JP2003328397A - ハイブリッド建設機械 - Google Patents

ハイブリッド建設機械

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JP2003328397A
JP2003328397A JP2002132947A JP2002132947A JP2003328397A JP 2003328397 A JP2003328397 A JP 2003328397A JP 2002132947 A JP2002132947 A JP 2002132947A JP 2002132947 A JP2002132947 A JP 2002132947A JP 2003328397 A JP2003328397 A JP 2003328397A
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JP2002132947A
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Shiyouhei Riyuu
小平 劉
Morio Tamura
盛雄 田村
Masami Ochiai
正巳 落合
Hirotsugu Kasuya
博嗣 糟谷
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】旋回体と走行体との間に設けるセンタージョイ
ント部で接続すべき電気配線の本数を低減し、実際に実
現可能な構成とすることができるハイブリッド建設機械
を提供する。 【解決手段】エンジン2、このエンジン2で駆動される
発電機4、及び、少なくともエンジン2と発電機4とを
制御する主コントローラ7を有する旋回体1Bと、無限
軌道履帯16、この無限軌道履帯16を駆動する左右走
行用電動モータ15a,15b、発電機4より充電可能
でかつ走行用電動モータ15a,15bへ放電可能なバ
ッテリ13、及び、主コントローラ7と連携し少なくと
もバッテリ13を制御するサブコントローラ12を有
し、上部に旋回体1Bを旋回可能に搭載した走行体1A
と、旋回体1Bに俯仰動可能に設けた作業装置1Cとを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、エンジ
ン、発電機、及びバッテリを備えたハイブリッド建設機
械に係わり、さらに詳しくは、旋回体と走行体との間に
設けるセンタージョイント部で接続すべき電気配線の本
数を低減し、実際に実現可能な構成とすることができる
ハイブリッド建設機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種建設作業・土木作業等に用
いられる建設機械の1つであるショベルは、走行体と、
この走行体に旋回可能に設けた旋回体と、この旋回体に
俯仰動可能に接続され、ブーム、アーム、及びバケット
を含む多関節型の作業装置(フロント装置)とを備えて
いる。これら走行体、旋回体、及び作業装置は、このシ
ョベルに備えられた駆動装置の被駆動部材を構成してい
る。
【0003】この駆動装置は、元来、エンジン等の原動
機と、この原動機によって駆動する少なくとも1つの油
圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出された圧油により
前記ブーム、アーム、バケットをそれぞれ駆動するブー
ム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、バケット用
油圧シリンダ、前記走行体を走行させる走行用油圧モー
タ、及び前記旋回体を走行体に対し旋回させる旋回用油
圧モータを含む複数の油圧アクチュエータとを有する油
圧方式の駆動装置として構成されていた。
【0004】一方、自動車の分野では、エンジンで発電
機を駆動し、その発電電力の一部で直接走行モータを駆
動するとともに残りの電力をバッテリに蓄積し、エンジ
ンのパワーが足りない時にバッテリの電力によりモータ
を駆動する、いわゆるハイブリッド方式の駆動装置が提
唱されている。この方式により、エンジンは常に効率の
よい状態で作動することが可能となり、省エネルギ化及
び低排気ガス化を図れるようになっている。
【0005】そこで近年、ショベル等の建設機械におい
ても、このハイブリッド方式の駆動装置を備えたものが
提案されつつある。その一例としては、例えば特開20
01−12404号公報記載のように、エンジンと、こ
のエンジンで駆動される発電機と、この発電機より充電
可能な第1バッテリ及び第2バッテリと、前記発電機又
は前記第1及び第2バッテリからモータコントローラを
介しそれぞれ給電された電流により駆動されるブーム用
電動機、アーム用電動機、バケット用電動機、旋回用電
動機、及び左・右走行用電動機と、前記ブーム用電動
機、前記アーム用電動機、及び前記バケット用電動機に
よりそれぞれ駆動されるブーム用油圧ポンプ、アーム用
油圧ポンプ、及びバケット用油圧ポンプと、それら油圧
ポンプからそれぞれ吐出された圧油によりブーム、アー
ム、バケットをそれぞれ駆動するブーム用油圧シリン
ダ、アーム用油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダ
と、前記旋回用電動機及び左・右走行用電動機により減
速機を介しそれぞれ駆動される旋回用電動モータ及び左
・右走行用電動モータとを有するハイブリッド方式の駆
動装置がある。
【0006】そして、この従来技術では、エンジン、発
電機、第1バッテリ、モータコントローラ、ブーム用電
動機、アーム用電動機、バケット用電動機、旋回用電動
機、ブーム用油圧ポンプ、アーム用油圧ポンプ、及びバ
ケット用油圧ポンプを旋回体に配設するとともに、第2
バッテリ及び左・右走行用電動機を走行体に配設するよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】建設機械においては、
上述したように走行体に対して旋回体が旋回可能に設け
られている。このため、これら走行体側と旋回体側との
相対回転を許容するために、元来の油圧駆動方式の場合
にはセンタージョイント部が設けられており、左・右走
行用油圧モータへの圧油供給に関し、油圧ポンプから制
御弁装置を経て圧油が導かれる旋回体側の圧油供給配管
と左・右走行用油圧モータへ至る走行体側の圧油供給配
管とが、このセンタージョイント部を介して互いの連通
が確保されるようになっていた。
【0008】そして、ハイブリッド方式の駆動装置であ
る上記従来技術においても、上記と同様に、センタージ
ョイント部(ロータリージョイント)を設けて、走行体
側と旋回体側との相対回転を許容するようになってい
る。
【0009】しかしながら、この場合、以下のような課
題が存在する。
【0010】すなわち、上記のようにセンタージョイン
ト部で電気的な接続を確保しようとする場合、上記従来
技術の公報中にセンタージョイント部の詳細な開示はな
いが、一般的には、例えば走行体側及び旋回体側のうち
一方側に導電性材料からなるリング状部材を設けるとと
もに、他方側にそのリング状部材に摺設する部材(例え
ばブラシ等)を設け、それぞれに当該側の電気回路を接
続させる。
【0011】ここで、上記従来技術においては、旋回体
に設けたモータコントローラと、走行体に設けた左走行
用電動機、右走行用電動機、及び第2バッテリとの間で
それぞれセンタージョイント部を介して駆動電流の授受
を直接行うようになっており、通常時に第2バッテリの
放電によって左走行用電動機及び右走行用電動機を駆動
するときもモータコントローラ経由で給電を行うように
なっているため、電流線(パワーライン)が3本必要と
なる。さらに、直接開示はされていないが、実際はモー
タコントローラとそれら左走行用電動機、右走行用電動
機、及び第2バッテリとの間で制御信号の授受が必要で
あるため、さらにその信号線(信号ライン)が3本必要
となる。すなわち、センタージョイント部において合計
6本もの電気配線の接続を行うことが必須となる。この
ため、センタージョイント部において可動接触部分を通
る電気パワーが大密度となり、可動接触部分が酸化しや
すい傾向となってセンタージョイントの部品信頼性確保
が困難となる。また、可動按触部分の電気抵抗が高くな
るため大電流を流す場合にパワー損失が大きくなる。こ
の結果、実際の建設機械としては、事実上実現不可能で
ある。
【0012】本発明は、上記の事柄に基づいてなされた
ものであり、その目的は、旋回体と走行体との間に設け
るセンタージョイント部で接続すべき電気配線の本数を
低減し、実際に実現可能な構成とすることができるハイ
ブリッド建設機械を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明のハイブリッド建設機械は、エンジ
ン、このエンジンで駆動される発電機、及び、少なくと
も前記エンジンと前記発電機とを制御する第1制御手段
を有する旋回体と、走行手段、この走行手段を駆動する
走行用電動アクチュエータ、前記発電機より充電可能で
かつ前記走行用電動アクチュエータへ放電可能な蓄電手
段、及び、前記第1制御手段と連携し少なくとも前記蓄
電手段を制御する第2制御手段を有し、上部に前記旋回
体を旋回可能に搭載した走行体と、前記旋回体に俯仰動
可能に設けた作業装置とを備える。
【0014】本発明においては、旋回体にエンジン及び
発電機を設けるとともに第1制御手段をさらに設けてこ
れらを制御し、走行体に蓄電手段を設けるとともに第2
制御手段をさらに設けてこれを制御する構成とし、第1
制御手段と第2制御手段を連携制御させるようにする。
このように、2つの制御手段で旋回体側機器と走行体側
機器とを連携しつつそれぞれ分けて制御することによ
り、例えば、第1及び第2制御手段で連携制御して、旋
回体側の発電機で発電した電流を旋回体・走行体間のセ
ンタージョイント部を介して走行体に設けた蓄電手段に
充電させ、その後第2制御手段のみの制御で、蓄電手段
で放電させた電流をセンタージョイント部を介さず直接
走行用電動アクチュエータへ給電することが可能とな
る。
【0015】この結果、センタージョイント部で接続す
べき電気配線を、発電機から蓄電手段へ充電するときの
電流線1本と、第1制御手段と第2制御手段とが連携制
御するための信号線1本との、合計2本に低減すること
ができる。これにより、センタージョイント部可動接触
部分を通る電気パワー密度を小さくして酸化傾向を低減
して部品の信頼性を向上でき、また可動接触部分におい
て発生する損失を低減することができるので、実際の機
械として十分に実現可能な構成とすることができる。
【0016】(2)上記目的を達成するために、また本
発明のハイブリッド建設機械は、エンジン、このエンジ
ンで駆動される発電機、交直流変換機能を備えた第1電
流変換手段、及び、少なくとも前記エンジンと前記発電
機とを制御する第1制御手段を有する旋回体と、走行手
段、この走行手段を駆動する走行用電動アクチュエー
タ、前記発電機より充電可能でかつ前記走行用電動アク
チュエータへ放電可能な蓄電手段、交直流変換機能を備
えた第2電流変換手段、及び、前記第1制御手段と連携
し少なくとも前記蓄電手段を制御する第2制御手段を有
し、上部に前記旋回体を旋回可能に搭載した走行体と、
前記旋回体に俯仰動可能に設けた作業装置とを備える。
【0017】本発明においては、旋回体にエンジン、発
電機、第1電流変換手段、及び第1制御手段を設け、走
行体に蓄電手段、第2電流変換手段、及び第2制御手段
を設け、第1制御手段と第2制御手段を連携制御させる
ようにする。このように、2つの制御手段で旋回体側機
器と走行体側機器とを連携しつつそれぞれ分けて制御す
ることにより、例えば、第1及び第2制御手段で連携制
御して、旋回体側の発電機で発電した直流電流を第1電
流変換手段で交流電流に変換し、この交流電流を旋回体
・走行体間のセンタージョイント部を介して走行体に設
けた第2電流変換手段で直流電流に変換した後、この直
流電流を蓄電手段に充電させることができる。また、そ
の後、第2制御手段のみの制御で、蓄電手段で放電させ
た直流電流を第2電流変換手段で交流電流に変換した
後、センタージョイント部を介さず直接走行用電動アク
チュエータへ給電することが可能となる。
【0018】この結果、センタージョイント部で接続す
べき電気配線を、第1電流変換手段と第2電流変換手段
との間を接続する電流線1本と、第1制御手段と第2制
御手段とが連携制御するための信号線1本との、合計2
本に低減することができる。これにより、センタージョ
イント部可動接触部分を通る電気パワー密度を小さくし
て酸化傾向を低減して部品の信頼性を向上でき、また可
動接触部分において発生する損失を低減することができ
るので、実際の機械として十分に実現可能な構成とする
ことができる。
【0019】(3)上記目的を達成するために、また本
発明のハイブリッド建設機械は、エンジン、このエンジ
ンで駆動される発電機、前記エンジンで駆動される油圧
ポンプ、交直流変換機能を備えた第1電流変換手段、及
び、前記エンジンと前記発電機と前記油圧ポンプと前記
第1電流変換手段とを制御する第1制御手段を有する旋
回体と、走行手段、この走行手段を駆動する走行用電動
アクチュエータ、前記発電機より充電可能でかつ前記走
行用電動アクチュエータへ放電可能な蓄電手段、交直流
変換機能を備えた第2電流変換手段、及び、前記第1制
御手段と連携し前記蓄電手段と前記第2電流変換手段と
を制御する第2制御手段を有し、上部に前記旋回体を旋
回可能に搭載した走行体と、前記旋回体に俯仰動可能に
設けた作業装置とを備える。
【0020】(4)上記(2)又は(3)において、好
ましくは、前記第1電流変換手段と前記第2電流変換手
段とを接続する電流線と、前記第1制御手段と前記第2
制御手段とを接続する信号線とを備える。
【0021】(5)上記(4)において、さらに好まし
くは、前記電流線及び前記信号線はそれぞれ、前記旋回
体側の部分と前記走行体側の部分とに分割されており、
かつ、それら旋回体側の部分と走行体側の部分との相対
回転を許容しつつそれら旋回体側の部分と走行体側の部
分との電気的導通を確保可能な接続手段を設ける。
【0022】(6)上記(1)乃至(5)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記旋回体を前記走行体
に対し旋回させる旋回用電動アクチュエータを、前記発
電機より給電可能に前記旋回体に設ける。
【0023】(7)上記(1)乃至(5)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記旋回体を前記走行体
に対し旋回させる旋回用電動アクチュエータを、前記蓄
電手段より給電可能に前記走行体に設ける。
【0024】例えば油圧ショベルの実際の作業パターン
では、走行の頻度は旋回の頻度よりも低い。このため、
走行体側に配置する蓄電手段は走行体側の電動アクチュ
エータ側に放電することを前提とした場合、旋回用電動
アクチュエータを旋回体側に設けると蓄電手段の放電に
より給電可能なものは走行用電動アクチュエータのみと
なるため、せっかく充電した電力を有効活用できる場合
が少なく、ハイブリッド方式本来の蓄電手段によるエネ
ルギ効率向上効果があまり得られなくなる可能性があ
る。そこで本発明においては、旋回用電動アクチュエー
タを走行体側に設ける。これにより、エンジンの余剰動
力により蓄電手段に充電した電力を高い頻度で旋回動作
に有効活用できこととなり、蓄電手段によるエネルギ効
率向上効果を確実に得ることができる。
【0025】(8)上記(1)乃至(7)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、前記第1制御手段及び前
記第2制御手段は、互いに、複数の制御信号を一列のシ
リアルデジタル信号に変換した形で信号授受を行う。
【0026】これにより、複数の制御信号を互いに授受
しようとする場合でも、1つの信号線中をシリアルデジ
タル信号として送ることで授受が可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0028】本発明の第1の実施の形態を図1〜図8に
より説明する。本実施の形態は、ハイブリッド建設機械
の一例としてハイブリッド方式のショベルを例に取った
場合の実施形態である。
【0029】図1は本発明のハイブリッド建設機械の第
1の実施の形態としてのショベルの全体概略構成を表す
概念的側面図であり、図2はその後面図である。
【0030】これら図1及び図2において、1Aはショ
ベルの走行体、1Bは走行体1A上に旋回可能に設けた
旋回体、1Cは旋回体1Bに俯仰動可能に設けた多関節
型の作業装置(フロント装置)である。
【0031】また、2は原動機としてのエンジン、3は
このエンジン2の駆動力で駆動される油圧ポンプ、4は
エンジン2の駆動力で駆動される発電機、5は油圧ポン
プ3から吐出される油圧アクチェータ8a〜c(詳細は
後述)へ供給される圧油の流れを制御する制御弁(コン
トロールバルブ)を備えた制御弁装置、6は運転室1d
内に設けられ上記制御弁を操作する操作レバー、7は旋
回体1B上の各種デバイス及び後述のサブコントローラ
12を介しショベル全体を制御する(詳細は後述)主コ
ントローラ、9は旋回体1Bを走行体1Aに対して旋回
させる旋回用電動モータ、10は交流・直流変換機能や
電圧・周波数等を所要に変換する機能を備えたインバー
タ/コンバータである。これらエンジン2、油圧ポンプ
3、発電機4、制御弁装置5、操作レバー6、主コント
ローラ7、旋回用電動モータ9、及びインバータ/コン
バータ10は旋回体1B内に配設されている。
【0032】作業装置1Cは、旋回体1Bに上下方向回
動可能に枢支されたブーム1a、このブーム1aに回動
可能に連結されたアーム1b、このアーム1bに回動可
能に連結されたバケット1cから構成されており、それ
ぞれ、油圧アクチュエータであるブーム用油圧シリンダ
8a、アーム用油圧シリンダ8b、バケット用油圧シリ
ンダ8cによって駆動される。
【0033】図3は、本発明のハイブリッド建設機械の
第1の実施の形態を構成する走行体及び旋回体における
電流の流れ及び制御信号の流れを表す機能ブロック図で
ある。図中、実線は電流(電力)の流れを表しており、
破線は制御信号の流れを表しており、一点鎖線は圧油の
流れを表している。
【0034】図3に示すように、旋回体1Bにおいて
は、発電機4で発生された直流電流(電力)は、インバ
ータ/コンバータ10において交流に変換され、旋回用
電動モータ9へと供給される。このインバータ/コンバ
ータ10は、直流電流を走行体1A側のインバータ/コ
ンバータ14と授受する機能も持っている。
【0035】また、エンジン2、油圧ポンプ3からの動
作状態を表す信号(詳細は後述)及び操作レバー6の操
作信号(電気信号)が主コントローラ7に入力されると
ともにサブコントローラ12(後述)と連携するための
信号の受信を行い(これにより後述のようにバッテリ1
3の動作状態を表す信号も主コントローラ7に入力され
る)、主コントローラ7はこれらに基づいてエンジン
2、油圧ポンプ3、制御弁装置5、発電機4、インバー
タ/コンバータ10を制御するとともにサブコントロー
ラ12にも連携のための制御信号を送信するようになっ
ている(これによりサブコントローラ12を介しバッテ
リ13の充放電も制御する)。
【0036】図1及び図2に戻り、12は上記主コント
ローラ7と連携して走行体1A上の電動モータ15a,
15b(詳細は後述)とデバイスを制御するサブコント
ローラ、13はバッテリ、14は交流・直流変換機能や
電圧・周波数等を所要に変換する機能を備えたインバー
タ/コンバータ、15aは左走行用電動モータ、15b
は右走行用電動モータ、16はこれら左・右走行用電動
モータ15a,15bで駆動される駆動輪15Aと従動
輪15Bとの間に巻き回された走行手段としての無限軌
道履帯である。上記サブコントローラ12、バッテリ1
3、インバータ/コンバータ14、左・右走行用電動モ
ータ15a,15b、及び無限軌道履帯16は走行体1
Aに配設されている。
【0037】前述の図3に示すように、走行体1Aにお
いては、インバータ/コンバータ14が旋回体1B側の
インバータ/コンバータ10と直流電流(電力)の授受
を行い、直流を交流に変換して左・右走行用電動モータ
15a,15bへ電流(電力)の供給を行う機能を備え
ている。バッテリ13はインバータ/コンバータ14を
介して充電・放電(直流)を行う。
【0038】また、サブコントローラ12は、バッテリ
13の動作状態を表す信号(詳細は後述)が入力される
とともに主コントローラ7と連携するための制御信号の
授受を行い、サブコントローラ12はこれらに基づいて
バッテリ13及びインバータ/コンバータ14を制御す
るようになっている。
【0039】図4は、バッテリ13とインバータ/コン
バータ14との走行体1Aにおける具体的な配置場所の
一例を表すショベルの透視正面図である。この図4に示
す例では、走行体1Aのメーンフレーム部17が中空構
造となっており、電気部品であるサブコントローラ1
2、バッテリ13、及びインバータ/コンバータ14が
その中に配置されている。
【0040】図1及び図2に戻り、11は、旋回体1B
と走行体1Aとの間に設けられた旋回装置であり、内部
に内輪及び外輪からなり走行体1Aに対し旋回体1Bを
回転自在に支持する軸受(図示せず)と、上記軸受の内
外輪いずれか一方に噛合して旋回体1Bを旋回させる上
記旋回用電動モータ9と、旋回体1B側の電気回路と走
行体1A側の電気回路とを互いの相対変位(回転)を許
容しつつ接続するセンタージョイント部11Aとを備え
ている。
【0041】図5は、本発明のハイブリッド建設機械の
第1の実施の形態を構成する上記センタージョイント部
11Aの詳細構造を表す断面図である。
【0042】図5及び前述の図3において、センタージ
ョイント部11Aは、走行体1A側の上部に設けた凸部
1eの径方向外周側に設けた絶縁性の材料からなる略円
筒形状の絶電体23と、この絶電体23のさらに径方向
外周側に設けた金属製の材料からなる略円環形状の上・
下リング22a,22bと、これら上・下リング22
a,22bに径方向外周側から常時摺接するように設け
られた上・下ブラシ21a,21bと、これら上・下ブ
ラシ21a,21bを径方向外周側から固定支持するよ
うに旋回体1B側に設けられ絶縁性の材料からなる絶電
体20とを備えている。
【0043】上ブラシ21aには、旋回体1B側の主コ
ントローラ7と走行体1A側のサブコントローラ12と
を接続する信号線(信号回路)24が上下分割されたう
ちの旋回体側部分24aが接続されており、下ブラシ2
1bには、旋回体1B側のインバータ/コンバータ10
と走行体1A側のインバータ/コンバータ14とを接続
する電流線(パワー電源線、電気回路)25が上下分割
されたうちの旋回体側部分25aが接続されている。ま
た上リング22aには、上記信号線24のうちの走行体
側部分24bが接続されており、下リング22bには、
上記電流線25のうちの走行体側部分25bが接続され
ている。
【0044】このような構成により、旋回体1Bが走行
体1Aに対し旋回運動をしても、その相対位置に関係な
く、上記した上・下ブラシ21a,21bと上・下リン
グ22a,22bとの摺接構造を介し、上記信号線24
aと24b、及び電流線25aと25bが常時電気的に
導通するようになっている。
【0045】ここで、上記信号線24を介し主コントロ
ーラ7及びサブコントローラ12の間で送受信される信
号について説明する。
【0046】もし各信号を従来のアナログ方式で伝送し
ようとする場合、一つの信号につき一つの信号線が必要
となることから、それらの信号線を全部センタージョイ
ント部11Aに通すとなるとセンタージョイント部11
Aの構造は大変複雑になる。そこで本実施の形態におい
ては、信号線数を1本に減らすために、各時刻の制御信
号を数値化にして、すべての信号を一つの2進の数値列
として、一本の信号線又は無線で転送する(いわゆるデ
ジタルシリアル化)。図6は、このデジタルシリアル信
号の構成の一例を表す図である。すなわち、図6に示す
ように、主コントローラ7及びサブコントローラ12の
間で送受信(通信)される制御信号は、冒頭の識別部
(0、1、0の数字列からなる)30に続き、空白
(0,0,0,の数字列からなる)32aを挟んで第1
の信号(0と1の組合せの数字列からなる)33a、さ
らに空白32bを挟んで第2の信号33b、…、と直列
に並び、最後に完了識別部(0が6個並んだ数字列から
なる)34と識別部30bとが来て終了するようになっ
ている。
【0047】次に、以上のように構成した本発明のハイ
ブリッド建設機械の第1の実施の形態の動作及び作用
を、図7(a)〜(e)及び図8を用いて詳細に説明す
る。
【0048】図7(a)〜(e)は、ポンプを駆動する
ために必要なポンプ負荷、旋回用電動モータ9を駆動す
るために必要な旋回負荷、左・右走行用電動モータ15
a,15bを駆動するために必要な走行負荷、それら3
つを合わせた全負荷、エンジンから提供するパワー、及
びバッテリへ充電されるパワーのそれぞれについて、横
軸に時間tをとり、ショベルの典型的な動作パターンご
とに例示した図である。各図中、は待機(静止)状態、
は重掘削作業、は旋回単独動作、は軽掘削作業、
は走行動作、は掘削積み込み作業を表している。
【0049】基本的に、図7(e)に示すように、エン
ジン2は、油圧ポンプ3と発電機4とを同時に駆動し、
基本的に一定のパワーPWCを油圧ポンプ3と発電機4
に提供する(図7(e)及び図7(a)参照。但し後述
の重掘削作業及び掘削積み込み作業時は除く)。
【0050】そして、例えば作業開始前の待機(静止)
状態では、いずれの油圧アクチュエータ8a〜cも駆動
されないことから、主コントローラ7によりポンプ3の
吐出流量が例えば最小流量とされ(図7(a)参照)、こ
れによってポンプ負荷Ppu pmpが最小値とされ、エ
ンジン2のパワーPengineを発電機4に優先的に
提供する。これによって発電機4に発生した電気パワー
(直流)PGEN(=Pengine−Ppump
は、旋回用電動モータ9も駆動されず旋回体1Bで余っ
たパワーPtrとしてインバータ/コンバータ10、セ
ンタージョイント部11Aにより連結された電流線25
を介しインバータ/コンバータ14へ供給され、インバ
ータ/コンバータ14に供給される。インバータ/コン
バータ14では、この場合左・右走行用電動用モータ1
5a,15bも駆動されないことから、主コントローラ
7及びこれに連携するサブコントローラ12の制御に基
づき、供給された電流をすべてバッテリ13に充電可能
な電圧に変換してバッテリ13に充電する(図7(e)
及び図7(f)参照)。
【0051】なお、サブコントローラ12はバッテリ1
3の充電状況を常時チェックし、その状態を主コントロ
ーラ7に送る。そして、バッテリ13の充電状態がある
上限値に超えると、主コントローラ7はエンジン2を一
時停止させたり、パワーを低めに調整したりする。バッ
テリ13の充電状態が下限値以下に下がると、エンジン
のパワーを高めて、充電量を増やすようになっている。
【0052】その後、例えば重掘削作業を行う場合
は、各油圧アクチュエータ8a,8b,8cが動作しポ
ンプ負荷Ppumpが大きくなることから、操作レバー
(但し複数のレバー)6の操作量によって主コントローラ
7はそのこと(各油圧アクチュエータ8a,8b,8c
の駆動要求)を検知し、これに応じてエンジン2に燃料
噴射量を増やす指令を出しエンジン2の回転数を増大さ
せてそのパワーPeng ineをPWCよりも増大させ
る(図7(a)参照)。
【0053】このときまた、主コントローラ7はインバ
ータ/コンバータ10に指令を出し、発電機4の負荷を
軽くするようにインバータ/コンバータ10の電圧又は
電流を調整し、上記増大したエンジン2のパワーP
engineをポンプ3に優先的に提供するようにする
(図7(e))。
【0054】このときのインバータ/コンバータ10の
制御方法の一例を図8を用いて説明する。一般に、イン
バータ/コンバータは、外部からみると可変の電圧源と
等価である。図8は、この等価回路を表す模式図であ
る。図8において、インバータ/コンバータは、電圧V
cの可変電圧源として表されている。いま、外部電圧V
oがこの電圧源電圧Vcより大きい場合、インバータ/
コンバータは電圧源に充電し、外部電圧Voが電圧源電
圧Vcより小さければ、電圧源から外部に給電する役割
を果たす。
【0055】図7(a)〜(e)に戻り、上記重掘削
作業時において、主コントローラ7は、このようなイン
バータ/コンバータの特性を利用して制御を行う。すな
わち、エンジン2の回転速度が一定の場合、発電機4か
ら出る電流も一定である。このため、もしインバータ/
コンバータ10の可変電圧源電圧Vcを高く設定する
と、外部電圧が電圧源電圧Vcより小さくなってインバ
ータ/コンバータ10から外部に給電することとなり、
発電機4は上記一定の電流を維持するためにエンジン2
から多いパワーが必要になる。逆にVcを低く設定すれ
ば、エンジン2は発電機4に配分するパワーをほぼ0に
近くすることができ、油圧ポンプ3の駆動に集中でき
る。すなわち、バッテリ13への充電はほとんど行われ
ないようにすることができる(図7(f)参照)。
【0056】なお、ポンプ負荷Ppumpに対しエンジ
ン2のパワーPengineが一時足りような場合がも
しあれば、主コントローラ7とサブコントローラ12と
の連携制御に基づき、バッテリ13から放電させたパワ
ー(直流)をインバータ/コンバータ14及びインバー
タ/コンバータ10を介して発電機4に供給して発電機
4を駆動し(その場合に発電機4がモータになる)、こ
れによってエンジン2を補助することも可能である。
【0057】次に、例えば旋回単独動作を行う場合
は、操作レバー6の操作量によって主コントローラ7は
そのこと(旋回用電動モータ9の駆動要求)を検知し、こ
れに応じてエンジン2に燃料噴射量を通常に戻す指令を
出しエンジン2の回転数を通常に戻してパワーP
engineをPWCに戻す(図7(e)参照)。
【0058】このときまた、主コントローラ7はサブコ
ントローラ12に走行体1Aへ流す電流を制限するよう
に指令を送り、サブコントローラ12はそれによってイ
ンバータ/コンバータ14の入口等価電圧Vcを高く設
定するように制御する。これにより、発電機4からのパ
ワーPGENはインバータ/コンバータ14に流れにく
くなる。この結果、発電機4からのパワーPGENはま
ず旋回用電動モータ9へと提供され、余ったパワーP
tr(=PGEN−Pswing)がセンタージョイン
ト部11Aを介し走行体1A側のインバータ/コンバー
タ14へと送られ、さらにバッテリ13へ充電される
(図7(f)参照)。
【0059】一方、例えば軽掘削作業を行う場合は、
各油圧アクチュエータ8a,8b,8cが動作しポンプ
負荷Ppumpが中程度となることから、操作レバー
(但し複数のレバー)6の操作量によって主コントローラ
7はそのこと(各油圧アクチュエータ8a,8b,8c
の駆動要求)を検知し、上記重掘削作業と異なりエン
ジン2の回転数を通常程度としてそのパワーP
engineをPWCとする(図7(a)参照)。
【0060】このとき、ポンプ負荷Ppump<PWC
であることから(図7(a)参照)、エンジン2は余った
パワーを発電機4に提供し、上記旋回単独動作と同
様、発電機4からのパワーPGENはすべて余剰パワー
trとして走行体1A側のインバータ/コンバータ1
4へと送られ、バッテリ13へ充電される(図7(f)参
照)。
【0061】その後、例えば走行動作を行う場合は、
操作レバー6(右、左走行レバー)からの走行操作信号
が主コントローラ7に入力され、主コントローラ7によ
りポンプ3ポンプ負荷Ppupmpが最小値とされエン
ジン2のパワーPengin を発電機4に優先的に提
供する。これによって発電機4に発生した電気パワー
(直流)PGEN(=Pengine−Ppump)は
旋回体1Bで余ったパワーPtrとしてインバータ/コ
ンバータ10を介しインバータ/コンバータ14へ供給
され、インバータ/コンバータ14に供給される。イン
バータ/コンバータ14では、主コントローラ7及びこ
れに連携し主コントローラ7より走行操作信号を受信し
たサブコントローラ12の制御に基づき、上記Ptr
バッテリ13を放電させて得たパワー(直流)との合計P
track(=Pbattery+Ptr、図7(f)
参照) をモータ15a,15bを駆動できるような周波
数と電圧の交流電流に変換し、これによって左・右走行
用電動モータ15a,15bを駆動する(図7(c)参
照)。なお、サブコントローラ12はこのとき、走行操
作信号に応じて、左・右走行用電動モータ15a,15
bの速度を制御し、ショベルの前進、後退、方向変化な
どの動作を実現させる。
【0062】その後、例えば掘削積み込みを行う場
合、各油圧アクチュエータ8a,8b,8c及び旋回用
電動モータ9の駆動要求が出され、操作レバー(但し複
数のレバー)6の操作量によって主コントローラ7はそ
のことを検知し、これに応じてエンジン2に燃料噴射量
を増やす指令を出しエンジン2の回転数を増大させてそ
のパワーPengineをPWCよりも著しく増大(例
えば最高回転数)させる(図7(a)参照)。
【0063】その増大したエンジン2のパワーP
engineのうちポンプ負荷Ppumpを差し引いた
分が発電機4を駆動しパワーPGENを発生する。この
パワーP ENはまず旋回用電動モータ9へと提供され
るが、この場合余剰パワーPtr=PGEN−P
swingは負の値となる(すなわちPGEN−P
swing<0で余剰でなく不足パワー分が生じること
となる)。この場合、主コントローラ7及びこれと連携
するサブコントローラ12の制御により、前述のコンバ
ータインバータ10の入口等価電圧Vcを旋回用電動モ
ータ9側の電圧より高くしてバッテリ13に放電を行わ
せる(図7(f)参照)。これにより、バッテリ13から
のパワー(直流)が、インバータ/コンバータ14を介し
てインバータ/コンバータ10へ供給され、上記エンジ
ン2パワー不足分の補助として旋回用電動モータ9へ供
給されて駆動される(図7(b))。
【0064】以上のように構成した本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0065】(1)センタージョイント部における電気
配線数低減 上述したように、本実施の形態では、バッテリ13を走
行体1Aに配置すると共に、旋回体1B側の主コントロ
ーラ7で旋回体1B側の機器また走行体1A側のサブコ
ントローラ12で走行体1A側の機器を、連携しつつそ
れぞれ分けて制御する。これにより、図3を用いて前述
したように、センタージョイント部11Aで接続すべき
電気配線を、インバータ/コンバータ10とインバータ
/コンバータ14とを接続する1本の電流線(パワー線)
25と、主コントローラ7とサブコントローラ12とが
連携制御するための1本の信号線24との、合計2本に
低減することができる。これにより、センタージョイン
ト部11Aの可動接触部分(上・下ブラシ21a,21
b及び上・下リング22a,22b)を通る電気パワー
密度を小さくして酸化傾向を低減して部品の信頼性・耐
久性を向上でき、また上記可動接触部分において発生す
る損失を低減することができるので、従来構造と異な
り、実際の機械として十分に実現可能な構成とすること
ができる。またセンタージョイント部11Aの構造を簡
素化できるので、コスト低減、故障発生の抑制等の効果
もある。
【0066】(2)ヒートバランス向上 電気部品は油圧部品よりも熱の影響に特に弱いが、前述
した特開2001−12404号等においては、第2バ
ッテリを除くモータコントローラ及び第1バッテリ等の
かなりの電気部品が、エンジン等の発熱源が集中したエ
ンジン室内に配置されており、電気部品の性能に大きく
影響する懸念がある。
【0067】これに対し、上記本実施の形態において
は、電気部品であるサブコントローラ12、バッテリ1
3、及びインバータ/コンバータ14が走行体1Aのメ
インフレーム部17に配置されていることにより、各電
気部品が旋回体1B上のエンジンルーム1fから遠くな
り、エンジン2の発熱の影響が少なくなる。また、旋回
体1Bの下方に位置するので、太陽の直輻射を受けな
い。さらに、左・右走行用電動モータ15a,15bの
駆動時には発熱が多くなるが、車体の運動により自然風
が発生し、冷却効果が大きくなる。これによって、電気
部品のヒートバランスを大きく改良することができる。
【0068】またバッテリ13が走行体1Aに位置する
ことにより、バッテリ13及びその周囲における発熱が
旋回体1B内の熱環境を悪化させるのも防止することが
できる。
【0069】(3)旋回体の小型化 一般に、実際のショベルを操作するときには機械の作業
負荷は常に変化していることから、元来の油圧ショベル
ではエンジンのスペックは負荷最大時に駆動可能なこと
を前提で設計しなければならず、エンジンの大型化によ
るある程度の旋回体の大型化は免れなかった。
【0070】ハイブリッドショベルでは、駆動システム
にバッテリを導入したことにより、前述したように、作
業時に負荷が小さい時には、エンジンのパワーをバッテ
リに蓄積にする一方、負荷が大きい時にはバッテリから
パワーを引き出してエンジンの動力を補充することがで
き、油圧ショベルよりスペックの小さなエンジンを選択
することが可能になる。ところがこのとき、元来の油圧
ショベルと同じような配置にすると、エンジンが小さく
なる分がバッテリや電気制御装置などの部品の増加によ
り相殺され、旋回体の大きさを低減する効果は得られな
かった。
【0071】そこで、本実施形態においては、現状使用
されていない走行体1Aのメインフレーム部17を有効
活用することで、前述の特開2001−12404号公
報と異なりバッテリ13を走行体1Aのみに配置するの
で、旋回体1Bの電気部品の数を低減でき、旋回体1B
全体の寸法を小さくすることができる。
【0072】本発明の第2の実施の形態を図9により説
明する。本実施の形態は、旋回用電動モータ9を走行体
1A側に配置した実施の形態である。
【0073】図9は、本発明のハイブリッド建設機械の
第2の実施の形態を構成する走行体及び旋回体における
電流の流れ及び制御信号の流れを表す機能ブロック図で
あり、上記第1の実施の形態における図3にほぼ相当す
る図である。
【0074】図9に示すように、本実施の形態では旋回
用電動モータ9が走行体1Aに配置されており、インバ
ータ/コンバータ14を介して電流の授受を行うように
なっている。
【0075】本実施形態においては、以下のような効果
がある。通常、ショベルの実際の作業パターンを見る
と、ブーム、アーム、バケットを用いた作業と旋回動作
の頻度が比較的高いのに対し、走行動作の頻度は比較的
低い。このため、走行体側に配置するバッテリからの放
電電流は基本的に走行体側のアクチュエータで消費する
前提とした場合、上記本発明の第1の実施の形態のよう
に旋回用電動モータ9を旋回体1A側に配置すると、一
定の作業周期内では、走行動作があまり行われないため
バッテリ13からの放電よりもバッテリ13へ充電する
ケースが圧倒的に多くなる。このため、ハイブリッド方
式本来の目的であるバッテリ13によるシステムのパワ
ー調整機能を有効なものとするためには、バッテリ13
の容量を大型化するか、バッテリ13から旋回体1B側
へ頻繁に給電する必要が生じる。
【0076】そこで、本実施の形態においては、旋回用
電動モータ9を走行体1B側に配置し、インバータ/コ
ンバータ14を介してパワー電流の授受を行うようにす
る。これにより、一定の作業周期内に走行動作があまり
行われなくても、旋回動作においてバッテリ13から放
電させた電流を利用することができるので、バッテリ1
3の充電と放電のバランスが良くなり、バッテリ13を
効率よく利用することができる。言い換えれば、走行体
1Aと旋回体1Bのどちらにも配置可能な旋回用電動モ
ータ9を作業の実態に応じ上下の負荷バランスを考慮し
て走行体1A側に配置することにより、エンジン2とバ
ッテリ3を効卒良く使うことができる。
【0077】なお、以上の実施形態では、走行体1Aに
おいて電気部品をメインフレーム部17に配置したが、
これに限られず、図10に示すように、走行体1Aの走
行フレーム部19に配置してもよい。この場合も同様の
効果を得る。
【0078】また、以上においては、ブーム1a、アー
ム1b、バケット1cについてはすべて油圧アクチュエ
ータ8a〜cで駆動される場合を例にとって説明した
が、これに限られず、それらのうち少なくとも1つを電
動アクチュエータにより駆動してもよい(全部を電動ア
クチュエータとしてもよい。この場合はいわゆる電動シ
ョベルとなり、油圧ポンプ3及び制御弁装置5は不要と
なる)。この場合も、同様の効果を得る。
【0079】さらに、以上においては、建設機械の例と
して油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限ら
れず、走行体に旋回体が設けられかつ旋回体に作業装置
が設けられるものであれば他の建設機械、例えばクロー
ラクレーン等に対しても適用でき、この場合も同様の効
果を得る。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、旋回体と走行体との間
に設けるセンタージョイント部で接続すべき電気配線の
本数を低減し、実際に実現可能な構成とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド建設機械の第1の実施の
形態としてのショベルの全体概略構成を表す概念的側面
図である。
【図2】本発明のハイブリッド建設機械の第1の実施の
形態としてのショベルの全体概略構成を表す概念的後面
図である。
【図3】本発明のハイブリッド建設機械の第1の実施の
形態を構成する走行体及び旋回体における電流の流れ及
び制御信号の流れを表す機能ブロック図である。
【図4】本発明のハイブリッド建設機械の第1の実施の
形態を構成するバッテリとインバータ/コンバータとの
走行体における具体的な配置場所の一例を表すショベル
の透視正面図である。
【図5】本発明のハイブリッド建設機械の第1の実施の
形態を構成するセンタージョイント部の詳細構造を表す
断面図である。
【図6】デジタルシリアル信号の構成の一例を表す図で
ある。
【図7】本発明のハイブリッド建設機械の第1の実施の
形態を構成するポンプを駆動するために必要なポンプ負
荷、旋回用電動モータを駆動するために必要な旋回負
荷、左・右走行用電動モータを駆動するために必要な走
行負荷、それら3つを合わせた全負荷、エンジンから提
供するパワー、及びバッテリへ充電されるパワーのそれ
ぞれについて、横軸に時間tをとり、ショベルの典型的
な動作パターンごとに例示した図である。
【図8】本発明のハイブリッド建設機械の第1の実施の
形態を構成する等価回路を表す模式図である。
【図9】本発明のハイブリッド建設機械の第2の実施の
形態を構成する走行体及び旋回体における電流の流れ及
び制御信号の流れを表す機能ブロック図である。
【図10】本発明のハイブリッド建設機械の実施の形態
としてのショベルにおいて、電気部品を走行フレーム部
に配置した変形例を表す模式側面図である。
【符号の説明】
1A 走行体 1B 旋回体 1C 作業装置 2 エンジン 4 発電機 7 主コントローラ(第1制御手段) 9 旋回用電動モータ(旋回用電動アクチュ
エータ) 10 インバータ/コンバータ(第1電流変換
手段) 12 サブコントローラ(第2制御手段) 13 バッテリ(蓄電手段) 14 インバータ/コンバータ(第2電流変換
手段) 15a 左走行用電動モータ(走行用電動アクチ
ュエータ) 15b 右走行用電動モータ(走行用電動アクチ
ュエータ) 16 無限軌道履帯(走行手段) 21a 上ブラシ(接続部材) 21b 下ブラシ(接続部材) 22a 上リング(接続部材) 22b 下リング(接続部材) 24 信号線 25 電流線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 正巳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 糟谷 博嗣 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 BA05 BA08 CA03 CA10 DA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン、このエンジンで駆動される発電
    機、及び、少なくとも前記エンジンと前記発電機とを制
    御する第1制御手段を有する旋回体と、 走行手段、この走行手段を駆動する走行用電動アクチュ
    エータ、前記発電機より充電可能でかつ前記走行用電動
    アクチュエータへ放電可能な蓄電手段、及び、前記第1
    制御手段と連携し少なくとも前記蓄電手段を制御する第
    2制御手段を有し、上部に前記旋回体を旋回可能に搭載
    した走行体と、 前記旋回体に俯仰動可能に設けた作業装置とを備えたこ
    とを特徴とするハイブリッド建設機械。
  2. 【請求項2】エンジン、このエンジンで駆動される発電
    機、交直流変換機能を備えた第1電流変換手段、及び、
    少なくとも前記エンジンと前記発電機とを制御する第1
    制御手段を有する旋回体と、 走行手段、この走行手段を駆動する走行用電動アクチュ
    エータ、前記発電機より充電可能でかつ前記走行用電動
    アクチュエータへ放電可能な蓄電手段、交直流変換機能
    を備えた第2電流変換手段、及び、前記第1制御手段と
    連携し少なくとも前記蓄電手段を制御する第2制御手段
    を有し、上部に前記旋回体を旋回可能に搭載した走行体
    と、 前記旋回体に俯仰動可能に設けた作業装置とを備えたこ
    とを特徴とするハイブリッド建設機械。
  3. 【請求項3】エンジン、このエンジンで駆動される発電
    機、前記エンジンで駆動される油圧ポンプ、交直流変換
    機能を備えた第1電流変換手段、及び、前記エンジンと
    前記発電機と前記油圧ポンプと前記第1電流変換手段と
    を制御する第1制御手段を有する旋回体と、 走行手段、この走行手段を駆動する走行用電動アクチュ
    エータ、前記発電機より充電可能でかつ前記走行用電動
    アクチュエータへ放電可能な蓄電手段、交直流変換機能
    を備えた第2電流変換手段、及び、前記第1制御手段と
    連携し前記蓄電手段と前記第2電流変換手段とを制御す
    る第2制御手段を有し、上部に前記旋回体を旋回可能に
    搭載した走行体と、 前記旋回体に俯仰動可能に設けた作業装置とを備えたこ
    とを特徴とするハイブリッド建設機械。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載のハイブリッド建設機
    械において、前記第1電流変換手段と前記第2電流変換
    手段とを接続する電流線と、前記第1制御手段と前記第
    2制御手段とを接続する信号線とを備えたことを特徴と
    するハイブリッド建設機械。
  5. 【請求項5】請求項4記載のハイブリッド建設機械にお
    いて、前記電流線及び前記信号線はそれぞれ、前記旋回
    体側の部分と前記走行体側の部分とに分割されており、
    かつ、それら旋回体側の部分と走行体側の部分との相対
    回転を許容しつつそれら旋回体側の部分と走行体側の部
    分との電気的導通を確保可能な接続手段(ブラシ+リン
    グ)を設けたことを特徴とするハイブリッド建設機械。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載のハイブ
    リッド建設機械において、前記旋回体を前記走行体に対
    し旋回させる旋回用電動アクチュエータを、前記発電機
    より給電可能に前記旋回体に設けたことを特徴とするハ
    イブリッド建設機械。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のいずれかに記載のハイブ
    リッド建設機械において、前記旋回体を前記走行体に対
    し旋回させる旋回用電動アクチュエータを、前記蓄電手
    段より給電可能に前記走行体に設けたことを特徴とする
    ハイブリッド建設機械。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載のハイブ
    リッド建設機械において、前記第1制御手段及び前記第
    2制御手段は、互いに、複数の制御信号を一列のシリア
    ルデジタル信号に変換した形で信号授受を行うことを特
    徴とするハイブリッド建設機械。
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