JP2012154958A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙に画像を転写する転写位置における用紙搬送方向と直行する用紙幅方向の用紙寸法である第1の用紙寸法を経済的な負担を抑制しつつ精度良く検出する。
【解決手段】画像形成装置は、反転搬送部50における搬送経路に第1の用紙寸法センサ75を配置しており、この第1の用紙寸法センサ75は、紙送り方向における用紙Pの先端と後端とを検出することにより第1の用紙寸法を検出する。かかる構成によれば、反転搬送部50における搬送経路にセンサを設け、紙送り方向における用紙寸法を検出することで足りるので、安価なセンサ構成により第1の用紙寸法を検出することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、プリンタ、複写機などとして電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置では、用紙にトナー画像を形成する場合、用紙にトナー画像を転写し、その後、用紙にトナー画像を定着するというプロセスを実行する。この類の画像形成装置では、両面印刷といったシーンにおいて、表裏画像の位置合わせ精度を高めるための工夫として、表面および裏面におけるトナー画像の書き込み開始位置を用紙の同一端部が基準となるように、用紙の表裏反転を行う手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
裏面に画像形成を行う場合、その前提として、表面の画像形成にともなう定着処理が行われる。この定着処理により用紙に熱が作用することで、用紙が収縮するため、表面と同様に裏面の画像形成を行うと、表面および裏面に形成される画像の倍率が異なってしまう可能性がある。
例えば特許文献2には、表面および裏面に形成される画像の倍率が異なることを抑制するために、表裏の倍率を補正する手法が開示されている。この特許文献2に開示された手法によれば、用紙の搬送経路において感光体ドラムよりも上流側に、複数の受光素子を用紙幅方向(用紙面において用紙搬送方向と直行する方向)に沿って直線状に配置して構成されるCCDやCISラインセンサを配置し、当該ラインセンサを用いて搬送過程における用紙をスキャンする。これにより、用紙面において互いに直行する2方向の用紙寸法(縦横寸法)として、第1および第2の用紙寸法がそれぞれ検出される。ここで、用紙に画像を転写する転写位置における用紙搬送方向を基準とした場合、用紙面において用紙搬送方向と直行する用紙幅方向の用紙寸法が第1の用紙寸法に相当し、用紙搬送方向の用紙寸法が第2の用紙寸法に相当する。
特開2007−31041号公報 特開2004−271739号公報
しかしながら、特許文献2に開示された手法によれば、第1の用紙寸法を種々の用紙について検出するためには、装置に適用可能な最大サイズの用紙を見越してラインセンサを設定する必要があり、経済的な負担が大きくなるという問題がある。
一方、搬送経路において用紙に画像を定着する定着位置よりも下流側にフォトセンサを配置し、定着前後における第2の用紙寸法をそれぞれ検出し、検出結果から用紙の収縮率を算出し、この収縮率に基づいて定着後の第1の用紙寸法を推定することも考えられる。
しかしながら、上記手法はあくまで推定に基づくものであり、用紙の収縮率は縦横方向でも異なることがあるため、定着後の第1の用紙寸法を正確に把握することができないという問題がある。そのため、特許文献1に開示されているように、用紙の同一端部を基準に表裏画像の書き込み開始位置を設定するような工夫を施したとしても、表裏画像の大きさや位置関係にずれが生じてしまうという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、用紙に画像を転写する転写位置における用紙搬送方向と直行する用紙幅方向の用紙寸法である第1の用紙寸法を経済的な負担を抑制しつつ精度良く検出することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、用紙に画像を転写して当該転写した画像を定着することにより、用紙の表裏に画像を形成する画像形成装置を提供する。この画像形成装置は、用紙に画像を転写する転写位置から当該転写された画像を用紙に定着する定着位置へと用紙を供給する主搬送部と、定着位置を通過した用紙を主搬送部より受け取り、転写位置における用紙搬送方向と平行な回転軸を中心として用紙を回転させることにより用紙の表裏を反転させる反転搬送部と、反転搬送部における搬送経路に配置され、反転中の用紙搬送方向における用紙の先端と後端とを検出することにより第1の用紙寸法を検出する第1の寸法検出部と、を有する。
ここで、第1の発明において、画像形成装置は、主搬送部における搬送経路に配置され、搬送中の用紙搬送方向における用紙の先端と後端とを検出することにより第2の用紙寸法を検出する第2の寸法検出部をさらに有することが好ましい。
また、第1の発明において、画像形成装置は、第1の寸法検出部および第2の寸法検出部を通じて第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出する検出処理と、第1および第2の用紙寸法に基づいて画像の倍率を補正する倍率補正値を演算する演算処理と、を含む倍率補正処理を行う制御部をさらに有することが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、検出処理として、主搬送部から反転搬送部を経由して主搬送部へと再帰する両面印刷経路にて用紙を搬送する処理と、当該用紙の搬送過程において第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出する処理と、を行うことが好ましい。
また、第1の発明において、画像形成装置は、定着位置に搬送された用紙に定着処理を行う定着装置をさらに有することが好ましい。この場合、制御部は、用紙搬送時に定着処理を許可した状態と、用紙搬送時に定着処理を許可しない状態とで検出処理をそれぞれ行うことが望ましい。
ここで、前述の定着装置は、主搬送部における搬送経路の用紙搬送面を介して互いに対向配置されて圧接状態と離間状態とが切替可能に構成された一対の定着部材と、当該定着部材を加熱する加熱部とを有することが好ましい。この場合、制御部は、定着処理を許可しない状態では、一対の定着部材を離間状態に制御するとともに加熱部の電源をオフし、定着処理を許可した状態では、一対の定着部材を圧接状態に制御するとともに加熱部の電源をオンすることが望ましい。
また、第1の発明において、制御部は、定着処理の許否に応じたそれぞれの検出処理の結果に基づいて、演算処理を行うことが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、画像形成装置の電源投入時のタイミングにおいて、倍率補正処理を行うことが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、印刷指令時および用紙のセット時のいずれかのタイミングにおいて、倍率補正処理を行うことが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、前回に行った倍率補正処理時と比較して、温度または湿度の一方または双方が判定値以上変化した場合には、倍率補正処理を再度行うことが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、前回に行った倍率補正処理時から積算した用紙の印刷枚数が判定枚数に到達した場合には、倍率補正処理を再度行うことが好ましい。
さらに、第1の発明において、制御部は、印刷指令にともない両面印刷を行う場合には、用紙表面への画像の定着後に、第1の寸法検出部および第2の寸法検出部を通じて第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出し、当該検出結果に基づいて倍率補正値を補正することが好ましい。
本発明によれば、反転搬送部における搬送経路にセンサを設け、反転中の用紙搬送方向における用紙寸法を検出することで足りるので、安価なセンサ構成により第1の用紙寸法を検出することができる。そのため、第1の用紙寸法を経済的な負担を抑制しつつ精度良く検出することができる。これにより、精度良く検出された第1の用紙寸法を、表裏画像の大きさや位置関係にずれを抑制するための制御パラメータとして供することができる。
第1の実施形態にかかる画像形成装置を模式的に示す構成図 図1に示すA1方向より画像形成装置を眺めた際の反転搬送部50の要部を示す側面図 反転搬送部50および用紙Pの反転経路を模式的に示す斜視図 第1の実施形態にかかる画像形成装置の制御系を示すブロック図 第1の用紙寸法センサ75を模式的に示す説明図 第1の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャート 補正値演算処理の詳細を示すフローチャート 第2の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャート 寸法検出処理の詳細を示すフローチャート 第2の動作パターンに付随する倍率補正値の補正処理の手順を示すフローチャート 第3の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャート 第2の実施形態にかかる画像形成装置の制御系を示すブロック図 第4の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャート 第5の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャート
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる画像形成装置を模式的に示す構成図である。画像形成装置は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する、いわゆる、タンデム型カラー画像形成装置である。
画像形成装置は、原稿読取装置1と、画像形成ユニット10と、定着装置30と、主搬送部40と、反転搬送部50と、制御部70とを主体に構成されている。
原稿読取装置1は、装置筐体の上部に備えられた自動原稿送り装置(図示せず)を有し、原稿の画像を読み取りながら、自動原稿送り装置によって原稿を搬送することによって、画像信号を得る。具体的には、原稿読取装置1は、原稿の画像をランプにて照射し、その反射光を撮像素子の受光面に結像させる。撮像素子は入射した光を光電変換して所定の画像信号を画像読取制御部2に出力する。画像読取制御部2は、この画像信号に対して、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理を施し、制御部70に画像データとして出力する。なお、制御部70に入力される画像データとしては、原稿読取装置1で読み取ったものに限られず、例えば、画像形成装置に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置から受信したものであってもよい。
画像形成ユニット10は、画像データに基づいて用紙Pにトナー画像を転写する。この画像形成ユニット10は、露光部15Y,15M,15C,15K、帯電・現像ユニット20Y,20M,20C,20K、中間転写部23および転写ローラ26を主体に構成されている。
個々の露光部15Y〜15Kは、レーザ光源、ポリゴンミラー、複数のレンズ等から構成される。各露光部15Y〜15Kは、画像データをもとに制御部70から出力される出力情報に対応して、後述する感光体ドラム21Y,21M,21C,21Kの表面をレーザビームにより走査露光する。
帯電・現像ユニット20Yは、回転軸を中心に回転する感光体ドラム21Yと、その周辺に配置されている帯電・現像部22Yを主体に構成されており、イエローに対応するトナー画像を感光体ドラム21Y上に形成する。また、残余の帯電・現像ユニット20M,20C,20Kも、帯電・現像ユニット20Yと同様な構成であり、感光体ドラム21M,21C,21Kの周辺に、帯電・現像部22M,22C,22Kがそれぞれ配置されており、マゼンダ、シアン、ブラックに対応するトナー画像を感光体ドラム21M,21C,21K上にそれぞれ形成する。
感光体ドラム21Y〜21Kは、帯電・現像部22Y〜22Kによりその表面が一様に帯電させられており、感光体ドラム21Y〜21Kの軸方向と平行な方向に沿ってレーザビームで表面が走査されることにより、その表面に潜像が形成される。さらに、帯電・現像部22Y〜22Kは、トナーで現像することによって感光体ドラム21Y〜21K上の潜像を顕像化する。これにより、各感光体ドラム21Y〜21K上にはトナー画像が形成される。個々の感光体ドラム21Y〜21K上に形成されたトナー画像は、中間転写部23を構成する中間転写ベルト24上の所定位置に逐次転写される。
転写ローラ26は、中間転写ベルト24上に転写されたトナー画像を、所定のタイミングで主搬送部40によって搬送される用紙Pに転写する。
このように、画像形成ユニット10は、(1)感光体ドラム21Y〜21Kを帯電させる、(2)露光部15Y〜15Kにより感光体ドラム21Y〜21K上に静電潜像を形成する、(3)形成された静電潜像にトナーを付着させる、(4)感光体ドラム21Y〜21K上のトナー画像を中間転写ベルト24に一次転写させる、(5)中間転写ベルト24上のトナー画像を用紙Pに二次転写させる、という一連のプロセスを実行する。
トナー画像が転写された用紙P、すなわち、未定着な状態のトナー画像を備える用紙Pは、定着装置30に送られる。定着装置30は、用紙Pを加圧および加熱することによって、トナー画像を用紙Pへ定着させる。定着装置30は、定着上ローラ31と、定着下ローラ32とを主体に構成されている。定着上ローラ31および定着下ローラ32は、互いに圧接した状態で配置されており、この圧接状態において定着上ローラ31および定着下ローラ32との間に定着ニップ部が形成される。
定着上ローラ31および定着下ローラ32は、図示しない駆動機構により駆動されることにより、互いの相対距離が大きくなる方向へと移動することができる。これにより、定着上ローラ31および定着下ローラ32を、圧接状態(ニップ状態)から離間状態(ニップ解除状態)へと切り替えることができる。また、前述の駆動機構を反転駆動することにより、定着上ローラ31および定着下ローラ32を、離間状態から圧接状態へと切り替えることができる。
定着上ローラ31の内部には、用紙P上のトナー画像を熱定着させる加熱部としてのヒータ(図示せず)が内蔵されており、このヒータからの輻射熱により定着上ローラ31が加熱される。このヒータは、定着上ローラ31の表面温度を検知するセンサ(図示せず)の検出結果に基づいて、当該定着上ローラ31が所定の定着温度となるように、制御部70により電源のオンオフ制御が行われる。
この定着装置30において、用紙Pは定着対象面(未定着なトナー画像を備える面)が定着上ローラ31と向き合う格好で搬送されており、その搬送過程において定着ニップ部を通過する。これにより、定着上ローラ31および定着下ローラ32による加圧および定着上ローラ31の有する熱の作用を通じて、用紙Pへのトナー画像の定着が行われる。
主搬送部40は、ユーザからの指定に応じて給紙部35(複数の用紙収納トレイTr1,Tr2のうちのいずれかのトレイ)から給紙される用紙Pを搬送する。この主搬送部40は、所定の方向に用紙Pを搬送する搬送経路(用紙Pの搬送方向FD1)を備え、ガイド部材(図示せず)や、複数のローラ、例えば、搬送ローラ41〜43や、レジストローラ44および排紙ローラ45などで構成されている。
主搬送部40は、用紙Pの搬送過程において、用紙Pにトナー画像を転写する転写位置に用紙Pを供給する。具体的には、主搬送部40は、給紙部35から給紙された用紙Pを、搬送ローラ41,42、レジストローラ44を経て、転写ローラ26へと搬送する。
また、主搬送部40は、用紙Pの搬送過程において、転写位置から定着位置(用紙Pにトナー画像を定着する位置)に用紙Pを供給する。具体的には、主搬送部40は、転写位置を通過した用紙P、すなわち、トナー画像が転写された用紙Pを定着ニップ部へと搬送する。
そして、定着位置を通過した用紙Pは、ガイド部材によって案内され、排紙ローラ45により、装置筐体の外部側面に取り付けられた排紙トレイ46に排出される。
これに対して、用紙裏面にもトナー画像の形成を行う場合、主搬送部40は、ガイド部材(図示せず)により、用紙表面に対する定着処理を終えた用紙Pを下方にある搬送ローラ43に搬送し、この搬送ローラ43を介して反転搬送部50に用紙Pを搬送する。後述するように反転搬送部50により表裏の反転が行われると、反転搬送部50は当該用紙Pを主搬送部40へと送り出す。このような両面印刷経路を経た用紙Pは、主搬送部40により、用紙裏面の画像形成に供するため転写位置および定着位置へと搬送される。
反転搬送部50は、主搬送部40より搬送される用紙Pを定着位置よりも下流側において受け取ると、用紙表面への画像形成時と用紙裏面への画像形成時とで、転写位置へと到達する用紙Pの先端と後端とを入れ替えることなく、用紙Pの表裏を反転させる。そして、反転搬送部50は、反転後の用紙Pを転写位置よりも上流側において主搬送部40へと供給する。このように、反転搬送部50において用紙Pの先端と後端とを入れ替えずに用紙Pの表裏を反転させる為、表裏画像の形成に際して用紙の同一端部を基準として表裏画像を形成することができ、表裏画像の位置合わせ精度を高めることができる。
なお、本明細書において、用紙Pの先端は、用紙搬送方向における用紙Pの前側の端部をいい、用紙Pの後端は、その後側の端部をいう。すなわち、用紙搬送方向FD1にかけて搬送される用紙Pの先端・後端は、当該用紙搬送方向FD1における用紙の前側の端部・後側の端部に相当し、後述する用紙搬送方向FD2にかけて搬送される用紙Pの先端・後端は、当該用紙搬送方向FD2における用紙の前側の端部・後側の端部に相当する。
図2は、図1に示すA1方向より画像形成装置を眺めた際の反転搬送部50の要部を示す側面図であり、図3は、反転搬送部50の構成および用紙Pの反転経路を模式的に示す斜視図である。具体的には、反転搬送部50は、主搬送部40における用紙搬送方向FD1(転写位置における用紙搬送方向FD1)と直行する方向に用紙Pを搬送する搬送経路(用紙Pの搬送方向FD2)を備える。また、反転搬送部50は、転写位置における用紙搬送方向と平行な回転軸を中心として用紙Pを回転させることにより、用紙Pの表裏を反転させる。この反転搬送部50は、第1の反転部50Aと、第2の反転部50Bと、回転搬送路50Cとを備えている。
第1の反転部50Aは、搬送用ローラ52,53と、反転用ローラ56,57とを有している。搬送用ローラ52は、回転ローラと回転ローラに当接された従動ローラとから構成され、図示しない駆動機構により駆動されることにより、圧接状態(ニップ状態)と離間状態(リップ解除状態)とを切り替えることができる。回転ローラは回転軸とその両端部に取り付けられた一対のローラとから構成され、従動ローラは回転軸とその両端部に取り付けられた一対のローラとから構成される。なお、この搬送用ローラ52の構成は、後述する搬送用ローラ53〜55、反転用ローラ56〜59においても同様である。
搬送用ローラ52,53のそれぞれは、ローラの回転軸が用紙搬送方向FD2と平行に配置されており、両搬送用ローラ52,53は、互いに所定距離を隔てた状態で対向するように配置されている。また、反転用ローラ56,57は、ローラの回転軸が用紙搬送方向FD1と平行に配置されており、両搬送用ローラ56,57は、互いに所定距離を隔てた状態で対向するように配置されている。
搬送用ローラ52,53は、定着位置を通過した用紙を主搬送部40から受け取るとともに、主搬送部40の用紙搬送方向FD1から反転搬送部50の用紙搬送方向FD2に切り替えるための第1の切替位置まで用紙Pを搬送する。この第1の切替位置は、搬送用ローラ52,53により搬送された用紙Pを反転用ローラ56,57によりニップして回転搬送路50Cに搬送することが可能な位置である。
反転用ローラ56,57は、搬送用ローラ52,53により第1の切替位置に搬送された用紙Pを用紙搬送方向FD2に従って搬送する。具体的には、反転用ローラ56,57は、反転用ローラ57が上流側、反転用ローラ56が下流側となるように用紙Pを搬送し、回転搬送路50Cを介して第2の反転部50Bへと用紙Pを供給する。
第2の反転部50Bは、反転用ローラ58,59と、搬送用ローラ54,55と、側面基準板60とを有している。なお、反転用ローラ58,59の構成は第1の反転部50Aの反転用ローラ56,57と同様の構成であり、搬送用ローラ54,55の構成は第1の反転部50Aの搬送用ローラ52,53と同様の構成であるため、重複する部分についての説明は省略する。
反転用ローラ58,59は、回転搬送路50Cに沿って搬送された用紙Pを受け取ると、反転搬送部50の用紙搬送方向FD2から主搬送部40の用紙搬送方向FD1に切り替えるための第2の切替位置まで用紙Pを搬送する。この第2の切替位置は、反転用ローラ58,59により搬送された用紙Pを搬送用ローラ54,55によりニップして、用紙Pを転写位置よりも上流側の主搬送部40における搬送経路に搬送することが可能な位置である。
搬送用ローラ54,55は、反転用ローラ58,59により第2の切替位置に搬送された用紙Pを、当該用紙Pの紙送り方向が用紙搬送方向FD1と対応するように搬送する。具体的には、搬送用ローラ54,55は、搬送用ローラ54が上流側、搬送用ローラ55が下流側となるように用紙Pを搬送し、主搬送部40に用紙Pを供給する。
側面基準板60は、第2の反転部50Bに搬送される用紙Pの片寄りや用紙曲がりを補正するものであり、反転用ローラ59から外側に若干離れた位置に設けられている。また、側面基準板60は、細長の直方体状をなしており、その長手方向が搬送方向FD1と平行となるように設けられている。回転搬送路50Cから搬送される用紙Pの側面部が側面基準板60の内側部に当接するので、用紙Pの片寄りや紙曲りを補正することができる。
回転搬送路50Cは、第1の反転部50Aの反転用ローラ56の搬出側と第2の反転部50Bの反転用ローラ58の搬入側との間に設けられている。この回転搬送路50Cは、例えば金属部材からなる一対のガイド板61により構成され、外方向に円弧状に湾曲している。これにより、一対のガイド板61の間を用紙Pが通過することで、転写位置における用紙搬送方向FD1と平行な回転軸を中心として用紙Pが180度回転させられる。
このように反転搬送部50は、スイッチバックといった手法と異なり、用紙Pの先後を入れ替えることなく用紙Pの表裏を反転させ、主搬送部40へと用紙Pを再帰させる。
図4は、本実施形態にかかる画像形成装置の制御系を示すブロック図である。制御部70は、画像形成装置を統合的に制御する機能を担っている。制御部70としては、例えばCPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。制御部70は、ROMに格納された制御プログラムに従い、各種の演算を行い、この演算結果に基づいて画像形成装置の動作状態を制御する。
制御部70は、画像形成装置の各部、具体的には、画像形成ユニット10、定着装置30、主搬送部40および反転搬送部50を制御することにより、以下に示す一連のプロセスを実行し、これにより、用紙Pにトナー画像を形成する。
(1)感光体ドラム21Y〜21Kを帯電させる
(2)露光部15Y〜15Kにより感光体ドラム21Y〜21K上に静電潜像を形成する
(3)形成された静電潜像にトナーを付着させる
(4)感光体ドラム21Y〜21K上のトナー画像を中間転写ベルト24に一次転写させる
(5)用紙Pを搬送する
(6)中間転写ベルト24上のトナー画像を用紙Pに二次転写させる
(7)トナー画像が転写された用紙Pに定着処理を施す
(8)両面印刷時には定着位置を通過した用紙Pの表裏を反転させ、その後に再度転写位置へと搬送する
本実施形態との関係において、この制御部70は、表裏の倍率補正処理を行う。用紙表面へのトナー画像の転写時と、用紙裏面へのトナー画像の転写時とにおける用紙寸法が相違すると、表面と裏面とに形成されるトナー画像の外見上の大きさや位置関係が相違してしまうことがある。表裏の倍率補正処理は、用紙寸法の変化に合わせてレーザ光を制御し、裏面に形成されるトナー画像を縮小させたり書き込み開始位置を調整したりすることで、表面と裏面とに形成されるトナー画像の外見上の大きさや位置関係を一致させることである。
用紙寸法の変化は、主として用紙表面への画像形成にともなう定着処理に起因するものであるため、制御部70は、用紙Pに定着処理を施す前と、用紙Pに定着処理を施した後との用紙寸法の変化率を算出する。そして、制御部70は、変化率に基づいて、用紙Pの裏面に形成されるトナー画像の倍率を補正する倍率補正値を演算する。なお、倍率補正値に基づいて表裏のトナー画像の大きさや位置関係を一致させる手法については、例えば特開2005−301240号公報などに開示されているので、必要ならば参照されたい。なお、倍率補正処理は、用紙Pの表面に形成されるトナー画像の倍率を補正する倍率補正値を演算することにより、表裏のトナー画像の大きさや位置関係を一致させてもよい。
このような表裏の倍率補正処理を行うために、制御部70は、各種センサからの検出信号が入力されている。
第1の用紙寸法センサ75は、反転搬送部50における回転搬送路50Cに配置されており、この回転搬送路50Cを搬送される用紙P(用紙搬送方向FD2に搬送される用紙P)を対象として、第1の用紙寸法を検出する(第1の寸法検出部)。例えば、この第1の用紙寸法センサ75としては、図5(a)に示すように、例えば発光素子および受光素子からなる反射型フォトセンサ75aを利用することができる。この反射型フォトセンサ75aは、用紙搬送にともない発光素子からの光が用紙Pに反射されることにより、用紙Pの通過を受光素子の電圧変化として出力する。第1の用紙寸法センサ75は、かかる電圧変化に基づいて、用紙反転中の用紙搬送方向FD2における用紙Pの先端と後端とを検出することにより、第1の用紙寸法を検出する。
なお、第1の用紙寸法センサ75としては、反射型フォトセンサ75a以外にも、透過型フォトセンサ75bを利用してもよい。この透過型フォトセンサ75bは、図5(b)に示すように、用紙搬送にともない発光素子からの光が用紙Pにより遮断されることにより、用紙Pの通過を受光素子の電圧変化として出力する。
また、第2の用紙寸法センサ76は、主搬送部40における搬送経路、例えば図1に示すように、定着位置よりも下流側の搬送経路に配置されており、この搬送経路を搬送される用紙P(用紙搬送方向FD1に搬送される用紙P)を対象として、第2の用紙寸法を検出する(第2の寸法検出部)。第2の用紙寸法センサ76は、第1の用紙寸法センサ75と同様に、反射型フォトセンサまたは透過型フォトセンサを利用することができる。第2の用紙寸法センサ76は、フォトセンサの出力である電圧変化に基づいて、主搬送部40を搬送中の用紙搬送方向FD1における用紙Pの先端と後端とを検出し、これにより、第2の用紙寸法を検出する。
なお、制御部70には、これらのセンサ以外にも、個々の用紙収納トレイTr1,Tr2に収容される用紙Pの紙量を検出する紙量センサ77からの検出信号や、上述した画像読取制御部2などから出力される画像データなどの情報が入力されている。
以下、本実施形態にかかる画像形成装置に関する表裏の倍率補正処理に関する動作を説明する。
(第1の動作パターン:電源投入にともなう表裏の倍率補正)
図6は、第1の動作パターンとしての表裏の倍率補正処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理(第1の動作パターン)は、画像形成装置の電源投入にともない制御部70により実行される。
まず、ステップ10(S10)において、制御部70は、定着装置30を制御することにより、定着上ローラ31および定着下ローラ32を離間状態に設定するとともに、定着上ローラ31に内蔵されたヒータの電源をオフする。このステップ10により、制御部70は、定着処理を許可しない状態へと定着装置30を設定する。
ステップ11(S11)において、制御部70は、用紙Pの給紙および反転搬送を指示する。この指示により、給紙部35から用紙Pが給紙され、当該給紙された用紙Pは、主搬送部40により搬送され、転写位置および定着位置を通過して反転搬送部50へと到達する。また、この用紙Pは、反転搬送部50により搬送され、用紙Pの表裏が反転された後、再度、転写位置よりも上流側の主搬送部40における搬送経路へと到達する。ここで、ステップ11の反転搬送の指示タイミングでは、印刷指令が入力されておらず、かつ、定着装置30が離間状態およびヒータオフ状態に設定されている関係上、転写位置における用紙Pへの転写処理、および、定着位置における用紙Pへの定着処理は行われない。
ステップ12(S12)において、制御部70は、ステップ11による用紙Pの搬送と対応して、第1および第2の用紙寸法センサ75,76の検出信号を読み込み、第1の用紙寸法(以下「F1寸法」という)および第2の用紙寸法(以下「F2寸法」という)を検出する。本ステップにおいて検出されたF1寸法およびF2寸法は、定着処理前の用紙寸法として、制御部70のRAMに格納される。
ステップ13(S13)において、制御部70は、主搬送部40を制御して、主搬送部40の搬送経路に再帰した用紙Pの搬送を行い、定着装置30の前段、すなわち、定着位置よりも上流側まで用紙Pを搬送し、その位置で用紙Pの搬送を停止する。
ステップ14(S14)において、制御部70は、定着装置30を制御して、定着温度制御を開始する。具体的は、制御部70は、定着上ローラ31が所定の定着温度となるように、ヒータの電源のオンオフ制御を行う。
ステップ15(S15)において、制御部70は、定着上ローラ31が定着温度に到達したか否かを判断する。このステップ15において肯定判定された場合、すなわち、定着温度に到達した場合には、ステップ16(S16)に進む。一方、定着上ローラ31が定着温度に到達していない場合には、ステップ15の処理を再度行う。
ステップ16において、制御部70は、定着装置30を制御することにより、定着上ローラ31および定着下ローラ32を圧接状態に設定する。ステップ14〜16の処理より、制御部70は、定着処理を許可する状態へと定着装置30を設定する。
ステップ17(S17)において、制御部70は、用紙Pの搬送再開および反転搬送を指示する。この指示により、定着位置よりも上流側で停止していた用紙Pが主搬送部40により搬送され、定着位置を通過して反転搬送部50へと到達する。また、この用紙Pは、反転搬送部50により搬送され、用紙Pの表裏が反転された後、再度、転写位置よりも上流側の主搬送部40における搬送経路へと到達する。ここで、ステップ17の反転搬送の指示タイミングでは、定着装置30が圧接状態および定着温度制御が開始されている関係上、定着位置において用紙Pへの定着処理が行われる。
ステップ18(S18)において、制御部70は、ステップ17による用紙Pの搬送に対応して、第1および第2の用紙寸法センサ75,76の検出信号を読み込み、F1寸法(第1の用紙寸法)およびF2寸法(第2の用紙寸法)を検出する。本ステップにおいて検出されたF1寸法およびF2寸法は、定着処理後の用紙寸法として、制御部70のRAMに格納される。
ステップ19(S19)において、制御部70は、排紙トレイ46への用紙Pの排紙を指示する。具体的には、制御部70は、主搬送部40を制御して、主搬送部40の搬送経路に再帰した用紙Pの搬送を行い、排紙トレイ46に用紙Pを排紙する。
ステップ20(S20)において、制御部70は、補正値演算処理を行う。ここで、図7は、補正値演算処理の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップ100(S100)において、制御部70は、RAMに格納されている定着処理前のF1,F2寸法、および、定着処理後のF1,F2寸法をそれぞれ読み込む。そして、制御部70は、F1寸法、すなわち、第1の用紙寸法を対象として、定着処理前後の用紙寸法の変化率(収縮率)を算出する。また、制御部70は、F2寸法、すなわち、第2の用紙寸法を対象として、定着処理前後の用紙寸法の変化率を算出する。
ステップ110(S110)において、制御部70は、F1寸法の変化率に基づいて、第1の用紙寸法と平行する方向(主搬送部40における用紙幅方向)のトナー画像の倍率を補正する倍率補正値を演算する。同様に、制御部70は、F2寸法の変化率に基づいて、第2の用紙寸法と平行する方向(主搬送部40における用紙搬送方向FD1)のトナー画像の倍率を補正する倍率補正値を演算する。演算された倍率補正値は、画像形成ユニット10を制御するための制御パラメータとして、従前に設定されている値に替えて更新される。
(第2の動作パターン:印刷指令にともなう表裏の倍率補正)
つぎに、第2の動作パターンとしての表裏の倍率補正処理に関する動作を説明する。ここで、図8は、第2の動作パターンとしての表裏の倍率補正処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理(第2の動作パターン)は、印刷指令の入力にともない制御部70により実行される。この印刷指令は、図示しない操作部などを介して制御部70に入力される。
ここで、操作部は、例えば、装置本体の上部に設けられており、液晶ディスプレイなどに表示される情報に従い、入力操作を行うことが可能なタッチパネルで構成されている。ユーザは、この操作部を通じて、印刷指令や、印刷条件としての画像形成条件および用紙条件を制御部70に対して指示することができる。ここで、画像形成条件は、例えば片面・両面の印刷種別、画像の濃度や倍率、印刷部数などであり、用紙条件は、サイズ、普通紙・厚紙といった用紙の種類や斤量などである。なお、制御部70への印刷指令や印刷条件の入力は、操作部を用いて行うのみならず、画像形成装置に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などを用いて行ってもよい。
まず、ステップ30(S30)において、制御部70は、用紙寸法を検出済みか否かを判断する。前述のように、画像形成装置の電源投入にともない用紙寸法の検出は行われるが、例えば、ユーザによる強制的な中止や、用紙Pのジャムなどといった要因により、用紙寸法の検出が完了していない可能性がある。そこで、このステップ30において、用紙寸法の検出が済んでいるか否かが判断される。
このステップ30において肯定判定された場合、すなわち、用紙寸法を検出済みの場合には、後述するステップ33(S33)に進む。一方、ステップ30において否定判定された場合、すなわち、用紙寸法を検出済みでない場合には、ステップ31(S31)に進む。
ステップ31において、制御部70は、寸法検出処理を行う。図9は、寸法検出処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ200(S200)において、制御部70は、定着装置30を制御することにより、定着上ローラ31および定着下ローラ32を離間状態に設定するとともに、定着上ローラ31に内蔵されたヒータの電源をオフする。
ステップ210(S210)において、制御部70は、前述のステップ11と同様に、用紙Pの給紙および反転搬送を指示する。なお、ステップ210の反転搬送の指示タイミングでは、印刷指令が入力されているものの、寸法検出処理の最中であるため、転写位置における用紙Pへの転写処理は行わない。また、定着装置30が離間状態およびヒータオフ状態に設定されている関係上、定着位置における用紙Pへの定着処理も行われない。
ステップ220,230(S220,230)において、制御部70は、定着処理前の用紙寸法としてF1寸法およびF2寸法を検出し、そして、主搬送部40を制御して、用紙Pを搬送させるとともに定着装置30の前段で用紙Pの搬送を停止する。ここで、ステップ220の処理は、前述のステップ12の処理と対応し、ステップ230の処理は、前述のステップ13の処理と対応する。
ステップ240〜270(S240〜270)において、制御部70は、定着上ローラ31および定着下ローラ32を圧接状態に制御し、用紙Pの搬送再開および反転搬送を指示し、定着処理後の用紙寸法としてF1寸法およびF2寸法を検出し、そして、排紙トレイ46への用紙Pの排紙を指示する。ここで、ステップ240〜270の各処理は、前述のステップ16〜19の各処理とそれぞれ対応する。
再び図8を参照するに、ステップ32(S32)において、制御部70は、補正値演算処理を行う。この補正値演算処理は、図7のフローチャートに示す処理と同様であるため、その説明は省略する。
そして、ステップ33において、制御部70は、ユーザにより指定された印刷条件に基づいて、印刷動作を開始する。そして、制御部70は、画像形成ユニット10、定着装置30、主搬送部40および反転搬送部50を制御することにより、用紙Pにトナー画像を形成する。
図10は、第2の動作パターンに付随する倍率補正値の補正処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、印刷動作の開始にともない制御部70により実行される。
ステップ40(S40)において、制御部70は、現在の印刷動作に関する印刷条件が両面印刷であるか否かを判断する。このステップ40において肯定判定された場合、すなわち、印刷条件が両面印刷である場合には、ステップ41(S41)に進む。一方、ステップ40において否定判定された場合、すなわち、印刷条件が両面印刷でない場合には、本ルーチンを終了する。
ステップ41において、制御部70は、用紙表面に対する定着処理が終了したか否かを判断する。このステップ41において肯定判定された場合、すなわち、用紙表面に対する定着処理が終了した場合には、ステップ42(S42)に進む。一方、ステップ42において否定判定された場合、すなわち、用紙表面に対する定着処理が終了していない場合には、再度ステップ41の判断を行う。
ステップ42において、制御部70は、表面の画像形成が終了した用紙Pが反転搬送部50を介して再度転写位置へと搬送される過程において、第1および第2の用紙寸法センサ75,76の検出信号を読み込む。これにより、制御部70は、定着処理後の用紙寸法としてF1寸法およびF2寸法を検出する。
ステップ43(S43)において、制御部70は、第1の動作パターンまたは第2の動作パターンにおいて検出された定着処理後のF1寸法およびF2寸法と、ステップ42において検出されたF1寸法およびF2寸法とに変化があるか否かを判断する。このステップ43において肯定判定された場合、すなわち、定着処理後の用紙寸法に変化がある場合には、ステップ44(S44)に進む。一方、ステップ43において否定判定された場合、すなわち、定着処理後の用紙寸法に変化がない場合には、ステップ45(S45)に進む。
ステップ44において、制御部70は、倍率補正値を再設定する。具体的には、制御部70は、ステップ42において検出した定着処理後のF1寸法およびF2寸法に基づいて、定着前後のF1寸法・F2寸法の変化率を算出する。そして、制御部70は、F1寸法の変化率およびF2寸法の変化率に基づいて倍率補正値をそれぞれ演算する。演算された倍率補正値は、画像形成ユニット10を制御するための制御パラメータとして、従前に設定されている値に替えて更新される。
ステップ45(S45)において、制御部70は、印刷指令に応じてトナー画像を形成する用紙Pが一枚以上存在する場合に、現在印刷対象の用紙Pが最終紙であるか否かを判断する。このステップ45において否定判定された場合、すなわち、印刷対象の用紙Pが最終紙でない場合には、次に印刷対象となる用紙Pを対象としてステップ41以降の処理を行う。一方、ステップ45において肯定判定された場合、すなわち、印刷対象の用紙Pが最終紙である場合には、本処理を終了する。
(第3のパターン:用紙セットにともなう表裏の倍率補正)
図11は、第3の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理(第3の動作パターン)は、給紙部35に用紙Pが新たにセットされたことを条件に実行される。
まず、ステップ50(S50)において、制御部70は、紙量センサ77からの検出信号を参照し、用紙収納トレイTr1,Tr2に収納されている用紙Pの紙量が増加したか否かを判断する。このステップ50において肯定判定された場合、すなわち、紙量が増加した場合には、ステップ51(S51)の処理に進む。一方、ステップ50において否定判定された場合、すなわち、紙量が増加していない場合には、本処理を終了する。
ステップ51において、制御部70は寸法検出処理を行い、ステップ52(S52)において、制御部70は補正値演算処理を行う。ここで、寸法検出処理は、図9のフローチャートに示す処理と同様であり、補正値演算処理は、図7のフローチャートに示す処理と同様であるため、その説明は省略する。
このように本実施形態によれば、画像形成装置は、反転搬送部50における搬送経路に第1の用紙寸法センサ75を配置しており、この第1の用紙寸法センサ75は、反転中の用紙搬送方向FD2における用紙Pの先端と後端とを検出することにより第1の用紙寸法(F1寸法)を検出する。かかる構成によれば、反転搬送部50における搬送経路にセンサを設け、紙送り方向における用紙寸法を検出することで足りるので、安価なセンサ構成により第1の用紙寸法を検出することができる。そのため、第1の用紙寸法を経済的な負担を抑制しつつ精度良く検出することができる。これにより、精度良く検出された第1の用紙寸法を、表裏画像の大きさや位置関係にずれを抑制するための制御パラメータとして供することができる。
また、本実施形態によれば、画像形成装置は、主搬送部40を構成する搬送経路に配置され、搬送中の用紙搬送方向FD1における用紙Pの先端と後端とを検出することにより第2の用紙寸法(F2寸法)を検出する第2の用紙寸法センサ76をさらに有する。かかる構成によれば、主搬送部40における搬送経路にセンサを設け、第2の用紙寸法を検出することで足りるので、安価なセンサ構成により第2の用紙寸法を検出することができる。
また、本実施形態によれば、制御部70は、第1および第2の用紙寸法センサ75,76を通じて第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出する検出処理と、第1および第2の用紙寸法に基づいてトナー画像の倍率を補正する倍率補正値を演算する演算処理と、を含む倍率補正処理を行う。かかる構成によれば、第1の用紙寸法を推定することなく、第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出し、その結果に基づいて、倍率補正値を演算することで、倍率補正値を精度よく演算することができる。これにより、表裏画像の外見上の大きさや位置関係を一致させることができる。また、両面印刷時には、反転搬送部50により用紙の同一端部を基準に表裏画像の書き込み開始位置を設定することができるので、表裏画像の外見上の大きさや位置関係を精度よく一致させることができる。
また、本実施形態によれば、制御部70は、検出処理として、主搬送部40から反転搬送部50を経由して主搬送部40へと再帰する両面印刷経路にて用紙Pを搬送する処理と、用紙Pの搬送過程において第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出する処理と、を行う。かかる構成によれば、用紙Pの搬送過程を利用して第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出することができる。
また、本実施形態によれば、制御部70は、用紙搬送時に定着処理を許可した状態と、用紙搬送時に定着処理を許可しない状態とのそれぞれで検出処理を行う。かかる構成によれば、定着処理前の用紙寸法と、定着処理後の用紙寸法とをそれぞれ検出することができる。
また、本実施形態によれば、制御部70は、定着処理を許可しない状態では、定着上ローラ31および定着下ローラ32を離間状態に制御するとともにヒータの電源をオフし、定着処理を許可した状態では、定着上ローラ31および定着下ローラ32を圧接状態に制御するとともにヒータの電源をオンする。これにより、定着処理前の用紙寸法と、定着処理後の用紙寸法とをそれぞれ検出するが可能となる。
また、本実施形態によれば、制御部70は、定着処理の許否に応じたそれぞれの検出処理の結果に基づいて、前述の演算処理を行う。これにより、倍率補正値を精度よく演算することができる。
また、本実施形態によれば、制御部70は、画像形成装置の電源投入時のタイミング、印刷指令時および用紙のセット時のいずれかのタイミングにおいて、倍率補正処理を行う。かかる構成によれば、トナー画像の形成に先立って、あるいは、用紙Pの切り替え時に、倍率補正値を演算することができる。
また、本実施形態によれば、制御部70は、印刷指令にともない両面印刷を行う場合には、用紙表面への定着処理後に、第1の用紙寸法センサ75および第2の用紙寸法センサ76を通じて第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出し、検出結果に基づいて倍率補正値を補正する。かかる構成によれば、用紙Pの印刷動作毎に倍率補正値を補正することで、倍率補正値を適切に設定することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、電源投入や印刷動作といった画像形成装置の通常的な使用シーンにおける表裏の倍率補正に関する動作を説明した。この第2の実施形態では、これ以外の動作パターンとしての表裏の倍率補正に関する動作を説明する。なお、第1の実施形態と重複する構成および動作に関する説明は省略することとし、相違点を中心に説明を行う。
図12は、本実施形態にかかる画像形成装置の制御系を示すブロック図である。第2の実施形態では、制御部70には、温度センサ78および湿度センサ79からの検出信号がさらに入力されている。温度センサ78は、給紙部35の用紙収納トレイTr1,Tr2に収容される用紙周囲の温度を検出するセンサであり、装置筐体の内部、具体的には、給紙部35の近傍に配置されている。一方、湿度センサ79は、給紙部35の用紙収納トレイTr1,Tr2に収容される用紙周囲の湿度を検出するセンサであり、装置筐体の内部、具体的には、給紙部35の近傍に配置されている。
(第4の動作パターン:環境変化にともなう表裏の倍率補正)
つぎに、第4の動作パターンとしての表裏の倍率補正に関する動作を説明する。ここで、図13は、第4の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理(第4の動作パターン)は、画像形成装置の電源投入後に所定周期で呼び出され、制御部70により実行される。
ステップ60(S60)において、制御部70は、温度センサ79および湿度センサ79からの検出信号を読み込むと、これらの検出値のいずれか一方または両方が、前回に実行した定着処理前の用紙寸法検出時の値(温度または湿度)と比較して所定値以上変化しているか否かを判断する。用紙Pの周囲の環境により用紙寸法が変化するため、かかる判断を用いて用紙寸法が変化するようなシーンを判断している。このステップ60において肯定判定された場合、すなわち、温度または湿度が所定値以上変化している場合には、ステップ61(S61)に進む。一方、ステップ60において否定判定された場合、すなわち、温度または湿度が所定値以上変化していない場合には、本ルーチンを抜ける。
ステップ61において、制御部70は、印刷動作の停止を指示する。なお、待機中といったように、現在印刷動作を継続している状況ではない場合には、本ステップを省略してもよい。
ステップ62(S62)において、制御部70は寸法検出処理を行い、ステップ63(S63)において、制御部70は補正値演算処理を行う。ここで、寸法検出処理は、図9のフローチャートに示す処理と同様であり、補正値演算処理は、図7のフローチャートに示す処理と同様であるため、その説明は省略する。
ステップ64(S64)において、制御部70は、ステップ61における印刷動作の停止の指示に対応して、印刷動作の再開を指示する。なお、ステップ61の処理をスキップした場合には、本ステップ64も同様にスキップしてもよい。
このように本実施形態によれば、制御部70は、前回に行った倍率補正処理時と比較して、温度または湿度の一方または双方が判定値以上変化した場合には、倍率補正処理を再度行う。これにより、用紙寸法が異なるような環境変化に応じて倍率補正処理を行うことで、倍率補正値を適切に設定することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、電源投入や印刷動作といった画像形成装置の通常的な使用シーンにおける表裏の倍率補正に関する動作を説明した。この第3の実施形態では、これ以外の動作パターンとしての表裏の倍率補正に関する動作を説明する。なお、第1の実施形態と重複する構成および動作に関する説明は省略することとし、相違点を中心に説明を行う。
(第5の動作パターン:積算印刷枚数にともなう表裏の倍率補正)
つぎに、第5の動作パターンとしての表裏の倍率補正に関する動作を説明する。ここで、図14は、第5の動作パターンとしての表裏の倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理(第5の動作パターン)は、画像形成装置の電源投入後に所定周期で呼び出され、制御部70により実行される。
ステップ70(S70)において、制御部70は、積算印刷枚数が所定枚数に到達したか否かを判断する。ここで、積算印刷枚数は、前回に実行した定着処理前の用紙寸法検出を基点として、その後に印刷が行われた用紙Pの枚数である。このステップ70において肯定判定された場合、すなわち、定着処理前の用紙寸法検出後に所定枚数(例えば1000枚)の印刷が行われた場合には、ステップ71に進む。一方、ステップ70において否定判定された場合、すなわち、定着処理前の用紙寸法検出後に所定枚数(例えば1000枚)の印刷が行われていない場合には、ステップ71に進む。
ステップ71において、制御部70は、印刷動作の停止を指示する。なお、待機中といったように、現在印刷動作を継続している状況ではない場合には、本ステップを省略してもよい。
ステップ72(S72)において、制御部70は寸法検出処理を行い、ステップ73(S73)において、制御部70は補正値演算処理を行う。ここで、寸法検出処理は、図9のフローチャートに示す処理と同様であり、補正値演算処理は、図7のフローチャートに示す処理と同様であるため、その説明は省略する。
ステップ74(S74)において、制御部70は、ステップ71における印刷動作の停止の指示に対応して、印刷動作の再開を指示する。なお、ステップ71の処理をスキップした場合には、本ステップ74も同様にスキップしてもよい。
このように本実施形態によれば、制御部70は、前回に行った倍率補正処理時から積算して用紙の印刷枚数が判定枚数に到達した場合には、倍率補正処理を再度行う。これにより、印刷枚数に応じて倍率補正処理を行うことで、倍率補正値を適切に設定することができる。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、上述した実施形態において、用紙の表裏を反転させる反転搬送部は画像形成装置の本体(筐体)内に収容されているが、この反転搬送部は画像形成装置の本体外に設けてもよい。
1 原稿読取装置
2 画像読取制御部
10 画像形成ユニット
15Y〜15K 露光部
20Y〜20K 帯電・現像ユニット
21Y〜21K 感光体ドラム
22Y〜22K 帯電・現像部
23 中間転写部
26 転写ローラ
30 定着装置
40 主搬送部
50 反転搬送部
52〜55 搬送用ローラ
56〜59 反転用ローラ
60 側面基準板
70 制御部
75 第1の用紙寸法センサ
76 第2の用紙寸法センサ
77 紙量センサ

Claims (12)

  1. 用紙に画像を転写して当該転写した画像を定着することにより、用紙の表裏に画像を形成する画像形成装置において、
    用紙に画像を転写する転写位置から当該転写された画像を用紙に定着する定着位置へと用紙を供給する主搬送部と、
    前記定着位置を通過した用紙を前記主搬送部より受け取り、前記転写位置における用紙搬送方向と平行な回転軸を中心として用紙を回転させることにより用紙の表裏を反転させる反転搬送部と、
    前記反転搬送部における搬送経路に配置され、反転中の用紙搬送方向における用紙の先端と後端とを検出することにより第1の用紙寸法を検出する第1の寸法検出部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記主搬送部における搬送経路に配置され、搬送中の用紙搬送方向における用紙の先端と後端とを検出することにより第2の用紙寸法を検出する第2の寸法検出部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載された画像形成装置。
  3. 前記第1の寸法検出部および前記第2の寸法検出部を通じて前記第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出する検出処理と、前記第1および第2の用紙寸法に基づいて画像の倍率を補正する倍率補正値を演算する演算処理と、を含む倍率補正処理を行う制御部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載された画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記検出処理として、前記主搬送部から前記反転搬送部を経由して前記主搬送部へと再帰する両面印刷経路にて用紙を搬送する処理と、当該用紙の搬送過程において前記第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出する処理と、を行うことを特徴とする請求項3に記載された画像形成装置。
  5. 前記定着位置に搬送された用紙に定着処理を行う定着装置をさらに有し、
    前記制御部は、用紙搬送時に定着処理を許可した状態と、用紙搬送時に定着処理を許可しない状態とで前記検出処理をそれぞれ行うことを特徴とする請求項3または4に記載された画像形成装置。
  6. 前記定着装置は、
    前記主搬送部における搬送経路の用紙搬送面を介して互いに対向配置されて圧接状態と離間状態とが切替可能に構成された一対の定着部材と、
    当該定着部材を加熱する加熱部とを有し、
    前記制御部は、
    定着処理を許可しない状態では、前記一対の定着部材を離間状態に制御するとともに前記加熱部の電源をオフし、定着処理を許可した状態では、前記一対の定着部材を圧接状態に制御するとともに前記加熱部の電源をオンすることを特徴とする請求項5に記載された画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記定着処理の許否に応じたそれぞれの前記検出処理の結果に基づいて、前記演算処理を行うことを特徴とする請求項5または6に記載された画像形成装置。
  8. 前記制御部は、画像形成装置の電源投入時のタイミングにおいて、前記倍率補正処理を行うことを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載された画像形成装置。
  9. 前記制御部は、印刷指令時および用紙のセット時のいずれかのタイミングにおいて、前記倍率補正処理を行うことを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載された画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前回に行った前記倍率補正処理時と比較して、温度または湿度の一方または双方が判定値以上変化した場合には、前記倍率補正処理を再度行うことを特徴とする請求項8または9に記載された画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前回に行った前記倍率補正処理時から積算した用紙の印刷枚数が判定枚数に到達した場合には、前記倍率補正処理を再度行うことを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載された画像形成装置。
  12. 前記制御部は、印刷指令にともない両面印刷を行う場合には、用紙表面への画像の定着後に、前記第1の寸法検出部および前記第2の寸法検出部を通じて前記第1および第2の用紙寸法をそれぞれ検出し、当該検出結果に基づいて前記倍率補正値を補正することを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載された画像形成装置。
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