JP2013169435A - 髪を編むための編み具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 束ね部を柔軟性を有する材料で形成することによって、髪を編むときに、しっかりした編みとすることができる編み具を提供すること。
【解決手段】 束ねられた毛束をその外側から束ね止めするための束ね部2を有し、束ね部2は柔軟性を有する材料で形成され、且つ、束ね部2を閉じて束ね止め状態を維持するための手段が設けられており、束ね部2が束ね止め状態にあるときに、束ね部2を毛束に沿って移動させることができるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に女性が髪を編むための編み具に関する。
髪を三つ編みなどに編むための編み具は、特許文献1に記載されているように既に提案されている。特許文献1に記載された編み具は、2枚のプラスチック板を重ねて中央部で、縦方向を軸として前後に開閉自在に連結して2重のバタフライ状に形成すると共に、重ねた2枚のプラスチック板の両端を着脱自在の嵌合構造とし、2枚のプラスチック板の片側を開いて、ここに髪の束を挟持してから前記嵌合構造で固定する構成である。そして、実際に使用するときは、ヒンジ部の両側のV形に開いた部分に毛束を1束ずつ挿入してから嵌合構造でプラスチック板の両端を固定し、毛束を挟持して髪を編むものである。
特許文献1の編み具の第一の実施例では、ヒンジ部をクリップで形成した場合について示しており、第二の実施例としてプラスチック板の中央上部を接合してここをヒンジ部とする構造について示している。第一の実施例の場合では、毛束を挟持するのはクリップであり、クリップの挟持片はほとんど変形しないから、挟持された毛束は扁平に近い形状に挟持される。したがって、扁平に近い形状の毛束を編んだときは後で毛束がほぼ円形に変化するから、しっかりした編みとならないのである。また、クリップを用いない前記第二の実施例の場合、2枚のプラスチック板を接合してヒンジとし、嵌合している凹部と凸部を外すと2枚のプラスチック板がV字形に開く構成である。したがって、この場合も2枚のプラスチック板で挟持された毛束は、ヒンジ部が面接触で結合されていることと相俟って扁平に近い形状で挟持され、第一の実施例と同様にしっかりした編みとならないのである。また、編み具の毛束からの自然落下を防止するためにプラスチック板で比較的大きな圧力をかけて毛束を挟持する必要があり、プラスチック板が毛束上を移動することにより髪を傷めるのである。
特開2005−279089号公報
本発明は、髪を編むときに、しっかりした編みとすることができる編み具を提供しようとするものである。
請求項1は、毛束をその外側から束ね止めするための束ね部を有し、その束ね部は柔軟性を有する材料で形成され、且つ、束ね部を閉じて束ね止め状態を維持するための手段が設けられており、束ね部が束ね止め状態にあるときに、束ね部を毛束に沿って移動させることができる構成である。
請求項2は、毛束を束ね止めしたときに毛束と対向する束ね部の内表面に、束ね部を毛束に沿って移動させることを可能とする滑り止め部が設けられている構成である。
請求項3は、滑り止め部が束ね部よりも柔軟性を有する材料で形成されている構成である。
請求項4は、束ね部の両端にそれぞれ延長部が設けられ、それらの延長部同士が結合可能であり且つその結合が容易に分離可能であるように延長部は構成され、束ね部を閉じて延長部同士を結合することにより束ね止め状態を維持する構成である。
請求項5は、束ね部がシート状の材料で形成されている構成である。
請求項6は、一方の延長部と他方の延長部が磁力の吸引力により分離可能に結合される構成である。
請求項1は、毛束をその外側から束ね止めするための束ね部を有し、その束ね部は柔軟性を有する材料で形成されている。束ね部は柔軟性を有する材料で形成されているので、円形にまとめられている毛束にそって束ね部が変形するので、毛束があとから変形することもなくしっかりした編みとすることができる。また、従来は、編み具の毛束からの自然落下を防止するためにプラスチック板で比較的大きな圧力をかけて毛束を挟持し、プラスチック板と毛束との間に自然落下を防止し得る摩擦力を生じさせなければならなかった。このように、比較的大きな圧力で髪を挟持した状態で編み具を移動させると、プラスチック板で髪を傷める虞があるのである。これに対して、請求項1は、柔軟性のある材料で包むように毛束をまとめるので、髪を優しく包むことができて髪を傷める虞もない。さらに、束ね部が柔軟性を有する材料で形成されていることから、毛束や手の状態に合わせて変形可能で馴染みやすく、毛束の量の多少に対しても対応しやすいなどの効果を奏する。
請求項2は、毛束を束ね止めしたときに毛束と対向する束ね部の内表面に、束ね部を毛束に沿って移動させることを可能とする滑り止め部が設けられている構成である。前述したように、従来は、プラスチック板が毛束から自然落下することを防止するために、比較的大きな圧力で髪を挟持するので、プラスチック板と毛束との間に比較的大きな摩擦力が働く。したがって、その摩擦力によって、毛束を挟持している編み具には毛束との間で滑り止めの効果が生じている。これに対して、前述した請求項1では、従来のような毛束をプラスチック板で挟持する構成でなく、柔軟性のある材料で包むように毛束をまとめるので、編み具と毛束の間に大きな圧力がかからずそこに生じる摩擦力はわずかである。そのために、毛束の毛が少ないときは束ね止めしている編み具が毛束に沿って落ちる虞があるのである。そこで、このような虞のないように、滑り止め部を設けて編み具の落下を防止するために十分な摩擦力が働くようにしたものである。これにより、毛束を束ね止めしている編み具は毛束に沿って移動可能であり、一定の位置に確実に止め置くこともできる。
請求項3は、滑り止め部が束ね部よりも柔軟性を有する材料で形成されている構成である。従来の、毛束を2枚のプラスチック板で挟持するものは、プラスチック板の間に挿入した毛束がやや太いときは、太くなった分だけ摩擦力が大きくなるのである。したがって、そのような場合に毛束に沿って編み具を移動させると、摩擦力により髪を引っ張るので痛みを感じさせるのである。請求項3は、束ね部が柔軟性のある材料で形成され、滑り止め部はさらにそれよりも柔軟性を有する材料で形成されているので、滑り止め部は圧力が加わったときに容易に変形しやすい。したがって、束ね止めした毛束がやや太くなったときは、その太くなった分に応じて滑り止め部が変形して圧縮されるので、摩擦力が大きくなることを抑制するのである。これにより、編み具を移動させたときに毛を挟んで引っ張ることがなく痛みを感じることがないのである。すなわち、請求項3は、毛束を束ね止めするための束ね部と、編み具が移動して髪から自然に落下することを防止するための滑り止め部とが別々に設けられている。この構成は、従来のような、束ね部が大きな圧力で毛束を束ね止めする作用をなすと共にその束ね部が滑り止めとしても作用する構成とは異なっているのである。滑り止め部は文字通り容易に滑ることを防止するためのものであるから、比較的大きな圧力がなくても大きな摩擦力を生じさせることができる。したがって、滑り止め部を独立して設けることにより、摩擦力を大きくするために毛束を大きな力で束ね止めしなくてもよく、滑り止め部の髪に対する圧力が従来よりも小さいので、髪に沿って編み具を移動させても髪を傷める虞がないのである。これに対して、従来はプラスチック板が髪を挟持し且つ滑り止めとしても作用するので、十分な摩擦力を生じさせるために髪は大きな力で挟持され、髪に沿って編み具を移動させるときに髪を傷める虞があるのである。
請求項4は、束ね部の両端にそれぞれ延長部が設けられ、それらの延長部同士が結合可能であり且つその結合が容易に分離可能であるように延長部は構成され、束ね部を閉じて延長部同士を結合することにより束ね止め状態を維持することができる。延長部は束ね部と一体に形成しても、別体に形成して束ね部の端部に取り付けてもよいが、いずれにしても束ね部を開いたり閉じたりする作業は延長部の操作によって行われるので、束ね部の形状や材質に拘りなく確実に結合させることができる。
請求項5は、束ね部はシート状の材料で形成されている。柔軟性を有するシートであるから、束ねようとする毛束の髪の量に対応してシートが容易に変形して無理なく毛束を包むから、毛束に取り付けた編み具を毛束に沿って円滑に移動させることができる。従来のプラスチック板のように弾性力によって毛束を両側から圧接するように挟持するものは、プラスチック板は可撓性を有していても容易に変形しないから挟持されている毛束はほぼ扁平になり、しかも編み具と髪との摩擦力が大きくなって編み具の移動時に髪を傷めるのである。
請求項6は、一方の延長部と他方の延長部が磁力の吸引力により容易に分離可能に結合されるものである。したがって、延長部同士の結合作業を楽に行うことができる。また、両延長部は磁力の吸引力により所定の結合面で自然に吸着するので、結合位置を正確に合わせなくても、束ね部を閉じて結合する作業を容易に行うことができる。さらに、毛束の髪の量の多少にかかわらず束ね部を閉じ易く、頭の後ろ側などの見えない所でも束ね部を容易に閉じることができる。また、磁力によって、各編み具同士を吸着することができる。これにより、例えば3つの編み具を使用して三つ編をするときに、移動させようとする1つの編み具以外の他の2つの編み具同士を吸着させておくことにより、途中まで編んだ毛束同士がほどけてしまうことがない。
図1は本発明の斜視図である。 図2は束ね部を閉じた状態の正面図である。 図3は本発明を開いた状態の内面図である。 図4は本発明を開いた状態の外面図である。 図5は磁石付近の断面の状態を示す図である。 図6は本発明の使用状態図である。 図7は本発明の使用状態図である。
次に本発明の実施例について説明する。編み具1は柔軟性を有するシートで細長く形成され、毛束を束ねるための束ね部2と、その両端から一体に延びる延長部3,4とを有する。延長部3,4には円板状の磁石5,6が配置されている。延長部3,4は同じ長さではなく、延長部3は延長部4よりも長く形成されている。束ね部2及び延長部3,4は、図5に示すように、第一のシート7と、第二のシート8と、第三のシート9と、化粧シート10とのそれぞれ柔軟性を有する4枚の薄いシートから形成されている。また、各シート7,8,9,10は容易に変形できる薄さに形成されている。磁石5は第一のシート7と第二のシート8との間に配置され、第二のシート8の外側に第三のシート9が重ねられ、さらにその外側に化粧シート10が重ねられている。第一、第二及び第三のシート7,8,9は厚みが約0.3mmの同じポリエチレンシートで形成されている。化粧シート10は厚みが約0.2mmのポリエチレンシートで形成されている。第一のシート7と第二のシート8との間に磁石5,6を挟んだ状態ですべてのシートの外縁部11が溶着されている。なお、シートがこれらの材料及びサイズに限定されないことは勿論である。第二のシート8の外側に第三のシート9を重ねたのは、編み具1に適度な腰の強さを与えるためである。このようにして、磁石5,6よりも内側には第一のシート7のみが存在し、外側には第二のシート8と第三のシート9と化粧シート10とが三重に重ね合わされている。外側の3枚のシートは、三重に重ね合わせたことの効果により内側の一枚の第一のシート7よりもいくらか腰が強い。このために、磁石5,6を第一のシート7と第二のシート8の間に挟んだときに、磁石の厚みによる押圧力が同じであっても1枚だけの第一のシート7の方が変形し易いので、第一のシート7の磁石5,6による膨出度は化粧シート10の膨出度よりも大きくなる。また、第一のシート7の膨出は、磁石5,6の周囲近辺の限られた一部のみが立ち上がるような膨出であり、このような膨出をさせることができるのは、シートが柔軟性を有する材料で形成されているからである。なお、第一のシート7が磁石5,6の厚みによって大きく膨出することの効果については後述する。また、図3に示すように磁石5の周囲に4つのポイント溶着部12が形成され、磁石6に近接した位置に2つのポイント溶着部13が形成されている。これらのポイント溶着部12,13は磁石5,6の移動防止のために溶着加工がなされたものである。なお、ポイント溶着部12,13を形成しなくても、第一のシート7の膨出部分の傾斜面26,27の角度が大きいので、この傾斜面26,27が磁石5,6の移動を防止することができる。製造工程において、すべてのシートの外縁部11が溶着された直後にその外縁11に沿って打ち抜くことにより編み具1が製造される。打ち抜いたあとに、化粧シート10が外側になるように編み具1を折り畳み磁石の磁力で延長部3,4を結合する。打ち抜いた直後の編み具1は平らであるが、折り畳んで結合することにより時間の経過と共に編み具1にやや曲がり癖が付いて、編み具1を、図1に示すように延長部3,4を離して化粧台などの上に置いたときに、化粧台との間に生じる摩擦力とも相俟って一定の角度で曲がった状態を維持することができる。しかし、図3に示すように、編み具1を平らに開くことは可能で、そのときの編み具1の全長は約105mmで、幅は約23mmである。但し、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。
図4に示すように、化粧シート10の半分は多数の小さな凹状の星形模様14が形成された凹凸面23に形成され、残りの半分は模様のない平滑面24に形成されている。この星形模様14は化粧シート10と第三のシート9を重ね合わせてプレスにより形成したものである。多数の凹状の星形模様14をプレスで形成することにより、化粧シート10と第三のシート9は結合状態となり1枚のシートのように取り扱われる。編み具1を折り畳んだ場合は、星形模様14を有する凹凸面23は折り畳まれている編み具1の一方の表面にのみ存在し、他方の表面は平滑面24となる。そして、どの編み具も凹凸面23側の磁場の極性が同じになるように磁石を配置してあるので、どの編み具も平滑面24側の磁場の極性は凹凸面23側の極性と異なる極性である。したがって、2つの編み具1,1を磁石の吸引力により結合しようとするときは、一方の編み具1の凹凸面23と他方の編み具の平滑面24とを合せれば、吸引力により自然に吸着する。凹凸面23同士又は平滑面24同士を向き合わせると磁力が反発し合うので吸着できないが、合わせようとする面である凹凸面23と平滑面24は容易に目視できるから容易に合わせて結合することができる。また、目視できない場合は、凹凸面23が触覚により平滑面24と区別できるので、指先で編み具1の表面に触れながら容易に合わせて結合することができる。なお、星形模様14に代わる識別要素として、星形以外の模様を形成してもよく、それらの模様を凸条としてもよい。
図1又は図2に示すように、束ね部2の最も内側の第一のシート7に滑り止め部15がほぼ全長に亘って両面テープで貼着されている。滑り止め部15は束ね部2のシートよりも柔軟性を有する軟質ポリウレタンフォームからなるスポンジシートで形成されている。この滑り止め部15の厚さは約4mmであるが、スポンジであることから気泡を有しており、上から圧縮すると0.5mm以下の厚さに容易に変形する。したがって、毛束を束ね部2で束ねたときに、滑り止め部15は薄く変形して髪を軽く押圧する。これにより、毛束が多少太くなっても、その太くなった分は滑り止め部15が薄く変形して吸収し髪を軽く押圧するだけであるから、編み具1を毛束に沿って移動させるときに痛みを感じることがないのである。なお、滑り止め部15の材料がポリウレタンフォームに限定されないことは勿論である。例えば、ポリウレタンフォーム以外の発泡樹脂を用いてもよい。他の材料として、エラストマー樹脂やシリコーン樹脂を用いてもよい。その場合、毛束が触れる面を平坦にしてもよいし、表面に多数の細かい突起を設けて滑り止め効果をより発揮するようにしてもよい。
編み具1は、磁石5,6の磁力の吸引力により延長部3,4の磁石が配置されている面が結合されて折り畳まれる。図2から明らかなように、編み具1はその中央で折り畳まれるのではなく、束ね部2の中央で折り畳まれる。延長部3に取り付けられている磁石5と延長部4に取り付けられている磁石6は同一の磁石であり、共に束ね部2に隣接して配置されている。したがって、磁石5,6が磁力により吸着すると、長い方の延長部3の端部16は短い方の延長部4の端部17よりも延長方向に突出する。
前述したように、磁石5,6の厚みによる第一のシート7の膨出度は化粧シート10の膨出度よりも大きくなり、第一のシート7が磁石5,6の厚みによって大きく膨出している。これにより、延長部3の端部16と延長部4の端部17の間に隙間25が生じ、その隙間25の垂直方向の幅は磁石1つの厚みよりも大きくなる。また、第一のシート7が磁石5,6の厚みによって大きく膨出することにより、磁石5,6の周囲に第一のシート7による傾斜面26,27が形成される。したがって、編み具1が磁石の吸引力で閉じた状態にあるときに、傾斜面26,27はV字形をなすので、隙間25はV字形の溝状をなしている。
編み具1で毛束を束ね止めるときに、磁力で閉じている編み具1を延長部3,4の端部16,17から毛束に向かって押し付けると、傾斜面26,27が髪の毛の案内面となるので、その隙間25に髪の毛を挿入させ易いのである。そして、編み具1をさらに押し進めると、傾斜面26,27が延長部3,4の案内面となって延長部3,4が離れるように作用するのである。したがって、延長部3,4は自然に離れて毛束を重ねられている束ね部2の間に挿入することができる。さらに、延長部3の端部16は延長部4の端部17よりも延長方向に突出している。したがって、端部16を毛束に押し付けるとその端部16の傾斜面26が最初の案内面として作用し、編み具1を延長部3,4の端部16,17から毛束に向かって押し付けたときに、毛束からの最初の抵抗を小さくすることができ、毛束を円滑に束ね部2の間に挿入することができる。すなわち、毛束を束ね止めするときにあらかじめ編み具1を開かなくても使用することができる。また、予め編み具1を手で開いてから使用してもよいことは勿論である。その場合、長い方の延長部3の端部16は短い方の延長部4の端部17よりも延長方向に突出してずれているので、編み具1を開かせ易いのである。毛束を束ね部2に挿入した後は磁力によって延長部3,4が自然に結合される。
さらに、磁石5,6の厚みによる第一のシート7の膨出度が化粧シート10の膨出度よりも大きく、第一のシート7が磁石5,6の厚みによって膨出していることにより、折り畳まれた束ね部2の磁石5,6に隣接する部分の隙間も大きくなる。これにより、延長部3,4が結合しても磁石5,6に隣接する滑り止め部15が束ね部2によって大きく押しつぶされないので薄く変形する余裕があり、その部分に挟まれている髪は軽く押圧されるだけであって、編み具1を毛束に沿って移動させるときに痛みを感じることがない。
次に、本発明を使用して髪を三つ編にする方法について説明する。三つ編にするときは3個の編み具を用意する。3個の編み具は識別機能を有していることが好ましい。例えば、化粧シート10の色彩を異なるものとしてもよい。また、長い方の延長部3の端部16に1つの喰い込み部18を形成し、他の編み具は端部に2つの食い込み部を有するものと、喰い込み部がなく端部全体がU字形をなすものを用意してもよい。また、両方の識別機能を併せ持つようにしてもよい。さらには、数字や記号などの表示を用いてもよいし、視覚以外で認識できる識別機能、例えば凹状の星形模様14のように触覚で識別できる手段を用い、各編み具1に異なる構成の触覚識別手段を設けることにより識別できるようにしてもよい。三つ編をするときは、まず、図6に示すように毛束を均等に3束に分け、3個の編み具19,1,20を同じ向きにして各毛束をその毛先よりも上方の位置で束ね止める。図6では、編み具1の端部16,17が左側を向いており、平滑面24が頭と逆の方向を向いているが、他の編み具19,20も同じ方向に向いている。次に、図7に示すように各編み具19,1,20を磁石の吸引力により重ねる。そして、最も頭皮に近い内側の編み具20を右側から最も外側の編み具19の上に重ね、次いで、最も頭皮に近い内側の編み具1を左側から最も外側の編み具20の上に重ね、編み具1,19,20を下方に移動させながらこの作業を繰り返すことにより三つ編が完成する。三つ編が完成したら、毛先にある各編み具1,19,20を引っ張って髪から外す。外した複数の編み具は、磁石で吸着した状態でまとめて保管できるので次の使用に便利である。なお、最初に編み具1,19,20で毛束を束ね止める位置は、毛先であっても差し支えない。その場合、編み具を移動させずに作業する。3つの編み具を重ねるときに、端部がU字形をなす編み具19を最も外側とし、端部16に1つの喰い込み部18を有する編み具1をその内側に重ね、端部21に2つの喰い込み部22,22を有する編み具20を最も内側に重ねると、編み具の位置を触覚で確認できるので編み方を間違える虞がない。
なお、本発明は前述した構成に基づいて種々の態様をとることが可能である。例えば、延長部3,4の結合方法を磁石以外の方法で行ってもよい。他の方法として例えば、凹凸による結合であったり、面ファスナーであったり、弾性による雄雌の係止構造であったり、財布の口を閉じるパチン止めなどであったりしてもよい。また、束ね部2をシート状とせず、柔軟性を有する紐であったり、線材のより合わせであったり、線材を束ねたものであったりしてもよい。また、この編み具1を、在宅用あるいは外出用の髪止め具として用いてもよい。滑り止め部15を束ね部2と一体に形成してもよい。
本発明は、束ね部を柔軟性を有する材料で形成することによって、髪を編むときに、しっかりした編みとすることができる編み具を提供することができる。
1 編み具、 2 束ね部、 3 延長部、 4 延長部、 5 磁石、 6 磁石、 7 第一のシート、 8 第二のシート、 9 第三のシート、 10 化粧シート、 11 外縁部、 12 ポイント溶着部、 13 ポイント溶着部、 14 星形模様、 15 滑り止め部、 16 長い方の延長部の端部、 17 短い方の延長部の端部、 18 喰い込み部、 19 編み具、 20 編み具、 21 端部、 22 喰い込み部、 23 凹凸面、 24 平滑面、 25 隙間、 26 傾斜面、 27 傾斜面

Claims (6)

  1. 毛束をその外側から束ね止めするための束ね部を有し、該束ね部は柔軟性を有する材料で形成され、且つ、束ね部を閉じて束ね止め状態を維持するための手段が設けられており、束ね部が束ね止め状態にあるときに、束ね部を毛束に沿って移動させることができることを特徴とする髪を編むための編み具。
  2. 毛束を束ね止めしたときに毛束と対向する束ね部の内表面に、束ね部を毛束に沿って移動させることを可能とする滑り止め部が設けられている請求項1記載の編み具。
  3. 滑り止め部は束ね部よりも柔軟性を有する材料で形成されている請求項2記載の編み具。
  4. 束ね部の両端にそれぞれ延長部が設けられ、それらの延長部同士が結合可能であり且つその結合が容易に分離可能であるように延長部は構成され、束ね部を閉じて延長部同士を結合することにより束ね止め状態を維持する請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の編み具。
  5. 束ね部はシート状の材料で形成されている請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の編み具。
  6. 一方の延長部と他方の延長部が磁力の吸引力により分離可能に結合される請求項4又は請求項5記載の編み具。
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