JPH0655969A - 多目的作業車 - Google Patents

多目的作業車

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JPH0655969A
JPH0655969A JP23275292A JP23275292A JPH0655969A JP H0655969 A JPH0655969 A JP H0655969A JP 23275292 A JP23275292 A JP 23275292A JP 23275292 A JP23275292 A JP 23275292A JP H0655969 A JPH0655969 A JP H0655969A
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JP
Japan
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work
wheels
vehicle
vehicle body
multipurpose
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JP23275292A
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English (en)
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Michio Noda
道夫 野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は一般道路も走行できるとともに、畑、
圃場、牧草地等においても農作業などができる多目的作
業車を提供するものである。 【構成】本発明の多目的作業車1は、車体2に対し、原
動機3と、原動機3により駆動される走路用の走行車輪
4と、運転室5と、荷台6とを具えさせた車両におい
て、前記車体2には車体2を浮き上がり状態に設定でき
るアウトリガー7を設けるとともに、前記走行車輪4に
代えて設置する作業車輪14を一時的に取り付けられる
ように構成し、更に車体の外周には前記原動機3により
直接または間接的に駆動される出力トランスファ8を設
けたことを特徴とする。 【効果】本発明は、常時は一般のトラックと同様な使用
ができ、そして必要に応じて圃場、畑地等における管理
作業が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は一般道路も走行できると
ともに、畑、圃場、牧草地等においても農作業などがで
きる多目的作業車に関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来、農家では田、畑等における耕運、
播種、施肥、消毒等の農作業は専用のトラクタや田植機
等を用いて行っていた。しかしながらこれらの機器を各
別に購入するとなるとその負担は大きく営農規模によっ
ては殆ど不可能な場合もある。また一般に車両等の機械
装置は平均して使用し続けることが性能維持の面で好ま
しいが、例えば時期的に限られた農作業を専ら行う機種
にあってはシーズン以外長期間にわたって使用されない
ことから、次シーズンに使う場合にも機械の調子が出
ず、その調整、保守作業に手間を要するものであった。
【0003】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、本発明者は常時使用で
きる汎用性をもったトラックの形態を基本にしながら
も、必要に応じて各種の農作業等ができる新規な多目的
作業車の開発を試みたものである。
【0004】
【発明の構成】
【目的達成の手段】本出願に係る多目的作業車の第一の
発明は、車体に対し、原動機と、原動機により駆動され
る走路用の走行車輪と、運転室と、荷台とを具えた車両
において、前記車体には車体を浮き上がり状態に設定で
きるアウトリガーを設けるとともに、前記走行車輪に代
えて設置する作業車輪を一時的に取り付けられるように
構成し、更に車体の外周には前記原動機により直接また
は間接的に駆動される出力トランスファを設けたことを
特徴として成るものである。
【0005】また本出願に係る多目的作業車の第二の発
明は、前記要件に加え、前記荷台近傍にはクレーンを搭
載したことを特徴ととして成るものである。これら発明
により前記目的を達成しようとするものである。
【0006】
【発明の作用】本発明では通常の走行車輪に対し、この
ものを付けたままその外側に、あるいは走行車輪に代え
て作業車輪を設けることもできる。そしてその作業はア
ウトリガーを作用させることにより車体を全体に持ち上
げた状態として行う。更に出力トランスファによって各
種の作業手段、例えば耕運刃を具えた耕運輪等を駆動し
て圃場整備等を行う。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。符号1は本発明たる多目的作業車であっ
て、基本形態はいわゆる貨物が搭載できるトラックの形
態をとる。この多目的作業車1は、車体2に対し、原動
機3と、この原動機により駆動される走路走行用の走行
車輪4と、多目的作業車1の操縦者が乗る運転室5と、
貨物等を積載する荷台6とを具え、通常走路を走行でき
るように構成されている。そして更に車体2に対しては
車体2全体を浮き上がらせるようなアウトリガー7を設
ける。このアウトリガー7は一例として四方に四本設け
ることが好ましい。更に例えば車体後方に他の作業手段
を駆動するための出力トランスファ8を設け、また荷台
6の前端付近にはクレーン9を設け、これらを基本構成
とするものである。
【0008】以下これらの各部材について述べると、ま
ず車体2は強度メンバーとして例えば梯子形の車台を具
え、このものに各種の運転室キャビン等が搭載されたも
のであり、これらを全体として車体2として定義するも
のであるが、車体2はこのほかに例えば応力外皮構造
(いわゆるモノコック構造)等を採用したり、適宜の構
成がとり得ることはいうまでもない。そして車体2の一
例として前方にディーゼルエンジンまたはガソリンエン
ジン等を適用した内燃機関を用いる原動機3を搭載し、
走行駆動源や作業時の各種作業手段の駆動源として用い
るものである。勿論、原動機3はこのような内燃機関に
限られず、電動機を用いた駆動手段であってもよいし、
また電動機と内燃機関を組み合わせたハイブリッド機関
等適宜の動力が適用できることはいうまでもない。
【0009】そして車体2の四周部には走行車輪4を常
法に従い設けるものであって、一例として前走行車輪4
A側を操向輪とする。そして走行駆動は専ら後走行車輪
4Bのみに行われていてもよいし、あるいは常時前後輪
を駆動するいわゆるフルタイム四輪駆動としてもよい
し、一時的に前走行車輪4Aを必要に応じて駆動するパ
ートタイム駆動であっても差し支えない。勿論、操向輪
を後走行車輪4B側としてもよいし、あるいは前後輪共
に操向できるようなものであってもよい。特に前後輪共
に操向し得る場合には狭隘な畑、圃場等においてもその
旋回が容易に行い得る点で好ましい。なお走行車輪4に
ついては一例として四輪タイプのもので説明したが、勿
論これに限定されるものではなく、前輪二軸あるいは後
輪二軸あるいはそれ以上の多軸型のもの等適宜適用でき
ることはいうまでもない。
【0010】そして前記原動機3のほぼ上方の前走行車
輪4Aに挟まれた位置には運転室5を設けるものであっ
て、このものは実質的に車体2の一部を構成し得るキャ
ビン内に設けられる。勿論、このようなキャビンタイプ
のものでなくともオープンタイプのものであってももと
より差し支えない。因に図示のように走行車輪4に代え
て後述するように大径の作業車輪14を付け替え、この
ものが操向することを考慮すると現在一般に見られるよ
うなキャブオーバータイプのキャビンより比較的狭い運
転室形状となる。なおこの運転室5を形成するキャビン
は原動機3の点検の便を考慮し、このものが前方に傾倒
するいわゆるチルトキャブとすることが好ましい。また
運転室5はいわゆるキャブオーバータイプとすることに
限定されず、いわゆるボンネットタイプのものであって
もよい。
【0011】次にこの運転室5の後方に設けられる荷台
6は、少なくとも走行車輪4に代えて作業車輪14を付
け替える場合、これとの干渉がされない程度の幅寸法に
設定される。またこの荷台6は通常のように車体2の一
部を構成するように固定的に設けられたタイプとするほ
か、後方と側方いずれか一方または双方に傾倒し得るダ
ンプ機構を具えたり、また車体2との間で簡単な保持機
構によって取り外し自在にしたデタッチャブルなもの、
あるいは荷台6全体が後方にずれてランプ状に傾斜する
スライド荷台等適宜の荷台6が構成し得る。勿論この荷
台6自体オープンタイプのものであってもよいし、箱形
のいわゆるパネルバンタイプのもの、更にはその中間に
位置するような幌掛けタイプのもの等適宜適用できる。
【0012】そして更に本発明の特徴的構成として、車
体2に対しては一例として周囲等の適宜の位置に出力ト
ランスファ8を設ける。この出力トランスファ8は例え
ば原動機3の回転の一部を分岐的に取り出し、適宜中間
のクラッチ操作等によって駆動状態をオン・オフさせる
ものであって、実質的には継手状の軸が端部に設けられ
ているものである。そして出力トランスファ8の駆動源
は原動機3であるものの、その回転を直接利用するほ
か、原動機3によって一旦油圧ポンプを駆動し、その油
圧を駆動源とした油圧モータによって回転駆動されるよ
うなものであってもよい。
【0013】更に特許請求の範囲第2項で定義するよう
に、荷台6の前方、すなわち運転室5と荷台6との中間
付近にクレーン9の基部を設けて適宜ブームを後方ない
し前方に格納するような状態で設けておくことが好まし
い。このようなクレーン9が設けられているときには以
下述べる作業車輪14や作業手段の一例である耕運輪1
8等を荷台6に搭載し、またその取り付けのために半ば
吊持するような状態にできる点で好ましい。
【0014】そして本発明の特徴的構成としては先に触
れたように走行車輪4に対し、これに代えてあるいは走
行車輪4を付けたままでその外側に作業車輪14を取り
付けられるようにする点にある。このため前走行車輪4
Aを覆うフェンダ10は図1、2に示すように折り畳み
自在とするほか、完全に取り外し自在とすることが好ま
しい。すなわちこのような構成をとらないと、フェンダ
10に対し作業車輪14が干渉するからである。そして
この作業車輪14は作業形態によって図4に示すように
最適なものを種々選択し得ることはいうまでもない。ま
た作業車輪14は前作業車輪14Aと後作業車輪14B
と必ずしも同一のものとする必要はなく、その周縁部の
形状すなわちタイヤパターン等やあるいはその車輪径等
を異ならせてももとより差し支えない。
【0015】更に符号18は耕運輪であって、このもの
は一例として耕運作業を行うため例えば籠形の機枠に対
し耕運刃18Aを取り付けたものであり、この耕運刃1
8Aの回転軸に対し前記出力トランスファ8が接続され
る。勿論、耕運輪18全体は適宜の支持装置19によっ
て車体2の一例として後方に取り付けられる。
【0016】勿論このような作業手段の一例である耕運
作業は多目的作業車1の走行した直後で作業がされた方
が好ましいが、例えば収穫等を行う場合にあっては、車
体2の前方側に刈取装置等の作業手段を設けることが好
ましい。従ってこのような作業手段は車体2の前後のみ
ならず、左右等適宜の位置に取り付けることができる。
また直接取り付けるほか、多目的作業車1によって別途
に作業手段を搭載したトレーラを牽引しながら作業をす
ることももとより可能である。
【0017】このような多目的作業車1は通常の路上を
走行する使用状態の場合にあっては、走行車輪4が設置
した状態で通常のトラックの用法と同様に用いる。そし
て圃場等における作業の場合には適宜作業に合った作業
車輪14に付け替える。また農作業等に応じた作業手段
を車体2の一部に取り付け、圃場、畑地等にそのまま進
入して作業を行うのである。因みに極端な泥濘状態の田
の場合等、車体2の下方にフロートをつけて沈み込みを
防止することもできる。
【0018】本発明は更に出力トランスファ8に対して
取り付けるアタッチメントとしての作業手段を適宜選択
すれば、農園芸施設、酪農施設等における作業のほか、
各種の土木作業がなし得る。例えば深穴掘り、土砂、雪
をかき寄せるドーザ作業、また土砂等を掬い上げるホッ
パ作業等が行い得る。更には荷台6に適宜の作業手段を
設けることにより集芥作業、収穫物の乾燥、保存処理作
業等も行う得る。
【0019】なお以上述べた実施例は運転室5において
直接作業者が操縦することを前提としたが、通常の走行
路はともかくとして、圃場等における作業は、これを無
線操縦することにより遠隔操作を行うことができる。こ
のようにした場合、装置全体を水密構造とすれば例えば
原動機の吸排気が確保される範囲内の水中作業も可能と
なるのである。また更にこのような作業をより安定的に
行うため、作業車輪14の中には図4に示すように無端
履帯であるクローラタイプのものも含めることができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
から、常時は一般のトラックと同様な使用ができ、そし
て必要に応じて圃場、畑地等における管理作業が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多目的作業者の使用状態を示す斜視図
である。
【図2】同上右側面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】本発明の多目的作業車に適用する作業車輪の例
をいくつか例示した図である。
【符号の説明】
1 多目的作業車 2 車体 3 原動機 4 走行車輪 4A 前走行車輪 4B 後走行車輪 5 運転室 6 荷台 7 アウトリガー 8 出力トランスファ 9 クレーン 10 フェンダ 14 作業車輪 14A 前作業車輪 14B 後作業車輪 18 耕運輪 18A 耕運刃 19 支持装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対し、原動機と、原動機により駆
    動される走路用の走行車輪と、運転室と、荷台とを具え
    させた車両において、前記車体には車体を浮き上がり状
    態に設定できるアウトリガーを設けるとともに、前記走
    行車輪に代えて設置する作業車輪を一時的に取り付けら
    れるように構成し、更に車体の外周には前記原動機によ
    り直接または間接的に駆動される出力トランスファを設
    けたことを特徴とする多目的作業車。
  2. 【請求項2】 前記荷台近傍にはクレーンを搭載したこ
    とを特徴とする請求項1記載の多目的作業車。
JP23275292A 1992-08-07 1992-08-07 多目的作業車 Pending JPH0655969A (ja)

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JP23275292A JPH0655969A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 多目的作業車

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JP23275292A JPH0655969A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 多目的作業車

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JPH0655969A true JPH0655969A (ja) 1994-03-01

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ID=16944205

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JP23275292A Pending JPH0655969A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 多目的作業車

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JP (1) JPH0655969A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09240312A (ja) * 1996-03-12 1997-09-16 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 運搬車
JP2003009607A (ja) * 2001-07-02 2003-01-14 Iseki & Co Ltd 電動式動力農機
JP2004306958A (ja) * 2004-08-09 2004-11-04 Yanmar Co Ltd クローラ式運搬車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09240312A (ja) * 1996-03-12 1997-09-16 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 運搬車
JP2003009607A (ja) * 2001-07-02 2003-01-14 Iseki & Co Ltd 電動式動力農機
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