JP2013188264A - ミシン - Google Patents

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裕 野村
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悟 牧野
Yuki Ihira
裕己 井平
Daisuke Abe
大輔 阿部
Yoshio Nishimura
吉雄 西村
Yoshinori Nakamura
慶典 中村
Satoshi Ichiyanagi
聡 一柳
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Abstract

【課題】縫製を行う加工布上の位置をユーザが容易に設定できるミシンを提供する。
【解決手段】ミシンは超音波を検出する受信器を備える。ユーザは、超音波ペンのペン先を加工布に押し当てることによって、開始位置を指定する。ミシンのCPUは、受信器を介して超音波を検出(S33:YES)する。CPUは、ユーザによって指定された加工布上の位置を特定し(S35)、開始位置として決定する(S41)。CPUは、針棒を釈放し(S43)、送り歯のみを駆動することによって、開始位置と縫針の針落ち点とが一致するように加工布を移送する(S45)。その後、CPUは、ミシンモータに針棒を連結し(S49)、送り歯を駆動することによって、加工布に対する縫製を開始位置から開始する(S50)。
【選択図】図8

Description

本発明は、加工布における指定された位置に縫製を行うことが可能なミシンに関する。
従来、所望の刺繍模様を縫製する縫製位置及び縫製角度を、加工布上に容易に設定することができるミシンが公知である。例えば特許文献1に記載されたミシンは、撮影手段を備えており、ユーザは加工布の指定位置に標識を貼付した後、撮影手段で標識を撮影する。そして、ミシンは、撮影された標識の画像に基づいて、刺繍模様の縫製位置及び縫製角度を自動で設定する。
特開2009−172123号公報
しかしながら上述のミシンでは、加工布に標識を貼付する必要があり、更に、ミシンが刺繍模様の縫製位置及び縫製角度を設定した後、加工布に貼付した標識を剥離しなければ縫製を行うことができないので、操作が煩わしいという問題点がある。
本発明の目的は、縫製を行う加工布上の位置をユーザが容易に設定できるミシンを提供することである。
本発明のミシンは、縫針を下端部に装着した針棒と、加工布を移送する移送手段とを有する縫製手段を備えたミシンであって、超音波を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記超音波に基づき、前記超音波の発信源の位置を特定する第一特定手段と、前記第一特定手段によって特定された前記発信源の位置に基づき、加工布上の縫製位置を特定する第二特定手段と、前記第二特定手段によって特定された前記縫製位置に基づき、前記移送手段を制御して前記加工布を移送する移送制御手段とを備えている。
本発明によれば、ユーザが超音波の発信源の位置を指定した場合、ミシンは、加工布のうち指定された位置に基づいて加工布を移送する。従ってユーザは、加工布のうち所望する位置を指定するだけで、指定された位置である縫製位置に加工布が移送され、所望の縫製位置から縫製作業を容易に行うことができる。
本発明において、前記縫製位置は、縫製を開始する開始位置を含み、前記第二特定手段は、前記発信源の位置を前記開始位置として特定し、前記移送制御手段によって前記開始位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送された後、前記開始位置から縫製が開始されるように前記縫製手段を制御する第一制御手段をさらに備えてもよい。ユーザは、超音波の発信源の位置を指定することによって、縫製の開始位置をミシンに指定できる。従って、ユーザは、縫製の開始位置を簡単且つ容易に指定するだけで、所望の開始位置から縫製を直ぐに開始することができる。
本発明において、前記縫製位置は、縫製を終了する終了位置を含み、前記第二特定手段は、前記発信源の位置を前記終了位置として特定し、前記移送制御手段によって前記終了位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送される過程で、前記縫製手段を制御して前記終了位置まで縫製を行った後、前記縫製手段を制御して縫製を終了させる第二制御手段をさらに備えてもよい。ユーザは、超音波の発信源の位置を指定することによって、縫製の終了位置をミシンに指定できる。従って、ユーザは、縫製の終了位置を簡単且つ容易に指定するだけで、所望の終了位置まで縫製を行った後、縫製を確実に終了することができる。
本発明において、前記縫製位置は、模様を縫製する模様位置を含み、前記加工布に対する前記模様の位置を、前記模様位置に応じて定め、前記移送制御手段によって前記模様の縫製が可能となるように前記加工布が移送された後、前記縫製手段を制御することによって前記模様の縫製を行う第三制御手段をさらに備えてもよい。ユーザは、超音波の発信源の位置を指定することによって、刺繍模様の縫製位置をミシンに指定できる。従って、ユーザは、刺繍模様の模様位置を簡単且つ容易に指定するだけで、所望の模様位置に刺繍模様を縫製することができる。
本発明において、前記模様位置は、縫製を再開する再開始位置を含み、前記移送制御手段によって前記再開始位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送された後、前記再開始位置から縫製が再開されるように前記縫製手段を制御する第四制御手段とをさらに備えてもよい。ユーザは、超音波の発信源の位置を指定することによって、縫製の再開始位置をミシンに指定できる。従って、ユーザは、縫製の再開始位置を簡単且つ容易に指定するだけで、所望の再開始位置から直ぐに縫製を再開することができる。
本発明において、前記加工布に縫製される糸の切断を検知する糸切断検知手段を備え、前記糸切断検知手段によって前記糸の切断が検知された場合に、前記第四制御手段は、前記移送制御手段によって前記再開始位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送された後、前記再開始位置から縫製が再開されるように前記縫製手段を制御してもよい。従って、例えば上糸の切断によって縫製が中断した場合に、ユーザは、上糸が切断した位置を再開始位置として簡単且つ容易に指定するだけで、上糸が切断した位置から直ぐに縫製を再開することができる。
第一実施形態におけるミシン1の正面図である。 受信器94の斜視図である。 受信器94の正面図である。 受信器94の図3に示すI−I線矢視方向断面図である。 第一実施形態におけるミシン1の電気的構成を示すブロック図である。 第一実施形態において指定座標Eの算出方法を説明するための図である。 第一実施形態におけるメイン処理を示すフローチャートである。 第一実施形態における第一制御処理を示すフローチャートである。 第一実施形態における第二制御処理を示すフローチャートである。 第二実施形態におけるミシン1の正面図である。 刺繍装置2の平面図である。 刺繍装置2の右側面図である。 第二実施形態におけるメイン処理を示すフローチャートである。 第二実施形態における第三制御処理を示すフローチャートである。 第二実施形態における第四制御処理を示すフローチャートである。 LCD15に表示される文字「A」200を示す図である。
<第一実施形態>
以下、本発明を具現化した第一実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照し、ミシン1の構成について説明する。図1の紙面手前側、紙面奥行き側、上側、下側、左側、右側を、それぞれミシン1の前側、後側、上側、下側、左側、右側と定義する。
ミシン1は、ベッド部11、脚柱部12、アーム部13、および頭部14を備える。ベッド部11は、ミシン1の土台部であり左右方向に延びる。脚柱部12は、ベッド部11の右端部から上方へ延びる。アーム部13は、ベッド部11に対向して脚柱部12の上端から左方へ延びる。頭部14は、アーム部13の左先端に設けられる。ベッド部11の上面には、針板34が配設されている。針板34の下側(つまり、ベッド部11内)には、送り歯(図示せず)、送り機構(図示せず)、釜機構(図示せず)、および送り量調整用モータ83(図5参照)が設けられる。送り歯は、送り機構によって駆動されて、加工布100(図6参照)を所定の送り量で移送する。送り歯の送り量は、送り量調整用モータ83によって調整される。
頭部14の下端部から、針棒29および押え棒31が下方に延びる。針棒29の下端に縫針(図示せず)が交換可能に装着される。押え棒31の下端に押え足30が交換可能に装着される。押え足30は、加工布100を押える。頭部14には、針棒機構(図示せず)、針振り・針棒釈放モータ80(図5参照)、等が設けられる。針棒機構は、針棒29を上下方向に駆動させる。針棒機構は、ミシンモータ79(図5参照)によって回転する主軸(図示せず)により駆動される。針棒釈放機構は周知の機構であり、針棒駆動機構内に設けられ、針棒駆動機構からの駆動力を針棒29に伝達する(連結する)状態と遮断する(釈放する)状態に切換える。即ち、針棒釈放機構は、針棒29を上下動させる状態と、停止させる状態とに切換える。針棒釈放機構により針棒29が停止した状態のとき、針棒29は上下方向の最上位置に保持される。針棒釈放機構は、針振り・針棒釈放モータ80によって駆動される。
頭部14の下端の後部に、受信器94、95が設けられる。受信器94は、頭部14の左下端、且つ、頭部14の下側面の後方に設けられる。受信器95は、頭部14の右下端、且つ、頭部の下側面の後方に設けられる。受信器94、95は、頭部14の左右方向の長さ分、左右に離間する。受信器94、95は超音波を受信(検出)する。受信器94、95の詳細は後述する。
アーム部13は、開閉可能なカバー16を上部に備える。カバー16の下方、つまりアーム部13内の略中央部に、糸駒(図示せず)が収容される。糸駒に巻回された上糸(図示せず)は、糸駒から、頭部14に設けられた糸掛部(図示せず)を経由して、針棒29に装着された縫針に供給される。アーム部13の前面下部に、開始・停止スイッチを含む複数の操作スイッチ21が設けられる。
脚柱部12の前面に液晶ディスプレイ(以下、LCDという)15が設けられる。LCD15には、コマンド、イラスト、設定値、メッセージ等の様々な項目を含む画像が表示される。LCD15の前面側に、タッチパネル26が設けられる。ユーザが、指や専用のタッチペンを用いてタッチパネル26の押圧操作を行うと(以下、この操作を「パネル操作」という。)、タッチパネル26によって検知される押圧位置に対応して、どの項目が選択されたかが認識される。ユーザは、このようなパネル操作によって、縫製したい模様や実行すべきコマンドを選択できる。
脚柱部12の右側面に、コネクタ39、40が設けられる。コネクタ39に、メモリーカード等の外部記憶装置(図示せず)を接続することができる。ミシン1は、コネクタ39に接続された外部記憶装置から、刺繍模様のデータおよび各種プログラムを取り込む。コネクタ40には、コネクタ916が接続される。コネクタ916は、超音波ペン91(後述)から延びるケーブル912が連結されている。ミシン1は、コネクタ40、コネクタ916、及びケーブル912を介して超音波ペン91に電力を供給すると共に、超音波ペン91から出力される電気信号を取得する。
超音波ペン91について説明する。超音波ペン91は、ペン本体910およびペン先911を備える。ペン本体910の形状は棒状である。ペン先911は、ペン本体910の先端側に設けられる。ペン先911の先端は尖っている。通常、ペン先911はペン本体910から外側に僅かに突出した突出位置にある。一方、ペン先911に対してペン本体910側に向かう方向の力が作用すると、ペン先911はペン本体910に入り込む。そして、ペン先911に作用している力が無くなると、ペン先911は元の突出位置に戻る。
ペン本体910の内部には、スイッチ913(図5参照)、信号出力回路914(図5参照)、および超音波発信器915(図5参照)を備える。スイッチ913は、ペン先911の位置に応じてON/OFFする。スイッチ913は、信号出力回路914および超音波発信器915の出力状態を切り替える。
ペン先911に力が作用していないとき(ペン先911が突出位置のとき)、スイッチ913はOFF状態である。スイッチ913がOFF状態のときには、信号出力回路914は電気信号を出力せず、超音波発信器915は超音波を発信しない。一方、ユーザが加工布100上の任意の位置にペン先911を押し当てることによって、ペン先911に力が作用する。このとき、ペン先911はペン本体910に入り込んで、スイッチ913がONする。スイッチ913がONすると、信号出力回路914はケーブル912を介してミシン1に電気信号を出力し、超音波発信器915は超音波を発信する。
なお詳細は後述するが、ミシン1は、超音波ペン91から発信された超音波を、受信器94,95で検出(受信)する。ミシン1は、検出された超音波に基づいて、超音波の発信源、すなわち、超音波ペン91に設けられた超音波発信器915の位置を特定する。ミシン1は、特定された位置に基づいて縫製を行う。従ってユーザは、例えば、超音波ペン91のペン先911を加工布100上に押し当てる(接触させる)ことで、加工布100のうち指定した位置に縫製を行うことができる。
図2から図4を参照して、受信器94について説明する。受信器95は、受信器94と同一構成であるので説明を省略する。図2の紙面左下側、右上側、左上側、右下側、上側、下側を、それぞれ受信器94の前側、後側、左側、右側、上側、下側とする。
図2および図3に示すように、受信器94の形状は、上下方向にやや長い長方体形状である。受信器94は、前面の下端部の中央に開口部941を備える。開口部941の形状は、左右方向に長い楕円形である。開口部941の周囲942は、外側程拡大するテーパ面(傾斜面)である。図4に示すように、受信器94の内部には、電気基板943およびマイク944を備える。マイク944は、開口部941の内側に位置する。電気基板943の上端の後面に、コネクタ945が実装される。コネクタ945は、ミシン1に設けられたコネクタ(図示せず)に接続する。
図5を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。ミシン1の制御部60は、CPU61、ROM62、RAM63、EEPROM64、及び入出力インターフェース65を備える。CPU61、ROM62、RAM63、EEPROM64、及び入出力インターフェース65は、バス67を介して相互接続する。ROM62には、CPU61が処理を実行するためのプログラム、データ等が記憶される。EEPROM64には、ミシン1が縫製を実行するための複数種類の縫製模様及び刺繍模様の模様データが記憶される。なお、前記模様データは、ROM62に記憶されていてもよい。
入出力インターフェース65には、操作スイッチ21、タッチパネル26、糸切れセンサ27、および駆動回路71、72、74、75、76が電気的に接続される。駆動回路71、72、74、75、76は、それぞれ、送り量調整用モータ83、ミシンモータ79、針振り・針棒釈放モータ80、LCD15、受信器94、95を駆動する。駆動回路76には、受信器受信器94、95で検出された超音波の信号を増幅してCPU61に伝達する増幅回路が含まれる。
超音波ペン91の電気的構成について説明する。超音波ペン91は、スイッチ913、信号出力回路914、および超音波発信器915を備える。スイッチ913は、信号出力回路914、および超音波発信器915に接続する。信号出力回路914は、入出力インターフェース65に接続する。信号出力回路914は、入出力インターフェース65を介してCPU61に電気信号を出力する。
図6を参照し、ユーザが超音波ペン91で指定した加工布100上の位置を特定する方法について説明する。ユーザは、超音波ペン91のペン先911を加工布100に押し当てることによって、加工布100上の特定の位置を指定する。以下、超音波ペン91のペン先911が押し当てられた加工布100上の位置を、指定位置ともいう。なお後述するように、ミシン1は、超音波の発信源の位置を特定することによって指定位置を特定する。このため厳密には、ペン先911が押し当てられた加工布100上の位置ではなく、超音波ペン91に設けられた超音波発信器915の位置が特定される。しかしながら、ペン先911と超音波発信器915とは非常に近接して配置されている。このため、超音波発信器915の位置を、ペン先911が押し当てられた加工布100上の位置、すなわち指定位置として見做すことができる。以下、ミシン1の左右方向、前後方向、および上下方向を、それぞれX方向、Y方向、およびZ方向とする。図6の左右方向および上下方向が、それぞれ、X方向およびY方向に相当し、紙面手前側から紙面奥行側の方向が、Z方向に相当する。
ミシン1は、指定位置を座標情報(X座標、Y座標、およびZ座標)として特定する。ここで、座標の原点(0,0,0)は、針板34(図1参照)に形成され、縫針が挿通する穴(針穴)の中心点であるとする。Z座標が0である面が、針板34の上面を示す。受信器94の位置を示す座標Bを、(Xb,Yb,Zb)とする。受信器95の位置を示す座標Cを、(Xc,Yc,Zc)とする。指定位置を示す座標Eを、(Xe,Ye,Ze)とする。受信器94、95のZ座標は、針板34の上面に対する受信器94、95の高さを表す。座標B(Xb,Yb,Zb)および座標C(Xc,Yc,Zc)は、ROM63に予め記憶される。以下、座標Eを「指定座標E」ともいう。指定座標Eと座標Bとの間の距離を「距離EB」といい、指定座標Eと座標Cとの間の距離を「距離EC」という。
距離EB、ECは、三平方の定理に基づき、座標B、C、Eによって表すことができる。距離EB、座標B、C、Eは、以下の式(1)の関係を満たす。同様に、距離EC、座標B、C、Eは、以下の式(2)の関係を満たす。
(Xb−Xe)+(Yb−Ye)+(Zb−Ze)=(EB)・・・(1)
(Xc−Xe)+(Yc−Ye)+(Zc−Ze)=(EC)・・・(2)
なお式(1)は、座標Bを原点とし、指定座標Eを通る球面(半径:距離EB)の方程式と同一である。同様に(2)は、座標Cを原点とし、座標Eを通る球面(半径:距離EC)の方程式と同一である。
超音波が進行する速度を、音速Vとする。指定座標Eにある超音波ペン91から発信された超音波が、受信器94に到達するまでに要する時間を、伝達時間Tbとする。指定座標Eにある超音波ペン91から発信された超音波が、受信器95に到達するまでに要する時間を、伝達時間Tcとする。この場合、距離EB、ECは、以下の式(3)(4)で表すことができる。
EB=V×Tb・・・(3)
EC=V×Tc・・・(4)
上記式(1)(2)に式(3)(4)を代入することによって、以下の式(5)(6)が得られる。
(Xb−Xe)+(Yb−Ye)+(Zb−Ze)=(V×Tb)・・・(5)
(Xc−Xe)+(Yc−Ye)+(Zc−Ze)=(V×Tc)・・・(6)
式(5)(6)のうち、座標B(Xb,Yb,Zb)、座標C(Xc,Yc,Zc)、及び音速Vは既知の値であり、ROM62に予め記憶されている。到達時間Tb、Tcは、超音波ペン91の超音波発信器915から超音波が発信されたタイミング(以下、「発信タイミングT1」という。)、および、受信器94、95において超音波が検出されたタイミング(以下、「検出タイミングT2」という。)との差を算出することによって特定できる。指定座標E(Xe,Ye,Ze)のうちZeは、加工布100の布厚がXe、Yeと比較して無視できる程度に小さいので、0と見做してよい。よって、XeおよびYeは、式(5)(6)の連立方程式を解くことによって算出される。このようにして、ユーザが超音波ペン91で指定した加工布100上の指定座標E(Xe,Ye,Ze(=0))は算出される。
第一実施形態において、ユーザは、超音波ペン91のペン先911を加工布100に押し当てることによって、加工布100への縫製を開始する位置(以下、「開始位置」という。)、および、加工布100への縫製を終了する位置(以下、「終了位置」という。)を、ミシン1に指定できる。ミシン1は、超音波ペン91から発信された超音波を検出し、検出した超音波に基づいて指定位置を特定する。ミシン1は、特定した指定位置を、開始位置又は終了位置として認識する。ミシン1は、開始位置又は終了位置に基づいて縫製を行う。以下詳説する。
図7から図9を参照し、メイン処理について説明する。メイン処理は、ROM62に記憶されたプログラムに従って、CPU61が実行する。CPU61は、例えば、ユーザのパネル操作によって、加工布100に対する縫製を実行する指示が入力された場合に、メイン処理を開始する。なお縫製模様の例として、直線縫い、ジグザグ縫い、飾り縫い等が挙げられる。
CPU61は、超音波ペン91を使用する動作モード(以下、「超音波モード」という。)に移行するパネル操作を検出したか判断する(S11)。超音波モードに移行するパネル操作が検出されない場合(S11:NO)、処理はS11に戻る。
超音波モードに移行するパネル操作を検出した場合(S11:YES)、CPU61は、開始位置または終了位置を選択する画面をLCD15に表示する(S13)。CPU61は、開始位置を選択するパネル操作を検出したか判断する(S15)。開始位置を選択するパネル操作を検出した場合(S15:YES)、CPU61は、指定位置を特定し、指定位置から縫製を開始する処理(第一制御処理、図8参照)を実行する(S17)。第一制御処理の詳細は後述する。第一制御処理の終了後、メイン処理は終了する。一方、開始位置を選択するパネル操作を検出しない場合(S15:NO)、CPU61は、終了位置を選択するパネル操作を検出したか判断する(S19)。終了位置を選択するパネル操作を検出した場合(S19:YES)、CPU61は、指定位置を特定し、指定位置まで縫製を行う処理(第二制御処理、図9参照)を実行する(S21)。第二制御処理の詳細は後述する。第二制御処理の終了後、メイン処理は終了する。終了位置を選択するパネル操作を検出しない場合(S19:NO)、処理はS15に戻る。
図8を参照し、第一制御処理について説明する。CPU61は、超音波ペン91を使用して開始位置を指定する動作モードであることをユーザに通知する画面を、LCD15に表示する(S31)。CPU61は、受信器94、95を介して超音波を検出したか判断する(S33)。受信器94、95を介して超音波が検出されない場合(S33:NO)、処理はS33に戻る。
ユーザが開始位置を指定するために、超音波ペン91のペン先911を加工布100に押し当てたとする。超音波ペン91の信号出力回路914は、ケーブル912を介して電気信号を出力する。同時に、超音波ペン91の超音波発信器915は、超音波を発信する。CPU61は、ケーブル912を介して超音波ペン91から出力された電気信号を検出する。CPU61は、電気信号を検出した時刻を、発信タイミングT1として特定する。CPU61は、発信タイミングを特定した後、受信器94、95を介して超音波を検出する。CPU61は、超音波を検出した時刻を、検出タイミングT2として特定する。
受信器94、95を介して超音波を検出した場合(S33:YES)、CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2に基づき、指定座標Eを算出し、指定位置を特定する(S35)。特定された指定位置は、開始位置である。CPU61は、開始位置が特定されたことをユーザに通知すると共に、特定された開始位置が有効であるかをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S37)。ユーザは、LCD15に表示された画面を確認した後、開始位置が有効であるか否か、即ち、その開始位置の良否をパネル操作によってミシン1に入力する。
CPU61は、開始位置が有効のパネル操作を検出したか判断する(S39)。開始位置が無効のパネル操作を検出した場合(S39:NO)、CPU61は、指定位置の特定処理を最初からやり直すため、処理はS31に戻る。一方、開始位置が有効のパネル操作を検出した場合(S39:YES)、CPU61は、S35で特定した指定位置を、開始位置として決定する(S41)。
CPU61は、針振り・針棒釈放モータ80を駆動する。針棒釈放機構は、針棒駆動機構から伝達される駆動力を遮断し、針棒29を釈放する(S43)。針棒29は、ミシンモータ79が駆動しても上下動せずに停止し、上下方向の最上位置に保持された状態になる。CPU61は、S35で特定された指定座標EのX座標「Xe」Y座標「Ye」の位置、即ち開始位置が針落ち点と一致するように、送り歯を駆動して加工布100を移送させる(S45)。このとき、針棒29は釈放されて最上位置に保持されているので、縫目は形成されない。このように、加工布100は移送され、開始位置が針落ち点に一致した状態になる。ここで、針落ち点とは、縫針が加工布100を貫通する点であり、針板34に形成された針穴の中心点である。
そして、ユーザは、所望する開始位置が針落ち点に一致しているかを目視にて確認し、開始位置が有効であるか否か、即ち、開始位置の良否をパネル操作によってミシン1に入力する。
CPU61は、開始位置が有効である旨のパネル操作を検出したか判断する(S47)。開始位置が無効のパネル操作を検出した場合(S47:NO)、CPU61は、指定位置の特定処理を最初からやり直すため、処理はS31に戻る。一方、開始位置が有効のパネル操作を検出した場合(S47:YES)、CPU61は、針振り・針棒釈放モータ80を駆動し、針棒釈放機構は、針棒駆動機構からの駆動力を針棒29に伝達するよう針棒29を連結させる(S49)。次に、ユーザにより、アーム部13の前面下部に設けられた開始・停止スイッチが操作されると、CPU61は、ミシンモータ79を駆動し、針棒駆動機構を介して針棒29を上下動させると同時に、送り歯を駆動する。これによって、加工布100に対する縫製が、開始位置から開始される(S50)。そして第一制御処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
次に、図9を参照し、第二制御処理について説明する。第二制御処理は、縫製を終了する終了位置を決定する(S61)処理であり、前記第一制御処理で開始位置を決定した処理と同様の処理を行うことで終了位置を決定する。このため、終了位置を決定するまでの処理(S51〜S61)の説明は省略する。
S61で終了位置を決定した後、CPU61は、開始・停止スイッチが操作されたか判断する(S63)。開始・停止スイッチが操作されない場合(S63:NO)、処理はS63に戻る。ユーザによる開始・停止スイッチの操作を検出した場合(S63:YES)、CPU61は、ミシンモータ79を駆動して針棒29と送り歯の駆動を開始する。これによって、加工布100に対する縫製が開始される(S65)。
針棒29及び送り歯が駆動され(S67)、加工布100に縫製が行われていく。そして、針落ち点が、S55で特定された指定座標EのX座標「Xe」Y座標「Ye」の位置、即ち終了位置に徐々に近づき、双方が一致したとき、CPU61はミシンモータ79の駆動を停止する、即ち、針棒29及び送り歯の駆動を停止させる。このようにして、ユーザが指定した終了位置にて縫製が終了する(S69)。そして第二制御処理は終了し、処理はメイン処理に戻る。
以上説明したように、ユーザが超音波ペン91で加工布100上の位置を指定した場合、ミシン1は、指定された位置に基づいて加工布100を移送する。従って、ユーザは、加工布100のうち所望する位置を指定するだけで、所望の縫製位置に対して縫製作業を容易に行うことができる。
第一実施形態において、ユーザは、超音波ペン91によって、縫製の開始位置をミシン1に指定できる。従って、ユーザは、縫製の開始位置を簡単且つ容易に指定するだけで、所望の開始位置から縫製を直ぐに開始することができる。また、ユーザは、超音波ペン91によって、縫製の終了位置をミシン1に指定できる。従って、ユーザは、縫製の終了位置を簡単且つ容易に指定するだけで、所望の終了位置まで縫製を行った後、縫製を確実に終了することができる。
<第二実施形態>
第二実施形態について説明する。第二実施形態では、図10に示すように、受信器94,95は、ミシン1ではなく、ミシン1のベッド部11に着脱可能に装着される刺繍装置2に設けられる。図11、図12には、ミシン1に装着していない状態の刺繍装置2を示す。刺繍装置2は、本体部51、およびキャリッジ52を備える。
図11、図12に示すように、刺繍装置2の本体部51は、右側面に接続部54を備える。接続部54は、ミシン1に刺繍装置2が装着された状態で、ミシン1の被接続部(図示せず)に接続し、刺繍装置2とミシン1は電気的に接続される。
キャリッジ52は、本体部51の上側に設けられる。キャリッジ52は、前後方向に長い直方体形状である。キャリッジ52は、枠ホルダ55、Y軸移送機構(図示せず)、及びY軸モータ(図示せず)を備える。枠ホルダ55は、刺繍枠を着脱可能なホルダである。枠ホルダ55は、キャリッジ52の右側面に設けられる。刺繍枠は、内枠と外枠で構成される周知のものであり、加工布100を挟持して保持する。刺繍枠に保持された状態の加工布100は、ベッド部11の上側、且つ、針棒29および押え足30の下方に配置する。Y軸移送機構は、枠ホルダ55を前後方向(Y方向)に移送する。刺繍枠は、枠ホルダ55が前後方向に移送されることに伴い、加工布100を前後方向に移送する。Y軸モータはY軸移送機構を駆動する。CPU61(図5参照)は、Y軸モータを制御する。
本体部51の内部には、キャリッジ52を左右方向(X方向)に移送するX軸移送機構(図示せず)、及びX軸モータ(図示せず)を備える。刺繍枠は、キャリッジ52が左右方向に移送されることに伴って、加工布100を左右方向に移送する。X軸モータはX軸移送機構を駆動する。CPU61は、X軸モータを制御する。
キャリッジ52の前端且つ上側面に受信器84が設けられ、後端且つ上側面に受信器85が設けられる。受信器84、85は超音波を受信する。受信器84、85の構成は、受信器94、95と同一である。刺繍枠は、キャリッジ52の右側面から右方に設けられるので、受信器84、85は、刺繍枠に保持された状態の加工布100よりも上方、即ち、加工布100に対してベッド部11が設けられる側と反対側に位置する。受信器84、85の開口部は、右方を向いている。受信器84、85が超音波を受信した場合、受信器84、85は、ミシン1側に電気信号を送信する。CPU61は、受信器84、85からの電気信号を受信することによって、超音波ペン91から発信された超音波を検出する。
ユーザは、超音波ペン91のペン先911を、刺繍枠に保持された加工布100に押し当てることによって、加工布100に対して刺繍模様を縫製する位置(角度含む)をミシン1に指定できる。以下、刺繍模様を縫製する位置を「模様位置」と称す。ミシン1は、超音波ペン91から発信された超音波を、刺繍装置2の受信器84、85を介して検出し、検出した超音波に基づいて指定位置を特定する。ミシン1は、特定した指定位置を、模様位置として認識する。ミシン1は、特定した模様位置に刺繍模様の縫製を行う。以下詳説する。
図13から図15を参照し、メイン処理について説明する。メイン処理は、ROM62に記憶されたプログラムに従って、CPU61が実行する。CPU61は、例えば、ユーザのパネル操作によって、刺繍模様の縫製を実行する指示が入力された場合に、メイン処理を開始する。
CPU61は、超音波モードに移行するパネル操作を検出したか判断する(S111)。超音波モードに移行するパネル操作が検出されない場合(S111:NO)、処理はS111に戻る。超音波モードに移行するパネル操作を検出した場合(S111:YES)、CPU61は、刺繍模様の大きさ(サイズ)及び角度(加工布100に対する角度)の設定を行う設定画面をLCD15に表示する(S113)。CPU61は、上記の設定を行うパネル操作を検出したか判断する(S115)。なお、超音波モードに移行する前に、ユーザは、所望の刺繍模様、つまり加工布100に刺繍したい刺繍模様を選択しているとする。
図16は、LCD15に表示される設定画面の一例を示している。LCD15には、ユーザのパネル操作により、選択された刺繍模様として文字「A」200が表示されている。ここでは、文字「A」200の大きさはデフォルト値のままで、角度については基準点105を中心に、模様データ全体をデフォルト値(0度)から時計回りに約15度回転させるように設定されたとする。ここで、文字「A」200の模様データには、文字「A」200を囲う最小の仮想矩形のデータ(マスクデータと称す)と、仮想矩形の中心点(矩形における対角線の交点)を基準点105とする基準点データとが含まれる。マスクデータを示す矩形線102及び基準点105は、文字「A」200と共にLCD15に表示される。なお、基準点102は仮想矩形の中心点ではなく、仮想矩形の4つの頂点の何れかであってもよい。
なお、ユーザは、パネル操作によって、文字「A」200の大きさを変更するように設定を行ってもよい。また、刺繍模様の大きさ及び角度は変更することなく、デフォルト値のままであってもよい。
次に、上記の設定が完了したパネル操作を検出した場合(S115:YES)、CPU61は、刺繍装置2を制御して指定位置に刺繍模様の縫製を行う処理(第三制御処理、図14参照)を実行する(S117)。上記の設定が完了したパネル操作を検出しない場合(S115:NO)、処理はS115に戻る。
図14を参照し、第三制御処理について説明する。CPU61は、超音波ペン91を使用して模様位置を指定する動作モードであることをユーザに通知する画面を、LCD15に表示する(S131)。CPU61は、刺繍装置2の受信器84、85が超音波を検出(受信)したかを判断する(S133)。受信器84、85が超音波を検出しない場合(S133:NO)、S133に戻る。
ユーザが模様位置を指定するために、超音波ペン91のペン先911を加工布100に押し当てたとする。超音波ペン91の信号出力回路914は、ケーブル912を介して電気信号を出力する。同時に、超音波ペン91の超音波発信器915は、超音波を発信する。CPU61は、ケーブル912を介して超音波ペン91から出力された電気信号を検出する。CPU61は、電気信号を検出した時刻を、発信タイミングT1として特定する。その後、受信器84、85は超音波を受信する。受信器84、85は、ミシン1に電気信号を出力する。CPU61は、受信器84、85から出力された電気信号を検出した時刻を、検出タイミングT2として特定する。
受信器84、85が超音波を受信したと判断した場合(S133:YES)、CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2に基づき、指定座標Eを算出し、指定位置を特定する(S135)。特定された指定位置は、模様位置に相当する。CPU61は、模様位置に基準点(図16参照)を配置させ、S115(図13参照)で設定された大きさおよび角度で刺繍模様が加工布100に縫製できるか否か、即ち、刺繍枠に保持された加工布100のうち縫製可能な領域に刺繍模様が収まるかを判断する。刺繍模様が縫製可能な領域に収まらない場合、CPU61は、S115(図13参照)で設定された条件で刺繍模様を縫製することができないと判断し(S137:NO)、刺繍模様の縫製ができないことをユーザに通知するエラーメッセージを、LCD15に表示する(S141)。その後、S133に戻る。
一方、縫製可能な領域に刺繍模様が収まると判断した場合(S137:YES)、CPU61は、縫製可能な領域に刺繍模様が収まることを通知すると共に、模様位置が有効であるかをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S139)。ユーザは、LCD15に表示された画面により、その模様位置が有効であるか否か(模様位置の良否)をパネル操作によってミシン1に入力する。
CPU61は、模様位置が有効のパネル操作を検出したか判断する(S143)。模様位置が無効のパネル操作を検出した場合(S143:NO)、CPU61は、指定位置の特定処理を最初からやり直すため、処理はS131に戻る。一方、模様位置が有効のパネル操作を検出した場合(S143:YES)、CPU61は、S135で特定した指定位置を、模様位置として決定する(S145)。
CPU61は、S135で特定された指定座標EのX座標「Xe」Y座標「Ye」の位置、即ち模様位置が針落ち点と一致するように、刺繍装置2のX軸モータおよびY軸モータを駆動して刺繍枠を移動させる(S149)。ユーザは、模様位置を目視により確認し、模様位置が有効であるか否か(模様位置の良否)をパネル操作によってミシン1に入力する。
CPU61は、模様位置が有効のパネル操作を検出したか判断する(S151)。模様位置が無効のパネル操作を検出した場合(S151:NO)、CPU61は、指定位置の特定処理を最初からやり直すため、処理はS131に戻る。一方、模様位置が有効のパネル操作を検出した場合(S151:YES)、CPU61は、ミシンモータ79を駆動して針棒29を上下動させ、刺繍装置2を制御し刺繍枠を移動させる。これによって、刺繍枠に保持された加工布100に対して、指定された模様位置に刺繍模様の縫製が開始される(S153)。第三制御処理は終了し、処理はメイン処理(図13参照)に戻る。
以上のように、ユーザは、超音波ペン91によって加工布100上の位置を指定することによって、刺繍模様の模様位置をミシン1に設定することができる。従って、ユーザは、刺繍模様の模様位置を簡単且つ容易に指定するだけで、所望の模様位置に刺繍模様を縫製することができる。
また、本実施形態のミシン1は、縫製中の上糸の状態を監視する糸切れセンサ27(図5参照)を備えている。糸切れセンサ27は、縫製中に何らかの原因で上糸が切れたことを検出する。糸切れセンサ27は、周知構成のセンサであり、詳しい説明は省略する。図13に示すように、刺繍模様の縫製中、糸切れセンサ27によって上糸の切断が検出された場合(S121:YES)、CPU61は、ミシンモータ79を停止させると共に、刺繍装置2を制御して刺繍枠の移動を停止させる。このように、上糸が切断すると、加工布100への刺繍模様の縫製は中断される。
しかしながら、糸切れセンサ27が上糸の切断を検出してから、ミシンモータ79及び刺繍装置2の駆動が完全に停止するまでの間にはタイムラグがあり、刺繍模様における複数針分の針落ち点が進行(オーバーラン)してしまう。つまり、縫製途中の刺繍模様は、上糸が無い状態で複数針分の縫製が進行した状態となる。この場合、ユーザは、上糸がある縫目の位置まで針落ち点を戻す操作(ステッチバック)を行う必要がある。従来のミシンの場合では、針落ち点を戻す操作は煩雑で、ユーザは、縫製途中の刺繍模様を目視しながら針落ち点を戻す為のキー操作を行っていた。しかしながら、本実施形態においては、第四制御処理(S125、図15参照)によって次の処理を実行する。まず、ユーザによって、加工布100上の針落ち点を戻したい位置に、超音波ペン91のペン先911が押し当てられる。CPU61は、超音波ペン91から発信される超音波に基づき指定位置を特定し、刺繍模様の縫製を再開する位置(以下「再開始位置」という。)として認識する。CPU61は、再開始位置に針落ち点が位置するように、加工布100を移送させた後、刺繍模様の縫製を再開する。以下詳説する。
図15を参照し、第四制御処理について説明する。CPU61は、超音波ペン91を使用して針落ち点を戻したい位置を指定する動作モードであることをユーザに通知する画面を、LCD15に表示する(S161)。CPU61は、受信器84、85が超音波を検出(受信)したかを判断する(S163)。受信器84、85が超音波を検出しない場合(S163:NO)、処理はS163に戻る。
ユーザが針落ち点を戻したい位置を指定するために、超音波ペン91のペン先911を加工布100に押し当てたとする。CPU61は、超音波ペン91から出力された電気信号を検出し、発信タイミングT1を特定する。またCPU61は、受信器84、85から出力された電気信号を検出し、検出タイミングT2を特定する。
受信器84、85が超音波を検出したと判断した場合(S163:YES)、CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2に基づき、指定座標Eを算出し、指定位置を特定する(S165)。CPU61は、加工布100上に対する指定位置を、再開始位置としてユーザに通知すると同時に、再開始位置が有効であるか否か(再開始位置の良否)をユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S167)。ユーザは、再開始位置が有効であるか否かをパネル操作によってミシン1に入力する。
CPU61は、再開始位置が有効のパネル操作を検出したか判断する(S169)。再開始位置が無効のパネル操作を検出した場合(S169:NO)、CPU61は、指定位置の特定処理を最初からやり直すため、処理はS161に戻る。一方、再開始位置が有効のパネル操作を検出した場合(S169:YES)、CPU61は、S165で特定した指定位置を、再開始位置として決定する(S171)。
CPU61は、S165で特定された指定座標EのX座標「Xe」Y座標「Ye」の位置が針落ち点と一致するように、刺繍装置2のみを駆動し刺繍枠を移動させる(S173)。
CPU61は、再開始位置が有効であるか否かをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する。ユーザは、再開始位置を目視にて判断し、再開始位置が有効であるか否かをパネル操作によってミシン1に入力する。
CPU61は、再開始位置が有効のパネル操作を検出したか判断する(S175)。再開始位置が無効のパネル操作を検出した場合(S175:NO)、CPU61は、指定位置の指定操作を最初からやり直すため、処理はS161に戻る。一方、再開始位置が有効のパネル操作を検出した場合(S175:YES)、CPU61は、ミシンモータ79を駆動し、針棒29の上下動を再開させ、刺繍装置2を制御し刺繍枠の移動を再開させる。これによって、刺繍枠に保持された加工布100に対して、再開始位置から縫製が再開される(S177)。このように、第四制御処理は終了し、処理はメイン処理(図13参照)に戻る。図13に示すように、メイン処理では、第四制御処理(S125)の終了後、処理はS121に戻る。
以上のように、ユーザは、超音波ペン91で指定された位置を指定することによって、縫製を再開する位置をミシン1に指定できる。従って、上糸の切断によってミシン1による縫製が中断した場合に、上糸が切断した位置を再開始位置として簡単且つ容易に指定するだけで、上糸が切断した位置から直ぐに縫製を再開することができる。よって、仕上がりの良好な刺繍模様を加工布100に縫製することができる。
一方、図13のS121で、糸切れセンサが上糸の切断を検出しない場合、即ち、上糸が切断させることなく刺繍縫製が正常に継続された場合(S121:NO)、刺繍模様の縫製が完了したか判断する(S123)。刺繍模様の縫製が完了していない場合(S123:NO)、処理はS121に戻る。刺繍模様の縫製が完了した場合(S123:YES)、メイン処理は修了する。
以上説明したように、第二実施形態において、ユーザは、超音波ペン91によって加工布100上の位置を指定することによって、所望する位置に刺繍模様の縫製を行うことが容易に可能となる。またユーザは、刺繍模様の縫製中に上糸の切断が発生した場合、超音波ペン91によって加工布100上の位置を指定することによって、簡単且つ容易に、上糸が切断した位置から縫製を再開させることができる。
なお、S33、S53、S133、S163の処理を行うCPU61が本発明の「検出手段」に相当する。S35、S55、S135、S165の処理を行うCPU61が本発明の「第一特定手段」に相当する。S41、S61、S145、S171の処理を行うCPU61が本発明の「第二特定手段」に相当する。S45、S67、S149、S173の処理を行うCPU61が本発明の「移送制御手段」に相当する。S50の処理を行うCPU61が本発明の「第一制御手段」に相当する。S69の処理を行うCPU61が本発明の「第二制御手段」に相当する。S153の処理を行うCPU61が本発明の「第三制御手段」に相当する。S177の処理を行うCPU61が本発明の「第四制御手段」に相当する。S121の処理を行うCPU61が本発明の「糸切断検知手段」に相当する。
なお本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上述の実施形態では、超音波の発信タイミングT1と検出タイミングT2とに基づいて、指定位置を特定した。指定位置は、他の方法で特定方法されてもよい。例えば、超音波の発信タイミングのみから指定位置を特定してもよい。なお詳細は省略するが、受信器を3つ以上備え、それぞれにおいて超音波を検出した検出タイミングT2を特定することによって、ミシン1は指定位置を特定してもよい。
上述の第二実施形態では、ミシン1は糸切れセンサ27を備え、糸切れセンサ27が上糸の切断を検出した場合に、ユーザは超音波ペン91によって再開始位置を指定した。しかしながら、ミシン1は糸切れセンサ27を備えていなくてもよい。ユーザが目視にて糸切れを検出した場合も同様に、超音波ペン91によって再開始位置を指定してもよい。
また、第二実施形態では、刺繍装置2を用いて刺繍模様を縫製する場合であったが、刺繍模様ではなく、直線縫い、ジグザグ縫い、飾り縫い等の通常の縫製模様の縫製中に発生する上糸の切断の発生時においても同様に、再開始位置を指定してもよい。
また、ミシン1に、縫製中における下糸の切断又は下糸が消費されて無くなったことを検出する下糸センサを設け、下糸センサが下糸の切断又は下糸が無くなったことを検出した場合も同様に、再開始位置を指定してもよい。
1 ミシン
2 刺繍装置
11 ベッド部
12 脚柱部
13 アーム部
14 頭部
27 糸切れセンサ
29 針棒
61 CPU
84、85 受信器
91 超音波ペン
94、95 受信器
100 加工布
200 文字

Claims (6)

  1. 縫針を下端部に装着した針棒と、加工布を移送する移送手段とを有する縫製手段を備えたミシンにおいて、
    超音波を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記超音波に基づき、前記超音波の発信源の位置を特定する第一特定手段と、
    前記第一特定手段によって特定された前記発信源の位置に基づき、前記加工布上の縫製位置を特定する第二特定手段と、
    前記第二特定手段によって特定された前記縫製位置に基づき、前記移送手段を制御して前記加工布を移送する移送制御手段と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記縫製位置は、縫製を開始する開始位置を含み、
    前記第二特定手段は、前記発信源の位置を前記開始位置として特定し、
    前記移送制御手段によって前記開始位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送された後、前記開始位置から縫製が開始されるように前記縫製手段を制御する第一制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記縫製位置は、縫製を終了する終了位置を含み、
    前記第二特定手段は、前記発信源の位置を前記終了位置として特定し、
    前記移送制御手段によって前記終了位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送される過程で、前記縫製手段を制御して前記終了位置まで縫製を行った後、前記縫製手段を制御して縫製を終了させる第二制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のミシン。
  4. 前記縫製位置は、模様を縫製する位置を特定可能な模様位置を含み、
    前記加工布に対して前記模様を縫製する位置を、前記模様位置に基づいて特定し、前記移送制御手段よって前記模様の縫製が可能となるように前記加工布が移送された後、前記縫製手段を制御することによって前記模様の縫製を行う第三制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のミシン。
  5. 前記模様位置は、縫製を再開する再開始位置を含み、
    前記移送制御手段によって前記再開始位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送された後、前記再開始位置から縫製が再開されるように前記縫製手段を制御する第四制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のミシン。
  6. 前記加工布に縫製される糸の切断を検知する糸切断検知手段を備え、
    前記糸切断検知手段によって前記糸の切断が検知された場合に、前記第四制御手段は、
    前記移送制御手段によって前記再開始位置に前記縫針の針落ち点が位置するように前記加工布が移送された後、前記再開始位置から縫製が再開されるように前記縫製手段を制御することを特徴とする請求項5に記載のミシン。
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