JP4990228B2 - 衛生マスク - Google Patents

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本発明は、衛生マスクに関する。例えば、着用者が埃、花粉等を吸い込むことを防止するためなどに用いられる衛生マスクに関する。
従来、この種の衛生マスクとしては、例えば、着用者の鼻口部を覆う本体部が備えられ、本体部には、上下方向に折り畳まれたプリーツが形成されているものが知られている(特許文献1)。特許文献1のごとく、プリーツが本体部に形成されている衛生マスクは、着用されないときに略扁平状となり得る一方で、着用されるときにプリーツが上下方向に広がることにより、着用者の鼻頭部を覆う部位が前方側に突出した立体的な形状となり得る。
しかしながら、斯かる衛生マスクは、プリーツが上下方向に自在に広がるように比較的柔軟な部材で形成されているため保形性が低く、その保形性の低さゆえ着用している間に変形しやすく、口部を覆う部位の内側面が、着用者の唇と当接しやすいという問題がある。即ち、斯かる衛生マスクは、具体的には、その内側面に着用者の口紅等が付着しやすいという問題などがある。
これに対して、口部を覆う部位に略水平に帯状の弾性部材が備えられ、かつ本体部にプリーツが形成されている衛生マスクが提案されている(特許文献2)。特許文献2のごとく、帯状の弾性部材が備えられ、かつ本体部にプリーツが形成されている衛生マスクは、帯状の弾性部材が、着用時にその端部が近づくことになり、その弾性によって略円形をなすように変形することから、口部を覆う部位が前方側に膨出し、唇と本体部の内側面との間により広い空間が生じ得るため、本体部の内側面と唇とが接触しにくいものとなる。
ところが、斯かる衛生マスクは、弾性部材という別の部材を要し、さらに、本体部に帯状の弾性部材を取り付けるという煩雑な製造工程を要するという問題がある。
特開2001−314520号公報 特開2001−269418号公報
本発明は、上記の問題点等に鑑み、着用者の唇と当接しにくく、しかも比較的簡便に製造され得る衛生マスクを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、本発明に係る衛生マスクは、着用者の鼻口部を覆う本体部が備えられ、前記本体部には、上下方向に折り畳まれたプリーツが形成されている衛生マスクであって、前記本体部は、熱溶融可能な合成繊維を含んでなり、前記本体部の、着用者の口部を覆う部位には、溶融されて固化されてなる溶融固化部が備えられ、該溶融固化部は、弾性により着用状態では前記本体部の口部を覆う部位を前方側に膨出させるように構成されていることを特徴とするものである。
上記構成からなる衛生マスクによれば、前記本体部は、熱溶融可能な合成繊維を含んでなり、前記本体部の、着用者の口部を覆う部位には、溶融されて固化されてなる溶融固化部が備えられ、該溶融固化部は、弾性により着用状態では前記本体部の口部を覆う部位を前方側に膨出させるように構成されていることにより、前記本体部の口部を覆う部位を前方側に膨出させ得る弾性部材を別途取り付けなくとも、着用者の唇と前記本体部の内側面との間により広い空間が生じ得る。即ち、前記溶融固化部は、熱溶融可能な合成繊維を含んだ前記本体部が溶融されたあとに固化されて形成されているため、熱溶融可能な合成繊維同士が溶着されることなどにより、他の部位よりも弾性が高くなっており、前記溶融固化部は、前記本体部が着用された状態、即ち、前記溶融固化部の端縁を近づけるように曲げられた状態では、前記溶融固化部が弾性により略円形の形態をなし、該溶融固化部の中央付近が膨出する形状となり得る。従って、着用者の唇と前記本体部の内側面との間により広い空間が生じ得る。
本発明に係る衛生マスクは、前記溶融固化部は、前記本体部の内側面が合掌状に重ねられて溶着され、前方側に突出するように形成されている前記溶融固化部が、前記本体部の内側面が合掌状に重ねられて溶着されていることにより、前記溶融固化部の弾性がより高くなり、より確実に着用者の唇と前記本体部の内側面との間に空間が生じ得るという利点がある。また、前記溶融固化部が前方側に突出するように形成されていることにより、前記溶融固化部と着用者の唇とが当接し得ないという利点がある。
また、本発明に係る衛生マスクは、前記本体部を着用可能とすべく該本体部に取り付けられた耳掛部が備えられ、前記本体部は、前記溶融固化部が横方向に延在し、該溶融固化部に沿って内側に折り曲げられ内面同士が固着された内面固着部が前記本体部の横方向の両端縁側に形成されてなり、前記耳掛部は、紐状体の両端部が前記本体部の両端縁部に取り付けられて形成され、前記紐状体の両端部が取り付けられた取付部位は、前記本体部の前記内面固着部より上側と下側とに配されていることが好ましい。
上記構成により、後述するように、前記内面固着部を介して前記溶融固化部の端縁を着用者の頬部へ近づけるような力が作用し得るため、前記本体部の横端縁部がより着用者の頬部と密着しやすくなり得るという利点がある。さらには、前記内面固着部を介して前記溶融固化部の端縁を着用者の頬部へ近づけるような力が作用し得ることにより、前記溶融固化部の端縁同士がより近くなるように曲げられ、該溶融固化部が弾性によってより円形に近い形態をなし、該溶融固化部の中央付近がより膨出する形状になり得るため、着用者の唇と前記本体部の内側面とが、より当接しにくくなるという利点がある。
また、本発明に係る衛生マスクは、前記本体部の前方側又は後方側のいずれか一方側で、折り畳まれることにより形成された突条の全てが上方側又は下方側のいずれか一方側へ向くように備えられていることが好ましい。斯かる構成を有する衛生マスクは、前記本体部2を形成する部材を階段状に折り畳むことにより前記突条を形成できるため、前記本体部2の作製が簡便になるという利点がある。
本発明に係る衛生マスクによれば、前記本体部の口部を覆う部位を前方側に膨出させ得る弾性部材を別途取り付けることなく、前記溶融固化部により、着用者の唇と前記本体部の内側面との間により広い空間を生じさせることができる。従って、本発明に係る衛生マスクは、着用者の唇と当接しにくく、しかも比較的簡便に製造され得るという効果を奏する。
本発明に係る衛生マスクは、着用者の鼻口部を覆う本体部が備えられ、前記本体部には、上下方向に折り畳まれたプリーツが形成されている衛生マスクであって、前記本体部は、熱溶融可能な合成繊維を含んでなり、前記本体部の、着用者の口部を覆う部位には、溶融されて固化されてなる溶融固化部が備えられ、該溶融固化部は、弾性により着用状態では前記本体部の口部を覆う部位を前方側に膨出させるように構成されている。
まず、本発明に係る衛生マスクの第一実施形態について、図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1には、第一実施形態の衛生マスク1を正面から見た正面図を示す。図2には、第一実施形態の衛生マスク1が着用された状態を斜め上から見た斜視図を示す。また、図3には、図1における第一実施形態の衛生マスク1がA−A断面において切断された断面図を示す。
第一実施形態の衛生マスク1は、熱溶融可能な合成繊維を含み着用者の鼻口部を覆う略矩形状の本体部2と、該本体部2の横方向の両端側を着用者の後方側へ引き寄せて保持させるべく前記本体部2に取り付けられた保持部とが備えられている。また、前記本体部2には、前記本体部2の横方向に延在する折り目4で上下方向に折り畳まれたプリーツ5が形成されている。さらに、前記本体部2には、溶融されて固化されてなる溶融固化部6が、着用者の口部を覆う部位に横方向に延在して備えられている。
より詳しくは、図1に示すように、第一実施形態の衛生マスク1は、熱溶融可能な合成繊維を含み着用者の鼻口部を覆う横長で略長方形状の前記本体部2と、前記本体部2の横それぞれの端縁部に取り付けられ着用者の耳部に掛け回され得る、前記保持部としての耳掛部3とが備えられている。
また、図1乃至図3に示すように、前記本体部2には、該本体部2の横方向に延在している折り目4で上下方向に折り畳まれ、所望幅で折り返された複数のプリーツ5が形成されている。また、前記本体部2の横端縁部それぞれには、該横端縁部において前記プリーツ5が上下方向に広がることを抑制すべく、プリーツ固定部8が形成されている。
さらに、図1乃至図3に示すように、前記本体部2には、着用者の口部を覆う部位、即ち、前記本体部2の上下幅の略中央で、前記溶融固化部6が横方向に直線状に延在して備えられている。
本実施形態の衛生マスク1は、着用者の唇を覆う部位において、前記溶融固化部6が前記本体部2の他の部位よりも弾性が高くなっているため、着用状態では、前記溶融固化部6の弾性により前記本体部2の口部を覆う部位が膨出し得る。従って、着用者の唇と前記本体部2の内側面との間により広い空間が生じ、本発明に係る衛生マスク1は、着用者の唇と当接しにくくなる。しかも、前記本体部2の口部を覆う部位を前方側に膨出させる弾性部材を別途設けることなく、前記本体部2を形成する部材により前記溶融固化部6が製造されることから、比較的簡便に製造され得る。
前記本体部2としては、熱溶融可能な合成繊維を含んでいるものであれば特に限定されるものではないが、前記溶融固化部6が超音波溶着や加熱溶着等によってより形成されやすいという点で、熱可塑性繊維が含まれているものが好ましい。
前記熱可塑性繊維としては、ポリオレフィン繊維(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維)、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維などが例示される。なかでも経済性に優れる(比較的安価)という点でポリオレフィン繊維又はポリエステル繊維が好ましい。
前記本体部2を形成している部材としては、通気性があり、着用者が埃、花粉等を吸い込むことを防止し得るものが好ましく、例えば、編布、織布、不織布等が挙げられ、なかでも通気性に優れ、経済性に優れる(比較的安価)という点で不織布が好ましい。
前記不織布としては、例えば、繊維ウエブをニードルパンチや水流絡合などの手段によって絡合処理した不織布、繊維ウエブの構成繊維を接着させた不織布などが挙げられる。また、前記不織布としては、例えば、帯電加工されたメルトブロー不織布、ウイルス吸着剤で処理された不織布、活性炭や消臭材等で処理された不織布等が挙げられる。なお、これら不織布が組み合わされて積層されたものが前記本体部2を形成している部材として挙げられる。
前記不織布の目付は、30〜200g/m2であることが好ましい。前記不織布の目付が30g/m2以上であることにより、粉塵がより捕集されやすくなり、衛生マスク1の強度がより大きくなるという利点があり、200g/m2以下であることにより、通気抵抗が抑制され、着用者の息苦しさがより感じられにくくなるという利点がある。
なお、前記本体部2を正面から見た形状としては、特に限定されず、略長方形状、略正方形状、略台形状などが例示される。
前記溶融固化部6は、熱溶融可能な合成繊維を含んだ前記本体部2の一部が溶融されて固化されて形成されている。前記溶融の手段としては、加熱溶融、超音波溶融などが挙げられる。また、前記固化の手段としては、通常、室温での放置が採用される。
前記溶融固化部6は、熱溶融可能な合成繊維を含んだ前記本体部2の一部が溶融されたあとに固化されて形成されているため、熱溶融可能な合成繊維同士が溶着されることなどにより、前記本体部2の他の部位より弾性が高くなっている。従って、前記溶融固化部6は、前記本体部2が着用された状態、即ち、前記溶融固化部6の端縁を近づけるように曲げられた状態では、前記溶融固化部6が弾性により略円形の形態をなし、該溶融固化部6の中央付近が膨出する形状となり得る。このように、前記溶融固化部6は、弾性により着用状態では前記本体部2の口部を覆う部位を前方側に膨出させるように構成されている。
前記溶融固化部6は、図1および図3(a)に示すように、前記本体部2の上下幅の略中央で横方向に直線状に延在している。前記本体部2の上下幅の略中央で直線状に延在していることにより、前記溶融固化部6が着用者の口部を覆う部位に形成されており、図2に示すように、着用したときに着用者の口部を覆う部位が前方側に膨出し、着用者の唇と前記本体部2の内側面との間により広い空間が生じ、衛生マスク1が着用者の唇と当接しにくくなる。なお、前記溶融固化部6が形成され得る部位は、前記本体部2において着用者の口部を覆う部位であり、前記本体部2の上下幅の略中央付近に限定されない。
なお、前記溶融固化部6は、例えば、一定幅のある帯状に延在しているものでもよい。また、前記溶融固形部6は、前記本体部2の横端縁まで延在しているものでもよく、前記本体部2の横方向の中央付近に延在しているものであってもよい。
前記溶融固化部6は、図3(b)に示すように、前記本体部2の内側面が合掌状に重ねられて溶着され、前方側に突出するように形成されている
前記溶融固化部6が、前記本体部2の内側面が合掌状に重ねられて溶着されていることにより、前記溶融固化部6の弾性がより高くなり、より確実に着用者の唇と前記本体部2の内側面との間に空間が生じ得るという利点がある。また、前記溶融固化部6が前方側に突出するように形成されていることにより、前記溶融固化部6と着用者の唇とが当接しないという利点がある。
前記プリーツ5は、前記本体部2を形成する部材が、前記本体部2の横方向に延在している折り目4で上下方向に折り畳まれ、所望幅となるように折り返されて形成されている。具体的には、前記プリーツ5は、図3に示すように、前記本体部2の上半分と下半部とにそれぞれ2つずつ形成され、前記本体部2を上下方向幅で2等分する中心線に対して対称となるように形成されている。
なお、前記プリーツ5が前記本体部2に形成されている数は特に限定されるものではなく、適宜所望のものとされ得る。また、前記本体部2の横方向に延在している折り目4で上下方向に折り畳まれ、折り返されて形成されている前記プリーツ5の上下幅は、特に限定されるものではなく、適宜所望のものとされ得る。
前記プリーツ固定部8は、前記本体部2の横端縁部それぞれにおいて、前記プリーツ5が上下方向に広がることを抑制すべく、前記本体部2を形成する部材の内側面および外側面が、加熱溶着、超音波溶着などによって溶着されることにより形成されている。
前記プリーツ固定部8は、具体的には、例えば図1に示すように点状に形成されている。また、前記プリーツ5を上下方向に横断するようにして、前記本体部2の横端縁部で線状に並ぶように形成されている。
なお、前記プリーツ固定部8は、前記本体部2の横端縁部において、前記本体部2を形成する部材の内側面および外側面が面状に溶着されることにより形成されていてもよい。
前記プリーツ固定部8が形成されていることにより、着用されたときに前記本体部2の横端縁部で前記プリーツ5が上下方向に広がりにくくなる。一方で、前記本体部2の横方向中央付近で前記プリーツ5が上下方向に広がるため、前記本体部2が、着用者の鼻頭部を覆う部位で前方側に突出した立体的な形状になりやすい。
前記保持部としての前記耳掛部3は、着用者の耳に掛け回すべく、通常、前記本体部2の両側に備えられている。また、前記耳掛部3としては、弾性を有し、伸長または収縮可能な線材で構成されているものが挙げられ、具体的には、ゴム紐等により構成されているものが例示される。
なお、前記保持部としては、前記本体部2の横両端部を着用者の後方側へ引き寄せて保持させるべく前記本体部2に取り付けられたものであればよく、例えば、前記本体部2の右端縁部と左端縁部とに溶着され、着用者の後頭部に掛け回されて前記本体部2を保持させるものなどが例示される。
次に、本発明に係る衛生マスクの第二実施形態について、図面を参照しつつ詳しく説明する。
図4には、第二実施形態の衛生マスクが着用された状態を斜め上から見た斜視図を示す。また、図5には、上下方向幅を略2等分する中心線で、下半分を内側に折り畳んだ第二実施形態の衛生マスクを正面から見た正面図を示す。
第二実施形態の衛生マスクは、第一実施形態の衛生マスク1と同様に、熱溶融可能な合成繊維を含み着用者の鼻口部を覆う略矩形状の本体部2が備えられている。また、前記本体部2を着用可能とすべく該本体部2の横それぞれの端縁部に取り付けられ着用者の耳部に掛け回される耳掛部3が備えられている。前記耳掛部3は、紐状体の両端部が前記本体部2の両端縁部に取り付けられて形成されている。
また、前記本体部2には、前記本体部2の横方向に延在する折り目4で上下方向に折り畳まれたプリーツ5が形成されている。さらに、前記本体部2には、溶融されて固化されてなる溶融固化部6が、着用者の口部を覆う部位に横方向に延在して備えられている。
さらに、第二実施形態の衛生マスクは、図4および図5に示すように、前記溶融固化部6に沿って内側に折り曲げられ内面同士が固着された内面固着部7が前記本体部2の横方向の両端縁側に形成されている。
詳しくは、第二実施形態の衛生マスクは、2つの前記耳掛部3が、前記本体部2の横端縁部にそれぞれ取り付けられている。前記耳掛部3の前記紐状体の両端部が取り付けられた取付部位9は、前記溶融固化部6の延在方向に対して上下両側で、且つ前記本体部2の前記内面固着部7より上側と下側とに配されている。具体的には、図4に示すように、略矩形状の前記本体部2の右端縁部の上下端縁部2ヶ所を取付部位9として前記耳掛部3の1つが取り付けられ、略矩形状の前記本体部2の左端縁部の上下端縁部2ヶ所を取付部位9として前記耳掛部3のもう1つが取り付けられている。
さらに詳しくは、第二実施形態の衛生マスクは、図5に示すように、前記溶融固化部6に沿って略2等分となるように上下方向に内側に折り曲げられた前記本体部2において、その横端縁部が上下方向に折り畳まれて内側面同士が合掌状に重ねられて前方側に突出するように固着されて、前記内面固着部7が形成されている。なお、固着する手段としては、接着剤を用いる接着、又は、加熱溶着や超音波溶着などの溶着が例示される。
第二実施形態の衛生マスクの前記本体部2は、略矩形状である。略矩形状の前記本体部2であることにより、前記本体部2を形成する部材を折り畳んで折り返し、プリーツを形成させて、特殊な形状に切断加工せずとも前記本体部2が製造でき、前記本体部2を形成する部材の歩留まりが高まるという利点がある。
第二実施形態の衛生マスクの前記耳掛部3は、前記紐状体が、前記溶融固化部6の延在方向に対して上下両側で、且つ前記本体部2の前記内面固着部7より上側と下側とに配された取付部位9で取り付けられて形成されている。この構成により、前記本体部2の横端縁部の複数の取付部位9で前記耳掛部3が取り付けられているため、着用時に前記本体部2が安定して保持されるという利点がある。
前記本体部2の横端縁部における前記取付部位9の間隔は、通常、着用時に耳部への掛け回される耳部の上下幅程度に設定される。前記取付部位9が前記本体部2の上下端縁部に近づき、着用時に前記本体部2の上下端縁部がより着用者の頬部に引き寄せられ、前記本体部2の上下端縁部と頬部とがより密着しやすくなるという点では、前記本体部2の横端縁部における前記取付部位9の間隔は、広い方が好ましい。
第二実施形態の衛生マスクの前記内面固着部7は、前記本体部2において横方向に延在している前記溶融固化部に沿って前記本体部2が内側に折り曲げられ、前記本体部2の内面同士が固着されて形成されている。前記内面固着部7は、前記本体部2の横方向の両端縁側に形成されている。
前記内面固着部7は、図5に示すように、前記本体部2の横方向の端縁部に形成されていることが好ましい。前記本体部2の横方向の端縁部に形成されていることにより、折り畳まれて固着されている長さ分だけ前記本体部2の横端縁部の上下方向幅が短くなっているため、前記本体部2の横方向の中央付近にあるプリーツが着用時に上下方向に開く際、前記本体部2を側面側から見た前記本体部2の形状が外観上好適な扇状に近い形状になりやすいという利点がある。
なお、前記内面固着部7は、前記プリーツ5のように、前記本体部2の横方向に延在している折り目4で上下方向に折り畳まれ、所望幅となるように折り返されて形成されているものではなく、前記本体部2の横端縁部における前記取付部位9の間隔を短くすべく、又は、前記本体部2の横端縁部の上下方向幅を短くすべく前記プリーツ5が形成された前記本体部2が上下方向に折り畳まれて固着されて形成されているものである。
さらに、前記内面固着部7が形成されていることによる作用について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図6および図7は、前記溶融固化部6が前記本体部の上下方向の中央付近で前記本体部2の右端縁から左端縁まで延在している衛生マスクについて、着用時の状態を示している。詳しくは、図6(a)は、前記内面固着部7が形成されていない衛生マスクが着用されたときの状態を着用者の左方向から見た簡略模式図であり、図6(b)は、同様の状態を着用者の斜め上方から見た簡略模式図である。図7(a)は、前記内面固着部7が形成された第二実施形態の衛生マスクが着用されたときの状態を着用者の左方向から見た簡略模式図であり、図7(b)は、同様の状態を着用者の斜め上方から見た簡略模式図である。
本実施形態の衛生マスクは、着用時に前記溶融固化部6の端縁が近づくように曲げられた状態となり、前記溶融固化部6の端縁付近で、前記溶融固化部6の弾性により、前記本体部2が外側へ付勢する力(例えば、図6(b)の矢印で表示)がはたらいている。従って、その付勢力が前記本体部2の横端縁部を着用者の頬部から遠ざけるようにはたらき、前記内面固着部7が形成されていない衛生マスクにおいては、図6(a)および図6(b)に示すように、前記本体部2の端縁部と着用者の頬部との間に隙間(点線の両矢印で表示)が生じやすい。
一方、第二実施形態の衛生マスクは、前記内面固着部7が形成されていることにより、前記本体部2の横端縁部が折り畳まれて固着されている長さ分だけ、前記本体部2の横端縁部における前記取付部位9の間隔が短くなっている。ところが、耳掛部3が着用者の耳部に掛かった状態では、前記取付部位9の間隔は耳部の上下幅による規制を受けやすく、着用時の前記取付部位9には、前記取付部位9の間隔を耳部の上下幅に近い幅にさせようとする力がはたらき得る。即ち、図6に示す衛生マスクに比べて図7に示す衛生マスクは、前記本体部2の横端縁部における前記取付部位9の間隔が短くなっているものの、着用時の前記取付部には、前記取付部位9の間隔を耳部の上下幅に近い幅にさせようとする力がはたらき得る。従って、図6と比較した図7から認識できるように、前記取付部位9の間隔が短くなった分だけ前記取付部位9の間隔を広げようとする力により、前記内面固着部7を介して前記溶融固化部6の端縁を着用者の頬部へ近づけるような力が作用し得る。
従って、前記内面固着部7が形成されていることにより、前記本体部2の横端縁部がより着用者の頬部と密着しやすくなり得るという利点がある。
なお、上記のような力が作用するのは、前記内面固着部7が前記本体部2の横端縁部に形成されている、図5および図7に示すような形態の場合に限られない。即ち、前記取付部位9と前記溶融固化部6の端縁と前記内面固着部7との位置関係が、上述のごとく、前記取付部位9の間隔が短くなった分だけ前記取付部位9の間隔を広げようとする力により、前記内面固着部7を介して前記溶融固化部6の端縁を着用者の頬部へ近づけるように作用し得るような位置関係であれば特に限定されない。
さらには、第二実施形態の衛生マスクは、前記内面固着部7が形成されていることにより、前記溶融固化部6の端縁が、上記のごとくより着用者の頬部に近づき得るため、前記溶融固化部6の端縁同士がより近くなるように曲げられ、前記溶融固化部6が弾性によってより円形に近い形態をなし、該溶融固化部6の中央付近がより膨出する形状となり得る。従って、第二実施形態の衛生マスクは、着用者の唇と前記本体部2の内側面との間により広い空間が生じ、より着用者の唇と当接しにくくなる。
なお、前記内面固着部7は、その大きさが特に限定されるものではなく、前記本体部2の横端縁部を着用者の顔面に密着しやすいものとすべく、適宜調整され得る。
次に、本発明に係る衛生マスクの第三実施形態について、図面を参照しつつ詳しく説明する。
図8には、第三実施形態の衛生マスクの正面図を示す。また、図9には、溶融固化部6が形成される前後での本体部2を形成する部材の各状態を簡略的に表した側面図を示す。詳しくは、図9(a)には、溶融固化部6が形成される前における前記本体部2を形成する部材の側面図を示す。また、図9(b)には、前記溶融固化部6が形成されたときの前記本体部2を形成する部材の側面図を示す。図9(c)には、前記溶融固化部6が形成された後に上下方向に広げられた前記本体部2を形成する部材の側面図を示す。
第三実施形態の衛生マスクは、第一実施形態の衛生マスクと同様に、熱溶融可能な合成繊維を含み着用者の鼻口部を覆う略矩形状の本体部2が備えられている。また、図8に示すように、前記本体部2を着用可能とすべく、該本体部2の横側の端縁部であるそれぞれの横端縁部に取り付けられた着用者の耳部に掛け回される耳掛部3が備えられている。それぞれの前記耳掛部3は、紐状体の両端部が前記本体部2の各横端縁部に取り付けられて形成されている。
また、図8に示すように、前記本体部2には、前記本体部2の横方向に延在する折り目4で上下方向に折り畳まれてなるプリーツ5がその上下幅を略均等に3つ形成されている。さらに、前記本体部2の横端縁部それぞれには、該横端縁部において前記プリーツ5が上下方向に広がることを抑制すべく、プリーツ固定部8が形成されている。加えて、前記本体部2には、前記本体部2を形成する部材が溶融されて固化されてなる溶融固化部6が、着用者の口部を覆う部位に横方向に延在して備えられている。
詳しくは、前記本体部2には、前記本体部2の前方側又は後方側のいずれか一方側で、折り畳まれることにより形成された突条の全てが上方側又は下方側のいずれか一方側へ向くように備えられている。具体的には、前記本体部2を形成する部材が折り畳まれることにより形成された前記突条は、図9に示すように、前記プリーツ5の折り目4に沿っており、前記本体部2の前方側で全てが上方側へ向くように形成されている。換言すると、前記突条は、前記本体部2の後方側で全てが下方側へ向くように形成されている。
なお、前記本体部2の前方側で、折り畳まれることにより形成された突条の全てが下方側へ向くように備えられている態様も本発明が意図する範囲に含まれる。
斯かる態様の第三実施形態の衛生マスクは、前記本体部2を形成する部材を階段状に折り畳むことにより前記突条を形成でき、前記プリーツ5を形成できるため、前記本体部2が簡便に作製できる。即ち、例えば、前記本体部2を形成する部材を裏返すことなく、又は、持ち上げることなく階段状に折り畳んで前記突条を形成させ、前記プリーツ5を形成させることができるため、前記本体部2が簡便に作製できる。従って、第三実施形態の衛生マスクは、比較的簡便に製造でき、その製造コストを低下させることができる。さらには、上述のごとく前記本体部2を形成する部材の折り畳み操作が比較的簡単であるため、プリーツ5の上下幅を容易に調整でき、プリーツ5の上下幅を簡便に所望のものとすることができる。
前記溶融固化部6は、詳しくは、図8に示すように着用者の口部を覆う部位に横方向に延在し、しかも前記本体部2を形成する部材が折り畳まれて重なっている部位に形成されて備えられている。具体的には、前記本体部2を形成するシート状の部材が折り畳まれて3枚重なっている部位に形成されて備えられている。
前記溶融固化部6は、前記本体部2を形成する部材が複数枚重ねられて、重ねられた部位が溶融、固化されて形成されているため、前記本体部2を形成する1枚の部材が溶融、固化されて形成されている場合と比較して前記溶融固化部6の弾性がより高まり得る。従って、前記溶融固化部6は、前記本体部2が着用された状態、即ち、前記溶融固化部6の端縁を近づけるように曲げられた状態では、その弾性により略円形の形態をなし、該溶融固化部6の中央付近がより膨出する形状となりやすい。
即ち、前記溶融固化部6は、その弾性がより高まり得るという点で、前記本体部2を形成する部材が折り畳まれて複数重なっている部位に形成されていることが好ましい。より具体的には、前記本体部2を形成する部材が折り畳まれて3枚以上重なっている部位に形成されていることが好ましい。
ここで、前記溶融固化部6が形成される前後での前記本体部2を形成する部材の各状態について図9に従って順を追って説明すると、まず、図9(a)に示すように、前記溶融固化部6が形成される前は、前記本体部2を形成する部材は折り畳まれ、横方向に延在する3つのプリーツ5が上下方向に並んで形成されている。また、図9(b)に示すように、前記溶融固化部6が形成されたときは、本体部2を形成する部材が折り畳まれてなる上下方向中央のプリーツ5に前記溶融固化部6が形成されている。このとき前記本体部2を形成する部材が3枚重ねられた部位が溶融、固化されて前記溶融固化部6が形成されている。さらに、図9(c)に示すように、着用時のごとく前記本体部2を形成する部材が上下方向に広げられたときには、中央のプリーツ5は広がらず、その上下に位置する2つのプリーツが広がることとなる。
なお、第一実施形態〜第三実施形態は上記の通りであるが、本発明の衛生マスクは適宜設計の変更が可能である。例えば、第一実施形態〜第三実施形態では、横方向に直線状に延在した前記溶融固化部6が1本形成されているが、図10に示すように横方向に直線状に延在した前記溶融固化部6が略平行に間隔を空けて2本形成されていてもよく、図12に示すように3本形成されていてもよい。即ち、前記溶融固化部6は、複数形成されていてもよい。具体的には、前記本体部2の上下幅の略中央で横方向に直線状に形成させた前記溶融固化部6は、複数形成されていてもよい。
図10に示す態様において、溶融固化部6が形成される前後での本体部2を形成する部材の各状態を図9と同様に簡略的に側面図で表すと、図11に示す通りである。図11に示す各状態は、前記溶融固化部6が2本形成されている点以外は、図9に示す各状態と同様である。
図12に示す態様において、溶融固化部6が形成される前後での本体部2を形成する部材の各状態を図9と同様に簡略的に側面図で表すと、図13に示す通りである。図13に示す各状態は、前記溶融固化部6が3本形成されている点以外は、図9に示す各状態と同様である。
上記のように、複数の前記溶融固化部6が間隔を空けて幅方向に延在して形成されている態様によれば、同様の前記溶融固化部6が間隔を空けずに形成されている場合と比較して、例えば、着用時に前記溶融固化部6付近の通気性をより確保することができる。
また、第一実施形態〜第三実施形態では、横方向に延在するプリーツ5が上下方向に並んで前記本体部2に3つ形成されているが、図14に示すように横方向に延在するプリーツ5が上下方向に並んで前記本体部2に5つ形成されていてもよい。なお、図14に示す態様において、本体部2を形成する部材の各状態を図9と同様に簡略的に側面図で表すと、図15に示す通りであり、図15に示す各状態は、前記プリーツ5が5つ形成されている点以外は、図9に示す各状態と同様である。このように前記本体部2に形成されるプリーツ5の数は、所望の数に適宜調整され得る。
次に、衛生マスクの製造方法について説明する。
本実施形態の衛生マスク1は、次に示す製造方法により製造できる。即ち、熱溶融可能な合成繊維を含んだ、本体部2を形成する所望の大きさの部材を折り畳んでプリーツ5を形成させ、本体部2の横端縁部となる部位に前記プリーツ固定部8を形成させて、必要に応じて所望の大きさに切断して前記本体部2とする本体部作製工程と、前記本体部2に前記溶融固化部6を形成させる溶融固化部形成工程と、前記本体部2の横端縁部それぞれに前記内面固着部7を形成させる内面固着部形成工程と、前記本体部2に前記耳掛部3を取り付ける耳掛部取付工程とを実施して製造できる。
前記本体部作製工程では、熱溶融可能な合成繊維を含んだ本体部2を形成する所望の大きさの部材を折り畳んで、プリーツ5を形成させ、本体部2の横端縁部となる部位にプリーツ固定部8を形成させて、必要に応じて所望の大きさに切断して本体部2とできる。
前記本体部作製工程では、プリーツが形成されている衛生マスクの一般的な製造方法と同様な方法を採用できる。
前記溶融固化部形成工程では、前記本体部2の所定の部位に前記溶融固化部6を形成させることができる。詳しくは、前記本体部2を形成している熱溶融可能な合成繊維を含んだ部材の所定の部位を溶融させた後に固化させて前記溶融固化部6を形成させることができる。より詳しくは、前記本体部2を形成している熱溶融可能な合成繊維を含んだ扁平状の部材の所定の部位を溶融させた後に固化させて線状の前記溶融固化部6を形成させることができる。
前記溶融固化部形成工程における、前記溶融固化部6を形成させるときの溶融の方法としては、熱溶融、超音波溶融などの方法を採用できる。また、前記固化の方法としては、通常、室温で放置する方法を採用する。
具体的には、前記溶融固化部6は、例えば前記本体部2の上下幅の略中央で横方向に直線状に形成させることができる。より具体的には、前記溶融固化部6は、超音波溶着機を用いて、前記本体部2の上下幅の略中央で横方向に直線状に形成させることができる。このように形成された前記溶融固化部6は、熱溶融可能な合成繊維同士が溶着されることなどにより、前記本体部2の他の部位より弾性が高くなる。
前記溶融固化部形成工程においては、前記溶融固化部6を、前記本体部2の内側面を合掌状に重ねて溶着させることにより前方側に突出するように形成させることが好ましい。具体的には、図5に示すように、上下方向に略2等分する中心線で内側に折り畳まれた前記本体部2において、超音波溶着機を用いて、折り畳まれた前記本体部2の中心線付近の部位を溶着させることにより、前記本体部2の内側面同士を溶着させて、前記溶融固化部6を形成させることが好ましい。
前記内面固着部形成工程では、前記溶融固化部6に沿って前記本体部2を内側に折り曲げ、前記本体部2の内面同士を固着して前記内面固着部7を形成させることができる。前記内面固着部7は、前記本体部2の横方向の両端縁側に形成させることができる。
例えば、前記内面固着部形成工程では、前記本体部2の横端縁部に前記内面固着部7を形成させることができる。具体的には、図5に示すように、上下方向に略2等分する中心線で内側に折り畳まれた前記本体部2において、超音波溶着機を用いて、その横端縁部のそれぞれ内側面同士を固着させることにより前記内面固着部7を形成させることができる。固着の方法としては、接着剤を用いる接着、加熱溶着や超音波溶着などの溶着、等の方法を採用することができる。
より具体的には、前記内面固着部7は、図5に示すように、上下方向に略2等分する中心線で内側に折り畳まれた前記本体部2において、超音波溶着機を用いて、その横端縁部のそれぞれ内側面同士を溶着させることにより形成させることができる。
なお、前記内面固着部7は、その大きさを適宜調整して形成できる。また、前記内面固着部7は、その形成される部位が前記本体部2であれば、例えば、横端縁部より内側の部位のそれぞれ内側面同士を溶着させることにより形成させることもできる。
前記耳掛部取付工程では、紐状体の両端部を前記本体部2の両端縁部に溶着などにより取り付け、前記耳掛部3を形成することができる。前記紐状体の両端部を取り付ける取付部位9は、前記本体部2の前記内面固着部7より上側と下側とに配することができる。なお、前記耳掛部取付工程では、衛生マスクの一般的な製造方法と同様な方法を採用できる。
なお、上記各工程を実施する順序は、必要に応じて適宜変えることができる。
本発明は、上記例示の衛生マスク1に限定されるものではない。また、本発明では、一般の衛生マスクにおいて採用される種々の形態を、本発明の効果を損ねない範囲で採用する。
第一実施形態の衛生マスクの正面図。 第一実施形態の衛生マスクが着用された状態を斜め上から見た斜視図。 第一実施形態の衛生マスクの断面図。 上下方向幅を略2等分する中心線で、下半分を内側に折り畳んだ第二実施形態の衛生マスクを正面から見た正面図。 第二実施形態の衛生マスクが着用された状態を斜め上から見た斜視図。 衛生マスクが着用されたときの状態を着用者の左方向から見た簡略模式図、および、同様の状態を着用者の斜め上方から見た簡略模式図。 第二実施形態の衛生マスクが着用されたときの状態を着用者の左方向から見た簡略模式図、および、同様の状態を着用者の斜め上方から見た簡略模式図。 第三実施形態の衛生マスクの正面図。 第三実施形態の衛生マスクにおいて、溶融固化部が形成される前後での本体部を形成する部材の各状態を簡略的に表した側面図。 他実施形態の衛生マスクの正面図。 他実施形態の衛生マスクにおいて、溶融固化部が形成される前後での本体部を形成する部材の各状態を簡略的に表した側面図。 他実施形態の衛生マスクの正面図。 他実施形態の衛生マスクにおいて、溶融固化部が形成される前後での本体部を形成する部材の各状態を簡略的に表した側面図。 他実施形態の衛生マスクの正面図。 他実施形態の衛生マスクにおいて、溶融固化部が形成される前後での本体部を形成する部材の各状態を簡略的に表した側面図。
符号の説明
1・・・衛生マスク
2・・・本体部
3・・・保持部としての耳掛部
4・・・折り目
5・・・プリーツ
6・・・溶融固化部
7・・・内面固着部
8・・・プリーツ固定部
9・・・取付部位

Claims (3)

  1. 着用者の鼻口部を覆う本体部が備えられ、前記本体部には、上下方向に折り畳まれたプリーツが形成されている衛生マスクであって、
    前記本体部は、熱溶融可能な合成繊維を含んでなり、前記本体部の、着用者の口部を覆う部位には、溶融されて固化されてなる溶融固化部が備えられ、該溶融固化部は、弾性により着用状態では前記本体部の口部を覆う部位を前方側に膨出させるように構成され
    前記溶融固化部は、前記本体部の内側面が合掌状に重ねられて溶着され、前方側に突出するように形成されていることを特徴とする衛生マスク。
  2. 前記本体部を着用可能とすべく該本体部に取り付けられた耳掛部が備えられ、
    前記本体部は、前記溶融固化部が横方向に延在し、該溶融固化部に沿って内側に折り曲げられ内面同士が固着された内面固着部が前記本体部の横方向の両端縁側に形成されてなり、前記耳掛部は、紐状体の両端部が前記本体部の両端縁部に取り付けられて形成され、前記紐状体の両端部が取り付けられた取付部位は、前記本体部の前記内面固着部より上側と下側とに配されている請求項に記載の衛生マスク。
  3. 前記本体部の前方側又は後方側のいずれか一方側で、折り畳まれることにより形成された突条の全てが上方側又は下方側のいずれか一方側へ向くように備えられている請求項1又は2に記載の衛生マスク。
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