JP2013079040A - 乗用型作業車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジンの始動及び停止を行うキースイッチ34と、キースイッチ34とは別の操作具と、キースイッチ34がオン操作されている状態において操作具の操作に基づいてエンジンを停止させるエンジン停止手段72を備える。エンジン停止手段72によりエンジンが停止されてもラジエータ30のファン31を回転駆動する電動モータ32を停止させずに継続して作動させる継続手段74を備える。
【選択図】図8
Description
本発明は、キースイッチがオン操作されている状態においてキースイッチ以外の操作具の操作に基づいてエンジンを停止させるように構成した場合、エンジンがオーバーヒートの状態になることを防止することを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型作業車において次のように構成することにある。
エンジンと、ラジエータと、前記ラジエータに冷却風を供給するファンと、前記ファンを回転駆動する電動モータとをボンネットに収容し、
前記エンジンの始動及び停止を行うキースイッチと、前記キースイッチとは別の操作具と、前記キースイッチがオン操作されている状態において前記操作具の操作に基づいてエンジンを停止させるエンジン停止手段とを備え、
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されても前記電動モータを停止させずに継続して作動させる継続手段を備えてある。
本発明の第1特徴のエンジンは空冷型式ではなく水冷(液冷)型式であり、ラジエータ用のファンはエンジンの動力により直接に駆動されるのではなく、電動モータにより駆動される。
本発明の第1特徴によると、キースイッチとは別の操作具を操作してエンジンが停止されても、ラジエータ用のファンの電動モータは停止せずに作動を継続する。これにより、エンジンが停止されても、電動モータ及びファンによりボンネット内(エンジンの周囲)に外気が供給されるので(又は電動モータ及びファンによりボンネット内(エンジンの周囲)の空気が外部に排出されるので)、エンジンの熱が放出されてエンジンのオーバーヒートを抑えることができるようになり、エンジンのオーバーヒートによる不具合の発生を抑えることができた。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
前記ラジエータの冷却水の温度を検出する温度センサーを備え、
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されてから、前記温度センサーの検出値が設定温度以下になると、前記継続手段を停止させて前記電動モータを停止させる停止手段を備えてある。
前項[I]に記載のように、エンジン停止手段によりエンジンが停止されても、ラジエータ用のファンの電動モータが停止せずに作動を継続すると、バッテリの電力の消費が大きくなる。
本発明の第2特徴によると、エンジン停止手段によりエンジンが停止されてから、冷却水の温度(温度センサーの検出値)が設定温度以下になると、電動モータが自動的に停止するので、バッテリの電力が必要以上に消費されることはなく、この後のエンジンの始動の際にバッテリの電力が不足するというような状態を避けることができる。
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されてから、設定時間が経過すると、前記継続手段を停止させて前記電動モータを停止させる停止手段を備えてある。
前項[I]に記載のように、エンジン停止手段によりエンジンが停止されても、ラジエータ用のファンの電動モータが停止せずに作動を継続すると、バッテリの電力の消費が大きくなる。
本発明の第3特徴によると、エンジン停止手段によりエンジンが停止されてから、設定時間が経過すると、電動モータが自動的に停止するので、バッテリの電力が必要以上に消費されることはなく、この後のエンジンの始動の際にバッテリの電力が不足するというような状態を避けることができた。
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
前記ラジエータの冷却水の温度を検出する温度センサーを備え、
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されてから、前記温度センサーの検出値が設定温度以下になる状態又は設定時間が経過する状態のどちらか早い方の状態になると、前記継続手段を停止させて前記電動モータを停止させる停止手段を備えてある。
前項[I]に記載のように、エンジン停止手段によりエンジンが停止されても、ラジエータ用のファンの電動モータが停止せずに作動を継続すると、バッテリの電力の消費が大きくなる。
本発明の第4特徴によると、エンジン停止手段によりエンジンが停止されてから、冷却水の温度(温度センサーの検出値)が設定温度以下になる状態、又は設定時間が経過する状態のどちらか早い方の状態になると、電動モータが自動的に停止する。
(構成)
本発明の第5特徴は、本発明の第1〜第4特徴の乗用型作業車うちのいずれか一つにおいて次のように構成することある。
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されていることを報知する報知手段を備えてある。
本発明の第5特徴によると、キースイッチとは別の操作具を操作してエンジンが停止された場合、このことが報知されて、作業者はキースイッチとは別の操作具(エンジン停止手段)によりエンジンが停止したことを認識することができるので、作業者の誤解を少なくして、作業者の誤解に基づく誤操作を抑えることができた。
(構成)
本発明の第6特徴は、本発明の第5特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止された後、前記継続手段により前記電動モータが継続して作動していることを報知するように、前記報知手段を構成してある。
本発明の第6特徴によると、作業者はキースイッチとは別の操作具(エンジン停止手段)によりエンジンが停止した後、電動モータ及びファンが作動を継続した場合、このことが報知されて、作業者は継続手段により電動モータ及びファンが作動を継続していることを認識することができるので、作業者の誤解を少なくして、作業者の誤解に基づく誤操作を抑えることができた。
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された機体に運転席3が備えられ、油圧シリンダ5により昇降駆動されるリンク機構5が機体の後部に備えられており、リンク機構5を介して6条植型式の苗植付装置4が昇降自在に支持されて、乗用型作業車の一例である乗用型田植機が構成されている。
次に、エンジン12の付近の構造について説明する。
図1及び図2に示すように、機体の前部にミッションケース9が備えられ、ミッションケース9に連結されて前方に延出された支持フレーム11に、エンジン12(ディーゼル型式)が支持されており、ミッションケース9の左横側面に静油圧式無段変速装置7が連結されている。ミッションケース9の右及び左横側面に前輪支持ケース8が連結されており、前輪支持ケース8に右及び左の前輪1が操向自在に支持されている。機体の後部に後車軸ケース10がローリング自在に支持されて、後車軸ケース10に右及び左の後輪2が支持されている。
次に、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2、苗植付装置4への伝動系について説明する。
図1に示すように、エンジン12の動力が、ベルト伝動装置46から静油圧式無段変速装置7、ミッションケース9に内装された副変速装置(図示せず)、前輪デフ装置(図示せず)を介して右及び左の前輪1に伝達され、副変速装置から伝動軸49及び後車軸ケース10に内装された右及び左のサイドクラッチ(図示せず)を介して、右及び左の後輪2に伝達される。
次に、苗植付装置4の操作系について説明する。
図2及び図8に示すように、運転席3の右横側に昇降レバー33が備えられて、昇降レバー33は上昇位置、中立位置、下降位置、植付位置及び自動位置に操作自在に構成されており、昇降レバー33の操作位置が制御装置40に入力されている。植付及び施肥クラッチ43,44を伝動及び遮断状態に操作する電動モータ39が備えられている。
昇降レバー33を中立位置に操作すると、自動昇降制御手段71が停止し、植付及び施肥クラッチ43,44が遮断状態に操作され、右及び左のマーカー47が格納姿勢に操作された状態で、油圧シリンダ5が停止する。
このように、昇降レバー33を上昇位置、中立位置及び下降位置に操作することによって、苗植付装置4を任意の高さに上昇及び下降させて停止させることができる。
次に、操作レバー50について説明する。
図2及び図8に示すように、操縦ハンドル14の下側の右横側に操作レバー50が備えられ、操作レバー50が右の横外方に延出されている。操作レバー50は中立位置Nから上方の上昇位置U、下方の下降位置D、後方の右マーカー位置R及び前方の左マーカー位置Lの十字方向に操作自在に構成されて、中立位置Nに付勢されており、操作レバー50の操作位置が制御装置40に入力されている。
これにより、機体に対する苗植付装置4の高さが事前に設定された所定高さよりも低い状態において、制御装置40により以下のような操作が行われる。
右(左)のマーカー47が作用姿勢に操作された状態において、操作レバー50を右マーカー位置R(左マーカー位置L)に第2所定時間(前述の第1所定時間よりも長い時間)に亘って操作すると、右(左)のマーカー47が格納姿勢に操作される。
次に、静油圧式無段変速装置7の操作系について説明する。
図3及び図4に示すように、静油圧式無段変速装置7は中立位置、前進の高速側及び後進の高速側に無段階に変速自在に構成されている。後部ボンネット15の内部において、操縦ハンドル14を支持するハンドルポスト65にフレーム56が連結され、フレーム56の横軸芯P1周りに操作軸57が回転自在に支持されている。変速レバー29の基部29bに、丸棒材を側面視でL字状に折り曲げた操作部29aが連結されている。操作軸57の端部に扇型の変速部材58が連結されて、変速部材58のブラケット58aの前後軸芯P2周りに、変速レバー29の操作部29aが揺動自在に支持されており、変速レバー29が操作パネル35のレバーガイド41を通って上方に延出されている。
次に、ブレーキ42について説明する。
図7に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を制動可能なブレーキ42がミッションケース9の内部に備えられている。ステップ16の下側に支持軸84が回転自在に支持され、支持軸84に連結されたブレーキペダル52が右のステップ22から上方に突出しており、ブレーキペダル52とブレーキ42とに亘って連係ロッド80が接続されている。
次に、レバーガイド41の停止位置41S(案内部材55の停止位置55S)について説明する。
図5に示すように、案内部材55に左右方向の中立経路55N、中立経路55Nの操縦ハンドル14の側の端部から前方に延出された後進経路55R、及び中立経路55Nの操縦ハンドル14の反対側の端部から後方に延出された前進経路55Fが開口されている。
次に、エンジン12の始動及び停止の制御の前半について、図9及び図10に基づいて説明する。
図8に示すように、エンジン12を始動させるスタータ59、エンジン12への燃料を遮断してエンジン12を停止させる電磁操作式の燃料遮断弁66、ブレーキペダル52が制動位置に踏み込み操作されたことを検出するリミットスイッチ型式の操作位置センサー67(図7参照)、ラジエータ30の冷却水の温度を検出する温度センサー83が備えられている。
次に、エンジン12の始動及び停止の制御の中半について、図9及び図10に基づいて説明する。
前項[9]に記載のように、キースイッチ34をON位置からスタート位置に操作してエンジン12を始動させた後、キースイッチ34をON位置に戻し操作したとする。(ステップS1,S2)。この状態において変速レバー29を、レバーガイド41の中立経路41N(案内部材55の中立経路55N)に操作し(この時点において、静油圧式無段変速装置7が中立位置に操作されて機体は停止する)、レバーガイド41の停止位置41S(案内部材55の停止位置55S)に操作したとする(ステップS4)。
この場合、第1設定時間T1が経過するまでに、変速レバー29がレバーガイド41の停止位置41S(案内部材55の停止位置55S)から別の位置に操作されると、エンジン12の停止操作は行われない(ステップS10)。
これにより、前部及び後部ボンネット13,15の内部(エンジン12の周囲)に外気が供給され、前部及び後部ボンネット13,15の内部(エンジン12の周囲)の空気が外部に排出されることになるので、エンジン12の熱が放出されてエンジン12のオーバーヒートが抑えられる。
これにより、冷却水の温度が設定温度以下になる状態(エンジン12の温度が十分に低下する状態)(ステップS16)、又は第2設定時間T2が経過する状態のどちらか早い方の状態になると(ステップS17)、制御装置40(停止手段75)により電動モータ32が停止されて、ファン31が停止する(ステップS18)。これと同時に、表示部36において、電動モータ32の作動及びファン31の駆動が維持されていることの表示が消える(ステップS19)。
この場合、第1及び第2設定時間T1,T2が同じ長さに設定されるか、又は第1設定時間T1よりも第2設定時間T2が長いものに設定されている。
次に、エンジン12の始動及び停止の制御の後半について、図9及び図10に基づいて説明する。
前項[10]に記載のように、エンジン12が停止操作された状態において、変速レバー29がレバーガイド41の停止位置41S(案内部材55の停止位置55S)以外の位置に操作され(ステップS21)、且つ、ブレーキペダル52が制動位置に踏み込み操作されると(ステップS22)、制御装置40(エンジン始動手段73)及びスタータ59により、エンジン12の始動操作が行われるのであり(ステップS23)、ステップS18によりファン31が停止していると、電動モータ32によりファン31が駆動される(ステップS24)。
次に、第1〜第4発光部82a〜82dの作動について説明する。
(1)
苗のせ台21に載置された苗が設定量以下に少なくなった状態、ホッパー24に貯留された肥料が設定量以下に少なくなった状態、作溝器27に肥料の詰まりが発生した状態、昇降レバー33又は操作レバー50により植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が遮断状態に操作された状態のうちの少なくとも一つの状態が検出された状態において、昇降レバー33又は操作レバー50により苗植付装置4の下降が行われると第1発光部82aが点滅する。
この場合、昇降レバー33又は操作レバー50により植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が遮断状態に操作された状態を、前述の条件から外してもよい。
昇降レバー33又は操作レバー50により植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が伝動状態に操作されると、第2発光部82bが点灯し、昇降レバー33又は操作レバー50により植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が遮断状態に操作されると、第2発光部82bが消灯する。
操作レバー50により左のマーカー47が作用姿勢に操作されると、第3発光部82cが点灯し、操作レバー50又は苗植付装置4の上昇により左のマーカー47が格納姿勢に操作されると、第3発光部82cが消灯する。
操作レバー50により右のマーカー47が作用姿勢に操作されると、第4発光部82dが点灯し、操作レバー50又は苗植付装置4の上昇により右のマーカー47が格納姿勢に操作されると、第4発光部82dが消灯する。
乗用型田植機では、一つの圃場において一回の植付行程が終了して機体が畦際に達すると、植付クラッチ43(施肥クラッチ44)を遮断状態に操作して苗植付装置4を田面から上昇させ、畦際で約180度の旋回を行い、次に苗植付装置4を田面に下降させ、植付クラッチ43(施肥クラッチ44)を伝動状態に操作して次の植付行程に入る。
(4)−1
自動操作手段の作動状態が設定されると、植付クラッチ43(施肥クラッチ44)の伝動及び遮断状態に関係なく、第2発光部82bが点灯する。自動操作手段の作動状態において、一回の植付行程が終了して機体が畦際に達し、運転者が植付クラッチ43(施肥クラッチ44)を遮断状態に操作すると、第2発光部82bが点滅する。畦際での旋回が終了して自動操作手段により植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が伝動状態に操作されると、第2発光部82bが点灯する状態に戻る。
自動操作手段の停止状態が設定されると、前項(2)の記載の内容が行われる。
自動操作手段の作動状態が設定された状態において、植付行程で植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が伝動状態に操作されていると、第2発光部82bが点灯する。一回の植付行程が終了して機体が畦際に達し、運転者が植付クラッチ43(施肥クラッチ44)を遮断状態に操作すると、第2発光部82bが点滅する。畦際での旋回が終了して自動操作手段により植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が伝動状態に操作されると、第2発光部82bが点灯する状態に戻る。
自動操作手段の停止状態が設定されると、前項(2)の記載の内容が行われる。
自動操作手段の作動状態が設定された状態において、植付行程で植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が伝動状態に操作されていると、第2発光部82bが消灯する。一回の植付行程が終了して機体が畦際に達し、運転者が植付クラッチ43(施肥クラッチ44)を遮断状態に操作すると、第2発光部82bが点滅する。畦際での旋回が終了して自動操作手段により植付クラッチ43(施肥クラッチ44)が伝動状態に操作されると、第2発光部82bが消灯する状態に戻る。
前述の[発明を実施するための形態]の図10において、ステップS15,S17を削除することにより、エンジン12の停止操作が行われた状態において、冷却水の温度が設定温度以下になると(エンジン12の温度が十分に低下すると)(ステップS16)、制御装置40(停止手段75)により電動モータ32が停止されて、ファン31が停止するように構成してもよい(ステップS18)。
前述の[発明を実施するための形態]の図10において、ステップS16を削除することにより、エンジン12の停止操作が行われると、タイマーのカウントが開始され(ステップS15)、第2設定時間T2が経過すると(ステップS17)、制御装置40(停止手段75)により電動モータ32が停止されて、ファン31が停止するように構成してもよい(ステップS18)。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、以下に示す牽制手段を制御装置40に備えてもよい。
バッテリに残されている電力(バッテリ容量)(バッテリ電圧)を検出する容量センサー(図示せず)を備える。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、液晶を使用した表示部36に代えて(又は表示部36の表示に加えて)、スピーカ(報知手段に相当)(図示せず)により、変速レバー29がレバーガイド41の停止位置41S(案内部材55の停止位置55S)に操作されたことによりエンジン12の停止操作が行われたこと等を報知するように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第4別形態]において、ディーゼル型式のエンジン12に代えてガソリン型式のエンジン12を使用した場合、制御装置40(エンジン停止手段72)がエンジン12の点火プラグの電装系を遮断することにより、エンジン12の停止操作を行うように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第5別形態]において、エンジン12の動力により冷却水ポンプが駆動されるのではなく、ファン31の電動モータ32や、この電動モータ32とは別の電動モータ(図示せず)により、冷却水ポンプが駆動されるように構成してもよい。
これにより、図10のステップS12〜S18において、エンジン12の停止操作中にファン31に加えて冷却水ポンプも駆動されるように構成することができ、エンジン12の冷却を促進させることができる。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第6別形態]において、変速レバー29をレバーガイド41の停止位置41S(案内部材55の停止位置55S)に操作することによりエンジン12の停止操作が行われる構成に代えて、以下の(1)〜(6)に記載の操作によりエンジン12の停止操作が行われるように構成してもよい。
(2)レバーガイド41の前進又は後進経路41F,41R(案内部材55の前進又は後進経路55F,55R)の一部に停止位置41S,55Sを接続して、変速レバー29(操作部29a)がこの停止位置41S(55S)に操作されること。
(3)変速レバー29とは別の副変速レバー(別の操作具に相当)(図示せず)が中立位置に操作されること。
(4)ブレーキペダル52(別の操作具に相当)が制動位置に設定時間以上に亘って保持されること。
(5)エンジン12から前輪1及び後輪2、苗植付装置4への伝動系において、最もエンジン12に近い位置に主クラッチ(図示せず)を備え、主クラッチを操作するクラッチペダル(別の操作具に相当)(図示せず)を備えて、クラッチペダルにより主クラッチが遮断状態に操作されること。
(6)キースイッチ34とは別のエンジン12を停止操作する専用のエンジン停止スイッチ(別の操作具に相当)(図示せず)を備え、このエンジン停止スイッチが操作されること。
13 ボンネット(前部ボンネット)
15 ボンネット(後部ボンネット)
29 別の操作具
30 ラジエータ
31 ファン
32 電動モータ
34 キースイッチ
36 報知手段
72 エンジン停止手段
74 継続手段
75 停止手段
83 温度センサー
T2 設定時間
Claims (6)
- エンジンと、ラジエータと、前記ラジエータに冷却風を供給するファンと、前記ファンを回転駆動する電動モータとをボンネットに収容し、
前記エンジンの始動及び停止を行うキースイッチと、前記キースイッチとは別の操作具と、前記キースイッチがオン操作されている状態において前記操作具の操作に基づいてエンジンを停止させるエンジン停止手段とを備え、
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されても前記電動モータを停止させずに継続して作動させる継続手段を備えてある乗用型作業車。 - 前記ラジエータの冷却水の温度を検出する温度センサーを備え、
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されてから、前記温度センサーの検出値が設定温度以下になると、前記継続手段を停止させて前記電動モータを停止させる停止手段を備えてある請求項1記載の乗用型作業車。 - 前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されてから、設定時間が経過すると、前記継続手段を停止させて前記電動モータを停止させる停止手段を備えてある請求項1記載の乗用型作業車。
- 前記ラジエータの冷却水の温度を検出する温度センサーを備え、
前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されてから、前記温度センサーの検出値が設定温度以下になる状態又は設定時間が経過する状態のどちらか早い方の状態になると、前記継続手段を停止させて前記電動モータを停止させる停止手段を備えてある請求項1記載の乗用型作業車。 - 前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止されていることを報知する報知手段を備えてある請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の乗用型作業車。
- 前記エンジン停止手段により前記エンジンが停止された後、前記継続手段により前記電動モータが継続して作動していることを報知するように、前記報知手段を構成してある請求項5記載の乗用型作業車。
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