JP3828679B2 - ハイブリッド建設機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下部走行体上に上部旋回体が搭載され、エンジンとバッテリ等の蓄電手段とを組み合わせて各種の作業を行うハイブリッドショベル等のハイブリッド建設機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ショベル等の建設機械は、一般に、エンジンによりアクチュエータを駆動するように構成されているが、この構成では、作業時における大きな負荷変動に対応するようにエンジン出力を大幅に変動させながら作業を行う必要があるため、燃費効率が悪いと共に、騒音や排気ガス等の環境上の点でも問題がある。
【0003】
そこで、近年においては、エンジンに電動機や発電機を連結し、エンジン出力の一部や全部を電力に変換し、軽負荷の作業時に余った電力をバッテリに充電しておく一方、重負荷の作業時にバッテリから電力を取り出して重負荷の作業に利用するというハイブリッド建設機械およびその制御装置が開発や提案されている(実開平5−48501号公報等)。そして、この構成であれば、作業負荷(作業エネルギー)の変動分をバッテリの充放電で平滑化することができるため、作業負荷(作業エネルギー)が大幅に変動した場合であっても、エンジン出力の変動を最小限に抑制することができ、結果として良好な燃費効率、低騒音化および排気ガスの低減化を実現することが可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のように、エンジンとバッテリとを組み合わせたハイブリッド建設機械の制御装置においては、大容量のバッテリを搭載する必要がある。エンジン及び発電機は空間的に余裕のある上部旋回体に配置されるため、前記バッテリも上部旋回体に配置されることになる。しかし、ハイブリッド方式のバッテリは重量があるため、バッテリにより上部旋回体のバランスが崩れる恐れがある。
【0005】
そこで、特開平11−21948号公報には、重量物であるバッテリを複数に分割し、これらを旋回軸を囲むように上部旋回体の底部に配置することにより、上部旋回体をバランスさせる手段が提案されている。また、重量物であるバッテリに対抗するカウンタウェイトを上部旋回体に配設し、上部旋回体を旋回軸の回りでバランスさせる手段も考えられる。
【0006】
前記特開平11−21948号公報の手段によると、上部旋回体内のバッテリの均等配置は達成できるものの、上部旋回体の位置が高いことから、車体の重心位置が上がり、車体の安定性が損なわれるという問題点がある。また、バッテリに対抗するカウンタウェイトを配設する手段によると、車体の重心位置が更に上がり、車体の安定性が損なわれるという問題点がある。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、バッテリ等の重量物の蓄電手段を車体に配置する場合であっても、重心位置を大幅に下げ、車体の安定化を図ることができるハイブリッド建設機械を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、下部走行体上に上部旋回体が搭載され、エンジンで駆動される発電機の電力により蓄電手段に蓄電可能であると共に、これら発電機および蓄電手段の少なくとも一方から供給される電力により複数の電動機を作動させ、これら複数の電動機の作動により複数のアクチュエータを駆動することによって、必要な作業モードとりうるハイブリッド建設機械であって、前記蓄電手段の全部又は一部を、前記下部走行体に配置したハイブリッド建設機械である。上記の構成によれば、重量物である蓄電手段の全部又は一部を下部走行体に配置するため、車体の重心位置が下がり、重量物になる蓄電手段を搭載するハイブリッド建設機械であっても、重心位置が上がらないようにすることができる。
【0009】
請求項2の発明は、前記蓄電手段は、前記上部旋回体に配設した第1蓄電手段と、前記下部走行体に配設した第2蓄電手段と、からなる請求項1記載のハイブリッド建設機械である。上記の構成によれば、前記上部旋回体に配設した第1蓄電手段と、前記下部走行体に配設した第2蓄電手段との割合に応じて、車体の重心位置が下がり、重量物である蓄電手段を搭載するハイブリッド建設機械であっても、重心位置を適切な高さにできる。
【0010】
請求項3の発明は、前記複数の電動機のうちの少なくとも1つが走行用電動機として前記下部走行体に設けられ、この走行用電動機は前記第2蓄電手段を使用して作動する請求項2記載のハイブリッド建設機械である。上記の構成によれば、前記下部走行体に配設した第2蓄電手段を使用して、走行用電動機が作動するため、上部旋回体に配置した第1蓄電手段と前記電動機の接続が何らかの原因で断たれても、同じ下部走行体に配置した第2蓄電手段を使用して走行できる。
請求項4の発明は、前記エンジン及び前記発電機が前記上部旋回体に配設されており、前記第2蓄電手段に接続された電気供給路が電気的なロータリージョイントを有しており、前記ロータリージョイントの破損が検出されたときに、前記第2蓄電手段からの電力が前記走行用電動機に供給される請求項3記載のハイブリッド建設機械である。上記の構成によれば、建設機械の走行が停止することはなく、危険な状態を脱する程度の走行を第2蓄電手段からの給電で続けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図2に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係る制御装置は、図1に示すように、ハイブリッド建設機械であるハイブリッドショベルに設けられている。尚、以降の説明においては、シリーズ型ハイブリッド方式を採用したハイブリッドショベルについて説明するが、パラレル型ハイブリッド方式を採用したハイブリッドショベルに適用することもできる。
【0012】
ハイブリッドショベルは、下部走行体1と、下部走行体1の上面中心部に旋回可能に設けられた上部旋回体2と、上部旋回体2の前部に設けられた堀削アタッチメント3とを有している。下部走行体1は、両端部に並行配置された一対のクローラフレーム4と、各クローラフレーム4の周囲に回転可能に設けられ、地面に対して面状に接地するクローラ5と、クローラ5を回転駆動する減速機35・36および電動機6・7とを有している。
【0013】
そして、このように構成された下部走行体1は、各クローラ5を減速機35・36を介して電動機6・7により個別に正方向および逆方向に回転駆動することによって、ショベル全体を地面に対して前進や後退、回転、旋回させる。
【0014】
上記の下部走行体1の上面中心部には、旋回軸8aが下部走行体1に対して直交して設けられている。旋回軸8aの上部には、上部旋回体2の一部を構成する旋回フレーム8が回動自在に設けられている。旋回フレーム8の上面には、オペレータの操縦室となるキャビン9と、保護カバー40で覆われた機械収容部41とが設けられていると共に、上述の堀削アタッチメント3のブーム17およびブームシリンダ18の一端部が上下方向に回動自在に設けられている。
【0015】
機械収容部41内には、旋回用電動機13および減速機14が設けられていると共に、ブーム用電動機15とブームポンプ16とを一体化して備えたブーム用一体型アクチュエータA1が設けられている。旋回用電動機13は、減速機14を介して旋回フレーム8を旋回軸8aを旋回中心として旋回駆動する。また、ブーム用一体型アクチュエータA1は、上述のブームシリンダ18に図示しない油圧配管を介して接続されており、ブームシリンダ18のシリンダロッドを油圧により進退移動させることによって、ブーム17の先端側(他端側)を上下動させる。
【0016】
上記のブーム17の先端部には、アーム19が回動自在に設けられている。アーム19の先端部には、バケット21が回動自在に設けられている。また、ブーム17とアーム19とは、アームシリンダ20を介して連結されており、アーム19とバケット21とは、バケットシリンダ22を介して連結されている。これらのシリンダ20・22には、アーム用一体型アクチュエータA2とバケット用一体型アクチュエータA3とがそれぞれ設けられており、各アクチュエータA2・A3は、電動機23・25とポンプ24・26とを一体化して構成されている。そして、各アクチュエータA2・A3は、シリンダ20・22のシリンダロッドを油圧により進退移動させることによって、アーム19およびバケット21をそれぞれ上下方向に回動させる。
【0017】
また、上述の機械収容部41内すなわち上部旋回体2には、旋回用電動機13やブーム用一体型アクチュエータA1の他に、エンジン10や、エンジン10の回転速度(エンジン出力)に応じた交流電力を生成する発電機11、第1バッテリ(第1蓄電手段)12等が配設されている。また、下部走行体1の中央には、第2バッテリ(第2蓄電手段)42等が配設されている。下部走行体1の走行用電動機6,7は、第1電力供給路51により第1バッテリと接続されるだけではなく、第2電力供給路52により第2バッテリとも接続される。尚、上記の両バッテリ12・42には、鉛蓄電池やニッケル水素蓄電池のような電力を繰り返して充放電可能な二次電池が通常使用される。
【0018】
上記の発電機11は、図2に示すように、制御装置のモータコントローラ37に接続されている。モータコントローラ37は、上述の各種の電動機6・7・13・15・23・25に接続されていると共に、第1バッテリ12および第2バッテリ42にも接続されている。ここで、電動機6,7及び第2バッテリ42は下部走行体1に配設され、それ以外の機器は上部旋回体2に配設される。上部旋回体2は下部走行体1に対して旋回自在であるため、電動機6,7及び第2バッテリ42は上部旋回体2にあるモータコントローラ37に対して電気的なロータリージョイント53を介して接続される。また、電動機6,7と第2バッテリ42とは、モータコントローラ37で制御される切換手段43を介して直接的に接続可能な構造になっている。
【0019】
また、モータコントローラ37には、キャビン9内に設けられた操作レバー45と、電力供給路異常検知手段46が接続されている。操作レバー4を操作すると、モータコントローラ37は操作された作業モードを判別し、判別された作業モードに基づいて必要な電動機を駆動する。電力供給路異常検知手段46は、特にロータリージョイントを介する電力供給路51の断線等の異常を検知するために設けられる。電力供給路異常検知手段46が異常を検知すると、切換手段43により、第2バッテリ42と電動機6,7を接続して駆動を続け、建設機械の制御された走行を維持する。
【0020】
上記のモータコントローラ37は、発電機11からの交流電力を直流電力に変換したり、第1バッテリ12及び第2バッテリ42からの直流電力を交流電力に変換する電力変換機能(インバータ機能)や、操作レバーからの操作信号に基づいて例えば第1バッテリ12及び第2バッテリ42から電力変換して得た交流電力を各電動機6・7・13・15・23・25に出力する電動機作動機能、発電機11で生成された電力を第1バッテリ12及び第2バッテリ42に充電する通常充電機構、各電動機6・7・13・15・23・25で生じた回生電力を第1バッテリ12及び第2バッテリ42に充電する回生充電機能等の諸機能を備えており、これら諸機能を第1バッテリ12及び第2バッテリ42の充電量や発電機11の発電量、作業モード等に基づいて任意に実行する。
【0021】
上記の構成において、ハイブリッドショベルの動作について説明する。図1のキャビン9内のオペレータが運転キーを回動させる等の始動操作を行うことによって、モータコントローラ37に電源が投入されると共にエンジン10が運転されると、モータコントローラ37は、先ず、第1バッテリ12及び第2バッテリ42の充電量を確認し、充電量が不十分であれば、エンジン10により回転駆動される発電機11で生成された交流電力を直流電力に変換して第1バッテリ12及び第2バッテリ42を充電する。
【0022】
次に、オペレータが所定の作業を行うように操作レバー45を操作すると、操作レバー45から操作量に応じた操作信号が出力される。モータコントローラ37は操作信号の特徴を抽出し、抽出した特徴と各作業モードの負荷特性とに基づいてオペレータの意図する作業モードを認識する。例えば定期的に大きな負荷と小さな負荷とが繰り返される操作信号である場合には、土羽根打ちの作業モードであると認識し、安定した小さな負荷の操作信号である場合には、吊り作業の作業モードであると認識する。モータコントローラ37は、操作信号の操作量でもって操作信号に対応する電動機6・7・13・15・23・25を作動させることによって、例えばショベルの走行や堀削、土羽打ち等の各作業を行わせる。
【0023】
以上のように、本実施形態のハイブリッドショベルの制御装置は、エンジン10で駆動される発電機11の電力により第1バッテリ12及び第2バッテリ42を充電可能であると共に、これら発電機11およびバッテリ12,42の少なくとも一方の電力により電動機6等を作動させることによって、複数の作業モードを任意に選択して作業可能なものである。
【0024】
図3に示されるように、各作業モードにおける作業負荷(作業エネルギー)が大きいときは、エンジン10で駆動される発電機11の電力に加えて、第1バッテリ12及び第2バッテリ42から放電される電力の両方で作業し、各作業モードにおける作業負荷(作業エネルギー)が小さいときは、エンジン10で駆動される発電機11の電力のうち余剰分を、第1バッテリ12及び第2バッテリ42に充電する。すると、作業負荷の変動分をバッテリの充放電で平滑化することができるため、作業負荷(作業エネルギー)が大幅に変動した場合であっても、エンジン出力の変動を最小限に抑制することができ、結果として良好な燃費効率、低騒音化および排気ガスの低減化を実現する。
【0025】
図3のような負荷の平滑化を行うとなると、第1バッテリ12及び第2バッテリ42の容量が大きくなって、その重量も大きくなる。しかし、図1のように、第1バッテリ12は上部旋回体2に配置し、第2バッテリ42を下部走行体1に配置しているため、車体の重心位置Gを従来よりも下方に設定できるとともに、旋回中心付近に位置させることができ、作業時又は走行時の車体が安定化する。
【0026】
特に、上部旋回体2の第1バッテリ12と、下部走行体1の第2バッテリ42とに区分しているため、第1バッテリ12と第2バッテリ42との重量比を重心位置Gが適切な位置になるように決めることができる。
【0027】
特に、走行用電動機6.7は下部走行体1に配置されているため、この電動機6,7に対する電力供給路51は旋回中心付近に設けられた電気的なロータリージョイント53(図2参照)を有する。このロータリージョイント53が摩耗等により破損した場合、電力供給路異常検知手段46がこの破損を検出し、モータコントローラ37は切換手段43を切り換えて、下部走行体1の第2バッテリ42から直接的に走行用電動機6.7に給電する。すると、建設機械の走行が停止することはなく、危険な状態を脱する程度の走行を第2バッテリ42からの給電で続けることができる。
【0028】
図4は、他の実施形態に係るハイブリッドショベルの全体概略側面図である。下部走行体1にスペース的余裕がある場合、下部走行体1に配置したバッテリ60だけとすることができる。この場合、車体の重心Gは更に下がり、車体の安定性が更に増す。図4のハイブリッドショベルの概略的なブロックが図5に示される。この場合のバッテリ60は、鉛蓄電池やニッケル水素蓄電池のような電力を繰り返して充放電可能な二次電池である。
【0029】
図6に示すように、バッテリ60に代えて、コンデンサー方式ように電力を一時的に蓄えるキャパシタ61を蓄電手段として用いることもできる。また、図7のように、バッテリ60とキャパシタ61の両方を切換手段を有するパワーコントローラ62に接続することもできる。このように、蓄電手段には、バッテリに限らず、キャパシタも使用でき、これら両方を併用することもできる。
【0030】
なお、本実施形態のハイブリッド建設機械は、大きな変動幅の作業負荷を有した各種の作業モードを実施するハイブリッドショベルに対して好適に適用することができるが、これに限定されるものではなく、ブルドーザやクレーンのように複数の作業モードで作業を行う全てのハイブリッド建設機械に適用することができる。また、アクチュエータの形態、配置などについては、上述した本実施形態に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明は、下部走行体上に上部旋回体が搭載され、エンジンで駆動される発電機の電力により蓄電手段に蓄電可能であると共に、これら発電機および蓄電手段の少なくとも一方から供給される電力により複数の電動機を作動させ、これら複数の電動機の作動により複数のアクチュエータを駆動することによって、必要な作業モードをとりうるハイブリッド建設機械であって、前記蓄電手段の全部又は一部を、前記下部走行体に配置した構成である。上記の構成によれば、重量物である蓄電手段の全部又は一部を下部走行体に配置するため、車体の重心位置が下がり、重量物である蓄電手段を搭載するハイブリッド建設機械であっても、重心位置が上がらないようにすることができる。その結果、ハイブリッド建設機械の車体の安定性を増すことができるという効果を奏する。
【0032】
請求項2の発明は、請求項1において、前記蓄電手段は、前記上部旋回体に配設した第1蓄電手段と、前記下部走行体に配設した第2蓄電手段と、からなる構成である。上記の構成によれば、前記上部旋回体に配設した第1蓄電手段と、前記下部走行体に配設した第2蓄電手段との割合に応じて、車体の重心位置が下がり、重量物である蓄電手段を搭載するハイブリッド建設機械であっても、重心位置を適切に高さにできる。その結果、ハイブリッド建設機械の車体の安定性を確実にすることができるという効果を奏する。
【0033】
請求項3の発明は、請求項2において、前記複数の電動機のうちの少なくとも1つが走行用電動機として前記下部走行体に設けられ、この走行用電動機は前記第2蓄電手段を使用して作動する構成である。上記の構成によれば、前記下部走行体に配設した第2蓄電手段を使用して、走行用電動機が作動するため、上部旋回体に配置した第1蓄電手段と前記走行用電動機の接続が何らかの原因で断たれても、同じ下部走行体に配置した第2蓄電手段を使用して走行できる。その結果、下部走行体と上部旋回体との間の電力接続が損なわれたような緊急時にも、第2蓄電手段を使用して走行することにより、最低限の車体の移動ができるという効果を奏する。
請求項4の発明は、請求項3において、前記エンジン及び前記発電機が前記上部旋回体に配設されており、前記第2蓄電手段に接続された電気供給路が電気的なロータリージョイントを有しており、前記ロータリージョイントの破損が検出されたときに、前記第2蓄電手段からの電力が前記走行用電動機に供給される構成である。上記の構成によれば、建設機械の走行が停止することはなく、危険な状態を脱する程度の走行を第2蓄電手段からの給電で続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッドショベルの全体概略側面図である。
【図2】ハイブリッドショベルの制御装置のブロック図である。
【図3】ハイブリット方式で作業した場合におけるバッテリの充放電の状態を示す説明図である。
【図4】他の実施形態に係るハイブリッドショベルの全体概略側面図である。
【図5】他の実施形態に係るハイブリッドショベルの第1ブロック図である。
【図6】他の実施形態に係るハイブリッドショベルの第2ブロック図である。
【図7】他の実施形態に係るハイブリッドショベルの第3ブロック図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 堀削アタッチメント
4 クローラフレーム
5 クローラ
8 旋回フレーム
9 キャビン
10 エンジン
11 発電機
12 第1バッテリ(蓄電手段)
13 旋回用電動機
14 減速機
15 ブーム用電動機
16 ブームポンプ
17 ブーム
18 ブームシリンダ
19 アーム
20 アームシリンダ
21 バケット
22 バケットシリンダ
23 アーム用電動機
24 アームポンプ
41 機械収容部
42 第2バッテリ(蓄電手段)
45 操作レバー
60 バッテリ(蓄電手段)
61 キャパシタ(蓄電手段)

Claims (4)

  1. 下部走行体上に上部旋回体が搭載され、エンジンで駆動される発電機の電力により蓄電手段に蓄電可能であると共に、これら発電機および蓄電手段の少なくとも一方から供給される電力により複数の電動機を作動させ、これら複数の電動機の作動により複数のアクチュエータを駆動することによって、必要な作業モードをとりうるハイブリッド建設機械であって、前記蓄電手段の全部又は一部を、前記下部走行体に配置したハイブリッド建設機械。
  2. 前記蓄電手段は、前記上部旋回体に配設した第1蓄電手段と、前記下部走行体に配設した第2蓄電手段と、からなる請求項1記載のハイブリッド建設機械。
  3. 前記複数の電動機のうちの少なくとも1つが走行用電動機として前記下部走行体に設けられ、この走行用電動機は前記第2蓄電手段を使用して作動する請求項2記載のハイブリッド建設機械。
  4. 前記エンジン及び前記発電機が前記上部旋回体に配設されており、
    前記第2蓄電手段に接続された電気供給路が電気的なロータリージョイントを有しており、前記ロータリージョイントの破損が検出されたときに、前記第2蓄電手段からの電力が前記走行用電動機に供給される請求項3記載のハイブリッド建設機械。
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