JP3162028U - サイドフィット加工したマスク - Google Patents

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【課題】顔面との密着性が向上したマスクを提供する。【解決手段】マスク10は、マスク本体1と、マスク本体1の両側部2Aに設置された耳掛け部材3とを有し、耳掛け部材3が設置された間の両側部2Aは、内側に湾曲した形状である。さらにマスク10は、上記マスク本体1に横方向のプリーツ4が設けられていること、マスク本体1の上端部に、形状保持帯部材5が設けられていること、およびマスク本体1が熱融着性合成樹脂繊維からなる不織布で構成され、マスク本体の両側部、上端部および下端部はそれぞれ融着されている。【選択図】図1

Description

本考案はマスクに関し、特に、顔の頬部分とマスク本体の両側部との密着性を向上させたマスクに関する。
従来から、顔面への装着性を改善するために、マスクには種々の加工がなされている。そして、図2に示すように、四角形状のマスク本体に横方向のプリーツ加工を施したプリーツマスクが市販されている。このプリーツマスクは、使用しないときには平面形状を保ち、保管するのに便利であり、一方、装着するときにはこのプリーツを広げて、鼻の先端を頂点とした立体形状とすることで、顔面によくフィットし、装着性に優れている。
しかしながら、このようなマスクでは、装着時に、マスク本体の両側部と顔の頬部分との間に隙間が生じ、顔面との完全な密着性を得ることができなかった。そのため、マスクを装着しても、呼吸に際して、この隙間から外気が直接取り込まれ、マスクとしての機能が損なわれていた。
このような欠点を解消するために、特許文献1に示されるように、マスク本体の両側部に切込みを入れ、応力逃げ部とするサイドフィット加工したマスクが提案されている。このマスクでは、両側部に応力逃げ部が形成されているために、装着時に両側部に発生する応力が吸収され、両側部と頬部分との間の隙間の発生を低減できる。しかしながら、ここに示される、V字形の切込みでは、両側部に発生する応力を吸収し、隙間の低減はできるものの、切込部に皺ができたりして、両側部と頬部分との密着性は完全ではなかった。また、この切込部を複数個所に設けても同様である。
特開2008−55035号公報
本考案の課題は、従来のマスクのように、装着したときに、顔の頬部分とマスク本体の両側部との間に隙間が生じないように、サイドフィット加工を施し、顔面との密着性が向上したマスクを提案することである。
本考案のマスクは、マスク本体と、マスク本体の両側部に設置された耳掛け部材とを有し、耳掛け部材が設置された間の両側部は、内側に湾曲した形状であることを特徴とするものである。すなわち、従来のマスク本体は四角形状で、その両側部は直線であるが、本考案のマスク本体の両側部は内側に湾曲した形状に加工され、サイドフィット加工が施されているものである。
さらに、上記マスク本体に横方向のプリーツが設けられているマスク、マスク本体の上端部に、形状保持帯部材が設けられているマスク、およびマスク本体が熱融着性合成樹脂繊維からなる不織布で構成され、マスク本体の両側部、上端部および下端部はそれぞれ融着されているマスクも提案する。
本考案のマスクでは、マスク本体の両側部は内側に湾曲した形状であり、滑らかな曲線形状のため、装着したときに両側部と頬に間に隙間が生じることがなく、顔面にマスクを密着して装着することができる。
本考案のマスクの実施例であり、正面から見た平面図である。 従来のマスクの正面から見た平面図である。
以下、本考案のマスクの形態について、図に基づいて詳細に説明する。
図2は従来のマスク20を示し、マスク本体1は通常、熱融着性合成樹脂繊維からなる不織布で構成された四角形状であって、マスク本体1には複数の横方向のプリーツ4が設けられ、両側部、上端部および下端部はそれぞれ融着され、四周辺には融着部6が形成されている。折り畳まれたプリーツ4は両側部2Bにおいて、融着部6によりその端部を固定されているため、使用しないときには平面形状を保ち、装着するときには、固定されている端部以外のプリーツが広がり、鼻の先端を頂点とした立体形状とすることができる。しかしながら、このマスク20では、直線状の両側部2Bの上端と下端とをつないで設置された耳掛け部材3を耳に掛けて顔面に装着した場合に、両側部2Bは、耳掛け部材3の張力により頬から浮き上がった状態となり、頬との間に隙間が生じてしまう。
これに対して、図1に示す本考案のマスク10では、マスク本体1に設置された耳掛け部材3の間の両側部2Aは、内側に湾曲した形状となっている。すなわち、両側部2Aの上端と下端とに設置された耳掛け部3の間が湾曲した形状となっている。そのために、耳掛け部材3を耳に掛けて顔面に装着した場合に、両側部2Aは、耳掛け部材3の張力を受けても、ほおから浮き上がることがなく、頬との間に隙間を生ずることがない。
マスク10の両側部2Aに設置された耳掛け部材3の間を湾曲した形状とするには、四角形状に作成したマスク本体の両側面を、鋏やダイカッターなどを用いて円弧状、楕円弧状、放物線状などの滑らかな曲線形状にカットすることで行うことができる。このカットを行った後、左右の両側部2Aの内側を湾曲した形状に沿って融着し、融着部6Aとして、プリーツの端部を固定する。または、両側部2Aを湾曲した形状に融着した後に、融着部の外側を融着部6Aに沿ってカットしてもよい。
図1に示したマスク10では、耳掛け部材3はループ状にして、左右の両側部2Aに設置されている。この場合、耳掛け部材3はゴム等の伸縮性のある紐材から構成されていることが好ましく、顔面への装着が容易にできる。別の形態として、左右それぞれ2本の耳掛け部材を、両側部2Aの上端と下端とに設置して、2本の耳掛け部材を耳の位置に合わせて結んだ後、耳にかけてマスクを装着するものでもよく、この場合、顔面に装着後、耳掛け部材を結びつけることもできる。この場合には、長さを調整できるため、耳掛け部材は伸縮性のない紐であってもよい。
いずれの形態の耳掛け部材であっても、耳掛け部材3が設置されている間の両側部2Aが湾曲した形状となっているため、装着した場合に両側部を頬に密着することができる。
また、マスク本体1の上端部と鼻の両脇との間に隙間ができるのを防ぐために、従来のマスク20などで用いられる、公知の形状保持帯部材5も用いることができる。この形状保持帯部材5はアルミなどの金属薄板、可撓性プラスチック、厚紙など、またはこれらの板材を貼り合わせた複合体シートで作られており、マスクを装着後、形状保持帯部材5を鼻の形に合わせて変形させて、マスクの上端部と鼻とを密着させるものである。
マスク本体1はガーゼを重ね合わせても構成できるが、不織布で構成し、横方向に複数のプリーツを設けたプリーツマスクが好ましい。マスク本体1を構成する不織布は各種の繊維を、繊維懸濁液より漉き取る湿式法、カード機やエアーレイによる乾式法、スパンボンド法やメルトブロー法による紡糸直結法などによりウェッブを形成し、ウェブ状とした繊維を、接着剤により結合させたり、熱的に融着させたり、繊維を絡ませ機械的に結合させ不織布とすることができる。
マスク本体1を構成する不織布としては、熱融着性合成繊維からなるものが好ましい。この場合に、不織を構成する繊維がすべて熱融着性である必要はなく、2種類以上の繊維を用いて、少なくとも1種類を低融点の繊維を用いてバインダー繊維とし、全体として熱融着可能なものとしてもよい。さらには、ネット状、フィルム状の溶融添加物を加えて、熱融着可能としたものでもよい。このような熱融着性合成繊維から不織布を使用することにより、複数枚の不織布を用いて、マスク本体1を簡単に構成することができる。
熱融着可能な不織布を用いて、マスク本体1を製作する方法は、不織布を重ねあわせた後に、折り畳んでプリーツ4を作り、マスク本体1の周辺部である上・下端部、左右の両側部を熱融着し、熱融着部6A、6B、6Cとする方法である。こうして製作されたマスク本体1に設けられたプリーツ4は、6Aにより端部を固定される。この場合に、上端の熱融着部6Bは、2本とし、前述の形状保持帯部材5を固定することができる。このように、熱融着性合成繊維からなる不織布を用いた場合には、マスクの製作が容易にできる。
熱融着性繊維としては、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などが好ましく用いられる。
以上、マスク本体の製法として、熱融着性合成樹脂繊維からなる不織布を用いる例を説明したが、マスク本体の両側部や上下端部は融着によらず、縫製や接着材により接着することでもマスク本体は製作できる。カーゼなどを用いる場合にはこの方法によってマスク本体が製作される。しかし、熱融着性繊維を用いた熱融着のよる方法が、最も簡易に製作できる方法である。
本考案のマスクは、装着時に、マスク本体の両側部と顔の頬部分との間に隙間を生じることもなく、顔面との完全な密着性を得ることができるため、このマスクを装着して場合には、呼吸に際して、外気が直接取り込まれることもなく、ウィルスや花粉などに対しての遮断効果も大きく、医療用、防塵用、花粉防止用など広い範囲に用いることができる。
10 本考案のマスク
20 従来のマスク
1 マスク本体
2A、2B 両側部
3 耳掛け部材
4 プリーツ
5 形状保持帯部材
6、6A、6B、6C 融着部

Claims (4)

  1. マスク本体と、マスク本体の両側部に設置された耳掛け部材とを有するマスクにおいて、耳掛け部材が設置された間の両側部は、内側に湾曲した形状であることを特徴とするマスク。
  2. マスク本体に横方向のプリーツが設けられている請求項1に記載のマスク。
  3. マスク本体の上端部に、形状保持帯部材が設けられている請求項1もしくは2に記載のマスク。
  4. マスク本体が熱融着性合成樹脂繊維からなる不織布で構成され、マスク本体の両側部、上端部および下端部はそれぞれ融着されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のマスク。
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