JP4794264B2 - マスク - Google Patents

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Description

本発明は、例えば医療分野、食品分野、各種製造業の分野などで防塵に用いられるマスクに関し、特に衛生マスク、例えば日常生活における花粉症対策、ハウスダスト対策、風邪対策などに有効なマスクに関する。
マスクと顔面の密着性を高めることは、微小粒子の吸い込みを防止する観点から重要である。この目的のために種々の形状のマスクが提案されている。例えば長方形状のマスク本体の長辺に平行に沿って折り畳んで設けられた折り目を有し、該マスク本体の両短辺側に位置する該折り目の両端部を、溶着や接着等に拘束したマスクが提案されている(特許文献1参照)。マスク本体は、その装着状態において口及び鼻に臨み、紙や不織布等の通気性素材からなる。このマスクにおいては、マスク本体の長辺に平行に、長手形状の弾性部材が取り付けられている。この弾性部材の両端部は、マスク本体の両短辺側においてマスク本体と一体化されている。弾性部材としてはプラスチック薄板が用いられる。このマスクを装着する場合には、マスク本体の折り目を拡げて略カップ形状にする。前記の弾性部材は、この略カップ形状が変形するのを阻止する目的で用いられる。
前記のマスクによれば、プラスチック薄板からなる弾性部材を用いることで、確かにマスク本体を拡げたときの略カップ形状が変形しづらくなる。しかし、マスク本体の折り目の入れ方に起因して、マスク本体の折り目を拡げて略カップ形状を形成しても、顔との間に十分な空間が形成されない。また該略カップ形状が顔の凹凸に十分に沿わず、マスク本体と顔との間に隙間が生じる場合がある。
特開平11−99216号公報
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有するの欠点を解消し得るマスクを提供することにある。
本発明は、横方向に延び且つ相対向する上端縁及び下端縁を有する中心板と、
中心板の上端縁に折曲部を位置させて、上向きひだが形成されるように折り畳まれて該中心板に連設された上部板と、
中心板の下端縁に折曲部を位置させて、下向きひだが形成されるように折り畳まれて該中心板に連設された下部板とを備えたマスクであって、
中心板の横中心線に対して、マスクの上側と下側とが非対称な形状になっているマスクを提供することにより前記目的を達成したものである。
また本発明は、横方向に延び且つ相対向する上端縁及び下端縁を有する中心板と、
中心板の上端縁に折曲部を位置させて、上向きひだが形成されるように折り畳まれて該中心板に連設された上部板と、
中心板の下端縁に折曲部を位置させて、下向きひだが形成されるように折り畳まれて該中心板に連設された下部板とを備えたマスクであって、
中心板の横中心線に対して、上向きひだと下向きひだとが非対称な形状になっているマスクを提供するものである。
更に本発明は、部分的に折り重なるようにシート材料が折り畳まれて、横方向に延びる一又は複数のひだが形成されたマスクにおいて、
マスクの左右両側部に、マスクの縦方向に延び且つマスクの縦中心線に向かって凸状形状の連続又は不連続の接合ラインが形成されているマスクを提供するものである。
本発明のマスクは、鼻及び口の周囲を広く覆い、また顔との間に十分な空間を形成する。従って呼吸をしやすく、また顔とマスクとの間の空間が蒸れにくくなる。更に、頬との密着性が高くなり、マスクと顔の間に隙間が生じづらく、花粉や埃などの微小粒子の吸入を効果的に阻止できる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明のマスクの一実施形態を示す正面図が示されている。図2は図
1におけるII−II線断面図である。図2中、紙面の右側が、マスク10の装着状態で肌に対向する側(以下、内側ともいう)であり、紙面の左側が外方を向く側(以下、外側ともいう)である。また図2は、部材の厚みが省略されて描かれている。
図1及び図2に示すマスク10は、マスク本体20と、マスク本体20の左右両側部にそれぞれ取り付けられた耳掛け紐21とを備えている。マスク本体20は全体として横長の矩形をしている。マスク本体20は、シート材料を折り畳んで構成されたものであり、その使用前の状態では実質的に平坦なものである。
マスク本体20は、前記のシート材料の一部から構成される中心板22を備えている。中心板22は横長の矩形をしており、横方向に延び且つ相対向する上端縁23a及び下端縁23bを有する。中心板22の上側には上部板24が連設されている。上部板24は、中心板22の上端縁23aに折曲部を位置させて、前記のシート材料が中心板22の内側に部分的に折り重なるように折り畳まれて中心板22に連設されている。これによって、マスク本体20の横方向に延びる上向きひだ25が形成される。
中心板22の下側には第1の下部板26が連設されている。第1の下部板26は、中心板22の下端縁23bに折曲部を位置させて、前記のシート材料が中心板22の内側に部分的に折り重なるように折り畳まれて中心板24に連設されている。これによって、マスク本体20の横方向に延びる第1の下向きひだ27が形成される。
更に、第1の下部板26には第2の下部板28が連設されている。第2の下部板28は、第1の下部板26の下端縁26aに折曲部を位置させて、前記のシート材料が第1の下部板26の内側に部分的に折り重なるように折り畳まれて第1の下部板26に連設されている。これによって、第2の下向きひだ27の下方の位置に、マスク本体20の横方向に延びる第2の下向きひだ29が形成される。
このように、マスク本体20はその横方向に延びる上向きひだ及び下向きひだを有している。前述の通り、上向きひだは1個形成されており、下向きひだは2個形成されている。即ち本実施形態のマスク10においては、上向きひだの数と下向きひだの数とが異なっている。
マスク本体20の左右両側部にはサイドシート30がそれぞれ取り付けられている。サイドシート30は、幅狭の短冊状の縦長シートをその縦中心線に沿って二つ折りしたものから構成されている。詳細には、縦中心線に沿ってV字状に二つ折りされた状態のサイドシート30によってマスク本体20の側部を挟み込み、該側部が挟み込まれた状態で、該側部とサイドシート30とが接合されている。接合には例えばヒートシールによる融着、接着剤を用いた接着、縫合などが用いられる。図1には、断続的なヒートシール線31によって、サイドシート30によってマスク本体20の側部とが接合されている状態が示されている。サイドシート30は、該サイドシート30によってマスク本体20の側部のエッジを包み込むことで、該エッジが直接肌に触れることを防止するために用いられる。また、エッジ部分からの繊維の欠落、発塵を防止するために用いられる。また、サイドシート30は、上向きひだ25並びに第1の下向きひだ27及び第2の下向きひだ29を構成するシート材料の折り重なり部分を接合して、これらのひだの形態保持性を高めるために用いられる。
マスク本体20がシート材料を折り畳んで構成されていることは先に述べた通りであるが、該シート材料としては1枚のシートを用いてもよく、或いは複数枚のシートを積層して用いてもよい。複数枚のシートを用いることは、各シートに別個の機能を付与することで、マスク本体20に種々の機能を付与することが容易になるという点で有利である。複数枚のシートを用いる場合には、シート間が全面接合されたラミネート状態で用いてもよく、或いはシート間が離間した状態で用いてもよい。本実施形態においては3枚のシートを重ね合わせて用いている。
マスク本体20を構成するシート材料としては、通気性を有するものであればその種類に特に制限はない。加工のしやすさや経済性の観点からは不織布を用いることが好ましい。不織布としては、例えばメルトブローン不織布、スパンボンド不織布、エアスルー法によるサーマルボンド不織布、スパンレース不織布などの種々の不織布を用いることができる。これら種々の不織布を適宜組み合わせて、マスク本体20に所望の機能を付与することができる。本実施形態においては、最も内側に肌触りの良好な不織布であるサーマルボンド不織布を用い、最も外側に強度の高い不織布であるスパンボンド不織布を用い、両不織布の間に微小粒子のフィルター機能の高い不織布であるメルトブローン不織布を用いている。各不織布の坪量に特に制限はないが、マスク本体20の柔軟性や強度等を考慮すると、それぞれ10〜50g/m2程度であることが好ましい。
図1に示すように、中心板22には、その横中心線Lに沿って細幅で長手形状の弾性部材32が取り付けられている。中心板22の横中心線Lとは、中心板22を上下に二等分する位置にある直線をいう。弾性部材32の長さは、マスク本体20の横幅よりも若干短くなっている。また、弾性部材32の取付位置は、マスク本体20の横中心線の位置とも一致している。マスク本体20の横中心線とは、マスク本体20を上下に二等分する位置にある直線をいう。弾性部材32の取付位置をこのようにすることで、本実施形態のマスク10を装着した場合、マスク本体20の略カップ形状を効果的に維持することができる。弾性部材32は、これをその幅方向に沿って折り曲げた場合に、曲げ回復性を有するものである。弾性部材32としては、例えば合成樹脂製の薄板などを用いることができる。
弾性部材32はマスク本体20の外側又は内側に取り付けることができる。マスク本体20が複数枚のシートから構成されている場合には、シート間に挟持固定することもできる。本実施形態においては、最も外側に位置するシートと、そのすぐ内側に位置するシートとの間に弾性部材32が配されている。両シートは、マスク本体の横方向に延びる断続的な2本のヒートシール線33によって接合されており、この2本のヒートシール線33の間に筒状の空間が形成されている。この筒状の空間内に弾性部材32が配されている。
図1に示すように、上部板24の上端縁の近傍、即ちマスク本体20の上端縁の近傍には、マスク本体20の横方向に延びるノーズクランプ34が取り付けられている。ノーズクランプ34は、細幅で長手形状をしている。ノーズクランプ34の長さは、マスク本体20の横幅よりも若干短くなっている。ノーズクランプ34は、マスク10を装着した場合に、マスク本体20の上端縁及びその近傍の部位が鼻の凹凸形状に沿うようにするために用いられる。この観点から、ノーズクランプ34は塑性変形可能な材料からなることが好ましい。ノーズクランプ34は、例えば金属製の薄板からなる。
ノーズクランプ34はマスク本体20の外側又は内側に取り付けることができる。マスク本体20が複数枚のシートから構成されている場合には、シート間に挟持固定することもできる。本実施形態においては、最も外側に位置するシートと、そのすぐ内側に位置するシートとの間にノーズクランプ34が配されている。両シートは、マスク本体の横方向に延びる断続的な2本のヒートシール線35によって接合されており、この2本のヒートシール線35の間に筒状の空間が形成されている。この筒状の空間内にノーズクランプ34が配されている。
先に説明したサイドシート30とは別に、マスク本体20の左右両側部には、マスクの縦方向に延びる一対の接合ライン36が形成されている。接合ライン36は連続又は不連続に形成することができる。本実施形態においては、図1に示すように、接合ライン36は不連続に形成されている。各接合ライン36は、マスク本体20の縦中心線に向かって凸状形状になっている。同図においては、接合ライン36滑らかに湾曲した曲線になっている。しかし、接合ライン36の形状はこれに限られず、例えば「く」字状の直線でもよく、或いは曲線と直線とを組み合わせた凸状形状でもよい。各接合ライン36は、マスク本体20の縦中心線に関して対称な位置に、対称な形で形成されている。マスク本体20の縦中心線とは、マスク本体20を左右に二等分する位置にある直線をいう。
各接合ライン36は、中心板22の上下に形成されている上向きひだ25及び第1の下向きひだ27を構成するシート材料の折り重なり部分を接合するように形成されている。更に各接合ライン36は、第2の下向きひだ29を構成するシート材料の折り重なり部分も接合するように形成されている。接合ライン36は、例えばヒートシールによる融着、接着剤を用いた接着、縫合によって形成することができる。
各接合ライン36は、それらの湾曲の頂点を結ぶ仮想直線を考えた場合、その仮想直線の位置が、中心板22の横中心線Lの位置と一致するように形成されている。更にその仮想直線の位置が、マスク本体20の横中心線の位置と一致するように形成されている。
以上の構成を有するマスク10を装着するときには、マスク本体20の上端縁及び下端縁を指で把持し、マスク本体20を縦方向に引き伸ばす。これによって図3に示すように、マスク本体20に形成されていた各ひだが引き伸ばされて、マスク本体20は外側に凸状の略カップ形状に変形する。ここで、先に述べた説明から明らかなように、本実施形態においては、中心板22の横中心線Lに対して、マスク本体20の上側と下側とが非対称な形状になっている。詳細には、中心板22の横中心線Lに対して、マスク本体20の上側には上向きのひだが1個形成されているのに対して、マスク本体20の上側には下向きのひだが2個形成されている。その結果、マスク本体20を縦方向に引き伸ばしたときに、中心板22の横中心線Lに対して下側の方が上側に比べて引き伸ばしの程度が大きくなる。その結果、略カップ形状の空間が大きく形成される。下側の引き伸ばしの程度が大きくなることは、凹凸の変化が激しい部位である口から顎にかけての部位を十分に被覆できる点から有利である。更に、引き伸ばしの程度が大きくなることで、着用者の顔のサイズに合わせてマスク本体20の略カップ形状の大きさを調整しやすくなる。つまり、マスク本体20のサイズ適応性が広くなるという利点がある。更に、マスク10を装着する際に、マスク10の上部板24と下部板28をそれぞれ指でつまみ上下に引き伸ばすと、略カップ形状の空間が常に外側に向かって凸状に形成され、空間の内側面が常に装着者の口元側に位置するようになる。従ってマスク10を、その表裏面を間違えずに装着することができる。
上述のように、本実施形態にマスク10においては、中心板22の横中心線Lに対してマスク本体20の上側と下側とでひだの数が異なることで、中心板22の横中心線Lに対して、マスク本体20の上側と下側とが非対称な形状になっている。しかし、本発明にいう非対称な形状とはこのような場合に限られず、それ以外に例えば、(イ)中心板22の横中心線Lに対して、マスクを装着する際の上側の引き伸ばしの程度と下側の引き伸ばしの程度が異なる場合、(ロ)中心板22の横中心線Lに対して上側と下側のシート形状が異なる場合などがあげられる。中心板22の横中心線Lに対して、マスク本体20の上側と下側とが非対称な形状になっていることで、マスク10を装着するときに着用者の口元に形成されるカップ形状の空間を十分に大きくすることができる。また、凹凸の変化が激しい部位である口から顎にかけての部位を十分に被覆することができる。更に、鼻の上部分におけるシートのだぶ付きをおさえることが可能となる。
図4には、本実施形態のマスク10を装着した状態が示されている。マスク10においては、マスク本体20の中心板22が、着用者の口及びその周囲を覆っている。また上部板24が、着用者の鼻及びその周囲を覆っている。更に、第1の下部板26及び第2の下部板28が、着用者の顎及びその周囲を覆っている。中心板22には、弾性部材32が取り付けられているので、着用者の口と中心板22との間に形成される空間が安定的に保持される。その結果、マスク10の装着状態において着用者は呼吸をしやすく、また着用者の顔とマスクとの間の空間が蒸れにくくなる。
更に特筆すべきは、マスク10の装着状態において、マスク本体20の左右両側部に形成された湾曲形状の接合ライン36が、着用者の頬骨の形状に沿うことである。これによって、マスク本体20が着用者の頬へ一層フィットしやすくなる。その結果、マスクと顔の間に隙間が一層生じづらくなり、花粉や埃などの微小粒子の吸入を効果的に阻止できる。特に、各接合ライン36の湾曲の頂点を結ぶ仮想直線の位置が、中心板22の横中心線Lの位置と一致する場合には、接合ライン36が、着用者の頬骨の形状に一層沿いやすくなる。同様に、仮想直線の位置が、マスク本体20の横中心線の位置と一致する場合にも、接合ライン36が、着用者の頬骨の形状に一層沿いやすくなる。
接合ライン36を着用者の頬骨の形状に効果的に沿わせるためには、該接合ライン36が、マスク本体20を構成するシート材料の折りの起点となるように形成されていることが好ましい。この観点から、接合ライン36はヒートシールによる融着で形成されていることが好ましい。
次に本発明の別の実施形態を、図5を参照しながら説明する。なお本実施形態において特に説明しない点については、先に述べた実施形態に関する説明が適宜適用される。また図5において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
図5に示す実施形態のマスク10においては、マスク本体20が、中心板22及びそれにそれぞれ連設された上部板24及び下部板37を有している。上部板24は、中心板22の上端縁23aに折曲部を位置させて、シート材料が中心板22の内側に部分的に折り重なるように折り畳まれて中心板22に連設されている。これによって、マスク本体20の横方向に延びる上向きひだ25が形成される。一方、下部板37は、中心板22の下端縁23bに折曲部を位置させて、シート材料が中心板22の内側に部分的に折り重なるように折り畳まれて中心板22に連設されている。これによって、マスク本体20の横方向に延びる下向きひだ38が形成される。このように、本実施形態においては、ひだの数は、中心板22の横中心線Lに対して同数になっている。
ひだの数は、中心板22の横中心線Lに対して同数ではあるものの、上向きひだ25と下向きひだ38とは、中心板22の横中心線Lに対して非対称に形成されている。詳細には、上向きひだ25よりも下向きひだ38の方が、ひだが深く形成されている。その結果、先に述べた実施形態と同様に、中心板22の横中心線Lに対して下側の方が上側に比べて引き伸ばしの程度が大きくなる。その結果、マスク本体20を引き伸ばしたときに、略カップ形状の空間が大きく形成され、着用者の鼻及び口の周囲を広く覆うようになる。
以上の各実施形態のマスクは、花粉やハウスダストの吸い込み防止に特に効果的であるが、それ以外の用途にも勿論適用することができる。例えば風邪マスク、外科手術を始めとする医療分野で用いられるマスク、食品の製造、調理、弁当の製造を始めとする食品分野で用いられるマスク、半導体製造用のクリーンルームで用いられるマスク、各種製造業の分野などで防塵に用いられるマスクとして、本発明のマスクを用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図1ないし図4に示す実施形態においては、中心板22の横中心線Lに対して、マスク本体20の上側よりも下側の方がひだの数が多かったが、これに代えて、マスク本体20の下側よりも上側のひだの数を多くしてもよい。また、ひだの数は前記実施形態に制限されない。
また、図1ないし図4に示す実施形態においては、マスク本体20を構成するシート材料が、中心板22の内側に部分的に折り重なるように折り畳まれて上向きひだ25及び下向きひだ27が形成されているが、これとは逆にシート材料が、中心板22の外側に部分的に折り重なるように折り畳まれて上向きひだ及び下向きひだを形成してもよい。図5に示す実施形態についても同様である。
また図5に示す実施形態においては、上向きひだ25よりも下向きひだ38の方が、ひだが深く形成されていたが、これに代えて、下向きひだ38よりも上向きひだ25を深く形成してもよい。
また図1ないし図4に示す実施形態及び図5に示す実施形態においては、各接合ライン36の湾曲の頂点を結ぶ仮想直線の位置が中心板22の横中心線Lの位置と一致していたが、仮想直線の位置はこれに限られず、中心板22の横中心線Lよりも上側又は下側に偏倚していてもよい。同様に、前記の仮想直線の位置は、マスク本体20の横中心線よりも上側又は下側に偏倚していてもよい。
また図1ないし図4に示す実施形態と図5に示す実施形態とを組み合わせることも可能である。例えば、マスク本体の中心板の横中心線に対して上側に位置する上向きひだの数と、下側に位置する下向きひだの数とを異ならせ、且つ中心板に連設された上向きひだの深さと下向きひだの深さとを異ならせてもよい。
更に本発明においては、マスク本体の左右両側部に湾曲接合ラインを形成する場合に、マスク本体のひだの数は一個でもよい。またひだを複数形成する場合には、該ひだの向きは一方向、即ち下向きのみ或いは上向きのみでもよい。
また、図1ないし図4に示す実施形態及び図5に示す実施形態では、中心板22の横中心線Lの上側と下側のシート形状は矩形形状であったが、シート形状が互い異なっていることで非対称になっていても構わない。例えば、図6に示すように、中心板22の横中心線Lの上側は矩形形状、下側は、横中心線Lに対して、マスク底辺が短いような台形形状でもよく、或いはマスク底辺に一部曲線を設けても構わない。
本発明のマスクの一実施形態を示す正面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1に示すマスクを拡げた状態を示す斜視図である。 図1に示すマスクを装着した状態を示す図である。 本発明のマスクの別の実施形態を示す正面図及び断面図である。 本発明のマスクの更に別の実施形態を示す正面図及び断面図である。
符号の説明
10 マスク
20 マスク本体
22 中心板
24 上部板
25 上向きひだ
26 第1の下部板
27 第1の下向きひだ
28 第2の下部板
29 第2の下向きひだ
36 接合ライン
37 下部板
38 下向きひだ

Claims (8)

  1. 横方向に延び且つ相対向する上端縁及び下端縁を有する中心板と、
    中心板の上端縁に折曲部を位置させて、上向きひだが形成されるように折り畳まれて該中心板に連設された上部板と、
    中心板の下端縁に折曲部を位置させて、下向きひだが形成されるように折り畳まれて該中心板に連設された下部板とを備えたマスクであって、
    中心板の横中心線に対して、マスクの上側と下側とが非対称な形状になっており、
    幅狭の短冊状の縦長シートをその縦中心線に沿ってV字状に二つ折りしたサイドシートによってマスクの左右両側部を挟み込み、該側部が挟み込まれた状態で、該側部とサイドシートとが直線状に接合されており、
    マスクの左右両側部に、該側部とサイドシートとの接合とは別に、マスクの縦方向に延び且つマスクの縦中心線に向かって凸状形状の連続又は不連続の接合ラインが形成されているマスク。
  2. マスクの縦中心線に向かう凸状形状の接合ラインの端部は、マスクの上端及び下端から離れた位置にある請求項1に記載のマスク。
  3. マスクの縦中心線に向かう凸状形状の接合ラインは、上向きひだ及び下向きひだの折り重なり部分を接合するように形成されている請求項1又は2に記載のマスク。
  4. マスクの縦中心線に向かう凸状形状の各接合ラインの頂点を結ぶ仮想直線の位置が、中心板の横中心線の位置と一致している請求項1ないし3のいずれか一項に記載のマスク。
  5. マスクの縦中心線に向かう凸状形状の各接合ラインの頂点を結ぶ仮想直線の位置が、マスク全体の横中心線の位置と一致している請求項1ないし4のいずれか一項に記載のマスク。
  6. マスクの縦中心線に向かう凸状形状の接合ラインが、サイドシートよりも内寄りの位置に形成されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載のマスク。
  7. スクの左右両側部に、サイドシートとは別に、マスクの縦方向に延び且つマスクの縦中心線に向かって凸状形状の連続又は不連続の接合ラインが形成されている請求項1ないし6のいずれか一項に記載のマスク。
  8. マスクの縦中心線に向かう凸状形状の接合ラインは、前記中心板の上下に形成されている上向きひだ及び下向きひだを接合するように形成されている請求項1ないし7のいずれか一項に記載に記載のマスク。
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