JP5214807B2 - 頭飾品用止着部材及び頭飾品 - Google Patents

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Description

本発明は、かつらや増毛具等の頭飾品を頭髪に取り付けるための頭飾品用止着部材と、この頭飾品用止着部材を備えた頭飾品に関する。
頭髪を利用してかつらや増毛具などの頭飾品を取り付けるための止着部材は、各種のものが知られている。例えば下記特許文献1には、金属製の反転部材の一方の脚片に多数の突片が櫛歯状に取り付けられ、他方の脚片に摩擦部材が被着されたストッパが提案されている。このストッパは、反転部材を反転および復元させることで開閉可能に構成されている。このストッパを用いて頭飾品を頭髪に取り付けるには、まず頭飾品の裏面にストッパを取り付けた状態で、ストッパの反転部材を反転させて解放する。次いでストッパを頭部にあてがい、使用者が手で反転部材を押圧して復元させることで頭飾品を頭髪に取り付ける。
下記特許文献2には、基体シートの一側面に多数のモノフィラメントが突設した構成を有し、所謂面ファスナーの雄部品からなるかつら用装着具が提案されている。このかつら用装着具を用いてかつらを頭髪に取り付けるには、かつらの裏面にかつら用装着具を取り付けた状態で、かつらの表面を頭部側に向けて押圧することで頭髪をモノフィラメントに絡み付けてかつらを頭髪に取り付ける。
下記特許文献3には、線状部材が先端で折り返されてなる櫛歯を複数備えた所謂スプリングコームからなる装着具が提案されている。この装着具を用いてかつらを頭髪に取り付けるには、かつらの裏面に装飾具を取り付けた状態で、櫛歯を頭部の頭髪に挿入して頭髪を櫛歯で挟持することでかつらを頭髪に取り付ける。
実公昭56−23294号公報 実用新案登録第3134280号公報 特開2008−50729号公報
しかしながら、上記特許文献1のストッパでは、ストッパによる十分な固定力を得るために反転部材の反転力を大きくすることが必要である。ところが、使用者は手指により反転部材を押圧することで頭髪の挟持及び解放を行う。そのためストッパを反転させる力を、例えば0.7〜1.0Kg或いはそれ以上に設定すると、手先の不自由な人、力の弱い高齢者等は上手に反転することが出来ず、かつらの着脱が困難であった。一方、反転部材を反転させ易くするために、反転力を小さくすると、ストッパによる十分な固定力が得られなかった。そのため、ストッパの固定力とストッパの着脱作業性とを両立することが容易でないという問題点があった。
しかも、このストッパを固定したかつらを装着する場合、ストッパが固定された部分を捲り上げて位置決めした後で取り付ける。たとえば、かつらベースの裏面周縁にストッパを取り付けたかつらを頭部に固定する際、ストッパの櫛歯を毛髪に深く挿し込むためにかつらの周縁を捲くり上げる作業が必要となる。そのため着脱作業を繰り返すことでかつらベースのストッパの固定部分では疲労により耐久性が劣り易くなるという別の問題点を生じさせることもあった。
上記特許文献2の装着具では、かつらを頭部に載せた後にかつらを表面から軽く押圧するだけで頭髪をモノフィラメントに絡み付けることができるので、着脱作業性は良好であった。しかしながら、装着具の固定力が不足していた。強固な固定力を得るために、頭飾品に多数個の装着具を取り付けると、装着具の数に比例して面ファスナーの雄部品であるモノフィラメントの総数が増えることになる。そのため頭髪の固定に利用されないモノフィラメントが多くなり、頭髪やかつらの毛髪が絡み付き易くて取り扱いが煩雑になるという別の問題点を生じさせることもあった。
上記特許文献3のスプリングコームのような装着具では、かつらを頭部に載せると共に、櫛歯部を頭髪中に挿入することで装着するため、特別な力は不要であり、着脱作業性は比較的良好である。ところが、この装着具は幅方向に対しては高い固定力はあるものの、櫛歯部の長さ方向や上下方向の固定力が劣っていた。
スプリングコームは髪止めとしての用途に使用されるものであるため、かつら又は増毛具などの頭飾品を取り付ける用途に用いると、頭飾品の止着部材として要求される程度の固定力を得ることは困難であった。
そこで、本発明は頭髪に対する十分な固定力が得られると共に、着脱作業が容易な頭飾品用止着部材を提供することを第1の目的とする。さらに、頭髪に対する十分な固定力を得られると共に、着脱作業が容易な頭飾品を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成する本発明の頭飾品用止着部材は、基体と、基体の表面から突出して頭髪に上方向から挿入する複数のステムとを有する第1係止手段と、複数のステムと交差して頭髪に横方向から挿入する複数の櫛歯部を有する第2係止手段とを備え、第1係止手段の複数のステムと第2係止手段の複数の櫛歯部とを頭髪に挿入された状態で互いに交差することで頭髪に係止され、これにより上記頭飾品を上記頭髪に取り付ける構成を有する。
この頭飾品用止着部材によれば、第1係止手段が基体の一面から突出して頭髪に上方向から挿入する複数のステムを有する。そのため複数のステムに頭髪を絡ませたり、引っ掛けることで第1係止手段による係止力が得られる。また第2係止手段が複数のステムと交差して頭髪に横方向から挿入する複数の櫛歯部を有する。そのため櫛歯部間で頭髪を挟持すると共に、櫛歯部に頭髪を絡ませることで第2係止手段による係止力が得られる。
そして複数のステムと複数の櫛歯部とを頭髪に挿入して互いに交差させることで頭飾品を頭髪に取り付ける。そのため、例えば第1係止手段のステムと第2係止手段の櫛歯部とが同じ頭髪に交差して係止されることで各係止手段の係止力が向上し、且つ、第1係止手段のステムと第2係止手段の櫛歯部とが相互に他方の移動を規制する。よって、第1係止手段及び第2係止手段による係止力を相互に向上できて、頭飾品用止着部材の頭髪に対する十分な固定力を得ることが可能である。
しかも、第1係止手段のステムを頭髪に上方から挿入すると共に第2係止手段の櫛歯部を横方向に挿入すれば、容易に頭飾品用止着部材を取り付けられ、第1係止手段及び第2係止手段の係止状態を解除すれば容易に離脱させることができ、着脱作業も容易である。
本発明の第2係止手段は、基体に対して横方向にスライド可能に連結され、複数の櫛歯部をスライドさせて頭髪に挿入可能に構成するのが好ましい。この構成であれば、頭飾品用止着部材を装着する際、第1係止手段の複数のステムにより頭髪の移動を規制した状態で第2係止手段の複数の櫛歯部を挿入することができ、十分な係止力を得ることができる。
本発明の第2係止手段は、基体に対して傾斜可能に連結され、複数の櫛歯部を傾斜させて頭髪に挿入可能であるのが好ましい。この構成により、第1係止手段の複数のステムを頭髪に絡ませた後で第2係止手段の複数の櫛歯部をスライドさせる際、角度を調整して頭髪に挿入できる。そのため第2係止手段の櫛歯部を頭髪間のより好ましい位置に挿入でき、装着が容易になる。
本発明のステムは弾性変形可能な材料からなり、複数の櫛歯部がスライドすることで、ステムが弾性変形されて頭髪に挿入されるのが好ましい。このステムは頭髪の1.5倍以上4.0倍以下の剛性を有するのが好適である。この構成であれば、複数の櫛歯部をスライドさせる際、ステムを弾性変形させることができるので、複数の櫛歯部を基体に近接させて挿入することができ、複数のステムと複数の櫛歯部とを交差させ易い。
本発明のステムは、基体から突出する線材と、線材の軸線に対して側方側に膨出する膨出部とを有し、膨出部が頭髪に係止可能であるのがよい。この構成であれば、各ステムと頭髪とが絡み易く、係止力を向上し易い。
本発明の第1係止手段では、複数のステムの長さが互いに不均一に形成されているのがよい。この構成であれば、複数のステムが頭髪に挿入された際、各ステムが配置される深さを不均一にでき、各ステムを頭髪と絡ませ易くて係止力を向上し易い。
このステムの長さは3mm以上6mm以下であるのがよく、また、ステムの配置密度は50本/cm以上120本/cm以下であるのがよい。これらにより、頭髪を絡み易くできて係止力を向上し易い。
本発明の櫛歯部は、ステムより高い剛性を有する弾性変形可能な材料からなるのがよい。この構成であれば、第2係止手段をスライドさせる際、各櫛歯部を複数のステム間や毛髪間に挿入させ易く、容易に装着できる。
本発明の櫛歯部は、櫛歯部の内側に上下に貫通する貫通部を有し、貫通部が変形することで櫛歯部が変形するようにしてもよい。この構成であれば、第2係止手段をスライドさせる際、各櫛歯部が変形し易くなり、ステムと頭髪とが絡んだ状態でそれらの間に各櫛歯部を挿入し易くできる。
本発明の第2係止手段は、互いに隣接する櫛歯部間の間隙が先端側で広く、後端側で狭く形成されているのが好適である。この構成であれば、第2係止手段をスライドさせることで、隣接する櫛歯部間の毛髪に対する挟持力を増加することができ、係止力を向上させることが可能である。
この第2係止手段は、複数の櫛歯部が線材を平面方向に繰り返し折り返すことで形成されてなり、隣接する櫛歯部間が円弧形状のループ部を介して連続すると共に、ループ部の直径が隣接する櫛歯部間の間隙より大きく形成されているのが好適である。
この構成であれば、隣接する櫛歯部間で毛髪を挟持した際、隣接する櫛歯部間の間隙が広がる方向に線材が変形することを、ループ部の付勢力で抑制することができ、各櫛歯部間の挟持力を向上させることができる。
本発明の第2係止手段は、基体に固定された環状の連結部に櫛歯部が遊嵌されることで、第2係止手段がスライド可能に連結されているのが好適である。この構成であれば、簡単な構成で第2係止手段を基体にスライド可能に連結することが可能である。
この構成では、第2係止手段の幅方向両端に配置される櫛歯部に対し、それぞれ1カ所でスライド可能に連結されるのが好ましい。この構成であれば、基体に対して第2係止手段をスライドさせる際の摺動抵抗が少なく抑えられ、操作性を向上し易い。
本発明の基体は可撓性材料からなり、頭飾品の変形に応じて変形可能であるのが好適である。この構成であれば、頭飾品の変形を阻害することを防止できる。
上記第2の目的を達成する本発明の頭飾品は、頭飾品本体に固設された基体と、基体の一面から突出して頭髪に上方向から挿入する複数のステムを有する第1係止手段と、複数のステムと交差して頭髪に横方向から挿入する複数の櫛歯部を有する第2係止手段とを備え、第1係止手段の複数のステムと第2係止手段の複数の櫛歯部とが頭髪に挿入された状態で互いに交差することで頭髪に係止され、これにより頭髪に固定されるように構成されている。
この頭飾品によれば、頭飾品本体に固設された基体と、基体の一面から突出して頭髪に上方向から挿入する複数のステムを有する第1係止手段を備えている。そのため、複数のステムを頭髪に絡ませたり、引っ掛けたりすることで、第1係止手段による係止力が得られる。さらに複数のステムと交差して頭髪に横方向から挿入される複数の櫛歯部を有する第2係止手段を備える。そのため櫛歯部間で頭髪を挟持して絡ませることで係止力が得られる。
本発明の止着部材によれば、複数のステムと複数の櫛歯部とを頭髪に挿入して互いに交差させることで頭髪に固定するので、例えば第1係止手段のステムと第2係止手段の櫛歯部とが同じ頭髪に交差して係止されることで係止力を向上できる。さらに第1係止手段のステムと第2係止手段の櫛歯部とが相互に他方の移動を規制することができる。そのため第1係止手段及び第2係止手段による係止力を相互に向上でき、頭飾品の頭髪に対する十分な固定力を得ることが可能である。
しかも、頭飾品を頭髪に取り付ける際、第1係止手段のステムを頭髪に対して上方から挿入すると共に、第2係止手段の櫛歯部を横方向に挿入すれば容易に装着できる。一方、これらの係止状態を解除すれば容易に離脱させることができる。そのため頭飾品の着脱作業も容易である。
本発明の第1及び第2係止手段は頭飾品本体周縁の互いに離間した複数位置に配置されているのが好ましい。第1及び第2係止手段により十分な固定力が得られるため、第1及び第2係止手段の配置面積を少なく抑えることができる。そのため不使用時や着脱時などに第1及び第2係止手段に頭髪が不用意に絡みつくようなことがなく、頭飾品の取り扱いが容易である。
本発明の複数の櫛歯部は基体に対して頭飾品本体周縁から内側に向けてスライド可能に連結されているのが好適である。この構成によれば、頭飾品本体の周縁を大きく捲り上げることなく頭髪に取り付けることができ、頭飾品の着脱作業を容易にできる。
第2の係止手段は、複数の櫛歯部のスライド方向後端が頭飾品本体の周縁より外側の位置から該周縁より内側の位置までスライドするように、第1の係止手段に連結されるのが好適である。この構成によれば、装着時には装着し易く、装着後には複数の櫛歯部が外部から視認されず、優れた外観を確保できる。
本発明の頭飾品用止着部材によれば、基体とこの基体から突出して頭髪に上方向から挿入する複数のステムとを有する第1係止手段と、複数のステムと交差して頭髪に横方向から挿入する複数の櫛歯部を有する第2係止手段とを備えている。そして第1係止手段の複数のステムと第2係止手段の複数の櫛歯部とを頭髪に挿入して互いに交差させることで頭飾品を頭髪に取り付ける。そのため頭髪に対する十分な固定力が得られると共に着脱作業が容易な頭飾品用止着部材を提供することができる。
本発明の頭飾品によれば、頭飾品本体に固設された基体とこの基体から突出して頭髪に上方向から挿入する複数のステムとを有する第1係止手段と、複数の櫛歯部を有する第2係止手段とを備え、第1係止手段の複数のステムと第2係止手段の複数の櫛歯部とを頭髪に挿入して互いに交差させることで頭髪に取り付ける。そのため頭髪に対する十分な固定力が得られると共に、着脱作業が容易な頭飾品を提供することができる。
本発明の実施形態に係る頭飾品用止着部材を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る頭飾品用止着部材を示す背面図である。 図2のA−A 断面図である。 (a)は一実施形態の面ファスナー雄部品を示す断面図、(b)は他の実施形態に係る面ファスナー雄部品の断面図である。 本発明の一実施形態に係るスプリングコームを表す正面図である。 他の実施形態に係るスプリングコームを表す正面図である。 本発明の実施形態に係る頭飾品用止着部材においてスプリングコームをスライドさせた状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る頭飾品用止着部材においてスプリングコームを傾斜させた状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る頭飾品の概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る頭飾品用止着部材を頭部に装着途中の状態を表す部分断面図である。 本発明の実施形態に係る頭飾品用止着部材を頭髪に固定した状態を表す拡大断面図である。 (a)は実施例1〜4及び比較例1〜4のサンプルを測定する治具を展開した状態を示す図、(b)は実施例1〜4及び比較例1〜4のサンプルを測定する治具を示す側面図である。 実施例及び比較例の測定方向を表す斜視図である。 実施例5及び比較例5、6における頭飾品用止着部材の固定位置を示すかつらの概略裏面図である。
10 頭部止着部材
11 基体シート
12 フィラメント突起
13 雄部品
14 櫛歯部
15 スプリングコーム
16 フィラメント
17 膨出部
18 連結縁部
19 毛髪
20 頭飾品
21 台座
22 頭飾品本体
23 ループ部
24 連結部
27 接合層
28 隙間
31 シート材
以下、本発明の実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。
図1乃至図3は、本実施形態に係る頭飾品用止着部材10を表しており、図9及び図10はこの頭飾品用止着部材10を用いた頭飾品20を表している。
この実施形態の頭飾品20は例えばかつら又は増毛具等である。頭飾品20は各種の台座21に多数の毛髪が植設された頭飾品本体22を有し、頭飾品本体22の台座21の裏面に止着部材10が取り付けられて構成されている。図9中、台座21には天然毛髪又は人工毛髪からなる頭髪が取り付けられているが、詳細な図示は省略されている。
この実施形態の止着部材10は、図1乃至3に示すように、第1係止手段である面ファスナーの雄部品(以下、雄部品と称す)13と、第2係止手段としてのスプリングコーム15とが連結されて構成されている。
雄部品13は、台座21に取り付け可能な基体シート11と、基体シート11の一面から突出し、頭髪19に挿入されて頭髪19と係止される複数のステムとしてのフィラメント突起12とを有する。
基体シート11は、頭部表面及び頭飾品本体22の台座21の形状に沿って変形可能な樹脂等の可撓性材料により形成されている。基体シート11が頭飾品本体22の台座21より軟質に形成されていれば、頭飾品本体22の変形を阻害しないため好適である。この基体シート11ではフィラメント突起12が設けられていない面が頭飾品本体22への取付面となっている。なお、この基体シート11にはフィルム、板等の他の薄肉部材を用いることも可能である。
フィラメント突起12は基体シート11の一面から立ち上がるように多数形成されている。各フィラメント突起12は基体シート11から頭皮表面側に向けた縦方向に突出している。縦方向は基体シート11の一面から頭部側へ向かう方向であればよく、必ずしも垂直でなくてもよい。各フィラメント突起12は、少なくとも一部に基体シート11の表面よりも頭部側へ向かう部分を含んでいれば、直線状に形成されていてもよく、湾曲或いは屈曲していてもよい。
本実施形態におけるフィラメント突起12は、可撓性を有し弾性変形可能な線状の材料からなり、例えばポリプロピレン等の樹脂により形成されている。このフィラメント突起12の表面には摩擦係数を増加するためにスチレン系のエラストマーなどの被膜を設けてもよい。
フィラメント突起12は、基体シート11から突出して延びるフィラメント16とフィラメント16の軸線から側方に膨出する膨出部17とを有する。
膨出部17は各フィラメント16の先端部に設けられていても、各フィラメント16の中間部に設けられていてもよい。膨出部17が先端部に設けられていれば、フィラメント突起12を多数の頭髪19中に挿入した際、頭髪19がフィラメント突起12に絡み付き易く、かつ絡み付いた毛髪がフィラメント突起12から離れ難くなるため好適である。膨出部17は、例えばフィラメント16の全周囲に突出した球状であってもよく、フィラメント16が屈曲又は湾曲することで一方側に突出した形状であってもよい。
各フィラメント16は、図4(a)のように互いに平行に配列するように同じ長さで規則正しく配置されていてもよいが、図4(b)のように互いに異なる長さや方向となるように不規則に配置されていてもよい。各フィラメント16が互いに異なる長さや方向となっていたり、複数のフィラメント16の一部が互いに絡んだ状態に形成されていたりすると、頭髪19が絡み付き易くて安定した係止力が得られる。複数のフィラメント突起12の長さが互いに不均一に形成されていれば、頭髪19が絡む位置を異ならせることができる。
このようなフィラメント突起12の長さは、特に3〜6mmとするのが好適である。フィラメント突起12の長さが過剰に短いと頭髪19と絡み難くなる。一方、過剰に長いと、装着した際、頭部表面から基体シート11が浮き上がり易くなったり、フィラメント突起12が過剰に変形し易くなったりするため、頭髪19と絡み難くなる。
フィラメント16の太さは、フィラメント16に必要な弾性や強度を確保できる範囲とすればよく、例えば頭髪19の径の1.2〜6.0倍の径としてもよい。基体シート11から突出した複数のフィラメント16の撓み荷重により示される剛性が頭髪19の1.5倍〜4.0倍の範囲とするのが好適である。フィラメント16が過剰に柔らかい場合、装着時に多数の頭髪19の間に挿入され難くて頭髪19と絡ませ難くなる。一方、フィラメント16が過剰に硬い場合、頭髪19と相互に絡み合い難くなったり、フィラメント16同士の絡み合いが解け易くなったりすることで固定力が低下することがある。
フィラメント突起12の配置密度は、50〜120本/cmとするのが好適である。配置密度が低いと頭髪がフィラメント突起12に絡み難くなり、止着部材10の所望の係止力が確保できない。一方、配置密度が高い程止着部材10と頭髪19との係止力を確保し易くなるが、配置密度が過剰に高いと各フィラメント突起12間の間隔が狭くなるため頭髪19が絡み難くなる。
この実施形態に係る止着部材10のスプリングコーム15は、フィラメント突起12と交差するように横方向に延びる複数の櫛歯部14と、各櫛歯部14を後端側で連結する連結縁部18とを有する。各櫛歯部14の延長方向がそれぞれ異なっていてもよく、連結縁部18からの延長方向が互いに略平行となるように略同一となっていてもよい。各櫛歯部14の延長方向が略同一であれば、後述するようにスプリングコーム15をスライドさせ易くなる。
スプリングコーム15を構成する素材としては、金属、合成樹脂、セラミックなどが挙げられる。このスプリングコーム15は線材の曲げ成形、条材のプレス成形、型成形など各種の方法で作製できる。
各櫛歯部14は金属や合成樹脂などの弾性を有する材料からなり、幅方向に弾性変形可能であるのが好適である。幅方向に弾性変形可能であれば、隣接する櫛歯部14間の間隙28や櫛歯部14と雄部品13との間において、櫛歯部14の弾性力により頭髪19を強く挟持することができるため、止着部材10の係止力を向上できる。
なお、線材に金属を使用した場合には、金属アレルギーを防止する目的で、例えば直径1〜10μmアクリルビーズをウレタン塗料に1.5wt%程度含有したもので表面全体を被覆しても良い。
この実施形態のスプリングコーム15は、弾性を有する1本の線材を平面方向に繰り返し折り返すことで形成されており、多数の櫛歯部14が平坦な形状で配列している。各櫛歯部14は連結縁部18から先端部側へ延び、先端部で折り返され、再び連結縁部18に戻るように曲げ加工された部位により構成されている。互いに隣接する各櫛歯部14が連結縁部18を介して連続している。
線材を曲げ加工することでスプリングコーム15が形成されていると、互いに隣接する櫛歯部14間の間隙28の他に、各櫛歯部14内にも上下に貫通する貫通部である空間14eが形成される。そのため、後述するようにスプリングコーム15をスライドさせる際、各櫛歯部14が変形し易く、フィラメント突起12と頭髪19とが絡んだ状態で、それらの間隙へ各櫛歯部14を挿入し易い。しかも頭部に装着された際、空間14eや間隙28を利用して頭髪19を絡ませることができる。
スプリングコーム15の各櫛歯部14の形状は先端側で細く、連結縁部18側で太くなっている。隣接する櫛歯部14間の間隙28は先端側で広く連結縁部18側で狭くなっている。このような形状に形成されていれば、後述するようにスプリングコーム15をスライドさせて装着した際、隣接する櫛歯部14間の間隙28で頭髪19を強く挟持し得る。
各櫛歯部14の形状は、例えば図6に示すように、先端部側から連結縁部18側まで幅が徐々に増加する形状に形成されていてもよい。さらに図5に示すように、各櫛歯部14の先端部側の所定領域が略一定幅に形成された細幅部14aとなり、屈曲部14bを介して残部が細幅部14aより太い太幅部14cとなっていてもよい。この実施形態では隣接する細幅部14a間の間隙28が広く、太幅部14c間の間隙28が狭くなっている。
スプリングコーム15の連結縁部18側の形状も適宜選択でき、例えば図6に示すように、単にU字状に折り返した形状に形成されていてもよいが、図5に示すように、ループ部23が形成されているのが好適である。このループ部23は直径が櫛歯部14間の間隙28より大きく形成されている。これによりループ部23により間隙28間の間隔が広がらないように櫛歯部14の線材を付勢できる。そのため、各櫛歯部14間にフィラメント突起12や毛髪19が挟持された際、間隙28に配置されたフィラメント突起12や毛髪の挟持力を向上することが可能である。しかも、ループ部23が形成されていれば、頭飾品用止着部材10を着脱する際、使用者がループ部23を把持して操作できるため、使い勝手を向上できる。
スプリングコーム15の材料として線材を用いる場合、線材の太さは0.4mm〜1.0mmが好適な範囲である。頭髪19の挟持力を確保するなどのために線材の太さを0.7mm〜0.9mmとするのがより好適である。
櫛歯部14の剛性は少なくとも頭髪19より硬くし、好ましくはフィラメント突起12より硬くする。フィラメント突起12が頭髪19と絡んだ状態で、櫛歯部14を側方から差し込んで止着部材10を装着するため、櫛歯部14の剛性が不足すると櫛歯部14が屈曲し易くなって差し込み難くなる。例えば各櫛歯部14の曲げ剛性を0.9〜1.5Nの範囲の荷重で変形するようにすれば、頭髪19の間に櫛歯部14を差し込み易くでき、しかも櫛歯部14を頭部形状に沿って変形させ易く好適である。
各櫛歯部14の連結縁部18から先端までの長さは、雄部品13を横断して一部が雄部品13の周縁より外側に突出できる長さ、例えば25mm〜35mmとしてもよい。この長さが過剰に短いと係止力が低下し、一方、この長さが過剰に長いと、頭飾品20を頭髪19に固定した際、頭飾品20の内側に深く入り込んで頭部形状に沿わない部分が長くなり、使用者に違和感を与える場合がある。
各櫛歯部14の先端側における配列方向の幅、即ち、空間部14eの幅と、隣接する櫛歯部14同士の隙間28の幅とはほぼ同じであるのがよい。この幅は0.5〜2.0mmの範囲が好適であり、特に好ましくは1.0mm程度とする。この幅が過剰に広いと、頭髪が隙間28より逃げ易く、確実に挟持できる頭髪の本数が減少し、この幅が過剰に狭いと、各櫛歯14の隙間28への頭髪19の挿入自体が困難になり、挟持可能な頭髪19の本数が極端に減って、固定力が低下し易い。
本実施形態の止着部材10では、図3及び図7に示すように、これらの雄部品13とスプリングコーム15とが互いに重なるように連結されている。そして基体シート11のフィラメント突起12が設けられた表面領域にスプリングコーム15がフィラメント突起12と交差するように配置されている。
雄部品13とスプリングコーム15とが連結された状態では、各櫛歯部14の基体シート11からの距離が、少なくとも一部のフィラメント突起12の長さより小さくなるのがよい。このような距離にすれば、頭飾品用止着部材10を頭部に装着した際、雄部品13のフィラメント突起12の一部がスプリングコーム15の櫛歯部14間の間隙28を貫通して配置されるため、確実に相互の移動を規制できる。
この実施形態では、スプリングコーム15を基体シート11に連結する連結部24は、合成樹脂製のフィラメント糸又は紐を雄部品13の基体シート11に固定することで環状に形成されている。スプリングコーム15の櫛歯部25を構成する線材が連結部24に遊嵌されて連結されることで、スプリングコーム15が雄部品13に対して櫛歯部14の延長方向に沿ってスライド可能となっている。
この実施形態では、各連結部24が各櫛歯部14の延長方向に対してそれぞれ同じ位置、即ち、櫛歯部14の延長方向に対して略直交する仮想の線上の位置で基体シート11に連結されている。各連結部24は各櫛歯部14の1カ所とするのがよい。そのため、図8に示すように、連結部24が櫛歯部14の連結縁部18側に配置されるようにスプリングコーム15をスライドさせた状態では、連結部24を支点にしてスプリングコーム15を基体シート11に対して傾斜させることが可能である。
この実施形態では、連結部24によりスプリングコーム15の両端に配置される櫛歯部14だけを連結している。これにより、スプリングコーム15を基体シート11に対してスライドさせる際の摺動抵抗を少なく抑えることができ、操作性が良好である。
次に、この実施形態に係る止着部材10を用いた頭飾品20を頭髪19に取り付ける方法について説明する。
まず、図9に示すように、頭飾品本体22の台座21における周縁裏側に、互いに離間させた複数位置となるように止着部材10を取り付けることで頭飾品20を形成する。雄部品13及びスプリングコーム15により十分な固定力が得られることから、止着部材10は台座21の周縁の全周に取り付ける必要はない。止着部材10の数や位置は適宜設定して取り付けることができ、各止着部材10を互いに離間した位置に設けることが可能である。
スプリングコーム15の各櫛歯部14が頭飾品本体22の周縁部から頭飾品本体22の内側に向く方向、即ち、各櫛歯部14が頭飾品本体22の内側に向けてスライド可能となる向きで止着部材10を台座21に取り付ける。
止着部材10は、例えば基体シート11のフィラメント突起12が設けられていない面に粘着剤、接着剤、両面テープ等の接合層27を設けて台座21に貼り付けたり、基体シート11を縫着したりすることで台座21に固着できる。
次いで、この頭飾品20を頭部に装着するには、図10に示すように、頭飾品20を頭部に載せることで、雄部品13のフィラメント突起12を頭髪19の上方から挿入する。雄部品13に対応する位置を頭飾品20の外側から手で押圧し、フィラメント突起12を頭髪19間に挿入する。その際、フィラメント突起12を頭髪19と絡ませてもよい。
そのまま押圧位置を手で押さえながら、スプリングコーム15の櫛歯部14をループ部23側から他端側へスライドさせる。これにより櫛歯部14が頭髪19間及びフィラメント突起12間に横方向に押し込まれる。そしてスプリングコーム15の櫛歯部14が雄部品13のフィラメント突起12と頭髪19とが絡んだ領域の内部に挿入される。
スプリングコーム15をスライドさせる際には、頭部の残毛状態に応じて、各櫛歯部14の基材シート11に対する傾斜を適宜調整することで、スプリングコーム15の差し込む角度を調整して行う。これにより残毛状態に応じてより強固な係止力が得られる。
このように櫛歯部14及びフィラメント突起12を弾性変形させつつスプリングコーム15を十分にスライドさせると、櫛歯部14間の隙間28に頭髪19が挟持される。スプリングコーム15の櫛歯部14と雄部品13との間で頭髪19を挟持させてもよい。また各櫛歯部14を構成する線材内の間隙28に頭髪19を配置して絡ませてもよい。図11に示すように、止着部材10により頭髪19を固定状態にすることで装着を完了できる。
以上のような止着部材10によれば、雄部品13の複数のフィラメント突起12が基体シート11から突出して形成されている。そのため複数のフィラメント突起12が多数の頭髪19の間に入り込んで絡んで頭髪19に引っ掛かることで係止力が得られる。これに加えて、スプリングコーム15の櫛歯部14間に多数の頭髪19を挟持して櫛歯部14に頭髪19を絡めることで係止力が得られる。
この止着部材10では、雄部品13とスプリングコーム15とが頭髪19に縦方向と横方向とに交差して頭飾品20を頭髪19に取り付けるのでフィラメント突起12と櫛歯部14とが同じ頭髪19に交差して係止されることで係止力を向上できる。さらに該フィラメント突起12と櫛歯部14とが相互に他方の移動を規制することで、雄部品13及びスプリングコーム15による係止力を相互に向上できる。
しかも、本発明に従えば、雄部品13のフィラメント突起12を頭髪19に上方から挿入すると共に、その部位にスプリングコーム15の櫛歯部14を横方向に挿入することで、頭飾品20を頭部に装着できる。そのため、例えば従来のストッパのように、反転部材を反転させるための力を負荷する必要がなく、容易に装着できる。
一方、止着部材10を取り外す際には、例えば装着時とは逆にスプリングコーム15のループ部23を頭飾品20の周縁側に引き出す動作で櫛歯部14の係止状態を解除することができる。こうして容易に頭飾品20を頭部から離脱させることができるので、頭飾品20の着脱作業も容易である。
特に、スプリングコーム15が基体シート11に対してスライド可能であるので、複数のフィラメント突起12と頭髪19とが絡んだ部位に櫛歯部14を差し込み易い。このため、フィラメント突起12と頭髪19とが絡み合った部位に櫛歯部14を配置でき、固定力がより向上する。
上記止着部材10が台座21に固定されている本発明の頭飾品20によれば、頭髪19に対する十分な固定力を有してしっかりと固定でき、しかも装着作業が容易である。
この頭飾品20では、各止着部材10を頭飾品本体22の周縁の互いに離間した複数位置に配置すればよく、頭飾品本体22周縁の全周に設ける必要がない。さらに雄部品13のフィラメント突起12の表面領域にスプリングコーム15が配置されていることで、例えば雄部品13が離間せずに周縁側に密集して配置されている場合のように頭飾品の毛髪がフィラメント突起12に引っ掛かるのを防止し得る。そのため頭飾品20の取り扱いが容易である。
この頭飾品20では、複数の櫛歯部14が基体シート11に対して頭飾品本体22周縁から内側に向けて横方向にスライド可能に連結されている。そのため頭飾品本体22の周縁を大きくまくり上げる動作を必要とせずに頭髪19に取り付けることができ、頭飾品20の劣化が防止され耐久性が確保される。
スプリングコーム15は、複数の櫛歯部14のスライド方向後端となるループ部23を頭飾品本体22の周縁より外側の位置から該周縁より内側の位置までスライドできるように基体シート11に連結されている。そのため頭飾品20の装着時には装着し易く、装着後には複数の櫛歯部が外部から視認されることを防止でき、装着状態の外観も良好である。
上記実施形態は、本発明の範囲内において適宜変更可能である。例えば、頭飾品としては、頭髪19を利用して装着可能な物品であれば、特に限定されるものではない。
上記では、第1係止手段として、面ファスナーに用いられる雄部品13を用いた例について説明したが、多数のステムを有するものであれば、上記実施形態と同様に用いることが可能である。
上記では、第2係止手段としてスプリングコームを用いた例について説明したが、多数の線状材が櫛歯状に平行に配列した部材であってもよい。
上記では、止着部材10が頭飾品本体22の台座21の裏面に取り付けられた頭飾品20の例について説明したが、頭飾品20自体に雄部品13やスプリングコーム15を直接設けていてもよい。
以下、実施例及び比較例について説明する。
実施例1〜4及び比較例1〜4の測定用サンプルを使用して固定力の評価を行った。
(実施例1)
スプリングコーム15として、図5に示す櫛歯部14及びループ部23を備えたものを作った。スプリングコーム15の素材は金属であり、太さが0.85mmの線材である。このスプリングコーム15は櫛歯部14の数を6ヶとし、横幅29mm、長さ30mmに成形した。
雄部品13は横幅35mm×長さ15mmの矩形で、フィラメント突起12を80本/cmの密度で配置し、高さ0.4mmでモノフィラメントの先端に膨出部17を形成した。
スプリングコーム15と雄部品13との連結は、スプリングコーム15の両端部の櫛歯部14のそれぞれ1箇所を、太さ0.16mmのモノフィラメント糸で、スプリングコーム15がスライド可能な状態で縫着し、止着部材10を作製した。
(実施例2)
スプリングコーム15の線材の太さを0.50mm、櫛歯部14の数を7ヶ、長さを25mmとした以外は、実施例1と同一にして止着部材10を作製した。
(実施例3)
スプリングコーム15の形態は、図6のループ部23を有しないものを形成し、線材の太さを0.80mm、横幅を30mmとした以外は実施例1と同一にして止着部材10を作製した。
(実施例4)
スプリングコーム15と雄部品13との連結を、スプリングコーム15の両端部の櫛歯部14の線材に沿うそれぞれ2箇所とした以外は、実施例1と同一にして止着部材10を作製した。
(比較例1)
実施例1〜4で使用した雄部品13と同一の物のみからなる止着部材を作製した。
(比較例2)
実施例1で使用したスプリングコーム15と同一の物のみからなる止着部材を作製した。
(比較例3)
実施例2で使用したスプリングコーム15と同一の物のみからなる止着部材を作製した。
(比較例4)
実施例3で使用したスプリングコーム15と同一の物のみからなる止着部材を作製した。
(固定力の評価)
各実施例及び比較例により得られた止着部材による固定力の測定を以下のように行った。
まず測定用サンプルを作製した。測定用サンプルは、図12(a)に示す矩形のシート材31の中心位置に止着部材10を縫着固定した。このシート材31の両端部を、止着部材が固定された部分を基点として折り曲げて、図12(b)に示すようにシート材31の両端部を貼り合せて測定用サンプルを作製した。
この測定用サンプルを頭部に載せて、上述のような固定方法で固定した。即ち、実施例1〜4では、雄部品13の複数のフィラメント突起12をマネキン頭部に固定したかつらの毛髪19に上方向から挿入すると共にスプリングコーム15の複数の櫛歯部14を毛髪19に横方向から挿入して固定した。また、比較例1〜4では複数のフィラメント突起12又はスプリングコーム15の櫛歯部14を同様に毛髪19に挿入して固定した。
その後、図13に示すように、上部方向U、下部方向D、横方向Sに、それぞれ5cm移動させるために必要な荷重を測定した。この荷重の測定は、シンポ工業株式会社製デジタルフォースゲージ(DFG−1K、商品名)を用いた。
各サンプルの測定の結果を表1に示す。
Figure 0005214807
表1より、各実施例においては、何れも雄部品13単体又はスプリングコーム15単体の固定力よりも十分に高くなっていた。
特に、一部には雄部品13単体の固定力とスプリングコーム15単体の固定力を加算した値よりも、実施例の固定力の方が高くなるという極めて顕著な効果を確認できた。例えば、実施例1、実施例4における下部方向固定力及び横方向固定力は比較例1と比較例2を合わせた値よりも高くなっていた。実施例3における横方向固定力は比較例1と比較例4を足した値よりも高くなっていた。
スプリングコーム15については、線材が太い方が毛髪19の挟持力が強くなる傾向があり、形状は先細りの櫛歯部14とループ部23とを形成した方が毛髪19の挟持力が強くなる傾向があった。
さらに、実施例4のように、雄部品13とスプリングコーム15の連結箇所を2箇所にすると、上部方向U及び下部方向Dの固定力には差が無いが、横方向Sの固定力では低下している。これは止着部材10を毛髪19に取り付ける時にスプリングコーム15の押し込み角度が変えられないので、頭部残毛に応じた適正な角度で毛髪19が挟持されずに固定力が低下したと考えられた。
(実施例5)
実施例1で用いた雄部品13及びスプリングコーム15を備えた止着部材10を、頭飾品本体22の裏面に、図14に示す位置に4個取り付けて実施例5のかつらを作製した。このかつらでは、全てのスプリングコーム15の先端を頭飾品本体22の中心側に向けて配置した。
(比較例5)
実施例5の雄部品13のみからなる止着部材を用いる他は全て実施例5と同様にして、比較例5のかつらを作製した。
(比較例6)
実施例5のスプリングコーム15のみからなる止着部材を用いる他は、全て実施例5と同様にして、比較例6のかつらを作製した。
次に、実施例5及び比較例5,6のかつらを頭部に装着し、上部方向U、下部方向D、横方向Sに、それぞれ5cm移動させるのに必要な荷重を測定した。この荷重の測定は、シンポ工業株式会社製デジタルフォースゲージ(FGPX−5、商品名)を用いた。
各かつらについて測定結果を表2に示す。
Figure 0005214807
表2から明らかな通り、実施例5のかつらは、上部方向、下部方向及び横方向の各固定力が、雄部品13のみからなる止着部材を用いた比較例5やスプリングコーム15のみからなる止着部材を用いた比較例6に比べて、はるかに高い固定力を示した。
一般に止着部材による固定力が1000gf以上あると、かなり強い固定力を有すると判断されている。実施例5では何れの方向にも1000gf以上であり、かつらを装着するために十分な固定力が得られた。
しかも実施例5の上部方向、下部方向及び横方向の各固定力が、雄部品13のみからなる止着部材を用いた比較例5の固定力と、スプリングコーム15のみからなる止着部材を用いた比較例6の固定力との合計よりも大きくなっていた。このことから、雄部品13とスプリングコーム15とを組み合わせたことによる相乗効果が得られていることが明らかとなった。

Claims (18)

  1. 頭飾品を頭髪に取り付けるための頭飾品用止着部材であって、
    基体と該基体の表面から突出して上記頭髪に上方向から挿入する複数のステムとを有する第1係止手段と、
    上記複数のステムと交差して上記頭髪に横方向から挿入する複数の櫛歯部を有する第2係止手段と、を備え、
    上記第1係止手段の上記複数のステムと上記第2係止手段の上記複数の櫛歯部とが上記頭髪に挿入された状態で互いに交差することで頭髪に係止され、これにより上記頭飾品を上記頭髪に取り付けるものであり、
    前記第2係止手段は、前記基体に対して前記横方向にスライド可能に連結され、前記複数の櫛歯部をスライドさせて前記頭髪に挿入可能とした、頭飾品用止着部材。
  2. 前記第2係止手段は、前記基体に対して傾斜可能に連結され、前記複数の櫛歯部を傾斜させて前記頭髪に挿入可能とした、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  3. 前記ステムは、弾性変形可能な材料からなり、前記複数の櫛歯部がスライドすることで、上記ステムが弾性変形されて上記頭髪に挿入される、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  4. 前記ステムは、頭髪の1.5倍以上4.0倍以下の剛性を有する、請求項3に記載の頭飾品用止着部材。
  5. 前記ステムは、前記基体から突出する線材と該線材の軸線に対して側方側に膨出する膨出部とを有し、上記膨出部が前記頭髪に係止可能である、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  6. 前記複数のステムは、長さが互いに不均一に形成され、上記複数のステムの前記頭髪内の配置位置が不均一にされている、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  7. 前記ステムの長さは、3mm以上6mm以下である、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  8. 前記ステムの配置密度は、50本/cm2以上120本/cm2以下である、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  9. 前記櫛歯部は、前記ステムより高い剛性を有する弾性変形可能な材料からなる、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  10. 前記櫛歯部は、該櫛歯部の内側に上下に貫通する貫通部を有し、該貫通部が変形することで上記櫛歯部が変形する、請求項9に記載の頭飾品用止着部材。
  11. 前記第2係止手段は、互いに隣接する前記櫛歯部間の間隙が先端側で広いと共に後端側で狭く形成されている、請求項10に記載の頭飾品用止着部材。
  12. 前記複数の櫛歯部は、線材を平面方向に繰り返し折り返すことで形成されてなり、隣接する櫛歯部間が円弧形状のループ部を介して連続すると共に、該ループ部の直径が上記隣接する櫛歯部間の間隙より大きく形成されている、請求項11に記載の頭飾品用止着部材。
  13. 前記第2係止手段は、前記基体に固定された環状の連結部に前記櫛歯部が遊嵌されることで、上記第2係止手段がスライド可能に連結されている、請求項9に記載の頭飾品用止着部材。
  14. 前記第2係止手段は、幅方向両端に配置される前記櫛歯部に対し、それぞれ1カ所でスライド可能に連結されている、請求項13に記載の頭飾品用止着部材。
  15. 前記基体は、可撓性材料からなり、前記頭飾品の変形に応じて変形可能である、請求項1に記載の頭飾品用止着部材。
  16. 頭髪に取り付けられる頭飾品本体を備えた頭飾品であって、
    上記頭飾品本体に固設された基体と、該基体の表面から突出して上記頭髪に上方向から挿入する複数のステムを有する第1係止手段と、
    上記複数のステムと交差して上記頭髪に横方向から挿入する複数の櫛歯部を有する第2係止手段とを備え、
    上記第1係止手段の上記複数のステムと上記第2係止手段の上記複数の櫛歯部とが頭髪に挿入された状態で互いに交差して頭髪に係止され、これにより上記頭髪に固定されるものであり、
    前記複数の櫛歯部は、前記基体に対して前記頭飾品本体周縁から内側に向けてスライド可能に連結されている、頭飾品。
  17. 前記複数の櫛歯部のスライド方向後端が、前記頭飾品本体の周縁より外側の位置から該周縁より内側の位置までスライド可能に連結されている、請求項16に記載の頭飾品。
  18. 前記第1係止手段及び前記第2係止手段は、前記頭飾品本体周縁の互いに離間した複数位置に配置されている、請求項16に記載の頭飾品。
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