JP3135320U - 立体マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】マスク本体の上縁と使用者の顔との隙間をなくし、繰り返し使用しても隙間の発生を防いで有害粒子や病原菌等の侵入に対するバリヤ効果の高い立体マスクを提供する。
【解決手段】左右一対の不織布シート2a,2b,2c,2dの前縁21を湾曲状に接合し、前縁を中心に水平断面ほぼ山形に前方へ膨出する形状をなし、使用者の口元および鼻部を覆うマスク本体2と、その左右両側に耳掛け部3,3を備えた立体マスク1において、マスク本体の上縁23に沿って、使用者の顔の凹凸に合わせて撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材4を設ける。形状保持部材に対応してマスク本体の上縁の裏面に沿って低反発弾性パッド材5を帯状に設け、パッド材5によりマスク本体2の上縁23と鼻部との隙間を塞いだ。
【選択図】図1

Description

本考案は、口元および鼻部を覆う立体マスクに関するものである。
口元や鼻部を覆うマスクは、矩形状のガーゼや不織布等を複数枚重ね合わせてマスク本体を形成し、該マスク本体の左右両側に環状のゴム紐を取付けた平判マスクに代わって、マスク本体を立体的に形成した立体マスクと呼ばれるものが人気を集めいている(例えば、特許文献1,2参照)。
図4に示すように、この種の立体マスク7は、左右対称に裁断された不織布シート8a,8bの前縁81を上下方向に円弧状に結合して水平断面ほぼ山形をなすカップ状のマスク本体8が形成され、マスク本体8の左右両側部に、不織布シートからなる環状の耳掛け部9,9が形成されている。
尚、特許文献1では、マスク本体8を低伸縮性のシート材料で構成する一方、耳掛け部9,9をマスク本体8よりも高伸縮性のシート材料で構成することが提案されている。
また特許文献2では、マスク本体の上縁に沿って、該上縁から折り返してマスク本体内へ向けて突出する襟部を設けることが記載されている。
特開平7−275384号公報 特開2007−54381号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたように耳掛け部9,9を高伸縮性のシート材料を環状に形成した構造では耳掛け部9,9の伸縮に対する耐久性が充分とは言えず、使い捨てマスクとはいっても1日に数回は使用を繰り返すので、使用を繰り返すうちに次第に耳掛け部9,9が伸びてしまい、顔へのフィット感が低下し、顔とマスク本体9との間に隙間ができる。特に顔の鼻部とマスク本体9の上縁との間に隙間ができる。
特許文献2のように、マスク本体の上縁に襟部を設けたものでも、耳掛け部が伸びてしまい装着性が低下した場合には鼻部とマスク本体の上縁との隙間を塞ぐのには不十分で、有害粒子や病原菌等の侵入に対するバリヤ効果が低下する。
そこで本発明は、使用を繰り返してもフィット感がよく、顔との隙間を塞ぐことができバリヤ効果の高い立体マスクを提供することを課題としてなされたものである。
本考案は、左右一対の不織布シートの前縁を湾曲状に接合し、該接合部を中心に水平断面ほぼ山形に前方へ膨出する形状をなし、使用者の口元および鼻部を覆うマスク本体と、該マスク本体の左右両側に耳掛け部を備えた立体マスクにおいて、上記マスク本体の上縁に沿って、使用者の顔の凹凸に合わせて撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材を設けるとともに、上記形状保持部材に対応して上記マスク本体の上縁の裏面に沿って、該上縁と上記鼻部との隙間を塞ぐ低反発弾性パッド材を帯状に設ける(請求項1)。
マスク本体の上縁に形状保持部材を設けたので、使用時にマスク本体の上縁を顔の凹凸に合わせて曲げることで、上縁をその形に保持することができ、顔の凹凸と合わせることができる。更に、マスク本体の上縁裏面に設けた低反発弾性パッド材によりマスク本体上縁と顔との隙間を確実に塞ぐことができる。
上記形状保持部材を、合成樹脂の線材、または金属芯を埋設した合成樹脂の帯材を用いる(請求項2)。
形状保持部材として好適である。
上記低反発弾性パッド材を、厚肉帯状のポリウレタンフォームを用いる(請求項3)。低反発弾性を有するパッド材として好適である。
上記マスク本体を、不織布からなる表面シートおよび裏面シートを重ね合わせた2重構造とし、上記表裏の両シート間には上記上縁沿いに延びる通し孔を形成して、該通し孔に上記形状保持部材を挿通せしめる(請求項4)。
形状保持部材を好適に取付けることができる。
上記耳掛け部は、上記マスク本体とは別部材からなる環状の紐材を、マスク本体の上記不織布シートの側縁を折り返して形成した上下方向に延びる通し孔に貫通せしめて形成する(請求項5)。
耳掛け部として、耐久性のよいゴム紐を用いることができ、これにより繰り返しマスクを利用しても、顔へのマスク本体のフィット感が損なわれず隙間の発生ない。
図1、図2および図3(A)に示すように、立体マスク1は、使用者の口元と鼻部を被覆するマスク本体2と、マスク本体2の左右両側縁に設けた紐材からなる環状の耳掛け部3,3とを備えている。
マスク本体2は、左右対称に裁断した4枚の合成樹脂の不織布シート2a,2b,2c,2dの前縁21を重ね合わせ、重ね合わせた前縁21の上下中間部が前方へ膨出する縦方向湾曲状に熱溶着により接合してある。これによりマスク本体2は、使用時にマスク本体2の右半部の側端と左半部の側端をそれぞれ左右方向に開いて、前縁21の接合部を中心に前方へ突出する水平断面ほぼ山形で後方へ開口するカップ形状をなすようにしてある。
マスク本体2はその右半部および左半部がそれぞれ、表面シート2a,2cと裏面シート2b,2dとを重ね合わせた2重構造をなす。右半部を構成する表面シート2aと裏面シート2bは、表面シート2aの側縁22がこれよりも長く形成した裏面シート2bの側端部に重ね合わせて結合してある。また左半部も同様に、表面シート2cの側縁22が裏面シート2dの側端部に接合してある。
各シート2a,2b,2c,2dは伸縮性のない材質を用い、例えばポリプロピレン製やポリエチレン製の不織布が使用してある。
マスク本体2には、前縁21の接合部で仕切られた左右の上縁23,23に沿ってそれぞれ、撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材4が設けてある。マスク本体2の上縁23は同一構造で、右半部の上縁23を中心に説明する。
上縁23には、これに沿って表面シート2aと裏面シート2bとを一線状に接合する接合部24,24が上下に間隔をおいて2条形成してあり、これら接合部24,24により表裏の両シート2a,2b間に、上縁23に沿って延びる通し孔25が設けてある。通し孔25の両側の端末はマスク本体2の前縁21の接合部および側縁22の接合部により閉じられている。そして、通し孔25には、側縁22の接合部寄りの位置に裏面シート2bを縦方向に切れ目を入れて通し孔25内に貫通する挿入部251が形成してある。
形状保持部材4は、針金のように自由に折り曲げることができ、かつ、折り曲げた形状を保つことが可能なポリエチレン製の線材、または針金等の金属芯が埋設されたポリエチレン製の帯材で構成してあり、その長さは通し孔25の長さよりも若干短く設定してある。
形状保持部材4は、挿通部251から通し孔25内へ挿入してマスク本体2の右半部の上縁23に沿って設けてある。左半部の上縁23もこれと同様に形成してある。
またマスク本体2の上縁23にはその裏面に、形状保持部材4に対応してこれとほぼ平行に上縁23に沿って延びるパッド部材5が設けてある。パッド材5は低反発の弾性を有する例えばポリウレタンフォーム等からなる断面角形で厚肉の帯状に形成してある。パッド材5の厚みは7mmないし10mmとしてある。
パッド材5はその前面をマスク本体2の裏面シート2bの上縁に重ね合わせて接着し、マスク本体2の後方へ張り出すように設けてある。
なお、パッド材5はマスク本体2の右半部の上縁の側端から左半部の上縁の側端にかけて一連に設けてある。
またパッド材5は、形状保持部材4をマスク本体2の上縁23の通し孔25へ挿入した後に、通し孔25の挿入部251を塞ぐように上縁23の裏面に接着することで、形状保持部材4の通し孔25からの飛び出しを防ぐ。
マスク本体2の左右両側縁には、左右の両裏面シート2b、2dの側縁を折り返すとともに、折り返し端縁を両シート2b,2dの一般部の側縁寄りの位置に重ね合わせて接合し、これにより、縦方向に貫通する通し孔26,26が形成してある。
そして左右の通し孔26,26にはそれぞれゴム紐30,30を貫通せしめるとともに、各ゴム紐30,30をそれぞれ環状に設けて左右の耳掛け部3,3が形成してある。
本実施形態の立体マスク1によれば、図3(B)に示すように使用時に、マスク本体2の左右の上縁23,23をそれぞれ、使用者の顔の鼻部60とその両脇の頬部61との間の凹面部に合わせて内側へ浅くほぼく字状に曲げることで、形状保持部材4により上縁23,23が上記曲げ形状に保持される。この状態で、マスク本体2の上縁23,23の裏面に設けたパッド材5が、マスク本体2の上縁23,23と使用者の鼻部60から両頬部61に掛けての凹部との間の隙間の形状に合致して両者間の隙間を塞ぐようにて潰れ変形し、更に、パッド材5が低反発弾性であるので、使用中はパッド材5がその形状を維持して上記隙間を確実に塞ぐ。またパッド材5によりマスク本体2の上縁23,23の使用者の顔へのフィット感が良好である。
本実施形態の立体マスク1は耳掛け部3,3を、従来のように伸縮性の不織布シートではなく、伸縮に対する耐久性のよいゴム紐30を用いたので、繰り返し使用しても伸びてしまうことがなく、マスク本体2の上縁23,23の顔へのフィット感を維持でき、隙間の発生を防いで有害粒子や病原菌等の侵入に対する高いバリヤ効果を発揮する。
マスク本体2はその左右両側に通し孔26,26を設けてこれにゴム紐30を挿通せしめるようにしたので、両者の連結も簡単にできる。また耳掛け部3,3としてはゴム紐に限らず、伸縮性のない紐材を用いてもよい。この場合、単に上記紐材をマスク本体2の両側の通し孔26,26に通しておき、使用時に紐材の両端を結んで環状にして耳に掛けるようにする。
本考案の立体マスクを示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う位置での垂直断面図である。 図3(A)は図1のIII−III線に沿う位置での水平断面図、図3(B)は図3(A)対応して使用状態を示す断面図である。 従来の立体マスクを示す斜視図である。
符号の説明
1 立体マスク
2 マスク本体
2a,2c 表面シート(不織布シート)
2b,2d 裏面シート(不織布シート)
21 前縁
23 上縁
25 上縁の通し孔
26 側縁の通し孔
3 耳掛け部
30 ゴム紐(紐材)

Claims (5)

  1. 左右一対の不織布シートの前縁を湾曲状に接合し、該接合部を中心に水平断面ほぼ山形に前方へ膨出する形状をなし、使用者の口元および鼻部を覆うマスク本体と、該マスク本体の左右両側に耳掛け部を備えた立体マスクにおいて、
    上記マスク本体の上縁に沿って、使用者の顔の凹凸に合わせて撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材を設けるとともに、
    上記形状保持部材に対応して上記マスク本体の上縁の裏面に沿って、該上縁と上記鼻部との隙間を塞ぐ低反発弾性パッド材を帯状に設けたことを特徴する立体マスク。
  2. 上記形状保持部材を、合成樹脂の線材、または金属芯を埋設した合成樹脂の帯材を用いた請求項1に記載の立体マスク。
  3. 上記低反発弾性パッド材を、厚肉帯状のポリウレタンフォームを用いた請求項1に記載の立体マスク。
  4. 上記マスク本体を、不織布からなる表面シートおよび裏面シートを重ね合わせた2重構造とし、上記表裏の両シート間には上記上縁沿いに延びる通し孔を形成して、該通し孔に上記形状保持部材を挿通せしめた請求項1または2に記載の立体マスク。
  5. 上記耳掛け部は、上記マスク本体とは別部材からなる環状の紐材を、マスク本体の上記不織布シートの側縁を折り返して形成した上下方向に延びる通し孔に貫通せしめて形成した請求項1ないし3のいずれかに記載の立体マスク。
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