JP5476256B2 - 部品実装装置および部品認識装置 - Google Patents

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この発明は、ノズルの先端部による部品の吸着有無や部品の吸着状態を認識する部品認識装置および部品実装装置に関するものである。
部品実装装置では、ヘッドユニットにより支持された実装ヘッドの先端部に吸着ノズルが装着されている。そして、吸着ノズルの先端部で部品供給部により供給される部品を吸着した後、ヘッドユニットを基板の部品搭載位置の上方に移動させる。そして、部品を吸着したノズルを下降させて部品を基板の部品搭載位置に搭載する。このような部品実装装置では、例えば特許文献1に記載されているように、ノズルの先端部による部品の吸着有無や部品の吸着状態を認識するため、ノズルが最上端位置に上昇して停止した状態で、ノズルの側面からノズルの先端近傍を対象とした画像を撮像している。そして、その画像に基づき部品の吸着有無などを検知している。
特開2005−322802号公報(図3)
ところで、上記した部品実装装置では、部品の吸着有無や部品の吸着状態を認識するため、ノズルを必ず最上端位置にまで上昇させて停止する必要があり、このことが装置のタクトロスの主要因の一つとなっている。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、タクトロスを抑制しつつ部品の吸着有無や部品の吸着状態を認識することができる部品実装装置および部品認識装置を提供することを目的とする。
この発明にかかる部品実装装置は、上記目的を達成するため、先端部で部品を吸着して部品を基板に実装するノズルと、ノズルを支持するヘッドユニットと、ノズルを上下動させるノズル駆動機構と、ノズルの上下動の動作中に、ノズルの先端部が上下動する軌跡を横切るように光を照射する照射ユニットと、軌跡を通過する光、あるいは部品および/またはノズルで反射された光を受光する受光ユニットと、受光ユニットにて受光した受光情報をノズルの上下動動作に関連付けてモニターすることでノズルが上昇または下降している間にノズル先端部の状態を検知する検知手段とを備えたことを特徴としている。
また、この発明にかかる部品認識装置は、先端部で部品を吸着しながら上下動するノズルの先端部の状態を検知する部品認識装置であって、上記目的を達成するため、ノズルの上下動の動作中に、ノズルの先端部が上下動する軌跡を横切るように光を照射する照射ユニットと、軌跡を通過する光、あるいは部品および/またはノズルで反射された光を受光する受光ユニットと、受光ユニットにて受光した受光情報をノズルの上下動動作に関連付けてモニターすることでノズルが上昇または下降している間にノズル先端部の状態を検知する検知手段とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(部品実装装置および部品認識装置)では、ノズルの上下動の動作中に、ノズルの先端部が上下動する軌跡を横切るように光が照射されるとともに、その軌跡を通過する光、あるいは部品および/またはノズルで反射された光が受光ユニットで受光され、その受光情報をノズルの上下動動作に関連付けてモニターすることでノズルが上昇または下降している間にノズル先端部の状態が検知される。このように、ノズルが上下動する間に、ノズル先端部の状態、つまり部品の吸着有無や部品の吸着状態が認識されるため、タクトロスを低減することができる。なお、本発明中の「ノズルの上下動の動作中」とは、上昇端から下降端(部品吸着位置)にノズルが連続的あるいは断続的に下降している期間、また下降端から上昇端にノズルが連続的あるいは断続的に上昇している間を意味している。
ここで、照射ユニットおよび受光ユニットについては、ノズルの移動と独立して移動自在に構成してもよいが、この場合、ノズル移動と同時あるいは前後して照射ユニットや受光ユニットを移動させる必要がある。これに対し、照射ユニットおよび受光ユニットをヘッドユニットに設けてもよく、このような構成を採用することで照射ユニットおよび受光ユニットはヘッドユニットと一体的に移動し、照射ユニットおよび受光ユニットの移動機構を省略することができる。
また、受光ユニットが、長手方向がノズルの上下動方向に対して直交する方向に指向するように配置されたラインセンサを有するように構成してもよい。これによって、ノズルの上下動方向においてラインセンサが占める高さ範囲が最小化され、上下動方向において装置のコンパクト化を図ることが可能となっている。
また、上記部品を部品供給位置で供給する部品供給部が設けられ、ヘッドユニットが部品供給位置の上方と基板に部品を搭載する搭載位置の上方との間を移動自在となっている部品実装装置では、次のタイミング
・部品を吸着したノズルが搭載位置に向けて下降する途中、
・部品吸着前のノズルが部品供給位置に向けて下降する途中、
・部品供給部から部品を吸着したノズルが部品供給位置から上昇する途中、
・部品搭載位置に部品を実装したノズルが搭載位置から上昇する途中、
のうち少なくとも1つで、照射ユニットが光を照射するとともに受光ユニットが受光した受光情報を出力し、これを受けた検知手段がノズル先端部の状態を検知するように構成してもよい。これによって適切なタイミングでノズル先端部の状態を確実に検知することができる。なお、各タイミングでの検知内容については、後の実施形態で詳述する。
また、照射ユニットが、下方に光を照射する照射部と、照射部の下方位置に配置されて照射部からの光を反射して軌跡を横切らせる第1反射部とを有するように構成してもよい。このような構成を採用することで第1反射部の上方位置に照射部が配置されるため、上下動方向に対して直交する水平方向において照射ユニットをスリム化することができ、装置のコンパクト化が可能となる。
また、受光ユニットについても、照射ユニットと同様に、反射部を設けることで水平方向において受光ユニットをスリム化することができ、装置のコンパクト化が可能となる。つまり、受光ユニットが、軌跡を通過する光、あるいは部品および/またはノズルで反射された光を反射して上方に導光する第2反射部と、第2反射部の上方に配置されて第2反射部で反射された光を受光する受光部とを有するように構成するのが好適である。
また、受光ユニットが軌跡を通過する光を受光するものである場合、照射ユニットおよび受光ユニットを、軌跡を挟んで水平方向に互いに対向するように振り分けて配置するのが望ましい。このような構成を採用することで、ノズルに吸着される部品が光を反射しにくい部品でも、バックライト方式で部品に光が照射されるため、部品の周囲を通過した光が受光ユニットに受光され、ノズル先端部や部品の外形を規定する受光情報が確実に得られる。その結果、部品吸着の有無や部品吸着状態を良好に検知することができる。
また、部品実装装置では、実装効率を高めるため、ノズルを複数備えることがある。そして、照射ユニットからの光の照射方向から見ると複数のノズルの各軌跡が重なるように複数のノズルが配置されることがある。また、複数のノズルがそれぞれ部品を吸着しながら同時に上下動するときに照射ユニットからの光の照射方向から見ると複数の部品が重なることがある。これらの場合、2つ以上のノズルが同時に上下動すると、ノズル毎にノズル先端部の状態を反映した受光情報を正確に取得することが困難となる。そこで、このような構成を有する装置では、ノズル駆動機構が、複数のノズルのうちの1つのノズルを選択的に上下動させるとともに残りのノズルを上昇端に保持し、選択されたノズルの動作中に、照射ユニットが光を照射するとともに受光ユニットが軌跡を通過する光、あるいは部品および/またはノズルで反射された光を受光するように構成するのが望ましい。こうすることで、常に選択されたノズルの先端部の状態を正確に検知することができる。
さらに、受光ユニットの受光部としてカメラなどの撮像部を用いてもよいが、この場合、ノズル先端部の状態を正確に検知するためには撮像対象に焦点を合わせる必要がある。これに対し、照射ユニットがレーザー光を照射するレーザー照射部を有し、受光ユニットが軌跡を通過するレーザー光、あるいは部品および/またはノズルで反射されたレーザー光を受光するように構成すると、上記した焦点合わせが不要となる。
以上のように、本発明によれば、ノズルの上下動の動作中に、ノズルの先端部が上下動する軌跡を横切るように光を照射するとともに、軌跡を通過する光、あるいは部品および/またはノズルで反射された光を受光してノズル先端部の状態を検知しているので、タクトロスを低減することができる。
本発明にかかる部品実装装置の一実施形態の概略構成を示す平面図である。 図1に示す部品実装装置の部分側面図である。 部品認識装置の構成を示す断面図である。 図1に示す部品実装装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す部品実装装置の動作を模式的に示す図である。 本発明にかかる部品実装装置の他の実施形態を示す図である。
図1は本発明にかかる部品実装装置の一実施形態の概略構成を示す平面図である。また、図2は図1に示す部品実装装置の部分側面図である。また、図3は部品認識装置の構成を示す断面図である。さらに、図4は図1に示す部品実装装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。なお、図1〜図3及び後で説明する図6では、各図の方向関係を明確にするために、XYZ直角座標軸が示されている。
この部品実装装置1では、基台11上に基板搬送機構2が配置されており、基板3を所定の搬送方向Xに搬送可能となっている。より詳しくは、基板搬送機構2は、基台11上において基板3を図1の右側から左側へ搬送する一対のコンベア21、21を有している。そして、コンベア21、21は制御ユニット8の駆動制御部82からの動作指令に応じて作動することで、基板3を搬入し、所定の実装作業位置(同図に示す基板3の位置)で停止させ、図略の保持装置で基板3を固定し保持する。そして、部品供給部4から供給される電子部品がヘッドユニット6に搭載された実装ヘッド61により基板3に移載される。また、基板3に実装すべき部品の全部について実装処理が完了すると、基板搬送機構2は基板3を搬出する。なお、基台11上には、部品認識カメラ7が配設されている。この部品認識カメラ7は、照明部およびCCD(Charge Coupled Device)カメラなどから構成されており、ヘッドユニット6の各実装ヘッド61の吸着ノズル62に保持された電子部品をその下側から撮像するようになっている。
このように構成された基板搬送機構2の前方側(+Y軸方向側)および後方側(−Y軸方向側)には、部品供給部4が配置されている。これらの部品供給部4は多数のテープフィーダ41を備えている。また、各テープフィーダ41には、電子部品を収納・保持したテープを巻回したリール(図示省略)が配置されており、電子部品をヘッドユニット6に供給可能となっている。すなわち、各テープには、集積回路(IC)、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ電子部品が所定間隔おきに収納、保持されている。そして、テープフィーダ41がリールからテープをヘッドユニット6側に送り出すことによって該テープ内の電子部品が間欠的に部品吸着位置(本発明の「部品供給位置」に相当)に繰り出され、その結果、ヘッドユニット6の実装ヘッド61に装着された吸着ノズル62によって電子部品のピックアップが可能となる。
このヘッドユニット6は電子部品を実装ヘッド61の吸着ヘッド62により吸着保持したまま基板3に搬送するとともに、ユーザより指示された部品搭載位置に移載するものである。そして、前方側でX軸方向に一列に配列された6個の実装ヘッド61Fと、後方側でX軸方向に一列に配列された6個の実装ヘッド61Rとの合計12個の実装ヘッド61を有している。すなわち、図1および図2に示すように、ヘッドユニット6では、鉛直方向Zに延設された実装ヘッド61Fが6本、X軸方向(基板搬送機構2による基板3の搬送方向)に等ピッチで列状に設けられている。また、実装ヘッド61Fに対して後方側(−Y軸方向側)にも、前列と同様に構成された後列が設けられている。つまり、鉛直方向Zに延設された実装ヘッド61Rが6本、X軸方向に等ピッチで列状に設けられている。なお、本実施形態では、実装ヘッド61Fと実装ヘッド61RとはX軸方向に半ピッチずれて配置されており、図1に示すように平面視でジグザグ状に配置されている。このため、Y軸方向から見ると、図2に示すように12本の実装ヘッド61は互いに重なり合うことなくX軸方向に一列に並んでいる。
また、各実装ヘッド61の先端部に装着された吸着ノズル62は圧力切替機構71を介して負圧発生装置、正圧発生装置、及び大気のいずれかに連通可能とされており、制御ユニット8の圧力制御部81により圧力切替機構71をコントロールすることで吸着ノズル62に与える圧力を切り替え可能となっている。すなわち、圧力切替によって負圧発生装置からの負圧吸着力を吸着ノズル62に与えることで、該吸着ノズル62の下方端部(先端部)が電子部品の上面を吸着して部品保持が可能となっている。逆に、吸着ノズル62へ正圧発生装置からの正圧を供給すると、実装ヘッド61による電子部品の吸着保持が解除されるとともに、正圧により電子部品を瞬時に基板3に実装する。そして、電子部品の実装後、吸着ノズル62は大気開放とされる。このようにヘッドユニット6では制御ユニット8の圧力制御部81による負圧吸着力及び正圧供給の制御により電子部品の着脱が可能となっている。
また、各実装ヘッド61はヘッドユニット6に対して図略のノズル昇降駆動機構により昇降(Z軸方向の移動)可能に、かつ図略のノズル回転駆動機構によりノズル中心軸回りに回転(図2のR方向の回転)可能となっている。これらの駆動機構のうちノズル昇降駆動機構は吸着もしくは装着を行う時の下降位置(下降端)と、搬送を行う時の上昇位置(上昇端)との間で実装ヘッド61を昇降させるものである。一方、ノズル回転駆動機構は吸着ノズル62を必要に応じて回転させるための機構であり、回転駆動により電子部品を実装時における所定のR軸方向に位置させることが可能となっている。なお、これらの駆動機構については、それぞれZ軸サーボモータ72、R軸サーボモータ73および所定の動力伝達機構で構成されており、制御ユニット8の駆動制御部82によりZ軸サーボモータ72およびR軸サーボモータ73を駆動制御することで各実装ヘッド61がZ方向およびR方向に移動させられる。このように、本実施形態では、Z軸サーボモータ72が本発明の「ノズル駆動機構」として機能している。
さらに、ヘッドユニット6は、これらの実装ヘッド61で吸着された電子部品を部品供給部4と基板3との間で搬送して基板3に実装するため、基台11の所定範囲にわたりX軸方向及びY軸方向(X軸及びZ軸方向と直交する方向)に移動可能となっている。すなわち、ヘッドユニット6は、X軸方向に延びる実装ヘッド支持部材63に対してX軸に沿って移動可能に支持されている。また、実装ヘッド支持部材63は、両端部がY軸方向の固定レール64に支持され、この固定レール64に沿ってY軸方向に移動可能になっている。そして、このヘッドユニット6は、X軸サーボモータ65によりボールねじ66を介してX軸方向に駆動され、実装ヘッド支持部材63はY軸サーボモータ67によりボールねじ68を介してY軸方向へ駆動される。このようにヘッドユニット6は実装ヘッド61に吸着された電子部品を部品供給部4から目的位置まで搬送可能となっている。
そして、本実施形態では、さらに、各ノズル62の先端部による部品の吸着有無や部品の吸着状態を認識するために、照射ユニット9および受光ユニット10がヘッドユニット6に取り付けられている。以下、照射ユニット9および受光ユニット10の構成について説明した後、さらに図5を参照しつつ照射ユニット9および受光ユニット10を用いた部品認識動作について説明する。
本実施形態では、図1および図2に示すように、ヘッドユニット6の前方(+Y)側に照射ユニット9が取り付けられるとともに、後方(−Y)側に受光ユニット10が取り付けられており、ヘッドユニット6と一体的にX軸方向およびY軸方向に移動自在となっている。
照射ユニット9では、図3に示すように、ヘッドユニット6に固定されたユニット本体91の内部に照射部92および反射ミラー93が配置されている。この本実施形態では、照射部92は、複数の吸着ノズル62がX軸方向に配列されていることに対応し、ノズル62の上下動方向(Z方向)と直交するX軸方向に指向している。すなわち、図3の紙面に対して垂直な方向(X軸方向)に、吸着ノズル62の配列長さより若干長く延設された配線基板の下面に複数のLED(Light Emitting Diode)が配置されている。そして、制御ユニット8の照射処理部83からの動作指令に応じてLEDが点灯し、下方に向けて光を発光する。なお、本実施形態では、複数のLEDにより照射部92を構成しているが、他の発光素子を用いてもよいことは言うまでもない。
このように構成された照射部92の下方位置に反射ミラー93が配置されており、照射部92からの光を90゜折り返し、ユニット本体91のノズル側側面に対してX軸方向に延設された貫通長孔94を介して照射ユニット9から水平に光を照射する。こうして、照射ユニット9は吸着ノズル62の上下動の軌跡(図3中の破線矢印)62aを横切るように光を水平に照射する。このように、本実施形態では、反射ミラー93が本発明の「第1反射部」として機能している。
また、吸着ノズル62の軌跡62aを挟んで水平方向(Y軸方向)に照射ユニット9と対向するように受光ユニット10が配置されている。この受光ユニット10では、図3に示すように、ヘッドユニット6に固定されたユニット本体101の内部に受光部102および反射ミラー103が配置されている。また、ユニット本体101のノズル側側面に対し、ユニット本体91の貫通長孔94に対向するように、貫通長孔104がX軸方向に延設されている。そして、反射ミラー103が貫通長孔104、94を介して照射ユニット9の反射ミラー93と対向するように配置され、ノズル62の上下動軌跡62aを通過した光を上方に折り返す。この反射ミラー103の上方に受光部102が配置されて反射ミラー103で反射された光を受光する。この本実施形態では、複数の吸着ノズル62がX軸方向に配列されていることに対応し、受光部102はX軸方向に指向するラインセンサで構成されており、各吸着ノズル62の軌跡62aを通過してきた光を一括して受光可能となっている。したがって、本実施形態では、各吸着ノズル62が選択的に上下動した場合はもちろんのこと、複数本の吸着ノズル62が同時に上下動した時にも、ラインセンサ102の出力に基づき各吸着ノズル62の先端部の状態に関連する受光情報を取得可能となっている。このように、本実施形態では、反射ミラー103が本発明の「第2反射部」として機能している。
そして、ラインセンサ102での受光情報が制御ユニット8の画像処理部84に出力され、適切な画像処理が加えられた後、主制御部85に与えられる。この主制御部85は部品実装装置1全体の動作を統括的にコントロールするものであり、記憶部86に記憶されている各種処理プログラムや各種データに基づきバス87を介して制御ユニット8の各部と互いに信号のやり取りを行って装置全体を制御する。その制御動作のひとつとして、次に説明するように各吸着ノズル62の上下動に関する情報と上記受光情報とに基づきノズル先端部の状態を検知する。このように、本実施形態では、制御ユニット8および主制御部85が本発明の「検知手段」として機能し、照射ユニット9および受光ユニット10とで吸着ノズル62の先端部の状態を検知する部品認識装置として機能する。以下、図5を参照しつつ部品認識動作について説明する。
図1に示す部品実装装置1は、サーバ−PCなどの外部制御装置(図示省略)から与えられる生産プログラムを記憶部86に記憶しており、主制御部85は記憶部86から生産プログラムを読み出し、当該生産プログラムに基づき装置各部を駆動制御して以下のステップ(a)〜(f)を繰り返して実行する。また、ステップ(b)、(c)、(e)、(f)において照射ユニット9および受光ユニット10を用いた部品認識動作を実行する。以下、理解容易のために実装ヘッド61Fの吸着ノズル62による部品Pの実装動作などを中心に各ステップを順番に説明するが、実装ヘッド61R側でも全く同様である。
ステップ(a)
図5(a)に示すように、部品供給部4の部品吸着位置に繰り出された部品Pの直上位置に実装ヘッド61Fの吸着ノズル62が位置するように、ヘッドユニット6が部品供給部4の上方に移動させられる。なお、この時点では吸着ノズル62の先端部が、照射ユニット9から照射される光が吸着ノズル62の上下動軌跡62a(同図(a)中の破線)を横切る位置CPよりも高い位置に位置するように位置決めされている。
ステップ(b)
そして、部品Pの吸着保持のために吸着ノズル62の下降を開始する。これと同時、あるいは下降開始前に、照射ユニット9の照射部92が点灯し、光が吸着ノズル62の上下動軌跡62aを水平に横切り、受光ユニット10のラインセンサ102に受光される。その後、吸着ノズル62が所定量だけ下降して先端部が位置CPに位置すると、吸着ノズル62の先端部が遮光し、それよりもさらに下降する間、吸着ノズル62による遮光状態が継続される(同図(b))。
ここで、吸着ノズル62の先端部に異物、例えばいわゆる持帰部品が付いている場合には、吸着ノズル62が所定量だけ下降する前に、照射ユニット9からの光が位置CPで遮光される。そこで、本実施形態では主制御部85はラインセンサ102からの受光情報に基づき遮光されたタイミングや吸着ノズル62の下降量などに基づき吸着直前のノズルコンディションを確認している。つまり、主制御部85は、所定のタイミングや所定の下降量に達する前に遮光状態が認識されると、吸着ノズル62の先端部に異物が付いていると判断し、部品吸着動作を中止する。一方、主制御部85は、所定のタイミングや所定の下降量で遮光状態が認識されると、ノズルコンディションが良好であると判断し、吸着ノズル62の下降を継続させて吸着ノズル62により部品Pを吸着する。
このように、本実施形態によれば、部品吸着前のノズルが部品吸着位置(部品供給位置)に向けて下降する途中、つまり部品吸着の直前でノズルコンディションを確実に確認することができる。したがって、吸着ノズル62に異物が付着したまま部品吸着が実行されるのを確実に防止することができる。また、ラインセンサ102からの受光情報に基づき遮光されたX軸方向の範囲を吸着ノズル62の下降動作に関連付けて連続的または断続的にモニターすることで吸着ノズル62に付着した異物の形状や大きさなどを特定することが可能となっている。
なお、部品吸着段階で照射部92を消灯してもよいが、本実施形態では次のステップ(c)が完了するまで照射部92の点灯を継続させている。
ステップ(c)
上記のようにして部品吸着が完了すると、同図(c)に示すように、吸着ノズル62が位置CPより十分に高い位置(上昇端)まで上昇させられる。この上昇段階において、主制御部85はラインセンサ102からの受光情報および吸着ノズル62の駆動情報などに基づき遮光されたX軸方向の範囲を吸着ノズル62の上昇動作に関連付けて連続的または断続的にモニターして吸着ノズル62で保持した部品のY軸方向から見た形状、大きさ、部品の傾きなどを認識している。そして、吸着ノズル62の先端部による部品Pの吸着有無や部品Pの吸着状態を認識している。なお、認識方法などについては、従来技術と同一であるため、ここでは省略する。
このように、本実施形態によれば、部品供給部4から部品Pを吸着した吸着ノズル62が部品吸着位置(部品供給位置)から上昇する途中で、部品Pの吸着状態、例えば部品Pの立ち吸着等を確認することができ、タクトタイムのロスを低減することができる。
ステップ(d)
次に、各吸着ノズル62による部品吸着および吸着状態の確認などが完了すると、同図(d)に示すように、ヘッドユニット6が部品供給部4の上方から基板3の部品搭載位置の上方に移動させられる。このとき、ヘッドユニット6は部品認識カメラ7の上方を通過し、部品認識カメラ7により各吸着ノズル62に保持された部品Pがその下側から撮像され、従来より周知の方法で部品認識が行われる。
ステップ(e)
部品搭載位置へのヘッドユニット6の位置決めが完了すると、部品Pの搭載のために吸着ノズル62の下降を開始する。これと同時、あるいは下降開始前に、照射ユニット9の照射部92が点灯し、光が吸着ノズル62の上下動軌跡62aを水平に横切り、受光ユニット10のラインセンサ102に受光される。その後、吸着ノズル62の下降に伴い部品Pの最下端が位置CPに位置すると、部品Pが遮光し、それよりもさらに下降する間、部品Pさらには吸着ノズル62による遮光状態が継続される。このように部品Pを吸着した吸着ノズル62が下降している間においても、同吸着ノズル62が上昇している間(ステップ(c))と同様に、主制御部85はラインセンサ102からの受光情報および吸着ノズル62の駆動情報などに基づき遮光されたX軸方向の範囲を吸着ノズル62の下降動作に関連付けて連続的または断続的にモニターして吸着ノズル62で保持した部品のY軸方向から見た形状、大きさ、部品の傾きなどを認識している。そして、吸着ノズル62の先端部による部品Pの吸着有無や部品Pの吸着状態を認識している。
このように、本実施形態では、主制御部85は部品搭載直前に部品Pの荷姿を確認し、所定の荷姿となっていない場合には部品搭載を中止する。一方、主制御部85は、所定の荷姿となっていることを確認すると、吸着ノズル62の下降を継続させて吸着ノズル62に保持された部品Pを基板3の部品搭載位置に搭載する(同図(e))。したがって、部品Pを常に正常な姿勢で基板3に搭載することができ、吸着ノズル62の負圧状態に基づき部品Pの荷姿を間接的に確認していた従来技術に比べ、より高い信頼性で部品Pを基板3に搭載することができる。
なお、部品搭載段階で照射部92を消灯してもよいが、本実施形態では次のステップ(f)が完了するまで照射部92の点灯を継続させている。
ステップ(f)
基板3への部品Pの搭載が完了すると、同図(f)に示すように、吸着ノズル62が位置CPより十分に高い位置(上昇端)まで上昇させられる。この上昇段階においては、吸着ノズル62による部品Pの持帰がない場合には、上昇開始から所定時間が経過した時点あるいは所定量だけ上昇した時点で吸着ノズル62の先端部は位置CPを通過して吸着ノズル62による遮光状態は解消される。そこで、本実施形態では、主制御部85は所定のタイミングや所定の上昇量に達した後も遮光状態が認識される場合には、吸着ノズル62による部品Pの持帰が発生したと判断し、適切な処理を実行する。一方、主制御部85は、所定のタイミングや所定の上昇量で遮光状態が解消されたことを確認すると、持帰部品Pはなく、ノズルコンディションが良好であると判断し、ステップ(a)に戻って次の部品搭載動作を実行する。
このように、本実施形態では、部品搭載位置に部品Pを実装した吸着ノズル62が搭載位置から上昇する途中で持帰部品の有無を正確に確認することができ、実装品質を高めることができる。
以上のように、本実施形態によれば、吸着ノズル62の上下動の動作中に、吸着ノズル62の先端部が上下動する軌跡62aを横切るように照射ユニット9が光を照射するとともに、その軌跡62aを通過する光を受光ユニット10で受光し、その受光情報に基づいてノズル先端部の状態を検知している。すなわち、部品吸着前の吸着ノズル62を下降させながら部品吸着直前にノズルコンディションを検知し(ステップ(b))、部品Pを吸着した吸着ノズル62を上昇させながら部品Pの吸着状態を検知し(ステップ(c))、部品Pを吸着した吸着ノズル62を下降させながら搭載直前に部品Pの荷姿を検知し(ステップ(e))、部品搭載完了後の吸着ノズル62を上昇させながら持帰部品の有無を検知している(ステップ(f))。このように吸着ノズル62が上下動する間に、ノズル先端部の状態、つまり部品Pの吸着有無や部品Pの吸着状態が認識されるため、タクトロスを低減することができる。
また、上記実施形態では、照射ユニット9および受光ユニット10をヘッドユニット6に設けてヘッドユニット6と一体的に移動させられるように構成しているため、照射ユニット9および受光ユニット10を移動させるための移動機構を設ける必要がなく、構成を簡素化することができる。
また、上記実施形態では、受光ユニット10の受光部102としてX軸方向に指向するラインセンサを用いているため、各吸着ノズル62の軌跡62aを通過してきた光を一括して受光可能となっている。したがって、複数の吸着ノズル62を同時に上下動させたとしても、各吸着ノズル62の先端部の状態を確実に検知することができる。また、同ラインセンサ102を用いた場合、吸着ノズル62の上下動方向(Z方向)のうちラインセンサ102が占める高さ範囲が最小化され、上下動方向において装置1のコンパクト化を図ることができる。
また、上記実施形態では、照射ユニット9において照射部92の下方位置に反射ミラー93を配置し、また受光ユニット10において反射ミラー103の上方位置に受光部(ラインセンサ)102を配置しているため、図3に示すようにY軸方向(水平方向)において照射ユニット9および受光ユニット10をスリム化することができ、装置1のコンパクト化が可能となっている。ここで、反射ミラー93、103を部品Pの高さと同程度の高さ位置に配置すると、照射ユニット9から照射される光が吸着ノズル62の上下動軌跡62aを横切る位置CPは基板3側に最も近づき、ノズル先端部の状態検知に必要となる吸着ノズル62の上下ストロークが短くなる。その結果、上下動方向(Z軸方向)においてヘッドユニット6をコンパクト化することができる。
さらに、上記実施形態では、照射ユニット9および受光ユニット10を、吸着ノズル62の上下動の軌跡62aを挟んでY軸方向(水平方向)に互いに対向するように振り分けて配置しており、いわゆるバックライト方式が採用されている。このため、吸着ノズル62に吸着される部品Pが光を反射しにくい部品であったとしても、受光ユニット10により吸着ノズル62の先端部や部品の外形などを規定する受光情報を確実に取得することができ、部品吸着の有無や部品吸着状態を良好に検知することができる。
ところで、上記実施形態では、図1および図2に示すように、照射ユニット9からの光の照射方向、つまりY軸方向から見ると、12本の実装ヘッド61は互いに重なり合うことなくX軸方向に一列に並んでおり、基本的には上記のようにして各吸着ノズル62で吸着される部品Pを一括して検知可能となっている。ただし、前方側の実装ヘッド61Fで吸着した部品Pと、後方側の実装ヘッド61Rで吸着した部品Pとのうち少なくとも一方がX軸方向に比較的幅広の部品である場合、上下動方向(Z軸方向)における同一高さ位置で照射ユニット9からの光の照射方向(Y軸方向)から見ると、これらの部品Pが互いに重なることがある(なお、この状態を「部品重複状態」という)。そして、この部品重複状態のまま実装ヘッド61F、61Rがそれぞれ部品Pを吸着しながら同時に上下動すると、正確な情報を取得することが困難となる。
そこで、このような問題を解消するために、例えば主制御部85が記憶部86に記憶された部品データに基づき部品重複状態の発生有無を判断し、部品重複状態が発生しないときには上記実施形態と同様にして複数の吸着ノズル62の先端部の状態を一括して検知する一方、部品重複状態が発生するときには、次のようにして吸着ノズル62の先端部の状態をそれぞれ検知するように構成してもよい。すなわち、部品重複状態が発生するとき、部品重複状態にある実装ヘッド61F、61Rのうちの一方に装着された吸着ノズル62を選択的に上下動させるとともに他方の吸着ノズル62を上昇端に保持し、選択された吸着ノズル62の動作中に、照射ユニット9は光を照射するとともに受光ユニット10は軌跡62aを通過する光、あるいは軌跡62a上の部品P(さらには吸着ノズル62)で反射された光を受光する。これにより、常に選択された吸着ノズル62の先端部の状態を正確に検知することができる。この点に関しては、他方の吸着ノズル62についても全く同様である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、照射ユニット9は配線基板にLEDを配置した単一の照射部92を光源として用いているが、複数の照射部92を設けてもよい。また、受光ユニット10の受光部102についても、ラインセンサの代わりに1台または複数台のCCDカメラを用いてもよい。
また、図6に示すように、照射ユニット9ではレーザー光を照射するレーザー照射部95を設けるとともに、受光ユニット10ではレーザー照射部95から照射されるレーザー光を受光するように構成してもよく、特に複数の吸着ノズル62を有する装置1において次の作用効果が得られる。すなわち、図1に示す装置1では、各吸着ノズル62から受光部102までの光学的距離が異なっているが、レーザー光を照射光として用いた場合には、ノズル先端部を認識するために受光部102の焦点合わせが不要となる。その結果、焦点合わせ機構を設けることなく、ノズル先端部の状態を正確に検知することができる。
また、上記実施形態では、受光ユニット10が吸着ノズル62の上下動軌跡62aを通過した光を受光してノズル先端部の状態を反映した受光情報を出力しているが、受光ユニット10の構成はこれに限定されるものではない。つまり、受光ユニットとして、部品Pや吸着ノズル62により反射される光を受光して受光情報を出力するものを用いてもよい。
また、上記実施形態では、照射ユニット9および受光ユニット10を、吸着ノズル62の上下動軌跡62aを挟んでY軸方向(水平方向)に互いに対向するように振り分けて配置しているが、照射ユニット9および受光ユニット10の配設位置はこれに限定されるものではない。例えば、照射ユニット9および受光ユニット10を、吸着ノズル62の上下動軌跡62aを挟んでX軸方向に互いに対向するように振り分けて配置してもよい。ただし、このような配置関係を採用した場合、X軸方向から見ると、前方側の実装ヘッド61Fが重なり、各吸着ノズル62の上下動軌跡62aが重なり合っている。したがって、2つ以上の吸着ノズル62が同時に上下動すると、正確な情報を取得することが困難である。この点に関しては、後方側の実装ヘッド61Rについても全く同様である。
そこで、このような構成を有する装置1の前方側実装ヘッド61Fにおいて、Z軸サーボモータ(ノズル駆動機構)72が6本の吸着ノズル62のうちの1つの吸着ノズル62を選択的に上下動させるとともに残りの吸着ノズル62を上昇端に保持し、選択された吸着ノズル62の動作中に、照射ユニット9は光を照射するとともに受光ユニット10は軌跡62aを通過する光、あるいは軌跡62a上の部品Pまたは吸着ノズル62で反射された光を受光する。これにより、常に選択された吸着ノズル62の先端部の状態を正確に検知することができる。この点に関しては、後方側の実装ヘッド61Rについても全く同様である。
また、このことは、実装ヘッド61が前方および後方の2列配置された装置1のみに適用可能な技術ではなく、照射ユニット9からの光の照射方向から見ると複数の吸着ノズル62の各軌跡62aが重なるように複数の吸着ノズル62が配置された部品実装装置全般に適用可能である。つまり、このような構成を有する装置では、複数のノズルのうちの1つのノズルを選択的に上下動させるとともに残りのノズルを上昇端に保持し、選択されたノズルの動作中に、照射ユニットは光を照射するとともに受光ユニットは軌跡を通過する光、あるいは部品および/またはノズルで反射された光を受光すればよい。
また、上記実施形態では、ヘッドユニット6が停止したまま吸着ノズル62がZ軸方向に連続的に上下動している途中でノズル先端部の状態を検知しているが、ヘッドユニット6を移動させながら吸着ノズル62を上下動させる間、あるいは吸着ノズル62を断続的に上下動させる間においても、上記実施形態と同様にしてノズル先端部の状態を検知してもよい。
さらに、上記実施形態では、制御ユニット8、照射ユニット9および受光ユニット10により部品認識装置が構成されており、この部品認識装置により部品実装装置1でのノズル先端部の状態を検知しているが、この部品認識装置の適用範囲は部品実装装置に限定されるものではなく、ノズル先端部で部品を吸着する機構を備えた装置全般に適用することが可能である。
1…部品実装装置
3…基板
4…部品供給部
6…ヘッドユニット
8…制御ユニット(検知手段)
9…照射ユニット
10…受光ユニット
62…吸着ノズル
62a…(吸着ノズルの上下動の)軌跡
85…主制御部(検知手段)
92…照射部
93…反射ミラー(第1反射部)
95…レーザー照射部
102…受光部
103…反射ミラー(第2反射部)
P…部品

Claims (11)

  1. 先端部で部品を吸着して前記部品を基板に実装するノズルと、
    前記ノズルを支持するヘッドユニットと、
    前記ノズルを上下動させるノズル駆動機構と、
    前記ノズルの上下動の動作中に、前記ノズルの先端部が上下動する軌跡を横切るように光を照射する照射ユニットと、
    前記軌跡を通過する光、あるいは前記部品および/または前記ノズルで反射された光を受光する受光ユニットと、
    前記受光ユニットにて受光した受光情報を前記ノズルの上下動動作に関連付けてモニターすることで前記ノズルが上昇または下降している間に前記ノズル先端部の状態を検知する検知手段と
    を備えたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記照射ユニットおよび前記受光ユニットは前記ヘッドユニットに設けられている請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記受光ユニットは、長手方向が前記ノズルの上下動方向に対して直交する方向に指向するように配置されたラインセンサを有する請求項1または2に記載の部品実装装置。
  4. 前記部品を部品供給位置で供給する部品供給部をさらに備え、
    前記ヘッドユニットが、前記部品供給位置の上方と、前記基板に部品を搭載する搭載位置の上方との間を移動自在となっており、
    ・部品を吸着した前記ノズルが前記搭載位置に向けて下降する途中、
    ・部品を吸着しない前記ノズルが前記部品供給位置に向けて下降する途中、
    ・前記部品供給部から部品を吸着した前記ノズルが前記部品供給位置から上昇する途中、
    ・前記搭載位置に部品を実装した前記ノズルが前記搭載位置から上昇する途中、
    のうちの少なくとも1つのタイミングで、前記照射ユニットは光を照射するとともに前記受光ユニットは受光した受光情報を出力する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  5. 前記照射ユニットは、下方に光を照射する照射部と、前記照射部の下方位置に配置されて前記照射部からの光を反射して前記軌跡を横切らせる第1反射部とを有する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  6. 前記受光ユニットは、前記軌跡を通過する光、あるいは前記部品および/または前記ノズルで反射された光を反射して上方に導光する第2反射部と、前記第2反射部の上方に配置されて前記第2反射部で反射された光を受光する受光部とを有する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  7. 前記受光ユニットは前記軌跡を通過する光を受光し、
    前記照射ユニットおよび前記受光ユニットは、前記軌跡を挟んで水平方向に互いに対向するように振り分けて配置されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  8. 前記ノズルを複数備え、前記照射ユニットからの光の照射方向から見ると前記複数のノズルの各軌跡が重なるように前記複数のノズルが配置された請求項1ないし7のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
    前記ノズル駆動機構は、前記複数のノズルのうちの1つのノズルを選択的に上下動させるとともに残りのノズルを上昇端に保持し、
    前記選択されたノズルの動作中に、前記照射ユニットは光を照射するとともに前記受光ユニットは前記軌跡を通過する光、あるいは前記部品および/または前記ノズルで反射された光を受光する部品実装装置。
  9. 前記ノズルを複数備えた請求項1ないし7のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
    前記ノズル駆動機構は、前記複数のノズルがそれぞれ部品を吸着しながら同時に上下動するときに前記照射ユニットからの光の照射方向から見ると前記複数の部品が重なる場合には、前記複数のノズルのうちの1つのノズルを選択的に上下動させるとともに残りのノズルを上昇端に保持し、
    前記選択されたノズルの動作中に、前記照射ユニットは光を照射するとともに前記受光ユニットは前記軌跡を通過する光、あるいは前記部品および/または前記ノズルで反射された光を受光する部品実装装置。
  10. 前記照射ユニットはレーザー光を照射するレーザー照射部を有し、前記受光ユニットは前記軌跡を通過するレーザー光、あるいは前記部品および/または前記ノズルで反射されたレーザー光を受光する請求項1ないし9のいずれか一項に記載の部品実装装置。
  11. 先端部で部品を吸着しながら上下動するノズルの先端部の状態を検知する部品認識装置において、
    前記ノズルの上下動の動作中に、前記ノズルの先端部が上下動する軌跡を横切るように光を照射する照射ユニットと、
    前記軌跡を通過する光、あるいは前記部品および/または前記ノズルで反射された光を受光する受光ユニットと、
    前記受光ユニットにて受光した受光情報を前記ノズルの上下動動作に関連付けてモニターすることで前記ノズルが上昇または下降している間に前記ノズル先端部の状態を検知する検知手段と
    を備えたことを特徴とする部品認識装置。
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