JP2012180337A - 自己乳化製剤 - Google Patents
自己乳化製剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012180337A JP2012180337A JP2011270880A JP2011270880A JP2012180337A JP 2012180337 A JP2012180337 A JP 2012180337A JP 2011270880 A JP2011270880 A JP 2011270880A JP 2011270880 A JP2011270880 A JP 2011270880A JP 2012180337 A JP2012180337 A JP 2012180337A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- self
- hard capsule
- emulsifying
- polyhydric alcohol
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
有する組成物を充填した、自己乳化性の製剤を提供することを課題とする。
【解決手段】油性成分(A)と、多価アルコール(B)、水(C)、乳化剤(D)を含有
し、水(C)と多価アルコール(B)の重量比(C/B)が、水1重量に対して多価アル
コール3重量部以上(1/3以下)である組成物を調製し、これを硬質HPMCカプセル
に充填する。
【選択図】なし
Description
しかし、これまでの自己乳化製剤は、乳化剤の使用量が多く、液量も多くなる。このため消化管の炎症をきたすことがあった。また、乳化剤の一部は、吸収後に肝臓で肝細胞にダメージを与える可能性も指摘されていた。さらにまた乳化剤の使用量が多いと相対的に、1カプセルに含まれる油剤に溶解している生理活性成分が少なくなってしまう。
例えば、特許文献1には、油性溶媒(乳化剤)としてデカグリセリルペンタオレートをコエンザイムQ10の12.5〜13.5倍量用い、安定化剤(補助界面活性剤)としてジアシルモノカプリン酸をコエンザイムQ10の0.4〜1.6倍量配合してなる自己乳化型軟カプセルの例が開示されている。この結果、自己乳化型軟カプセルには、コエンザイムQ10に対して12.9〜15.1倍の乳化剤が必要となっている。
(1)硬質ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセルに自己乳化性を有する組成物を充填してなる硬質カプセル製剤であって、上記自己乳化性を有する組成物が油性成分(A)と多価アルコール(B)、水(C)、乳化剤(D)を含有し、水(C)と多価アルコール(B)の重量比(C/B)が、水1重量に対して多価アルコール3重量部以上(1/3以下)である硬質カプセル製剤。
(2)油性成分(A)の含量が自己乳化性を有する組成物中に、55重量%以下である(1)記載の硬質カプセル製剤。
(3)自己乳化性を有する組成物中の多価アルコール(B)の含量が30重量%以上である(1)又は(2)記載の硬質カプセル製剤。
(4)自己乳化性を有する組成物中の乳化剤(D)の含有量が3重量%以下である(1)〜(3)のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
(5)自己乳化性を有する組成物中の油性成分(A)が中鎖脂肪酸トリグリセライド(MCT)である(1)〜(4)のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
(6)自己乳化性を有する組成物中の多価アルコール(B)がグリセリン又はソルビトールである(1)〜(5)のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
(7)自己乳化性を有する組成物中の乳化剤(D)がリゾレシチンである(1)〜(6)のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
(8)自己乳化性を有する組成物中の油性成分中に水難溶性の活性成分が含有されている(1)〜(7)のいずれかに記載の硬質カプセル剤。
(9)水難溶性の活性成分がコエンザイムQ10、ビタミンD、ビタミンE、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、ノコギリヤシエキスからなる群から選択される1以上の物質である(1)〜(8)のいずれかに記載の硬質カプセル剤。
即ち油性成分としては、動植物性オイル、例えば大豆油、菜種油、綿実油、ひまわり油、サフラワー油、やし油、小麦胚芽油、コーン胚芽油、オリーブ油、米ぬか油、肝油、魚油、鯨油、中鎖脂肪酸トリグリセライド(MCT)などが挙げられる。特にMCTが好ましい。これらの油相成分は、単独で、または2種以上組み合わせて用いても良い。多価アルコール含有量を30重量%以下、乳化剤を3重量%以下としたとき、油性成分が55重量%を超えるとO/D型の乳化となりにくい。また油性成分が30重量%以下となると、水難溶性の物質の配合量が少なくなる。油性成分の総量は、目的とする水難溶性成分の油への溶解度、あるいは水難溶性成分の配合量で適宜選択することができる。本発明の実施に当たってはD相乳化をする最少量でも達成することができる。例えば本発明実施例12においては、油性成分量を3.83%としても実施可能であった。なお、本発明においては、上記にあげた油に、下記の水難溶性分をあわせた配合量を油性成分(A)の重量とする。
水難溶性の物質であって、これらの動植物製オイル等に溶解する脂溶性物質としては、例えば、コエンザイムQ10、還元型コエンザイムQ10、リポ酸、α、β-、γ-δ-トコフェロール、α、β-、γ-δ-トコトリエノール、ビタミンK、α、β-、γ-δ-カロテン、リコペン、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、ビタミンD、ビタミンA、ビタミンP、DHA、EPA、スクワラン、ノコギリヤシエキス、植物ステロールなどが挙げられる。これらの動植物性オイルに溶解する脂溶性物質を溶解する範囲内で製剤の目的に応じて適宜添加することができる。
多価アルコールとしてはグリセリンが適しており、特に濃グリセリンが望ましい。一般に濃グリセリンは日本薬局方に収載されている規格(多価アルコール含量98.0〜101.0%)を満たすものを指すが、食品添加物公定書で定められている規格(グリセリン含量95.0%以上)のものでも構わない。また、グリセリンに代えてソルビトールを使用することもできるし、グリセリンとソルビトールを併用しても良い。あるいは、糖アルコールとよばれるマルトースやデキストリンの還元物であっても使用可能である。多価アルコールの配合量は、好ましい態様として30〜50重量%であるが、目的とする水難溶性の成分の配合量は、すなわち、油性成分量に対応して配合上限を決定することができる。本発明の実施例においては多価アルコールが85重量%であっても、目的とする自己乳化性を有する組成物を含有する硬質カプセル剤を得ることができることを確認している。
乳化剤は、乾燥重量換算(水分量を除き)で配合量は3重量%以下とすることが好ましい。3重量%を超えると、相対的に目的とする水難溶性物質の量を減らさなければならず、また乳化剤による不快感や長期間摂取した時の胃部不快感が発生する。また0.5%より少ないと、自己乳化性が低く、油成分が多価アルコールと分離したりする。また、自己乳化性を有する組成物の粘度が上昇して硬質HPMCカプセルに充填できなくなる場合があるため注意を要する。乳化剤としてはリゾレシチンが製品設計上好ましく、さらに好ましくは原料中に含まれるリゾフォスファチジルコリンの濃度が少なくとも18%以上であるものがよく、特に好ましくはリゾフォスファチジルコリンの濃度が65%以上のものがよい。
本発明においては、硬質カプセルの割れや変形を防ぐためには、自己乳化能を有する製剤中の水分の量を制御することが重要である。乳化能を維持し、かつカプセルの安定化を担保するためには、水分と多価アルコールの重量比を1/3以下とすることが重要である。この数値を超えて、水分量が増加すると、硬質カプセルの割れや変形が発生する。
自己乳化性を有する組成物中には、必要に応じて静菌作用を有するグリシン、ベタイン、酢酸ナトリウム、エタノールや粘度調整剤として、動植物性ワックス(分散剤)、二酸化ケイ素、澱粉または澱粉誘導体等を配合することができる。また、多価アルコールを含むので水溶性のビタミンやミネラル等水溶性の有効成分を配合することができる。
本発明の自己乳化性を有する組成物は所謂D相乳化と呼ばれる技術を用いて調製される。D相乳化法は、D相(界面活性剤相)を生成させる代わりに、水溶性の多価アルコール添加により非イオン界面活性剤のHLBを調整してD相を形成させ、これに油相を分散させて微細なエマルション(O/D)を得る。このエマルションをHPMC製の硬質カプセルに充填することで自己乳化製剤となる。この製剤は胃や腸内でカプセルが溶解して瞬時にO/Wエマルションとなる。
O/D乳化組成物は水に触れただけでO/Wエマルションを生じる予備乳化状態にある。従って、これを、HPMC製カプセルに充填することで、所望の本発明の自己乳化性を有する組成物を充填してなる硬質カプセル製剤を得ることができる。充填にあたっては、硬質カプセルに液体を充填するための装置、例えばカプスゲルジャパンから提供されている、充填装置などを用いて行うことができる。充填する液量や、カプセルの容量は目的に応じて種々選択することができる。
実施例 ・比較例
1.表1〜表6の組成で、自己乳化性製剤を調製した。調製方法は以下の通りである。 (1)油性成分として中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT油、商品名:ココナードRK花王 株式会社製)、水難溶性成分としてコエンザイムQ10(CoQ10)をビーカーに秤量し、 ディスパーサー(新東科学株式会社製)を用いて60℃加温下で攪拌混合を行い、完 全に溶解させた。
(2)乳化剤又はリゾレシチン(SLP-LPC70辻製油株式会社)、グリセリン(食品添加物 グリセリン:花王株式会社)又はソルビトール水あめ(ソルビットL−70 三菱商 事フードテック株式会社)、水をステンレスジョッキに秤量し、ディスパーサーで攪 拌を行った。
(3) (2)の作業を行いながら、(1)の溶液をゆっくりと少量ずつ(2)中に添加した。(投 入中、溶液分離が生じていないことを確認しながら行った。回転速度は300rpm 〜1000rpmの間で必要に応じて調整した。)
(4)(3)で得られた溶液を、ホモミキサー(プライミクス株式会社製)で乳化処理を行っ た。処理は10000rpm10分間の条件で行った。
(5)得られた溶液は比重測定、粘度測定、動的光散乱による粒度分布測定を行い、均質 かつ一定の物理的特性を有していることを確認した。(なお比重測定は1mLのテル モシリンジに溶液を採取し、1mLあたりの溶液重量を測定することにより求め た。)
液体充填ハードカプセル製造機にて溶液を2号サイズのHPMCハードカプセル(商品名Vcaps plus カプスゲルジャパン株式会社製)に充填した。あわせて充填適性を評価した。
上記2で得たカプセルを、それぞれ20カプセルをアルミ蒸着袋に乾燥剤1gとともに密封包装し、40℃相対湿度75%の環境に1週間静置して変化を観察した。
保存安定性試験終了後アルミ蒸着袋を開封し、カプセルの状態を目視で評価した。充填適性がよく、20カプセル中に異常を認めなかったものを評価○とし、一個でも異常が発生したものを×とし、異常をコメントした。また外見に異常のない例については、カプセルを1個を50ml水中に入れ、カプセルの溶解性、自己乳化状態を評価した。一個でもカプセルの溶解性遅延や自己乳化の異常、粘性の変化が観察された場合は×判定とした。各実施例、比較例の判定結果を表7、表8に示した。
また実施例の硬質カプセルは水中で速やかに溶解し、内容物が分散し適切な自己乳化性を示した。
表9の組成で自己乳化製剤を調製した。
(2)乳化剤又はリゾレシチン(SLP-LPC70辻製油株式会社)、グリセリン(食品添加物 グリセリン:花王株式会社)又はソルビトール水あめ(ソルビットL−70 三菱商 事フードテック株式会社)、水をステンレスジョッキに秤量し、ディスパーサーで攪 拌を行った。
(3) (2)の作業を行いながら、(1)の溶液をゆっくりと少量ずつ(2)中に添加した。(投 入中、溶液分離が生じていないことを確認しながら行った。回転速度は300rpm 〜1000rpmの間で必要に応じて調整した。)
(4)(3)で得られた溶液を、ホモミキサー(プライミクス株式会社製)で乳化処理を行っ た。処理は10000rpm10分間の条件で行った。
(5)得られた溶液は比重測定、粘度測定、動的光散乱による粒度分布測定を行い、均質 かつ一定の物理的特性を有していることを確認した。(なお比重測定は1mLのテル モシリンジに溶液を採取し、1mLあたりの溶液重量を測定することにより求め た。)
液体充填ハードカプセル製造機にて溶液を2号サイズのHPMCハードカプセル(商品名Vcaps plus カプスゲルジャパン株式会社製)に充填した。あわせて充填適性を評価した。
得られたカプセルを、それぞれ20カプセルをアルミ蒸着袋に乾燥剤1gとともに密封包装し、40℃ 相対湿度75%の環境に1週間静置して変化を観察した。異常は観察されなかった。
保存安定性試験終了後アルミ蒸着袋を開封し、カプセルの状態を目視で評価した。充填適性がよく、20カプセル中に異常を認めなかった。また外見に異常のない例については、カプセル1個を50ml水中に入れ、カプセルの溶解性、自己乳化状態を評価した。異常は観察されなかった。
表10の組成で自己乳化製剤を調製した。
(2)乳化剤又はリゾレシチン(SLP-LPC70辻製油株式会社)、グリセリン(食品添加物 グリセリン:花王株式会社)又はソルビトール水あめ(ソルビットL−70 三菱商 事フードテック株式会社)、水をステンレスジョッキに秤量し、ディスパーサーで攪 拌を行った。
(3) (2)の作業を行いながら、(1)の溶液をゆっくりと少量ずつ(2)中に添加した。(投 入中、溶液分離が生じていないことを確認しながら行った。回転速度は300rpm 〜1000rpmの間で必要に応じて調整した。)
(4)(3)で得られた溶液を、ホモミキサー(プライミクス株式会社製)で乳化処理を行っ た。処理は10000rpm10分間の条件で行った。
(5)得られた溶液は比重測定、粘度測定、動的光散乱による粒度分布測定を行い、均質 かつ一定の物理的特性を有していることを確認した。(なお比重測定は1mLのテル モシリンジに溶液を採取し、1mLあたりの溶液重量を測定することにより求め た。)
液体充填ハードカプセル製造機にて溶液を2号サイズのHPMCハードカプセル(商品名Vcaps plus カプスゲルジャパン株式会社製)に充填した。あわせて充填適性を評価した。
得られたカプセルを、それぞれ20カプセルをアルミ蒸着袋に乾燥剤1gとともに密封包装し、40℃ 相対湿度75%の環境に1週間静置して変化を観察した。異常は観察されなかった。
保存安定性試験終了後アルミ蒸着袋を開封し、カプセルの状態を目視で評価した。充填適性がよく、20カプセル中に異常を認めなかった。また外見に異常のない例については、カプセル1個を50ml水中に入れ、カプセルの溶解性、自己乳化状態を評価した。異常は観察されなかった。
表11の組成で自己乳化製剤を調製した。
(2)乳化剤又はリゾレシチン(SLP-LPC70辻製油株式会社)、グリセリン(食品添加物 グリセリン:花王株式会社)又はソルビトール水あめ(ソルビットL−70 三菱商 事フードテック株式会社)、水をステンレスジョッキに秤量し、ディスパーサーで攪 拌を行った。
(3) (2)の作業を行いながら、(1)の溶液をゆっくりと少量ずつ(2)中に添加した。(投 入中、溶液分離が生じていないことを確認しながら行った。回転速度は300rpm 〜1000rpmの間で必要に応じて調整した。)
(4)(3)で得られた溶液を、ホモミキサー(プライミクス株式会社製)で乳化処理を行っ た。処理は10000rpm10分間の条件で行った。
(5)得られた溶液は比重測定、粘度測定、動的光散乱による粒度分布測定を行い、均質 かつ一定の物理的特性を有していることを確認した。(なお比重測定は1mLのテル モシリンジに溶液を採取し、1mLあたりの溶液重量を測定することにより求め た。)
液体充填ハードカプセル製造機にて溶液を2号サイズのHPMCハードカプセル(商品名Vcaps plus カプスゲルジャパン株式会社製)に充填した。あわせて充填適性を評価した。
得られたカプセルを、それぞれ20カプセルをアルミ蒸着袋に乾燥剤1gとともに密封包装し、40℃ 相対湿度75%の環境に1週間静置して変化を観察した。異常は観察されなかった。
表12の組成で自己乳化製剤を調製した。
(2)乳化剤又はリゾレシチン(SLP-LPC70辻製油株式会社)、グリセリン(食品添加物 グリセリン:花王株式会社)又はソルビトール水あめ(ソルビットL−70 三菱商 事フードテック株式会社)、水をステンレスジョッキに秤量し、ディスパーサーで攪 拌を行った。
(3) (2)の作業を行いながら、(1)の溶液をゆっくりと少量ずつ(2)中に添加した。(投 入中、溶液分離が生じていないことを確認しながら行った。回転速度は300rpm 〜1000rpmの間で必要に応じて調整した。)
(4)(3)で得られた溶液を、ホモミキサー(プライミクス株式会社製)で乳化処理を行っ た。処理は10000rpm10分間の条件で行った。
(5)得られた溶液は比重測定、粘度測定、動的光散乱による粒度分布測定を行い、均質 かつ一定の物理的特性を有していることを確認した。(なお比重測定は1mLのテル モシリンジに溶液を採取し、1mLあたりの溶液重量を測定することにより求め た。)
液体充填ハードカプセル製造機にて溶液を2号サイズのHPMCハードカプセル(商品名Vcaps plus カプスゲルジャパン株式会社製)に充填した。あわせて充填適性を評価した。
得られたカプセルを、それぞれ20カプセルをアルミ蒸着袋に乾燥剤1gとともに密封包装し、40℃ 相対湿度75%の環境に1週間静置して変化を観察した。異常は観察されなかった。
Claims (9)
- 硬質ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセルに自己乳化性を有する組成物を充填してなる硬質カプセル製剤であって、上記自己乳化性を有する組成物が油性成分(A)と多価アルコール(B)、水(C)、乳化剤(D)を含有し、水(C)と多価アルコール(B)の重量比(C/B)が、水1重量に対して多価アルコール3重量部以上(1/3以下)である硬質カプセル製剤。
- 油性成分(A)の含量が自己乳化性を有する組成物中に、55重量%以下である請求項1記載の硬質カプセル製剤。
- 自己乳化性を有する組成物中の多価アルコール(B)の含量が30重量%以上である請求項1又は2記載の硬質カプセル製剤。
- 自己乳化性を有する組成物中の乳化剤(D)の含有量が3重量%以下である請求項1〜3のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
- 自己乳化性を有する組成物中の油性成分(A)が中鎖脂肪酸トリグリセライド(MCT)である請求項1〜4のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
- 自己乳化性を有する組成物中の多価アルコール(B)がグリセリン又はソルビトールである請求項1〜5のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
- 自己乳化性を有する組成物中の乳化剤(D)がリゾレシチンである請求項1〜6のいずれかに記載の硬質カプセル製剤。
- 自己乳化性を有する組成物中の油性成分中に水難溶性の生理活性成分類が含有されている請求項1〜7のいずれかに記載の硬質カプセル剤。
- 水難溶性の生理活性成分類がコエンザイムQ10、ビタミンD、ビタミンE、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、ノコギリヤシエキスからなる群から選択される1以上の物質である請求項1〜8のいずれかに記載の硬質カプセル剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011270880A JP5820256B2 (ja) | 2011-02-10 | 2011-12-12 | 自己乳化製剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011027627 | 2011-02-10 | ||
JP2011027627 | 2011-02-10 | ||
JP2011270880A JP5820256B2 (ja) | 2011-02-10 | 2011-12-12 | 自己乳化製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012180337A true JP2012180337A (ja) | 2012-09-20 |
JP5820256B2 JP5820256B2 (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=47011840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011270880A Active JP5820256B2 (ja) | 2011-02-10 | 2011-12-12 | 自己乳化製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5820256B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013031949A1 (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-07 | 富士フイルム株式会社 | ソフトカプセル製剤、ソフトカプセル製剤用組成物、及びソフトカプセル製剤の製造方法 |
JP2014101315A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Fancl Corp | クルクミン含有製剤 |
JP2014118391A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Fancl Corp | 水難溶解性成分含有製剤 |
WO2015008848A1 (ja) | 2013-07-18 | 2015-01-22 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
WO2015008849A1 (ja) | 2013-07-18 | 2015-01-22 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
WO2016117629A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-28 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
JP2017186320A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-12 | 富士フイルム株式会社 | 乳化組成物及びそれを含むソフトカプセル製剤 |
US9889108B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-02-13 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Compositions and methods for treating non-alcoholic steatohepatitis |
US10058528B2 (en) | 2012-10-12 | 2018-08-28 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Compositions and methods for treating non-alcoholic steatohepatitis |
US10441560B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-10-15 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Compositions and methods for treating non-alcoholic steatohepatitis |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6295132A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk | 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 |
JP2000237284A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Shionogi Qualicaps Kk | 硬質カプセル製剤 |
JP2003238396A (ja) * | 2002-02-21 | 2003-08-27 | Nisshin Pharma Inc | コエンザイムq10含有乳化組成物 |
JP2003300870A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-10-21 | Kyowa Hai Foods Kk | ユビキノン含有水可溶性組成物 |
WO2006035900A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | San-Ei Gen F.F.I., Inc. | コエンザイムq10含有乳化組成物 |
JP2010235563A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fancl Corp | ソフトカプセル用乳化組成物及びソフトカプセル剤 |
-
2011
- 2011-12-12 JP JP2011270880A patent/JP5820256B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6295132A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk | 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 |
JP2000237284A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Shionogi Qualicaps Kk | 硬質カプセル製剤 |
JP2003300870A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-10-21 | Kyowa Hai Foods Kk | ユビキノン含有水可溶性組成物 |
JP2003238396A (ja) * | 2002-02-21 | 2003-08-27 | Nisshin Pharma Inc | コエンザイムq10含有乳化組成物 |
WO2006035900A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | San-Ei Gen F.F.I., Inc. | コエンザイムq10含有乳化組成物 |
JP2010235563A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fancl Corp | ソフトカプセル用乳化組成物及びソフトカプセル剤 |
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013031949A1 (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-07 | 富士フイルム株式会社 | ソフトカプセル製剤、ソフトカプセル製剤用組成物、及びソフトカプセル製剤の製造方法 |
JP2013063970A (ja) * | 2011-09-02 | 2013-04-11 | Fujifilm Corp | ソフトカプセル製剤、ソフトカプセル製剤用組成物、及びソフトカプセル製剤の製造方法 |
US10058528B2 (en) | 2012-10-12 | 2018-08-28 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Compositions and methods for treating non-alcoholic steatohepatitis |
JP2014101315A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Fancl Corp | クルクミン含有製剤 |
JP2014118391A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Fancl Corp | 水難溶解性成分含有製剤 |
US10441560B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-10-15 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Compositions and methods for treating non-alcoholic steatohepatitis |
US9889108B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-02-13 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Compositions and methods for treating non-alcoholic steatohepatitis |
US9801843B2 (en) | 2013-07-18 | 2017-10-31 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Self-emulsifying composition of ω3 fatty acid |
EP3735963A1 (en) | 2013-07-18 | 2020-11-11 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Self-emulsifying composition of omega-3 fatty acid |
EP3763364A1 (en) | 2013-07-18 | 2021-01-13 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Self-emulsifying composition of omega-3 fatty acid |
WO2015008848A1 (ja) | 2013-07-18 | 2015-01-22 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
WO2015008849A1 (ja) | 2013-07-18 | 2015-01-22 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
KR20160032120A (ko) | 2013-07-18 | 2016-03-23 | 모치다 세이야쿠 가부시키가이샤 | ω3 지방산의 자기 유화 조성물 |
JPWO2016117629A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2017-11-02 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
WO2016117629A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-28 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
JPWO2016117057A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2017-10-26 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
RU2709612C2 (ru) * | 2015-01-21 | 2019-12-19 | Мотида Фармасьютикал Ко., Лтд. | САМОЭМУЛЬГИРУЮЩАЯСЯ КОМПОЗИЦИЯ ω3 ЖИРНОЙ КИСЛОТЫ |
US10758622B2 (en) | 2015-01-21 | 2020-09-01 | Mochida Pharmaceuticals Co., Ltd. | Self-emulsifying composition of omega-3 fatty acid |
US10786575B2 (en) | 2015-01-21 | 2020-09-29 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Self-emulsifying composition of Ω3 fatty acid |
WO2016117057A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-28 | 持田製薬株式会社 | ω3脂肪酸の自己乳化組成物 |
KR20170103836A (ko) | 2015-01-21 | 2017-09-13 | 모치다 세이야쿠 가부시키가이샤 | ω3 지방산의 자기 유화 조성물 |
KR20210158422A (ko) | 2015-01-21 | 2021-12-30 | 모치다 세이야쿠 가부시키가이샤 | ω3 지방산의 자기 유화 조성물 |
US11911480B2 (en) | 2015-01-21 | 2024-02-27 | Mochida Pharmaceutical Co., Ltd. | Self-emulsifying composition of ω-3 fatty acid |
JP2017186320A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-12 | 富士フイルム株式会社 | 乳化組成物及びそれを含むソフトカプセル製剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5820256B2 (ja) | 2015-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5820256B2 (ja) | 自己乳化製剤 | |
JP5421674B2 (ja) | ソフトカプセル用乳化組成物及びソフトカプセル剤 | |
CN102088978B (zh) | 血脂异常症的改善或治疗药 | |
AU2018100110A4 (en) | Ubiquinone And Ubiquinol Compositions, And Methods Relating Thereto | |
JP5380134B2 (ja) | ソフトカプセル用乳化組成物及びソフトカプセル剤 | |
JP6282645B2 (ja) | ラセカドトリル脂質組成物 | |
MX2011002640A (es) | Capsula de polisacarido que comprende una emulsion que contiene aceite de acido graso. | |
JP2016512828A (ja) | ラセカドトリル脂質組成物 | |
JPWO2005061684A1 (ja) | 油脂組成物 | |
JP5706349B2 (ja) | 安定なコエンザイムq10高濃度含有組成物 | |
JP2019206518A (ja) | 油脂含有組成物及び経口製剤 | |
JP5937816B2 (ja) | ステロール配糖体を含有する製剤 | |
JP2009114157A (ja) | カプセル用乳化組成物 | |
JP4339334B2 (ja) | 抗酸化性を付与した油性物質、その製造法および油性物質の酸化防止方法 | |
US20220193018A1 (en) | Omega-3 compositions and methods relating thereto | |
JP6675413B2 (ja) | トコトリエノールを効果的に送達するための製剤 | |
JP2016034918A (ja) | 難水溶性抗酸化物質送達用組成物 | |
JP6949670B2 (ja) | 難溶性物質を含有する経口摂取用組成物、難溶性物質の消化管吸収性の向上方法及び難溶性物質を含有する水中油型乳化物の胃内での乳化安定化方法 | |
JP6533003B1 (ja) | カロテン含有油性組成物 | |
JP2017105767A (ja) | カプセル組成物 | |
JPS6277320A (ja) | L−アスコルビン酸製剤およびその製造法 | |
JP2017500355A (ja) | ラセカドトリル組成物 | |
JP2024060510A (ja) | 油性組成物及びそれを含むカプセル製剤 | |
KR20240077381A (ko) | 자가유화전달시스템을 이용한 지용성 생리활성성분의 흡수력 증대를 위한 조성물 | |
JP2005074303A (ja) | カプセル充填用の分散液組成物、充填組成物及びカプセル剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150428 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5820256 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |