JP3163625U - マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】 マスク本体にプリーツ加工が施された場合において装着時にプリーツが広げられた状態のマスク本体の立体性を維持する機能を有するマスクを提供する。【解決手段】 一方向に折り目が延びるプリーツ加工が施されたマスク本体3と、マスク本体3の両側のそれぞれに接続した耳掛け部5a,5bとを備えたマスク1では、マスク本体3の上部側には、ユーザの鼻のカーブに合わせて変形を可能とするための板状又は棒状の樹脂材17が取り付けられている。マスク本体3では、前記一方向に対する略垂直方向に溶着部分27a,27bと溶着部分31a,31bとが配列されて中央領域21が広げられた状態では2つの溶着ライン29、33を形成し、樹脂材17と溶着ライン29,33のそれぞれの上端部との間で前記一方向と平行して他の溶着部分23a,23b,23cが配列されて溶着ライン29,33を跨ぐ溶着ライン25が形成されている。【選択図】 図1
Description
本考案は、マスクに関し、特にマスク本体にプリーツ加工が施されたマスクに関する。
マスク本体を立体化できるようにプリーツ加工が施されたマスクがある。このようなマスクでは、装着時の口に対応するような位置ではプリーツが広がり、マスク本体との間に空間的な余裕ができて、装着時の息苦しさなどが軽減されるといった装着性の点でメリットがある。
一方、プリーツ加工が施されて立体化することにより上記のように空間的な余裕があることから、マスク本体の上端側には鼻の形状による頬との高さの差により隙間が大きく生じ易くなってしまうという問題が起こりえる。そのため、ノーズクリップと言われる薄くて幅の狭い板状(或いは棒状)の樹脂材がマスク本体の上端側に取り付けられることがある。このようなノーズクリップが用いられることにより、マスク本体の上端側の形状を鼻の形状に沿わせて隙間を生じさせない工夫がなされているものがある。
さらに、紐といった耳掛け部がマスク本体の両側には接続しているが、プリーツ加工を施されたマスクでは、立体化を図った影響でその両側も空間的な余裕ができることから隙間が生じてしまい、平滑性が損なわれて装着性が悪くなるという問題があった。そのため、特許文献1に記載のようにマスク本体の耳掛け部に接続する両側のそれぞれのプリーツが形成された後からプリーツ押さえ線を形成して、プリーツが広がることを抑制してマスクの平滑性を維持する工夫がなされているものがある。
しかしながら、上記プリーツ加工を施したマスクのいずれにおいても、口を覆うマスク本体の中央領域は装着時にプリーツが広げられるのみであり、広げられたプリーツの立体性の維持は十分ではなかった。特に、口の周りは動きの頻度が高いため、プリーツが広げられた状態ではその口の動きに応じてプリーツの広がり状態も変化しており、口とマスク本体が接触したり離れたりして、装着性という点での快適さは不十分であった。このことは、口紅をつける女性にとっては、装着性の点だけでなく、口紅がマスク本体についてしまうということになり、化粧直しの必要性が増える点でもデメリットであった。そのため、上記のような事情から、男女を問わず、日常生活におけるマスク装着を躊躇う要因になり得るほか、医療機関などのマスク装着が常時行われるような現場では、現状を受け入ざるを得ないという状態が生じていた。なお、特許文献1に記載の技術が中央領域にそのまま適用されれば、プリーツが広がって立体化すること自体が阻害されることになる。
ゆえに、本考案は、マスク本体にプリーツ加工が施されたマスクにおいて、口の周りの装着性を可能な限り感じさせないことを可能とすべく、装着時にプリーツが広げられた状態のマスク本体の立体性を維持する機能を有するマスクを提供することを目的とする。
請求項1に係る考案は、一方向に折り目が延びるプリーツ加工が施されたマスク本体と、前記マスク本体の前記一方向における両側のそれぞれに接続した耳掛け部とを備えたマスクにおいて、前記マスク本体の上部側ではユーザの鼻のカーブに合わせて変形を可能とするための板状又は棒状の樹脂材が前記一方向に平行して取り付けられており、前記マスク本体は、複数の不織布の層により構成され、前記複数の不織布の層のうち連続する一部又は前記複数の不織布の層全てを溶着して形成される第1の溶着部分が、前記マスク本体の中央領域において前記一方向とは略垂直方向に連続又は断続的に配列されて前記マスク本体の中央領域の折り目が広げられた状態では複数の第1の溶着ラインを形成し、当該第1の溶着ラインによって前記中央領域の折り目が広げられた状態でのプリーツの立体形状を保持できるものとし、前記複数の不織布の層のうち連続する一部又は前記複数の不織布の層全てを溶着して形成される第2の溶着部分が、前記樹脂材と前記複数の第1の溶着ラインのそれぞれの上端部との間で前記一方向と平行して連続又は断続的に配列されることにより前記複数の第1の溶着ラインを跨ぐ第2の溶着ラインが形成されて、当該第2の溶着ラインによって前記中央領域の折り目が広げられた状態でのプリーツの立体形状をさらに保持できるものとしたものである。
請求項2に係る考案では、請求項1において、前記複数の第1の溶着ラインが、前記マスク本体の中央に向かうにしたがって前記一方向での互いの距離が離れる2本の溶着ラインである。
請求項3に係る考案は、請求項1又は2において、前記複数の第1の溶着ラインを跨ぐ前記第2の溶着ラインの少なくとも一方の端部が、前記複数の第1の溶着ラインの位置よりも前記耳掛け部側に向かって延びて位置するものである。
請求項4に係る考案は、請求項1から3のいずれかにおいて、前記複数の不織布の層のうち連続する一部又は前記複数の不織布の層全てを溶着して形成される第3の溶着部分が、前記複数の第1の溶着ラインのそれぞれの下端部側で前記一方向と平行して連続又は断続的に配列されることにより前記複数の第1の溶着ラインを跨ぐ第3の溶着ラインが形成されて、当該第3の溶着ラインによって前記中央領域の折り目が広げられた状態でのプリーツの立体形状をさらに保持できるものとしたものである。
請求項5に係る考案は、請求項4において、前記複数の不織布の層が3層であり、前記第1の溶着部分、前記第2の溶着部分及び前記第3の溶着部分に関し、前記マスク本体の口に接触する面側からの2層が溶着されて、残余の1層が溶着されていないものある。
請求項6に係る考案では、請求項5において、前記残余の1層が、ダチョウ由来の抗体が用いられた不織布の層である。
請求項7に係る考案では、請求項1から6のいずれかにおいて、前記溶着には、超音波による溶着が用いられる。
本考案によれば、広げられた状態のマスク本体の中央領域の面に関し、第1の溶着ラインと第2の溶着ラインとにより2方向に溶着のラインによる面の形状維持が行われることになる。その結果、プリーツの折り目による折れ曲がりに抗することが可能となり、装着時の口元がマスク本体とは空間的に離れた状態が保たれることになる。特に、マスク本体の上部側がノーズクリップと言われる樹脂材により鼻の形に沿った形状に形付けられる場合には、プリーツの折り目が元の畳まれた形に戻ろうとする力が働き易いが、それを第2の溶着ラインが緩衝することになるとともに上記したように第1の溶着ラインとともに形状維持機能を発揮することになる。
さらに、第2の溶着ラインが第1の溶着ラインの位置よりも耳掛け部に接続するマスク本体の外側の位置にまで延びていることにより、溶着部分によるT字状の部分が生じ、その部分が面を維持することになり、上記した形状維持機能はより確実なものとできる。
さらに、第3の溶着ラインも、第2の溶着ラインと同様に、第1の溶着ラインとの関係により第2の溶着ラインとは反対側のマスク本体の下側において2方向の溶着ラインよる面の形状維持を行え、第1の溶着ライン、第2の溶着ラインとともに、広げられた状態のマスク本体の中央領域の面の形状をさらに確実に維持することになる。
まず、本願の実施の形態に係るマスクの概要について述べる。当該マスクは、例えばプリーツ加工が施された衛生用マスクである。当該マスクは、面体部分と耳ひもからなる。面体部分は、静電フィルター層・保水層等の複数の層が溶着されて形成されている。また、面体部分は、非装着時にはプリーツが閉じてかさばらない平面状とし、装着時にはプリーツが上下に開いて顔にフィットする立体形状とすることが可能である。面体部分の中央付近には、溶着ラインで描かれた図形がある。溶着ライン部分は他の部分と比べて硬いため、当該図形は、装着時にマスクの立体形状を保持することに寄与する。また、当該図形は、面体部分の複数の層の一部のみを溶着して描かれている。そのため、マスクの装着側には表れるが、装着時に他人から見える側には表れにくく装着時の美観を損ねない。さらに、当該図形は、非装着時にプリーツが閉じた状態では途切れて表れるが、装着時にプリーツを開くと中央1箇所以外がつながって表れる。
図1は本願の実施の形態に係るマスクの正面図であり、図2は図1のマスクの背面図であり、図3は図1のマスクの右側面図であり、図4は図1のマスクの平面図である。なお、左側面図は右側面図と対称に表れ、底面図は平面図と対称に表れる。図5は図1のA−A拡大断面図であり、図6は図1のB−C部分の展開図であり、図7は図6のD−D拡大端面図であり、図8は図6のE−E拡大端面図であり、図9は図6のF−F拡大端面図であり、図10は図5のG−G拡大図であり、図11は図1のH−H拡大端面図であり、図12は図11のI−I拡大図であり、図13は図7のJ−J拡大図であり、図14は図9のK−L部分の拡大図である。
図1から図14を参照して、以下、説明する。マスク1は、長方形状のマスク本体3と、マスク本体3の両側でそれぞれに接続する耳掛け部5a,5bとを備える。耳掛け部5a,5bは、紐によって構成されている。マスク本体3は、図5等では一層で表しているが実際は三層(図14参照)の不織布が折りたたまれてプリーツ加工が施されたプリーツ領域7と、マスク本体3の両側に位置して耳掛け部5a,5bとの接続のための加工が施された接続領域9a,9bとを有する。
マスク本体3については、上側及び下側において、図2に示すように口側の1層がのびて折り返されて上側溶着用領域11a及び下側溶着用領域11bを形成して全ての層が超音波によって溶着されている。上側溶着用領域11aには、2本の溶着ライン13a,13bがプリーツの折り目がのびる方向に平行するように長手方向にのびている。この溶着ライン13a,13bのそれぞれは、溶着部分が連続して繋がった1本のラインではなく、断続的ではあるが等間隔のように配列されたラインとなっている。折り返された層に包まれつつ2本の溶着ライン13a,13bの間には、所謂ノーズクリップと言われる板状(或いは棒状)の樹脂材17(図5、図10、図11、図12及び図13参照)が長手方向にのびている。樹脂材17の長手方向への移動が制限されるべく、樹脂材17の両端部のそれぞれの外側には、折り返された層も含めて全ての層が溶着部分15a,15bによって溶着されている(図11及び図12も参照)。一方、下側溶着用領域11bには、1本の溶着ライン19がプリーツの折り目がのびる方向に平行するように長手方向にのびている。溶着ライン19も、溶着ライン13a,13bのそれぞれと同様に、溶着部分が連続して繋がった1本のラインではなく、断続的ではあるが等間隔のように配列されたラインとなっている。
接続領域9aでは、マスク本体3のプリーツ加工が施されて折りたたまれた状態で外側から表と裏を覆う不織布18aが取り付けられた上で、この不織布18aと上記したマスク本体3の3層との全てが超音波によって溶着されている。これにより、プリーツの折り目ののびる方向に対して垂直方向に2本の溶着ライン20a,20bがのびている。溶着ライン20a,20bのそれぞれは、溶着部分が連続して繋がった1本のラインではなく、断続的ではあるが等間隔のように配列されたラインとなっている。接続領域9aでは、さらに、耳掛け部5aを構成する紐の各端部が超音波による溶着により取り付けられている。接続領域9bも、接続領域9aと同様であり、不織布18bが不織布18aに対応し、溶着ライン20c,20dが溶着ライン20a,20bに対応する。
次に、装着時の口元などに対応する領域の中央領域21について説明する。図6の展開図から分かるように、プリーツの折り目ののびる方向(或いは樹脂材17ののびる方向)に平行して、上側には3つの細長い溶着部分23a,23b,23cが一列に配列されており、これにより溶着ライン25が形成されている。また、プリーツの折り目ののびる方向(或いは樹脂材17ののびる方向)に平行して、下側には3つの細長い溶着部分35a,35b,35cが一列に配列されており、これにより溶着ライン37が形成されている。溶着ライン25と溶着ライン37との間では、溶着ライン29と溶着ライン33という2本の溶着ラインがプリーツの折り目ののびる方向(或いは樹脂材17ののびる方向)とは略垂直方向にのびて形成されている。細くのびた溶着部分27aと同じく細くのびた溶着部分27bとにより溶着ライン29が形成される。細くのびた溶着部分31aと同じく細くのびた溶着部分31bとにより溶着ライン33が形成される。溶着部分27aと溶着部分27bとの間は隙間があり、溶着部分31aと溶着部分31bとの間は隙間がある。溶着部分27aと溶着部分31aとの対抗距離が中央に向かって大きくなるように、溶着部分27bと溶着部分31bとの対抗距離が中央に向かって大きくなるように、溶着部分27a,27b,31a,31bの形状が形成されるとともに配列されている。ここで、溶着部分27aの上端部は溶着部分23a,23b,23cのいずれにも接しておらず、溶着ライン25よりも下側で且つ溶着部分23bの溶着部分23a側に位置している。また、溶着部分31aの上端部も溶着部分23a,23b,23cのいずれにも接しておらず、溶着ライン25よりも下側で且つ溶着部分23bの溶着部分23c側に位置している。これにより、溶着ライン25は溶着ライン29と溶着ライン33を上側で跨るように配置されている。同様に、溶着部分27bの下端部は溶着部分35a,35b,35cのいずれにも接しておらず、溶着ライン37よりも上側で且つ溶着部分35bの溶着部分35a側に位置している。また、溶着部分31bの下端部も溶着部分35a,35b,35cのいずれにも接しておらず、溶着ライン37よりも上側で且つ溶着部分35bの溶着部分35c側に位置している。これにより、溶着ライン37は溶着ライン29と溶着ライン33を下側で跨るように配置されている。
溶着部分23a,23b,23cについは図8に示すように口側の面が凹んだ形になっている。溶着部分35a,35b,35cについても、同様である。溶着部分31a,27aについても図9に示すように口側の面が凹んだ形になっている。溶着部分31b,27bについても、同様である。この状況について図14を用いてさらに説明する。前述したように、マスク本体3は、プリーツ領域7の大部分が3つの不織布で構成されている。すなわち、中央領域21にある溶着部分31aを例に挙げると、口側からみて層39a,39b,39cというように3層になっており、層39aと層39bの不織布が溶着されて溶着部分31aとなっている。このような3層のうち2層が溶着されているのは、溶着部分23a,23b,23c,27a,27b,31a,31b,35a,35b,35cである。そのため、層39c自体には溶着ライン25,29,33,37が形成はされていない。
図15は図1のM−N部分の上側溶着領域と下側溶着領域の溶着部分の図示を省略して開いた状態の正面図であり、図16は図15の状態に対応する背面図であり、図17は図15の状態に対応する右側面図であり、図18は図15の状態に対応する平面図である。図19は、図15の状態に対応する底面図である。なお、左側面図は右側面図と対称に表れる。図20は図15のO−O拡大端面図であり、図21は図20のP−P拡大図である。
図15から図21を用いて、プリーツが広げられた状態を説明する。図15に示すように、溶着ライン25と溶着ライン29と溶着ライン33と溶着ライン37とは、上記したように2つの層が溶着されて溶着されていない周りの部分に比べて硬い状態であり、広げられた状態を保つことが可能になる。特に、溶着ライン25は、ノーズクリップという樹脂材によってマスク本体3の上部側が鼻の形に沿うように形付けられることになるが、その場合には、その形による力のかかり方を吸収することになる。特に1つの連続した繋がった溶着部分ではなく3つの溶着部分23a,23b,23cに分かれており、不織布と溶着部分とが交互に存在する溶着ライン25となっており、柔軟な形状変化が可能であり、上記した鼻の形に沿った形に変形された力の吸収をより適切に行えるものとなっている。このような溶着ライン25と溶着ライン29とはT字状に配列されており、すなわち溶着ライン25の端部である溶着部分23aの端部は溶着ライン29よりも耳掛け部側である外側に位置しており、このような形状により溶着部分による2方向のラインが形成されて硬い部分による面の形が確保され、広げられた際にラインとなる溶着ライン29の形状維持が確保される。この点は、溶着ライン25と溶着ライン33との関係、溶着ライン37と溶着ライン29との関係、溶着ライン37と溶着ライン33との関係も同様である。溶着ライン25、溶着ライン33、溶着ライン37、溶着ライン29により、上と下で外側に突き出した形状ではあるが溶着部分で現れた四角形が浮き上がるような状態になり、立体化したマスクのプリーツ加工の折り目にかかる力に抗して立体形状維持機能が発揮される。
図22は本考案の実施の形態に係るマスクの製品化をイメージした状態であってプリーツを開いた状態を示す全体斜視図である。図22では、外側の層には溶着がなされていなくても、層の厚さとの関係で光の加減で前方からも透けて見えるようなものとなることを示す。
なお、上記実施の形態では、中央領域の溶着部分に関して、3層のうち口側の2層を溶着させたが、3層全てを溶着させてもよい。また、3層のうち口側の層を溶着せず残りの2層を溶着させてもよい。さらに、2層の場合には2層を溶着すればよい。さらに、4層以上の場合に、全ての層を溶着してもよく、一部の連続する層を溶着させてもよい。
また、上記実施の形態では、中央領域の溶着部分に関して、断続的ではあるが1列に配列させるようにしてラインを形成しており、連続させて繋げた溶着ラインとはしていない。これは、硬くなった部分に力が加わりすぎて割れるなどの損傷をできるだけ防止することも考慮したためであるが、下記のように溶着ラインの本数或いは溶着ラインの幅との関係も調整することで、連続させて繋げた溶着ラインとしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、溶着ライン29と溶着ライン33をプリーツの折り目の方向に対して垂直方向とはしていないが、垂直方向として平行としたものであってもよい。また、垂直或いは略垂直な溶着ラインは、2本に限らず、3本以上であってもよい。
さらに、耳掛け部は、紐としたが、耳が掛けられるものであれば、他の形状であってもよい。
さらに、製造工程を簡易化すべく、全てについて超音波による溶着を用いてマスクを作ることにしたが、他の溶着手法が用いられてもよい。また、例えば、マスク本体と耳掛け部との接続についても、溶着が用いられてなくても、例えば糊付け剤などによる他の接続する手法で繋げるものでよい。
さらに、マスク本体の層の中に、具体的には、例えば装着時に一番外側となる層にダチョウ由来の抗体が用いられた不織布の層が用いられてもよい。
さらに、立体形状維持のための溶着ラインの溶着の方法は、超音波による溶着以外の方法であってもよい。
さらに、マスク1は、衛生用マスクであっても、他のマスクであってもよい。
1・・・マスク、3・・・マスク本体、5・・・耳掛け部、17・・・樹脂材、21・・・中央領域、23a,23b,23c,27a,27b,31a,31b,35a,35b,35c・・・溶着部分、25,29,33,37・・・溶着ライン、39a,39b,39c・・・層
Claims (7)
- 一方向に折り目が延びるプリーツ加工が施されたマスク本体と、前記マスク本体の前記一方向における両側のそれぞれに接続した耳掛け部とを備えたマスクにおいて、
前記マスク本体の上部側には、ユーザの鼻のカーブに合わせて変形を可能とするための板状又は棒状の樹脂材が前記一方向に平行して取り付けられており、
前記マスク本体は、複数の不織布の層により構成され、
前記複数の不織布の層のうち連続する一部又は前記複数の不織布の層全てを溶着して形成される第1の溶着部分が、前記マスク本体の中央領域において前記一方向とは略垂直方向に連続又は断続的に配列されて前記マスク本体の中央領域の折り目が広げられた状態では複数の第1の溶着ラインを形成し、当該第1の溶着ラインによって前記中央領域の折り目が広げられた状態でのプリーツの立体形状を保持できるものとし、
前記複数の不織布の層のうち連続する一部又は前記複数の不織布の層全てを溶着して形成される第2の溶着部分が、前記樹脂材と前記複数の第1の溶着ラインのそれぞれの上端部との間で前記一方向と平行して連続又は断続的に配列されることにより前記複数の第1の溶着ラインを跨ぐ第2の溶着ラインが形成されて、当該第2の溶着ラインによって前記中央領域の折り目が広げられた状態でのプリーツの立体形状をさらに保持できるものとした、マスク。 - 前記複数の第1の溶着ラインは、前記マスク本体の中央に向かうにしたがって前記一方向での互いの距離が離れる2本の溶着ラインである、請求項1記載のマスク。
- 前記複数の第1の溶着ラインを跨ぐ前記第2の溶着ラインの少なくとも一方の端部は、前記複数の第1の溶着ラインの位置よりも前記耳掛け部側に向かって延びて位置する、請求項1又は2記載のマスク。
- 前記複数の不織布の層のうち連続する一部又は前記複数の不織布の層全てを溶着して形成される第3の溶着部分が、前記複数の第1の溶着ラインのそれぞれの下端部側で前記一方向と平行して連続又は断続的に配列されることにより前記複数の第1の溶着ラインを跨ぐ第3の溶着ラインが形成されて、当該第3の溶着ラインによって前記中央領域の折り目が広げられた状態でのプリーツの立体形状をさらに保持できるものとした、請求項1から3のいずれかに記載のマスク。
- 前記複数の不織布の層は3層であり、
前記第1の溶着部分、前記第2の溶着部分及び前記第3の溶着部分に関し、前記マスク本体の口に接触する面側からの2層が溶着されて、残余の1層は溶着されていない、請求項4記載のマスク。 - 前記残余の1層は、ダチョウ由来の抗体が用いられた不織布の層である、請求項5記載のマスク。
- 前記溶着には、超音波による溶着が用いられる、請求項1から6のいずれかに記載のマスク。
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