JP4815703B2 - トラクタ - Google Patents

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    • F16H2200/0021Transmissions for multiple ratios specially adapted for electric vehicles

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  • Agricultural Machines (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジン及びバッテリー等の電源で駆動されるトラクタに関するものである。
【0002】
【従来技術】
農用トラクタ−の大部分は、ディ−ゼルエンジンを機体前部に搭載すると共にこのエンジンの周囲にはラジエ−タやマフラ−、バッテリ−等を配置し、また、機体後部のミッションケ−ス内には変速装置を設け、変速装置で適宜減速した回転動力を前輪と後輪に伝える構成であった。
【0003】
近年、環境にやさしい動力農機の必要性が認識されはじめ、本出願人も、電動式トラクターとして特開平7−300022号公報に記載のトラクターを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来装置にあっては、走行用モータに大きな負荷が作用したときの対処法が明確でない。
【0005】
また、走行系と作業駆動系を走行用モータで駆動中において、バッテリの電圧降下を大きくなった場合の対処法が明確でない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記問題点に鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講じた。即ち、請求項1の発明では、エンジン(80)に連結した発電機(81)を設け、該発電機(81)で発電した電力をバッテリ(117)に充電する構成とし、前記エンジン(80)のエンジン出力軸(82)からクラッチ(B)を介してPTO軸(87)を駆動する構成とし、前記エンジン出力軸(82)から無段変速装置(88)とクラッチ(A)を介して走行系出力軸(105)を駆動して後輪(93)を駆動する構成とし、さらに走行系モータ(102)を設け、該走行系モータ(102)からクラッチ(C)を介して前記走行系出力軸(105)を駆動する構成とし、前記走行系モータ(102)で走行する際に走行負荷が大きい場合は、前記エンジン(80)から回転動力を補助すると共にエンジン(80)から伝達された回転動力を変速機アクチュエータ(106)により前記無段変速装置(88)の変速比を変更して調整し、この調整後の回転動力を前記クラッチ(A)を介して前記走行系出力軸(105)に伝達するように構成したことを特徴とするトラクタとした。
【0007】
前記構成に基づく作用を説明すると、エンジン(80)に連結した発電機(81)で発電した電力をバッテリ(117)に充電する。走行系モータ(102)から走行系出力軸(105)を駆動する。
【0008】
そして、走行系モータ(102)を駆動して走行系出力軸(105)を駆動して走行中において、走行負荷が大きい場合はエンジン(80)から回転動力を補助する。このとき、エンジン(80)から伝達された回転動力を変速機アクチュエータ(106)により無段変速装置(88)の変速比を変更して調整する。そして、調整後の回転動力をクラッチ(A)を介して走行系出力軸(105)に伝達する。
【0009】
【実施の態様】
以下、図面に示す実施例に基づいて、まずエンジンを用いない電動駆動方式のトラクタの実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1は動力農機としてのトラクタ−であって、機体の前後部に前輪2と後輪3とを備え、機体前部には走行系の交流モ−タ4が搭載され、その後部に走行系減速ギヤボックス5が搭載されている。
【0010】
この走行系減速ギヤボックス5内で適宜減速した回転動力を前輪2と後輪3とに伝えるべく構成している。このトラクター1は後輪3のみを駆動する状態と前輪2および後輪3を同時に駆動する4輪駆動状態とに図示外のクラッチを用いて切換えることができる。また、走行系の交流モータ4の横側方には油圧機器を駆動するための油圧系交流モータ7とこの油圧系モータ7で駆動される油圧ポンプ8が設けられている。
【0011】
油圧ポンプ8が作動するとその作動圧油はパワーステアリング装置9の操舵用シリンダ10と作業機昇降用の油圧シリンダ11に送り込まれる。作業機昇降用油圧シリンダ11はリフトアーム12を回動させて機体後部に連結されている作業機(図示省略)を昇降動させる。
【0012】
また、運転席14の下方にはPTO系の交流モ−タ15が搭載され、その出力軸がリヤ−ミッションケ−ス16内の入力軸に接続される。リヤ−ミッションケ−ス16の後端部に突設軸架されたPTO軸17はこのリヤ−ミッションケ−ス16内に組み込まれているPTO減速ギヤ機構(図示省略)を介して、回転駆動される。図1、図2において符号20はバッテリ−であり、これらのバッテリ−20は機体フレ−ム22の上に左右対称に配置され、左右方向におけるバランスが良好に維持されるように構成している。
【0013】
図3に示す符号25は制御用コントローラで、前記3つの交流モータ、言い換えると走行系モータ4,PTO系モータ7、油圧系モータ15の回転をコントロールする。即ち、この制御用コントローラ25の入力側には、走行速度指示操作装置26、PTO速度指示操作装置27、油圧速度指示操作装置28、走行モータ回転センサ29、PTOモータ回転センサ30、油圧モータ回転センサ31が接続され、出力側には各インバータ32,33,34を介して走行系モータ4、PTO系モータ15、油圧系モータ7が接続される。
【0014】
前記走行速度指示操作装置26はトラクター1の車速を設定するもので、その指示する位置に応じたインバータ周波数となるようにコントローラ25から走行用インバータ32に対して指令が出される。
また、PTO速度指示操作装置27はPTO軸17の回転数を設定するもので、その設定回転数を維持するようにコントローラ25からPTO用インバータ33に対して制御指令が出される。油圧速度指示操作装置28は油圧用モータ7の回転数を設定するもので前記の場合と同じようにインバータ34に対して制御指令が出される。これら3つのモータ4,7,15はいずれもインバータの周波数を変更して交流モータの回転数を変更調整するものである。
【0015】
これらのモータは、周波数を変更して回転数を変更調整する方式のため、走行系、PTO系、油圧系のいずれの場合にあっても回転を最適な状態に制御できる。特にこの発明では油圧系のモータ7もインバータの周波数を変更して回転数を制御する方式を採用しているため、油圧力に必要な油圧ポンプ8回転を最適に制御でき、不要なときには最低回転数として、あるいは停止状態に保って余分な消費電力を使わなくてすむメリットがある。
【0016】
図4は油圧系モータ7が持つ欠点を解消する方法を示したものである。
先に説明した油圧系モータ7は無負荷状態だと油圧系モータ7が出力を停止しても慣性力で回転を続ける不具合がある。これを防止するためにモータ7の停止出力で瞬時に停止させるブレーキ回路を設けた。
【0017】
図4を説明すると、油圧系モータ7の駆動力にて回転する油圧ポンプ8の下流に減圧弁39と分流弁40を設け、この分流弁40の下流側にはパワーステアリング装置9用の制御弁41と作業機昇降用の制御弁42が設けられている。
ステアリングハンドル13を操作すると制御弁41が適宜切り換えられて操舵用シリンダ10のピストンロッドが左右に移動操作され、前輪2を操舵する。
【0018】
図示外の油圧レバーを操作すると作業機昇降制御弁42が切り換えられて作業機が昇降する。また、減圧弁39の下流側には2輪駆動・4輪駆動の切換えを行う制御弁44が設けられている。45はリリーフ弁である。この実施例では油圧ポンプ8から減圧弁39に至る油路の間にブレーキとなる圧力負荷を設ける構成としている。このような回路構成を設けることにより油圧系モータ7のブレーキ装置を簡単且つ安価に構成することができる。
【0019】
次に上例の作用を説明する。
トラクター1の後部にロータリ等の作業機を連結して耕耘作業を開始するときには、走行変速レバーに相当する走行速度指示操作装置26によって走行車速を設定し、PTO変速レバーに相当するPTO速度指示操作装置27によってPTO軸17の回転数を設定する。コントローラ25の指令によって走行用モータ4とPTO用モータ15の周波数がインバータ32,33に対して指示され、各々設定した回転数で各モータ4,15が駆動される。
【0020】
トラクター1の走行と共に作業機による耕耘作業が開始され、土壌が耕起される。そして、畦際で作業機を上昇させるべく油圧操作レバー(図示省略)を操作し、略同時に、あるいは事前に油圧速度指示操作装置28を適宜操作して油圧系モータ7を駆動し、油圧ポンプ8を駆動させるとこの油圧ポンプ8から送り出された圧油は作業機昇降用の油圧シリンダ11内に流入し、リフトアーム12を回動させて作業機を吊上げる。このとき、油圧速度指示操作装置28を増速側に操作すればモータ7の回転速度を上げることができ、油量を増加させて昇降速度自体を上げることができるものである。
【0021】
畦際で旋回を終えて再び作業機を降下させる場合には油圧操作レバーを下げ側に操作して油圧シリンダ11内の作動油を、油圧タンクであるリヤーミッションケース16内に排出し、リフトアーム12を下降回動させて作業機を着地させる。なお、この実施例では、パワーステアリング装置9も油圧系モータ7によって駆動する形態を採用しており、ステアリングハンドル13を操作したときだけ油圧系モータ7が作動して作動圧油を操舵用シリンダ10内に送り込む構成としている。
【0022】
このように、上記実施例のトラクター1においては、3つのモータのうち、油圧系モータ7については常時駆動せずに必要なときだけ駆動する方法を採用しているので、油圧系モータ7を常時駆動するものに比べて消費電力が少なく、従って、比較的、長時間に亘って農作業を行なうことができる。
【0023】
次に図5乃至図9の実施例について説明する。
図5はトラクターの側面図、図6は油圧回路図、図7はタイムチャート、図8は油圧回路図、図9は特性グラフである。
ここで説明するトラクター50と前記実施例で説明したトラクター1とはエンジン51を搭載しているかいないかの違いであり、この例で示すトラクターはエンジン51を機体前部に搭載した従来と同じタイプのものである。このトラクター50ではエンジン51の横側部に電動モータ52が取り付けられており、その後部に油圧ポンプ53を装着している。電動モータ52は必要なときだけ電動モータ52を駆動するように構成している。
【0024】
即ち、油圧ポンプ53が作動すると作動圧油が油圧シリンダー54内に送り込まれ、リフトアーム55を回動させて作業機を吊上げる。図5において、符号56は前輪、57は後輪、58は全油圧式のパワーステアリングユニット、59はステアリングハンドル、60は油圧シリンダケース、61は油圧ポンプ53と油圧シリンダー54とを結ぶ油圧配管、62は前輪駆動用のプロペラシャフトである。図6に示す油圧回路について回路構成を簡単に説明すると、作業機を昇降させるポジションレバー63の回動基部にはポテンショメータ64が取り付けられ、一方、リフトアーム55の基部にもポテンショメータ65が取り付けられ、ポジションレバー63で設定した高さにリフトアーム55が位置するように昇降制御される。即ち、コントローラ67からの指令によって3ポート3位置の制御弁68が切換えられる。70はリフトロッド、71はロワーリンクである。
【0025】
ポジションレバー63を作業機上げ側に操作するとコントローラ67から電動モータ52に対して回転指令が出され、電動モータ52が回転して油圧ポンプ53が駆動される。同時に制御弁68が切換えられ、油圧ポンプ53から送り出された作動圧油はこの制御弁68を介して油圧シリンダー54内に送り込まれ、リフトアーム55を上昇回動させて作業機を吊上げるものである。図7はコントローラ67から発せられる上げ信号と下げ信号およびモータ52の出力の関係を示す。
【0026】
なお、図8は図6の一部油圧回路構成を改良したもので、前記制御弁68をON・OFF弁69に置き換え、流量制御を行なわせるようにしたものである。
図9は、横軸にモータ回転数を採り、縦軸にポジションレバー63のポテンショ値とリフトアーム55のポテンショ値との偏差を採ったものである。油圧ポンプ53を電動モータ52で駆動し、必要な流量に応じたモータの回転数に制御する。このように必要な流量だけ油圧制御を行なわせることでエネルギーの損失を大幅に低減させることができる。
【0027】
次に図10乃至図12に示す実施例について説明する。
ここで説明するトラクターは通常はエンジンの駆動力で走行し、道路や圃場内などの大きなトルクを必要としない場合には発電機で充電しておいた電力で走行モータを駆動させて走行するようにした所謂ハイブリッドタイプのトラクタに関するものである。
【0028】
図10により構成を簡単に説明すると、エンジン80の前部に発電機81を設け、前記エンジン80の出力軸82に減速ギヤ機構84を接続し、その伝動後位にクラッチBを介してPTO変速部85を接続している。
PTO変速部85の後部にはPTO軸87が設けられ、このPTO軸87に作業機側の入力軸(図示省略)をユニバーサルジョイント等を介して連結して作業機を駆動する。
【0029】
前記減速ギヤ機構84の前側には油圧あるいはベルコン等からなる無段変速装置88が設けられ、この無段変速装置88の前側にクラッチAが設けられ、さらにその前側に減速ギヤ機構89が設けられ、この減速ギヤ機構89を介してエンジン80側の動力が後輪デフ装置90側に伝達されるようにしている。
【0030】
後輪デフ装置90の伝動後位には減速ギヤ機構91と後車軸92が設けられ、後車軸92端部には後輪93が取り付けられている。
後輪デフ装置90の直前には前輪側に回転動力を伝達すべく動力を分岐するギヤ機構95が設けられ、前輪増速装置98を介して前輪駆動軸99を回転駆動する。前輪増速装置98は、所謂倍速装置と云われ、後輪93に対する前輪の回転速度を速めたり、同速にしたりするもので、ハンドル操作と連動して高低に切り換わる。
【0031】
一方、図10において、エンジン80とは別に電動式の走行用モータ102が設けられ、さらにこの走行用モータ102の後部に減速ギヤ機構104が設けられ、クラッチCを介して走行系の出力軸105に回転動力を伝達すべく構成している。走行用モータ102で走行する際に走行負荷が大き過ぎてトルクが不足するようなとき、エンジン80側から動力が補助される。変速機アクチュエータ106は、電動モータ102による走行系動力にエンジン80側の動力を合流させる際の回転数を合わせるようにしたものである。即ち、エンジン80から動力を得た無段変速装置88の変速比を変速機アクチュエータ106によって調整し、その調整を終えた回転動力をクラッチA,減速ギヤ機構89を介して走行系出力軸105に伝えて、動力補助を行なう。
【0032】
図11はその制御を可能にする制御ブロック図であり、基本的構成は、図3に類似する。制御を司るコントローラ120の入力側には車速を設定する走行速度指示操作装置110、PTO軸87の回転数を設定するPTO速度指示操作装置111、走行用モータ102の出力軸の回転数を検出する走行モータ回転センサ112、PTO軸87の回転数を検出するPTO回転センサ113、変速機アクチュエータ106の位置を検出する変速機アクチュエータ位置センサ114、作業内容(例えば走行モード、PTO作業モード、牽引作業モード等)を設定する作業内容指定装置115が接続され、出力側には、クラッチA,クラッチB,クラッチCの他、走行用モータ102の回転数を調整するインバータ116、変速機アクチュエータ106、メータパネル118が接続されている。
【0033】
図12は制御フローチャートである。
まず、ステップS1において、図11のブロック図に示された各種センサの情報が読み込まれ、走行速度指示操作装置110によって指示されたインバータ周波数がセットされる(ステップS2)。走行速度が指示された速度を維持するように周波数の補正がなされ(ステップS3)、走行負荷率が演算される(ステップS4)。
【0034】
ここで負荷率とは指定回転数で駆動するための無負荷時のインバータ周波数と指定回転数を維持するための現在運転中のインバータ周波数との差を云うものである。
PTO軸87を使用しないときはクラッチBをOFFにし(ステップS6)、反対に使用するときにはクラッチBをONにする(ステップS7)。
【0035】
そして、走行していないときには走行モータ102とクラッチCをOFFにする(ステップS9)。走行しているときには走行モータ102とクラッチCをONにする(ステップS10)。圃場内を移動したり路上を走行する場合はこのように走行用モータ102を駆動させて走行する。
【0036】
このとき、走行負荷が大になるとエンジン80を駆動すると共にクラッチAを繋ぎ(ステップS12)、エンジン80側の動力を走行系に合流させて動力を補助する。また、バッテリー117の電圧が低下して充電が必要になった場合もエンジン80を駆動させる(ステップS14)。
【0037】
このように、この例におけるトラクターでは、圃場や路上等のあまりトルクを要さない場所での走行には発電機81で充電しておいた電力で電動式走行モータ102のみによる走行を可能とし、走行モータ102による走行中に、走行トルクが不足するときだけエンジン80を駆動させ、その駆動力を走行モータ102駆動の走行系に合流させて動力を補助するものであるから、走行モータ102の小型化が図れると共に燃費を大幅に改善することができる。
【0038】
なお、図示は省略するが、電動式の走行モータ102で走行しているときにオペレータがトラクターを急停止させようとするときにブレーキペダル操作に連動させて走行モータ102への電力供給を停止させれば、機体を短い制動距離で停止させることができる。
【0039】
また、バッテリー117電源の電圧降下が著しくなってきたときにまず作業機を駆動するPTO軸の回転を停止させるように構成すれば、走行系と作業機駆動系とが略同時に停止してしまうような最悪の事態を避けることができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、前記の如く構成したので、以下の効果を奏する。
即ち、請求項1記載の発明では、モータで走行するので、振動や騒音を低減できる。
【0041】
また、走行モータ102による走行中に、走行トルクが不足するときだけエンジン80を駆動させ、その駆動力を走行モータ102駆動の走行系に合流させて動力を補助するものであるから、走行モータ102の小型化が図れると共に燃費を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクターの側面図である。
【図2】トラクターの平面図である。
【図3】制御ブロック図である。
【図4】油圧回路図である。
【図5】トラクターの側面図である。
【図6】油圧回路図である。
【図7】タイムチャートである。
【図8】油圧回路図である。
【図9】流量特性グラフである。
【図10】動力伝達線図である。
【図11】制御ブロック図である。
【図12】フローチャートである。
【符号の説明】
A クラッチ
B クラッチ
C クラッチ
1 トラクタ
2 前輪
3 後輪
4 走行系モータ
7 油圧系モータ
8 油圧ポンプ
9 パワーステアリング装置
12 リフトアーム
15 PTO系モータ
17 PTO軸
80 エンジン
81 発電機
82 エンジン出力軸
87 PTO軸
88 無段変速装置
93 後輪
102 走行系モータ
105 走行系出力軸
106 変速機アクチュエータ
117 バッテリ

Claims (1)

  1. エンジン(80)に連結した発電機(81)を設け、該発電機(81)で発電した電力をバッテリ(117)に充電する構成とし、前記エンジン(80)のエンジン出力軸(82)からクラッチ(B)を介してPTO軸(87)を駆動する構成とし、前記エンジン出力軸(82)から無段変速装置(88)とクラッチ(A)を介して走行系出力軸(105)を駆動して後輪(93)を駆動する構成とし、さらに走行系モータ(102)を設け、該走行系モータ(102)からクラッチ(C)を介して前記走行系出力軸(105)を駆動する構成とし、前記走行系モータ(102)で走行する際に走行負荷が大きい場合は、前記エンジン(80)から回転動力を補助すると共にエンジン(80)から伝達された回転動力を変速機アクチュエータ(106)により前記無段変速装置(88)の変速比を変更して調整し、この調整後の回転動力を前記クラッチ(A)を介して前記走行系出力軸(105)に伝達するように構成したことを特徴とするトラクタ。
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