JP2014068899A - ミシン - Google Patents
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Abstract
【課題】停電発生に伴って縫製動作を中断する場合であっても、縫目が途切れないように縫製動作を再開するミシンを提供する。
【解決手段】ミシンのCPUは、ミシンの電源電圧が所定電圧まで低下し停電が発生した時に、ミシンが縫製動作中である場合(S30:YES)、縫製済み情報、停止位置情報、励磁情報を不揮発性メモリに記憶して(S55〜S59)、縫製処理を終了する。電源復旧時に、CPUは、縫製済み情報に基づいて停止した縫製動作を再開する。この場合、CPUは停止位置情報、励磁情報に基づいて保持体の停止位置、X軸モータ及びY軸モータの励磁状態を再現する。ミシンは縫製停止時の保持体の移動精度を再現できるので、縫製動作を再開する場合に、保持体を基準位置まで戻す必要がなく、縫針と縫製対象物とを結ぶ上糸を一度切断する必要もない。
【選択図】図6
【解決手段】ミシンのCPUは、ミシンの電源電圧が所定電圧まで低下し停電が発生した時に、ミシンが縫製動作中である場合(S30:YES)、縫製済み情報、停止位置情報、励磁情報を不揮発性メモリに記憶して(S55〜S59)、縫製処理を終了する。電源復旧時に、CPUは、縫製済み情報に基づいて停止した縫製動作を再開する。この場合、CPUは停止位置情報、励磁情報に基づいて保持体の停止位置、X軸モータ及びY軸モータの励磁状態を再現する。ミシンは縫製停止時の保持体の移動精度を再現できるので、縫製動作を再開する場合に、保持体を基準位置まで戻す必要がなく、縫針と縫製対象物とを結ぶ上糸を一度切断する必要もない。
【選択図】図6
Description
本発明は、所望の模様を縫製対象物に縫製するミシンに関する。
従来、縫針を下端に装着した針棒を上下方向に動かしながら、縫製対象物を保持する保持体を、針棒に対し相対的に左右方向及び前後方向に移動することで、縫製対象物に模様を縫製するミシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1が開示するミシンは、パーソナルコンピュータが送信する縫製情報を、接続ケーブルを介して受信し、該縫製情報に基づいて縫製対象物に模様を縫製する。該ミシンは、電源の停電発生を検知する停電検知回路と、不揮発性メモリからなる制御情報メモリを備える。停電検知回路が停電を検知した場合、ミシンは縫製動作を中断する前に、該時点での針数情報と保持体の位置情報を制御情報メモリに保存する。停電状態が解消し縫製動作を再開する場合、ミシンは制御情報メモリが保存する針数情報と位置情報に基づいて、中断していた縫製動作を続行する。
上記ミシンは、停電状態が解消して縫製動作を再開する場合に、ステッピングモータが高い位置精度で保持体を左右方向及び前後方向に移動できるよう、保持体を一旦基準位置に戻す。従って作業者は、縫製動作の再開前に縫製対象物と縫針とを結ぶ糸を切断する必要がある。故に、ミシンは停電状態が解消して縫製動作を再開しても、縫目が一度途切れるので、模様の外観を損ねる場合があった。
本発明の目的は、停電発生に伴って縫製動作を中断する場合であっても、縫目が途切れないように縫製動作を再開するミシンを提供することである。
本発明の第一の態様に係るミシンは、縫針の下方に設け且つ縫製対象物を保持する保持体と、前記保持体を前記縫針に対して相対的に移動させるステッピングモータと、模様に対応する縫製情報に基づいて前記ステッピングモータを駆動し且つ前記縫針を上下動することで前記縫製対象物に前記模様を縫製する縫製手段とを備えるミシンにおいて、前記ミシンに給電する電源の停電発生を検出する停電検出手段と、前記電源の前記停電発生を前記停電検出手段が検出した場合、前記縫製手段による縫製動作を停止する縫製動作停止手段と、前記縫製動作停止手段が前記縫製手段による前記縫製動作を停止した場合に、前記縫製情報のうち前記縫製動作を開始してから停止するまでに前記縫製手段が縫製した模様の情報である縫製済み情報と、所定の基準位置に対して前記保持体が停止した位置の情報である停止位置情報と、停止した前記ステッピングモータの励磁状態を示す情報である励磁情報とを記憶手段に記憶する第一記憶制御手段と、前記電源の前記停電発生を前記停電検出手段が検出した後、前記電源の停電状態が復旧した場合、前記記憶手段に記憶する前記縫製済み情報、前記位置情報、前記励磁情報に基づいて前記縫製手段による前記縫製動作を再開する縫製再開手段とを備えたことを特徴とする。
ミシンは、縫製済み情報を記憶するので、縫製動作停止手段が停止した縫製動作を再開
できる。縫製動作を再開する場合に、ミシンは、記憶した位置情報、励磁情報に基づいて、保持体の停止位置、停止したステッピングモータの励磁状態を再現する。従ってミシンは、縫製動作を中断する前の保持体の移動精度を再現できるので、保持体を基準位置まで移動し直すことなく、停止した縫製動作をそのまま再開できる。故にミシンは、電源の停電発生に伴って縫製動作を停止する場合であっても、縫目が途切れないように縫製動作を再開できる。
できる。縫製動作を再開する場合に、ミシンは、記憶した位置情報、励磁情報に基づいて、保持体の停止位置、停止したステッピングモータの励磁状態を再現する。従ってミシンは、縫製動作を中断する前の保持体の移動精度を再現できるので、保持体を基準位置まで移動し直すことなく、停止した縫製動作をそのまま再開できる。故にミシンは、電源の停電発生に伴って縫製動作を停止する場合であっても、縫目が途切れないように縫製動作を再開できる。
前記縫製動作停止手段は、前記縫針が前記縫製対象物に貫通する状態で前記縫製手段による前記縫製動作を停止してもよい。ミシンが縫製動作を停止している間、縫針は縫製対象物を貫通している。従って、縫製動作を停止している間に、作業者の手が縫製対象物に当たる等、縫製対象物に外力が加わる場合であっても、縫針と縫製対象物との相対的な位置関係は変わらない。ミシンは、縫製動作を停止するまでに縫製した模様のずれを生じることなく縫製を再開し易い。故にミシンは、縫製動作を再開する場合における縫製対象物の見栄えをより安定化できる。
前記電源の前記停電発生を前記停電検出手段が検出した場合に、前記ミシンが縫製動作中か否かを示す情報である動作情報を前記記憶手段に記憶する第二記憶制御手段と、前記電源の前記停電状態が復旧したことを前記停電復旧検出手段が検出した場合、前記記憶手段が記憶する前記動作情報に基づいて、前記停電検出手段が停電発生を検出した時に前記縫製手段による縫製動作中であったか否かを判断する判断手段とを備え、前記縫製再開手段は、前記判断手段が前記縫製手段による縫製動作中であったと判断した場合、前記縫製動作停止手段が停止した前記縫製動作を再開してもよい。ミシンは、縫製動作中の瞬間的な停電発生に伴って縫製動作を停止した後、縫製動作を再開する場合、前回縫製動作が縫製動作中であった時に動作情報に基づいて縫製動作を直ちに再開できる。故に、ミシンは操作性が向上する。
前記判断手段が前記縫製手段による縫製動作中であったと判断した場合、前記縫製動作停止手段が停止した前記縫製動作を再開するか否かの指示を入力する再開指示入力手段を備え、前記縫製再開手段は、前記再開指示入力手段に前記縫製動作の再開をする指示が入力された場合、前記縫製手段による前記縫製動作を再開してもよい。ミシンは、再開指示入力手段に縫製動作の再開の指示が入力されてから、停止していた縫製動作を再開する。故に、ミシンは安全性が更に向上する。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態のミシン1について説明する。図1の上側、下側、左斜め下側、右斜め上側、左斜め上側、右斜め下側は夫々ミシン1の上側、下側、前側、後側、左側、右側である。
図1を参照し、ミシン1の全体構造について説明する。ミシン1は、ベッド部2、脚柱部3、アーム部4を備える。ベッド部2はテーブル95に載置する。ベッド部2は前後方向に延び、内部に垂直釜(図示略)等を備える。脚柱部3はベッド部2後側から鉛直上方に延びる。脚柱部3は内部にミシンモータ123(図3参照)等を備える。アーム部4は脚柱部3上端からベッド部2の上面に対向して前方に延び、前端に前端部7を備える。アーム部4は内部に主軸、針棒駆動機構(図示略)等を備える。針棒10は、前端部7の下端から下方へ延びる。縫針11は針棒10の下端に着脱可能に設ける。
ミシン1は、ベッド部2の上方に作業台5と移送装置6を備える。作業台5は、針板501を備える。針板501は、針棒10に装着した縫針11の直下の位置に、縫針11が挿通可能な針穴502を有する。移送装置6は、移送板61、昇降部62、押え板63、移送板保持部64、X軸移動機構(図示略)、腕部65、Y軸移動機構(図示略)を備える。
移送板61は水平方向に配置した板部材であり、平面視矩形状の開口を有する。移送板保持部64は左右方向に延び、移送板61をX軸方向(左右方向)に移動可能に支持する。X軸移動機構は、ベッド部2の内部に設けてある。X軸移動機構は、X軸モータ124(図3参照)を駆動源として、移送板61をX軸方向(左右方向)へ移動する。移送板保持部64に連結する腕部65は、脚柱部3内に設けたY軸移動機構に接続する。Y軸移動機構は、Y軸モータ125(図3参照)を駆動源として、腕部65をY軸方向(前後方向)へ移動する。移送板保持部64は、腕部65の移動に伴ってY軸方向(前後方向)へ移動する。
移送板保持部64が支持する移送板61は、移送板保持部64と共に移動する。移送板保持部64は、昇降部62を昇降可能に支持する。押え板63は昇降部62下端に連結する矩形枠状の板部材である。押え板63の開口は、移送板61の開口と略同一形状である。作業者は縫製対象物(例えば加工布)を移送板61上に載置する。昇降部62が下方に移動すると、押え板63は下降する。押え板63と移送板61は、縫製対象物を上下から挟んで保持する。以下、移送板61と押え板63を総称して保持体60という。
ミシン1はテーブル95上に操作パネル8を設ける。操作パネル8は、各種情報又は各種指示を入力する為のキー群と、情報表示用のディスプレイを備える。作業者は情報又は指示を入力する場合、操作パネル8を使用する。ミシン1は、テーブル95下方に制御装置100(図3参照)を格納する制御箱(図示略)を備える。操作パネル8はコード(図示略)を介して制御箱に接続する。
図2を参照し、アーム部4の前端部7周辺の構成について説明する。前端部7は、上糸55を案内する為の構成、縫針11を装着した針棒10、押え足13を装着した押え棒12等を備える。上糸55を案内する為の構成は、前端部7の右側面に設けた副糸調子器15、糸調子器16、糸案内17、18、天秤19、糸案内20を含む。上糸55は、テーブル95(図1参照)に設けた糸駒立て(図示略)に載置した糸駒から、副糸調子器15、糸調子器16、糸案内17、糸案内18、天秤19、糸案内20を経由し、縫針11の針孔111に挿通する。前述したように、針棒10は、前端部7下端から下方へ延びる。ミシンモータ123(図3参照)は主軸(図示略)を回転駆動する。針棒駆動機構(図示略)は、主軸の回転駆動に伴って針棒10を上下動する。
押え棒12は、針棒10の左方(図2の背面側)で前端部7の下端から下方へ延びる。押え足13は押え棒12下端部に装着する。押え足駆動機構(図示略)は、主軸の回転駆動に伴う針棒10の上下動に同期して、押え棒12を上下動する。押え足13は、縫針11が縫製対象物から抜ける時に上方から縫製対象物を押えることで、縫製対象物が上方へ浮き上がるのを防止する。押え足13の先端部は円筒状の筒部131である。縫針11は、筒部131の貫通穴を通って縫製対象物に刺さる。縫針11は筒部131下方の針穴502を通って上下方向に移動する。
図3を参照し、ミシン1の電気的構成について説明する。ミシン1の制御装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、不揮発性メモリ104、入出力インターフェース(I/F)106、駆動回路113、114、115、停電検知回路116を備える。CPU101、ROM102、RAM103、不揮発性メモリ104は、バス105を介して入出力I/F106に電気的に接続する。CPU101は、ミシン1の制御を司り、ROM102が記憶する各種プログラムに従って、縫製に関わる各種演算及び処理を実行する。ROM102は、各種プログラム、各種初期設定パラメータ、各種の模様(縫目線、縫目模様、刺繍模様等)の縫製データ等を記憶する。縫製データは、針落ち点の座標データを縫製順に含む。RAM103は、ミシン1の縫製動作中、縫製が終了した縫製情報を一時的に記憶する。RAM103はCPU101の演算結果等を一時的に記憶する。不揮発性メモリ104は、縫製情報テーブル30(図8参照)、作業者が入力した各種設定情報等を記憶する。縫製情報テーブル30は、縫製に関する各種情報を記憶する。縫製情報テーブル30は、縫製時停電フラグ30A、縫製済み情報欄30B、停止位置情報欄30C、励磁情報欄30Dを備える(図8参照)。縫製時停電フラグ30Aについては後述する。縫製済み情報欄30Bは、縫製処理がなされた縫製情報の累積針数情報を記憶する。停止位置情報欄30Cは、保持体60の位置を示すX−Y座標の情報を記憶する。励磁情報欄30Dは、後述するように、X軸モータ124とY軸モータ125の励磁状態を示す情報を記憶する。
駆動回路113、114、115は、入出力I/F106に電気的に接続する。駆動回路113はミシンモータ123に電気的に接続する。CPU101は、駆動回路113を介してミシンモータ123を制御する。ミシンモータ123はACモータである。ミシンモータ123は主軸(図示略)を回転駆動する。ミシンモータエンコーダ133は、ミシンモータ123の出力軸に設ける。ミシンモータエンコーダ133は入出力I/F106に接続する。ミシンモータエンコーダ133は、ミシンモータ123の回転速度、及び回転位置を検出する。
駆動回路114はX軸モータ124に電気的に接続する。CPU101は駆動回路114を介してX軸モータ124を制御する。X軸モータエンコーダ134はX軸モータ124の出力軸に設ける。X軸モータエンコーダ134は、X軸モータ124の出力軸の回転速度、及び回転位置を検出する。
駆動回路115はY軸モータ125に電気的に接続する。CPU101は駆動回路115を介してY軸モータ125を制御する。Y軸モータエンコーダ135はY軸モータ125の出力軸に設ける。Y軸モータエンコーダ135は、Y軸モータ125の出力軸の回転速度及び回転位置を検出する。
X軸モータ124、Y軸モータ125は、夫々X軸移動機構(図示外)、Y軸移動機構(図示外)を駆動することで、保持体60をX軸方向、Y軸方向に移動する。X軸モータ124、Y軸モータ125は、例えば特開2000−324894号公報が開示する5相ステッピングモータと同様の構成であり、本実施形態では4相励磁方式を採る。4相励磁方式の5相ステッピングモータは、Aφ〜Eφの各相が図4に示す励磁パターンに基づき励磁される。ステッピングモータは、出力軸がある位置で静止している場合、ステップ1〜10のうちの何れかの励磁パターンで励磁されている。この状態から励磁ステップを一つ進める又は一つ戻すと、ステッピングモータの出力軸は何れかの方向に所定角度回転して静止する。該場合、励磁ステップが1つ移動するとステッピングモータの出力軸は0.72°回転する。尚、励磁ステップは10ステップで1周期となり、ステッピングモータの出力軸が7.2°回転する毎に同じ励磁パターンで励磁される。尚、本実施形態ではステッピングモータの出力軸が7.2°回転すると、保持体60はX軸方向又はY軸方向に1mm移動する。
停電検知回路116は入出力I/F106に電気的に接続する。停電検知回路116は、制御装置100に給電する電圧が、所定電圧以下となったことを検知する為の公知の回路である。以下、制御装置100に給電する電源電圧が所定電圧(例えば正常時の電圧の70%)以下になることを停電といい、この状態を停電状態という。尚、本実施形態における停電とは、電源電圧が突発的に所定電圧以下に低下した状態に加え、作業者がミシン1の電源をOFFしたことにより、制御装置100への給電が遮断された状態を含む。
本実施形態の制御装置100は、図示しない公知の整流平滑回路を通して給電されており、停電検知回路116が働く電圧からCPU101等の電子回路が駆動できなくなる電圧に降下するまでに1秒程度の時間がある。
CPU101は、縫製時に、ミシンモータ123を駆動して主軸を回転駆動することで、針棒10、押え棒12の上下動と垂直釜の回転を制御する。CPU101は、ミシンモータ123の駆動と同時に、縫製情報に基づきX軸モータ124、Y軸モータ125を駆動して、保持体60の位置を制御する。ミシン1は該動作で縫製対象物上に縫製を行う。
起動スイッチ121、操作パネル8は夫々、入出力I/F106に電気的に接続する。起動スイッチ121は、テーブル95(図1参照)下方に設置し、制御装置100にコード(図示外)で接続するペダル式のスイッチである。作業者は、ミシン1の各種動作(例えば縫製処理)を開始する時に起動スイッチ121を踏み込む。操作パネル8については前述の通りである。
図5〜図8を参照し、ミシン1の縫製処理、停電検出処理、縫針停止処理について説明する。縫製処理は、ミシン1の電源がONとなると開始する。縫製処理は、ミシン1が停電状態になると終了する。尚、停電が発生して縫製処理を終了する前に、CPU101は、縫製情報テーブル30(図8参照)に各種情報を記憶する。停電検出処理は、縫製処理と並行して実行する処理であり、停電検知回路116によってCPU101が停電を検出した場合に開始する。
図5に示すように、ミシン1の電源がONとなると、CPU101は、不揮発性メモリ104を参照し、縫製情報テーブル30から縫製時停電フラグ30Aを取得する(S11)。縫製時停電フラグ30Aは、停電検知回路116によってCPU101が停電を検出した時にミシン1が縫製中か否かを示すフラグである。CPU101は、S11で取得した縫製時停電フラグ30Aが「1」であるか否か判断する(S13)。即ち、CPU101は、前回縫製処理の停電発生時に、ミシン1は縫製動作の途中であったか否か判断する。縫製情報テーブル30の縫製時停電フラグ30Aは、停電発生時にミシン1が縫製動作中であれば「1」とし、それ以外の場合は「0」とする。
S11で取得した縫製時停電フラグ30Aが「0」の場合、(S13:NO)、CPU101は、作業者が縫製対象物(図示外)に縫製する模様の選択の入力を受け付け(S15)、作業者が選択した模様の縫製データをROM102から取得する(S17)。CPU101は、作業者が起動スイッチ121を踏み込んで起動スイッチがONしたか否か判断する(S18)。CPU101は、起動スイッチがONするまでは(S18:NO)、処理をS18に戻し、待機状態となる。
作業者が起動スイッチ121を踏み込んで起動スイッチがONした場合(S18:YES)、CPU101は、X軸モータ124、Y軸モータ125を駆動し、保持体60を基準位置まで移動する(S19)。ステッピングモータであるX軸モータ124、Y軸モータ125は、保持体60を基準位置から移動することで、精度良く保持体60を移動できる。CPU101は、X軸モータエンコーダ134、Y軸モータエンコーダ135が基準位置を検知することで、移動中の保持体60を基準位置で停止できる。CPU101は、S17で取得した縫製データに従って、保持体60を縫製開始位置へ移動する(S21)。作業者は縫製開始位置において縫製対象物の脱着を行う。
CPU101は、作業者が起動スイッチ121を踏み込んで起動スイッチがONしたか否か判断する(S23)。CPU101は、起動スイッチがONするまでは(S23:NO)、処理をS23に戻し、待機状態となる。
作業者が起動スイッチ121を踏み込んで起動スイッチがONした場合(S23:YES)、CPU101は、S17で取得した縫製データに基づいて縫製動作を開始する(S25)。具体的には、CPU101は、S17で取得した縫製データが含む針落ち点の座標データを、縫製順に従って読み出す。CPU101は、針落ち点の座標データが示す位置が縫針11の直下に位置するように、X軸モータ124、Y軸モータ125の駆動を制御する。CPU101は、ミシンモータ123を駆動して主軸を回転駆動することで、針棒10、押え棒12の上下動と垂直釜の回転を制御する。CPU101は、X軸モータ124、Y軸モータ125の駆動とミシンモータ123の駆動を同時に制御することで縫製対象物に模様を形成する。CPU101は、終了した縫製データの累積針数を随時RAM103に記憶する。
CPU101は縫製を終了したか否か判断する(S27)。S17で取得した縫製データのうち一部しか終了していない場合、CPU101は縫製動作が終了していないと判断し(S27:NO)、縫製データの縫製が終了するまで縫製動作を続行する。S17で取得した縫製データの縫製を終了した場合(S27:YES)、CPU101はミシンモータ123制御し、上下動する縫針11を縫製対象物から抜けた状態で停止させるとともに、X軸モータ124、Y軸モータ125を制御し、保持体60を縫製開始位置に戻して、縫製動作を終了する(S28)。
CPU101は、縫製動作の後、選択模様の変更操作があったか否か判断する(S29)。選択模様の変更操作があった場合(S29:YES)、CPU101は処理をS15に戻す。選択模様の変更操作がない場合(S29:NO)、CPU101は処理をS23に戻し、起動スイッチがONするまで待機状態となる。
図6を参照し、CPU101が実行する停電検出処理について説明する。停電検知回路116が、電源電圧が所定電圧まで低下したことを検出すると停電検出処理は開始する。CPU101は、縫製動作中か否か判断する(S30)。縫製動作中でない場合(S30:NO)、CPU101は、縫製情報テーブル30の縫製時停電フラグ30Aを「0」にし(S31)、不揮発性メモリ104に記憶して(S33)処理を終了する。
縫製中である場合(S30:YES)、CPU101は、縫製時停電フラグ30Aを「1」にする(S51)。CPU101は、X軸モータ124、Y軸モータ125の駆動を停止し、保持体60の移動を停止する(S52)。CPU101は、縫針停止処理を実行する(S53)。
図7を参照し、CPU101が実行する縫針停止処理について説明する。縫針停止処理は、上下動する縫針11の下端が縫製対象物を貫通した位置で確実に停止するよう、ミシンモータ123の駆動を停止する処理である。縫製対象物に貫通した状態で縫針11を停止することで、縫製動作停止中に、縫製対象物が移動することはない。
CPU101はミシンモータ123の駆動を制御し、ミシンモータ123の出力軸(図示外)の回転速度の減速を開始する(S61)。CPU101は、ミシンモータエンコーダ133の出力信号に基づいて、ミシンモータ123の出力軸が所定の回転速度まで低下したか否か判断する(S63)。本実施形態では、所定の回転速度は200rpmである。ミシンモータ123の出力軸が所定の回転速度まで低下するまで(S63:NO)、CPU101は処理をS63に戻し待機状態となる。
ミシンモータ123の出力軸が所定の回転速度まで減速した場合(S63:YES)、CPU101は、ミシンモータエンコーダ133の出力信号に基づいて、縫針11がブレーキ開始位置に到達したか否か判断する(S65)。ブレーキ開始位置とは、縫針11が下死点で停止できるよう、出力軸を所定回転速度まで減速させたミシンモータ123がブレーキ動作を開始する縫針11の位置である。ブレーキ開始位置は、ミシンモータ123によるブレーキ動作の制動距離に相当する分だけ、下方に移動する縫針11の下死点より上方向の位置である。本実施形態ではブレーキ開始位置は、ミシンモータ123の出力軸の回転角度が、縫針11が下死点の場合の回転角度から10°戻した場合における縫針11の位置である。
縫針11がブレーキ開始位置に到達するまでは(S65:NO)、CPU101は処理をS65に戻し、待機状態となる。縫針11がブレーキ開始位置に到達した場合(S65:YES)、CPU101はミシンモータ123を制御し、ブレーキ動作を実行し回転駆動を停止する(S67)。縫針11の下端は縫製対象物を貫通し、縫針11の下死点で停止する。CPU101は処理を図6に示すS55に移行する。
CPU101は、S17で取得した縫製情報のうち、ミシン1により縫製動作を実行した模様の情報である縫製済み情報を取得し、縫製情報テーブル30の縫製済み情報欄30B(図8参照)を更新して不揮発性メモリ104に記憶する(S55)。縫製済み情報は、CPU101がRAM103を参照し、S25で実行した縫製データの累積針数を特定することで取得できる。例えば、5000針分の縫製データのうち、300針分の縫製データをミシン1が縫製動作により実行した場合、CPU101は縫製情報テーブル30の縫製済み情報欄30Bを「300針目」として不揮発性メモリ104に記憶する(図8参照)。
CPU101は、S52で保持体60が停止した位置の情報である停止位置情報を取得し、縫製情報テーブル30の停止位置情報欄30C(図8参照)を更新して不揮発性メモリ104に記憶する(S57)。停止位置情報は、保持体60のX方向及びY方向の座標系の情報である。停止位置情報は、X軸モータエンコーダ134及びY軸モータエンコーダ135の出力信号により、保持体60の基準位置からの相対距離をCPU101が演算処理することで特定できる。例えば、CPU101は縫製情報テーブル30の停止位置情報欄30Cを「X=200,Y=100」として不揮発性メモリ104に記憶する(図8参照)。停止位置情報が記憶される時点において、縫針11は縫製対象物を貫通した状態になっている。故に、停止位置情報は、縫製データが含む針落ち点の座標データと確実に一致する。
CPU101は、S52で保持体60を停止した時のX軸モータ124、Y軸モータ125の励磁状態を示す情報である励磁情報を特定し、縫製情報テーブル30の励磁情報欄30D(図8参照)を更新して不揮発性メモリ104に記憶する(S59)。励磁情報は、CPU101が駆動回路114、115を介して行った図4に示す励磁パターンに基づいて、CPU101がX軸モータ124、Y軸モータ125の励磁状態を特定することで取得できる。励磁情報は、X軸モータ124及びY軸モータ125の夫々の励磁パターンを1組とする。例えば、保持体60が停止した時のX軸モータ124、Y軸モータ125の励磁パターンが、夫々図4に示すステップ2、ステップ5(図4参照)である場合、励磁情報は「X=2,Y=5」となる。CPU101は縫製情報テーブル30の励磁情報欄30Dを励磁情報「X=2,Y=5」として不揮発性メモリ104に記憶する(図8参照)。CPU101は、縫製情報テーブル30の縫製時停電フラグ30Aを不揮発性メモリ104に記憶して(S33)処理を終了する。
図5を参照し、停電状態が解消した場合における縫製を再開する処理について説明する。停電状態が解消すると電源がONとなり、CPU101は、不揮発性メモリ104を参照し、縫製情報テーブル30から縫製時停電フラグ30Aを取得する(S11)。CPU101は、S11で取得した縫製時停電フラグ30Aが「1」であるか否か判断する(S13)。即ち、CPU101は、前回縫製処理の停電発生時に、ミシン1は縫製動作の途中であったか否か判断する。
S11で取得した縫製時停電フラグ30Aが「1」である場合(S13:YES)、CPU101は、操作パネル8のディスプレイに、前回の縫製処理を再開するか否かのメッセージを表示する(S41)。CPU101は、前回の縫製処理の再開をするか否かの指示を作業者が入力したか否か判断する(S43)。作業者が前回の縫製処理の再開しない指示を入力した場合(S43:NO)、CPU101は処理をS15に進め、上述したS15〜S29を実行する。
作業者が操作パネル8を操作して前回の縫製処理の再開する指示を入力した場合(S43:YES)、CPU101は縫製情報テーブル30を参照し、S55で記憶した縫製済み情報を取得し(S45)、S57で記憶した停止位置情報を取得し(S47)、S59で取得した励磁情報を取得する(S49)。CPU101は処理を上述したS23に進め、起動スイッチがONするまで(S23:NO)、待機状態となる。
作業者が起動スイッチ121を踏み込んで起動スイッチがONした場合(S23:YES)、CPU101は縫製動作を実行する(S25)。CPU101は、S55で記憶した縫製済み情報、S57で記憶した停止位置情報、S59で取得した励磁情報に基づいて縫製を再開する。例えば、図8に示すように縫製済み情報が「300針目」、停止位置情報が「X=200,Y=100」、励磁情報が「X=2,Y=5」である場合には、CPU101は301針目の縫製データが縫針11の直下にある位置から縫製を再開する。CPU101は、縫製動作停止時のX軸モータ124、Y軸モータ125の励磁状態を再現する。CPU101は、励磁状態を再現したX軸モータ124、Y軸モータ125を駆動し、停止位置情報に基づいて保持体60を移動するので、縫製動作停止時の保持体60の移動精度を再現できる。故に、ミシン1は、縫製動作再開時に、保持体60を一旦基準位置に戻すことなく、縫製動作を再開できる。
以上説明したように、ミシン1のCPU101は、停電検知に伴って縫製動作を停止する場合に、縫製済み情報、停止位置情報、励磁情報を記憶する(S55〜S59)。CPU101は縫製済み情報を記憶するので、停止した縫製動作を再開できる。CPU101は記憶した停止位置情報、励磁情報に基づいて、保持体60の停止位置、X軸モータ124、Y軸モータ125の励磁状態を再現する。ミシン1は、縫製動作再開時に、保持体60を基準位置に移動することなく停電発生時における保持体60の移動精度を再現できる。即ち、ミシン1は、保持体60が基準位置まで戻る場合に作業者が行っていた縫針11と縫製対象物とを結ぶ上糸55の切断を省くことができる。故に、ミシン1は、停電に伴って縫製動作を停止する場合であっても、縫目が途切れないように縫製動作を再開できる。
CPU101は、停電検知回路116により電源電圧が所定電圧まで低下したことを検出した時に縫製動作実行中であった場合(S30:YES)、縫針11を下死点で停止する(S53)。縫針11は縫製対象物を貫通した状態で停止するので、縫製動作が停止している間に、作業者の手が縫製対象物に接触する等、縫製対象物に外力が加わる場合があっても、縫針11と縫製対象物との相対的な位置関係は変わらない。ミシン1は縫製動作再開時に、前回縫製していた模様のずれを生じることなく縫製を再開し易い。故にミシン1は、縫製動作を再開する場合における縫製対象物の見栄えをより安定化できる。
CPU101は、停電検知回路116により電源電圧が所定電圧まで低下したことを検出した時に縫製動作実行中であった場合(S30:YES)、CPU101は、縫製時停電フラグ30Aを「1」にする(S51)。CPU101は縫製動作を再開する場合に、前回停電発生時にミシン1は縫製動作実行中であった時のみ直ちに縫製動作を再開できる。故に、ミシン1は操作性が向上する。
CPU101は、縫製動作を再開する場合、縫製時停電フラグ30Aが「1」であっても(S13:YES)、前回停止した縫製動作を再開するか否かの作業者による指示があるか否か判断する(S43)。ミシン1は、作業者の再開指示がないと縫製動作の再開をしない。故にミシン1は安全性が向上する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態では、停電検知回路116は、制御装置100に給電する電圧が所定電圧以下になることを検知するが、これに限られない。例えば、停電検知回路116は、制御装置100に給電する交流電圧が所定期間ごとに切り替わっていないことを検知することで、停電発生を検知してもよい。
上記実施形態では、CPU101は、作業者が操作パネル8を操作して前回の縫製処理を再開する指示を入力した場合に縫製情報テーブル30を参照して各種情報を取得したが、これに限られない。CPU101は、縫製時停電フラグ30Aが「1」である場合に前回の縫製処理を再開する指示を入力することなく縫製情報テーブル30を参照して各種情報を取得してもよい。
上記実施形態では、停電発生時における縫針11の停止位置は下死点であるが、これに限られない。縫針11は、下端が縫製対象物を貫通する位置、即ち縫針11の下端が針穴502を通過して針板501の下方に位置すれば、下死点でなくてもよい。
尚、X軸モータ124、Y軸モータ125が本発明の「ステッピングモータ」として機能する。図5の縫製処理を実行するCPU101が本発明の「縫製手段」として機能する。不揮発性メモリ104が本発明の「記憶手段」として機能する。操作パネル8、S43を実行するCPU101が本発明の「再開指示入力手段」として機能する。停電検知回路116が本発明の「停電検出手段」として機能する。縫製時停電フラグ30Aが本発明の「動作情報」として機能する。
尚、S52、S53を実行するCPU101が本発明の「縫製動作停止手段」として機能する。S55〜S59を実行するCPU101が本発明の「第一記憶制御手段」として機能する。S45〜49、S23〜25を実行するCPU101が本発明の「縫製再開手段」として機能する。S33を実行するCPU101が本発明の「第二記憶制御手段」として機能する。S13を実行するCPU101が本発明の「判断手段」として機能する。
1 ミシン
8 操作パネル
11 縫針
60 保持体
101 CPU
104 不揮発性メモリ
116 停電検知回路
124 X軸モータ
125 Y軸モータ
8 操作パネル
11 縫針
60 保持体
101 CPU
104 不揮発性メモリ
116 停電検知回路
124 X軸モータ
125 Y軸モータ
Claims (4)
- 縫針の下方に設け且つ縫製対象物を保持する保持体と、
前記保持体を前記縫針に対して相対的に移動させるステッピングモータと、
模様に対応する縫製情報に基づいて前記ステッピングモータを駆動し且つ前記縫針を上下動することで前記縫製対象物に前記模様を縫製する縫製手段とを備えるミシンにおいて、
前記ミシンに給電する電源の停電発生を検出する停電検出手段と、
前記電源の前記停電発生を前記停電検出手段が検出した場合、前記縫製手段による縫製動作を停止する縫製動作停止手段と、
前記縫製動作停止手段が前記縫製手段による前記縫製動作を停止した場合に、前記縫製情報のうち前記縫製動作を開始してから停止するまでに前記縫製手段が縫製した模様の情報である縫製済み情報と、所定の基準位置に対して前記保持体が停止した位置の情報である停止位置情報と、停止した前記ステッピングモータの励磁状態を示す情報である励磁情報とを記憶手段に記憶する第一記憶制御手段と、
前記電源の前記停電発生を前記停電検出手段が検出した後、前記電源の停電状態が復旧した場合、前記記憶手段に記憶する前記縫製済み情報、前記位置情報、前記励磁情報に基づいて前記縫製手段による前記縫製動作を再開する縫製再開手段と
を備えたことを特徴とするミシン。 - 前記縫製動作停止手段は、前記縫針が前記縫製対象物に貫通する状態で前記縫製手段による前記縫製動作を停止することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
- 前記電源の前記停電発生を前記停電検出手段が検出した場合に、前記ミシンが縫製動作中か否かを示す情報である動作情報を前記記憶手段に記憶する第二記憶制御手段と、
前記電源の前記停電発生を前記停電検出手段が検出した後、前記電源の前記停電状態が復旧した場合、前記記憶手段が記憶する前記動作情報に基づいて、前記電源の停電発生時に前記縫製手段による縫製動作中であったか否かを判断する判断手段とを備え、
前記縫製再開手段は、
前記判断手段が前記縫製手段による縫製動作中であったと判断した場合、前記縫製動作停止手段が停止した前記縫製動作を再開することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。 - 前記判断手段が前記縫製手段による縫製動作中であったと判断した場合、前記縫製動作停止手段が停止した前記縫製動作を再開するか否かの指示を入力する再開指示入力手段を備え、
前記縫製再開手段は、
前記再開指示入力手段に前記縫製動作の再開をする指示が入力された場合、前記縫製手段による前記縫製動作を再開することを特徴とする請求項3に記載のミシン。
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