JP2012502175A5 - - Google Patents

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別の実験では、EVOH−32−2を55gと、2000ppmのカプリル酸カルシウム、20000ppmのIrganox 1010および5800ppmの酢酸ナトリウムとを、225℃、125rpmで5分間ブレンドすることにより、添加物の濃縮物を作った。温度が225℃で一定のとき、トルクは低下しなかった。結果として得られた生成物を粒径約2mmの粒子に挽いた。この粒子を、EVOH−32−2 10部に対して1部の比率で、EVOH−32−2と乾燥ブレンドした。スクリューが、スクリューの約33%が、溶融物を強制的に混合させるための規制があるミキシングスクリューであったこと以外は上述の通りに、この乾燥ブレンドを一軸スクリュー押出機に送り込んだ。押出物を、厚さ約2ミルのブローンフィルムにした。未修飾EVOH−32−2のゲル含量は、4cm2当たり10ゲルであった。修飾されたEVOH−32−2のゲル含量は、4cm2当たり3ゲルであった。
以下、本発明の態様を示す。
1.エチレンビニルアルコールコポリマーおよび混合物を含むか、またはそれらから製造される組成物であって、
前記エチレンビニルアルコールコポリマーが、コポリマーの重量を基準にして、約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含み;
前記混合物が、少なくとも1つのアルカリ金属塩、少なくとも1つのアルカリ土類金属塩、および3〜18個の炭素原子を有する少なくとも1つのカルボキシレート部分を含み;
前記組成物中に存在する前記アルカリ金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ金属イオンのマイクロ当量(マイクロ当量/g)に基づいて、約6.5マイクロ当量/g〜約10マイクロ当量/g、約2.5マイクロ当量/g〜約6.5マイクロ当量/g、または約1マイクロ当量/g〜約2.5マイクロ当量/gであり;
前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約7マイクロ当量/gであり;かつ
前記組成物が、前記エチレンビニルアルコールコポリマーに比して少ないゲル形成を有する、組成物。
2.前記エチレンビニルアルコールコポリマーが、約30〜約44%のエチレン由来反復単位を含み;かつ
前記アルカリ金属塩がアルカリ金属酢酸塩であり、また前記カルボキシレート部分がアルカリ土類金属カルボン酸塩である、上記1に記載の組成物。
3.前記エチレンビニルアルコールが、約30〜約40%のエチレン由来反復単位を含み;
前記アルカリ土類金属カルボン酸塩がカプリル酸カルシウムであり;かつ
前記組成物が粘度比0.3〜1.2を有する、上記1または2に記載の組成物。
4.前記組成物中に存在する前記アルカリ金属塩が約6.5〜約10マイクロ当量/gであり;かつ
前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、約0.5〜約4マイクロ当量/gである、上記1、2または3のいずれか一項に記載の組成物。
5.前記組成物が酸化防止剤をさらに含み、前記組成物から製造される厚さ1.5〜2.5ミル(37〜62μm)のフィルムが、50平方フィート当たり約2000ゲル未満のゲル含量を有する、上記1、2、3、または4のいずれか一項に記載の組成物。
6.前記酸化防止剤がヒンダードフェノール系酸化防止剤であり;
前記アルカリ金属塩と前記アルカリ土類金属塩との前記比率が約1〜約20当量であり;
前記カルボキシレート部分と前記アルカリ土類金属塩との前記比率が約0.1〜約15当量であり;かつ
前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量を基準にして、約0.5マイクロ当量/g〜約400マイクロ当量/gである、上記5に記載の組成物。
7.前記組成物中に存在する前記アルカリ金属イオンが約1マイクロ当量/g〜約2.5マイクロ当量/gであり;
前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量を基準にして、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり;かつ
前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量を基準にして、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gである、上記1、2、または3のいずれか一項に記載の組成物。
8.前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量を基準にして、約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり;また前記組成物中に存在する前記総カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量を基準にして、約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gである、上記1、2、3または7のいずれか一項に記載の組成物。
9.前記組成物中に存在する前記アルカリ金属イオンが、約2.5マイクロ当量/g〜約6.5マイクロ当量/gであり;
前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/g、好ましくは約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり; 前記組成物中に存在する前記総カルボキシレート部分が、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり;かつ
前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gである、上記1、2、または3のいずれか一項に記載の組成物。
10.上記1〜9のいずれか1項を特徴とする組成物を含むかまたは前記組成物から製造される物品であって;前記物品が、単層構造または多層構造を含み;また前記物品がフィルム、シート、チューブ、ボトル、容器、パイプ、繊維、トレー、またはカップを包含する、
物品。
11.上記10に記載の物品であって、
前記物品が多層構造物であり;
前記構造物が、第1層、接着剤層、および第2層を含み;
前記第1層が前記組成物を含み;
前記第2層が前記組成物以外の熱可塑性樹脂を含み;
前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリカーボネート、またはそれらの2つ以上の組み合わせであり;また前記ポリオレフィンが直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸アクリレートコポリマー、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィンコポリマー、ポリブテン、ポリペンテン、クロロポリエチレン、クロロポリプロピレン、またはそれらの2つ以上の組み合わせであり;かつ
前記接着剤層が前記第1層と前記第2層の間にあり;また前記第1層と前記接着剤層の間の接着力が、300g/インチより大きい、物品。
12.修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマーを製造するのに効果的な条件下で、未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーを混合物と接触させることを含む方法であって、
前記接触させることが、好ましくは溶融混合であり;
前記未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーが、コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含み;
前記混合物が、少なくとも1つのアルカリ金属塩;少なくとも1つのアルカリ土類金属塩;3〜18個の炭素原子を有する少なくとも1つのカルボキシレート部分;を含み
前記修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマーが、前記エチレンビニルアルコールコポリマーに比して少ないゲルを有し、かつ上記1〜10項のいずれか1項に記載のものと同じ特徴を有し;
総カルボキシレート部分が、前記混合物中に、前記未修飾エチレンビニルアルコールコポリマー1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約10マイクロ当量/g存在し;
前記アルカリ金属塩と前記アルカリ土類金属塩との前記比率が、約1〜約20当量であり;かつ
前記少なくとも1つのカルボキシレート部分と前記アルカリ土類金属塩の前記比率が、約0.1〜約15当量である、方法。
13.上記12に記載の方法であって、
前記混合物が、コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含む、第2の未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーをさらに含み;かつ
前記方法が、前記修飾されたビニルアルコールコポリマーを、コポリマーの重量を基準にして、約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含む、未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーと接触させることをさらに含む、方法。
14.修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマー組成物を調製する方法であって、コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含むエチレンビニルアルコールコポリマーを含む第1の組成物を、3〜18個の炭素原子を有する少なくとも1つのアルカリ土類金属カルボン酸塩;場合により少なくとも1つのアルカリ金属塩;および場合により、コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含むエチレンビニルアルコールコポリマー;を含む混合物と溶融混合することを含み;存在する3〜18個の炭素原子を有する総カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約10マイクロ当量/gであり;また前記修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマー組成物が前記第1の組成物に比して少ないゲルを有する、修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマー組成物を製造するための方法。

Claims (9)

  1. エチレンビニルアルコールコポリマーおよび混合物を含むか、またはそれらから製造される組成物であって、
    前記エチレンビニルアルコールコポリマーが、コポリマーの重量を基準にして、約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含み;
    前記混合物が、少なくとも1つのアルカリ金属塩、少なくとも1つのアルカリ土類金属塩、および3〜18個の炭素原子を有する少なくとも1つのカルボキシレート部分を含み;
    前記組成物中に存在する前記アルカリ金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ金属イオンのマイクロ当量(マイクロ当量/g)に基づいて、約6.5マイクロ当量/g〜約10マイクロ当量/g、約2.5マイクロ当量/g〜約6.5マイクロ当量/g、または約1マイクロ当量/g〜約2.5マイクロ当量/gであり;
    前記アルカリ金属塩が、アルカリ金属酢酸塩であり、また前記カルボキシレート部分がアルカリ土類金属カルボン酸塩であり;
    前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約7マイクロ当量/gであり;かつ
    前記組成物が、前記エチレンビニルアルコールコポリマーに比して少ないゲル形成を有する、組成物。
  2. 前記エチレンビニルアルコールが、約30〜約40%のエチレン由来反復単位を含み;
    前記アルカリ土類金属カルボン酸塩がカプリル酸カルシウムであり;
    前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、約0.5〜約4マイクロ当量/gであり;
    前記組成物中に存在する前記アルカリ金属塩が約6.5〜約10マイクロ当量/gであり;かつ
    前記組成物が粘度比0.3〜1.2を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物が酸化防止剤をさらに含み、前記組成物から製造される厚さ1.5〜2.5ミル(37〜62μm)のフィルムが、50平方フィート当たり約2000ゲル未満のゲル含量を有し;
    前記酸化防止剤がヒンダードフェノール系酸化防止剤であり;
    前記アルカリ金属塩と前記アルカリ土類金属塩との前記比率が約1〜約20当量であり;
    前記カルボキシレート部分と前記アルカリ土類金属塩との前記比率が約0.1〜約15当量であり;かつ
    前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量を基準にして、約0.5マイクロ当量/g〜約400マイクロ当量/gである、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記組成物が酸化防止剤をさらに含み、前記組成物から製造される厚さ1.5〜2.5ミル(37〜62μm)のフィルムが、50平方フィート当たり約2000ゲル未満のゲル含量を有し;
    前記組成物中に存在する前記アルカリ金属イオンが約1マイクロ当量/g〜約2.5マイクロ当量/gであり;
    前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量を基準にして、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり;かつ
    前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量を基準にして、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gである、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量を基準にして、約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり;また前記組成物中に存在する前記総カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量を基準にして、約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gである、請求項に記載の組成物。
  6. 前記組成物が酸化防止剤をさらに含み、前記組成物から製造される厚さ1.5〜2.5ミル(37〜62μm)のフィルムが、50平方フィート当たり約2000ゲル未満のゲル含量を有し;
    前記組成物中に存在する前記アルカリ金属イオンが、約2.5マイクロ当量/g〜約6.5マイクロ当量/gであり;
    前記組成物中に存在する前記アルカリ土類金属イオンが、前記組成物1グラム当たりのアルカリ土類金属イオンのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/g、好ましくは約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり;
    前記組成物中に存在する前記総カルボキシレート部分が、約0.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gであり;かつ
    前記組成物中に存在する前記カルボキシレート部分が、約2.5マイクロ当量/g〜約4マイクロ当量/gである、請求項1に記載の組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項を特徴とする組成物を含むかまたは前記組成物から製造される単層構造物または多層構造物であって
    前記多層構造物が、第1層、接着剤層、および第2層を含み;
    前記第1層が前記組成物を含み;
    前記第2層が前記組成物以外の熱可塑性樹脂を含み;
    前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリカーボネート、またはそれらの2つ以上の組み合わせであり;また前記ポリオレフィンが直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸アルキルコポリマー、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィンコポリマー、ポリブテン、ポリペンテン、クロロポリエチレン、クロロポリプロピレン、またはそれらの2つ以上の組み合わせであり;
    前記接着剤層が前記第1層と前記第2層の間にあり;また前記第1層と前記接着剤層の間の接着力が、300g/インチより大きく;
    前記単層構造物または多層構造物がフィルムまたはシートを包含し;かつ
    前記単層構造物または多層構造物がチューブ、ボトル、容器、パイプ、繊維、トレー、またはカップに変えられていてもよい、単層構造物または多層構造物
  8. 修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマーを製造するのに効果的な条件下で、未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーを混合物と接触させることを含む方法であって、
    前記接触させることが、好ましくは溶融混合であり;
    前記未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーが、前記コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含み;
    前記混合物が、少なくとも1つのアルカリ金属塩;少なくとも1つのアルカリ土類金属塩;3〜18個の炭素原子を有する少なくとも1つのカルボキシレート部分;および、場合により、前記コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含む、第2の未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーを含み;
    前記修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマーが、前記エチレンビニルアルコールコポリマーに比して少ないゲルを有し、かつ請求項1〜項のいずれか一項に記載のものと同じ特徴を有し;
    前記総カルボキシレート部分が、前記混合物に、前記未修飾エチレンビニルアルコールコポリマー1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約10マイクロ当量/g存在し;
    前記アルカリ金属塩と前記アルカリ土類金属塩との前記比率が、約1〜約20当量であり;
    前記少なくとも1つのカルボキシレート部分と前記アルカリ土類金属塩の前記比率が、約0.1〜約15当量であり;また
    前記方法が、前記修飾されたビニルアルコールコポリマーを、前記コポリマーの重量を基準にして、約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含む、未修飾エチレンビニルアルコールコポリマーと接触させることをさらに含んでもよい、方法。
  9. 修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマー組成物を調製する方法であって、コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含むエチレンビニルアルコールコポリマーを含む第1の組成物を、3〜18個の炭素原子を有する少なくとも1つのアルカリ土類金属カルボン酸塩;場合により少なくとも1つのアルカリ金属塩;および場合により、コポリマーの重量を基準にして約20〜約50%のエチレン由来反復単位を含むエチレンビニルアルコールコポリマー;を含む混合物と溶融混合することを含み;存在する3〜18個の炭素原子を有する総カルボキシレート部分が、前記組成物1グラム当たりのカルボキシレートのマイクロ当量に基づいて、約0.5マイクロ当量/g〜約10マイクロ当量/gであり;また前記修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマー組成物が前記第1の組成物に比して少ないゲルを有する、修飾されたエチレンビニルアルコールコポリマー組成物を調製するための方法。
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