JP2013208203A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】空送りデータが模様に含まれていても模様形状を崩すことなく拡縮でき、さらに、模様を拡縮しても、縫製対象物への穴開け又は着脱容易化の為の保持部材の移動量が変わらないミシンを提供する。
【解決手段】CPUは押え枠を撮影し(S15)、画像処理で検出した包囲領域をディスプレイに表示する(S17)。作業者は包囲領域を修正して特定領域としてもよいし(S23)、基準位置も任意に設定してもよい(S25)。CPUは作業者が修正を行わなければ(S19:NO)、押え板の開口部を特定領域に指定し、該領域の中心位置を基準位置に設定する(S21)。CPUは縫製データを読込み(S29)、特定領域内の針落ち点又は中継点を拡縮し(S31:YES、S35)、特定領域外の針落ち点又は中継点は拡縮しない(S31:NO、S33)。
【選択図】図6

Description

本発明は、針落ち点を示す縫製データに従って縫製対象物に模様を縫製するミシンに関する。
針落ち点を示す縫製データに従って縫製対象物に模様を縫製するミシンがある。針落ち点は、ミシンの縫針が下降して縫製対象物(加工布等)に刺さる縫製対象物上の予定位置である。縫製データは模様を縫製する為の多数の針落ち点を縫製順に並べたデータである。縫製データは、縫目で模様を形成する為の実縫いデータと、縫針に対する縫製対象物の相対位置を、縫目を形成せずに変更する為の空送りデータを含む。空送りデータは、例えば、縫針と異なる位置で縫製対象物に穴開け加工を施す為、又は縫製対象物を作業者の近くでミシンに着脱しやすくする為に保持部材を移動させたりする場合に使用する。ミシンは、多重のラインを並べて縫製する場合にそれぞれのラインの実縫いデータの間を空送りデータで繋ぐことによって、一つの縫製データとして一度で縫製することができる。
縫製対象物に形成する模様を拡大又は縮小して縫製可能なミシンがある。例えば特許文献1のミシンは、縫製データ中の実縫いデータを拡縮し、空送りデータに基づく位置に移動した縫製対象物に模様を縫製する。該ミシンは、空送りデータを拡縮対象から外す事で、拡縮前の模様の形成予定位置に、拡縮後の模様を形成する事ができる。
通常、ミシンは、縫製可能範囲の中央点、縫製データが含む全データの針落ち点が示す座標の平均座標の点、又は縫い始めの針落ち点を基準位置に設定し、該基準位置を中心に縫製データを拡縮する。特許文献1のミシンが形成する模様は、菊穴かがり縫いにおける縫製対象物の穴開けの予定位置を中心に対称性の有る模様であるので、拡縮後も中央に穴開け予定位置を配置した対象性を有する模様となる。穴開け予定位置の中心が基準位置と一致する該模様を拡縮すれば、拡縮後の模様の穴開け予定位置は、拡縮前の模様の穴開け予定位置に対して位置ずれしない。
特開平7−328257号公報
しかしながら、特許文献1のミシンは、例えば縫製データが空送りデータで結ばれた多重のラインで構成された模様の場合、空送りデータを拡縮対象から外して実縫いデータを拡縮すると、各ライン間隔が均一にならなくなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、空送りデータが模様に含まれていても模様形状を崩すことなく拡縮でき、さらに、模様を拡縮しても、縫製対象物への穴開け又は着脱容易化の為の保持部材の移動量が変わらないミシンを提供する事である。
請求項1のミシンは、縫製対象物を保持する保持部材と、前記保持部材を保持し、前記保持部材を水平面内で移動させる移動機構と、前記縫製対象物に模様を形成する為の縫製データに従って前記移動機構を制御し、前記縫製対象物に前記模様を縫製する縫製手段と、を備えたミシンにおいて、前記保持部材によって保持される前記縫製対象物上の特定の領域である特定領域を前記保持部材を基準に指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された前記特定領域において、前記模様の拡大または縮小を行う際の基準となる位置である基準位置を設定する設定手段と、前記縫製データを補正して、前記設定手段に設定された前記基準位置を基準に前記模様を拡大または縮小した拡縮模様を形成する為の拡縮縫製データを生成する生成手段と、を備えた事を特徴とする。
ミシンは指定手段によって指定した特定領域において基準位置を基準に模様の拡縮を行う。故にミシンは、空送りデータが模様に含まれていても模様形状を崩すことなく拡縮できる。また、特定領域に含まれない縫製対象物への穴開け又は着脱容易化の為の保持部材の移動量は拡縮されず、常に所定の移動量が保持される。
請求項2のミシンは、前記保持部材は開口部を有する押え部材であり、前記押え部材を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された前記押え部材の前記開口部により前記縫製対象物を取り囲む包囲領域を検出する検出手段と、をさらに備え、前記指定手段は、前記検出手段によって検出された前記包囲領域を前記特定領域として指定し、前記設定手段は、前記特定領域の中心位置を前記基準位置として設定する事を特徴とする。ミシンは、撮影した画像を解析して検出する包囲領域を特定領域として指定できるので、作業者の操作による特定領域の指定を行わずとも済み、手間がかからない。
請求項3のミシンは、前記検出手段が前記包囲領域として複数の領域を検出した場合、1つの包囲領域を前記特定領域として選択可能な選択手段をさらに備えた事を特徴とする。ミシンは包囲領域の検出に誤検出があっても正しい包囲領域を特定領域として選択する事ができ、誤った領域の模様を拡縮する事がなく、歩留りを高める事ができる。又、ミシンは縫製対象物に複数の模様を縫製し、押え枠内に拡縮対象外の模様を含む場合、対象模様を包囲領域内に配置し、該包囲領域を特定領域として指定する事で、対象模様のみを確実に拡縮できる。
ミシン1の斜視図である。 押え枠63と押え板70と開口部71の位置関係を示す図である。 ミシン1の電気的構成を示すブロック図である。 縫製データ180を説明する為の概念的な構成を示す図である。 縫製データ180に基づき縫製した模様150を示す図である。 縫製データ拡縮処理のフローチャートである。 ディスプレイ81に表示した模様150を拡縮対象に指定する様子を示す図である。 拡縮縫製データ280を説明する為の概念的な構成を示す図である。 拡縮縫製データ280に基づき縫製した模様250を示す図である。 変形例の模様170を示す図である。 変形例の拡縮により縫製した模様270を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態のミシン1について説明する。図1の左斜め下側、右斜め上側、左斜め上側、右斜め下側は夫々ミシン1の前側、後側、左側、右側である。
図1を参照し、ミシン1の全体構造について説明する。図1に示す如く、ミシン1は、ベッド部2、脚柱部3、アーム部4を備える。ベッド部2はテーブル95に載置する。ベッド部2は前後方向に延び、内部に垂直釜(図示略)等を備える。脚柱部3はベッド部2後側から鉛直上方に延びる。脚柱部3は内部にミシンモータ112(図3参照)等を備える。アーム部4は脚柱部3上側からベッド部2の上面に対向して前方に延び、前端に頭部7を備える。アーム部4は内部に主軸、針棒駆動機構(図示略)等を備える。針棒10は、頭部7の下端から下方へ延びる。縫針11は針棒10の下端に装着する。
ミシン1は、ベッド部2の上方に作業台5と移送装置6を備える。作業台5は、針板55を備える。針板55は、針棒10に装着した縫針11の直下の位置に、縫針11が挿通可能な針穴(図示略)を有する。移送装置6は、移送板61、昇降部62、押え枠63、移送板保持部64、X軸移動機構(図示略)、腕部65、Y軸移動機構(図示略)を備える。
移送板61は水平方向に配置した板部材であり、平面視矩形状の開口部(図示略)を有する。移送板保持部64は左右方向に延び、移送板61をX軸方向(左右方向)に移動可能に支持する。X軸移動機構は、ベッド部2の内部に設けてある。X軸移動機構は、X軸モータ114(図3参照)を駆動源として、移送板61をX軸方向(左右方向)へ移動する。移送板保持部64に連結する腕部65は、脚柱部3内に設けたY軸移動機構に接続する。Y軸移動機構は、Y軸モータ116(図3参照)を駆動源として、腕部65をY軸方向(前後方向)へ移動する。移送板保持部64は、腕部65の移動に伴ってY軸方向(前後方向)へ移動する。
移送板保持部64が支持する移送板61は、移送板保持部64と共に移動する。移送板保持部64は、昇降部62を昇降可能に支持する。押え枠63は昇降部62下端に連結する矩形枠状の板部材である。押え枠63の開口部68は、移送板61の開口部(図示略)と略同一形状である。作業者は縫製対象物(例えば加工布)を移送板61上に載置する。昇降部62が下方に移動すると、押え枠63は下降する。押え枠63と移送板61は、縫製対象物を上下から挟んで保持する。以下、移送板61と押え枠63を総称して保持体60という。
図2に示す如く、ミシン1は作業者が縫製対象物の位置決めをしやすくする為に、縫製する模様の近傍のみ開口する押え板70を押え枠63の開口部68の内側に固定して使用する。縫製する模様形状が大きく異なる場合は、それぞれの模様にあわせた形状の開口部71を有する押え板70に都度交換して使用する。サイズ違いの模様を縫製する場合など、模様形状が大きく変わらない場合は、同じ押え板70を使用する。
図1に示す如く、ミシン1はテーブル95上に立てた支柱9の先端に操作パネル8を備える。操作パネル8は、各種情報、各種指示を入力する為のタッチパネル82と、情報表示用のディスプレイ81を備える。ディスプレイ81は、後述のイメージセンサ50で撮影した撮影画像の表示、ミシン1の動作に係る各種情報の表示、仮想の操作キーの表示等を行う。タッチパネル82は、本実施形態では感圧式であり、作業者がスタイラスペン85、指等で触れた位置を検出する。タッチパネル82はディスプレイ81に重ねて配置している。
ミシン1は、テーブル95の下方に制御装置100(図3参照)を収容する制御箱110を備える。操作パネル8は支柱9内に通したケーブル(図示略)を介して制御装置100に接続する。ミシン1は、テーブル95の下方にフットスイッチ90を備える。フットスイッチ90は制御装置100にコードで接続するペダル式のスイッチである。作業者は、ミシン1の各種動作(例えばミシンモータ112の駆動、押え枠63の昇降等)を開始する時にフットスイッチ90を踏み込む。
ミシン1は、頭部7内の下端側にイメージセンサ50を備える。イメージセンサ50は、ミシン1のフレーム(図示略)に設けた支持部51に固定する。イメージセンサ50は、周知のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)であり、撮影した画像の画像データを出力する。イメージセンサ50のレンズ(図示略)は移送装置6の保持体60を撮影可能な方向に向いている。イメージセンサ50の撮影範囲は保持体60の押え枠63に取り付けた押え板70の開口部71(図2参照)の縁を含めて開口部71内を撮影可能な範囲である。
図3を参照し、ミシン1の電気的構成について説明する。図3に示す如く、ミシン1の制御装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、不揮発性メモリ104、入出力インターフェース(I/F)106、駆動回路113、115、117、メモリドライブ107を備える。CPU101、ROM102、RAM103、不揮発性メモリ104は、バス105を介して入出力I/F106に電気的に接続する。CPU101は、ミシン1の制御を司り、ROM102が記憶する各種プログラムに従って、縫製に関わる各種演算及び処理を実行する。ROM102は、ミシン1固有の識別番号、各種プログラム、各種初期設定パラメータ、予め作成した複数の既存の模様(縫目線、縫目模様、刺繍模様等)の縫製データ等を記憶する。縫製データについては後述する。RAM103は、CPU101の演算結果、フラグ、ポインタ、カウンタ等を一時的に記憶する。不揮発性メモリ104は、コンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード(図示略)等を介して縫製データの管理者が導入した縫製データ、作業者が入力した各種設定情報等を記憶する。
メモリドライブ107は入出力I/F106に電気的に接続する。メモリドライブ107は、メモリカード(図示略)からデータの読み出しと、メモリカードにデータの書込みを行う。作業者は、縫製対象物に応じて異なるステッチデータ(後述)の組合せを含む縫製データを用いる。ROM102は、予め複数の既存の縫製データを記憶する。不揮発性メモリ104は、縫製データの管理者が作成した独自の縫製データ等、ROM102が記憶していない縫製データを記憶する。管理者は、該縫製データを例えばPC等で作成し、メモリカードを介してミシン1に導入する事ができる。
駆動回路113、115、117は、入出力I/F106に電気的に接続する。駆動回路113はミシンモータ112に電気的に接続する。CPU101は、駆動回路113を介してミシンモータ112を制御する。ミシンモータ112は主軸(図示略)を回転駆動する。駆動回路115はX軸モータ114に電気的に接続する。駆動回路117はY軸モータ116に電気的に接続する。CPU101は、駆動回路115、117を介してX軸モータ114、Y軸モータ116を制御する。X軸モータ114、Y軸モータ116は何れもパルスモータである。X軸モータ114、Y軸モータ116は夫々、X軸移動機構(図示略)、Y軸移動機構(図示略)を駆動することで、保持体60をX軸方向、Y軸方向に移動する。CPU101は、縫製時に、縫製データに基づきミシンモータ112を駆動して主軸を回転駆動することで、針棒10の上下動と垂直釜(図示略)の回転を制御する。CPU101は、ミシンモータ112の駆動と同時に、縫製データに基づきX軸モータ114、Y軸モータ116を駆動して、保持体60の位置を制御する。ミシン1は該動作で縫製対象物上に縫製を行う。
操作パネル8、フットスイッチ90は夫々、制御装置100の入出力I/F106に電気的に接続する。フットスイッチ90については前述の通りである。操作パネル8はディスプレイ81、タッチパネル82等を備える。CPU101は、作業者がタッチパネル82で触れた位置と、ディスプレイ81に表示する画像を構成する画素とを対応付ける。故にCPU101は、作業者が情報又は指示を入力する場合、例えばディスプレイ81に仮想キー等を表示し、タッチパネル82が検出した作業者の接触位置に基づき、作業者が操作した仮想キーを特定する。イメージセンサ50は入出力I/F106に電気的に接続する。イメージセンサ50については前述の通りである。
図4、図5を参照し、本実施形態の縫製データの一例である縫製データ180について説明する。図4に示す如く、縫製データ180は、縫製対象物160(図5参照)に縫目で模様150を形成する為の166個のデータの集合体である。模様150は、3つの矩形ライン151、152、153、及びそれらを結ぶ空送り155、156、157とからなる。縫製データ180が備える各データは、CPU101がデータを読出す順序を示す順位181と、縫製データの種類、各種設定、指示値等からなる指示情報182を備える。縫製データ180は、一又は複数(本実施形態では三つ)のステッチデータ191、192、193、空送りデータ194、195、196、197、定点移動データ190、制御データ199を含む。
ステッチデータ191〜193の指示情報182は、模様150の矩形ライン151〜153を夫々縫製する為の複数の針落ち点を、縫針11の位置と保持体60(図1参照)の位置との相対位置で示すデータである。針落ち点は、針棒10と共に縫針11が下方に移動した時、縫針11が刺さる縫製対象物160上の予定位置である。針落ち点は、保持体60に対して設定するX、Y座標系の座標データで示す。座標データは、データの読出し順に一つ前の順位の針落ち点に対する今回の針落ち点の方向及び距離を、相対的な座標で示すものである。ステッチデータ191〜193は、縫目で模様150の矩形ライン151〜153を夫々縫製する為の多数の針落ち点の座標データを縫製順に並べたデータである。
空送りデータ194〜197の指示情報182は、縫目を形成せずに保持体60を移動して、縫針11に対する縫製対象物160の相対位置を変更する為のデータである。空送りデータ195〜197は、縫製対象物に複数の矩形ライン151〜153を形成する為、保持体60を夫々の矩形ライン151〜153の形成位置に移動する場合に用いる。空送りデータ194は、作業者が縫製対象物160の脱着をしやすくする為、保持体60を右手前位置に移動する場合に用いる。空送りデータ194〜197は、上記同様、移動元の座標に対する相対的な移動先の座標の座標データで示す。
定点移動データ190の指示情報182は、保持体60を移動する位置を縫針11に対する絶対的な位置で示すデータである。定点移動データ190は、保持体60を原点位置に移動する場合に用いる。制御データ199の指示情報182は、ミシン1の動作の制御に関する指示等を示すデータである。制御データ199は、例えば、縫製対象物の脱着と縫製開始操作がなされるのを待機する場合に用いる「待機」指示、空送りの前又は縫製の最後に糸を切る「糸切り」指示、縫製の終了を指示する「エンド」指示等を行う場合に用いる。尚、縫製データ180は、押え棒(図示略)の動作を指示する間欠押えデータ、糸の色を示す糸色データ、針棒10の上下動の早さを指示する縫製速度データ等、縫製に必要な各種パラメータを指示するデータを含んでもよい。
ミシン1のCPU101が縫製データ180に従い縫製を行う場合の例について説明する。図5に示す如く、CPU101は、縫製データ180の定点移動データ190が示す順位181が「0」の指示情報182に従って、縫針11の位置が原点位置O(例えば押え枠63の中心)にくるように保持体60を移動する。保持体60は、CPU101が指示情報182に従いX軸モータ114、Y軸モータ116の駆動を制御する事で移動する。CPU101は、空送りデータ194が示す順位181が「1」の指示情報182に従って保持体60を原点位置Oから(X,Y)=(−100,50)の位置にある待機位置に移動する。保持体60は右手前位置となり、作業者が縫製対象物160を脱着し易い。CPU101は、制御データ199が示す順位181が「2」の指示情報182に従い、保持体60の動作を一時停止し、縫製開始操作がなされるのを待機する。
CPU101は、縫製開始操作がなされると、空送りデータ195が示す順位181が「3」の指示情報182の空送り155に従い、保持体60を待機位置から相対的に(X,Y)=(100,−40)の位置に移動し、縫針11の直下に針落ち点N3を配置する。該位置は、外側の矩形ライン151の縫製における最初の針落ち点となる。CPU101は、ステッチデータ191が示す順位181が「4」の指示情報182に従い、保持体60を針落ち点N3から相対的に(X,Y)=(4,0)の位置に移動し、縫針11の直下に次の針落ち点N4を配置する。縫針11は、ミシンモータ112が駆動する主軸の回転によって針棒10が上下動すると、保持体60の移動に合わせて針落ち点に刺さり、針落ち点N3、N4間に縫目を形成する。CPU101は、以降同様にステッチデータ191が示す順位181が「5」〜「63」の指示情報182に従って該動作を繰り返し、縫製対象物160上に外側の矩形ライン151を縫製する。
CPU101は、制御データ199が示す順位181が「64」の指示情報182に従い、糸切りを行う。CPU101は、空送りデータ196が示す順位181が「65」の指示情報182の空送り156に従い、外側の矩形ライン151の最後の針落ち点N63(図5では縫い順を解り易くする為にN3と重ならないように図示している)から相対的に(X,Y)=(4,−4)の位置に移動する。該位置は、中間の矩形ライン152の縫製における最初の針落ち点N65となる。CPU101は、ステッチデータ192が示す順位181が「66」〜「117」の指示情報182に従って針落ち点間を結ぶ縫目を形成し、縫製対象物160上に中間の矩形ライン152を縫製する。
CPU101は上記同様、制御データ199が示す順位181が「118」の指示情報182に従って糸切りを行う。CPU101は、空送りデータ197の空送り157に従い、保持体60を中間の矩形ライン152の最後の針落ち点N117(図5では縫い順を解り易くする為にN65と重ならないように図示している)から内側の矩形ライン153の最初の針落ち点N119に移動する。CPU101はステッチデータ193に従い、縫製対象物160に内側の矩形ライン153を形成する。CPU101は、内側の矩形ライン153の最後の針落ち点N163(図5では縫い順を解り易くする為にN119と重ならないように図示している)に到達したら、制御データ199が示す順位181が「164」の指示情報182に従って糸切りを行う。制御データ199が示す順位181が「165」の指示情報182が「エンド」であるので、CPU101は、縫製データ180に基づく模様150の矩形ライン151〜153の縫製を終了する。
CPU101は、次の縫製の為に、順位181を「0」に戻し、縫製データ180の順位181が「0」〜「2」の指示情報182に従って待機位置に移動し、縫製開始操作がなされるのを待機する。
後述の縫製データ拡縮処理において、イメージセンサ50は、保持体60の押え枠63に取り付けた押え板70の開口部71の縁を含めて開口部71内を撮影する。CPU101は、撮影画像に対し公知の画像処理を施し、開口部71の内周側の縁(内エッジ)を検出する。画像処理の一例として、例えば、公知の色抽出処理、二値化処理、膨張・収縮処理を挙げる事ができる。色抽出処理は、押え枠63又は押え板70の色を予め設定又は作業者が指定する事で、撮影画像に写る縫製対象物を消去し、押え枠63又は押え板70を抽出する事ができる。二値化処理は、撮影画像に写る押え枠63又は押え板70の部分の画素と押え枠63又は押え板70以外の部分の画素を区別する事ができる。膨張・収縮処理は、周りの画素群から孤立した画素を除去し、撮影画像に写る押え枠63又は押え板70の部分に生じたノイズ、小突起、小さな欠け等を除去する事ができる。押え枠63の開口部68の内エッジ又は押え板70の開口部71の内エッジは環状であるが、膨張・収縮処理は、該内エッジが例えば開環部分を有する場合、該開環部分を埋める事もできる。
イメージセンサ50は、撮影方向及び画角を予め調整し、固定している。故にミシン1は、イメージセンサ50の撮影画像を構成する各画素を、縫製データの座標データが示す位置に予め対応付けている。後述の縫製データ拡縮処理において、CPU101は、操作パネル8のディスプレイ81に撮影画像を表示する。上記の如く、CPU101は、作業者がタッチパネル82においてスタイラスペン85等で触れた位置と、ディスプレイ81が表示する画像を構成する画素とを対応付ける事ができる。故にCPU101は、ディスプレイ81に表示した撮影画像上で作業者が触れた位置を、縫製データの座標データが示す位置に対応付ける事ができる。
縫製データの管理者は、縫製対象物に縫製する模様の種類が同じであり、縫製する模様の大きさを変更したい場合がある。本実施形態のミシン1は、CPU101が後述の縫製データ拡縮処理を実行する事で、従来は模様の大きさが異なる毎に縫製データを作成して対応していた模様の拡縮を、一つの縫製データで対応する事ができる。
図6〜図9を参照し、ミシン1の縫製データ拡縮処理について説明する。尚、本実施形態は、CPU101が縫製データ拡縮処理において前述の縫製データ180を読込み、模様150を縮小する場合を例に説明を行うものとする。縫製データ180は、管理者がメモリカードを介してミシン1に導入し、不揮発性メモリ104が記憶してもよいし、ROM102が予め記憶してもよい。CPU101は、縫製データ拡縮処理において、各種フラグ、カウンタ、読込ポインタ等の変数を使用する。尚、読込ポインタは縫製データの読込位置(アドレス)を指定する為のポインタである。
図6に示す縫製データ拡縮処理は、作業者がミシン1の電源スイッチ(図示略)をONにすると、CPU101がROM102からプログラムを読み出して実行する。CPU101は、ROM102が記憶する他の制御プログラムと並行しての縫製データ拡縮処理を実行する。CPU101は、作業者が電源スイッチをOFFにした場合、縫製データ拡縮処理を終了する。
CPU101は、操作パネル8のディスプレイ81にミシン1の操作画面(図示外)を表示する。図6に示す如く、作業者が縫製データ180に基づく模様の拡縮を行う指示(変更キーON)を行わない場合(S11:NO)、処理をS43の処理に進める。CPU101は、作業者がフットスイッチ90や操作パネル8を操作してミシン1の操作を行った場合(S43:YES)、操作に応じたミシン1の縫製動作を実行する(S45)。CPU101は処理をS11の処理に戻す。CPU101は、作業者がミシン1の操作を行わなかった場合(S43:NO)、そのまま処理をS11の処理に戻し、待機する。
CPU101は、作業者が操作パネル8を操作して変更キーをONにした場合(S11:YES)、ディスプレイ81に、模様の拡大又は縮小の度合いを示す拡縮率の入力画面を表示する。CPU101は、作業者が入力した拡縮率をRAM103に記憶し(S13)、イメージセンサ50で保持体60の押え枠63に取り付けた押え板70の開口部71の縁を含めて開口部71内を撮影する(S15)。本実施形態では、作業者は、拡縮率として横方向50%、縦方向50%を入力したものとする。CPU101は撮影画像を操作パネル8のディスプレイ81に表示する(S17)。CPU101は撮影画像の画像処理を行い、押え枠63に取り付けた押え板70の開口部71の縁を含めて開口部71の内エッジを検出する。CPU101は、画像処理によって得られた該内エッジが構成する閉じた領域を包囲領域A1及びA2(図7参照)とし、撮影画像に重ねてディスプレイ81に表示する。更にCPU101は縫製データ180を読込んでステッチデータ191〜193に基づく模様150の矩形ライン151〜153をコンピュータグラフィックスで再現し、撮影画像に重ねてディスプレイ81に表示する。
縫製データ拡縮処理では、CPU101は、特定領域として指定した領域内に針落ち点を有する模様を対象に拡縮を行う。例えば包囲領域A2(図7参照)が、照明の映りこみによって誤検出されたものである場合、修正の必要があるので(S19:YES)、作業者はスタイラスペン85で包囲領域A1のみを選択する(S23)ことによって、包囲領域A2を特定領域から排除する。尚、包囲領域A2が検出されなかった場合は、修正の必要がないので、修正を行わない(S19:NO)。また、拡縮の基準位置Fを変更する場合は、スタイラスペンで包囲領域A1を選択後、任意の位置を指定する事ができる(S25)。修正不要の場合、CPU101は包囲領域A1の中央位置Cを拡縮の基準とする(S21)。CPU101は、処理をS27の処理に進める。
図7に示す如く、作業者はスタイラスペン85を用い、CPU101がディスプレイ81に表示した撮影画像上で任意の包囲領域Bを描画する事もできる。説明の便宜上、作業者は、押え枠63に取り付けた押え板70の開口部71の内エッジを解析した包囲領域A1に相当する線を包囲領域Bとしてスタイラスペン85で描画したものとする。CPU101は、作業者が包囲領域Bを描画した場合、撮影画面上で触れた位置をタッチパネル82で検出し、包囲領域Bを表す線を撮影画像に重ねて表示する。
図6に示す如く、CPU101は、S23の処理で、包囲領域Bを保持体60に対して設定する座標データで表し、該包囲領域Bを特定領域に指定する。尚、特定領域の座標データは、縫針11に対する絶対的な位置を示す座標データである。CPU101は、包囲領域Bの座標値の平均値を演算して中央位置Cの座標を求め、該中央位置Cを基準位置Fに設定し、基準位置Fを示すマークをディスプレイ81に表示する(S25)。上記の如く、作業者は基準位置Fの位置を変更する事ができる。尚、基準位置Fは、包囲領域Bに囲まれる模様150を縫製する為のステッチデータ191〜193に基づき、該ステッチデータ191〜193が有する全ての針落ち点の座標平均から該模様の中央の位置を示す座標を求めて設定してもよい。
CPU101は、縫製データ180に基づく縫製を行う為、読込ポインタを縫製データ180の先頭即ち順位181が「0」の指示情報182を記憶した不揮発性メモリ104又はROM102のアドレスに設定する(S27)。CPU101は、不揮発性メモリ104に、縫製データ180の拡縮を行い新たに作成する拡縮縫製データ280(図8参照)の記憶領域を確保する。CPU101は読込ポインタに従い縫製データ180を読込み、RAM103に記憶する。
CPU101は、縫製データ180の内、特定領域内の針落ち点または中継点を拡縮対象とする。中継点とは、縫製データ180において、模様150の形成に関わらない保持体60の移動で縫針11が到達する位置である。中継点は、例えば、本実施形態の如く縫製対象物の脱着の容易化の為に保持体60を手前に移動させる場合、又は先に縫い付けたボタン等の立体的なパーツの縫針11との干渉を避ける為、保持体60を回避させる場合に用いる。中継点では縫針11が縫製対象物に刺さることなく次の空送りデータによる移動が開始される。本実施形態では、空送りデータ194(図8参照)による移動先が中継点に相当する。
図8に示す如く、CPU101は、針落ち点又は中継点に関係しない定点移動データ190、制御データ199について、そのまま拡縮縫製データ280に書込む。図6に示す如く、CPU101が縫製データ180から読み込んだ座標データは、一つ前の順位(前順位)の針落ち点に対する今回の針落ち点の方向及び距離を、相対的な座標で示すものであるので、累積演算を行い(S29)、縫針11に対する針落ち点又は中継点の絶対的な位置を示す座標データを算出する。
CPU101は、読込ポインタに従い縫製データ180から読込んだ空送りデータ194で到達する中継点が特定領域内に有るか否かを確認する(S31)。この中継点は特定領域内に無いので(S31:NO)、CPU101は、S29で求めた座標データを変更せず、拡縮縫製データ280の前順位における針落ち点又は中継点からの相対移動量を求める(S33)。CPU101は、求めた相対移動量を拡縮縫製データ280に書込んで、読込ポインタを次の順位に進め(S39)、指示情報182が「エンド」でなければ(S41:NO)、処理をS29の処理に戻す。
図6に示す如く、CPU101は、読込ポインタに従って次に縫製データ180から読込んだ空送りデータ195で到達する針落ち点が特定領域内に有るか否かを確認する(S31)。この針落ち点は特定領域内に有るので(S31:YES)、処理をS35の処理に進める。CPU101は、空送りデータ195の指示情報182が示す針落ち点の座標データを、S13の処理でRAM103に記憶した拡縮率(例えば横方向50%、縦方向50%)と、S21又はS25の処理で設定した基準位置Fに応じて拡縮する(S35)。CPU101は、拡縮後の座標データへの拡縮縫製データ280の前順位における針落ち点又は中継点からの相対移動量を求める(S37)。CPU101は、求めた相対移動量を拡縮縫製データ280に書込んで、読込ポインタを次の順位に進め(S39)、指示情報182が「エンド」でなければ(S41:NO)、処理をS29の処理に戻す。図8に示す如く、CPU101は、ステッチデータ191、192、193、及び空送りデータ195、196、197が有する全ての針落ち点又は中継点の座標データを拡縮率に従って拡縮し、新たなステッチデータ291、292、293、及び空送りデータ295、296、297を拡縮縫製データ280に書込む。又、CPU101は、制御データ199については、そのまま拡縮縫製データ280に書込む。
CPU101は、縫製データ180の順位181が「165」の指示情報182が示す制御データ199をそのまま拡縮縫製データ280に書込む。図6に示す如く、CPU101は、該制御データ199が「エンド」であるので(S41:YES)、拡縮縫製データ280の作成を完了し、処理をS43の処理に進める。図9に示す如く、模様250は、基準位置Fを基準に模様150を縮小した模様である。CPU101は、特定領域として指定した領域内のステッチデータ191、192、193、及び空送りデータ195、196、197が有する全ての針落ち点又は中継点の座標データを拡縮しているので、拡縮後の模様形状は崩れない。また、特定領域として指定した領域外にある中継点のN1の位置は変わらない。
CPU101は処理をS43の処理に進め、作業者がミシン1を操作して縫製を開始するまで待機する(S43:NO)。CPU101は、作業者がミシン1の操作を行った場合(S43:YES)、拡縮縫製データ280に基づく模様250を縫製する。CPU101は、模様250の縫製が終了すると、処理をS11の処理に戻し、待機する。
以上説明した通り、本実施形態のミシン1のCPU101は、特定領域内に針落ち点を有する模様を、基準位置Fを基準に拡縮する。故にCPU101は、空送りデータが模様に含まれていても模様形状を崩すことなく拡縮できる。また、特定領域に含まれない縫製対象物への穴開けや着脱容易化の為の保持部材の移動量は拡縮されず、常に所定の移動量が保持される。
CPU101はイメージセンサ50で撮影した撮影画像を画像処理して包囲領域A1を検出し、該包囲領域A1を特定領域として指定できる。故に作業者は、ミシン1を操作して特定領域の指定を行わずとも済み、手間がかからない。
CPU101は包囲領域A2を誤検出しても、作業者がスタイラスペン85を用いて正しい包囲領域A1を設定し、特定領域として指定する事ができる。故にCPU101は、誤った領域の模様を拡縮する事がなく、縫製対象物の縫製において、歩留りを高める事ができる。
本実施形態では、保持体60は、本発明の「保持部材」に相当する。移送装置6は、「移動機構」に相当する。ミシン1の制御を司るCPU101は、「縫製手段」に相当する。S21又はS23の処理で特定領域を指定するCPU101は「指定手段」に相当する。S21又は25の処理で基準位置を設定するCPU101は「設定手段」に相当する。S35の処理で拡縮したステッチデータを生成するCPU101は「生成手段」に相当する。イメージセンサ50は「撮影手段」に相当する。S17の処理で画像処理により開口部68の内エッジを検出するCPU101は「検出手段」に相当する。S23の処理で作業者が描画した包囲領域を特定領域に指定するCPU101は「選択手段」に相当する。
図10、図11を参照し、上記実施形態の一変形例を説明する。図10において、模様170は、ライン171とライン172、及びその間を結ぶ空送り300からなる。尚、ライン171及びライン172は、直線上を往復する縫目であるが、ここでは説明の為にずらして図示してある。CPU101はS13の処理において、拡縮率を横方向200%、縦方向100%と設定する。即ち、X軸方向には2倍に拡大し、Y方向には拡縮を行わない設定である。S25の処理において、基準位置Fをライン171の中央に設定すると、S27〜S45の処理によって、図11に示すライン171とライン272と空送り400とからなる模様270が縫製される。
本変形例においては、一方のラインであるライン171は常に同じ位置にあり、ライン172が拡縮によって、図11に示すライン272の位置に変わる。従って、ネームラベル等の両端の縫製において、ラベルの一端を開口部左端に合わせて位置決めでき、且つ様々な長さのラベルにも簡単に対応することができる。
本発明は、前述の実施形態の他に種々の変更が可能である。CPU101はS25の処理で基準位置Fの初期位置を包囲領域Bの中央の座標に設定した。基準位置Fは、包囲領域Bに囲まれる模様を縫製する為のステッチデータに基づき、該ステッチデータが有する全ての針落ち点の座標平均から該模様の中央の位置を示す座標を求めて設定してもよい。
作業者は、包囲領域Bの描画にスタイラスペン85を用いたが、CPU101がディスプレイ81にカーソルを表示し、コンソール(図示略)を用いた操作で行ってもよい。CPU101はイメージセンサ50で保持体60の押え枠63を撮影し、撮影画像上で特定領域を指定したが、イメージセンサ50に代えてスキャナ等で特定領域及び基準位置を図示した型紙等を撮り込み、画像処理で特定領域及び基準位置の座標を求めてもよい。
1 ミシン
6 移送装置
60 保持体
63 押え枠
70 押え板
71 開口部
81 ディスプレイ
82 タッチパネル
85 スタイラスペン
101 CPU
160 縫製対象物
150、250 模様
180 縫製データ
280 拡縮縫製データ

Claims (3)

  1. 縫製対象物を保持する保持部材と、
    前記保持部材を保持し、前記保持部材を水平面内で移動させる移動機構と、
    前記縫製対象物に模様を形成する為の縫製データに従って前記移動機構を制御し、前記縫製対象物に前記模様を縫製する縫製手段と、
    を備えたミシンにおいて、
    前記保持部材によって保持される前記縫製対象物上の特定の領域である特定領域を前記保持部材を基準に指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された前記特定領域において、前記模様の拡大または縮小を行う際の基準となる位置である基準位置を設定する設定手段と、
    前記縫製データを補正して、前記設定手段に設定された前記基準位置を基準に前記模様を拡大または縮小した拡縮模様を形成する為の拡縮縫製データを生成する生成手段と、
    を備えた事を特徴とするミシン。
  2. 前記保持部材は開口部を有する押え部材であり、前記押え部材を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された前記押え部材の前記開口部により前記縫製対象物を取り囲む包囲領域を検出する検出手段と、
    をさらに備え、
    前記指定手段は、前記検出手段によって検出された前記包囲領域を前記特定領域として指定し、
    前記設定手段は、前記特定領域の中心位置を前記基準位置として設定する事を特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記検出手段が前記包囲領域として複数の領域を検出した場合、1つの包囲領域を前記特定領域として選択可能な選択手段をさらに備えた事を特徴とする請求項2に記載のミシン。
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