JP2007255399A - 送風機用シュラウド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でレジスタの過昇温を防止することができる送風機用シュラウド装置を提供する。
【解決手段】ラジエータに空気を送風する送風機2の軸流ファン21を覆って送風空気をラジエータに案内するとともに、軸流ファン21を回転駆動する電動モータ22を保持する金属製のファンシュラウド1と、通電により発熱し、電動モータ22への通電電流を制限するレジスタ4と、レジスタ4を収納する金属製のケース40とを備え、ケース40を、ファンシュラウド1に接触するように取り付ける。
【選択図】図1
【解決手段】ラジエータに空気を送風する送風機2の軸流ファン21を覆って送風空気をラジエータに案内するとともに、軸流ファン21を回転駆動する電動モータ22を保持する金属製のファンシュラウド1と、通電により発熱し、電動モータ22への通電電流を制限するレジスタ4と、レジスタ4を収納する金属製のケース40とを備え、ケース40を、ファンシュラウド1に接触するように取り付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、送風機のファンモータを保持するとともに送風ファンを覆って送風空気を案内する送風機用シュラウド装置に関する。
従来より、車両に搭載されるラジエータやラジエータに冷却空気を供給する電動送風機において、抵抗発熱体であるレジスタによって電動モータへの通電電流を制限して送風ファンの回転数を制御している。
ところが、送風ファンがロックする等してレジスタに過電流が流れると、レジスタが著しく発熱する。このため、レジスタが過昇温してしまう可能性がある。
これに対し、送風ファンがロックする等の異常時に送風機への通電を遮断する作用を行うヒューズを設ける方法があるが、何らかの要因でヒューズが機能しない場合には、レジスタが過昇温する可能性がある。
そこで、レジスタの過昇温を回避するために、レジスタを碍子製のケースに封入し、ケースの表面から放熱させる方法が知られている。なお、このケースは、ファンシュラウドに取り付けられている。
ところで、近年、送風機の大容量化が進み、レジスタでの発熱量が増大しているため、レジスタの放熱性能の向上が要求される。上記レジスタを碍子製のケースに封入する方法においては、ケースを大型化する、あるいはレジスタを複数個に分割することにより、レジスタの放熱性能を向上させることが考えられるが、ファンシュラウドに対するケースの搭載性を悪化させる。さらには、ケースの重量の増加や、部品点数増加によるコストアップを招く。
本発明は、上記点に鑑み、簡易な構成でレジスタの過昇温を防止することができる送風機用シュラウド装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、熱交換器に空気を送風する送風機(2)の送風ファン(21)を覆って送風空気を熱交換器に案内するとともに、送風ファン(21)を回転駆動する電動モータ(22)を保持する、少なくとも一部が金属からなるファンシュラウド(1)と、通電により発熱し、電動モータ(22)への通電電流を制限する抵抗発熱体(4)と、抵抗発熱体(4)を収納する金属製のケース(40)とを備え、ケース(40)は、ファンシュラウド(1)の金属製の部位に接触するように取り付けられていることを特徴としている。
これにより、抵抗発熱体(4)で発生した熱をファンシュラウド(1)に放熱させることができる。このため、抵抗発熱体(4)の放熱性を向上させることができ、抵抗発熱体(4)が封入されるケース(40)を大型化もしくは分割する必要がなくなる。したがって、簡易な構成で抵抗発熱体(4)が過昇温することを防止できる。
この場合、ファンシュラウド(1)を金属製とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について図1および図2に基づいて説明する。本実施形態は、車両のエンジン冷却システムの冷却水を冷却するラジエータ(熱交換器)に空気を送風する送風機のシュラウド装置に本発明を適用したものであって、図1は本実施形態に係る送風機用シュラウド装置を空気流れ下流側から見た正面図である。
図1に示すように、本実施形態の送風機用シュラウド装置は、鉄製のファンシュラウド1を有している。ファンシュラウド1は、ラジエータ(図示せず)の車両後方側に配置されている。また、ファンシュラウド1は、ラジエータに空気を送風する送風機2とラジエータとの隙間を閉塞して送風機2にて誘起された空気流がラジエータを迂回して流れることを防止する機能と、送風機2を支持する機能とを有している。ちなみに、送風機2は、空気流が軸方向を流れる軸流ファン(JIS B 0132番号1012等参照)21、および軸流ファン21を回転させる駆動手段をなす電動モータ22等からなる。なお、軸流ファン21が、本発明の送風ファンに相当している。
本実施形態では、ファンシュラウド1は、円筒状(リング状)のシュラウドリング部11と、ラジエータ(図示せず)の背面側の空間をリング部11まで滑らかな流路によって接続するシュラウド平面部12と、シュラウドリング部11と電動モータ22とを連結して電動モータ22を支持する複数本のモータステー13とを有している。そして、本実施形態では、シュラウドリング部11、シュラウド平面部12およびモータステー13等の各部分が全て一体となるように形成されている。
シュラウドリング部11は、環状内部において、軸流ファン21が羽根の先端に必要な大きさの隙間を残して自由に回転し得るベンチュリ型の流路空間を形成しており、その中で軸流ファン21は電動モータ22の回転軸(図示せず)に支持され、かつ回転駆動される。また、複数本のモータステー13は、電動モータ22から放射状に、電動モータ22の回転軸(図示せず)に対して略直交する方向に延びている。
図2は、本実施形態における送風機2の電気回路図である。図2に示すように、送風機2は、車両用電源30に第1のリレースイッチ31を介して接続されている。そして、第2のリレースイッチ32が閉じられた場合には、送風機2に大きな電流が流れて送風機2が高速回転し、大風量(Hiモード)を得る。また、第2のリレースイッチ32が開かれた場合には、送風機2とレジスタ4とが直列接続されるため、レジスタ4により通電電流が制限されて送風機2が低速回転し、小風量(Loモード)を得る。ここで、レジスタ4は、通電により発熱する抵抗発熱体である。
図1に戻り、レジスタ4は、アルミダイキャスト製のケース40に封入されている。このケース4は、シュラウド平面部12における空気流れ下流側の面に取り付けられている。より詳細には、ケース40の一面が、シュラウド平面部12における空気流れ下流側の面と直接接触するように取り付けられている。このとき、ケース40とファンシュラウド1とが熱的に接触している。このため、レジスタ4で発生した熱は、ケース40を介してファンシュラウド1に伝導するようになっている。
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
エンジン(図示せず)が始動し、冷却水温度が所定の温度以上になると、第1のリレースイッチ31が閉じられる。このため、送風機2によりラジエータ(図示せず)に冷却空気が送風される。ここで、第2のリレースイッチ32が閉じられると、送風機2、つまり軸流ファン21が高速回転してラジエータに供給する冷却空気量が増加する。また、第2のリレースイッチ32が開かれると、レジスタ4により送風機2の通電電流が制限され、軸流ファン21が低速回転してラジエータに供給する冷却空気量が減少する。
ここで、レジスタ4により送風機2の通電電流が制限されているときに、軸流ファン21がロックする等してレジスタ4に過電流が流れると、レジスタ4が過昇温する可能性がある。ところが、本実施形態では、レジスタ4をアルミダイキャスト製のケース40に封入するとともに、このケース40を鉄製のファンシュラウド1に直接接触させて、レジスタ4で発生した熱をファンシュラウド1に放熱させている。これにより、レジスタ4の放熱性を向上させることができるため、レジスタ4が封入されるケース40を大型化もしくは分割する必要がなくなる。したがって、簡易な構成でレジスタ4が過昇温することを防止できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、ファンシュラウド1を金属製としたが、ケース40が取り付けられる部位が金属製であれば、他の部位は任意の材質にすることができる。
なお、上記実施形態では、ファンシュラウド1を金属製としたが、ケース40が取り付けられる部位が金属製であれば、他の部位は任意の材質にすることができる。
また、上記実施形態では、エンジン冷却システムのラジエータに空気を送風する送風機2のシュラウド装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば車両用空調装置の冷媒を冷却するコンデンサ等の熱交換器に空気を送風する送風機のシュラウド装置にも本発明は適用することができる。
また、上記実施形態では、ファンシュラウド1を鉄製とし、ケース40をアルミダイキャスト製としたが、これに限らず、ファンシュラウド1、ケース40ともに、金属であれば任意の材質で形成することができる。
また、上記実施形態の送風機2に、軸流ファン21がロックする等の異常時に送風機2への通電を遮断するヒューズを設定するケースもあるが、本実施形態ではヒューズが故障して機能しない場合でも、レジスタ4の過昇温を確実に防止することができる。
1…ファンシュラウド、2…送風機、4…レジスタ(抵抗発熱体)、21…軸流ファン(送風ファン)、22…電動モータ、40…ケース。
Claims (2)
- 熱交換器に空気を送風する送風機(2)の送風ファン(21)を覆って送風空気を前記熱交換器に案内するとともに、前記送風ファン(21)を回転駆動する電動モータ(22)を保持する、少なくとも一部が金属からなるファンシュラウド(1)と、
通電により発熱し、前記電動モータ(22)への通電電流を制限する抵抗発熱体(4)と、
前記抵抗発熱体(4)を収納する金属製のケース(40)とを備え、
前記ケース(40)は、前記ファンシュラウド(1)における金属製の部位に接触するように取り付けられていることを特徴とする送風機用シュラウド装置。 - 前記ファンシュラウド(1)は、金属製であることを特徴とする請求項1に記載の送風機用シュラウド装置。
Priority Applications (1)
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JP2006084610A JP2007255399A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 送風機用シュラウド装置 |
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Publications (1)
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2006
- 2006-03-27 JP JP2006084610A patent/JP2007255399A/ja not_active Withdrawn
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