JP3002720U - クローラ式運搬作業車 - Google Patents

クローラ式運搬作業車

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JP3002720U
JP3002720U JP1994004532U JP453294U JP3002720U JP 3002720 U JP3002720 U JP 3002720U JP 1994004532 U JP1994004532 U JP 1994004532U JP 453294 U JP453294 U JP 453294U JP 3002720 U JP3002720 U JP 3002720U
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JP
Japan
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crawler
dump truck
tractor
work vehicle
vehicle
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JP1994004532U
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English (en)
Inventor
晋 三宅
久男 益子
博昭 杉田
Original Assignee
山▲さき▼建設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不整地の条件に左右されることなく単一の作業
車で作業を行うことができるとともに、作業性および作
業効率を向上させる。 【構成】クローラ式運搬作業車2は、クローラ4の回転
駆動により自走するトラクタ3と、このトラクタ3と連
結部7を介して後方に連結されたダンプ車5とを備えて
いる。連結部7は、ダンプ車5のシャシ8側の連結アー
ム20とトラクタ3側の支持アーム21とが連結具とし
てのボールジョイント22により連結されて構成され
る。ダンプ車5は、ボールジョイント22の運動により
トラクタ3に対して所定の範囲で傾斜可能になってい
る。このため、ダンプ車5の積載量を増大させても車両
2の重心を低く抑えて走行することができ、不整地での
積載走行時にも安定して走行する。また、ダンプ車5は
トラクタ3に対して相対的に自由運動することができる
ので、走行輪6の接地面積が増大し走行性が安定する。
しかも、トラクタ3の旋回時、作業車2全体の旋回半径
を小さくすることができるので、操縦性能が向上し、作
業しやすくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クローラ式自走車両を連結具によりトレーラ車両と接続して用いる クローラ式運搬作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、不整地での土砂の運搬および改良作業には、不整地の条件に応じて種々 の運搬作業車が用いられる。これら運搬作業車は、例えば、傾斜地、凹凸のある 地表面あるいは岩石の点在した不整地では走行安定性が求められ、作業性の上か らは、小回りのきくことが求められる。また、火砕流流入後の火山灰地等での作 業では、耐高温性能や無人遠隔操作の操作性のよさが求められる。このような不 整地、あるいはそれに高温条件が加わる特殊な不整地での土砂の運搬および改良 作業には、従来からアーチキレートダンプトラック(ホイール式ダンプトラック )、クローラダンプトラックないしキャリオールスクレーパ等の運搬作業車が目 的に応じて使い分けられている。これらアーチキレートダンプトラックおよびク ローラダンプトラックは、自走車両上にダンプが設けられる構成となっている。 また、キャリオールスクレーパは、土砂の掻き入れ撒き出しを行う運土用機械で ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の運搬作業車では、アーチキレートダンプトラックは走行部がホイー ルで構成され、しかも駆動車両上にダンプ部が設けられるため、積載時重心が高 くなり、不整地の条件により、例えば、起伏の激しい地表面や軟質の土壌等によ り走行が制限される。また、クローラダンプトラックでは、ダンプ部の積載量が 制限されるため作業効率が悪く、登坂能力にも限度がある。キャリオールスクレ ーパは、土砂の掻き入れ撒き出しを行うものであり、土質に制限があり、岩石の 多い場所には適さない。このため、従来の運搬作業車では、過酷条件の不整地で の運搬作業あるいは改良作業にあたって、不整地の条件に応じて適切な作業車を 選択して使用するか積載量を制限して使用しなければならず、作業性および作業 効率が悪いという問題がある。
【0004】 本考案は上記欠点を除くためになされたもので、不整地の条件に左右されるこ となく単一の作業車で作業を行うことができるとともに、作業性および作業効率 を向上させることができるクローラ式運搬作業車を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るクローラ式運搬作業車は、クローラの回転駆動により自走する駆 動車と、この駆動車と連結部を介して後方に連結されたダンプ車とを備えるとと もに、上記連結部を自由運動可能な連結具により構成したものである。
【0006】
【作用】
本考案に係るクローラ式運搬作業車は、クローラの回転駆動により自走する駆 動車と、この駆動車と連結部を介して後方に連結されたダンプ車とを備えて構成 しているので、ダンプ車の積載量を増大させても車両の重心を低く抑えて走行す ることができ、不整地での積載走行時にも安定して走行する。また、連結部を自 由運動可能な連結具により構成したことにより、ダンプ車は駆動車に対して相対 的に自由運動することができるので、走行輪の接地面積が増大し走行性が安定す る。しかも、駆動車の旋回時、作業車全体の旋回半径を小さくすることができる ので、操縦性能が向上し、作業しやすくなる。
【0007】
【実施例】
以下、図示実施例により本考案を説明する。図1は本考案の一実施例に係るク ローラ式運搬作業車を示す側面図、図2は図1のクローラ式運搬作業車の平面図 、図3は図1のクローラ式運搬作業車の正面図、図4は図1のクローラ式運搬作 業車の背面図である。クローラ式運搬作業車2は、図1に示すように、クローラ ベルト4を備えた駆動車としてのトラクタ3と、このトラクタ3と連結部7を介 して連結され車輪6を備えたダンプ車5とから構成される。
【0008】 トラクタ3は、走行部が図示しない駆動機構に連結されたローラ10にクロー ラベルト4が巻回されて構成される。トラクタ3の本体上部には運転室11が設 けられ、運転室11には遠隔地から無線により無人操作される遠隔操作機構(図 示せず)が取りはずし可能に取り付けられる。トラクタ3は、遠隔操作機構が取 り外されると、有人操作により運転されるようになっている。トラクタ3の本体 前方には、アタッチメント12が設けられ、このアタッチメント12には、図8 に示すようにブレード13が着脱可能に取りつけられる。トラクタ3は、ブレー ド13が取りつけられると、ブルドーザとして用いられる。
【0009】 ダンプ車5の走行部は、図1に示すように、シャシ8に複数の車輪6が回転自 由に設けられ、これら車輪6にはチッソガスが充填されている。シャシ8には、 トラクタ3のブレーキ系と接続される図示しないブレーキ装置が設けられ、車輪 6が制動されるようになっている。また、シャシ8の前方側にはアウトリガ14 が設けられる。ダンプ車5のダンプ部は、シャシ8に揺動可能に枢支された荷台 9と、シャシ8と荷台9との間に傾斜可能に取り付けられた油圧シリンダ15と から構成される。油圧シリンダ15は、トラクタ3側の油圧回路(図示せず)に 接続され、油圧の導入により荷台9を後方に傾斜させ、積荷をおろすようになっ ている。
【0010】 ところで、トラクタ3とダンプ車5とを連結する連結部7は、図5および図6 に示すように、シャシ8側の連結アーム20とトラクタ3側の支持アーム21と が連結具としてのボールジョイント22により連結されて構成される。V字状支 持アーム21の後方側(荷台9側)終端部23には、ボールジョイント22のボ ール部24が立ち上がって形成される。連結アーム20の前方側(トラクタ側) には、ボールジョイント22の上半球部を受け入れる受入部25が形成され、受 入部25の内面は滑り面となっている。ボールジョイント22は、支持アーム2 1のボール部24の上半球が連結アーム20の受入部25に嵌め入れらると、内 部にボール部24の下半球を受け入れる滑り面の形成された半割プレート26A 、26Bが連結アーム20にボルトで固定されて組みつけられる。連結アーム2 0の前方側左右両側にはストッパ27A、27Bが、支持アーム21の終端部2 3には上方に立ち上がった当接部材28が、それぞれ設けられる。ストッパ27 A、27Bは、ボールジョイント22を中心にダンプ車5が旋回した際、当接部 材28に当接し所定の角度α以上の水平方向の旋回を規制する。連結部7は、ボ ールジョイント22を介してトラクタ3とダンプ車5を連結するようにしている ので、ダンプ車5はトラクタ3に対して相対的に傾斜可能になっている。
【0011】 次に上記実施例に係るクローラ式運搬作業車2の動作について説明する。クロ ーラ式運搬作業車2は、不整地でトラクタ3がダンプ車5を牽引する際、ボール ジョイント22を中心にトラクタ3に対してダンプ車5が前後方向および左右方 向に相対的に傾斜可能に牽引される。このため、車輪6の浮き上がりを抑え、接 地面積が増大されるので、クローラ式運搬作業車2は、安定して走行することが できる。また、ダンプ車5はボールジョイント22を中心にトラクタ3に対して 所定の傾斜角度αまで水平方向の回動を許容するようになっているので、旋回性 能が向上し小回りがきくようになっている。また、駆動車としてのトラクタ3と 荷台としてのダンプ車5を分割し、ダンプ車5をトレーラとして用いているので 、トラクタとダンプを一体として構成した従来の運搬作業車に比べて、ダンプ車 5の積載量を増大させることができるとともに、積載荷物の重心を下げることが できるので、安定した走行を実現できる。
【0012】 図7は、連結部の変形例を示すもので、トラクタ3とダンプ車5とを連結する 連結部30は、図7に示すように、シャシ8側の連結アーム31とトラクタ3側 の支持アーム32とが連結具としてのピンジョイント33により連結されて構成 される。ピンジョイント33は、トラクタ3に対してダンプ車5の上下方向の揺 動を許容する第1のピンジョイント33Aと、水平方向の揺動を許容する第2の ピンジョイント33Bとからなっている。このため、不整地でトラクタ3がダン プ車5を牽引する際、ピンジョイント33を中心にトラクタ3に対してダンプ車 5が上下方向および水平方向に揺動可能に牽引される。このため、車輪6の接地 面積が増大されるので、走行の安定を図ることができる。
【0013】 なお、上記実施例では、ダンプ車5は、走行部に車輪6を設けたホイール式ダ ンプ車について述べたがこれに限られるものではなく、クロールにより走行され るクロール式ダンプ車を用いてもよいのは言うまでもない。また、上記実施例で は、ダンプ車5にブレーキ装置を設けて車輪6の制動を行うようにしているが、 ブレーキ装置を設けなくてもよい。さらに、連結部30には、シャシ8側とトラ クタ3側とに所定角度で互いに当接して揺動範囲を規制する規制部材をそれぞれ 設け、所定範囲以上の揺動を規制するようにしてもよい。また、上記実施例では 、駆動車をトラクタまたはブルドーザのいずれかについて述べたがこれに限られ るものではなく、他の駆動作業車についても適用可能なことは言うまでもない。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、クローラの回転駆動により自走する駆動車 とその後方に連結されたダンプ車とを自由運動可能な連結具を備えた連結部を介 して連結したことにより、不整地での走行が安定するとともに、旋回時旋回半径 を小さくすることができるので操縦性が良く作業性が向上する。また、ダンプ車 は駆動車と独立して構成されるため、積載量が増大しても重心を低くして安定し た走行を実現できるので作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るクローラ式運搬作業車
を示す側面図である。
【図2】図1のクローラ式運搬作業車の平面図である。
【図3】図1のクローラ式運搬作業車の正面図である。
【図4】図1のクローラ式運搬作業車の背面図である。
【図5】図1のクローラ式運搬作業車の連結部を示す断
面図である。
【図6】図1のクローラ式運搬作業車の連結部を示す平
面図である。
【図7】連結部の変形例を示す説明図である。
【図8】図1のクローラ式運搬作業車のトラクタにブレ
ードが取り付けられたブルドーザを示す側面図である。
【符号の説明】
2 クローラ式運搬作業車 3 トラクタ(駆動車) 4 クローラ 5 ダンプ車 7 連結部 22 ボールジョイント(連結具)

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラの回転駆動により自走する駆動
    車と、この駆動車と連結部を介して後方に連結されたダ
    ンプ車とを備えるとともに、上記連結部を自由運動可能
    な連結具により構成したことを特徴とするクローラ式運
    搬作業車。
  2. 【請求項2】 駆動車はクローラを備えたトラクタから
    構成されることを特徴とする請求項1に記載のクローラ
    式運搬作業車。
  3. 【請求項3】 駆動車はクローラを備えたブルドーザか
    ら構成されることを特徴とする請求項1に記載のクロー
    ラ式運搬作業車。
  4. 【請求項4】 連結具はボールジョイントにより構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のクローラ式運搬
    作業車。
  5. 【請求項5】 連結具はピンジョイントにより構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載のクローラ式運搬作
    業車。
  6. 【請求項6】 ダンプ車は走行部がホイールから構成さ
    れることを特徴とする請求項4に記載のクローラ式運搬
    作業車。
  7. 【請求項7】 ダンプ車は走行部がクローラから構成さ
    れることを特徴とする請求項4に記載のクローラ式運搬
    作業車。
  8. 【請求項8】 駆動車は、無人遠隔操作機構を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のクローラ式運搬作
    業車。
  9. 【請求項9】 駆動車は、有人操作により操作されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクローラ式運搬作業
    車。
  10. 【請求項10】 ダンプ車は駆動車のブレーキ系と接続
    されるブレーキ機構を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載のクローラ式運搬作業車。
JP1994004532U 1994-04-04 1994-04-04 クローラ式運搬作業車 Expired - Lifetime JP3002720U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3524605B2 (ja) 1994-12-13 2004-05-10 西松建設株式会社 無人排土搬出車両及び無人排土計量方法

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