JP2013147629A - 水生生物付着防止粘着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】水中においても良好な接着性を発現でき、良好な機械的特性を有し、剥離作業がし易く、長期間にわたって防汚効果を持続でき、人体や環境に対する負荷が少なく、重量が軽く、安定した品質を維持でき、水生生物の付着を効果的に防止できる、水生生物付着防止粘着テープを提供する。
【解決手段】防汚層2と基材層3と粘着層4をこの順に含む粘着テープであって、防汚層がシリコーン樹脂を含む水生生物付着防止粘着テープ。
【選択図】図1

Description

本発明は、水生生物付着防止粘着テープに関する。詳細には、本発明は、水中構造物(船舶、ブイ、港湾設備、海上油田設備、発電所冷却水用の水路、工場冷却水用の水路、水上浮遊通路など)に水中生物が付着して繁殖することを防止するための、水生生物付着防止粘着テープに関する。
船舶などの水中構造物は、海水に接触する部分において、フジツボ、カキ、ムラサキイガイ、ヒドラ、セルプラ、ホヤ、コケムシ、アオサ、アオノリ、付着珪藻などの海洋生物が付着して繁殖し、流体抵抗の増加や熱伝導性の低下といった設備機械性能の低下や、付着した海洋生物の海外への拡散など、好ましくない状態を引き起こしている。また、付着した海洋生物を除去する作業には大きな労力と膨大な時間が必要であり、経済的な損失を被っている。
上記のような被害を防止するため、従来、防汚塗料が水中構造物に塗装されている。防汚塗料には、古くは有機スズ化合物や現在では亜酸化銅などの毒性防汚剤が含まれている。防汚塗料の毒性によって海洋生物の付着成長はほぼ抑制できるが、有機スズ化合物や亜酸化銅などの毒性防汚剤は人体や環境に少なからず悪影響を与えるため、長期的にみれば深刻な問題となる。また、防汚塗料を塗装後に乾燥させる際には、30重量%程度の有機溶剤(VOC)が揮発し、作業環境や周辺の環境に悪影響を与えている。スプレー式塗装では、VOCの大気中への排出の他に、塗料の10重量%〜20重量%は風により周囲に飛散していると言われている。一方で、長年使用した防汚塗料を塗り替える際には、古くなった防汚塗料をサンドブラストや金属研磨機で剥離するが、その際に、有機スズ化合物や亜酸化銅などの毒性防汚剤を含んだ大量の塗膜片が周囲に飛散して作業者や環境に悪影響を与えると共に、剥離した防汚塗料は産業廃棄物として処理されるため、大きな問題となっている。
以上の様に、これまでの防汚塗料では、海洋生物に対する付着阻害効果はあるものの、人体や環境に対して大きな悪影響があり、多くの問題が解決されないまま現在に至っているのが現状である。
そこで、銅薄と粘着剤とをプライマーを介して貼り合わせた粘着テープが提案されている(特許文献1、2参照)。しかし、このような粘着テープにおいては、海洋生物の付着抑制を銅薄の銅成分によって実現させているため、環境への悪影響の可能性があるという問題がある。また、このような粘着テープは、FRP板に対するピール接着力が2.6kg/25mmまたは7.5kg/25mm(プライマー前処理後)と非常に大きく設計されており、使用後の粘着テープを貼り替える場合に粘着テープが人力で容易に剥がれるとは考えにくく、結局、削り取るなどの行為が必要なため、大きな労力が必要となる。また、銅は比重が8.94g/cmと重い物質であり、船舶などの移動構造物に使用することは、燃費を悪化させ経済的に好ましくない。
また、シリコーンゴムと粘着剤の2層から成る防汚テープが提案されている(特許文献3参照)。しかし、防汚効果を担うシリコーンゴム層にはオイルなどの防汚剤が含まれておらず、シリコーンゴムそのものである。防汚剤が含まれていない場合は、短期的には海洋生物の付着はその撥水性によって抑制できるものの、長期間にはその防汚効果が持続できない。また、このような防汚テープは、シリコーンゴムと粘着剤の2層で構成されているため、強度的に非常に不安がある。一般的に、シリコーンゴムは破断点強度が極めて低いため、このような防汚テープを使用後に剥がす場合、テープ状態として剥がすことが困難であり現実的ではない。
また、基材上に下塗り剤を介してシリコーンエラストマーを設け、基材の逆側には粘着層を設けたシート状テープが提案されている(特許文献4参照)。しかし、特許文献4には、水中で使用できる粘着剤組成に関する記述や接着力に関する記述などが全く無いため、水生生物付着防止粘着テープへの適用を考える上では現実性に乏しい。また、防汚テープを水中構造物に施工する際には、曲面や鋭角面に施工できるように柔軟性や伸び性の設計が必要であり、また、使用後に防汚テープを剥離する際には基材が途中で破壊しないような強度設計が必要であるが、特許文献4にはそのような記述が全く無いため、水生生物付着防止粘着テープへの適用を考える上では現実性に乏しい。
特公昭63−62487号公報 特公平1−54397号公報 特許第3000101号公報 特開2002−69246号公報
本発明の課題は、水中においても良好な接着性を発現でき、良好な機械的特性を有し、剥離作業がし易く、長期間にわたって防汚効果を持続でき、人体や環境に対する負荷が少なく、重量が軽く、安定した品質を維持でき、水生生物の付着を効果的に防止できる、水生生物付着防止粘着テープを提供することにある。
本発明の水生生物付着防止粘着テープは、
防汚層と基材層と粘着層をこの順に含む粘着テープであって、
該防汚層がシリコーン樹脂を含む。
好ましい実施形態においては、上記防汚層が防汚剤を含む。
好ましい実施形態においては、上記シリコーン樹脂に対する上記防汚剤の含有割合が2重量%以上である。
好ましい実施形態においては、上記防汚剤が、シリコーンオイル、流動パラフィン、界面活性剤から選ばれる少なくとも1種である。
本発明の水生生物付着防止粘着テープは、
防汚層と基材層と粘着層をこの順に含む粘着テープであって、
該防汚層と水生生物との付着力が0.10N/mm以下である。
好ましい実施形態においては、上記基材層の伸びが100%以上、破断点応力が10MPa以上である。
好ましい実施形態においては、上記粘着層の23℃で引張速度300mm/minにおける180度ピール接着力が30N/20mm以下である。
好ましい実施形態においては、上記粘着層を海水に接触させた際に、該粘着層における海水に接触させた部分の圧縮弾性率が、海水接触前の該粘着層における圧縮弾性率の1.1倍以上である。
本発明によれば、水中においても良好な接着性を発現でき、良好な機械的特性を有し、剥離作業がし易く、長期間にわたって防汚効果を持続でき、人体や環境に対する負荷が少なく、重量が軽く、安定した品質を維持でき、水生生物の付着を効果的に防止できる、水生生物付着防止粘着テープを提供することができる。
本発明の水生生物付着防止粘着テープの一例の概略断面図である。 実施例2で得られた粘着テープ(2)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図である。 実施例13で得られた粘着テープ(13)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図である。 実施例14で得られた粘着テープ(14)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図である。 比較例1で得られた粘着テープ(C1)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図である。 比較例2で得られた粘着テープ(C2)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図である。 防汚層と水生生物との付着力を測定する方法の概略図である。
本発明の水生生物付着防止粘着テープは、防汚層と基材層と粘着層をこの順に含む。
本発明の水生生物付着防止粘着テープは、防汚層と基材層と粘着層をこの順に含んでいれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な他の層を有していても良い。本発明の水生生物付着防止粘着テープの厚みは、それに含まれる各層の厚みによって、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な厚みに設定される。本発明の水生生物付着防止粘着テープの厚みは、好ましくは50μm〜5000μmである。
図1に、本発明の水生生物付着防止粘着テープの一例の概略断面図を示す。本発明の水生生物付着防止粘着テープ100は、防汚層2と基材層3と粘着層4をこの順に含む。図1に示すように、防汚層2の表面や、粘着層4の表面には、剥離フィルム1が設けられていても良い。
本発明の水生生物付着防止粘着テープにおいて、防汚層と水生生物との付着力は、好ましくは0.10N/mm以下であり、より好ましくは0.08N/mm以下であり、さらに好ましくは0.05N/mm以下であり、特に好ましくは0.04N/mm以下である。防汚層と水生生物との付着力の下限値は、小さければ小さいほど良いが、材料等を考慮して、現実的には、好ましくは0.005N/mm以上であり、より好ましくは0.001N/mm以上である。防汚層と水生生物との付着力が上記範囲内に収まることにより、本発明の水生生物付着防止粘着テープは、水生生物の付着をきわめて効果的に防止できる。なお、防汚層と水生生物との付着力の測定方法については後述する。
防汚層は、好ましくはシリコーン樹脂を含む。防汚層中のシリコーン樹脂の含有割合は、防汚剤などの他の成分の含有割合によって、任意の適切な含有割合を採用し得る。防汚層中のシリコーン樹脂の含有割合は、好ましくは30重量%〜98重量%であり、より好ましくは40重量%〜97重量%であり、さらに好ましくは45重量%〜96重量%であり、特に好ましくは50重量%〜95重量%である。防汚層中のシリコーン樹脂の含有割合が上記範囲内に収まることにより、防汚層の防汚効果が十分に発現できるとともに、防汚層の機械的特性が十分に発現できる。防汚層中のシリコーン樹脂の含有割合が30重量%未満の場合、防汚層の機械的特性が低下するおそれがある。防汚層中のシリコーン樹脂の含有割合が98重量%を超える場合、防汚層の防汚効果が十分に発現できないおそれがある。
シリコーン樹脂としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なシリコーン樹脂を採用し得る。シリコーン樹脂は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。このようなシリコーン樹脂としては、常温で液状のシリコーン樹脂であっても良いし、常温で固体状のシリコーン樹脂であっても良い。また、このようなシリコーン樹脂としては、縮合型のシリコーン樹脂であっても良いし、付加型のシリコーン樹脂であっても良い。また、このようなシリコーン樹脂としては、単独で乾燥させる1液型のシリコーン樹脂であっても良いし、硬化剤を配合する2液型のシリコーン樹脂であっても良い。本発明においては、これらの中でも、1液型の室温硬化性(RTV)樹脂、2液型の室温硬化性(RTV)樹脂が好ましい。1液型のRTV樹脂としては、例えば、信越化学工業(株)製のKE−3475、KE−45S、KE−445、KE−44、KE−441、KE−3497、KE−4896などが挙げられる。2液型のRTV樹脂としては、例えば、信越化学工業(株)製のKE−106、KE−66、KE−1031、KE−1800などが挙げられる。
本発明の水生生物付着防止粘着テープにおける水生生物の易除去性を向上させるために、シリコーン樹脂としては、水洗除去時の水圧などによって樹脂表面が弾性変形することにより付着物の剥離が容易になるような物性を有するシリコーン樹脂が好ましい。このようなシリコーン樹脂は、該シリコーン樹脂の100%モジュラス(引張応力)が、好ましくは0.1MPa〜10MPaであり、より好ましくは0.1MPa〜6MPaである。また、このようなシリコーン樹脂は、有機溶剤に可溶であるものが好ましい。
防汚層は、好ましくは防汚剤を含む。防汚剤は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。防汚層が防汚剤を含む場合、該防汚剤は、マトリックスであるシリコーン樹脂の表面に移行し、表面を防汚物質で覆うことによって、水生生物のシリコーン樹脂表面への付着を抑制し、さらに非加水分解性であることから、高い防汚効果を長期間維持する作用を発現することができる。
防汚層中、シリコーン樹脂に対する防汚剤の含有割合は、好ましくは2重量%以上であり、より好ましくは2重量%〜200重量%であり、さらに好ましくは3重量%〜150重量%であり、特に好ましくは4重量%〜120重量%であり、最も好ましくは5重量%〜100重量%である。シリコーン樹脂に対する防汚剤の含有割合が上記範囲内に収まることにより、防汚層の防汚効果が十分に発現できるとともに、防汚層の外観特性や機械的特性が十分に発現できる。シリコーン樹脂に対する防汚剤の含有割合が2重量%未満の場合、防汚層の防汚効果が十分に発現できないおそれがある。シリコーン樹脂に対する防汚剤の含有割合が200重量%を超える場合、最終成形品や被膜の外観が不良となるおそれがあり、また、防汚層の強度が低下して防汚性を持続できなくなるおそれがある。
防汚剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な防汚剤を採用し得る。このような防汚剤としては、例えば、シリコーンオイル、流動パラフィン、界面活性剤、ワックス、ペトロラタム、動物脂類、脂肪酸などが挙げられる。本発明においては、防汚剤としては、好ましくは、シリコーンオイル、流動パラフィン、界面活性剤から選ばれる少なくとも1種である。
シリコーンオイルとしては、シリコーン樹脂との反応性や自己縮合性を有さないものが好ましい。このようなシリコーンオイルとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なシリコーンオイルを採用し得る。このようなシリコーンオイルとしては、シリコーン樹脂に含まれるオルガノポリシロキサンとある程度不相溶であるものが好ましく、長期間にわたって防汚効果を持続できる点で、例えば、一般式(I)で表されるシリコーンオイルが好ましい。
一般式(I)中、Rは、同一または異なって、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基、フルオロアルキル基、ポリエーテル基、または水酸基を表し、Rは、同一または異なって、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基、ポリエーテル基、フルオロアルキル基を表し、nは0〜150の整数を表す。
一般式(I)中のRとしては、好ましくは、メチル基、フェニル基、水酸基である。一般式(I)中のRとしては、好ましくは、メチル基、フェニル基、4−トリフルオロブチル基である。
一般式(I)で表されるシリコーンオイルは、数平均分子量が、好ましくは180〜20000であり、より好ましくは1000〜10000である。
一般式(I)で表されるシリコーンオイルは、粘度が、好ましくは10センチストークス〜10000センチストークスであり、より好ましくは100センチストークス〜5000センチストークスである。
一般式(I)で表されるシリコーンオイルとしては、具体的には、例えば、両末端または片末端のRが水酸基である末端水酸基含有ジメチルシリコーンオイル、RおよびRの全てがメチル基であるジメチルシリコーンオイル、これらのジメチルシリコーンオイルのメチル基の一部がフェニル基に置換されたフェニルメチルシリコーンオイルなどが挙げられる。
一般式(I)で表されるシリコーンオイルの市販品としては、例えば、信越化学工業(株)製のKF96L、KF96、KF69、KF99、KF50、KF54、KF410、KF412、KF414、FL、東レダウコーニング株式会社製のBY16−846、SF8416、SH200、SH203、SH230、SF8419、FS1265、SH510、SH550、SH710、FZ-2110、FZ-2203が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤などが挙げられる。
防汚剤として、珪藻付着防止剤、農薬、医薬品(メデトミジンなど)、酵素活性阻害剤(アルキルフェノール、アルキルレゾルシノールなど)、生物忌避剤を用いても良い。これらの防汚剤を用いることにより、珪藻やフジツボなどの水生生物の付着防止効果がより一層向上する。
防汚層は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な他の添加剤を含んでいても良い。
防汚層の厚みは、本発明の水生生物付着防止粘着テープの用途や使用環境などによって、任意の適切な厚みを採用し得る。防汚層の厚みは、好ましくは5μm〜500μmである。防汚層の厚みが上記範囲内に収まることにより、防汚効果が十分に長く有効に働くとともに、ハンドリング性に優れ、テープのつなぎ目部分の凹凸が小さく、汚れが付きにくい。防汚層の厚みが5μmより薄いと、防汚効果が有効に働く期間が短くなり、実用的ではなくなるおそれがある。防汚層の厚みが500μmより厚いと、本発明の水生生物付着防止粘着テープが分厚くなって重量が大きくなるため、ハンドリング性が悪くなり、テープのつなぎ目部分の凹凸が大きくなり、汚れが付きやすいおそれがある。
基材層としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な基材層を採用し得る。このような基材層の材料としては、好ましくは、耐水性、強度、柔軟性、裂け性に優れるものである。このような基材層の材料としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリウレタンアクリル樹脂、ゴム系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、エラストマー類、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)などが挙げられる。このような基材層の材料は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
基材層は、その伸びが、好ましくは100%以上であり、より好ましくは120%以上であり、さらに好ましくは150%以上である。基材層の伸びが100%以上であることによって、本発明の水生生物付着防止粘着テープは、様々な被着体の形状に良好に追従でき、平面に良好に貼付できるだけでなく、船体表面に存在するような曲面部分、90度角の部分、鋭角部分などにも良好に貼付できる。基材層の伸びが100%未満の場合、様々な被着体の形状に十分に追従できず、皺や接着剤の未接着部分が発生してしまい、外観不良や接着不良の原因となるおそれがある。基材層の伸びの上限は、基材層の強度の観点から、好ましくは2000%以下である。
基材層は、その破断点応力が、好ましくは10MPa以上であり、より好ましくは12MPa以上であり、さらに好ましくは15MPa以上である。基材層の破断点応力が上記範囲内にあることによって、使用済みの本発明の水生生物付着防止粘着テープを被着体から剥がす際に基材層が切断されることを抑制できる。基材層の破断点応力が10MPa未満の場合、使用済みの本発明の水生生物付着防止粘着テープを被着体から剥がす際に、基材層が頻繁に切断してしまい、作業効率が著しく悪くなるおそれがある。基材層の破断点応力の上限は、基材層の取扱性の観点から、好ましくは200MPa以下である。
基材層は、その弾性率が、好ましくは4000MPa以下であり、より好ましくは1000MPa以下であり、さらに好ましくは100MPa以下であり、特に好ましくは50MPa以下である。基材層の弾性率が4000MPa以下であることによって、本発明の水生生物付着防止粘着テープは、様々な被着体の形状に良好に追従でき、施工性が向上する。基材層の弾性率の下限は、基材層の取扱性の観点から、好ましくは0.1MPa以上である。
基材層は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な添加剤を含んでいても良い。このような添加剤としては、例えば、オレフィン系樹脂、シリコーン系ポリマー、液状アクリル系共重合体、粘着付与剤、老化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、ポリエチレンイミン、脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、リン酸エステル、滑剤、界面活性剤、充填剤や顔料(例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、カーボンブラックなど)などが挙げられる。
基材層は、紫外線吸収剤を含むことが好ましい。基材層が紫外線吸収剤を含むことにより、本発明の水生生物付着防止粘着テープの耐候性が向上する。基材層が紫外線吸収剤を含んでいない場合、野外での使用において太陽光によって基材が劣化しやすくなり、当初の基材強度を維持することが難しくなるおそれがある。そして、基材が劣化してしまうと、使用済みの本発明の水生生物付着防止粘着テープを被着体から剥がす際に、基材層が頻繁に切断してしまい、作業効率が著しく悪くなるおそれがある。
基材層の厚みは、本発明の水生生物付着防止粘着テープの用途や使用環境などによって、任意の適切な厚みを採用し得る。基材層の厚みは、好ましくは1μm〜1000μmであり、より好ましくは10μm〜800μmであり、さらに好ましくは20μm〜500μmである。基材層の厚みを上記範囲内に収めることにより、本発明の水生生物付着防止粘着テープは、曲面や鋭角面など、平面以外の部位にも容易に作業性良く貼着でき、貼着後の表面にしわや浮きなどの外観不良が生じ難い。基材層の厚みが薄過ぎると、ハンドリング性が悪くなり、基材としての役割を果たせず、実用的ではなくなるおそれがある。基材層の厚みが厚過ぎると、被着体の形状に十分に追従できなくなり、テープのつなぎ目部分の凹凸が大きくなり、汚れが付きやすいおそれがある。
基材層には、防汚層との密着性を向上させるために、プライマーをあらかじめ塗工しておいても良いし、シランカップリング剤をあらかじめ添加しておいても良い。防汚層がシリコーン樹脂を含む場合、シリコーン樹脂の特性である低表面エネルギーが原因で、基材層への密着性が低い場合がある。防汚層と基材層の密着性が低いと、防汚効果を発揮する防汚層が、使用中の衝撃や物理的ダメージによって基材層から剥離してしまい、本来の防汚効果が持続できないおそれがある。そのため、基材層の表面にプライマーをあらかじめ塗工して防汚層との密着性を高めたり、シリコーン樹脂と反応するシラノール基やアルコキシシラン基をシランカップリング剤によって基材層中に導入し、縮合型シリコーン樹脂の塗工時に基材層上の反応基と縮合反応させて密着性を向上させたりすることができる。
シランカップリング剤は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。市販されている具体的なシランカップリング剤としては、例えば、信越化学工業(株)製のKBM5103、KBM1003、KBM903、KBM403、KBM802などが挙げられる。
基材層にシランカップリング剤が含まれる場合、基材層中のシランカップリング剤の含有割合は、好ましくは0.01重量%〜10重量%である。基材層中のシランカップリング剤の含有割合を上記範囲内に収めることにより、基材層が硬くなり過ぎることを抑制できるとともに、基材層と防汚層との間に十分な密着性が発現できる。基材層中のシランカップリング剤の含有割合が10重量%を超える場合、シランカップリング剤が架橋点となって基材層が硬くなってしまうおそれがある。基材層中のシランカップリング剤の含有割合が0.01重量%未満の場合、基材層と防汚層との間に十分な密着性が発現できないおそれがある。
粘着層としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な粘着層を採用し得る。このような粘着層の材料としては、例えば、アクリル樹脂系粘着剤、エポキシ樹脂系粘着剤、アミノ樹脂系粘着剤、ビニル樹脂(酢酸ビニル系重合体など)系粘着剤、硬化型アクリル樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤などが挙げられる。粘着層の材料は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
粘着層は、その23℃で引張速度300mm/minにおける180度ピール接着力が、好ましくは30N/20mm以下であり、より好ましくは20N/20mm以下であり、さらに好ましくは15N/20mm以下である。粘着層の23℃で引張速度300mm/minにおける180度ピール接着力が上記範囲内に収まることにより、本発明の水生生物付着防止粘着テープを被着体から剥がし易くなる。粘着層の23℃で引張速度300mm/minにおける180度ピール接着力が30N/20mmを超える場合、使用済みの本発明の水生生物付着防止粘着テープを被着体から剥がすことが困難になり、作業効率が著しく悪くなるおそれがある。粘着層の23℃で引張速度300mm/minにおける180度ピール接着力の下限は、十分な粘着力を維持できる観点から、好ましくは5N/20mm以上である。
粘着層は、海水に接触させた際に、該粘着層における海水に接触させた部分の圧縮弾性率が、海水接触前の該粘着層における圧縮弾性率に対して、好ましくは1.1倍以上であり、より好ましくは1.2倍以上であり、さらに好ましくは1.5倍以上である。粘着層を海水に接触させた際に、該粘着層における海水に接触させた部分の圧縮弾性率が、海水接触前の該粘着層における圧縮弾性率の1.1倍以上であれば、水中においても良好な接着性を発現できる。粘着層を海水に接触させた際の、該粘着層における海水に接触させた部分の圧縮弾性率の、海水接触前の該粘着層における圧縮弾性率に対する倍率の上限は、取扱性の観点から、好ましくは100倍以下である。
粘着層の厚みは、本発明の水生生物付着防止粘着テープの用途や使用環境などによって、任意の適切な厚みを採用し得る。粘着層の厚みは、好ましくは10μm以上である。粘着層の厚みが10μmより薄いと、被着体の形状に十分に追従できなくなり、接着面積が減少してしまい、十分な粘着力が発現できないおそれがある。粘着層の厚みの上限は、取扱性の観点から、好ましくは100μm以下である。
本発明の水生生物付着防止粘着テープは、任意の適切な方法によって製造し得る。このような方法としては、例えば、別途準備した基材層と粘着層を貼付した後に防汚層形成材料を基材層上に塗布して防汚層を形成する方法、基材層の一方の面に粘着層形成材料を塗布して粘着層を形成し、基材層のもう一方の面に防汚層形成材料を塗布して防汚層を形成する方法、基材層形成材料と粘着層形成材料を共押出しして基材層/粘着層の積層体を形成させた後に防汚層形成材料を基材層上に塗布して防汚層を形成する方法、などが挙げられる。
防汚層形成材料を基材層上に塗布する方法としては、例えば、スプレー、ハケ塗り、ローラー、カーテンフロー、ロール、ディップ、コーターなどが挙げられる。これらの方法で防汚層形成材料を基材層上に塗布して、例えば、室温から250℃までの温度(好ましくは、室温から180℃の温度)で乾燥させることにより、防汚層を形成することができる。特に、本発明の水生生物付着防止粘着テープにおいては、コンマコーターなどの精密コーターを採用して防汚層形成材料を基材層上に塗布することは、好ましい実施形態の一つである。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例になんら限定されるものではない。
<伸びおよび破断点応力の評価>
JIS7161、JIS7162、JIS7127に準じて、引っ張り試験機(AUTOGRAPH AGS−X、(株)島津製作所製)および解析ソフト(TRAPEZIUM X、(株)島津製作所製)を用い、基材層の伸びおよび破断点応力を測定した。
<180度ピール接着力の測定>
粘着層の粘着剤をポリエステルフィルム(商品名「S−10」、東レ(株)製、厚み38μm)にハンドローラーを使用して転写し、基材付きの粘着シートを得た。これを80mm×20mmの試験片サイズにカットした。被着体として30mm×100mm×厚さ2mmのエポキシ樹脂にガラスクロスを入れて強化したプラスチックFRP板を使用した。被着体に試験片を2kgローラーで1往復して貼り合わせ、23℃で30分放置後、初期の180度ピール接着力を測定した。引張速度は300mm/minとした。
<圧縮弾性率の測定>
粘着テープを粘着層が海水に触れる状態で、市販されている模擬海水に室温で7日間浸漬させ、浸漬前後での、該粘着層における海水に接触させた部分の圧縮弾性率を比較した。評価条件は以下の条件で実施した。圧縮弾性率は測定して得られる荷重−変位曲線から付属の解析ソフトで求めた。
評価装置:ナノインデンター、Hysitron Inc.製、Tribo Scope
使用圧子:Berkovich、三角錐型
測定方法:単一押し込み測定
測定温度:25℃
押し込み深さ設定:約1.1μm
<野外防汚試験>
評価を行う粘着テープの全てを大きさ10cm×10cmに切り出し、ほぼ同じ大きさの塩化ビニル製プレートに貼り付けた。これらの全てのプレート(サンプル)をさらにタテ23cm×ヨコ90cmの塩化ビニル製プレートに固定した。このユニットを、瀬戸内海(姫路周辺)のヨットハーバーにある防波堤にて、海水面から2m下(最満潮時)または0.5m下(最干潮時)になるように設置し、全てのサンプル面が防波堤壁面と逆側になるように配置した。3ヶ月間このまま放置し、その後、目視による評価を行った。評価基準は次の通りである。
○:ほとんど付着生物がないか、または付着していても指で簡単に剥離する状態。
△:表面の10%程度に付着生物が付着している状態。
×:表面の20%程度に付着生物が付着している状態。
××:表面の30%程度以上に付着生物が付着している状態。
<付着力の測定>
デジタルフォースゲージ(SHIMPO製、FGN−50B)本体に計測用アダプタ(延長棒に山形アダプタ)を取り付け、測定機の準備をした。
フジツボの付着した粘着テープまたはフィルムを選び、フジツボの直径をノギスで測定した。
測定機の測定値をリセットした後、図7に示すように、粘着テープまたはフィルムの表面に付着したフジツボの外殻下部に測定用アダプタを静かに接触させ、粘着テープまたはフィルムの表面と平行になるように測定機をスライドさせ、フジツボを剥離した。このときに測定機に表示される最大負荷値(N)を記録した。
先に測定しておいたフジツボの直径からフジツボの付着面積(mm)を円の面積公式によって計算し、記録した最大負荷値を付着面積で除して、単位面積あたりの負荷(N/mm)を計算で求め、これを、付着力とした。
〔製造例1〕
<基材層の作成>
冷却管、温度計、および攪拌装置を備えた反応容器に、(メタ)アクリル系モノマーとして、イソボルニルアクリレート(商品名「IBXA」、大阪有機化学工業(株)製)を71重量部、n−ブチルアクリレート(BA、東亜合成(株)製)を19重量部、アクリル酸(AA)を10重量部、ポリオールとして、数平均分子量650のポリ(オキシテトラメチレン)グリコール(PTMG650、三菱化学(株)製)を68.4重量部、触媒としてジラウリン酸ジブチルスズ(DBTL)0.01重量部を投入し、攪拌しながら、水添キシリレンジイソシアネート(HXDI、三井化学ポリウレタン(株)製)を25.5重量部滴下し、65℃で5時間反応させ、ウレタンポリマー−アクリル系モノマー混合物を得た。その後、さらに、ヒドロキシエチルアクリレート(商品名「アクリックス HEA」、東亜合成(株)製)6.1重量部を投入し、65℃で1時間反応することで、アクリロイル基末端ウレタンポリマー−アクリル系モノマー混合物を得た。その後、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM−5103、信越化学工業(株)製)を1重量部、光重合開始剤としてジフェニル(2,4,6,−トリメトキシベンゾイル)ホスフィンオキシド(商品名「ルシリンTPO」、BASF製)を0.25重量部、紫外線吸収剤(商品名「TINUVIN123」、BASF製)を1.25重量部、酸化防止剤(商品名「TINUVIN400」、BASF製)を0.6重量部添加することにより、シロップを得た。
セパレーター(商品名「MRF38」、三菱樹脂(株)製、厚み38μm)の表面に、シロップをアプリケーターにて塗工し、厚み150μmの母材シロップ層を形成した。母材シロップ層上にカバーセパレーター(商品名「MRF38」、三菱樹脂(株)製、厚み38μm)をハンドローラーにて貼り合わせ、さらに紫外線ランプ(BLタイプ)により紫外線を照射し(紫外線照度:3.4mW/cm、積算照射量:2000mJ/cm)、厚み150μmの基材層を得た。
作成した基材層の伸びおよび破断点応力を評価した結果、伸びが420%、破断点応力が27MPaであった。
〔製造例2〕
<粘着層の作成>
冷却管、窒素導入管、温度計、および攪拌機を備えた反応容器に、(メタ)アクリル系モノマーとして、2エチルヘキシルアクリレート(2EHA、東亜合成(株)製)を90重量部、アクリル酸(AA)を10重量部、光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(商品名「イルガキュア651」、BASF製)0.05重量部を投入して分散させ、攪拌しながら窒素気流下にて上部よりUV照射することにより一部のモノマーをポリマーに転化させて塗工可能な粘度に調整することにより、アクリル系モノマー混合物を得た。このアクリル系モノマー混和物に架橋剤として1、6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)を0.08重量部添加し、セパレーター(商品名「MRF50」、三菱樹脂(株)製、厚み50μm)の表面にアプリケーターにて塗布し、カバーセパレーター(商品名「MRF38」、三菱樹脂(株)製、厚み38μm)をハンドローラーにて貼り合わせ、さらに紫外線ランプ(BLタイプ)により紫外線を照射することにより(紫外線照度:3.4mW/cm、積算照射量:2000mJ/cm)、厚み50μmの粘着層を得た。
作成した粘着層の23℃で引張速度300mm/minにおける180度ピール接着力を測定した結果、13.3N/20mmであった。
〔実施例1〕
<防汚層形成材料の調製>
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材層に塗工するための防汚層形成材料(1)を得た。
<粘着テープの作成>
製造例2で作成した粘着層を、転写により、製造例1で作成した基材層に貼り付けた。その後、粘着層とは逆側の基材層面に、アプリケーターで防汚層形成材料(1)を塗布し、オーブンによって150℃で10分間乾燥し、粘着テープ(1)を作成した。
粘着テープ(1)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例2〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(2)を得た。
防汚層形成材料(2)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(2)を作成した。
粘着テープ(2)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
また、粘着テープ(2)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図を図2に示した。
〔実施例3〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤として流動パラフィン(炭化水素系流動パラフィン、和光純薬工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(3)を得た。
防汚層形成材料(3)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(3)を作成した。
粘着テープ(3)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例4〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤として界面活性剤(DKS−NL−DASH400、非イオンエーテル型界面活性剤、第一工業製薬(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(4)を得た。
防汚層形成材料(4)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(4)を作成した。
粘着テープ(4)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例5〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF96−10cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(5)を得た。
防汚層形成材料(5)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(5)を作成した。
粘着テープ(5)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例6〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF96−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(6)を得た。
防汚層形成材料(6)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(6)を作成した。
粘着テープ(6)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例7〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF96−5000cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(7)を得た。
防汚層形成材料(7)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(7)を作成した。
粘着テープ(7)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例8〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF54、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(8)を得た。
防汚層形成材料(8)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(8)を作成した。
粘着テープ(8)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例9〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF6015、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(9)を得た。
防汚層形成材料(9)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(9)を作成した。
粘着テープ(9)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例10〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF414、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(10)を得た。
防汚層形成材料(10)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(10)を作成した。
粘着テープ(10)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例11〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE1842、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(11)を得た。
防汚層形成材料(11)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(11)を作成した。
粘着テープ(11)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例12〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(LR7665、加熱付加型樹脂、旭化成ワッカーシリコーン(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(12)を得た。
防汚層形成材料(12)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(12)を作成した。
粘着テープ(12)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔実施例13〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(13)を得た。
防汚層形成材料(13)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(13)を作成した。
粘着テープ(13)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
また、粘着テープ(13)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図を図3に示した。
〔実施例14〕
表1に示す配合で、シリコーン樹脂(KE445、室温硬化性(RTV)樹脂、信越化学工業(株)製)のみを、ホモミキサーを用いて撹拌し、撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(14)を得た。
防汚層形成材料(14)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(14)を作成した。
粘着テープ(14)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
また、粘着テープ(14)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図を図4に示した。
〔比較例1〕
表1に示す配合で、製造例1で得られたシロップ(紫外線ランプを照射前の未硬化の樹脂)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加し、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた後、製造例1と同様にして紫外線ランプにより樹脂を硬化させ、厚み150μmの基材層を得た。なお、比較例1については、表1中に記載の防汚層は基材層と読み替える。
得られた基材層に、製造例2で得られた粘着層を、転写により貼り付け、粘着テープ(C1)を作成した。
粘着テープ(C1)の構成は、基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
また、粘着テープ(C1)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図を図5に示した。
〔比較例2〕
表1に示す配合で、トルエン溶媒に溶解させたSEBS(スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロックポリマー、G1652、クレイトン社製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加し、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。その後、カバーセパレーター上にこの混合物をアプリケーターで塗工し、150℃で10分間乾燥させ、厚み150μmの基材層を得た。なお、比較例2については、表1中に記載の防汚層は基材層と読み替える。
得られた基材層に、製造例2で得られた粘着層を、転写により貼り付け、粘着テープ(C2)を作成した。
粘着テープ(C2)の構成は、基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
また、粘着テープ(C2)の野外防汚試験結果の状態を示す写真図を図6に示した。
〔比較例3〕
表1に示す配合で、製造例1で得られたシロップ(紫外線ランプを照射前の未硬化の樹脂)に防汚剤として流動パラフィン(炭化水素系流動パラフィン、和光純薬工業(株)製)を添加し、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた後、製造例1と同様にして紫外線ランプにより樹脂を硬化させ、厚み150μmの基材層を得た。なお、比較例3については、表1中に記載の防汚層は基材層と読み替える。
得られた基材層に、製造例2で得られた粘着層を、転写により貼り付け、粘着テープ(C3)を作成した。
粘着テープ(C3)の構成は、基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔比較例4〕
表1に示す配合で、SEBS(スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロックポリマー、G1652、クレイトン社製)に防汚剤として流動パラフィン(炭化水素系流動パラフィン、和光純薬工業(株)製)を添加した後、ホモミキサーを用いて撹拌し、樹脂に防汚剤を均一に溶解または分散させた。撹拌後、脱泡し、基材に塗工するための防汚層形成材料(C4)を得た。
防汚層形成材料(C4)を用いて、実施例1と同様に行い、粘着テープ(C4)を作成した。
粘着テープ(C4)の構成は、防汚層(厚み=150μm)/基材層(厚み=150μm)/粘着層(厚み=50μm)であった。
評価結果を表2に示した。
〔比較例5〕
表1に示す配合で、塩化ビニル(三菱化成ビニル(株)製、商品名「ビニカ37H」)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)を添加後、スーパーミキサーを用いて10分間混合し、樹脂に防汚剤を均一に分散させた。撹拌後、180℃に加熱した2本のミルロール上で十分に混練りし、厚み150μmのフィルム(C5)を作成した。野外防汚試験は10cm×10cmに切り出した塩化ビニル製プレートに釘でフィルム(C5)を固定して実施した。
評価結果を表2に示した。
〔比較例6〕
表1に示す配合で、ポリメタクリル酸メチル(和光純薬工業(株)製)に防汚剤としてシリコーンオイル(KF50−100cs、非反応性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製)、溶剤として酢酸エチルを添加後、ホモミキサーを用いて10分間混合し、樹脂に防汚剤を均一に分散させた。撹拌後、PETセパレーター上にアプリケーターで塗工し、70℃で乾燥させ、厚み150μmのフィルム(C6)を作成した。野外防汚試験は10cm×10cmに切り出した塩化ビニル製プレートに釘でフィルム(C6)を固定して実施した。
評価結果を表2に示した。
本発明の水生生物付着防止粘着テープは、水中生物が付着して繁殖することを防止できるため、水中構造物(船舶、ブイ、港湾設備、海上油田設備、発電所冷却水用の水路、工場冷却水用の水路、水上浮遊通路など)に好適に利用できる。
1 剥離フィルム
2 防汚層
3 基材層
4 粘着層
100 水生生物付着防止粘着テープ

Claims (8)

  1. 防汚層と基材層と粘着層をこの順に含む粘着テープであって、
    該防汚層がシリコーン樹脂を含む、
    水生生物付着防止粘着テープ。
  2. 前記防汚層が防汚剤を含む、請求項1に記載の水生生物付着防止粘着テープ。
  3. 前記シリコーン樹脂に対する前記防汚剤の含有割合が2重量%以上である、請求項2に記載の水生生物付着防止粘着テープ。
  4. 前記防汚剤が、シリコーンオイル、流動パラフィン、界面活性剤から選ばれる少なくとも1種である、請求項2または3に記載の水生生物付着防止粘着テープ。
  5. 防汚層と基材層と粘着層をこの順に含む粘着テープであって、
    該防汚層と水生生物との付着力が0.10N/mm以下である、
    水生生物付着防止粘着テープ。
  6. 前記基材層の伸びが100%以上、破断点応力が10MPa以上である、請求項1から5までのいずれかに記載の水生生物付着防止粘着テープ。
  7. 前記粘着層の23℃で引張速度300mm/minにおける180度ピール接着力が30N/20mm以下である、請求項1から6までのいずれかに記載の水生生物付着防止粘着テープ。
  8. 前記粘着層を海水に接触させた際に、該粘着層における海水に接触させた部分の圧縮弾性率が、海水接触前の該粘着層における圧縮弾性率の1.1倍以上である、請求項1から7までのいずれかに記載の水生生物付着防止粘着テープ。


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