JP2019180295A - 作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネに貢献するような給電回路系を備えた作業車が要望されている。【解決手段】エンジンと作業装置とを備えた作業車は、エンジンを駆動するために用いられるエンジン機器8への給電を入り切りする第1給電スイッチ71と、エンジン駆動時に補助的に用いられる補助エンジン機器9への給電を入り切りする第2給電スイッチ72と、第1給電スイッチ71と第2給電スイッチ72とのそれぞれを独立的に制御する給電制御部51とを備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、エンジンと、作業装置と、バッテリから電装品への給電を制御する制御ユニットとを備えた作業車に関する。
自動車におけるエコ運転の推進などの目的で、アイドリングストップのようなエンジン一時停止機能が備えられ、キースイッチ(OFF位置、ON位置、イグニッション位置などの操作位置を有する)を操作しなくとも、制御ユニット(ECU)によってエンジンの始動と停止が行われる作業車も登場している。
特許文献1による田植機では、エンジン始動用モータへのバッテリからの給電は、キースイッチによるリレー制御で成立する給電ラインと、制御装置によるリレー制御によって成立する給電ラインとの両方で可能である。朝一番などでのエンジン始動は、前者の給電ラインで行われ、キースイッチON状態でのエンジン一時停止・始動は後者の給電ラインで行われる。この給電回路系では、キースイッチON操作や制御装置による制御信号の出力により、燃料ポンプが動作を開始するときには、同時にラジエータ電動ファンの動作も開始するように、同一の給電線に、燃料ポンプとラジエータ電動ファンとが並列に接続されている。
特開2013−70658号公報
特許文献1に開示された給電回路系では、エンジン駆動中は必ず動作している燃料ポンプと同じ給電線にラジエータ電動ファンが接続されているので、エンジン稼働中はラジエータ電動ファンも駆動することになる。ラジエータ電動ファンは、冷却水温が低いときには不要であるので、ラジエータ電動ファンの駆動は省エネに反する。このため、さらに省エネに貢献するような給電回路系を備えた作業車が要望されている。
本発明による、エンジンと作業装置とを備えた作業車は、前記エンジンを駆動するために用いられるエンジン機器への給電を入り切りする第1給電スイッチと、エンジン駆動時に補助的に用いられる補助エンジン機器への給電を入り切りする第2給電スイッチと、前記第1給電スイッチと前記第2給電スイッチとのそれぞれを独立的に制御する給電制御部とを備えている。
この構成では、エンジンの稼働に関係するとともに給電によって動作する機器が、エンジンを駆動するために用いられるエンジン機器と、エンジン駆動時に補助的に用いられる補助エンジン機器とに区別されており、第1給電スイッチと第2給電スイッチとによって、それぞれ独立的に駆動制御される。したがって、エンジンの稼働中に、補助エンジン機器だけを停止させることができる。あるいは、逆に、もし必要であれば、エンジンの停止中に補助エンジン機器だけを駆動させることも可能である。この構成により、エンジンの稼働に関係する機器に対する、よりきめの細かいエコ運転及び省エネ運転が可能となる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、OFF位置とON位置とイグニッション位置とを有するキースイッチと、前記補助エンジン機器への給電を指令する補助エンジン機器給電指令を前記給電制御部に出力する補助給電指令出力部とが備えられ、前記給電制御部は、前記キースイッチの前記ON位置及びイグニッション位置において前記第1給電スイッチを入り状態にし、かつ前記給電制御部は、前記補助エンジン機器給電指令に応答して前記第2給電スイッチを入り状態にする。この構成では、キースイッチの操作位置と給電制御部による第1給電スイッチの状態とが連携されており、エンジンを始動させるために、キースイッチがOFFからイグニッション位置またはON位置に維持されると、第1給電スイッチが入り状態となって、エンジン機器が給電される。給電制御部は、補助給電指令に応答して、補助エンジン機器が給電されるように、第2給電スイッチを入り状態にすることもできる。補助給電指令を給電制御部に与える補助給電指令出力部が設けられている。これにより、エンジンの稼働とは関係なく、補助給電指令出力部が補助給電指令を出力すれば、補助エンジン機器が駆動することになる。つまり、補助給電指令出力部が補助給電指令を出力するタイミングを予めプログラムしておくことで、所定の条件が成立すると、エンジンの稼働とは関係なく、補助エンジン機器が駆動される。
ラジエータ電動ファンなどのエンジン温度の異常上昇を抑制するような補助エンジン機器は、少なくともエンジン温度が所定値を超えると駆動させなければならない。また、エンジン負荷が増大してエンジンストールの可能性が生じると、エンジン動力を増加させるためのエンジン回転数上昇用機器やターボ機器などを駆動させることが好適である。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記補助給電指令出力部は、前記エンジンの状態が所定レベルを超えた場合に、前記補助エンジン機器給電指令を出力する。
また、補助エンジン機器給電指令の出力をコンピュータ等による制御に任せるのではなく、運転者の意思で行うことも、有効である。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記補助給電指令出力部に前記補助エンジン機器給電指令の出力を指令する補助エンジン機器操作具が備えられている。
エンジンの稼働に必須であり、電気によって駆動されるエンジン機器の1つは、燃料ポンプである。また、エンジンが稼働中において、少なくとも、特定のエンジン状態(エンジンが高温状態)の場合には、駆動しなければならない補助エンジン機器の1つがラジエータ電動ファンである。したがって、本発明の好適な実施形態の1つでは、第1給電スイッチによって給電制御される前記エンジン機器は燃料ポンプであり、第2給電スイッチによって給電制御される前記補助エンジン機器は、ラジエータ電動ファンである。
従来では、1つの共通の給電スイッチによって給電制御が行われていたエンジン機器と補助エンジン機器とを、独立して制御可能な給電スイッチによって給電制御した場合、給電スイッチの個数が増え、給電回路系のコストが増加する。また、給電スイッチをリレー等で構成する場合、リレーボックスでの収納スペースが不足する問題が生じる。この問題を避けるために、前記作業装置が作業制御用電動機器を備えている本発明の好適な実施形態の1つでは、前記作業制御用電動機器への給電は前記第1給電スイッチによって入り切りされる。作業制御用電動機器は、作業装置を制御するときだけ駆動して電力を消費するので、無駄に電力を消費することは実質的にはなくなる。したがって、作業制御用電動機器は、エンジン機器と共通に給電制御されても、実質的に省エネに悪影響を与えることはない。そのような具体的な作業制御用電動機器の1つが、前記作業装置が苗を圃場に植え付ける苗植付装置である場合、つまり作業車が田植機である場合、前記苗植付装置へ変速動力を与える株間変速装置の変速位置を調整する調整モータである。
田植機の側面図である。 田植機の平面図である。 ミッションケースにおいて走行伝動系の付近を示す横断平面図である。 ミッションケースにおいて作業伝動系の付近を示す横断平面図である。 エンジン制御及び株間制御に関する制御系の模式図である。 キースイッチまたは制御ユニットによって制御可能な給電スイッチを用いた電装品への給電説明図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、本発明の作業車の一例として乗用型田植機(以下、単に田植機と略称する)を例に挙げて説明する。なお、図2に示されているように、本実施形態では、矢印Fが走行機体Cの機体前方、矢印Bが走行機体Cの機体後方、矢印Lが走行機体Cの機体左方、矢印Rが走行機体Cの機体右方で指している。
図1と図2とに示されているように、田植機には、左右一対の操舵車輪としての前輪1と、走行装置としての左右一対の後輪2とを有する走行機体Cと、作業装置としての苗植付装置Wとが備えられている。左右一対の操舵車輪としての前輪1は、走行機体Cの機体前側に設けられて走行機体Cの向きを変更操作自在なように構成され、左右一対の後輪2は、走行機体Cの機体後側に設けられている。苗植付装置Wは、油圧シリンダ4の伸縮作動により昇降作動するリンク機構3を介して、走行機体Cの後端に昇降自在に連結されている。
苗植付装置Wは、左右方向に所定間隔を置いて配置された植付伝動ケースW1、植付伝動ケースW1の後部の右側部及び左側部に回転自在に支持された回転ケースW2、回転ケースW2の両端に備えられた一対の植付アームW3、フロートW4及び苗のせ台W5等を備えている。右及び左のマーカー12が、苗植付装置Wの右及び左の横側部に備えられている。
図1及び図2に示すように、走行機体Cに、運転座席13、及び前輪1を操向操作する操縦ハンドル14が備えられている。運転座席13の下側にバッテリBが配置されている。走行機体Cの前部の右部及び左部に右及び左の支持フレーム16が備えられており、支持フレーム16に予備苗のせ台15が支持されている。右及び左の支持フレーム16の上部に亘って、支持フレーム17が連結されている。
支持フレーム17において、平面視で走行機体Cの左右中央線CLが通る位置に、衛星測位モジュール18が備えられており、衛星測位モジュール18から走行機体Cの位置を示す衛星測位データが出力される。
右及び左の後輪2を支持する後車軸ケース22において、平面視で走行機体Cの左右中央線CLが通る位置に、慣性計測モジュール19が取り付けられており、慣性計測モジュール19から走行機体Cのヨー角やヨー角速度などの機体姿勢状態を示す慣性計測データが出力される。
図1に示すように、走行機体Cの前領域に、ミッションケース20が設けられており、ミッションケース20の右及び左の横側部に連結された前車軸ケース21に、右及び左の前輪1が支持されている。走行機体Cの後部に、後車軸ケース22が支持されており、後車軸ケース22に右及び左の後輪2が支持されている。
図1に示すように、ミッションケース20の前部に、エンジン23が支持されている。ミッションケース20の左の横側部に、静油圧型式無段変速装置として構成された主変速装置24が連結されている。エンジン23の動力が伝動ベルト25を介して主変速装置24の入力軸24aに伝達される。エンジン23には、エンジン機器8と補助エンジン機器9が備えられている。
主変速装置24は、中立位置、前進側及び後進側に無段階に変速自在に構成されており、操縦ハンドル14の左の横側に備えられた主変速レバー30により、主変速装置24を操作する。
図3に示すように、ミッションケース20の右の横側部に、ポンプ26が連結されており、ポンプ26は油圧シリンダ4に作動油を供給する。主変速装置24の入力軸24aがミッションケース20に入り込んでおり、ポンプ26の入力軸26aと、主変速装置24の入力軸24aとに亘って伝動軸27が連結されている。
ミッションケース20の内部に、伝動軸28,29が左右方向に沿って支持されて、主変速装置24の出力軸24bが伝動軸28の端部に連結されている。ミッションケース20の内部において、伝動軸28,29に亘って、ギヤ変速型式の副変速装置31が備えられている。
右及び左の前輪1に動力を伝達する右及び左の前車軸35が、ミッションケース20及び前車軸ケース21に亘って支持されており、右及び左の前車軸35の間に、前輪デフ装置36が備えられている。伝動軸29に連結された伝動ギヤ37と、前輪デフ装置36のケース36aに連結された伝動ギヤ38とが咬合している。
ミッションケース20の後部に出力軸39が前後方向に沿って支持されており、前輪デフ装置36のケース36aに連結されたベベルギヤ40と、出力軸39における前部に形成されたベベルギヤ39aとが咬合している。
図4に示すように、ミッションケース20の右の横側部に、株間変速装置として機能する静油圧型式無段変速装置(以下、単にHSTと略称する)45が連結されている。HST45の入力軸45aと伝動軸28とが連結されている。ミッションケース20の内部に、伝動軸47a,47b,48が左右方向に沿って支持されて、HST45の出力軸45bが伝動軸47aの端部に連結されている。
以上の構成により、主変速装置24で変速された動力が、主変速装置24の出力軸24bから、伝動軸28及びHST45の入力軸45aを介して、HST45に伝達される。
さらに、HST45で変速された動力が、HST45の出力軸45bから、伝動軸47a、伝動ギヤ48a,48b、伝動軸47b、不等速変速装置46、伝動軸48、ベベルギヤ49a,44b、植付クラッチCL1、出力軸42a、伝動軸42bを介して、苗植付装置Wに伝達される。
植付クラッチCL1を伝動状態に操作すると、苗植付装置Wに動力が伝達されて、苗植付装置Wが作動する。苗植付装置Wが作動すると、苗のせ台W5が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケースW2が回転駆動され、2組の植付アームW3が、苗のせ台W5の下部から交互に苗を取り出して田面に植え付ける。これにより、走行機体Cの走行方向に沿って、事前に設定された設定株間L1〜L5(供給間隔に相当)で、苗が田面に間欠的に植え付けられる。植付クラッチCL1を遮断状態に操作すると、苗植付装置Wへの動力が遮断されて、苗植付装置Wが停止し、苗のせ台W5及び回転ケースW2が停止する。
図5に、エンジン制御及び株間制御に関する制御系の模式図が示されている。ここでは、制御ユニット5には、株間L1,L2,L3,L4,L5を設定する設定機器64からの信号と、OFF位置、ON位置、IG位置(イグニッション位置)を有するキースイッチ61からの信号とが入力されている。もちろん、制御ユニット5には、エンジン状態、走行状態、作業状態を検出するセンサ群からの信号が入力されるが、図5では省略されている。
制御ユニット5によって制御される制御機器として、図5では、エンジン23を駆動するために用いられるエンジン機器8、エンジン23の駆動時に補助的に用いられる補助エンジン機器9、HST45の変速位置を調整する調整モータ65が示されている。調整モータ65は、HST45の変速位置を調整する作業制御用電動機器である。エンジン機器8には、スタータ81、燃料ポンプ82などが含まれている。補助エンジン機器9には、ラジエータ電動ファン91、オルタネータ92などが含まれている。実際には、制御ユニット5からの制御指令に基づいて各種機器に制御信号を与えるドライバやサブ制御ユニットなどが介在するが、これらの図示は図5では省略されている。
スタータ81、エンジン機器8に含まれる燃料ポンプ82、補助エンジン機器9に含まれるラジエータ電動ファン91を駆動させるには、バッテリBからの給電が必要である。同様に、補助エンジン機器9に含まれるオルタネータ92は、その制御回路にバッテリBから給電されることで、エンジン13回転力を電力に変換して、バッテリBに送り込む。これらの機器への給電及び制御ユニット5からの制御指令(制御信号)を説明する模式図が、図6に示されている。
図6では、制御ユニット5には、本発明に関係する機能部として、給電制御部51、補助給電指令出力部52、一時エンジン停止制御部53が備えられている。制御ユニット5には、キースイッチ61、補助エンジン機器操作具62、バッテリBが接続されている。キースイッチ61とバッテリBとも接続されている。また、充電目的で、オルタネータ92とバッテリBとが接続されている。
第1給電スイッチ71は、燃料ポンプ82及び調整モータ65への給電を入り切りするリレーである。第1給電スイッチ71のスイッチ状態は給電制御部51によって制御される。燃料ポンプ82と調整モータ65とは第1給電スイッチ71によって入り切り制御される給電線に並列で接続されている。したがって、燃料ポンプ82が駆動している間、つまりエンジン23が駆動している間、調整モータ65は給電可能な状態であるが、HST45の変速位置を調整しない限り、実質的に調整モータ65が電力を消費することはない。
第2給電スイッチ72は、ラジエータ電動ファン91への給電を入り切りするリレーである。第2給電スイッチ72のスイッチ状態は、給電制御部51によって制御される。なお、第1給電スイッチ71と第2給電スイッチ72とのスイッチ状態は、それぞれ、給電制御部51によって独立的に制御可能である。補助給電指令出力部52がラジエータ電動ファン91への給電を指令する補助エンジン機器給電指令を出力すると、これに応答して、給電制御部51は第2給電スイッチ72入り状態とする。補助給電指令出力部52は、運転者の意思で、補助エンジン機器操作具62が操作された場合に、補助エンジン機器給電指令を出力する。さらに、補助給電指令出力部52は、エンジン23の所定状態が許容レベルを超えた場合にも、補助エンジン機器給電指令を出力する。エンジン23のこのような所定状態として、例えば、エンジン23の温度つまりエンジン冷却水の温度、あるいはエンジン負荷などが挙げられる。この実施形態では、第2給電スイッチ72によって給電制御されるのはラジエータ電動ファン91であるので、エンジン冷却水の温度が所定温度を超えると、第2給電スイッチ72を入り状態に切り替え、ラジエータ電動ファン91に給電して、ラジエータ電動ファン91を回転させるとよい。もちろん、補助エンジン機器操作具62を操作して、ラジエータ電動ファン91を強制的に駆動させてもよい。このような給電制御により、少なくとも、エンジン23の始動時からラジエータ電動ファン91も同時に駆動させることは回避できる。
第3給電スイッチ73は、スタータ81への給電を入り切りするリレーである。第3給電スイッチ73のスイッチ状態は、給電制御部51によって制御される。なお、スタータ81及び燃料ポンプ82は、この田植機の稼働開始時において、キースイッチ61をOFF位置からIG位置(イグニッション位置)に操作された場合に、エンジン23を始動させるために、制御ユニット5の介在なしに、直接キースイッチ61を介してバッテリBから給電される。エンジン一時ストップ(アイドリングストップ)からの復帰時(再始動時)には、制御ユニット5が起動しており、給電制御部51による第1給電スイッチ71及び第3給電スイッチ73の入りによって、スタータ81及び燃料ポンプ82が再駆動し、エンジン23が再始動する。
第4給電スイッチ74は、オルタネータ92の制御部への給電を入り切りするリレーであり、給電制御部51によって制御される。オルタネータ92はエンジン23の回転力を利用して発電し、その発電電力でバッテリBを充電させるものである。このため、エンジン23の停止中に、オルタネータ92の制御部に給電することは電力の無駄使いとなる。キースイッチOFF位置で、田植機が停止している場合には、制御ユニット5も停止しており、オルタネータ92の制御部への給電も停止している。この田植機には、一時エンジン停止機能(アイドリングストップ機能)が備えられており、所定の条件が満たされると、一時エンジン停止制御部53により、エンジン23は一時的に停止する。従来の作業車では、エンジン23が一時的に停止しても、キースイッチ61はON位置であることから、オルタネータ92の制御部への給電はそのまま続けられていた。しかしながら、この実施形態では、一時エンジン停止時には、第4給電スイッチ74が切り状態にされ、オルタネータ92の制御部への給電は停止される。一時エンジン停止が解除されると、エンジン23が駆動するとともに、第4給電スイッチ74が入り状態にされ、オルタネータ92の制御部への給電が再開される。
第1給電スイッチ71、第2給電スイッチ72、第3給電スイッチ73、第4給電スイッチ74は、リレースイッチで構成され、他のリレースイッチとともに共通のリレーボックスに収納されている。
〔別実施の形態〕
(1)上述した実施形態では、第1給電スイッチ71、第2給電スイッチ72、第3給電スイッチ73、第4給電スイッチ74は、リレースイッチで構成されていたが、リレースイッチ以外のスイッチ、例えば、半導体スイッチを採用してもよい。
(2)図6で示した給電回路系は模式的に示されているが、本発明の目的を達成するのであれば、自由な回路構成を採用することが可能である。
(3)上述した実施形態で示された、各電装品のエンジン機器8と補助エンジン機器9とへの区分けは、一例であり、その他の電装品をエンジン機器8または補助エンジン機器9としてもよい。
本発明は、エンジンと、作業装置と、バッテリから電装品への給電を制御する制御ユニットとを備えた作業車に適用可能である。
5 :制御ユニット
8 :エンジン機器
9 :補助エンジン機器
23 :エンジン
51 :給電制御部
52 :補助給電指令出力部
53 :一時エンジン停止制御部
61 :キースイッチ
62 :補助エンジン機器操作具
64 :設定機器
65 :調整モータ
71 :第1給電スイッチ
72 :第2給電スイッチ
73 :第3給電スイッチ
74 :第4給電スイッチ
81 :スタータ
82 :燃料ポンプ
91 :ラジエータ電動ファン
92 :オルタネータ
B :バッテリ

Claims (7)

  1. エンジンと作業装置とを備えた作業車であって、
    前記エンジンを駆動するために用いられるエンジン機器への給電を入り切りする第1給電スイッチと、
    エンジン駆動時に補助的に用いられる補助エンジン機器への給電を入り切りする第2給電スイッチと、
    前記第1給電スイッチと前記第2給電スイッチとのそれぞれを独立的に制御する給電制御部と、
    を備えた作業車。
  2. OFF位置とON位置とイグニッション位置とを有するキースイッチと、前記補助エンジン機器への給電を指令する補助エンジン機器給電指令を前記給電制御部に出力する補助給電指令出力部とが備えられ、前記給電制御部は、前記キースイッチの前記ON位置及びイグニッション位置において前記第1給電スイッチを入り状態にし、かつ前記給電制御部は、前記補助エンジン機器給電指令に応答して前記第2給電スイッチを入り状態にする請求項1に記載の作業車。
  3. 前記補助給電指令出力部は、前記エンジンの状態が所定レベルを超えた場合に、前記補助エンジン機器給電指令を出力する請求項2に記載の作業車。
  4. 前記補助給電指令出力部に前記補助エンジン機器給電指令の出力を指令する補助エンジン機器操作具が備えられている請求項2または3に記載の作業車。
  5. 前記エンジン機器は燃料ポンプであり、前記補助エンジン機器は、ラジエータ電動ファンである請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車。
  6. 前記作業装置は作業制御用電動機器を備えており、前記作業制御用電動機器への給電は前記第1給電スイッチによって入り切りされる請求項1から5のいずれか一項に記載の作業車。
  7. 前記作業装置が苗を圃場に植え付ける苗植付装置であり、前記作業制御用電動機器が前記苗植付装置へ変速動力を与える株間変速装置の変速位置を調整する調整モータである請求項6に記載の作業車。
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