JP2003146256A - 車載可搬型作業機 - Google Patents

車載可搬型作業機

Info

Publication number
JP2003146256A
JP2003146256A JP2001348055A JP2001348055A JP2003146256A JP 2003146256 A JP2003146256 A JP 2003146256A JP 2001348055 A JP2001348055 A JP 2001348055A JP 2001348055 A JP2001348055 A JP 2001348055A JP 2003146256 A JP2003146256 A JP 2003146256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
work machine
cultivator
vehicle portable
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001348055A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Imamura
健二 今村
Taketomi Suwa
武富 諏訪
Takatoshi Abe
貴俊 安部
Takaoki Imamura
隆起 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orec Co Ltd
Original Assignee
Orec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orec Co Ltd filed Critical Orec Co Ltd
Priority to JP2001348055A priority Critical patent/JP2003146256A/ja
Publication of JP2003146256A publication Critical patent/JP2003146256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】走行車輪を備えることにより走行安定性に優れ
ており、ハンドルを折り畳むことにより、高さ及び大き
さを普通のセダン型の自動車のトランクにも積載できる
ようにコンパクト化できる車載可搬型作業機を提供す
る。 【解決手段】車載可搬型耕耘機Aはエンジン1、燃料タ
ンク2、駆動伝達機構部3、走行車輪4、耕耘部5、上
部フレーム6で構成される耕耘機本体10とハンドル7
を有している。ハンドル7の形状は基部側より先部側が
やや幅広に形成され、角部が丸められた閉路形状であ
り、かつ内側の空間部にエンジン1、燃料タンク2、駆
動伝達機構部3を位置させるように囲んで、それらの外
側に収まることができる形状である。ハンドル7は基部
を中心として縦方向へ回動可能であり、折り畳み位置と
運転位置の二箇所で固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載可搬型作業機
に関するものである。更に詳しくは、走行車輪を備えた
作業機であって、ハンドルを折り畳むことにより作業機
本体の周囲に効率よく収めることができ、ハンドルを折
り畳んだときの作業機の高さ及び大きさをコンパクトに
して普通のセダン型の自動車のトランク等、比較的狭い
ところにも、ハンドルを取り外すことなく積載または収
容ができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】例えば、農業機械である耕耘機は田や畑を
耕すために使用されるが、近年においては農家だけでは
なく一般家庭でも、いわゆる家庭菜園での作業用に使用
されるようになってきた。農家では、いろいろな作業を
行うときに便利なように、通常は軽トラックを所有して
おり、田や畑が自宅から遠い場所にある場合でも、耕耘
機等の作業機を荷台に積載して運んでいる。
【0003】ところが、一般家庭では軽トラック等の比
較的広い荷台を持つ自動車を通常は所有していないの
で、例えばセダン型の自動車のトランクにも積載できる
ように小型軽量化した耕耘機が製造されている。この耕
耘機は、小型軽量化するために走行車輪を持たない、い
わゆる車軸耕耘機といわれるもので、耕耘部のローター
が走行車輪を兼ねる構造である。また、耕耘機のハンド
ルは折り畳むことができる構造または取り外すことがで
きる構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載可搬型の耕耘機には、次のような課題があった。車
載可搬型の耕耘機である上記車軸耕耘機は、走行車輪が
ない分、コンパクトである代わりに、慣れないと運転が
難しい。すなわち、車軸耕耘機は、ローターの回転にま
かせて走行させたのではローターで土壌を耕耘できない
ので、運転者が耕耘機を後ろに引き加減にして耕耘機の
走行に抵抗を与えることにより、ローターが確実に耕耘
するようにする。しかし、このために運転者にかかる肉
体的な負担が大きく、走行も著しく不安定になるので、
車軸耕耘機の運転は農業に従事しない一般の人には難し
く、実用的ではなかった。
【0005】耕耘機を一般の人にも運転がしやすいよう
にするには、ローターとは別に走行車輪を設ける必要が
ある。走行車輪を設けることにより、走行を安定させる
ことができる。しかし、走行車輪を備えた場合、構造的
には耕耘機が大きくなり、高さも高くなるので、セダン
型の自動車のトランク等には収まりにくくなる。
【0006】しかも、車軸耕耘機のハンドルを折り畳む
タイプでは、ハンドルの角度が変わるだけであり、折り
畳んだときにハンドルが耕耘機本体の上部に重なるよう
に位置するので、高さ方向において十分にコンパクトに
することができない。
【0007】ハンドルを取り外すタイプでは、ハンドル
をトランク等の内部の邪魔にならないところに耕耘機本
体とは別に収めて十分にコンパクトにすることができる
が、ハンドルの着脱作業が煩雑で手間がかかりすぎる。
また、ハンドルを収容するときに十分に注意しないと自
動車等を傷付けることがある。更には、ハンドルの取り
付けが確実に行われないと、運転時において外れたりし
て危険である等のリスクが大きいという問題もあった。
【0008】また、耕耘機を自動車のトランク等に積載
する場合、耕耘部のローター等に付着した土や泥でトラ
ンク内部が汚れたり、ローター等の硬い部分が当たって
トランク内部を損傷させてしまうことがあった。
【0009】本発明の目的は、走行車輪を備えることに
より走行安定性に優れており、ハンドルを取り外すタイ
プのような着脱の煩雑さや運転時における危険がなく、
ハンドルを折り畳むことにより、高さ及び大きさを普通
のセダン型の自動車のトランクにも積載できるようにコ
ンパクト化した車載可搬型作業機を提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、耕耘機等の作業機を
自動車のトランク等に積載する場合、作業機に付着した
土や泥でトランク内部が汚れたり、作業機の硬い部分が
当たってトランク内部を損傷させてしまうことを防止で
きる車載可搬型作業機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、走行車輪と作業部を有する作業機本体と、
作業機本体に折り畳み回動可能に設けられており、折り
畳んだときには作業機本体を本質的に囲むよう構成され
ているハンドルと、を備えていることを特徴とする、車
載可搬型作業機である。
【0012】第2の発明にあっては、ハンドルは、少な
くとも折り畳み位置と運転位置で固定できるよう構成さ
れていることを特徴とする、第1の発明に係る車載可搬
型作業機である。
【0013】第3の発明にあっては、作業機本体の後部
に走行時のダッシングを防止するためのアンカー部材を
備えていることを特徴とする、第1または第2の発明に
係る車載可搬型作業機である。
【0014】第4の発明にあっては、作業部がアタッチ
メント構造で、他種の作業部と取り替えができるよう構
成されていることを特徴とする、第1、第2または第3
の発明に係る車載可搬型作業機である。
【0015】第5の発明にあっては、作業機を乗せるこ
とができる積載パレットを備えていることを特徴とす
る、第1、第2、第3または第4の発明に係る車載可搬
型作業機である。
【0016】車載可搬型作業機としては、例えば耕耘
機、播種機等の各種農業機械あるいは草刈機、スイーパ
ー、チッパー等があげられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0017】本明細書にいう「作業機本体を本質的に囲
む」とは、作業機本体の全周を囲む構造の他、例えば作
業機本体の全周ではなく一部を開放した状態で囲む構造
等である。また、ハンドルにより囲まれる位置も限定せ
ず、例えば作業機本体の上部側、中段部、下部側等であ
る。
【0018】(作用)本発明に係る車載可搬型作業機は
次のように作用する。作業機は、ハンドルが折り畳み回
動可能に設けられ、折り畳んだときには作業機本体を本
質的に囲むことができるよう構成されている。これによ
り、ハンドルは折り畳むと内部の空間部に作業機本体の
上部が入る形で位置し、ハンドルは作業機本体の上部外
側に効率よく収まり、ハンドルによって囲んだ部分をガ
ードすることができる。また、ハンドルを、折り畳んで
収まったときに作業機本体の上部からあまり張り出すこ
とがないようにつくれば、本発明に係る作業機は、例え
ばハンドルを外した状態の作業機本体と実質変わらない
高さ及び大きさになる。
【0019】従って、作業機は、走行を安定させるため
の走行車輪を備えていながら、ハンドルを折り畳むこと
により、高さ及び大きさを普通のセダン型の自動車のト
ランク等、比較的狭いところにも積載または収容ができ
るようコンパクトにすることが可能になる。また、作業
機はハンドルを取り外すタイプではないので、ハンドル
の着脱の煩雑さがなく、運転時においてハンドルが外れ
る等の危険がない。
【0020】ハンドルが、少なくとも折り畳み位置と運
転位置で固定できるよう構成されているものは、ハンド
ルを前方向等に倒した折り畳み位置で固定することによ
り、作業機を持ち運ぶときの把手として利用できる。ま
た、運転位置で固定することにより、運転が安全にでき
る。
【0021】作業機本体の後部に走行時のダッシングを
防止するためのアンカー部材を備えているものは、走行
時において地面に当たり、適当な抵抗となって、走行を
安定させることができ、ダッシングが起こってもダッシ
ングを止めることができるので、より確実で安全な耕耘
作業ができる。
【0022】作業部がアタッチメント構造で、他種の作
業部と取り替えができるよう構成されているものは、耕
耘機、播種機、草刈機、スイーパーあるいはチッパー
等、各種作業部を用意しておくことにより様々な作業機
として使用することが可能になり、無駄がなく合理的で
ある。
【0023】積載パレットを備えたものは、作業機を例
えば自動車のトランク等に積載するときに、作業機の下
に敷くようにして使用することにより、作業機に付着し
た土や泥でトランク内が汚れたり、作業機の硬い部分が
接触して傷が付いたりすることを防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る車載
可搬型耕耘機の実施の形態を示し、ハンドルを折り畳み
位置に設定した状態の斜視図、図2はハンドルの取付部
の構造を示す斜視図、図3はアンカー部材の取付構造を
示す説明図、図4はハンドルを起こして運転位置に設定
した状態の要部斜視図である。
【0025】符号Aは、車載可搬型耕耘機である。車載
可搬型耕耘機Aのうち、符号1はエンジン、2は燃料タ
ンク、3は駆動伝達機構部、4は走行車輪、5は耕耘
部、6は上部フレームであり、これらによって作業機本
体である耕耘機本体10が構成される。そして、符号7
はハンドルである。作業部である耕耘部5はチェーンケ
ース50を有しており、その後端部にアンカー部材51
が固定されている。アンカー部材51は金属板で後方斜
め下方へやや湾曲するように形成されており、走行時、
先端部がローター52の先端部の回転軌跡の外側へ出て
地面に当たるように設けられている(図3参照)。
【0026】なお、耕耘部5は、構造についての詳細な
説明は省略するが、例えば播種機、草刈機、スイーパー
あるいはチッパー等としての機能を有する他の作業部と
取り替えることができるようになっている。
【0027】ハンドル7は、鉄製のパイプで形成され、
表面には防錆のためのメッキが施してある。ハンドル7
はアルミニウム等、他の材料で形成してもよく、メッキ
でなく塗装することもできる。ハンドル7の形状は、基
部側より先部側がやや幅広に形成され、角部が丸められ
た閉路形状であり、かつ内側の空間部に、エンジン1、
燃料タンク2、駆動伝達機構部3を位置させるように囲
んで、それらの外側に収まることができる形状である
(図1参照)。ハンドル7の形状は、閉路形状に限定す
るものではなく、例えばL字形状等、一部を開放した形
状とすることもできる。
【0028】ハンドル7は、基部を中心として縦方向へ
回動可能であり、折り畳み位置(図1に示すように前方
へ倒れた位置)と、運転位置(図4で示すように後方へ
起こした位置)の二箇所で固定できるようになってい
る。なお、本実施の形態ではハンドル7の固定箇所は二
箇所であるが、運転位置の一箇所のみ、あるいは運転位
置及び折り畳み位置を含む三箇所以上で固定できるよう
にしてもよい。
【0029】ハンドル7の角度を調整するための取付構
造を次に説明する。上部フレーム6の基端部には、ハン
ドル7の基部を回動可能に取り付けるための軸受部60
が設けられている。軸受部60の幅方向の片側には、シ
リンダー61が幅方向に固定されている。シリンダー6
1の内部には、基端部に指掛け63を有する係合ロッド
62が進退可能に挿通されている。係合ロッド62はバ
ネ(図2では見えない)で先端方向へ付勢されている。
【0030】また、ハンドル7の基部には、扇型の角度
制御板70がシリンダー61の先端部近傍に位置するよ
う固定されている。角度制御板70は、両端側に上記係
合ロッド62が挿入されて係合する係合孔71、72が
設けられている。一方の係合孔71はハンドル7が倒さ
れて折り畳み位置に来たときに係合可能となり、係合孔
72はハンドル7が起こされて運転位置に来たときに係
合可能となる。なお、ハンドル7の取付構造は上記に限
定するものではなく、各種公知手段を採用することがで
きる。
【0031】図5は積載パレットの構造を示す斜視図で
ある。符号Pは積載パレットである。積載パレットP
は、鉄板で船型に形成されているパレット本体8を有し
ている。なお、パレット本体8は鉄以外の金属あるいは
合成樹脂等、他の材料で形成してもよい。パレット本体
8の後部側(図5で左側)には、底板80から後部側板
81がやや高く立ち上げて形成されており、耕耘部5の
ローター52等に付着した土や泥が収容部内に落ちない
ようになっている。
【0032】パレット本体8の前部側には、前部側板8
2がやや低く設けられている。前部側板82のうちの両
側には、車載可搬型耕耘機Aの走行車輪4を嵌め込むた
めの嵌合凹部83が設けられている。なお、本実施の形
態では嵌合凹部83が底面側へ突出する構造であるが、
走行車輪4の前後に当たる部分を底板80から上面側へ
突出させて同様の車止め機能を持たせ、底面をフラット
にすることもできる。
【0033】また、パレット本体8の後端部には、コ字
状の取っ手84が縦方向に設けられており、パレット本
体8の前端部には、U字状の取っ手85が横方向に設け
られている。なお、各取っ手84、85は必要に応じて
折り畳むことができる構造であるが、収容に支障がなけ
れば折り畳まない構造とすることもできる。
【0034】(作 用)図6は本発明に係る車載可搬型
耕耘機を自動車の後部トランクに収容している状態を示
す説明図である。図1ないし図6を参照して、本実施の
形態に係る車載可搬型耕耘機の作用を説明する。車載可
搬型耕耘機Aによって土壌を耕耘する際は、ハンドル7
を後方へ起こした状態とする。ハンドル7は、角度制御
板70の係合孔72と係合ロッド62が係合することに
よって固定される。
【0035】耕耘作業は、走行車輪4を備えているた
め、走行が安定しており、農業に従事しない一般の人で
も運転しやすい。なお、耕耘部5に設けられているアン
カー部材51は、走行時において地面に当たり、適当な
抵抗となって走行をより安定させることができる。ま
た、車載可搬型耕耘機Aは小型軽量であるので、耕耘時
の走行速度を0.3〜0.4km/hのごく低速に抑える
ことにより、より確実で安全な耕耘作業ができるように
している。なお、速度については、上記に限定するもの
ではない。また、耕耘作業中に、万一ダッシング(耕耘
部5のローター52が地面を走ってしまう現象)が起こ
っても、車載可搬型耕耘機Aが後方へ傾いてアンカー部
材51が地面により深く入ることにより、ダッシングを
止めることができる(図3参照)。
【0036】車載可搬型耕耘機Aを自動車に積載すると
きには、ハンドル7を前方へ水平に倒した状態にして全
長を短くする。ハンドル7は、角度制御板70の係合孔
71と係合ロッド62が係合することによって固定され
る。なお、ハンドル7の角度を調整するときは、係合ロ
ッド62を引いて係合孔71、72との係合を外すよう
にする。
【0037】このとき、ハンドル7は、内側の空間部に
エンジン1、燃料タンク2、駆動伝達機構部3を位置さ
せるように囲んで、それらの外側に収まるので作業機本
体の高さは高くならない。また、これによりハンドル7
は上記各部(リコイルスタータ等を含む)をガードする
ことができる。なお、ハンドル7は、折り畳んで収まっ
たときに上記装置からあまり張り出すことがない形状に
つくられているので、車載可搬型耕耘機Aは、例えばハ
ンドル7を外した状態の耕耘機本体と実質変わらない大
きさになる。
【0038】従って、車載可搬型耕耘機Aは、走行を安
定させるための走行車輪4を備えていながら、ハンドル
7を折り畳むことにより、高さ及び大きさを普通のセダ
ン型の自動車のトランク等、比較的狭いところにも積載
または収容ができるようにコンパクトにすることが可能
になる。また、車載可搬型耕耘機Aはハンドル7を取り
外すタイプではなく、折り畳むようになっているので、
ハンドルの着脱の煩雑さや危険がない。
【0039】そして、車載可搬型耕耘機Aは、積載パレ
ットPを下に敷くように組み合わせて自動車Cのトラン
ク9に積載する。これにより、車載可搬型耕耘機Aの耕
耘部5のローター52や走行車輪4等に付着した土や泥
でトランク9内が汚れたり、ローター52等の硬い部分
が接触して損傷したりすることを防止できる。
【0040】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0041】
【発明の効果】(a)本発明に係る車載可搬型作業機
は、ハンドルが折り畳み回動可能に設けられ、折り畳ん
だときには作業機本体を本質的に囲むことができるよう
構成されている。これにより、ハンドルは折り畳むと内
部の空間部に作業機本体の上部が入る形で位置し、ハン
ドルは作業機本体の上部外側に効率よく収まり、ハンド
ルによって囲んだ部分をガードすることができる。ま
た、ハンドルを、折り畳んで収まったときに作業機本体
の上部からあまり張り出すことがないようにつくれば、
本発明に係る作業機は、例えばハンドルを外した状態の
作業機本体と実質変わらない高さ及び大きさになる。従
って、作業機は、走行を安定させるための走行車輪を備
えていながら、ハンドルを折り畳むことにより、高さ及
び大きさを普通のセダン型の自動車のトランク等、比較
的狭いところにも積載または収容ができるようコンパク
トにすることが可能になる。また、作業機はハンドルを
取り外すタイプではないので、ハンドルの着脱の煩雑さ
がなく、運転時においてハンドルが外れる等の危険がな
い。
【0042】(b)ハンドルが、少なくとも折り畳み位
置と運転位置で固定できるよう構成されているものは、
ハンドルを前方向等に倒した折り畳み位置で固定するこ
とにより、作業機を持ち運ぶときの把手として利用でき
る。また、運転位置で固定することにより、運転が安全
にできる。
【0043】(c)作業機本体の後部に走行時のダッシ
ングを防止するためのアンカー部材を備えているもの
は、走行時において地面に当たり、適当な抵抗となっ
て、走行を安定させることができ、ダッシングが起こっ
てもダッシングを止めることができるので、より確実で
安全な耕耘作業ができる。
【0044】(d)作業部がアタッチメント構造で、他
種の作業部と取り替えができるよう構成されているもの
は、耕耘機、播種機、草刈機、スイーパーあるいはチッ
パー等、各種作業部を用意しておくことにより様々な作
業機として使用することが可能になり、無駄がなく合理
的である。
【0045】(e)積載パレットを備えたものは、作業
機を例えば自動車のトランク等に積載するときに、作業
機の下に敷くようにして使用することにより、作業機に
付着した土や泥でトランク内が汚れたり、作業機の硬い
部分が接触して傷が付いたりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載可搬型耕耘機の実施の形態を
示し、ハンドルを折り畳み位置に設定した状態の斜視
図。
【図2】ハンドルの取付部の構造を示す斜視図。
【図3】アンカー部材の取付構造を示す説明図。
【図4】ハンドルを起こして運転位置に設定した状態の
要部斜視図。
【図5】積載パレットの構造を示す斜視図。
【図6】車載可搬型耕耘機をセダン型の自動車の後部ト
ランクに収容している状態を示す説明図。
【符号の説明】
A 車載可搬型耕耘機 10 耕耘機本体 1 エンジン 2 燃料タンク 3 駆動伝達機構部 4 走行車輪 5 耕耘部 50 チェーンケース 51 アンカー部材 52 ローター 6 上部フレーム 7 ハンドル 60 軸受部 61 シリンダー 62 係合ロッド 63 指掛け 70 角度制御板 71、72 係合孔 P 積載パレット 8 パレット本体 80 底板 81 後部側板 82 前部側板 83 嵌合凹部 84、85 取っ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 貴俊 福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22 株式会社オーレック内 (72)発明者 今村 隆起 福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22 株式会社オーレック内 Fターム(参考) 2B033 AA06 AA08 AB01 AB11 AC04 BA01 EC01 EC03 EC05 ED04 ED20 2B041 AA03 AA07 AA11 AA17 AB04 AC03 AC05 AC07 AC09 BA02 BA09 CA03 CA12 CA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪と作業部を有する作業機本体
    と、 作業機本体に折り畳み回動可能に設けられており、折り
    畳んだときには作業機本体を本質的に囲むよう構成され
    ているハンドルと、を備えていることを特徴とする、 車載可搬型作業機。
  2. 【請求項2】 ハンドルは、少なくとも折り畳み位置と
    運転位置で固定できるよう構成されていることを特徴と
    する、 請求項1記載の車載可搬型作業機。
  3. 【請求項3】 作業機本体の後部に走行時のダッシング
    を防止するためのアンカー部材を備えていることを特徴
    とする、 請求項1または2記載の車載可搬型作業機。
  4. 【請求項4】 作業部がアタッチメント構造で、他種の
    作業部と取り替えができるよう構成されていることを特
    徴とする、 請求項1、2または3記載の車載可搬型作業機。
  5. 【請求項5】 作業機を乗せることができる積載パレッ
    トを備えていることを特徴とする、 請求項1、2、3または4記載の車載可搬型作業機。
JP2001348055A 2001-11-13 2001-11-13 車載可搬型作業機 Pending JP2003146256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001348055A JP2003146256A (ja) 2001-11-13 2001-11-13 車載可搬型作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001348055A JP2003146256A (ja) 2001-11-13 2001-11-13 車載可搬型作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003146256A true JP2003146256A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19160944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001348055A Pending JP2003146256A (ja) 2001-11-13 2001-11-13 車載可搬型作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003146256A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082674A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 歩行型農作業機におけるハンドル折畳み構造
JP2006193102A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 歩行型農作業機
JP2012085589A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Yanmar Co Ltd 歩行型管理機
JP2012244948A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 歩行型管理機
JP2018061478A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 井関農機株式会社 歩行型耕耘機
JP2021040532A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社クボタ 歩行型管理機
JP2021052718A (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 株式会社クボタ 歩行型管理機
JP2021058170A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 株式会社デイトナ 小型圃園管理機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082674A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 歩行型農作業機におけるハンドル折畳み構造
JP2006193102A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 歩行型農作業機
JP4653499B2 (ja) * 2005-01-17 2011-03-16 三菱農機株式会社 歩行型農作業機
JP2012085589A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Yanmar Co Ltd 歩行型管理機
JP2012244948A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 歩行型管理機
JP2018061478A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 井関農機株式会社 歩行型耕耘機
JP2021040532A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社クボタ 歩行型管理機
JP7229130B2 (ja) 2019-09-10 2023-02-27 株式会社クボタ 歩行型管理機
JP2021052718A (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 株式会社クボタ 歩行型管理機
JP7169954B2 (ja) 2019-10-02 2022-11-11 株式会社クボタ 歩行型管理機
JP2021058170A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 株式会社デイトナ 小型圃園管理機
JP7162846B2 (ja) 2019-10-09 2022-10-31 株式会社デイトナ 小型圃園管理機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5513868A (en) All terrain vehicle trailer
US20170325445A1 (en) Motorized game cart
CA1182149A (en) Dump cart
JP2003146256A (ja) 車載可搬型作業機
US4335862A (en) Mod flap mounting device
US20080029989A1 (en) Removable fender assembly for a work vehicle
JP2008099638A (ja) 草刈機
JP3741633B2 (ja) 管理機
JP2003052202A (ja) 歩行型作業車
JP4657078B2 (ja) 電動小型車両
US2880034A (en) Garden sulky with dump body
JP2004008082A (ja) 簡易乗用管理作業機
US7261174B2 (en) All-terrain vehicle
JP2012249591A (ja) 抵抗棒と補助輪の切替装置及びそれを備えた歩行型作業機
JP4309563B2 (ja) トラクタ
US9987890B1 (en) Trailer system for a zero turn radius vehicle
JPH0655969A (ja) 多目的作業車
JP7500398B2 (ja) トラクタ
CA2608830C (en) Fifth wheel cover
JPS6217283Y2 (ja)
JPS6235289Y2 (ja)
JP3492471B2 (ja) 作業車におけるキャノピー取付け構造
JP3953577B2 (ja) 運搬車
JP4031934B2 (ja) 管理機
JPS6113420Y2 (ja)