JP2013133047A - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2013133047A
JP2013133047A JP2011285925A JP2011285925A JP2013133047A JP 2013133047 A JP2013133047 A JP 2013133047A JP 2011285925 A JP2011285925 A JP 2011285925A JP 2011285925 A JP2011285925 A JP 2011285925A JP 2013133047 A JP2013133047 A JP 2013133047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main frame
vehicle
antitheft device
disposed
type vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011285925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5656818B2 (ja
Inventor
Norihiro Okouchi
則宏 大河内
Hideji Tawara
秀二 田原
Masaya Sato
方哉 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011285925A priority Critical patent/JP5656818B2/ja
Priority to BR102012031609-9A priority patent/BR102012031609B1/pt
Publication of JP2013133047A publication Critical patent/JP2013133047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5656818B2 publication Critical patent/JP5656818B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、盗難対策装置を備えた鞍乗型車両において、ハンドルの操舵操作への影響を及ぼし難くすることができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】運転者が操舵するハンドルを操舵可能に支持するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から車幅方向左右に拡がりつつ車両後方へ延出する左右一対のメインフレーム13とを備える自動二輪車 において、左右一対のメインフレーム13のうちの一側のメインフレーム13の車幅方向外側に向いている外壁13aに、車幅方向内側へ凹んだ凹部17、17を形成し、この凹部17、17内に、車両の位置情報を測定しこの位置情報を無線送信する盗難対策装置70の少なくとも一部が配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両前部に盗難対策装置を備えた鞍乗型車両の改良に関する。
車両の位置が特定できる機能を有する盗難対策装置を備えた鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1の図1に示すように、盗難対策装置(50)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、前輪(32)の上方にて操舵ハンドル(31)と一体に配置される。車両前部に位置する操舵ハンドル(31)に盗難対策装置(50)を配置することで、良好な通信環境を得ながら限られた車体スペースを有効に活用する。
ところで、盗難対策装置(50)が操舵ハンドル(31)と一体に設けられていると、操舵ハンドル(31)の操舵によって、盗難対策装置(50)と車体側に設けられている電装部品の間の距離が変化する。盗難対策装置(50)と電装部品間の距離が変化すると、ハーネスの張り又は撓みが変化する。ハーネスの張り又は撓みが変化すると、操舵ハンドル(31)の操作が重くなる等操舵操作に影響を与えることがある。
盗難対策装置を備えた鞍乗り型車両において、操舵ハンドルの操舵操作への影響を及ぼし難くできる技術が望まれる。
特開2010−116127公報
本発明は、盗難対策装置を備えた鞍乗型車両において、ハンドルの操舵操作への影響を及ぼし難くすることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者が操舵するハンドルを操舵可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプから車幅方向左右に拡がりつつ車両後方へ延出する左右一対のメインフレームとを備える鞍乗型車両において、左右一対のメインフレームのうちの一側のメインフレームの車幅方向外側に向いている外壁に、車幅方向内側へ凹んだ凹部を形成し、この凹部内に、車両の位置情報を測定しこの位置情報を無線送信する盗難対策装置の少なくとも一部が配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、メインフレームが樹脂製の外装部品で覆われ、盗難対策装置は、メインフレームの外壁と外装部品とで囲われた空間に配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、盗難対策装置は、アンテナ部が内蔵されており、盗難対策装置は、平面の面積が側面の面積より大きくなるようにして配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、メインフレームは、高さ方向の長さが車幅方向の長さよりも大きい略矩形断面を有し、下部が上部よりも外側に配置され、盗難対策装置は、車両平面視で、メインフレームの最外部より内側に配置されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ヘッドパイプの後方で且つメインフレームの内側に、エンジンの制御をするエンジンコントロールユニットが配置され、メインフレームに、エンジンに清浄なエアを供給するエアクリーナを介してエンジンコントロールユニットが取付けられ、メインフレームの外壁に、盗難対策装置が支持され、この盗難対策装置とエンジンコントロールユニットとは、ハーネスで連結されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、記外装部品は、走行風をガイドするサイドカウルであって、このサイドカウルは、上面、下面及びこれらの上面と下面との間に渡した側面とを有し、車両の前方を覆うフロントカウルからヘッドパイプの側方を通ってメインフレームの凹部まで後方へ延出していることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、ヘッドパイプの側方にてメインフレームに、エアクリーナへ走行風を導くエア導入口が形成され、このエア導入口の車両後方に凹部が配置されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両本体側に設けられるメインフレームの外壁に、車幅方向内側へ凹んだ凹部を形成し、この凹部内に盗難対策装置の少なくとも一部が配置される。
仮に、ハンドルの前方に盗難対策装置が配置されている場合には、盗難対策装置からハーネスを車両本体側へ延ばす必要がある。ハーネスは車両本体側に設けられているバッテリ等の電装部品に接続される。盗難対策装置が車両本体側に配置される構造は、盗難対策装置がハンドル側に配置されるという構造に較べると、ハンドルを操舵するときに、ハーネスがハンドルの操舵に伴って引っ張られ又は撓むため、ハンドル操作が重くなる場合があった。
この点、本発明の盗難対策装置は、車両本体側に配置されるので、ハンドルの操舵操作が重くなる等ハンドルの操舵操作への影響を及ぼし難くすることができる。
また、メインフレームの外壁に車幅方向内側へ凹んだ凹部を形成し、この凹部内に盗難対策装置の少なくとも一部を配置した。凹部内に盗難対策装置の一部が配置されるので、車幅方向側方への盗難対策装置の突出量が少なく抑えられる。結果、車幅の拡大が抑えられる。加えて、盗難対策装置のメインフレームから突出した部分にアンテナを配置するようにすれば、電波が遮られ難くできる。
請求項2に係る発明では、盗難対策装置の内側及び外側は、車体フレームと外装部品とで覆われている。外装部品がプロテクタの役割を果たすため、盗難対策装置は良好に保護され、いたずら等を防止することができる。
請求項3に係る発明では、アンテナ部が内蔵されている盗難対策装置は、その平面が送受信面となる。平面の面積が側面の面積より大きくなるように盗難対策装置が配置されることで、アンテナ部の配置自由度が高まる。
請求項4に係る発明では、盗難対策装置は、メインフレームの最外部の内側に配置される。このように、メインフレームの最外部の内側に配置した盗難対策装置であれば、メインフレームで盗難対策装置を保護することができる。
請求項5に係る発明では、エンジンコントロールユニットは、メインフレームの内側に支持され、盗難対策装置は、メインフレームの外壁に支持される。これらの両者は、いずれもメインフレームで支持される。メインフレームに支持されるエンジンコントロールユニットと盗難対策装置とを近づけて配置することによって、ハーネスの長さを短くすることができる。
請求項6に係る発明では、外装部品は、走行風をガイドするサイドカウルである。走行風をガイドするサイドカウルの内側に盗難対策装置を配置したので、盗難対策装置を覆うカバーを廃止することができる。
請求項7に係る発明では、盗難対策装置が配置される凹部は、エア導入口の車両後方に配置される。エア導入口の後方に位置する凹部を利用して盗難対策装置が配置されているため、エア導入口から取り入れられる走行風の流れに影響を与える心配はない。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の要部拡大図である。 図1の3矢視図である。 図3から燃料タンクカバーを取外した図である。 メインフレームに取付けられる盗難対策装置の分解図である。 図3の6−6線断面図である。 図3の7−7線断面図である。 盗難対策装置のブロック図である。 図7の変形例図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11を、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延ばした左右一対のメインフレーム13、13(手前側の符号13のみ示す。)と、これらのメインフレーム13、13の後端から一体に下方に延ばした左右一対のピボットプレート14、14と、メインフレーム13、13の後部上部に後方斜め上方に延びるように連結した左右一対のシートレール16、16(手前側の符号16のみ示す。)とから構成し、ヘッドパイプ12に操舵自在にフロントフォーク21を取付け、このフロントフォーク21の下端に前輪22を取付け、フロントフォーク21の上部に運転者が操舵するハンドル23を取付け、メインフレーム13、13及びピボットプレート14、14にエンジン26及び変速機27からなるパワーユニット28を取付け、ピボットプレート14、14にピボット軸31を介して上下スイング自在にスイングアーム32を取付け、スイングアーム32の後端に後輪33を取付けてなる鞍乗型車両である。
エンジン26は、ラジエータ36を連結した水冷式のものであり、ラジエータ36は、エンジン26のシリンダ部26aの前方で且つ前輪22の上部の後方に位置する。シリンダ部26aから複数の前部排気管38が下方及び後方に延び、これら前部排気管38の後端にサブマフラ41が接続され、このサブマフラ41から上方及び上方斜め後方に後部排気管42が延びており、この後部排気管42の後端にメインマフラ43が接続される。
車体を覆う外装部品50は、ハンドル23の前方を覆うアッパカウル46と、このアッパカウル46の左右から後方へ延びる左右の第1サイドカウル51、51(手前側の符号51のみ示す。)と、左右の第1サイドカウル51、51の後方にて車両後方へ延びている左右の第2サイドカウル52、52(手前側の符号52のみ示す。)と、これらの第2サイドカウル52、52の後方にて車両後方へ延びている左右のリヤカウル54、54(手前側の符号54のみ示す。)と、左右の第1サイドカウル51、51の下方位置にて、フロントフォーク21の中間部、メインフレーム13の前部、前部排気管38の前部下部、ラジエータ36の上部を除く部分の各側方を覆う左右一対のミドルカウル47、47(手前側の符号47のみ示す。)と、パワーユニット28の下部、前部排気管38の下部を覆う左右一対のロアカウル48、48(手前側の符号48のみ示す。)とで構成される。
アッパカウル46にヘッドランプ55が取付けられ、フロントフォーク21にフロントフェンダ56が取付けられ、メインフレーム13、13に燃料タンクカバー57が取付けられ、シートレール16、16に運転者用シート58、同乗者用シート61及びリヤフェンダ67、68が取付けられる。リヤクッションユニット62は、その一端をスイングアーム32の上部に連結すると共に他端をリンク機構63を介してピボットプレート14、14及びスイングアーム32の下部に連結される。ピボットプレート14、14に運転者用ステップ64、64(手前側の符号64のみ示す。)が取付けられ、シートレール16、16に同乗者用ステップ66、66(手前側の符号66のみ示す。)が取付けられる。
図2に示すように、車両の前部から後方斜め下方へ延びているメインフレーム13の前部且つ上部の側方に、盗難対策装置70が配置される。盗難対策装置70は、車両の位置情報を測定しこの位置情報を無線送信する機能を有する。盗難対策装置70は、ステー71を介してメインフレーム13に支持されている。
図3に示すように、ヘッドパイプ12の前方に、スピードメータを含む計器部73が配置され、この計器部73の前方に車両前部を覆うアッパカウル46が配置され、このアッパカウル46の車幅方向左右に、後方へ向け左右の第1サイドカウル51、51が延び、左右の第1サイドカウル51、51の内方に燃料タンク74を覆う燃料タンクカバー57が配置される。燃料タンクカバー57の下方に燃料タンク74が配置され、この燃料タンク74の前方に、エンジン26に清浄なエアを供給するエアクリーナ75が配置され、このエアクリーナ75の上方に、エンジン(図1、符号26)の制御をするエンジンコントロールユニット76が配置される。すなわち、メインフレーム13、13は、樹脂製の外装部品50で覆われる。盗難対策装置70は、メインフレームの外壁13aと外装部品(左の第1サイドカウル51)とで囲われた空間に配置される。
図4に、燃料タンクカバーと左右の第1サイドカウルを取外したときの機器配置が示されている。ハンドル(図3、符号23)を操舵可能に支持しているヘッドパイプ12から左右一対のメインフレーム13、13が車幅方向左右に拡がりつつ車両後方へ延出され、ヘッドパイプ12の後方で且つメインフレーム13、13の内側に、エンジンコントロールユニット76が配置される。エンジンコントロールユニット76は、メインフレーム13、13にエアクリーナ75を介して取付けられる。
左右一対のメインフレーム13、13の車幅方向外側に向いている外壁13a、13aには、車幅方向内側へ凹んだ凹部17、17が形成される。左側の凹部17内に、盗難対策装置70の一部がかかるように配置される。盗難対策装置70の外側面70uは、車両平面視で、メインフレーム13の最外部16より車幅方向δだけ内側に配置される。盗難対策装置70とエンジンコントロールユニット76とは、ハーネス78、78で連結されている。なお、本実施例では、左側の凹部内に盗難対策装置を配置したが、右側の凹部内に盗難対策装置を配置してもよい。
次に、ステーとこのステーに装着される盗難対策装置の支持構造等について説明する。
図5に示すように、メインフレーム13の外壁13aに凹ませた凹部17に締結部材81、81によってステー71が締結され、このステー71に盗難防止装置80が着脱可能に設けられている。ステー71は、メインフレーム13の一部を構成する外壁部13aの凹部17に締結される。すなわち、盗難対策装置70は、メインフレームの外壁13aに支持されている。
盗難対策装置70は、天井部82と底部(図6、符号83)と側面84a〜84dとからなる直方体形状を呈し、平面(天井部82)の面積がいずれの側面84a〜84dの面積よりも大きくなるようにして配置されている。盗難対策装置70の周囲は例えば、ラバー部材等の弾性部材87によって包まれるように囲われる。弾性部材87の外側に、第1凸部91〜第3凸部93が形成される。これらの第1凸部91〜第3凸部93に、各々、第1係合穴94〜第3係合穴96が開けられる。これらの第1係合穴94〜第3係合穴96を、ステー71に設けた第1突設部101〜第3突設部103に差し込むことで、装置70をステー71に着脱可能に装着することができる。
ステー71は、盗難対策装置70を囲んだ状態の弾性部材87が装着される底部126と、この底部126に対して折り曲げ上方に延びている第1突設部101〜第3突設部103へ盗難対策装置70の周囲を囲う弾性部材87の第1係合穴94〜第3係合穴96を各々差し込んで、盗難対策装置70をステー71の底部126に取付ける。なお、盗難対策装置7の上部0には、GPSアンテナ部(アンテナ部119)が内蔵されている。
図6に示すように、外装部品50の構成要素として、走行風をガイドする第1サイドカウル51、51は、各々、上面111、下面112及びこれらの上面111と下面112との間に渡した側面113とを有する。図1を併せて参照し、第1サイドカウル51、51は、車両の前方を覆うアッパカウル46からヘッドパイプ(図3、符号12)の側方を通ってメインフレーム13の凹部17、17まで後方へ延出している。
図4を併せて参照し、第1サイドカウル51、51に左右外方を覆われるメインフレーム13、13には、ヘッドパイプ12の側方にて、エアクリーナ75へ走行風を導く左右のエア導入口115、115が形成されている。これらの左右のエア導入口115、115の車両後方に凹部17、17が配置されている。
図7に示すように、メインフレーム13、13は、高さ方向の長さが車幅方向の長さよりも大きい略矩形断面を有し、下部が上部よりも外側に拡がって形成される。左右のメインフレーム13、13の間にて、エンジン26の上方にエアクリーナ75が配置され、このエアクリーナ75の上面111に、エンジンコントロールユニット76が取付けられている。
次に、盗難対策装置及びその関連部分の構成について説明する。
図8に示すように、盗難対策装置70は、鞍乗り型車両(自動二輪車10)の車体に加えられた振動を検知する加速度センサ121と、複数の人工衛星から軌道情報を受信することにより車両の現在位置を検出する全地球測位システム部(Global Positioning System部)122と、このGPS部122に接続されるGPSアンテナ部119と、加速度センサ121からの加速度信号SA及びGPS部122からの位置情報JPを受けて盗難対策を指令する制御部123と、制御部123からの交信指令SCに基づいて携帯電話基地局124へ位置情報JPを送信する携帯電話通信部125と、制御部123からのエンジン制御信号SECに基づきエンジン(図1、符号26)の点火装置126に点火停止信号SSSを送って点火装置126の作動を停止させる、すなわち、エンジン26を停止させるエンジン制御部(エンジンコントロールユニット76)と、制御部123からの警報制御信号SACに基づき警報装置128(ヘッドランプ(図1、符号55)等の灯火器、ホーン)に警報信号SAを送って灯火器、ホーンを作動させる警報発生部131と、内部電源132とから構成されている。内部電源132としては、例えば、リチウム電池が利用される。
以上に述べた鞍乗型車両の作用を次に述べる。
図3〜4にて、車両本体側に設けられるメインフレームの外壁13a、13aに、車幅方向内側へ凹んだ凹部17、17を形成し、左側の凹部17内に盗難対策装置70の一部が配置される。
仮に、ハンドルの前方に盗難対策装置が配置されている場合には、盗難対策装置からハーネスを車両本体側へ延ばす必要がある。ハーネスは車両本体側に設けられているバッテリ等の電装部品に接続される。盗難対策装置が車両本体側に配置される構造は、盗難対策装置がハンドル側に配置されるという構造に較べると、ハンドルを操舵するときに、ハーネスがハンドルの操舵に伴って引っ張られ又は撓むため、ハンドル操作が重くなる場合があった。
この点、本発明の盗難対策装置70は、車両本体側のメインフレーム13に支持されるので、ハンドル23の操舵操作が重くなる等ハンドル23の操舵操作への影響を及ぼし難くすることができる。
また、メインフレームの外壁13a、13aに車幅方向内側へ凹んだ凹部17、17を形成し、この凹部17、17の内の一方の凹部17内に盗難対策装置70の一部を配置した。一方の凹部17内に盗難対策装置70の一部が配置されるので、車幅方向側方への盗難対策装置70の突出量が少なく抑えられる。結果、車幅の拡大が抑えられる。加えて、盗難対策装置70のメインフレーム13から突出した部分にアンテナ部(図5、符号119)を配置するようにすれば、電波が遮られ難くできる。
盗難対策装置70の内側及び外側は、車体フレーム11と外装部品(第1サイドカウル51)とで覆われている。第1サイドカウル51がプロテクタの役割を果たすため、盗難対策装置70は良好に保護され、いたずら等を防止することができる。
図5〜6にて、盗難対策装置70は、アンテナ部119が内蔵される。盗難対策装置70は、平面を構成する天井部82の面積がいずれの側面84a〜84dの面積より大きくなるようにして配置される。
アンテナ部119が内蔵されている盗難対策装置70は、その天井部82が送受信面となる。天井部82の面積がいずれの側面84a〜84dの面積より大きくなるように盗難対策装置70が配置されることで、アンテナ部119の配置自由度が高められる。
外装部品50は、走行風をガイドする第1サイドカウル51、51である。走行風をガイドする第1サイドカウル51、51の内側に盗難対策装置70を配置したので、盗難対策装置を覆うカバーを廃止することができる。結果、部品点数を減らすことができる。
図4にて、盗難対策装置70は、メインフレーム13の最外部16の内側に配置される。このように、メインフレーム13の最外部16の内側に配置した盗難対策装置70であれば、メインフレーム13で盗難対策装置70を保護することができる。
エンジンコントロールユニット76は、メインフレーム13の内側に支持され、盗難対策装置70は、メインフレームの外壁13aに支持される。これらの両者は、いずれもメインフレーム13で支持される。メインフレーム13に支持されるエンジンコントロールユニット76と盗難対策装置70とを近づけて配置することによって、ハーネス78の長さを短くすることができる。
図4を併せて参照して、盗難対策装置70が配置される凹部17、17は、エア導入口115、115の車両後方に配置される。エア導入口115、115の後方に位置する一方の凹部17を利用して盗難対策装置70が配置されているため、エア導入口115、115から取り入れられる走行風の流れに影響を与える心配はない。
図9に示すように、変形例では、メインフレーム13、13に、車幅方向内側へ凹んだ凹部を車幅方向内方に延ばし貫通させ開口部17B、17Bが備えられている点が異なっている。その他の構成及び作用効果は、実施例と同様なものであり説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、盗難対策装置が備えられている自動二輪車に好適である。
10…鞍乗型車両(自動二輪車)、12…ヘッドパイプ、13…メインフレーム、13a…メインフレームの外壁、17…メインフレームの外壁の凹部、23…ハンドル、46…フロントカウル(アッパカウル)、50…外装部品、51…サイドカウル(第1サイドカウル)、70…盗難対策装置、75…エアクリーナ、76…エンジンコントロールユニット、78…ハーネス、82…盗難対策装置の平面部(天井部)、111…第1サイドカウルの上面、112…第1サイドカウルの下面、113…第1サイドカウルの側面、115…エア導入口、119…GPSアンテナ部(アンテナ部)。

Claims (7)

  1. 運転者が操舵するハンドル(23)を操舵可能に支持するヘッドパイプ(12)と、このヘッドパイプ(12)から車幅方向左右に拡がりつつ車両後方へ延出する左右一対のメインフレーム(13、13)とを備える鞍乗型車両において、
    前記左右一対のメインフレーム(13、13)のうちの一側のメインフレーム(13)の車幅方向外側に向いている外壁(13a)に、車幅方向内側へ凹んだ凹部(17)を形成し、
    この凹部(17)内に、車両の位置情報を測定しこの位置情報を無線送信する盗難対策装置(70)の少なくとも一部が配置されることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記メインフレーム(13、13)が樹脂製の外装部品(50)で覆われ、
    前記盗難対策装置(70)は、前記メインフレーム(13)の外壁(13a)と前記外装部品(50)とで囲われた空間に配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記盗難対策装置(70)は、アンテナ部(119)が内蔵されており、
    前記盗難対策装置(70)は、平面(82)の面積が側面(84)の面積より大きくなるようにして配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗型車両。
  4. 前記メインフレーム(13、13)は、高さ方向の長さが車幅方向の長さよりも大きい略矩形断面を有し、下部が上部よりも外側に配置され、
    前記盗難対策装置(70)は、車両平面視で、前記メインフレーム(13)の最外部より内側に配置されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ヘッドパイプ(12)の後方で且つ前記メインフレーム(13、13)の内側に、エンジンの制御をするエンジンコントロールユニット(76)が配置され、
    前記メインフレーム(13、13)に、前記エンジンに清浄なエアを供給するエアクリーナ(75)を介して前記エンジンコントロールユニット(76)が取付けられ、
    前記メインフレーム(13、13)の外壁に、前記盗難対策装置(70)が支持され、
    この盗難対策装置(70)と前記エンジンコントロールユニット(76)とは、ハーネス(78)で連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
  6. 前記外装部品(50)は、走行風をガイドするサイドカウル(51)であって、このサイドカウル(51)は、上面(111)、下面(112)及びこれらの上面(111)と下面(112)との間に渡した側面(113)とを有し、車両の前方を覆うフロントカウル(46)から前記ヘッドパイプ(12)の側方を通って前記メインフレーム(13)の前記凹部(17)まで後方へ延出していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
  7. 前記ヘッドパイプ(12)の側方にて前記メインフレーム(13、13)に、前記エアクリーナ(75)へ走行風を導くエア導入口(115)が形成され、このエア導入口(115)の車両後方に前記凹部(17)が配置されることを特徴とする請求項6記載の鞍乗型車両。
JP2011285925A 2011-12-27 2011-12-27 鞍乗型車両 Expired - Fee Related JP5656818B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011285925A JP5656818B2 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 鞍乗型車両
BR102012031609-9A BR102012031609B1 (pt) 2011-12-27 2012-12-11 veículo do tipo de montar em selim

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011285925A JP5656818B2 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013133047A true JP2013133047A (ja) 2013-07-08
JP5656818B2 JP5656818B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=48910038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011285925A Expired - Fee Related JP5656818B2 (ja) 2011-12-27 2011-12-27 鞍乗型車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5656818B2 (ja)
BR (1) BR102012031609B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114604351A (zh) * 2018-12-25 2022-06-10 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6382886A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の電装品取付構造
JPH02113587U (ja) * 1989-02-28 1990-09-11
JPH0390489A (ja) * 1989-08-31 1991-04-16 Honda Motor Co Ltd 車両用電源制御装置
JPH03125683A (ja) * 1989-10-11 1991-05-29 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JPH0438283A (ja) * 1990-04-13 1992-02-07 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のフレーム
JPH0438285A (ja) * 1990-04-13 1992-02-07 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のフレーム
JPH04133994U (ja) * 1991-06-04 1992-12-14 スズキ株式会社 自動2輪車の配線固定装置
JPH10218057A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の電装品取付構造
JP2007145130A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2010042755A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Honda Motor Co Ltd 車両の前部構造
JP2010116127A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2010155531A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031717A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031714A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 電装品取付け装置
JP2011152847A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両の力ウリング構造

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6382886A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の電装品取付構造
JPH02113587U (ja) * 1989-02-28 1990-09-11
JPH0390489A (ja) * 1989-08-31 1991-04-16 Honda Motor Co Ltd 車両用電源制御装置
JPH03125683A (ja) * 1989-10-11 1991-05-29 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JPH0438283A (ja) * 1990-04-13 1992-02-07 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のフレーム
JPH0438285A (ja) * 1990-04-13 1992-02-07 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のフレーム
JPH04133994U (ja) * 1991-06-04 1992-12-14 スズキ株式会社 自動2輪車の配線固定装置
JPH10218057A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の電装品取付構造
JP2007145130A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2010042755A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Honda Motor Co Ltd 車両の前部構造
JP2010116127A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2010155531A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031717A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031714A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 電装品取付け装置
JP2011152847A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両の力ウリング構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114604351A (zh) * 2018-12-25 2022-06-10 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆
CN114604351B (zh) * 2018-12-25 2023-11-21 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆

Also Published As

Publication number Publication date
BR102012031609B1 (pt) 2020-06-30
JP5656818B2 (ja) 2015-01-21
BR102012031609A2 (pt) 2014-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9150101B2 (en) Fuel-cell vehicle
JP5793932B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5145198B2 (ja) 自動二輪車の盗難対策装置
JP5235176B2 (ja) 自動二輪車
JP2010120625A (ja) 自動二輪車
JP5486966B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5596012B2 (ja) 自動二輪車
JP5656924B2 (ja) 自動二輪車の盗難対策装置
JP2011020603A (ja) 自動二輪車
JP5656818B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5145196B2 (ja) 自動二輪車
JP6083600B2 (ja) 鞍乗り型車両における通信ユニットの配置構造
JP5098103B2 (ja) 鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造
JP2022001452A (ja) 鞍乗型車両
JP2010155531A (ja) 自動二輪車
JP5222693B2 (ja) 自動二輪車
JP5192995B2 (ja) 自動二輪車の盗難対策装置
JP5656923B2 (ja) 自動二輪車の盗難対策装置
JP5469945B2 (ja) 自動二輪車
JP5235177B2 (ja) 自動二輪車
JP5667929B2 (ja) 自動二輪車
JP5470104B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5235170B2 (ja) 自動二輪車の電装品ユニット
JP5597601B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2020179722A (ja) 鞍乗車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5656818

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees