JP6124918B2 - 部品実装機および実装検査機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を撮像して撮像された画像から部品の状態を検出する部品検出装置を備える部品実装機および実装検査機に関する。
近年、部品実装機や実装検査機では、部品認識用カメラの解像度の向上によって、部品の認識性能が向上している。しかしながら、部品認識用カメラの解像度の向上によって、部品検出装置は、これまで認識できなかった部品のキズや部品に付着する異物までも認識できるようになる。その結果、部品検出装置は、部品の吸着や実装が正常に行われていても、部品の微小のキズや部品に付着する微小の異物によって、部品の吸着や実装が異常であると判断する可能性が生じている。
このような部品認識用カメラの解像度の向上による弊害を解決しようとする発明の一例として、特許文献1に記載の発明が挙げられる。特許文献1に記載の発明は、吸着部品に焦点が合った第1画質または吸着部品から焦点がずれた第2画質のうち、吸着部品の種類に応じた画質で吸着部品を撮像し、撮像された画像に基づいて吸着部品の吸着状態を認識する。例えば、光沢部分をもたない第1種部品を第1画質で撮像して、高解像度の画像に基づいて部品認識を行う。一方、反射し易い光沢部分を有する第2種部品は、第2画質で撮像して、反射ムラを抑えて部品認識を行い易くしている。
また、特許文献1に記載の発明では、撮像ユニットは、撮像位置から焦点位置までの光路長を変更する光路長変更部材と、光路長変更部材を駆動する駆動機構とを備えている。そして、駆動機構によって、光路長変更部材を光路上に配設または光路上から退避させることにより、第1画質および第2画質を切り替えている。
特開2005−127836号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、光路長変更部材を移動させることにより、第1画質および第2画質を切り替えるので、撮像対象の吸着部品が変わる毎に光路長変更部材を移動させる必要があり、制御が複雑になり装置が大型化する。
また、特許文献1に記載の発明では、光路長変更部材を移動させることにより、第1画質および第2画質を切り替えるので、画像の一部の解像度を変更することは容易ではない。例えば、複数の吸着部品を同時に撮像する場合は、吸着部品に合わせて、複数の光路長変更部材をそれぞれ移動させる必要があり、制御が複雑になり装置が大型化する。なお、上述したことは、基板に実装された実装部品の実装状態を検出する実装検査機についても同様に言える。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、部品の種類に応じて、画像の解像度を容易に変更可能な部品実装機および実装検査機を提供することを課題とする。
請求項1に記載の部品実装機は、複数の吸着ノズルにそれぞれ部品を吸着して位置決めされた基板の所定位置に移動して複数の吸着部品を装着する部品装着ヘッドと、前記複数の吸着ノズルに吸着された前記複数の吸着部品を撮像して撮像された画像から前記複数の吸着部品の保持状態を検出する吸着部品検出装置と、を備える部品実装機であって、前記吸着部品検出装置は、前記複数の吸着ノズルにそれぞれ吸着された前記複数の吸着部品を同時に撮像する部品認識用カメラと、前記複数の吸着部品の種類に応じて前記画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部と、を有し、前記シャープネス変更部は、前記複数の吸着部品が撮像された前記画像において吸着部品毎に前記シャープネスを変更することを特徴とする。
請求項に記載の部品実装機は、請求項1に記載の部品実装機において、前記吸着部品検出装置は、前記複数の吸着部品の種類に応じて画素の輝度値を変更する輝度値変更部を有する。
請求項に記載の部品実装機は、請求項に記載の部品実装機において、前記吸着部品検出装置は、前記複数の吸着部品を照明するストロボ光源を備え、前記吸着部品検出装置の前記部品認識用カメラは、前記ストロボ光源によって前記複数の吸着部品を照明して、前記複数の吸着部品を撮像する。
請求項に記載の実装検査機は、基板に実装された複数の実装部品を撮像して撮像された画像から前記複数の実装部品の実装状態を検出する実装部品検出装置を備える実装検査機であって、前記実装部品検出装置は、前記複数の実装部品を同時に撮像する部品認識用カメラと、前記複数の実装部品の種類に応じて前記画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部と、を有し、前記シャープネス変更部は、前記複数の実装部品が撮像された前記画像において実装部品毎に前記シャープネスを変更することを特徴とする。
請求項に記載の実装検査機は、請求項に記載の実装検査機において、前記実装部品検出装置は、前記複数の実装部品の種類に応じて画素の輝度値を変更する輝度値変更部を有する。
請求項に記載の実装検査機は、請求項に記載の実装検査機において、前記実装部品検出装置は、前記複数の実装部品を照明するストロボ光源を備え、前記実装部品検出装置の前記部品認識用カメラは、前記ストロボ光源によって前記複数の実装部品を照明して、前記複数の実装部品を撮像する。
請求項1に記載の部品実装機によれば、吸着部品検出装置は、吸着部品の種類に応じて画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部を有する。そのため、吸着部品検出装置は、吸着部品の種類に合わせて画像のシャープネスを制御することができ、吸着部品毎に必要な解像度で吸着部品の保持状態を検出することができる。したがって、画像処理によって外乱(例えば、吸着部品のキズや吸着部品に付着する異物など)による影響を容易に低減させることができ、吸着部品の認識精度を向上させることができる。
請求項に記載の部品実装機によれば、吸着部品検出装置の部品認識用カメラは、複数の吸着ノズルにそれぞれ吸着された複数の吸着部品を同時に撮像し、シャープネス変更部は、複数の吸着部品が撮像された画像において吸着部品毎にシャープネスを変更する。そのため、1度の撮像で複数の吸着部品を同時に撮像することができ、複数の吸着部品の保持状態を吸着部品毎に最適な解像度で検出することができる。
請求項に記載の部品実装機によれば、吸着部品検出装置は、複数の吸着部品の種類に応じて画素の輝度値を変更する輝度値変更部を有する。そのため、撮像された画像に必要な明るさがない場合に、画素の輝度値を上げて画像の明るさを確保することができる。したがって、画像処理において必要な画像の明るさを確保しつつ、部品認識用カメラの撮像時間を低減させることができ、撮像時間の低減により、部品の実装に要するタクトタイムを短縮することができる。
請求項に記載の部品実装機によれば、部品認識用カメラは、ストロボ光源によって複数の吸着部品を照明して、複数の吸着部品を撮像する。そのため、ストロボ光源を用いて複数の吸着部品を撮像する場合に、閃光時間を変更しないで画像の明るさを変更することができる。また、閃光時間を延長しないので、ストロボ光源の最大光量を抑制することができ、光源コストの低減を図ることができる。なお、閃光時間を変更しないので、閃光時間を延長することによるストロボ光源の電流増加を抑制することもできる。
請求項に記載の実装検査機によれば、実装部品検出装置は、請求項1に記載の吸着部品検出装置と同様のシャープネス変更部を有する。そのため、請求項1において既述の効果と同様の効果を得ることができる。
請求項に記載の実装検査機によれば、実装部品検出装置は、請求項に記載の吸着部品検出装置と同様の輝度値変更部を有する。そのため、請求項において既述の効果と同様の効果を得ることができる。
請求項に記載の実装検査機によれば、部品認識用カメラは、請求項に記載の部品認識用カメラと同様の方法で、実装部品を撮像する。そのため、請求項において既述の効果と同様の効果を得ることができる。
部品実装機の一例を示す斜視図である。 吸着部品検出装置の一例を模式的に示す構成図である。 吸着部品検出装置の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 吸着部品検出装置の制御フローの一例を示すフローチャートである。 8つの吸着部品が撮像された画像の一例を示す模式図であり、画像の全体図である。 画像処理の対象領域A1mを拡大した一部拡大図である。 図5Bに示す矢印B1方向の明度の変化の一例を示す図であり、外乱がない場合を示す図である。 図5Bに示す矢印B1方向の明度の変化の一例を示す図であり、外乱が付加された場合を示す図である。 図5Bに示す矢印B1方向の明度の変化の一例を示す図であり、外乱による影響を低減させた場合を示す図である。 画像データの一部を示す模式図である。 シャープネスの変更および輝度値の変更の一例を示す図である。 実装部品検出装置の一例を模式的に示す構成図である。 3つの実装部品が撮像された画像の一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各図は概念図であり、細部構造の寸法まで規定するものではない。
<部品実装機>
図1は、部品実装機の一例を示す斜視図である。同図では、基板PW1の搬送方向を横方向(矢印X方向)とし、水平面内で横方向(矢印X方向)に直交する方向を縦方向(矢印Y方向)とする。また、水平面の法線方向を高さ方向(矢印Z方向)とする。部品実装機1は、基板搬送装置3、部品供給装置4、部品移載装置5、吸着部品検出装置6mおよび制御装置7を有しており、これらは基台8に組み付けられている。なお、基台8は、システムベース2に対して縦方向(矢印Y方向)に移動可能に装架されている。
基板搬送装置3は、基板PW1を実装位置に搬入し、搬出する。基板搬送装置3は、部品実装機1の縦方向(矢印Y方向)の中央付近に配設されており、第1搬送装置31および第2搬送装置32が並設された、いわゆるダブルコンベアタイプの搬送装置である。第1搬送装置31は、基台8上に横方向(矢印X方向)と平行に並設される一対のガイドレールと、一対のガイドレールに案内され基板PW1を載置して搬送する一対のコンベアベルトと、を有している。また、第1搬送装置31には、実装位置まで搬送された基板PW1を基台8側から押し上げて位置決めする図示しないクランプ装置が設けられている。第2搬送装置32は、第1搬送装置31と同様の構成を有している。
部品供給装置4は、部品実装機1の縦方向(矢印Y方向)の前部(同図の紙面左方向側)に設けられており、カセット式の複数のフィーダ41がフィーダホルダに着脱可能に取り付けられている。フィーダ41は、フィーダ本体42と、フィーダ本体42に回転可能かつ着脱可能に装着された供給リール43と、フィーダ本体42の先端側(部品実装機1の中央寄り)に設けられた部品供給部44と、を備えている。供給リール43は部品P1〜P8を供給する媒体であり、所定個数の部品P1〜P8を一定の間隔で保持した図示しないキャリアテープが巻回されている。キャリアテープの先端が部品供給部44まで引き出されて、キャリアテープごとに異なる部品P1〜P8が供給される。フィーダ41は、例えば、チップ部品などの比較的小型の部品を供給することができる。
部品移載装置5は、部品供給装置4から部品P1〜P8を吸着して、実装位置で位置決めされた基板PW1上に部品P1〜P8を実装する。部品移載装置5は、横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に移動可能ないわゆるXYロボットタイプの移載装置である。部品移載装置5は、部品実装機1の縦方向(矢印Y方向)の後部(同図の紙面右方向奥側)から前部(同図の紙面左方向手前側)の部品供給装置4の上方にかけて配設されている。部品移載装置5は、ヘッド駆動機構51および部品装着ヘッド52を有している。
ヘッド駆動機構51は、部品装着ヘッド52を横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に駆動することができる。部品装着ヘッド52は、複数の吸着ノズル53(本実施形態では、8本であり、吸着ノズル531〜538とする)を有しており、吸着ノズル531〜538の先端部でそれぞれ部品P1〜P8を吸着して、実装位置で位置決めされた基板PW1上に部品P1〜P8を実装する。なお、第1搬送装置31および第2搬送装置32で交互に基板PW1を搬入および搬出して、部品移載装置5で交互に部品P1〜P8の実装を行うことができる。
部品装着ヘッド52は、吸着ノズル531〜538が軸線と同心の円周上において回動可能に保持されているロータリヘッドである。吸着ノズル531に吸着保持される部品P1を吸着部品P1mとする。吸着ノズル532〜538についても同様であり、吸着ノズル532〜538にそれぞれ吸着保持される部品P2〜P8を吸着部品P2m〜P8mとする。なお、部品装着ヘッド52は、複数の吸着ノズル53が一列に配設されるライン型の部品装着ヘッドを用いることもできる。
部品装着ヘッド52の外周側には、撮像基準部5Mが設けられている。撮像基準部5Mは、後述するストロボ光源6Smから照射された光を反射する反射部材であり、複数(例えば4つ)の撮像基準部5Mが横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に所定間隔離間して配置されている。撮像基準部5Mの反射部は、部品装着ヘッド52の外周側、かつ、吸着部品P1m〜P8mと比べて高さ方向(矢印Z方向)の上方に設けられている。これにより、部品装着ヘッド52が基板PW1上を移動する際に、既に実装されている他の部品と撮像基準部5Mとが干渉することを防止している。
部品供給装置4と基板搬送装置3の間の基台8上には、吸着部品検出装置6mが設けられている。吸着部品検出装置6mは、撮像基準部5Mと吸着部品P1m〜P8mとを同時に撮像して、撮像された画像から吸着部品P1m〜P8mの保持状態を検出する。吸着部品検出装置6mは、吸着部品P1m〜P8mの適否を判断することができ、撮像基準部5Mに対する吸着部品P1m〜P8mの位置を検出して、吸着ノズル531〜538に対する位置ずれ及び角度ずれを検出することができる。位置ずれ及び角度ずれの検出結果は、吸着部品P1m〜P8mの実装位置を補正する際に用いることができる。吸着部品検出装置6mの詳細は後述する。
部品実装機1は、カバー前側上部に配設される制御装置7によって制御することができる。制御装置7は、図示しないCPUおよびメモリを有しており、メモリに記憶されている部品装着プログラムを実行することによって、部品実装機1を駆動することができる。つまり、制御装置7は、部品装着プログラムに基づいて、基板搬送装置3、部品供給装置4、部品移載装置5および吸着部品検出装置6mを駆動して、基板PW1に部品P1〜P8を実装する。
まず、ヘッド駆動機構51が駆動して、部品装着ヘッド52が部品供給装置4に移動する。そして、吸着ノズル531〜538が部品P1〜P8をそれぞれ吸着する。すべての吸着ノズル531〜538に部品P1〜P8が吸着されると、ヘッド駆動機構51が駆動して部品装着ヘッド52が移動する。部品装着ヘッド52が吸着部品検出装置6m上に到達すると、吸着部品検出装置6mによって撮像基準部5Mと吸着部品P1m〜P8mとが同時に撮像される。その後、部品装着ヘッド52は、所定位置に位置決めされた基板PW1上に移動する。このとき、部品装着ヘッド52は、吸着部品検出装置6mによって検出された位置ずれ及び角度ずれに基づいて、移動位置が補正される。そして、部品装着ヘッド52は、基板PW1に部品P1〜P8を実装し、最後に部品供給装置4に戻る。部品実装機1は、この一連の動作を繰り返すことにより、基板PW1に複数の部品を実装することができる。なお、この一連の動作に要する時間をタクトタイムという。
<吸着部品検出装置>
吸着部品検出装置6mは、吸着ノズル531〜538に吸着された吸着部品P1m〜P8mを撮像して撮像された画像から吸着部品P1m〜P8mの保持状態を検出する。図2は、吸着部品検出装置6mの一例を模式的に示す構成図である。吸着部品検出装置6mは、部品認識用カメラ6Cm、ストロボ光源6Smおよび画像処理装置6Pmを備えている。なお、画像処理装置6Pmは、制御装置7に設けることもできる。また、同図では、吸着ノズル531、538のみが記載され、吸着ノズル532〜537の記載が省略されている。
(部品認識用カメラ6Cm)
部品認識用カメラ6Cmは、図1に示す部品実装機1の基台8側(図2に示す矢印Z1方向側)に設けられている。部品認識用カメラ6Cmは、例えば、公知のCCDカメラやCMOSカメラを用いることができる。部品認識用カメラ6Cmは、撮像素子およびレンズを有している。部品認識用カメラ6CmがCCDカメラの場合は、撮像素子は電荷結合素子(CCD)であり、CMOSカメラの場合は、撮像素子は相補性金属酸化膜半導体(CMOS)である。
部品認識用カメラ6Cmの撮像素子は、二次元イメージセンサであり、平面状に配置された複数の受光素子を有している。これにより、部品認識用カメラ6Cmは、二次元的な視野をもつ。したがって、部品認識用カメラ6Cmは、撮像基準部5Mと、回動する吸着ノズル531〜538にそれぞれ吸着保持される吸着部品P1m〜P8mと、を同一視野で捉えることができ、撮像基準部5Mと吸着部品P1m〜P8mとを同時に撮像することができる。なお、複数の吸着ノズル53が一列に配設されるライン型の部品装着ヘッドを用いる場合は、撮像素子としてリニアセンサを用いることができる。リニアセンサを用いると、撮像基準部5Mと吸着部品P1m〜P8mとを一次元的に撮像することができる。
(ストロボ光源6Sm)
ストロボ光源6Smは、撮像時に撮像基準部5Mおよび吸着部品P1m〜P8mを照明する。ストロボ光源6Smは、例えば、公知の発光ダイオード(LED)やキセノンランプを用いることができる。照射する光の波長は限定されない。
図2に示すように、部品装着ヘッド52が吸着部品検出装置6m上に到達すると、制御装置7から部品認識用カメラ6Cmおよびストロボ光源6Smに撮像開始信号が出力される。撮像開始信号が出力されると、ストロボ光源6Smは、部品認識用カメラ6Cmの露光時間の間、撮像基準部5Mおよび吸着部品P1m〜P8mを照明する。このとき、部品装着ヘッド52が吸着部品検出装置6m上で停止することなく縦方向(矢印Y1方向)に移動しながら、部品認識用カメラ6Cmは、撮像基準部5Mおよび吸着部品P1m〜P8mを同時に撮像する。
(画像処理装置6Pm)
画像処理装置6Pmは、図示しないCPUおよびメモリを有しており、メモリに記憶されている画像処理プログラムを実行することによって、部品認識用カメラ6Cmで撮像された画像を画像処理して、吸着部品P1m〜P8mの保持状態を検出することができる。図3は、吸着部品検出装置6mの制御ブロックの一例を示すブロック図である。図4は、吸着部品検出装置6mの制御フローの一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、画像処理装置6Pmは、制御ブロックとして捉えると、吸着部品P1m〜P8mの種類を判別する部品種判別部61mと、画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部62mと、画素の輝度値を変更する輝度値変更部63mと、吸着部品P1m〜P8mの保持状態を検出する保持状態検出部64mと、を有している。
画像処理装置6Pmは、図4に示すフローチャートに従って画像処理プログラムを実行する。まず、吸着部品P1m〜P8mの種類を判別する(ステップS1)。そして、吸着部品P1m〜P8mの種類に応じて画像のシャープネスを変更し(ステップS2)、画素の輝度値を変更する(ステップS3)。なお、ステップS3の処理の後に、ステップS2の処理を行うこともでき、ステップS2の処理のみを行うこともできる。
次に、すべての吸着部品P1m〜P8mの画像処理が完了したか否かを判断する(ステップS4)。すべての吸着部品P1m〜P8mの画像処理が完了していない場合(Noの場合)は、ステップS1に戻り、上述の処理を繰り返す。すべての吸着部品P1m〜P8mの画像処理が完了した場合(Yesの場合)は、ステップS5に進み、吸着部品P1m〜P8mの保持状態を検出する(ステップS5)。そして、一旦、本ルーチンを終了する。
ステップS1、S4の処理および判断は、部品種判別部61mが行い、ステップS2の処理は、シャープネス変更部62mが行う。また、ステップS3の処理は、輝度値変更部63mが行い、ステップS5の処理は、保持状態検出部64mが行う。以下、画像処理装置6Pmの各制御ブロックについて、詳細に説明する。
(部品種判別部61m)
部品種判別部61mは、撮像された吸着部品P1m〜P8mの種類を判別する。図5Aは、8つの吸着部品P1m〜P8mが撮像された画像の一例を示す模式図であり、画像の全体図である。図5Bは、画像処理の対象領域A1mを拡大した一部拡大図である。図5Aでは、部品認識用カメラ6Cmの視野を領域VF1で示しており、撮像基準部5Mおよび吸着部品P1m〜P8mが同一視野(領域VF1)で同時に撮像されている。なお、同図では、吸着ノズル531〜538および画像処理の対象領域A1m〜A8mを破線で併記している。
部品種判別部61mは、領域VF1のうち、画像処理の対象である対象領域A1m〜A8mを設定する。対象領域A1m〜A8mは、吸着ノズル531〜538の配置および吸着部品P1m〜P8mの大きさに合わせて予め規定されている。また、制御装置7のメモリには、実装シーケンス毎に吸着ノズル531〜538に吸着保持される吸着部品P1m〜P8mの種類が記憶されている。
部品種判別部61mは、例えば、所定の実装シーケンス時に吸着ノズル531に吸着される部品を制御装置7に照会する。この場合は、部品P1であり、部品種判別部61mは、対象領域A1mにおける吸着部品の種類(吸着部品P1m)を取得することができる。対象領域A2m〜A8mについても同様であり、部品種判別部61mは、制御装置7から吸着部品P2m〜P8mの種類を取得することができる。
(シャープネス変更部62m)
シャープネス変更部62mは、複数(本実施形態では、8つ)の吸着部品P1m〜P8mが撮像された画像において、吸着部品P1m〜P8m毎にシャープネスを変更する。なお、シャープネス変更部62mは、例えば、1つの吸着部品P1mが撮像された画像において、吸着部品P1mの種類に応じて画像のシャープネスを変更することもできる。
図6Aは、図5Bに示す矢印B1方向の明度の変化の一例を示す図であり、外乱がない場合を示す図である。図6Bは、図5Bに示す矢印B1方向の明度の変化の一例を示す図であり、外乱が付加された場合を示す図である。図6Cは、図5Bに示す矢印B1方向の明度の変化の一例を示す図であり、外乱による影響を低減させた場合を示す図である。これらの図は、図5Bに示す矢印B1の始点B1Sから終点B1Eまでの明度の変化を示している。
ストロボ光源6Smによって、撮像時に吸着部品P1mが照明されるので、吸着部品P1mは、吸着部品P1m以外の部分と比べて明度が高くなる。よって、図6Aに示すように、明度が急変する位置B11を吸着部品P1mの輪郭(境界)と判断することができる。なお、吸着ノズル531の先端部は、ストロボ光源6Smによる照明が反射しないように黒色の低反射材が塗布されており、明度が低減されている。
次に、吸着部品P1mに異物が付着した場合を考える。吸着部品P1mに異物が付着すると、異物においてストロボ光源6Smの照明が反射し、異物が付着した部分の明度が高くなる。よって、図6Bに示すように、明度の分布が不規則になり、位置B12を吸着部品P1mの輪郭と誤認識する可能性がある。この場合、位置B11と位置B12との差ΔB1が認識誤差となる。なお、異物の付着以外にも、吸着部品P1mのキズや吸着ノズル531の先端部の低反射材の剥がれ等によっても、異物の付着と同様に吸着部品P1mの輪郭を誤認識する可能性がある。本明細書では、これらを含む吸着部品P1m〜P8mを誤認識させる要因を外乱という。
シャープネス変更部62mは、吸着部品P1m〜P8m毎に画像のシャープネスを変更する。シャープネスを高めることにより、吸着部品P1m〜P8mの輪郭(エッジ)が強調される。逆に、シャープネスを低下させると、吸着部品P1m〜P8mの輪郭(エッジ)がぼやけて、ソフトな画質になる。画像のシャープネスを変更する方法は、特に限定されないが、例えば、フィルタ処理(平均化処理)を用いることができる。
図7は、画像データの一部を示す模式図である。同図は、隣接する9つの画像データのうち、他の画像データと比べて、中央の画像データGC1の明度が突出して高い状態を示している。この場合において、9つの画像データの明度を平均化すると、中央の画像データGC1の明度は、平均化前と比べて低下し、隣接する画像データの明度は、平均化前と比べて高くなる。そのため、明度差が小さくなり、画像データGC1における輪郭がぼやける。
図6Cに示すように、シャープネス変更部62mによって、対象領域A1mにおける画像のシャープネスを低下させると、異物が付着した部分の明度が低下し、隣接する画像データの明度が高くなる。そのため、異物が付着した部分の明度差が小さくなり、吸着部品P1mの輪郭を示す位置B13は、位置B11に近づく。したがって、位置B11と位置B13との差ΔB2は、ΔB1と比べて小さくなり、認識誤差が低減され、外乱による影響を低減することができる。
なお、フィルタ処理(平均化処理)は、画像データの明度を単純に加算して平均しても良いが、画像データ毎に異なる重み付けをして平均化することもできる。明度の平均化以外にも、ローパスフィルタやバンドパスフィルタ等の種々のデジタルフィルタを用いることができる。また、画像データの色相差を変更することによって、画像のシャープネスを変更することもできる。
シャープネス変更部62mは、吸着部品P1m〜P8mの種類に応じて、対象領域A1m〜A8mにおける画像のシャープネスを変更する。例えば、小型部品など高解像度で部品認識を行う必要がある場合は、フィルタ処理を行わない方が良い。一方、大型部品など小型部品と比べて解像度が低下しても部品認識において差し支えがない場合は、フィルタ処理を行うと好適である。また、外乱によって撮像された画質が大きく異なる場合は、フィルタ処理を行うと良い。
フィルタ処理は、吸着部品P1m〜P8mの種類に応じて任意に選択することができるので、吸着部品P1m〜P8mの必要な解像度に合わせてフィルタ処理を行うことができる。また、画像処理の対象領域A1m〜A8m毎にフィルタ処理を行うことができるので、複数の吸着部品P1m〜P8mの保持状態を吸着部品P1m〜P8m毎に最適な解像度で検出することができる。
図8は、シャープネスの変更および輝度値の変更の一例を示す図である。同図には、吸着部品P1m〜P8m毎にフィルタ処理の有無が記載されている。フィルタ処理が「有」の場合は、既述のフィルタ処理が必要であることを示し、フィルタ処理が「無」の場合は、既述のフィルタ処理が不要であることを示している。なお、フィルタ処理の有無は、予め吸着部品P1m〜P8mの種類と共に制御装置7のメモリに記憶されており、シャープネス変更部62mは、部品種判別部61mから吸着部品P1m〜P8mの種類と共にフィルタ処理の有無を取得することができる。
本実施形態では、吸着部品検出装置6mは、吸着部品P1m〜P8mの種類に応じて画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部62mを有する。そのため、吸着部品検出装置6mは、吸着部品P1m〜P8mの種類に合わせて画像のシャープネスを制御することができ、吸着部品P1m〜P8m毎に必要な解像度で吸着部品P1m〜P8mの保持状態を検出することができる。したがって、画像処理によって外乱(例えば、吸着部品P1m〜P8mのキズや吸着部品P1m〜P8mに付着する異物など)による影響を容易に低減させることができ、吸着部品P1m〜P8mの認識精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、部品認識用カメラ6Cmは、吸着ノズル531〜538にそれぞれ吸着された吸着部品P1m〜P8mを同時に撮像し、シャープネス変更部62は、吸着部品P1m〜P8mが撮像された画像において吸着部品P1m〜P8m毎にシャープネスを変更する。そのため、1度の撮像で複数の吸着部品P1m〜P8mを同時に撮像することができ、複数の吸着部品P1m〜P8mの保持状態を吸着部品P1m〜P8m毎に最適な解像度で検出することができる。
(輝度値変更部63m)
画像処理には、所定の明るさが必要であり、必要な明るさが得られるように部品認識用カメラ6Cmの撮像時間が設定される。しかしながら、吸着部品P1m〜P8mによっては、必要な明るさと比べて暗く撮像される場合があり、部品認識用カメラ6Cmの撮像時間を延長する必要がある。また、1度の撮像で複数の吸着部品P1m〜P8mを同時に撮像するときに、吸着部品P1m〜P8mによって明るさが異なる場合があり、複数回に分けて撮像する必要が生じる。その結果、タクトタイムが増加する。
また、ストロボ光源6Smによって吸着部品P1m〜P8mを照明して、吸着部品P1m〜P8mを撮像する場合は、部品認識用カメラ6Cmの撮像時間で画像の明るさを変更することが困難である。そのため、ストロボ光源6Smの閃光時間を変更して、画像の明るさを変更することになる。しかしながら、撮像時間の短縮化に伴い、ストロボ光源6Smは、より高い光量が必要となり、ストロボ光源6Smは、大容量電流を必要とする。よって、ストロボ光源6Smの閃光時間を延長することは、容易ではなく限界がある。
そこで、輝度値変更部63mは、吸着部品P1m〜P8mの種類に応じて画素の輝度値を変更する。画素の輝度値を変更する方法は、特に限定されないが、例えば、画素の輝度値に係数を乗じて、画素の輝度値を変更することができる。例えば、吸着部品P1mが必要な明るさと比べて暗く撮像されたとする。この場合、輝度値変更部63mは、対象領域A1mにおける画素の輝度値に1より大きい係数(例えば2.0)を乗じる。係数を乗じる前の画素の輝度値を100とすると、対象領域A1mにおける画素の輝度値は200になり、対象領域A1mにおける画像の明るさは、変更前と比べて2倍になる。
図8には、吸着部品P1m〜P8m毎に画素の輝度値に乗じる係数の一例が記載されている。輝度値に乗じる係数は、予め吸着部品P1m〜P8mの種類と共に制御装置7のメモリに記憶されており、輝度値変更部63mは、部品種判別部61mから吸着部品P1m〜P8mの種類と共に輝度値に乗じる係数を取得することができる。
なお、対象領域A1m〜A8mにおいて、画像のシャープネスを変更すると共に、画素の輝度値を変更することもできる。画素の輝度値を増加させた場合、シャープネス変更部62mは、画像のシャープネスを低下させると好適である。画像の輝度値を増加させると、外乱による影響が顕著になる。よって、シャープネス変更部62mは、画像のシャープネスを低下させることにより、外乱による影響を低減させることができる。
本実施形態では、吸着部品検出装置6mは、吸着部品P1m〜P8mの種類に応じて画素の輝度値を変更する輝度値変更部63mを有する。そのため、撮像された画像に必要な明るさがない場合に、画素の輝度値を上げて画像の明るさを確保することができる。したがって、画像処理において必要な画像の明るさを確保しつつ、部品認識用カメラ6Cmの撮像時間を低減させることができ、撮像時間の低減により、部品P1〜P8の実装に要するタクトタイムを短縮することができる。
また、本実施形態では、部品認識用カメラ6Cmは、ストロボ光源6Smによって吸着部品P1m〜P8mを照明して、吸着部品P1m〜P8mを撮像する。そのため、ストロボ光源6Smを用いて吸着部品P1m〜P8mを撮像する場合に、閃光時間を変更しないで画像の明るさを変更することができる。また、閃光時間を延長しないので、ストロボ光源6Smの最大光量を抑制することができ、光源コストの低減を図ることができる。なお、閃光時間を変更しないので、閃光時間を延長することによるストロボ光源6Smの電流増加を抑制することもできる。
(保持状態検出部64m)
保持状態検出部64mは、吸着部品P1m〜P8mの保持状態を検出する。保持状態には、吸着部品P1m〜P8mの適否および吸着部品P1m〜P8mの吸着状態の良否等が挙げられる。制御装置7のメモリには、予め撮像基準部5Mに対する各吸着部品P1m〜P8mの正規の保持位置が記憶されている。
保持状態検出部64mは、制御装置7のメモリに記憶されている撮像基準部5Mと、部品認識用カメラ6Cmによって撮像された撮像基準部5Mとを一致させる。そして、保持状態検出部64mは、各吸着部品P1m〜P8mについて、制御装置7のメモリに記憶されている正規の保持位置と、部品認識用カメラ6Cmによって撮像された保持位置とを比較して、吸着部品P1m〜P8mの適否を判断し、吸着部品P1m〜P8mの位置ずれ及び角度ずれを算出する。位置ずれ及び角度ずれの算出結果に基づいて、吸着部品P1m〜P8mの実装位置が補正される。
<実装検査機および実装部品検出装置>
実装検査機100は、部品実装機1の後段に設けられ、部品実装機1によって基板PW1に実装された部品P1〜P8(以下、実装部品P1i〜P8iという。)の有無、実装部品P1i〜P8iの適否、実装部品P1i〜P8iの実装位置、実装部品P1i〜P8iの極性異常など実装部品P1i〜P8iの実装状態を検出する。これにより、実装部品P1i〜P8iの実装精度を高めることができる。
吸着部品検出装置6mは、実装部品検出装置6iとして実装検査機100に用いることができる。図9は、実装部品検出装置6iの一例を模式的に示す構成図である。実装検査機100は、吸着部品検出装置6mと同様の内部機構を有する実装部品検出装置6iを備えている。実装部品検出装置6iは、吸着部品検出装置6mに対応する内部機構の符号番号末尾「m」を「i」に置き換えて記載し、重複する説明を省略する。
実装検査機100は、基板搬送装置101を備えている。基板搬送装置101は、例えば、コンベアベルト等の搬送装置であり、基板PW1を矢印X方向に搬送することができる。なお、同図では、実装部品P4i〜P8iは、記載が省略されており、以下の説明では、実装部品P1i〜P3iについて説明する。
基板PW1の外縁には、フィデューシャルマークと呼ばれる位置決め基準部FM1が設けられている。位置決め基準部FM1は、ストロボ光源6Siから照射された光を反射する反射部材であり、複数(例えば4つ)の位置決め基準部FM1が横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に所定間隔離間して配置されている。実装部品検出装置6iは、実装部品P1i〜P3iの適否を判断することができ、位置決め基準部FM1に対する実装部品P1i〜P3iの位置を検出することができる。
実装部品検出装置6iは、位置決め基準部FM1および実装部品P1i〜P3iを部品認識用カメラ6Ciで個別に撮像して、撮像された画像から実装部品P1i〜P3iの実装状態を検出する。なお、部品認識用カメラ6Ciのカメラ視野が広い場合、実装部品検出装置6iは、位置決め基準部FM1と実装部品P1i〜P3iとを同時に撮像して、撮像された画像から実装部品P1i〜P3iの実装状態を検出することもできる。図10は、3つの実装部品P1i〜P3iが撮像された画像の一例を示す模式図である。
実装部品検出装置6iは、実装部品P1i〜P3iの種類に応じて画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部62iを有する。そのため、実装部品検出装置6iは、実装部品P1i〜P3iの種類に合わせて画像のシャープネスを制御することができ、実装部品P1i〜P3i毎に必要な解像度で実装部品P1i〜P3iの実装状態を検出することができる。したがって、画像処理によって外乱(例えば、実装部品P1i〜P3iのキズや実装部品P1i〜P3iに付着する異物など)による影響を容易に低減させることができ、実装部品P1i〜P3iの認識精度を向上させることができる。
また、実装部品検出装置6iの部品認識用カメラ6Ciは、複数の実装部品P1i〜P3iを同時に撮像し、シャープネス変更部62iは、複数の実装部品P1i〜P3iが撮像された画像において実装部品P1i〜P3i毎にシャープネスを変更することもできる。この場合、1度の撮像で複数の実装部品P1i〜P3iを同時に撮像することができ、複数の実装部品P1i〜P3iの実装状態を実装部品P1i〜P3i毎に最適な解像度で検出することができる。
さらに、実装部品検出装置6iは、実装部品P1i〜P3iの種類に応じて画素の輝度値を変更する輝度値変更部63iを有すると好適である。輝度値変更部63iは、撮像された画像に必要な明るさがない場合に、画素の輝度値を上げて画像の明るさを確保することができる。したがって、画像処理において必要な画像の明るさを確保しつつ、部品認識用カメラ6Ciの撮像時間を低減させることができ、撮像時間の低減により、基板PW1の検査時間を短縮することができる。
また、実装部品検出装置6iは、実装部品P1i〜P3iを照明するストロボ光源6Siを備え、実装部品検出装置6iの部品認識用カメラ6Ciは、ストロボ光源6Siによって実装部品P1i〜P3iを照明して、実装部品P1i〜P3iを撮像することもできる。ストロボ光源6Siを用いて実装部品P1i〜P3iを撮像する場合に、閃光時間を変更しないで画像の明るさを変更することができる。また、閃光時間を延長しないので、ストロボ光源6Siの最大光量を抑制することができ、光源コストの低減を図ることができる。なお、閃光時間を変更しないので、閃光時間を延長することによるストロボ光源6Siの電流増加を抑制することもできる。
<その他>
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施することができる。例えば、画像処理装置6Pm、6Piにおける処理は、部品認識用カメラ6Cm、6Ci内の画像処理において行うこともできる。
また、部品認識用カメラ6Cmの代わりに、部品装着ヘッド52に部品認識用のカメラを設けることもできる。そして、当該カメラにより、吸着ノズル53に吸着された吸着部品を撮像して、吸着部品検出装置6mは、撮像された画像から吸着部品の保持状態を検出することもできる。
1:部品実装機、
52:部品装着ヘッド、
53、531〜538:吸着ノズル、
6m:吸着部品検出装置、
6i:実装部品検出装置、
62m、62i:シャープネス変更部、
63m、63i:輝度値変更部、
6Cm、6Ci:部品認識用カメラ、
6Sm、6Si:ストロボ光源、
100:実装検査機

Claims (6)

  1. 複数の吸着ノズルにそれぞれ部品を吸着して位置決めされた基板の所定位置に移動して複数の吸着部品を装着する部品装着ヘッドと、
    前記複数の吸着ノズルに吸着された前記複数の吸着部品を撮像して撮像された画像から前記複数の吸着部品の保持状態を検出する吸着部品検出装置と、を備える部品実装機であって、
    前記吸着部品検出装置は、前記複数の吸着ノズルにそれぞれ吸着された前記複数の吸着部品を同時に撮像する部品認識用カメラと、
    前記複数の吸着部品の種類に応じて前記画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部と、を有し、
    前記シャープネス変更部は、前記複数の吸着部品が撮像された前記画像において吸着部品毎に前記シャープネスを変更することを特徴とする部品実装機。
  2. 前記吸着部品検出装置は、前記複数の吸着部品の種類に応じて画素の輝度値を変更する輝度値変更部を有する請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記吸着部品検出装置は、前記複数の吸着部品を照明するストロボ光源を備え、
    前記吸着部品検出装置の前記部品認識用カメラは、前記ストロボ光源によって前記複数の吸着部品を照明して、前記複数の吸着部品を撮像する請求項2に記載の部品実装機。
  4. 基板に実装された複数の実装部品を撮像して撮像された画像から前記複数の実装部品の実装状態を検出する実装部品検出装置を備える実装検査機であって、
    前記実装部品検出装置は、前記複数の実装部品を同時に撮像する部品認識用カメラと、
    前記複数の実装部品の種類に応じて前記画像のシャープネスを変更するシャープネス変更部と、を有し、
    前記シャープネス変更部は、前記複数の実装部品が撮像された前記画像において実装部品毎に前記シャープネスを変更することを特徴とする実装検査機
  5. 前記実装部品検出装置は、前記複数の実装部品の種類に応じて画素の輝度値を変更する輝度値変更部を有する請求項4に記載の実装検査機。
  6. 前記実装部品検出装置は、前記複数の実装部品を照明するストロボ光源を備え、
    前記実装部品検出装置の前記部品認識用カメラは、前記ストロボ光源によって前記複数の実装部品を照明して、前記複数の実装部品を撮像する請求項5に記載の実装検査機。
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