッドは、回転するノズルホルダの中心部に発光素子が配置されている電子部品の保持位置を検出するためのマークを設けることについては何ら考慮がなされていなかった。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、電子部品の保持位置を検出するためのマークを電子部品装着ヘッドの背景手段に設けることで部品点数の削減を図ることができる電子部品装着装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る電子部品装着装置の特徴は、電子部品を先端部で吸着し、該電子部品をプリント基板上に装着する複数の吸着ノズルと、上下方向に延びる軸線回りに回動可能であり、該軸線と同心の円周上において前記複数の吸着ノズルを上下方向に移動可能に保持するノズルホルダと、前記軸線と同心の前記円周の内側に配置された背景手段と、前記円周の外側に配置され、前記先端部に吸着された前記電子部品と前記背景手段との明暗により前記電子部品の二次元画像を取得する第1撮像手段と、を備えた電子部品装着ヘッド、及び前記ノズルホルダの前記軸線方向であって、前記背景手段に下方から対向して、前記背景手段及び前記複数の吸着ノズルに吸着された前記電子部品を撮像する第2撮像手段が設けられ、前記背景手段の下面には、前記複数の吸着ノズルに吸着された前記電子部品とともに前記第2撮像手段によって撮像され、前記電子部品の保持位置を検出するためのマークを備えることである。

請求項1に係る電子部品装着装置においては、複数の吸着ノズルが軸線回りに回動可能なノズルホルダの円周上に移動可能に保持されており、前記円周の内側に背景手段が設けられ、前記円周の外側に第1撮像手段が設けられ、背景手段が電子部品の保持位置を検出するためのマークを備えるため、別途マークを設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
実施形態の電子部品装着装置の斜視図。 実施形態の電子部品装着ヘッドの正面図。 実施形態の電子部品装着ヘッドの底面図。 実施形態の電子部品装着ヘッドの一部拡大断面図。
本発明に係る電子部品装着ヘッド及び電子部品装着装置を具体化した実施形態及び変形形態1、2を図面に基づいて以下に説明する。
実施形態の電子部品装着装置は、図1に示すように、部品供給装置70、基板搬送装置60及び部品移載装着1を備えている。
部品供給装置70は、基枠80上に複数のカセット式フィーダ71を並設して構成したものである。カセット式フィーダ71は、基枠80に離脱可能に取り付けた本体72と、本体72の後部に設けた供給リール73と、本体72の先端に設けた部品取出部74を備えている。供給リール73には電子部品が所定ピッチで封入された細長いテープ(図示省略)が巻回保持され、このテープがスプロケット(図示省略)により所定ピッチで引き出され、電子部品が封入状態を解除されて部品取出部74に順次送り込まれる。また、部品供給装置70と基板搬送装置60の間には、電子部品の保持位置を検出する第2撮像手段としてのCCDカメラ75が設けられている。なお、部品移載装置1は、図1においては後方に退いているが、電子部品の保持位置を検出する際にはCCDカメラ75の上方に移動している。そして、この際には、CCDカメラ75は、後述するノズルホルダ17の軸線16a方向であって、後述する反射体18に対向することになる。
基板搬送装置60は、プリント基板をX軸方向に搬送し、第1搬送装置61及び第2搬送装置62を2列並設したいわゆるダブルコンベアタイプのものである。第1搬送装置61(第2搬送装置62)は、基台63上に一対のガイドレール64a、64b(65a、65b)を互い平行に対向させてそれぞれ水平に並設し、このガイドレール64a、64b(65a、65b)によりそれぞれ案内されるプリント基板を支持して搬送する一対のコンベアベルト(図示省略)を互いに対向させて並設して構成されたものである。また、基板搬送装置60には所定位置まで搬送されたプリント基板を押し上げてクランプするクランプ装置(図示省略)が設けられ、このクランプ装置によってプリント基板が装着位置で位置決め固定される。
部品移載装置1はXYロボットタイプのものであり、基枠80上に装架されて基板搬送装置60および部品供給装置70の上方に配設され、Y軸サーボモータ2によりY軸方向に移動されるY軸スライダ3を備えている。このY軸スライダ3には、電子部品を吸着してプリント基板に装着する電子部品装着ヘッド10が取り付けられている。
詳細には、図2に示すように、電子部品装着ヘッド10は、X軸スライダ11、インデックス軸モータ15、インデックス軸16、ノズルホルダ17、背景手段としての反射体18、吸着ノズル21、θ軸モータ25、Z軸モータ30、第1撮像手段としてのCCDカメラ43、照射手段としてのLED44等を有している。そして、X軸スライダ11が移動すると、それに伴って電子部品装着ヘッド10全体も移動するようになっている。このX軸スライダ11は、一対のガイドレール3aと一対のガイドブロック11aとを介して、Y軸スライダ3に移動可能に保持されている。詳細には、一対のガイドレール3aはY軸スライダ3に固定され、Y軸と直交するX軸方向に延びている。一対のガイドブロック11aはX軸スライダ11に固定され、ガイドレール3aと嵌合している。また、Y軸スライダ3には図示しないX軸サーボモータが固定され、このX軸サーボモータの出力軸にはX軸方向に延びるボールねじ3bが取り付けられている。そして、ボールねじ3bは、図示しないボールを介して、X軸スライダ11に固定されたボールナット11bに螺合されている。これにより、X軸サーボモータが回転すると、ボールねじ3bが回転し、X軸スライダ11はボールナット11bを介してガイドレール3aに案内されてX軸方向に移動し、電子部品装着ヘッド10全体もX軸方向に移動することになる。
X軸スライダ11には、水平方向に延びる第1、2フレーム12、13が上下に一体として設けられている。第1フレーム12にはインデックス軸モータ15が固定され、インデックス軸モータ15の出力軸にはインデックス軸16が第1フレーム12及び後述する従動ギヤ27、接続体28、θ軸ギヤ29を貫通して上下方向に延びる軸線16a回りに回動可能に接続されている。このインデックス軸16の下端部には円筒状のノズルホルダ17が固定されており、さらにノズルホルダ17の下端部には光を反射可能な円筒状の反射体18が固定されている。そのため、ノズルホルダ17及び反射体18は、インデックス軸16とともに軸線16a回りに回動することになる。これにより、インデックス軸モータ15を回転させると、ノズルホルダ17を回転させることができ、後述する全ての吸着ノズル21を軸線16a回りに回転させることができる。なお、反射体18として、軸線16aに垂直な断面が正多角形をなすものを採用してもよい。反射体18の断面が円形又は正多角形をなしていれば、反射体18がノズルホルダ17といっしょに回転しても、反射体18により反射される光を十分に得ることができるからである。ただし、インデックス軸16の軸線16aに沿った中央部分を回転しない構造にする場合は、この部分に固定される反射体18として反射面が平面状をなすものを採用することができる。また、軸線16aは上下方向に延びているが、上下方向に対し傾斜していてもよい。
図3に示すように、反射体18は軸線16aと同心の円周17aの内側に配置され、反射体18の下面中央には電子部品Pの保持位置を検出するためのマーク18aが付されている。このように、反射体18がマークを備えるため、別途マークを設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。本実施形態においては、反射体18の下面中央にマーク18aを1つ付したが、例えば、反射体18の下面外周上に複数のマークを付してもよい。さらに、反射体18の下面外周をマークとすることもできる。なお、図3は電子部品装着ヘッド10を下方向から見た図である。
ノズルホルダ17には、軸線16aと同心の円周17a上において複数の吸着ノズル21が上下方向に移動可能に保持されている。図2に示すように、各吸着ノズル21は、その上端においてスピンドル20に装着されている。スピンドル20は、ノズルホルダ17を上下方向に貫通して摺動可能にされている。スピンドル20の下端部には他の部分より径の大きい大径部20aが形成され、スピンドル20の上端部には外周に歯部22aが形成されたノズルギヤ22が固定されている。ノズルギヤ22とノズルホルダ17との間には圧縮スプリング23が設けられ、これによりスピンドル20及び吸着ノズル21が上方に付勢されるとともに、大径部20aによりスピンドル20及び吸着ノズル21の上方への移動が規制されている。また、各吸着ノズル21には、スピンドル20を介して図示しない吸着ノズル駆動装置から負圧が供給されるようになっている。これにより、各吸着ノズル21は、電子部品Pを先端部21aで吸着することができる。
第1フレーム12にはθ軸モータ25が固定され、θ軸モータ25の出力軸には外周に歯部26aが形成された駆動ギヤ26が固定されている。また、インデックス軸16には外周に歯部27aが形成された従動ギヤ27が軸線16a回りに回動可能に支持されており、従動ギヤ27の歯部27aと駆動ギヤ26の歯部26aとが噛合している。従動ギヤ27の下端には接続体28が固定され、接続体28の下端にはθ軸ギヤ29が固定されている。これら接続体28及びθ軸ギヤ29も、従動ギヤ27同様、軸線16a回りに回動可能にインデックス軸16に支持されている。θ軸ギヤ29の外周には歯部29aが形成され、この歯部29aと各ノズルギヤ22の歯部22aとが噛合している。これにより、θ軸モータ25を回転させると、駆動ギヤ26、従動ギヤ27、θ軸ギヤ29及びノズルギヤ22を介して、全ての吸着ノズル21を一斉に自転させることができる。
また、第1フレーム12にはZ軸モータ30が固定され、Z軸モータ30の出力軸にはボールねじ軸31が接続されている。このボールねじ軸31は、第1フレーム12に固定された軸受12a及び第2フレーム13に固定された軸受13aにより、上下方向に延びる軸芯線31a回りに回動可能に支持されている。ボールねじ軸31は、図示しないボールを介して、Z軸モータ30の回転運動を直線運動に変換してボールナット32に伝達する。ボールナット32は吸着ノズルレバー33に固定されている。また、第1フレーム12と第2フレーム13とに固定され、上下方向に伸びるガイド34が吸着ノズルレバー33を貫通しており、吸着ノズルレバー33はガイド34に沿って上下方向に摺動可能にされている。この吸着ノズルレバー33には、スピンドル20の上端を押圧する押圧部33aが突設されている。これにより、Z軸モータ30を回転させると、ボールねじ軸31が回転し、吸着ノズルレバー33はボールナット32を介してガイド34に案内されて上下に移動する。吸着ノズルレバー33が上下に移動すると、押圧部33aも上下に移動し、押圧部33aが当接しているスピンドル20及び吸着ノズル21を上下に移動させることができる。なお、スピンドル20及び吸着ノズル21は上下に移動するが、上下方向に対し傾斜する方向に移動するようにしてもよい。
第2フレーム13にはブラケット40が懸架され、ブラケット40には、反射体18により反射された光により吸着ノズル21の先端部21aに吸着された電子部品Pの二次元画像を取得するCCDカメラ43が固定されている。また、CCDカメラ43の電源線及び信号線を束ねたケーブル46がブラケット40から引出されている。ブラケット40の吸着ノズル21側には、ブラケット41が固定されており、ブラケット41には、反射体の方向に光を照射するLED44が装着されたプリント板47が固定されている。このLED44の電源はCCDカメラ43の電源線から供給される。LED44と吸着ノズル21との間には、LED44から電子部品Pへ光が直接照射されるのを防止する遮蔽板41aがブラケット40と一体として設けられている。また、ブラケット41には、2個のプリズム45が設けられている。
図3に示すように、CCDカメラ43とLED44とは軸線16aと同心の円周17aの外側に配置されている。また、LED44はCCDカメラ43の両側に夫々3個ずつ配置されている。吸着ノズル21が最上端に移動した状態において、LED44から照射された光は矢印で示すように、反射体18により反射される。この際、LED44がCCDカメラ43の両側に配置され、かつ横方向に複数配置されているため、反射体18により反射される光を十分に得ることができる。なお、本実施形態においては、LED44を直線状に配置したが、円周17aに沿って円弧状に配置してもよい。
図4に示すように、吸着ノズル21が最上端に移動した状態において、反射体18と、吸着ノズル21に吸着された電子部品Pと、CCDカメラ43への光の入射部41bとが仮想直線48上にある。これにより、反射体18により反射された光は、矢印で示すように、電子部品Pの外周縁及び光の入射部41bを通過し、プリズム45により反射されてCCDカメラ43に入射する。また、この吸着ノズル21は、吸着ノズルレバー33の押圧部33aにより上下に移動される位置にある。すなわち、CCDカメラ43は、吸着ノズルレバー33により上下に移動される位置にある吸着ノズル21に吸着された電子部品Pの二次元画像を取得する。なお、CCDカメラ43は、この吸着ノズル21以外の吸着ノズル21に吸着された電子部品Pの二次元画像を取得するものであってもよい。この場合は、電子部品Pを吸着する吸着ノズル21が昇降動作を行っている間に他の吸着ノズル21に吸着された電子部品Pの二次元画像を取得することができるため、画像取得時間に余裕ができるのみならずタクトタイムを短くすることができる。また、吸着ノズル21の昇降動作とノズルホルダ17の回動動作とを並行して行えば、さらにタクトタイムを短くすることができる。
以上の構成をした電子部品装着装置において、電子部品Pをプリント基板に装着する動作について説明する。まず、図示しない制御装置が基板搬送装置60のコンベアベルトを駆動することにより、プリント基板がガイドレール64a、64b(65a、65b)に案内されて所定の位置まで搬送される。そして、クランプ装置により、プリント基板が押し上げられクランプされて位置決め固定される。
次に、Y軸サーボモータ2及びX軸サーボモータが駆動されることにより、Y軸スライダ3及びX軸スライダ11が移動され、電子部品装着ヘッド10が部品供給装置70の部品取出部74まで移動される。
その後、インデックス軸モータ15が回転されることにより、ノズルホルダ17が回転され、所定の吸着ノズル21を装着したスピンドル20が吸着ノズルレバー33の押圧部33aの下方に割出される。そして、Z軸モータ30が正転されることにより、吸着ノズルレバー33が圧縮スプリング23の付勢力に抗して下方に押下げられ、吸着ノズル21の先端部21aが電子部品Pに極めて接近するまで押下げられる。さらに、吸着ノズル駆動装置から吸着ノズル21に負圧が供給され、吸着ノズル21の先端部21aに電子部品Pが吸着保持される。その後、Z軸モータ30が逆転されることにより、吸着ノズルレバー33が上方に移動され、圧縮スプリング23の付勢力により吸着ノズル21が最上端に移動した状態まで押上げられる。
この状態において、LED44から光が照射される。この光は反射体18により反射され、電子部品Pの外周縁及び入射部41bを通過し、CCDカメラ43に入射する。これにより、反射体18部分が明るい背景となり、電子部品P及び吸着ノズル21の先端部21aが暗くなった二次元画像(Y軸方向から見たXZ二次元画像)が取得できる。このXZ二次元画像はグレースケール又は白黒の2値のXZ二次元画像データとして処理され、吸着ノズル21の先端部21aから各電子部品Pまでの距離が計算される。この計算データと、設計段階において予め計算された吸着ノズル21の先端部21aからの各電子部品Pの基準位置のデータとの差、すなわち「位置ずれ」を求め、閾値と比較する。その結果、「位置ずれ」が閾値を超えている場合は吸着ノズル21への電子部品Pの吸着ミス(電子部品Pがない場合及び吸着姿勢が異常の場合)とされ、「位置ずれ」が閾値を超えていない場合は正常であると判断される。ただし、「吸着姿勢が異常の場合」とは、電子部品Pの吸着姿勢がプリント基板に装着するための許容範囲にない場合をいう。なお、この「位置ずれ」のデータは、制御装置の記憶エリアに記憶しておき、後述する電子部品Pのプリント基板への装着時に使用される。
この際、吸着ノズルレバー33の押圧部33aにより上下に移動される位置にある吸着ノズル21が最上端に移動した状態において、反射体18と、この吸着ノズル21に吸着された電子部品Pと、CCDカメラ43への光の入射部41bとが仮想直線48上にある。そして、CCDカメラ43により二次元画像を取得することができるため、ノズルホルダ17を回転させることなく、静止した状態において電子部品Pの吸着ミスの有無を判断することができる。また、電子部品Pがないと判断された場合、直ちに吸着ノズル21を下降させ、再吸着を行うことができる。さらに、吸着姿勢が異常であると判断された場合、電子部品Pを廃棄箱に廃棄するが、この廃棄動作終了後において電子部品Pが正常に廃棄されたか否かを判断することができる。以上の動作を繰り返すことにより、複数の吸着ノズル21に各々電子部品Pを吸着する。
次に、Y軸サーボモータ2及びX軸サーボモータが駆動されることにより、Y軸スライダ3及びX軸スライダ11が移動され、電子部品装着ヘッド10がCCDカメラ75の上方まで移動される。そして、CCDカメラ75により、吸着ノズル21に吸着されたすべての電子部品Pの二次元画像(Z軸方向から見たXY二次元画像)が撮像される。このXY二次元画像データから、反射体18のマーク18aからの各電子部品Pまでの距離、すなわち各電子部品Pの保持位置が計算される。この各電子部品Pの保持位置のデータと、設計段階において予め計算されたマーク18aからの各電子部品Pの基準位置のデータとの差、すなわち「位置ずれ」を求め、制御装置の記憶エリアに記憶しておく。なお、この「位置ずれ」のデータは、後述する電子部品Pのプリント基板への装着時に使用される。
次に、Y軸サーボモータ2及びX軸サーボモータが駆動されることにより、Y軸スライダ3及びX軸スライダ11が移動され、電子部品装着ヘッド10が装着位置であるプリント基板の上方まで移動される。この状態において、LED44から光を照射しCCDカメラ43により二次元画像を取得して、各電子部品Pの有無の確認をすることができる。
そして、インデックス軸モータ15及びθ軸モータ25が回転され、電子部品Pが所定の位置及び向きにされる。この際、前述のXY二次元画像データに基づいて求められた「位置ずれ」のデータにより微調整が行なわれる。これにより、吸着ノズル21による電子部品Pの吸着位置のばらつきのみならず、経年変化や熱変形等による電子部品装着ヘッド10の相対位置のずれも吸収して、電子部品Pをプリント基板の所定位置に正確に装着することができる。
その後、Z軸モータ30が正転されることにより、吸着ノズルレバー33が圧縮スプリング23の付勢力に抗して下方に押下げられ、吸着ノズル21の先端部21aの電子部品Pがプリント基板に装着されるまで押下げられる。この際、前述のXZ二次元画像データに基づいて求められた「位置ずれ」のデータにより微調整が行なわれる。すなわち、XZ二次元画像データから電子部品Pの高さ(Z方向長さ)を求めることができるため、吸着ノズル21の下降量(押込み量)を微調整することができ、電子部品Pに与える衝撃を小さくすることができる。その後、Z軸モータ30が逆転されることにより、吸着ノズルレバー33が上方に移動され、圧縮スプリング23の付勢力により吸着ノズル21が最上端に移動した状態まで押上げられる。
この状態において、LED44から光を照射しCCDカメラ43により二次元画像を取得して、電子部品Pの持ち帰りの有無の確認をする。これにより、電子部品Pの持ち帰りがあった場合、直ちに吸着ノズル21を下降させ、再装着を行うことができる。以上の動作が繰り返されることにより、すべての電子部品Pがプリント基板に装着される。最後に、プリント基板のクランプが解除されプリント基板が排出されて、電子部品Pを1枚のプリント基板に装着する動作が終了する。
本実施形態の電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置においては、複数の吸着ノズル21が上下方向に延びる軸線16a回りに回動可能なノズルホルダ17の円周17a上に、上下方向に移動可能に保持されており、吸着ノズル21の内側に反射体18が設けられ、吸着ノズル21の外側にCCDカメラ43とLED44とが設けられている。そのため、回転するノズルホルダ17の中心部にLED44を配置する必要がなく、設計上の自由度が大きい。また、LED44に電源を供給する電源コードをノズルホルダ17の中心部に通す必要がなく、組付けが容易である。したがって、この電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置によれば、設計及び組付けを容易にすることができる。
また、この電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置においては、吸着ノズルレバー33の押圧部33aにより上下に移動される位置にある吸着ノズル21が最上端に移動した状態において、反射体18と、この吸着ノズル21に吸着された電子部品Pと、CCDカメラ43への光の入射部41bとが仮想直線48上にある。これにより、LED44から照射された光が反射体18により反射され、電子部品Pの外周縁及び入射部41bを通過し、CCDカメラ43に入射するため、反射体18部分が明るい背景となり、電子部品P及び吸着ノズル21の先端部21aが暗くなって、コントラストのとれた画像が取得できる。
さらに、この電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置においては、遮蔽板41aによりLED44から電子部品Pへ光が直接照射されるのを防止できるため、電子部品Pからの反射光がCCDカメラ43に入射することが少なくなり、電子部品Pの表面の色や状態にかかわらずコントラストのとれた画像が取得できる。ただし、遮蔽板41aによりLED44から電子部品Pへの直接光が完全に遮られる必要はなく、電子部品P及び吸着ノズル21の先端部21aの画像と背景となる反射体18の画像とのコントラストが得られる程度に光量を制限できればよい。
また、この電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置においては、第1撮像手段及び第2撮像手段としてCCDカメラ43、75を用いたが、二次元画像を取得することができるものであればよく、例えばCMOSカメラであってもよい。
次に、変形形態1に係る電子部品装着ヘッド及び電子部品装着装置について説明する。変形形態1の電子部品装着装置の主な機械的構成は、図1〜4に示す実施形態の電子部品装着装置と同様であり、同一の符号を用いることとし、その説明を省略する。ただし、LED44の代わりに紫外線を照射する紫外線照射装置を採用し、反射体18の代わりに紫外線を吸収し可視光を放射する蛍光面を有する蛍光体を採用している。そして、CCDカメラ43には紫外線フィルタが装着されており、遮蔽板41aは設けられていない。その他の機械的構成は実施形態と同様である。
以上の構成をした電子部品装着装置においては、電子部品装着ヘッド10が実施形態と同様の位置にある場合、紫外線照射装置から照射された紫外線が蛍光体で吸収されるとともに、蛍光体から可視光が放射される。この可視光が電子部品Pの外周縁及び入射部41bを通過し、CCDカメラ43に入射する。なお、CCDカメラ43には紫外線フィルタが装着されており、電子部品Pで反射された紫外光は除去されるため、遮蔽板41aを取除くことができる。この変形形態1の電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置においても、実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
次に、変形形態2に係る電子部品装着ヘッド及び電子部品装着装置について説明する。変形形態2の電子部品装着装置の主な機械的構成も、図1〜4に示す実施形態の電子部品装着装置と同様であり、同一の符号を用いることとし、その説明を省略する。ただし、遮蔽板41aを取除くとともに、反射体18の代わりに光を吸収する黒色面を有する吸収体を採用している。この黒色面としては、例えば吸収体の表面に黒色塗料を塗布したものを用いることができる。その他の機械的構成は実施形態と同様である。
以上の構成をした電子部品装着装置においては、電子部品装着ヘッド10が実施形態と同様の位置にある場合、LED44から照射された光が電子部品P及び吸着ノズル21の先端部21aで反射され、CCDカメラ43に入射する。そして、電子部品P及び先端部21aで反射された光により電子部品P及び先端部21aが明るく、背景が暗い二次元画像が得られる。すなわち、変形形態2においては、電子部品P及び先端部21aと背景との明暗が実施形態及び変形形態1の場合と逆になる。この変形形態2の電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置においても、実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
以上、本発明の電子部品装着ヘッド10及び電子部品装着装置を実施形態及び変形形態1、2に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
10…電子部品装着ヘッド、16a…軸線、17…ノズルホルダ、17a…円周、18…背景手段(反射体)、18a…マーク、21…吸着ノズル、21a…先端部、41a…遮蔽板、41b…入射部、43…第1撮像手段(CCDカメラ)、44…照射手段(LED)、48…仮想直線、75…第2撮像手段(CCDカメラ)、P…電子部品。

Claims (1)

  1. 電子部品を先端部で吸着し、該電子部品をプリント基板上に装着する複数の吸着ノズルと、
    上下方向に延びる軸線回りに回動可能であり、該軸線と同心の円周上において前記複数の吸着ノズルを上下方向に移動可能に保持するノズルホルダと、
    前記軸線と同心の前記円周の内側に配置された背景手段と、
    前記円周の外側に配置され、前記先端部に吸着された前記電子部品と前記背景手段との明暗により前記電子部品の二次元画像を取得する第1撮像手段と、を備えた電子部品装着ヘッド、及び
    前記ノズルホルダの前記軸線方向であって、前記背景手段に下方から対向して、前記背景手段及び前記複数の吸着ノズルに吸着された前記電子部品を撮像する第2撮像手段が設けられ、
    前記背景手段の下面には、前記複数の吸着ノズルに吸着された前記電子部品とともに前記第2撮像手段によって撮像され、前記電子部品の保持位置を検出するためのマークを備えることを特徴とする電子部品装着装置
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