JP7227387B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機に関する。
従来、走行しながら除雪作業等の作業を行う作業機が知られている(例えば特許文献1)。
特開2001-271317号公報
このような作業機において、作業中にエンジンが高負荷となった場合、エンジンの過負荷やエンジンストールを防ぐために作業機の走行速度を低下させることが考えられるが、頻繁に走行速度が低下すると作業効率が低下する場合がある。
本発明の目的は、作業機の作業効率を向上する技術を提供することにある。
本発明によれば、
作業機であって、
前記作業機を移動させる走行部と、
所定の作業を行う作業部と、
前記作業部を駆動するエンジンと、
該エンジンによる前記作業部の駆動をアシストするアシストモータと、
前記走行部によって走行しながら前記作業部の駆動によって前記所定の作業を実行している場合において、前記エンジンの負荷が第一所定負荷を越えるときは前記アシストモータを駆動させ、前記負荷が前記第一所定負荷よりも高負荷の第二所定負荷を越えるときは、前記アシストモータを駆動させつつ前記走行部による走行速度を低下させる制御手段と、を備える、
ことを特徴とする作業機が提供される。
本発明によれば、作業機の作業効率を向上することができる。
実施形態に係る作業機の側面図。 実施形態に係る作業機の背面図。 実施形態に係る作業機の制御構成の例を示すブロック図。 実施形態に係る制御ユニットの処理例を示すフローチャート 実施形態に係る制御ユニットの処理例を示すフローチャート スロットル開度に対するモータジェネレータのアシスト量、及びスロットル開度に対する走行速度の低下量を示す概略図。 図4の処理例を実行した際のアシスト量及び走行速度を説明する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。なお、左右一対に設けられる構成については同一又は対応する符号を付して一方の説明を省略する場合がある。また、以下の実施形態において、左右は作業機の前進方向を向いた状態での左右を指す。
<作業機の構成>
図1は本実施形態に係る作業機1の側面図、図2は図1の作業機1の背面図である。作業機1は、本体部2、作業部3、走行部4及び操作部5を含む。
作業機1はいわゆる歩行型除雪機であり、その作業者は、作業機1の後方に設けられた操作部5の操作ハンドル51を把持し、作業機1に連れて歩行しながら作業機1を操縦する。すなわち、作業機1は有人作業機である。
<本体部>
本体部2は、作業機1の中央部から後部に渡って設けられ、大別して中央部に設けられる本体前部2Aと、後部に設けられる本体後部2Bとに分けられる。本体前部2Aは、ベース部21、エンジン22、モータ23及びバッテリ24を含む。また、本体後部2Bは、制御ユニット25を含む。
ベース部21は、作業機1の各構成部品を支持するためのものである。例えば、ベース部21は作業機1の車体フレームを含む。ベース部21は、作業機1の中央部から後部に渡って設けられ、エンジン22及びモータ23を搭載する。また、ベース部21は、その下部においてバッテリ24を支持している。
また、作業機1の前進方向でベース部21の前側には作業部3が設けられ、ベース部21の両側には走行部4が設けられ、ベース部21の後側には本体後部2Bが設けられる。
エンジン22は、内燃機関であり、作業部3を駆動する。エンジン22は、ベース部21に搭載され、作業機1全体で見て機体の略中央に配置される。例えば、エンジン22の駆動力は、変速機(不図示)を介して作業部3に伝達される。本実施形態では、エンジン22は電子式ガバナ220及びスロットル開度センサ221(図3参照)を有する。電子式ガバナ220は、エンジン22の出力回転数が目標の回転数となるように、スロットル開度センサ221の検知結果等に基づいてスロットルバルブの開度を調整する。言い換えれば、スロットル開度は電子式ガバナ220により自動制御される。なお、電子式ガバナ220に代えてメカニカルガバナも採用可能である。
モータ23は、エンジン22による作業部3の駆動をアシストする。すなわち、モータ23は、エンジン22のアシストモータとして作動する。モータ23は、ベース部21に搭載され、作業機1全体で見て機体の略中央に配置される。例えば、モータ23の駆動力は、変速機(不図示)を介して作業部3に伝達される。モータ23の出力軸は、エンジン22の出力軸と同軸上に設けられていてもよい。また、モータ23は、発電機としても作動し、エンジンの動力を受けて発電可能である。つまり、本実施形態では、モータ23は駆動源と発電機とを兼ねるモータジェネレータである。また、モータ23は、エンジン22を始動させるためのスターターとして機能することができる。また、本体前部2Aは、エンジン22及びモータ23を覆うように設けられたカバー部材27を含む。
バッテリ24は、モータ23又は走行用のモータ41L,41R(後述)に電力を供給する。また、バッテリ24は、モータ23が発電した電力を充電する。バッテリ24とモータ23又はモータ41L,41Rとの間の電力のやり取りは、例えば制御ユニット25により制御される。また例えば、バッテリ24からモータ23又はモータ41L,41Rに電力が供給される際は、インバータ(不図示)によって、直流電圧が交流電圧に変換されてから供給される。なお、バッテリ24の配置構造等については<バッテリの構成>の項目で詳しく説明する。
本体後部2Bには、制御ユニット25と、本体前部2Aのベース部21から後方かつ上方に延び操作部5の各部品を支持するフレーム部材26とが含まれる。制御ユニット25は、フレーム部材26に支持されている。また、本体後部2Bは、フレーム部材26及び制御ユニット25を覆うように設けられたカバー部材28を含む。制御ユニット25の構成については後述する。
<作業部>
作業部3は、エンジン22の駆動力によって所定の作業を行うためのものである。本実施形態では作業部3は、前進方向で作業機1の前部に設けられている。本実施形態では、作業部3は除雪作業を行う。作業部3は、オーガ31、オーガハウジング32、ブロア33、及びシュータ34を含む。
オーガ31は、エンジン22又はモータ23によって回転駆動され、作業機1の前方の雪をかき集める。オーガハウジング32は、オーガ31の上方、後方及び側方を覆うカバーである。言い換えれば、オーガハウジング32は、オーガ31の前方及び下方が露出した状態でオーガ31を覆う。ブロア33は、オーガ31によってかき集められた雪を吹き飛ばしてシュータ34に供給する。シュータ34は、ブロア33から供給された雪を上方に案内して作業機1の機外へ放出する。つまり、シュータ34は、オーガ31によってかき集められた雪を作業機から離れた位置に飛ばす投雪部として作動する。
<走行部>
走行部4は、作業機1を移動させるためのものであり、ベース部21の左側に設けられる左側走行部4Lと、ベース部21の右側に含まれる左側走行部4Lを有する。すなわち、走行部4は左右に離間して設けられている。本実施形態では、左側走行部4Lは、モータ41Lと、駆動輪42Lと、従動輪43Lと、クローラ44Lを含む。右側走行部4Rは、モータ41Rと、駆動輪42Rと、従動輪43Rと、クローラ44Rを含む。以下、左側走行部4Lについて説明するが、右側走行部4Rも同様の構成を備えることが可能である。また、各構成要素について、左右を区別しない場合は、単に、モータ41、駆動輪42、従動輪43、又はクローラ44と呼ぶ場合がある。
モータ41Lは、走行駆動力を発生する走行用モータである。モータ41Lは、例えば電動モータである。モータ41Lは、バッテリ24から電力の供給を受けて駆動する。すなわち、左側走行部4Lは、エンジン22により駆動される作業部3と独立して走行駆動力を発生させることができる。
モータ41Lは、正逆回転可能であってもよく、操作部5で受け付けた作業者の操作によって作業機1の前進、後進が切り替えられてもよい。また、左右のモータ41L,Rはそれぞれ独立に駆動する。左右のモータ41L,Rの出力回転の差により左右のクローラ44L,Rの駆動速度に差を生じさせることで進行方向を変更することができる。
駆動輪42Lは、左右のモータ41Lの出力軸と接続しており、モータ41Lの駆動力が入力される。また、従動輪43Lは、クローラ44Lを介して駆動輪42Lの回転に従動する。駆動輪42L及び従動輪43Lは走行フレーム45Lに回転可能に支持される。走行フレーム45Lは、例えばベース部21の側方に支持される。
駆動輪42L及び従動輪43Lにはクローラ44Lが掛け回されており、駆動輪42Lがモータ41Lの駆動力によって回転することによりクローラ44Lが駆動する。すなわち、クローラ44Lには、駆動輪42Lを介してモータ41Lの走行駆動力が伝達される。
本実施形態では、モータ41Lが駆動輪42Lとともにクローラ44Lの内側に収容されているが、モータ41Lがベース部21側に支持される構成も採用可能である。
<操作部>
操作部5は作業者が作業機1を操作するためのものである。操作部5は、本体後部2Bの上方に設けられる。操作部5は、操作ハンドル51及び操作パネル52を含む。
操作ハンドル51は、作業者が把持して作業機1を操縦するためのものである。操作ハンドル51は、本体部後2Bの後部から後方に延びて設けられる。除雪作業を行う作業者は、作業機1の後方にて操作ハンドル51を把持して作業機1を操縦する。
操作パネル52は、作業者による操作を受け付ける。一例として、操作パネル52は、作業機1の電源のオンオフを切り替える電源スイッチや、エンジン22の回転速度を制御するためのスロットルレバー等を含む。また例えば、操作パネル52は、作業部3の作動に関する設定を受け付けるための操作子や、走行速度等の走行部4の作動に関する設定を受け付けるための操作子等を含む。操作パネル52は、フレーム部材26によって支持される。
<バッテリの構成>
バッテリ24の配置構造について説明する。本実施形態では、バッテリ24は、作業機1全体で見て、前進方向で後部に設けられる。作業機1は、前部に重量物である作業部3が配置されるが、バッテリ24が後部に設けられることにより、作業機1の前後方向の重量バランスを向上させることができる。また、作業機1は、中央部にエンジン22やモータ23が設けられており、作業部3も含めると作業機1の前部から中央部にかけて重量物が多く配置されているが、バッテリ24が後部に設けられることにより、作業機1の前後方向の重量バランスを向上させることができる。これにより、作業機1の安定性が向上し、作業者が操作しやすくなるので、作業機1の作業効率を向上することができる。また、バッテリ24が後部に設けられることにより、バッテリ24がカウンタウェイトとしての機能を兼ねることができる。よって、カウンタウェイトが不要となるので部品点数を削減でき、製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、バッテリ24はベース部21の下部に支持される。作業機1の重心が低くなるため、作業機1の安定性を向上させることができる。作業機1の安定性が向上することにより、作業者が作業機1を操作しやすくなるので、作業機1の作業性が向上する。さらに言えば、バッテリ24は、その上面24aがクローラ44の上面44aよりも低くなるように設けられている。これにより、作業機1の重心がより低くなるため、作業機1の安定性をより向上させることができる。また、バッテリ24は左右のクローラ44の間に配置される。これにより、バッテリ24の側方がクローラ44や駆動輪42で覆われるので、バッテリ24を保護することができる。また、バッテリ24とモータ41との距離が近くなるので、電線等の電力供給部材を短くすることができ、軽量化やコストの低減を図ることができる。
バッテリ24としては、鉛バッテリやリチウムイオンバッテリ等を採用可能である。しかし、リチウムイオンバッテリは、鉛バッテリと比べて内部抵抗が低く、モータ23に対して大電流を供給しやすい。したがって、リチウムイオンバッテリを使用することで、鉛バッテリを使用した場合と比較してモータ23によるアシストの応答性を向上することができる。
また、リチウムイオンバッテリを採用する場合、バッテリ24は、ハイブリッド自動車や電気自動車等で使用された再生バッテリ(リユースバッテリ)であってもよい。安価な再生バッテリを使用することにより、作業機1の製造コストの低減を図ることができる。
<制御構成>
図3は、作業機1の制御構成の例を示すブロック図である。図3には後述の本実施形態の特徴との関係で必要な構成を中心に図示している。
作業機1は、制御ユニット25を含む。制御ユニット25は、処理部251、RAM,ROM等の記憶部252、及び外部デバイスと処理部251との信号の送受信を中継するI/F部253(インタフェース部)を含む。処理部251は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶部252に記憶されたプログラムを実行する。記憶部252には、処理部251が実行するプログラムの他、処理部251が処理に使用するデータ等が格納される。
なお、制御ユニット25が複数のECU(Electric Control Unit)を含んで構成され、それぞれがプロセッサ、記憶デバイス及び外部I/Fを備えていてもよい。例えば、制御ユニット25が、作業部3の駆動を制御する作業ECUと、走行部4の駆動を制御する走行ECUを含んでもよい。また、ECUの数や、各ECUが担当する機能については適宜設計可能であり、上記の例よりも細分化したり、あるいは、統合したりすることが可能である。また、各ECUは制御ユニット25内においてネットワークを介して互いに通信可能に接続されてもよい。
処理部251は、作業部3を駆動するエンジン22及びモータ23を制御する。例えば、処理部251は、操作部5に設けられたスロットルレバーの入力値に基づいて、エンジン22を所定の回転数で維持するように制御する。一例として、処理部251は、操作部5に設けられたスロットルレバーの入力値から目標回転数を算出し、その目標回転数についての制御信号を電子式ガバナ220に送信する。制御信号を受信した電子式ガバナ220は、エンジン22が目標回転数で回転するように、スロットルバルブの開度を変更可能なモータの駆動を制御してスロットル開度を調整する。
また、例えば、処理部251は、エンジン22の負荷に基づいて、モータ23の駆動を制御する。一例として、処理部251は、エンジン22のスロットル開度センサ221の検出結果を取得し、スロットル開度が所定値以上の場合にはエンジン22がアシストを必要とする負荷であると判断してモータ23を駆動させる。なお、エンジン22の駆動制御とモータ23の駆動制御を異なるECUがそれぞれ担う構成も採用可能である。
処理部251はまた、走行部4による作業機1の走行を制御する。さらに言えば、処理部251は、左右の走行用のモータ41L,Rの駆動を制御する。例えば、処理部251は、モータドライバ(不図示)を介してモータ41の駆動を制御する。また、処理部251は、操作部5に設けられた走行速度を設定するための操作子の入力値に基づいて作業機1が所定の速度で走行するように、モータ41の出力を制御する。
本実施形態では、処理部251は、エンジンが過負荷状態になることやエンジンストールを防止するため、エンジン22の負荷に基づいて、走行部4による走行速度を低下させるようにモータ41の駆動を制御する。例えば、処理部251は、エンジン22のスロットル開度センサ221の検出結果を取得し、スロットル開度が所定値以上の場合には走行速度を低下させる。走行速度が低下すると、作業部3の作業負荷が下がりエンジン22の負荷が低下するため、エンジンが過負荷状態になることやエンジンストールを防止することができる。
しかしながら、走行速度の低下が頻繁に発生すると、作業機1の作業効率が低下する場合がある。そこで、本実施形態では、以下の処理により作業機1の走行速度の低下を抑制することで、作業機1の作業効率を向上させる。
<制御ユニットの処理例>
制御ユニット25の処理例について説明する。図4及び図5は制御ユニット25が実行する処理の例を示すフローチャートである。
図4において、S1で、処理部251は、エンジン22の負荷Lが所定負荷L1を超えているか否かを判定する。処理部251は、負荷Lが所定負荷L1を超えている場合S2に進み、負荷Lが所定負荷L1以下の場合フローチャートを終了する。
S2で、処理部251は、モータ23をアシストモータとして駆動させる。
S3で、処理部251は、エンジン22の負荷Lが所定負荷L1より高負荷の所定負荷L2を超えているか否かを判定する。処理部251は、負荷Lが所定負荷L2を超えている場合S4に進み、負荷Lが所定負荷L2以下の場合フローチャートを終了する。
S4で、処理部251は、作業機1の走行速度を低下させる。例えば、処理部251は、作業機1の走行速度を低下させるようにモータ41の駆動を制御する。
図5は、図4の処理S1及びS3の詳細を示すフローチャートである。S11で、処理部251は、エンジン22のスロットル開度Aを取得する。例えば、処理部251は、スロットル開度センサ221の検出結果に基づいてスロットル開度Aを取得する。
S12で、処理部251は、スロットル開度Aが閾値を超えるか否かを確認する。処理部251は、スロットル開度が閾値を超える場合、エンジンの負荷Lが所定負荷を超えていると判断する(S13)。一方、処理部251は、スロットル開度が閾値以下の場合、エンジンの負荷Lが所定負荷以下であると判断する(S14)。
ここで、S1の処理においては、処理部251は、スロットル開度Aが閾値A1を超えるか否かを確認し、超える場合はエンジン22の負荷Lが所定負荷L1を超えると判断する。一方、処理部251は、スロットル開度Aが閾値A1以下の場合はエンジン22の負荷Lが所定負荷L1以下であると判断する。
また、S2の処理においては、処理部251は、スロットル開度Aが閾値A1より大きい閾値A2を超えるか否かを確認し、超える場合はエンジン22の負荷Lが所定負荷L2を超えると判断する。一方、処理部251は、スロットル開度Aが閾値A2以下の場合はエンジン22の負荷Lが所定負荷L2以下であると判断する。
図6は、スロットル開度に対するモータ23によるアシスト量、及びスロットル開度に対する走行速度の低下量を示す概略図である。図7は、図4で示す処理例を実行した際のスロットル開度、アシスト量及び走行速度を説明する図である。
スロットル開度Aが閾値A1を超える場合、すなわち、エンジン22の負荷Lが所定負荷L1を超える場合、処理部251は図6の上側のグラフに基づいてアシスト量を決定する。また、スロットル開度Aが閾値A2を超える場合、すなわち、エンジン22の負荷Lが所定負荷L2を超える場合、処理部251は図6の下側のグラフに基づいて走行速度低下量を決定する。
図7で示すように、制御ユニット25は、スロットル開度Aが閾値A1以下の場合(状態ST1)、モータ23によるアシストや作業機1走行速度の低下は行われない。すなわち、作業機1は、設定された走行速度で走行しながらエンジン22により作業部3を駆動する。
制御ユニット25は、スロットル開度Aが閾値A1から閾値A2の間にある場合(状態ST2)、モータ23によるアシストを行う。作業部3が駆動するための駆動力の一部をモータ23が負担するので、エンジンの過負荷やエンジンストールを防ぎつつ、走行速度を維持することができる。したがって、作業機1の作業効率を向上することができる。
また、制御ユニット25は、スロットル開度Aが閾値A2を超える場合(状態ST3)、モータ23によるアシストを行いながら、作業機1の走行速度を低下させる。これにより、エンジンの過負荷やエンジンストールをより確実に防ぐことができる。また、モータ23によるアシストと走行速度の低下を同時に行うことにより、走行速度の低下のみを行う場合と比べて走行速度の低下量を抑えることができる。したがって、作業効率の低下を抑制することができる。
以上説明したように、本処理例では、エンジン22の負荷が所定の負荷を越えた場合にモータ23によりエンジン22をアシストする。これにより、エンジン22が高負荷になった場合でも走行速度を低下させることなく作業部3による作業を実行することができる。また、本実施形態では、エンジン22がさらに高負荷になった場合には走行部4による走行速度を低下させる。これにより、エンジンストールを防止することができる。
<他の実施形態>
上記実施形態では除雪作業を行う作業機1を例に説明したが、例えば、芝刈り機や耕うん機など、移動しながら所定の作業を行う他の作業機であってもよい。また、作業者が操作しながら駆動する作業機に限らず、自律走行型の作業機であってもよい。
上記実施形態では、作業機1は走行部4としてクローラ44を含んでいたが、複数のタイヤを有する構成であってもよい。例えば、走行部4として左右の前後輪を有する場合、バッテリ24が左右の後輪の間に配置されてもよい。さらに言えば、側面視でバッテリ24の一部が左右の後輪と重なるように配置されてもよい。
上記実施形態では、走行部4は電動のモータ41を駆動源としているが、油圧駆動のモータも作用可能である。さらに言えば、油圧式無段変速機(HST)を備えたシステムにより、作業機1の走行速度を制御してもよい。
でなくてもよい。
上記実施形態では、エンジン22の負荷の状態をスロットル開度Aに基づいて判断しているが、負荷の状態の判断の態様は適宜変更可能である。例えば、エンジン22にトルクセンサを設け、エンジン22の出力軸トルクに基づいて負荷の状態を判断してもよい。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は以下の作業機を少なくとも開示する。
1.上記実施形態の作業機(例えば1)は、
作業機であって、
前記作業機を移動させる走行部(例えば4)と、
所定の作業を行う作業部(例えば3)と、
前記作業部を駆動するエンジン(例えば22)と、
該エンジンによる前記作業部の駆動をアシストするアシストモータ(例えば23)と、
前記走行部によって走行しながら前記作業部の駆動によって前記所定の作業を実行している場合において、前記エンジンの負荷が第一所定負荷(例えばL1)を越えるときは前記アシストモータを駆動させ、前記負荷が前記第一所定負荷よりも高負荷の第二所定負荷(例えばL2)を越えるときは前記走行部による走行速度を低下させる制御手段と、を備える、
走行部によって走行しながら作業部によって所定の作業を実行可能な作業機であって、
前記作業部を駆動するエンジンと、
該エンジンによる前記作業部の駆動をアシストするアシストモータと、
前記エンジンの負荷が第一所定負荷を越える場合に前記アシストモータを駆動させ、前記負荷が前記第一所定負荷よりも高負荷の第二所定負荷を越える場合に前記走行部による走行速度を低下させる制御手段(例えば25,S1-S4)と、を備える。
この実施形態によれば、エンジンの負荷が第一所定負荷を超えた場合に作業機の走行速度を低下させることなく作業を継続できるので、作業機の作業効率を向上することができる。
2.上記実施形態では、前記制御手段は、前記エンジンのスロットル開度が第一閾値(例えばA1)を越えた場合に前記負荷が第一負荷を越えたと判断し(例えばS12.S13)、前記スロットル開度が前記第一閾値よりも大きい第二閾値(例えばA2)を越えた場合に前記負荷が前記第二所定負荷を越えたと判断する(例えばS12,14)。
この実施形態によれば、スロットル開度によりエンジンの負荷を判断することができる。
3.上記実施形態では、前記アシストモータは、前記エンジンの動力を受けて発電可能なモータジェネレータ(例えば23)である。
この実施形態によれば、アシストモータが発電機と駆動源を兼ねることができる。
4.上記実施形態では、前記走行部は、駆動源として左右一対の電動モータ(例えば41)を含む。
この実施形態によれば、走行部は、エンジンによる作業部の駆動と独立して、走行駆動力を発生させることができる。
5.上記実施形態では、
前記作業部は、前記作業機の前進方向で前部に設けられ、
前記前進方向で後部にバッテリ(例えば24)が配置されている。
この実施形態によれば、バッテリが後部に設けられることにより、作業機の前後方向の重量バランスを向上させることができる。また、バッテリがカウンタウェイトとしての機能を兼ねることができる。よって、カウンタウェイトが不要となるので部品点数を削減でき、製造コストの低減を図ることができる。
6.上記実施形態では、
前記エンジン及び前記アシストモータを搭載するベース部(例えば21)をさらに備え、
前記作業部は、前記前進方向で前記ベース部の前側に設けられ、
前記バッテリは、前記前進方向で前記ベース部の後側かつ下側に設けられる。
この実施形態によれば、作業機の重心が低くなるため、作業機の安定性を向上させることができる。また、作業機の安定性が向上することにより、作業者が作業機を操作しやすくなるので、作業機の作業性が向上する。
7.上記実施形態では、
前記走行部は、前記左右一対の電動モータのうち左側の電動モータ(例えば41L)の駆動力が伝達される左側クローラ(例えば44L)と、前記左右一対の電動モータ(例えば41R)のうち右側の電動モータの駆動力が伝達される右側クローラ(例えば44R)とを含み、
前記バッテリは、前記左側クローラ及び前記右側クローラの間に配置され、
前記バッテリの上面は、前記左側クローラ及び右側クローラの上面よりも低い、

前記走行部は、前記走行駆動力が伝達される左右一対のクローラ(例えば44)を含み、
前記バッテリは、前記クローラの間に配置され、
前記バッテリの上面は、前記クローラの上面よりも低い。
この実施形態によれば、作業機の重心がより低くなるため、作業機の安定性をより向上させることができる。また、バッテリ24は左右のクローラ44の間に配置される。これにより、バッテリ24の側方がクローラ44や駆動輪42で覆われるので、バッテリ24を保護することができる。
8.上記実施形態では、前記バッテリはリチウムイオンバッテリである。
この実施形態によれば、鉛バッテリと比べて内部抵抗が低くアシストモータに対して大電流を供給しやすい。したがって、アシストモータによるアシストの応答性を向上することができる。
9.上記実施形態では、前記バッテリは再生バッテリである。
この実施形態によれば、安価な再生バッテリを使用することにより、作業機の製造コストの低減を図ることができる。
10.上記実施形態では、前記所定の作業は除雪作業である。
この実施形態によれば、作業機が除雪作業を行うことができる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1 作業機、2 本体部、4 走行部、22 エンジン、23 モータジェネレータ、25 制御ユニット

Claims (10)

  1. 作業機であって、
    前記作業機を移動させる走行部と、
    所定の作業を行う作業部と、
    前記作業部を駆動するエンジンと、
    該エンジンによる前記作業部の駆動をアシストするアシストモータと、
    前記走行部によって走行しながら前記作業部の駆動によって前記所定の作業を実行している場合において、前記エンジンの負荷が第一所定負荷を越えるときは前記アシストモータを駆動させ、前記負荷が前記第一所定負荷よりも高負荷の第二所定負荷を越えるときは、前記アシストモータを駆動させつつ前記走行部による走行速度を低下させる制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする作業機。
  2. 前記制御手段は、前記エンジンのスロットル開度が第一閾値を越えた場合に前記負荷が前記第一所定負荷を越えたと判断し、前記スロットル開度が前記第一閾値よりも大きい第二閾値を越えた場合に前記負荷が前記第二所定負荷を越えたと判断することを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 前記アシストモータは、前記エンジンの動力を受けて発電可能なモータジェネレータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記走行部は、駆動源として左右一対の電動モータを含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の作業機。
  5. 前記作業部は、前記作業機の前進方向で前部に設けられ、
    前記前進方向で後部にバッテリが配置されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の作業機。
  6. 前記エンジン及び前記アシストモータを搭載するベース部をさらに備え、
    前記作業部は、前記前進方向で前記ベース部の前側に設けられ、
    前記バッテリは、前記前進方向で前記ベース部の後側かつ下側に設けられる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の作業機。
  7. 前記走行部は、前記左右一対の電動モータのうち左側の電動モータの駆動力が伝達される左側クローラと、前記左右一対の電動モータのうち右側の電動モータの駆動力が伝達される右側クローラとを含み、
    前記バッテリは、前記左側クローラ及び前記右側クローラの間に配置され、
    前記バッテリの上面は、前記左側クローラ及び右側クローラの上面よりも低い、
    ことを特徴とする請求項6に記載の作業機。
  8. 前記バッテリはリチウムイオンバッテリであることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の作業機。
  9. 前記バッテリは再生バッテリであることを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の作業機。
  10. 前記所定の作業は除雪作業であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の作業機。
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