JP2003158400A - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置

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JP2003158400A
JP2003158400A JP2001359335A JP2001359335A JP2003158400A JP 2003158400 A JP2003158400 A JP 2003158400A JP 2001359335 A JP2001359335 A JP 2001359335A JP 2001359335 A JP2001359335 A JP 2001359335A JP 2003158400 A JP2003158400 A JP 2003158400A
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component
suction
electronic component
parts
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JP2001359335A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Oyama
和義 大山
Shuji Shuyama
修二 主山
Shigeru Kageyama
茂 影山
Yoshiyuki Kumakura
良之 熊倉
Akisuke Kawai
章祐 川合
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Sanyo Electric Co Ltd
Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo High Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着ヘッドの移動距離を短くして部品認識及
び部品装着に係る処理時間を短くする電子部品装着装置
を提供すること。 【解決手段】 マルチ連鎖吸着が全て完了すると、CP
U90は装着シーケンスデータを生成し、最初に装着す
る電子部品Dの装着座標位置B(部品吸着ズレ補正前の
装着データの位置)の座標をRAM92に格納して移動
目的値にセットし、当該装着ヘッド16による最終吸着
位置Aと最初に部品装着する基板P上の装着座標位置B
とを結ぶ直線ライン上を装着ヘッド16が移動する。そ
して、CPU90は認識カメラ80の撮像タイミングに
なったものと判断すると、前記直線ライン上に位置して
いる認識カメラ80がビーム8移動中に「ビーム無停止
一括フライ認識」処理で、左右装着ヘッド16の全吸着
部品Dの同時撮像及びその画像取込を実行し、認識処理
部88により部品認識処理を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基台に複数並設さ
れ部品吸着位置に電子部品を供給する複数の部品供給装
置と、複数の吸着ノズルを備えて前記部品供給装置とプ
リント基板との間を移動可能な装着ヘッドとを備えた電
子部品装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種電子部品装着装置は多機能
型電子部品装着装置と呼ばれているが、前記吸着ノズル
に吸着保持された電子部品の位置を認識する部品認識カ
メラを基台に固定して不動としていたために、前記装着
ヘッドにおける最終の部品吸着位置から部品認識カメラ
固定位置まで前記装着ヘッドを移動させ、次いで前記装
着ヘッドにおける最初に部品装着するプリント基板上の
装着座標位置まで装着ヘッドを移動させる構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記装着ヘッ
ドにおける最終の部品吸着位置及び部品認識カメラ固定
位置を経て前記装着ヘッドにおける最初に部品装着する
プリント基板上の装着座標位置に到達する経路は一直線
上とはならず、移動距離が長く部品認識及び部品装着に
係る処理時間が長く掛かっていたという問題があった。
【0004】そこで本発明は、装着ヘッドの移動距離を
短くして部品認識及び部品装着に係る処理時間を短くす
る電子部品装着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明は、
基台に複数並設され部品吸着位置に電子部品を供給する
複数の部品供給装置と、複数の吸着ノズルを備えて前記
部品供給装置とプリント基板との間を移動可能な装着ヘ
ッドと、前記部品供給装置の並設方向と平行に移動可能
とされ前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品の位置
を認識する部品認識カメラとを備えた部品装着装置であ
って、前記装着ヘッドにおける最終の部品吸着位置と最
初に部品装着するプリント基板上の装着座標位置とを結
ぶ直線ライン上に前記部品認識カメラを移動させて装着
前に前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品の位置を
認識するように制御する制御装置を設けたことを特徴と
する。
【0006】第2の発明は、前記部品認識カメラによる
前記吸着ノズルに吸着保持された電子部品の撮像を、前
記装着ヘッドの移動中に該装着ヘッドに備えられた複数
の前記吸着ノズルに保持された全ての電子部品を一括し
て行なうように前記制御装置が制御することを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子部品装着
装置の一実施形態を添付の図面に基づき説明する。図1
は電子部品装着装置1の平面図、図2は電子部品装着装
置1の正面図、図3は電子部品装着装置1の右側面図
で、該装置1の基台2上には種々の電子部品を夫々その
部品取出位置(部品吸着位置)に1個ずつ供給する部品
供給装置としての部品供給ユニット3が不動の状態で着
脱可能に複数並設固定されている。対向するユニット3
群の間には、供給コンベア4、位置決め部5及び排出コ
ンベア6が設けられている。供給コンベア4は上流より
受けたプリント基板を前記位置決め部5に搬送し、位置
決め部5で図示しない位置決め機構により位置決めされ
た該基板P上に電子部品が装着された後、排出コンベア
6に搬送される。
【0008】8はX方向に長い一対のビームであり、各
リニアモータ9の駆動により左右一対のガイド10に沿
って前記各ビーム8に固定されたスライダ11が摺動し
て位置決め部5上のプリント基板や部品供給ユニット3
の部品取出位置(部品吸着位置)上方を個別にY方向に
移動する。前記リニアモータ9は、基台2に固定された
上下一対の固定子9Aと、前記ビーム8の両端部に設け
られた取付板8Aの下部に固定された可動子9Bとから
構成される。
【0009】各ビーム8にはその長手方向、即ちX方向
にリニアモータ14によりガイド13に沿って移動する
装着ヘッド体7が夫々設けられている。図6等に示すよ
うに、前記リニアモータ14は、ビーム8に固定された
前後一対の固定子14Aと、前記装着ヘッド体7に設け
られた可動子14Bとから構成される。各装着ヘッド体
7は夫々12本のバネ12により上方へ付勢されている
吸着ノズル15を有する2つの装着ヘッド16とを備え
ている。
【0010】以下、装着ヘッド16について、図5及び
図6に基づき詳述する。20は第1内筒体17Aの上部
に設けられたパルスモータ21のロータで、前記装着ヘ
ッド体7に固定された外筒体18に設けられたステータ
22内側でベアリング23を介してθ方向に回転可能に
設けられる。また、25は第2内筒体17Bの下部に設
けられたパルスモータ26のロータで、前記装着ヘッド
体7に固定された外筒体18に設けられたステータ27
内側でベアリング28を介してθ方向に回転可能に設け
られる。そして、前記吸着ノズル15は、それぞれ所定
間隔を存して円周上に12本配設されて第2内筒体17
B内に上下動可能に設けられている。
【0011】30は前記吸着ノズル15の上下動の基本
ストロークを作る第1カムで、駆動モータ31が駆動す
ると駆動軸32に設けたプーリ33及び従動軸34に設
けたプーリ35との間に張架されたベルト36により前
記常道軸34に固定した第1カム30が回転する(図1
0参照)。また、装着ヘッド体7から延びた支持部7A
に支持された支軸29を支点として回動可能な第1レバ
ー38の他端側にはカムフォロア39が設けられ、該支
軸29と従動軸34とは連結レバー37とで連結されてい
る。
【0012】40は駆動モータ41により回転され電子
部品の厚さに応じて前記吸着ノズル15の上下動の調整
ストロークを作る第2カムで、この第2カム40外周に
は前記カムフォロア39が圧接している。そして、前記
第1カム30外周には支軸42を支点として回動する第
2レバー43の一端側に設けられたカムフォロア44が
圧接している。また、前記第2レバー43の他端側には
カムフォロア45が設けられ、該カムフォロア45は装
着ヘッド16のθ回転の中心となる支柱46に沿って上
下動可能な昇降体47のカム係合部48に係合してい
る。そして、前記昇降体47と支持体49との間にはス
プリング50が介在し、該昇降体47を下方に付勢して
いる。
【0013】52は駆動モータ53により回転する真空
バルブ入切用の第3カムで、支軸54を支点として回動
可能な第3レバー55の一端側のカムフォロア56が前
記第3カム52に圧接しており、他端側のカムフォロア
57が前記昇降体47に沿って上下動可能な真空バルブ
入切用作動体58のカム係合部59に係合している。
【0014】また、前記昇降体47には前記吸着ノズル
15を昇降させる昇降棒62が設けられ、前記第1カム
30及び第2カム40の回転により支軸29を支点とし
て第1レバー38及び支軸42を支点として第2レバー
43が揺動し、昇降体47が下降して昇降棒62により
前記吸着ノズル15が電子部品Dの厚さに応じて所定ス
トローク降下して、プリント基板P上に電子部品Dを装
着する構成である。
【0015】更に、この装着時の前記吸着ノズル15の
降下時には、図14、図16及び図18に示すように、
前記第3カム52の回転による第3レバー55の揺動に
よりカム係合部59を介して真空バルブ入切用作動体5
8が前記昇降体47に沿って降下する。従って、真空バ
ルブ入切用作動体58の昇降棒63が第1切換棒65を
押し下げ、支軸67を支点として切換レバー68を揺動
させて第2切換棒66を押し上げて停止用突部61がこ
の第2切換棒66の係合溝69Bに係合する。そして、
吸着時には、図13、図15及び図17に示すように、
真空バルブ入切用作動体58の昇降棒63が第2切換棒
66を押し下げ、支軸67を支点として切換レバー68
を揺動させて第1切換棒65を押し上げて停止用突部6
1が第2の切換棒66の係合溝69Aに係合する構成で
ある。
【0016】このとき、装着時の真空バルブ入切用作動
体58の昇降棒63の降下による第1切換棒65が降下
している状態では、真空源からの真空通路を断って吸着
ノズル15による電子部品Dの真空吸着を止めると共に
空気を吸着ノズル15に吹き込み、第2切換棒66が降
下している状態では、真空源に連通する真空通路を形成
して吸着ノズル15による電子部品Dの真空吸着を維持
するものである。
【0017】即ち、第1切換棒65が降下している状態
では、吸着ノズル15の内部通路15Aにエアー供給源
からの空気が空気路70、通路71及び連通路72を介
して吹き込まれ、また第2切換棒66が降下している状
態では、吸着ノズル15の内部通路15Aは真空源に連
通路72、通路71及び真空通路73を介して連通して
真空吸着する。
【0018】前記第2内筒体17B底面の中央部には、
横断面が正12角形の反射板75が設けられ、外筒体1
8底面には90度間隔で4個の光検出センサ76が設け
られ、また90度間隔の位置、即ち0時、3時、6時、
9時の位置で前記吸着ノズル15が降下して部品供給ユ
ニット3から電子部品Dを吸着保持した後上昇したとき
に、前記反射板75と光検出センサ76との間に前記吸
着ノズル15に吸着保持された電子部品Dを位置させ
て、当該電子部品Dの有無を検出する。
【0019】即ち、吸着ノズル15が電子部品Dを吸着
していない場合には、光検出センサ76からの光が反射
板75に当ってその反射光が光検出センサ76に受光さ
れることとなるので電子部品Dの「無し」を検出し前記
真空源からの当該吸着ノズル15による電子部品Dの真
空吸着動作を止めリークを防止し、吸着している場合に
は反射光を受光しないので、当該電子部品Dの有を検出
し真空吸着動作を装着するまで維持する。
【0020】尚、前記反射板75は横断面が正12角形
を呈しているが、これは吸着ノズル15が12本設けら
れているためであり、平板の反射板を12枚配置するよ
うに構成してもよい。
【0021】80は部品認識カメラで、前記各装着ヘッ
ド16に対応してそれぞれ2個ずつ計4個設けられ、電
子部品が吸着ノズル15に対してどれだけ位置ずれして
吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき、位
置認識するために複数の前記吸着ノズル15に吸着保持
された全ての電子部品Dを一括して撮像するが、それぞ
れ同時に複数個の電子部品を撮像可能である。
【0022】そして、各リニアモータ81の駆動により
左右一対のガイド82に沿って前記認識カメラ80を固
定したスライダ83が摺動して位置決め部5上のプリン
ト基板の搬送方向や部品供給ユニット3の並設方向と平
行に、即ち、X方向に移動する。前記リニアモータ81
は、基台2に固定された取付台85に固定された上下一
対の固定子86と、前記スライダ83に設けられた可動
子87とから構成される。
【0023】次に図4の本電子部品装着装置1の制御ブ
ロック図に基づいて、以下説明する。90は本装着装置
1を統括制御する制御部としてのCPU(装着制御部)
で、該CPU90にはバスラインを介して、RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)92及びROM(リ−ド・
オンリー・メモリ)93が接続されている。そして、C
PU90は前記RAM92に記憶されたデータに基づ
き、前記ROM93に格納されたプログラムに従い、電
子部品装着装置1の部品装着動作に係る動作を統括制御
する。即ち、CPU90は、インターフェース94及び
駆動回路95を介して前記リニアモータ9、14及び8
1、パルスモータ21及び26、駆動モータ31、41
及び53の駆動を制御している。
【0024】前記RAM92には、部品装着に係る装着
データが記憶されており、その装着順序毎(ステップ番
号毎)に、プリント基板内でのX方向(Xで示す)、Y
方向(Yで示す)及び角度(Zで示す)情報や、各部品
供給ユニット3の配置番号情報等が記憶されている。ま
た前記RAM92には、部品配置データが記憶されてお
り、これは前記各部品供給ユニット3の配置番号に対応
して各電子部品の種類(部品ID)や該供給ユニット3
の配置座標等が記憶されている。
【0025】88はインターフェース94を介して前記
CPU90に接続される部品認識処理部で、部品認識カ
メラ80により撮像して取込まれた画像の認識処理が前
記部品ライブラリデータに基づき該認識処理部88にて
行われる。
【0026】以上の構成により、以下動作について図2
0及び図21に示すフローチャートに基づき説明する。
先ず、プリント基板Pを図示しないコンベアにより上流
装置より供給コンベア4を介して位置決め部5に搬入
し、位置決め機構により位置決め動作を開始する。
【0027】次に、CPU90は、RAM92に格納さ
れた装着データから吸着シーケンスデータを生成する。
即ち、初めにCPU90は、装着データからのデータの
読み出し処理をし、吸着ノズル15による吸着手順の決
定処理をし、連鎖吸着(1つの装着ヘッド16当り最高
12個吸着可能)の最終の電子部品Dを供給する部品供
給ユニット3を判定し最終吸着位置Aの配置座標(x
1、y1)をRAM92に格納し、連鎖吸着を完了した
後、最初に装着する電子部品Dの装着座標位置B(部品
吸着ズレ補正前の装着データの位置)を判定し、その座
標(x2、y2)をRAM92に格納し、部品認識カメ
ラ80の移動位置のx座標を算出する。
【0028】即ち、部品認識カメラ80(2基)をX方向
に駆動させ、連鎖吸着シーケンスにおいて、装着ヘッド
16による最終吸着位置Aと、最初に部品装着するプリ
ント基板P上の装着座標位置Bとを結ぶ直線ライン上
に、部品認識カメラ80をあらかじめ位置させておい
て、部品吸着から部品装着へのビーム8の移動中に「ビ
ーム無停止一括フライ認識」処理で、左右装着ヘッド1
6の各吸着ノズル15に吸着保持された全ての電子部品
の同時画像取込みさせて、認識工程のための無駄なビー
ム移動ロス時間を排除するものである(図19参照)。
そして、この2点(A点とB点)を通る直線式を表すと、
【0029】
【式1】 となり、この直線と交わる部品認識カメラ80の移動軸
のx座標が、該認識カメラ80が事前待機する位置であ
るから、図19に示す原点Oから見た部品認識カメラ8
0の移動軸のy切片座標を(0、y3)とすれば、交点
CのX座標は、式1のYにy3を代入した
【0030】
【式2】 より、Xを求めればよく、
【0031】
【式3】 となる。
【0032】尚、装着ヘッド体7側ピボットは左右に設
置された装着ヘッド16の中点、部品認識カメラ80の
ピボットはヘッドピッチに合わせて対峙できるように並
べられた左右の認識カメラ80間の中点としたが、実際
には部品吸着は装着ヘッド16に装備された吸着ノズル
15で行われるため、最終吸着位置は吸着ノズル15の
位置であり、最初の装着位置も装着データの指定角度に
吸着ズレ量を補正した位置への公転補正にXY補正を加
えた位置である。これらの位置は、前述した装着ヘッド
体7のピボット基準でベクトル合成処理して制御するの
が通例であり、ここでの説明において、これら細かな計
算処理部分は省略する。
【0033】以上のように、部品認識カメラ80の移動
位置のx座標を算出した後、当該認識カメラ80をその
算出した位置に移動させる。そして、電子部品Dの吸着
動作を実行する。
【0034】即ち、RAM92にプリント基板の装着す
べきXY座標位置、鉛直軸線回りへの回転角度位置及び
配置番号等が指定された装着データ等に従い、電子部品
の部品種に対応した吸着ノズル15が装着すべき該電子
部品を所定の部品供給ユニット3から吸着して取出す。
具体的には、各装着ヘッド体7の各装着ヘッド16が装
着すべき電子部品を収納する各部品供給ユニット3上方
に位置するよう移動するが、Y方向は駆動回路95によ
りリニアモータ9が駆動して一対のガイド10に沿って
各ビーム8が移動し、X方向は同じく駆動回路95によ
りリニアモータ14が駆動してガイド13に沿って各装
着ヘッド体7が移動する。
【0035】そして、既に所定の各供給ユニット3は駆
動されて部品吸着位置にて部品が取出し可能状態にある
ため、またパルスモータ21及び26の駆動により装着
ヘッド16が回転して選択された吸着ノズル15が当該
装着ヘッド16における0時、3時、6時、9時のうち
のいずれかの位置において当該部品供給ユニット3の部
品取出位置上方に位置しており、駆動モータ31により
第1カム30が所定角度回転して第2レバー43が支軸
42を支点として揺動し、昇降体47が下降して昇降棒
62により前記吸着ノズル15を所定ストローク降下さ
せ、当該部品供給ユニット3から電子部品Dを吸着し、
更に第1カム30が所定角度回転して第2レバー43が
揺動して前記昇降体47が上昇すると共に当該吸着ノズ
ル15が上昇する。
【0036】このとき、駆動モータ53により第3カム
52が回転して第3レバー55が揺動して前記昇降体4
7に沿って真空バルブ入切用作動体58が下降して昇降
棒63の降下による第2切換棒66が降下して、吸着ノ
ズル15の内部通路15Aは真空源に連通路72、通路
71及び真空通路73を介して連通して、吸着ノズル1
5は部品供給ユニット3から電子部品Dを真空吸着して
取出すこととなる。そして、電子部品Dを吸着保持した
後吸着ノズル15が上昇し、前記反射板75と光検出セ
ンサ76との間に前記吸着ノズル15に吸着保持された
電子部品Dを位置させて、当該電子部品Dの有無を検出
し、吸着している場合には反射光を受光しないので、当
該電子部品Dの有を検出し真空吸着動作を装着するまで
維持する。尚、「無し」の場合には、真空バルブ入切用
作動体58の昇降棒63の降下により第1切換棒65を
降下させ、真空源からの真空通路を断って真空吸着動作
を停止してリークを防止する。
【0037】更に、当該装着ヘッド16により連鎖吸着
できる場合には、パルスモータ21及び36の駆動によ
り装着ヘッド16を回転させて次の取出し動作をすべく
選択された吸着ノズル15が部品供給ユニット3の部品
取出位置上方に移動し、前述の如く第1カム30が1回
転して昇降棒62により当該吸着ノズル15が所定スト
ローク降下し、当該部品供給ユニット3から電子部品D
を吸着した後当該吸着ノズル15が上昇し、光検出セン
サ76と反射板75との間に移動し、前記電子部品Dの
有無を検出し、「有り」の場合には真空吸着を維持され
る。
【0038】以下同様に、次々にマルチ連鎖吸着(可能
な限り多くの電子部品Dを連続して吸着する)するが、
この吸着が全て完了すると、CPU90は装着シーケン
スデータを生成し、プリント基板Pに最初に装着すべき
第1装着座標位置へ前記ビーム8及び装着ヘッド16が
移動する。即ち、最初に装着する電子部品Dの装着座標
位置B(部品吸着ズレ補正前の装着データの位置)の座
標(x2、y2)をRAM92に格納して移動目的値に
セットし、当該装着ヘッド16による最終吸着位置A
と、最初に部品装着するプリント基板P上の装着座標位
置Bとを結ぶ式1に示す直線ライン上を移動する。
【0039】そして、CPU90は、部品認識カメラ8
0の撮像タイミングになったものと、即ち装着ヘッド1
6が前記認識カメラ80上を通過するタイミングになっ
たものと判断したときには、前述の如く既に前記直線ラ
イン上に位置している部品認識カメラ80がビーム8移
動中に「ビーム無停止一括フライ認識」処理で、左右装
着ヘッド16の全吸着部品Dの同時撮像及びその画像取
込を実行し、部品認識処理部88により部品認識処理を
開始する。
【0040】そして、部品認識処理部88により1点目
の装着部品の認識結果が算出されたら、移動目的値にセ
ットされた最初に装着する電子部品Dの装着座標位置B
(部品吸着ズレ補正前の装着データの位置)の座標(x
2、y2)位置に移動が完了しているかを判断し、完了
している場合には認識(補正)結果を加味した移動目的
値を再セットして前記ビーム8を移動開始させ、完了し
ていない場合には移動目的値をダイナミック変更処理、
即ちセットされた移動目的値から認識(補正)結果を加
味した目的値にダイナミックに修正する。
【0041】やがて、前記ビーム8の移動が完了した場
合には、マルチ連鎖吸着(可能な限り多くの電子部品D
を連続して吸着する)した電子部品Dのうち第1番目の
電子部品Dをプリント基板P上に装着する。
【0042】即ち、駆動モータ31により第1カム30
が回転すると共に駆動モータ41により第2カム40が
回転し、支軸42を支点として第2レバー43が所定角
度揺動し、昇降体47が下降して昇降棒62により前記
吸着ノズル15を電子部品Dの厚さに応じて所定ストロ
ーク降下させ、プリント基板P上に電子部品Dを装着す
る(図7、図9、図14及び図16参照)。
【0043】この装着時には、真空バルブ入切用作動体
58の昇降棒63の降下により第1切換棒65を降下さ
せ、真空源からの真空通路を断って真空吸着動作を停止
し、吸着ノズル15の内部通路15Aにエアー供給源か
らの空気が空気路70、通路71及び連通路72を介し
て吹き込まれる。即ち、装着時の前記吸着ノズル15の
降下時には、第3カム52の回転による第3レバー55
の揺動によりカム係合部59を介して真空バルブ入切用
作動体58が前記昇降体47に沿って降下し、前記作動
体58の昇降棒63が第1切換棒65を押し下げ、支軸
67を支点として切換レバー68を揺動させて第2切換
棒66を押し上げて停止用突部61がこの第2切換棒6
6の係合溝69Bに係合させ、真空源からの真空通路を
断ち真空吸着動作を停止する。
【0044】CPU90は次に装着すべき電子部品Dの
装着動作の演算処理をし、その装着動作を連鎖吸着した
電子部品の装着が全て完了するまで繰り返す。即ち、部
品認識処理部88による認識処理結果をCPU90が取
得し、XYθの移動目的値を算出処理をし、ズレ量を加
味してリニアモータ9を駆動してビーム8をY方向に移
動させ、リニアモータ14を駆動して装着ヘッド16を
X方向に移動させ、パルスモータ21及び26を駆動し
て吸着ノズル15をθ回転させ、第1カム30及び第2
カム40を回転させることにより当該部品Dの厚さに応
じて当該吸着ノズル15を所定ストローク降下させてプ
リント基板P上に電子部品Dを装着し、以下同様に当該
装着ヘッド16の各吸着ノズル15に吸着保持された電
子部品Dの全てが完了するまで繰り返す。
【0045】そして、装着データで指定した電子部品D
の全てがプリント基板Pに装着していなければ、前述し
たように再び吸着シーケンスデータを生成して、電子部
品Dの吸着取出し動作を実行し、部品認識処理をし、装
着動作を実行するが、装着データで指定した電子部品D
の全てがプリント基板Pに装着した場合には、前記ビー
ム8を原点に復帰させると共に装着完了したプリント基
板Pを排出コンベア6に移載して終了する。
【0046】以上本発明の実施形態について説明した
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の代替例、修正又は変形を包含する
ものである。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、装着ヘッドの移
動距離を短くして部品認識及び部品装着に係る処理時間
を短くする電子部品装着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品装着装置の平面図である。
【図2】電子部品装着装置の正面図である。
【図3】電子部品装着装置の右側面図である。
【図4】電子部品装着装置の制御ブロック図である。
【図5】装着ヘッド体の縦断正面図である。
【図6】厚さが薄い電子部品を吸着している状態の装着
ヘッド体の縦断側面図である。
【図7】厚さが薄い電子部品を装着着している状態の装
着ヘッド体の縦断側面図である。
【図8】厚さが厚い電子部品を吸着している状態の装着
ヘッド体の縦断側面図である。
【図9】厚さが厚い電子部品を装着している状態の装着
ヘッド体の縦断側面図である。
【図10】第1カム及び第1レバー等の平面図である。
【図11】装着ヘッド体の平面図である。
【図12】吸着ノズルの吸着又は装着の際の真空又は空
気吹出しの状態を説明する簡略平面図である。
【図13】厚さが薄い電子部品を吸着している状態の装
着ヘッド体要部の縦断側面図である。
【図14】厚さが薄い電子部品を装着している状態の装
着ヘッド体要部の縦断側面図である。
【図15】厚さが厚い電子部品を吸着している状態の装
着ヘッド体要部の縦断側面図である。
【図16】厚さが厚い電子部品を装着している状態の装
着ヘッド体要部の縦断側面図である。
【図17】電子部品を吸着している状態の装着ヘッドの
平面図である。
【図18】電子部品を装着している状態の装着ヘッドの
平面図である。
【図19】部品認識カメラの移動を説明するための簡略
説明図である。
【図20】フローチャートを示す図である。
【図21】図20に続くフローチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 部品装着装置 7 装着ヘッド体 9、14、81 リニアモータ 16 装着ヘッド 21、26 パルスモータ 80 部品認識カメラ 90 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 主山 修二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 影山 茂 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 熊倉 良之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 川合 章祐 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 CC04 EE02 EE03 EE24 EE25 FF24 FF26 FF28 FF33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に複数並設され部品吸着位置に電子
    部品を供給する複数の部品供給装置と、複数の吸着ノズ
    ルを備えて前記部品供給装置とプリント基板との間を移
    動可能な装着ヘッドと、前記部品供給装置の並設方向と
    平行に移動可能とされ前記吸着ノズルに吸着保持された
    電子部品の位置を認識する部品認識カメラとを備えた部
    品装着装置であって、前記装着ヘッドにおける最終の部
    品吸着位置と最初に部品装着するプリント基板上の装着
    座標位置とを結ぶ直線ライン上に前記部品認識カメラを
    移動させて装着前に前記吸着ノズルに吸着保持された電
    子部品の位置を認識するように制御する制御装置を設け
    たことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 【請求項2】 前記部品認識カメラによる前記吸着ノズ
    ルに吸着保持された電子部品の撮像を、前記装着ヘッド
    の移動中に該装着ヘッドに備えられた複数の前記吸着ノ
    ズルに保持された全ての電子部品を一括して行なうよう
    に前記制御装置が制御することを特徴とする請求項1に
    記載の電子部品装着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287986A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品装着ヘッド及び電子部品装着装置
JP2009283572A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Fuji Mach Mfg Co Ltd 撮像装置付保持装置
JP2011176344A (ja) * 2011-04-14 2011-09-08 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品装着装置

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