JP2008304582A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写体の表面に残留するトナーをその表面に接触する清掃部材で良好に除去でき、その清掃部材で中間転写体の表面に筋状の傷をつけて白筋等の画像欠陥を発生させることを抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写体の二次転写装置を通過した後の表面に接触してその表面を清掃する第1の清掃部材と、中間転写体の第1の清掃部材よりも回転方向下流側となる表面に接触してその表面を清掃する第2の清掃部材と、第1の清掃部材を中間転写体の表面に対して接触及び離間させた状態に変位させる接離装置と、中間転写体の第2の清掃部材が接触する位置よりも回転方向下流側でかつその下流側において最初に接触する部材よりも回転方向上流側となる表面に接触した状態で離型剤を塗布する離型剤塗布装置と、第1の清掃部材を所定の時期に中間転写体の表面から離間させた状態に変位させるように接離装置を制御する制御手段とを有する。
【選択図】図3

Description

この発明は、中間転写体を有する画像形成装置に関するものである。
プリンタ、複写機等の画像形成装置としては、感光体等の像形成体に現像剤としてのトナーにより現像されるトナー像を形成した後、そのトナー像を像形成体に接触して回転するベルト形態等からなる中間転写体に一旦転写し、しかる後、その中間転写体に転写されて保持されたトナー像を二次転写位置で用紙に対して二次転写する、いわゆる中間転写方式を採用するものが存在する。
このような中間転写方式を採用する画像形成装置にあっては、一般に、二次転写後等において中間転写体の表面にトナー等が残留するため、その残留するトナー等を除去して清掃するためにゴム板等の弾性ブレードを中間転写体の表面に接触させて清掃する清掃装置が装備されている。
ところが、その画像の形成に使用されるトナーが小径化され、さらには球形化されると、その種のトナーに対する中間転写体における清掃装置の清掃性能を良好に保つことが困難であった。
そこで、従来においても、このような課題を解消するための技術として、中間転写体の表面に接触してその接触部が回転停止により変形する弾性クリーニング部材と、その中間転写体の表面のうち弾性クリーニング部材の接触位置よりも回転方向下流側となる表面に接触してその接触部が回転停止により変形しない非変形クリーニング部材とを備えたクリーニング装置や、この装置を有した画像形成装置が知られている(特許文献1)。
また、中間転写体の表面に接触してその表面を清掃する第1のクリーニングブレードと、その中間転写体の第1のクリーニングブレードの接触位置から回転方向上流側となる表面に接触してその表面を清掃する第2のクリーニングブレードとを設置するとともに、その中間転写体の第1のクリーニングブレードと第2のクリーニングブレードの間となる表面に滑剤を塗布する滑剤塗布機構を設置するクリーニング装置や、この装置を有した画像形成装置が知られている(特許文献2)。
特開2002−278319号公報 特開2005−99127号公報
しかし、特許文献1に示されるクリーニング装置や画像形成装置では、非変形クリーニング部材として金属製板(スクレーパ)などを使用すると、その硬質の非変形クリーニング部材が接触し続けることにより中間転写体の表面に筋状の傷が形成されることがある。また、このような傷が中間転写体に形成された場合には、その傷が発生した中間転写体の表面部分にトナー像が良好に転写されなくなり、そのトナー像が用紙に転写されて最終的に形成される画像に筋状の画像欠陥(白筋)が発生してしまう。
また、特許文献2に示されるクリーニング装置や画像形成装置では、第1のクリーニングブレードに対して中間転写体の回転方向上流側に設置された第2のクリーニングブレードをすり抜けたトナーが滑剤塗布機構(の中間転写体と接触する滑剤供給部材)に付着して滑剤塗布機構が次第に汚れてしまい、これにより、滑剤を中間転写体や第1のクリーニングブレードの接触部に対して十分に又は均一に塗布することができないことがある。この結果、第1のクリーニングブレード等に滑剤が良好に供給されないこととなって中間転写体との接触による摩擦抵抗を低くすることができなくなるので、その第1のクリーニングブレード等の接触により中間転写体の表面に筋状の傷が形成されることがあり、この場合には、最終的に得られる画像にも前述したような筋状の画像欠陥が同様に発生してしまう。
この発明は、画像の形成に使用されるトナーが小径化や球形化されることがあっても、中間転写体の表面に残留するトナーをその表面に接触する清掃部材で良好に除去して清掃することができるとともに、その清掃部材で中間転写体の表面に筋状の傷をつけて白筋等の画像欠陥を発生させてしまうことを抑制することができる画像形成装置を提供するものである。
この発明の画像形成装置(A1)は、トナーで現像される像を形成して転写する作像装置と、前記作像装置から転写されるトナー像を保持して回転する中間転写体と、前記中間転写体に保持されるトナー像を用紙に二次転写する二次転写装置と、前記中間転写体の前記二次転写装置を通過した後の表面に接触した状態でその表面を清掃する第1の清掃部材と、前記中間転写体の前記第1の清掃部材よりも回転方向下流側となる表面に接触した状態でその表面を清掃する第2の清掃部材と、前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面に対して接触及び離間させた状態に変位させる接離装置と、前記中間転写体の前記第2の清掃部材が接触する位置よりも回転方向下流側でかつその下流側において最初に接触する部材よりも回転方向上流側となる表面に接触した状態で離型剤を塗布する離型剤塗布装置と、前記第1の清掃部材を所定の時期に前記中間転写体の表面から離間させた状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段とを有するものである。
この発明の画像形成装置(A2)は、上記画像形成装置(A1)において、画像を形成した用紙の枚数を測定する枚数測定手段を有し、前記制御手段が、前記枚数測定手段で測定する枚数が所定の枚数に達する毎に前記接離装置の制御を実行するものである。
この発明の画像形成装置(A3)は、トナーで現像される像を形成して転写する作像装置と、前記作像装置から転写されるトナー像を保持して回転する中間転写体と、前記中間転写体に保持されるトナー像を用紙に二次転写する二次転写装置と、前記二次転写装置により転写されるトナー像を用紙に定着する定着用部材を備えた定着装置と、前記定着装置の定着用部材の定着面に離型剤を塗布する離型剤塗布装置と、前記二次転写位置に用紙を搬送する用紙搬送装置と、前記定着装置を通過した用紙をその表裏面を反転させた状態で前記中間転写体と前記二次転写装置の間の二次転写位置に再び搬送する反転再送装置と、前記中間転写体の前記二次転写装置を通過した後の表面に接触した状態でその表面を清掃する第1の清掃部材と、前記中間転写体の前記第1の清掃部材よりも回転方向下流側となる表面に接触した状態でその表面を清掃する第2の清掃部材と、前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面に対して接触及び離間させた状態に変位させる接離装置と、所定の時期に、前記作像装置からのトナー像の転写を行わない状態で用紙を前記二次転写位置に搬送した後、前記定着装置を通過させてから前記二次転写位置に再び搬送するように前記用紙搬送装置及び反転再送装置を制御するとともに、当該用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から又は到達した後に前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面から離間した状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段とを有するものである。
この発明の画像形成装置(A4)は、上記画像形成装置(A3)において、画像を形成した用紙の枚数を測定する枚数測定手段を有し、前記制御手段が、前記枚数測定手段で測定する枚数が所定の枚数に達する毎に前記用紙搬送装置及び反転再送装置の制御と前記接離装置の制御を実行するものである。
この発明の画像形成装置(A5)は、上記画像形成装置(A3)における作像装置、中間転写体、二次転写装置、定着装置、離型剤塗布装置、用紙搬送装置、反転再送装置、第1の清掃部材、第2の清掃部材及び接離装置に加えて、用紙の搬送詰まりが発生したときに、その搬送詰まりをした用紙以外の搬送途中にある少なくとも1枚の用紙が、前記定着装置を通過して前記二次転写位置に再び搬送されるように前記用紙搬送装置及び反転再送装置を制御するとともに、当該用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から又は到達した後に前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面から離間した状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段を有するものである。
この発明の画像形成装置(A6)は、上記画像形成装置(A3)における作像装置、中間転写体、二次転写装置、定着装置、離型剤塗布装置、用紙搬送装置、反転再送装置、第1の清掃部材、第2の清掃部材及び接離装置に加えて、用紙の表裏両面に画像を形成するときに、その両面画像形成時における最後の用紙がその裏面へのトナー像の転写のために前記二次転写位置に搬送されて到達する直前又は到達した後から前記中間転写体が回転を停止するまでの間だけ、前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面から離間した状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段を有するものである。
上記画像形成装置(A1)によれば、中間転写体の二次転写位置を通過した後の表面が、第1の清掃部材と第2の清掃部材によりトナー等の除去が十分に行われることで良好に清掃される。これにより、小径化や球形化がされたトナーが使用された場合でも、中間転写体の二次転写位置を通過した後の表面は、その2つの清掃部材により除去されて良好に清掃される。この効果は、後述する上記画像形成装置(A3、A5及びA6)においても同様に得られる。
そして、この画像形成装置(A1)によれば、離型剤塗布装置を、中間転写体の2つの清掃部材の接触位置よりも回転方向下流側となる表面で最初に接触するように配置しているので、その離型剤塗布装置が中間転写体の表面に残留するトナー等の付着により汚されることがほとんどなく、その汚れに起因して発生する離型剤の中間転写体への塗布不良が防止される。また、所定の時期になると、第1の清掃部材が接離装置により中間転写体の表面から離間した状態にされるので、離型剤塗布装置により中間転写体に塗布された離型剤が、第1の清掃部材で中間転写体から掻き取られることがなく第2の清掃部材の中間転写体表面との接触部にまで確実に供給されるようになる。この結果、第2の清掃部材の中間転写体に対する摩擦抵抗(摺動抵抗)が離型剤の確実な存在により低減されるので、第2の清掃部材の接触により中間転写体の表面に筋状の傷が形成されることが低減され、それに加えて、その傷に起因した白筋等の画像欠陥の発生が抑制される。
上記画像形成装置(A2)では、画像形成の枚数が所定の枚数に達する毎に第1の清掃部材が中間転写体の表面から離間した状態になるので、離型剤塗布装置からの離型剤が第2の清掃部材の中間転写体表面との接触部に適切に供給される。この結果、第2の清掃部材の接触による中間転写体の表面における筋状の傷の発生やその傷に起因した白筋等の画像欠陥の発生が、より適切に抑制されるようになる。
上記画像形成装置(A3)では、所定の時期になると、用紙搬送装置と反転再送装置等により、用紙が作像装置からのトナー像の転写を受けることなく二次転写位置に搬送された後に定着装置を通過して二次転写位置に再び搬送されるとともに、その用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から又は到達した後に第1の清掃部材が接離装置によって中間転写体の表面から離間した状態にされる。
これにより、画像の形成がされず強制的に搬送される用紙には、定着装置を通過する際に定着装置の離型剤塗布装置から定着用部材を介して離型剤が付着し、しかる後、その用紙が二次転写位置に再び搬送されて通過する際に中間転写体の表面と接触することで、用紙に付着する離型剤の少なくとも一部が中間転写体の用紙と接触する表面部分に転移する。また、二次転写位置で用紙から中間転写体に転移した離型剤が、第1の清掃部材により中間転写体から掻き取られることがなく第2の清掃部材の中間転写体表面との接触部にまで確実に供給される。この結果、画像形成装置(A1)の場合と同様に、第2の清掃部材の接触により中間転写体の表面に筋状の傷が形成されることが低減され、しかも、その傷に起因した白筋等の画像欠陥が発生することが抑制される。
上記画像形成装置(A4)では、画像形成の枚数が所定の枚数に達する毎に、用紙が二次転写位置に搬送された後に定着装置を通過して二次転写位置に再び搬送されるとともに、その用紙が再び二次転写位置を通過した後に第1の清掃部材が中間転写体の表面から離間した状態になるので、搬送される用紙を介して定着装置の離型剤塗布装置からの離型剤が第2の清掃部材の中間転写体表面との接触部に適切に供給される。この結果、第2の清掃部材の接触による中間転写体表面における筋状の傷の発生やその傷に起因した白筋等の画像欠陥の発生が、より適切に抑制されるようになる。
上記画像形成装置(A5)では、用紙の搬送詰まりが発生すると、その搬送詰まりをした用紙以外の搬送途中にある少なくとも1枚の用紙が、用紙搬送装置及び反転再送装置等により定着装置を通過して二次転写位置に再び搬送されるとともに、その用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から又は到達した後に第1の清掃部材が接離装置により中間転写体の表面から離間した状態にされる。
これにより、画像の形成もされずに強制的に搬送される搬送途中の用紙には、定着装置を通過する際に定着装置の離型剤塗布装置から定着用部材を介して離型剤が付着し、しかる後、その用紙が二次転写位置に再送されて通過する際に中間転写体の表面と接触することで、用紙に付着する離型剤の少なくとも一部が中間転写体の用紙と接触する表面部分に転移する。また、用紙から中間転写体に転移した離型剤が、第1の清掃部材で掻き取られることがなく第2の清掃部材の中間転写体表面との接触部に確実に供給される。この結果、第2の清掃部材の接触により中間転写体の表面に筋状の傷が形成されることが低減され、しかも、その傷に起因して発生する白筋等の画像欠陥が抑制される。
上記画像形成装置(A6)では、用紙の表裏両面に画像を形成するときに、その両面画像形成時における最後の用紙がその裏面へのトナー像転写のために二次転写位置に搬送されて到達する直前から又は到達した後から中間転写体が回転を停止するまでの間だけ、第1の清掃部材が接離装置により中間転写体の表面から離間した状態になる。
これにより、その用紙には定着装置を通過する際に定着用部材を介して離型剤が付着し、その用紙が定着装置を通過した後にその裏面へのトナー像転写のために二次転写位置に再送されて通過する際に中間転写体の表面に接触するので、その用紙に付着する離型剤の少なくとも一部が用紙と接触する中間転写体の表面部分に転移する。しかも、その用紙から中間転写体に転移した離型剤が、第1の清掃部材で掻き取られることがなく第2の清掃部材の中間転写体表面との接触部に確実に供給される。この結果、第2の清掃部材の接触により中間転写体の表面に筋状の傷が形成されることが低減されるうえ、その傷に起因して発生する白筋等の画像欠陥が抑制される。また、この画像形成装置の場合は、第1の清掃部材を中間転写体の表面から所定の時期に離間させるという動作を、既存の両面画像形成時の動作(終了時の動作)の一部として単に実行するだけでよく、前記した画像形成装置(A3、A5)のように特別な動作(モード)として別途実行する必要がない。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1Aの概要を示している。
画像形成装置1Aは、図1に示すように、装置本体(図示せず)の内部に、画像情報に基づくトナー像を形成して転写する作像装置10と、この作像装置10で形成されたトナー像を保持して最終的に用紙9に転写する中間転写装置20と、この中間転写装置20でトナー像が転写された用紙9を通過させてトナー像の定着を行う定着装置30と、中間転写装置20の二次転写位置に用紙9を供給する給紙装置40が主に設置されている。図中の符合8は後述するように画像形成装置1Aの各構成部品の動作等について総括的に制御する制御装置であり、矢付き一点鎖線は用紙9の主な搬送経路(又は搬送路)を示す。
作像装置10は、例えば公知の電子写真方式、静電記録方式等を利用して、現像剤としてのトナーで現像されるトナー像を形成するとともに転写することができるものである。この実施の形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のトナー像を個々に形成して転写するカラー画像用の作像装置を適用している。具体的には、各色のトナー像の形成及び転写を専用に行う4つの作像部(11Y,11M,11C,11K)が直列の状態に配置されている。
上記の各作像部(11Y,11M,11C,11K)は、図2や以下に示すようにほぼ共通した構成のものあり、基本的には、矢印A方向(図中において時計回りとなる方向)に回転駆動する感光体ドラム12を備えており、この感光体ドラム12の周囲に、感光体ドラム12の表面(像形成面)を一様に帯電させる帯電ロール等を備えた帯電装置13と、帯電後の感光体ドラム12の表面に画像情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成するLEDアレイ、レーザ走査装置等からなる露光装置14と、その潜像に各色(Y,M,C,K)のトナーを転移付着させて顕像化する現像を行う現像装置15(Y,M,C,K)と、そのトナー像を中間転写装置20(の中間転写ベルト)に転写する転写ロール等を備えた一次転写装置16と、転写後の感光体ドラム12の表面に残留するトナー等を除去する第1の清掃装置17を主に配置した構成になっている。
感光ドラム12は、接地処理される円筒状の基材に有機感光材料からなる光導電性層(感光層)を形成したものである。また、露光装置14には、画像形成装置1Aに装備又は接続される原稿読取装置や、記憶媒体読取装置や、パーソナルコンピュータ等の機器から入力される画像情報を図示しない画像処理装置で所要の処理をした後に得られる画像信号が入力される。さらに、帯電装置12、現像装置15(の現像ロール15a)及び転写装置16には、作像時になると、図示しない電源装置から帯電用電圧、現像用電圧、一次転写用電圧が所定の時期にそれぞれ供給されて印加される。
中間転写装置20は、作像装置10の感光ドラム12と転写装置16の間(一次転写位置)を通過しながら矢印B方向(図中において反時計回りとなる方向)に回転する中間転写ベルト21と、この中間転写ベルト21を所望の状態に架け回して回転自在に支持する複数の支持ロール22〜24と、支持ロール24に支持されている中間転写ベルト21に所定の圧力で接触して回転する二次転写ロール25とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボン等の抵抗調整剤を所定量分散した材料を用いて所定の厚さからなる無端状のベルトに形成されたものが使用される。支持ロール22は、駆動ロールとして構成されている。支持ロール24又は二次転写ロール25には、図示しない電源装置から二次転写用電圧が所定の時期に印加される。また、この中間転写装置20では、二次転写ロール25が中間転写ベルト21に接触する位置が用紙9の導入通過と中間転写ベルト21から用紙9へのトナー像の転写が行われる二次転写位置となり、二次転写ロール25、支持ロール24、電源装置等により二次転写装置29が構成されている。
定着装置30は、筐体31の内部に、矢印方向に回転駆動するとともに表面温度が所定の温度に保持されるように加熱手段によって加熱される加熱ロール32と、この加熱ロール32の軸方向にほぼ沿うように所定の圧力で接触して従動回転するロール形式、ベルト形式等の加圧用回転体33とを設置したものである。この定着装置30による定着は、加熱された状態で回転する加熱ロール32と加圧用回転体33が接触する接触部に、トナー像が転写された用紙9が導入され、その接触部を通過する際に加熱及び加圧されることで行われる。
給紙装置40は、この画像形成装置1Aによる画像の形成が使用可能な所定のサイズ、種類等の複数枚の用紙9がその送り方向に対応して積み重ねられた状態で収容される給紙カセット41と、この給紙カセット41に収容される用紙9を1枚ずつ送り出す送出機構42とを主に備えたものである。給紙カセット41は、必要により複数用意される。
給紙装置40と中間転写装置20の二次転写位置との間には、給紙装置40から送り出される用紙9を二次転写位置まで搬送するための第1の用紙搬送路TR1が配置されている。この第1の用紙搬送路TR1は、複数の用紙搬送ロール対42a,42b,42c,…や図示しないガイド部材等からなる給紙用の用紙搬送装置42で構成されている。中間転写装置20の二次転写位置と定着装置40の間には、二次転写位置を通過した後の用紙9を定着装置まで搬送するための第2の用紙搬送路TR2が配置されている。この第2の用紙搬送路TR2は、例えば、複数の支持ロール44a,44bに支持されて回転する搬送ベルト44cからなるベルト搬送装置44で構成されている。定着装置30と用紙9の排出収容部49との間には、定着後の用紙9を排出収容部49に排出するように搬送するための排紙路TR3が配置されている。この排紙路TR3は、用紙搬送ロール対45aや図示しないガイド部材等からなる排紙用の用紙搬送装置45で構成されている。
また、排紙路TR3の一部から前記第1の用紙搬送路TR1の一部との間には、定着装置30を通過した後の用紙9を反転させた状態にしてから二次転写位置まで再び搬送するための第4の用紙搬送路TR4が配置されている。この第4の用紙搬送路TR4は、定着装置30を通過複数の用紙搬送ロール対46a,46b,46c,…や、図示しないガイド部材や、用紙9の搬送先(搬送路)を誘導して変更する搬送先変更ガイド46,47等からなる反転再送装置48で構成されている。第4の用紙搬送路TR4は、定着装置30を通過した後の用紙9を搬送先変更ガイド46の誘導により一旦引き込むように搬送する引き込み搬送路TR4aと、この引き込み搬送路TR4aに引き込んだ用紙9を搬送先変更ガイド47の誘導によりスイッチバック方式のように送り出して第1の用紙搬送路TR1に合流させるまで搬送する反転再送路TR4bとで構成されている。引き込み搬送路TR4aに設置する用紙搬送ロール対46b,46cは、両(正逆)方向に切替えて回転するものが使用される。この第4の用紙搬送路TR4は、用紙9の表裏両面に画像を形成する両面画像形成時に使用されるが、両面画像形成等の動作が不要な場合には省略しても構わない。
また、この画像形成装置1Aにおいては、二次転写装置20の中間転写ベルト21に二次転写後に残留するトナー等をそのベルト表面(トナー像保持面となる外周面)に接触する2つの清掃部材51,52で除去するための第2の清掃装置50と、その21の表面に離型剤を塗布するための第1の離型剤塗布装置60とを設置している。しかも、所定の時期になると、前記制御装置8の制御により、第2の清掃装置50における第1の清掃部材51を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にする動作を実行するように設定している。
第2の清掃装置50は、図3等に示すように、中間転写ベルト21の回転方向(矢印B方向)上流側から順に間隔をあけてそのベルト表面に接触する第1清掃板51と第2清掃板52を備えている。また、この清掃部材50は、2つの清掃板51,52で掻き取るトナー等を収容するようにするため、その清掃板51,52を中間転写ベルト21の表面と対向する部分が少なくとも開口された形態からなる筐体53の内部空間に存在させた状態で設置している。
このうち第1清掃板51は、ウレタンゴム等のゴム材料を用いて、中間転写ベルト21の幅方向(回転方向とほぼ直交する方向)のほぼ全域(少なくともトナー像保持領域を含む)にわたって接触し得る長さを有する板状の形態に形成したものである。第2清掃板52は、ステンレス等の金属材料を用いて、第1清掃板51の場合と同様の長さを有する板状の形態に形成したものである。
また、第1清掃板51は、その所定の部位において支持軸54に支持されて矢印C,D方向に揺動し、これにより、その中間転写ベルト21の表面と接触する接触端部51aがそのベルト表面に対して接触した状態及びそのベルト表面から離間した状態に変位するように取り付けられている。さらに、この第1清掃板51は、接離装置55の動力により矢印C,D方向に揺動させられる。接離装置55としては、第1清掃板51を矢印C,D方向に揺動できるものであればよく、例えば、ギヤ機構、カム機構、ソレノイド機構等の適宜の手段を利用した装置が使用される。この接離装置55の動作は、後述するように制御装置8により制御される。なお、第1清掃板51は、平常時には、中間転写ベルト21の表面に接触した状態に保たれている。
一方、第2清掃板52は、その一端部が中間転写ベルト21の表面と接触した状態が常に保たれるようにその他端部が固定保持された状態で取り付けられている。また、この第2清掃板52は、中間転写ベルト21の表面と接触する位置として、通常、中間転写ベルト21が支持ロール24に支持され始める部位又はその支持された領域内となる部位が採用しているが、支持ロール24に支持されていないフリーな状態にあるベルト部分であっても構わない。これに対し、第1清掃板51については、この実施の形態では中間転写ベルト21の支持ロール24に支持されていない部位で接触させているため、その清掃板51が接触する中間転写ベルト21の部分をそのベルト内周面側から支持するためのロール等の支持部材56を設置している。なお、2つの清掃板51,52の中間転写ベルト21と接触するときの角度は、適宜設定することが可能であり、好ましくはベルト表面となす角度(小さい方の角度)が例えば15°〜30°の範囲内の値となるように設定する。また、2つの清掃板51,52の中間転写ベルト21とそれぞれ接触する位置どうしの間隔については、適宜設定することが可能であり、例えば、互いの清掃能力が良好に発揮される等の観点から適切な値に設定される。
離型剤塗布装置60は、固形型の離型剤61と、この固形型の離型剤61と中間転写ベルト21の表面に接触して回転する回転塗布ブラシ62とで主に構成されている。離型剤61としては、トナー像の転写や保持に悪影響を与えることがなく、中間転写ベルト21の表面におけるトナー等に対する良好な離型性を付与することができるものが好ましく、例えば、ステアリン酸亜鉛等を主成分とするものが使用される。回転塗布ブラシ62は、中間転写ベルト21の支持ロール24に支持されている部位(領域内)で接触するように配置されている。つまり、この回転塗布ブラシ62は、第2の清掃装置50を通過した中間転写ベルト21の表面部分と最初に接触する作像装置20の感光体ドラム12よりも先に接触する位置に配置されていることとなる。また、回転塗布ブラシ62(離型剤塗布装置60)は、常時、中間転写ベルト21に接触して離型剤の塗布を行うように構成されるが、必要な時期にだけ中間転写ベルト21に接触して離型剤の塗布を行い、それ以外の時期にはベルト21から離間するように構成しても構わない。
さらに、この画像形成装置1Aにおいては、図4に示すように、演算処理装置、記憶装置、入出力装置等から構成される制御装置8が、前記した作像装置10、中間転写装置20、定着装置30、給紙装置40、用紙搬送装置42(搬送装置44,45や、反転再送装置48を含む)等の各動作について総括的に制御するように接続されているほか、第2の清掃装置50における接離装置55の動作についても制御するように接続されている。
特に、制御装置8による接離装置55の動作に関する制御は、図5に示すように、予め設定される所定の時期になると、前記した第1清掃板51を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態に変位させるものであり、これにより、後述するような第2清掃板52に対する離型剤の供給動作を実行するようになっている。具体的には、その時期になると、中間転写ベルト21の表面に接触している状態の第1清掃板51を矢印D方向に揺動させるように接離装置55を駆動させる。
上記所定の時期については、この実施の形態では、画像形成装置1Aによる画像形成を正常に行った用紙9の枚数が所定の規定枚数(S)に達した時点に設定している。このときの枚数の測定は、図1や図4に示すように、制御装置8にソフトウェアで動作するカウンタ(機能)82を具備させるとともに、画像形成が終了した後の用紙9が排紙路TR3の用紙搬送ロール対45aを通過し終えたことを検知する用紙排出検知センサS1を設置し、その用紙排出検知センサS1から得られる検知信号の受信回数をカウンタ82で累積的にカウントすることで行うように構成されている。
次に、この画像形成装置1Aにおける各動作について説明する。
はじめに、用紙9の片面にフルカラー画像を形成するときの基本的な画像形成動作(以下「プリント動作」とも称する。)について説明する。
画像形成装置1A(の制御装置8)がプリント動作の開始指令を受けると、制御装置8の制御により作像装置10、中間転写装置20、定着装置30、給紙装置40、用紙搬送装置42、44、45、48等の各構成部品が以下のように作動する。まず、作像装置10における各作像部11(Y,M,C,K)の感光ドラム12と二次転写装置20における中間転写ベルト21とが回転し始めるとともに、その感光ドラム12の表面を帯電装置13が所定の極性及び電位に帯電する。続いて、その帯電した感光ドラム12に露光装置14が画像信号に基づく露光を行って所定の電位差で構成される静電潜像を形成した後、現像装置15がその静電潜像を所定の極性に帯電された状態のトナーを現像ロール15aから供給して現像することによりトナー像として顕像化する。これにより、各作像部11(Y,M,C,K)における感光ドラム12上に各色(Y,M,C,K)のトナー像が専用に形成される。
しかる後、各作像部11(Y,M,C,K)における感光ドラム12上のトナー像が転写装置16及び中間転写ベルト21と対向する一次転写位置に到来したときに、転写装置16がその各感光ドラム12上のトナー像を中間転写ベルト21に静電的作用等により順番に一次転写する。一次転写後の感光体ドラム12の表面は第1の清掃装置17により清掃される。また、中間転写ベルト21に重ねあわされるように転写されたトナー像が二次転写ロール25と対向する二次転写位置に到来したときに、そのトナー像の到来時期に合わせて給紙装置35と第1の用紙搬送路TR1の用紙搬送装置42とが作動して二次転写位置まで搬送して供給する用紙9に対し、二次転写ロール25等が中間転写ベルト21上のトナー像を静電的作用等により二次転写する。
続いて、第2の用紙搬送路TR2のベルト搬送装置4が作動して上記トナー像の二次転写された用紙9を搬送して定着装置30に導入させる。定着装置30では、そのトナー像が転写された用紙9を加熱ロール32と加圧用回転体33の接触部を通過させる際に加熱及び加圧させることでトナー像のトナーを溶融させて用紙9に定着させる。この定着が終了した後の用紙9は、その片面への画像形成を行うだけの場合には、排紙路TR3の用紙搬送装置45が作動して排紙部39に排出されて積載収容される。これにより、用紙1枚に対する基本的なプリント動作が終了する。また、複数枚のプリント指示がある場合には、上記した一連の動作がその枚数分だけ同様に繰り返されることになる。
用紙9の表裏両面への画像形成を行う場合(両面プリント時)には、上記した用紙9の片面に対するプリント動作に対して以下の動作が追加される。
まず、用紙9の第1面へのプリント動作が終了した後(具体的には定着装置30を通過して定着が終了した後)に、第4の用紙搬送路TR4の反転再送装置48が作動して定着装置30を通過した後の用紙9を搬送先変更ガイド46の誘導作用により引き込み搬送路TR4aに一旦引き込むように搬送する。続いて、その引き込んだ用紙9を、用紙搬送ロール対46b,46cの逆回転動作や搬送先変更ガイド47の誘導作用により反転再送路TR4b側に送り込んだ後、その反転搬送路TR4を通して第1の用紙搬送路TR1に合流させるように搬送する。
しかる後、その用紙9が第1の用紙搬送路TR1を経由して二次転写位置に搬送されると、作像装置10及び中間転写装置20において形成及び転写される第2面用のトナー像がその用紙9の第2面に対して二次転写ロール25等による静電的作用等を受けて二次転写される。この第2面にトナー像が転写された用紙は、第1面へのプリント動作の場合と同様に、定着装置30により定着された後、排紙路TR3を経由して排紙部39に排出される。これにより、用紙9の第2面へのプリント動作が終了し、用紙9の両面に画像が形成されることになる。
また、このプリント動作(片面プリント動作、両面プリント動作を含む)中には、中間転写ベルト21が回転し続けているので、その間は中間転写ベルト21の表面に離型剤塗布装置60によって離型剤が塗布される(図3)。具体的には、離型剤塗布装置60の固形型離型剤61から回転塗布ブラシ62によって掻き取られた微粒状の離型剤6Aが、そのブラシ62を介して中間転写ベルト21の表面に塗布される。これにより、中間転写ベルト21の表面におけるトナーに対する離型性が良好な状態に保たれる。また、この離型剤塗布装置60で塗布された離型剤6Aは、中間転写ベルト21の回転により、第1の清掃装置50に達する手前において中間転写ベルト21の表面と接触している他の構成部品である作像装置10の感光体ドラム12や二次転写ロール25にもその一部が転移して付着するが、それを通過した位置に配置されている清掃装置50まで適量の離型剤が残存して到達するように搬送される。
さらに、このプリント動作中には、二次転写が終了して二次転写位置を通過した後の中間転写ベルト21の表面に転写残り等のトナーや紙粉が存在しても、その残留するトナー等が第2の清掃装置50により除去されて清掃される。具体的には、中間転写ベルト21の回転方向上流側の位置で先に接触する第1清掃板51により、二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留するトナー等が最初に掻き取られて除去される。また、この第1清掃板51で除去されなかったトナー等は、第1清掃板51よりも中間転写ベルト21の回転方向下流側の位置で接触する第2清掃板52により掻き取られて除去される。
この第2の清掃装置50では、2つの清掃板51,52によって中間転写ベルト21の表面上のトナー等が十分に除去されるので、第2の清掃装置50よりも中間転写ベルト21の回転方向下流側の位置でそのベルト表面に接触する離型剤塗布装置60の回転塗布ブラシ62にトナー等が付着して汚してしまうことが殆どない。また、この第2の清掃装置50によれば、トナーとして、その平均粒径が6μm以下の小粒径のトナーであり、また、その形状係数(SF−1:トナーを二次元平面に投影してできる形状の最大長(ML)の二乗を図形面積(A)で除して、それに100π/4を乗じた値)が130以下となる球形化されたトナーを使用した場合でも、二次転写後の中間転写ベルト21の表面から十分に除去することが可能である。
また、第2の清掃装置50では、二次転写位置を通過した後の中間転写ベルト21に存在する離型剤6Aが、第1の清掃板51により中間転写ベルト21の表面との間でほとんどせき止められるような状態で捕獲される。この離型剤6Aの存在により、第1の清掃板51の中間転写ベルト表面との接触部における摩擦抵抗が低減された状態に保たれる。一方、その離型剤6Aは、第1の清掃板51でほとんど捕獲されるので、第2の清掃板52と中間転写ベルト21の表面との間にはほとんど搬送されず供給されることがない。
次に、画像の形成が良好に終了したときの用紙9の累積的な測定枚数が所定の枚数Sに達したときの動作について説明する。
図5に示すように、用紙9の1枚に対する前記したようなプリント動作が終了すると(ステップ10:S10)、その用紙9が排紙部39に排出される際に用紙排出検知センサS1で検知されることによりカウンタ82においてプリント枚数がカウントされる(S11)。このカウンタ82によるカウント値は、所定枚数S(枚)以上になるか否かが制御装置8において判断される(S12)。この際、カウント値が所定枚数Sに達していない場合には、そのプリント動作で要求された全枚数のプリント(全プリント)動作が終了したか否かが確認され(S14)、終了していなければその残りのプリント動作が継続して行われるが、終了していれば要求されている分のプリント動作が完全に終了する。
一方、上記カウント値が所定枚数Sに達した場合には、以下のような離型剤の供給動作が実行される(S13)。
すなわち、図6や図7に示すように、制御装置8の制御により離間装置55が作動して第2の清掃装置50における第1の清掃板51をその支持軸54を中心にして矢印D方向に揺動させ、その清掃板51の接触端部を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にする(図6のS20の動作を参照)。これにより、中間転写ベルト21の表面に塗布された離型剤6Aが、第1の清掃板51により中間転写ベルト21の表面から掻き取られることがないので、第2の清掃板52の中間転写ベルト21表面との接触部にまで搬送されて供給される。この結果、第2の清掃板52として金属製板を使用した場合であっても、その清掃板52の中間転写ベルト21に対する摩擦抵抗が離型剤6Aの存在により低減されるので、その清掃板52の接触により中間転写ベルト21の表面に筋状の傷が形成されることが低減され、最終的には、そのような筋状の傷に起因した白筋等の画像欠陥の発生が抑制された画像が形成される。
この離型剤の供給動作(第1の清掃板51を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態で保持して、離型剤を第2の清掃板51まで搬送する動作)は、画像を形成した用紙枚数のカウント値が所定枚数Sに達したことが判明した後から所定の時間が到来するまでの間だけ実行される(図6のS21で示す動作を参照)。その所定の時間としては、予め設定した一定の時間とすることができるほか、例えば、残りのプリント動作があることを想定して、その残りの次のプリント動作における二次転写が行われる直前までの時間とすることができる。その所定時間が到来した後は、制御装置8の制御により離間装置55が再び作動して第1の清掃板51をその支持軸54を中心にして矢印C方向に揺動させ、その清掃板51の接触端部を中間転写ベルト21の表面に接触させた状態にする(図3の実線で示す清掃板51の状態と、図6のS22で示す動作を参照)。
[第2の実施形態]
図8は、第2の実施形態に係る画像形成装置1Bの概要を示している。
この画像形成装置1Bは、離型剤塗布装置60の中間転写装置20への設置に代えて定着装置30に離型剤塗布装置65を設置するとともに、離型剤の供給動作に関する構成を変更した以外は第1の実施形態に係る画像形成装置1Aと同じ構成にしたものである。
離型剤塗布装置65は、図9に示すように、加熱ロール32側に設置されるものであり、液状の離型剤66を収容した容器67と、この容器67にある離型剤66に触れた状態で回転するように設置され、そのロール表面に離型剤66を付着させて取り出す取出しロール68と、取出しロール68と加熱ロール32の双方に接触して回転する離型剤塗布ロール69とで主に構成されている。液状の離型剤66は、加熱ロール32や加圧用回転体33の表面におけるトナーに対する良好な離型性を付与するために使用するものであり、具体的には、例えば、シリコーンオイル等のものが使用される。図中の符合68aは、取出しロール68に接触した状態で設置されて、そのロール表面に付着する離型剤66の一部を掻きとって所定の量に保つように規制する掻き取り板である。
離型剤の供給動作は、図10等に示すように、所定の時期になると、制御装置8の制御により、給紙装置40から用紙9を中間転写装置20における二次転写位置に搬送した後、定着装置30を通過させてから二次転写位置に再び搬送するという動作を実行するとともに、そのときの用紙9が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から第2の清掃装置50における第1の清掃部材51を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にするという動作を実行するように設定されている。
上記所定の時期については、第1の実施形態の場合と同様に、画像の形成された用紙9の累積的な測定枚数が所定の枚数Sに達したときを設定している。また、上記用紙9が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前については、第1の用紙搬送路TR1における二次転写位置の手前側の最も近い位置に配置された用紙検知センサS4(図8を参照)により、その用紙9が到達したことを検知した時点に設定している。
以下、この画像形成装置1Bにおける各動作のうち第1の実施形態に係る画像形成装置1Aにおける動作とは異なる動作についてのみ説明する。
まず、離型剤塗布装置65による離型剤の塗布動作については、プリント動作時に定着装置30が作動すると、加熱ロール32及び加圧用回転体33が回転し続けるので、離型剤塗布装置65の容器67内にある液状の離型剤66が取出しロール68と離型剤塗布ロール69を経由して加熱ロール32の表面に塗布される。また、加熱ロール32の表面に塗布された離型剤6Bは、この加熱ロール32と接触した状態で回転する加圧用回転体33の表面にその一部が転移して付着する。これにより、加熱ロール32及び加圧用回転体33の表面におけるトナーに対する離型性が良好な状態に保たれる。
次に、画像形成装置1Bによる画像の形成が行われ、その画像の形成が良好に終了したときの用紙9の累積的な測定枚数が所定の枚数Sに達したときには、以下のような離型剤の供給動作が実行される(図5に示す動作内容を参照)。
すなわち、図10や図11に示すように、まず、制御装置8の制御により給紙装置40及び第1の用紙搬送路TR1の用紙搬送装置42が作動して、給紙カセット41に収容される用紙9Aを1枚送り出した後に第1の用紙搬送路TR1を経由して二次転写位置まで搬送する(図10に示すS30)。この際、作像装置10及び二次転写装置20は、トナー像の形成及び転写を行わず、感光体ドラム12や中間転写ベルト21等を単に回転させた状態に保つように作動する。これにより、二次転写位置に搬送されて通過する用紙9Aは、トナー像が転写されず、いわゆる白紙の状態に保たれる。また、このときに搬送する用紙9Aとしては、中間転写ベルト21の幅方向の有効領域とほぼ同じ幅(長さ)を有するサイズ又は送り方向(姿勢)の用紙を適用することが好ましい。
続いて、制御装置8の制御により第2の用紙搬送路TR2のベルト搬送装置44、定着装置30及び第4の用紙搬送路TR4の反転再送装置48が作動して、前記二次転写位置まで搬送された白紙状態の用紙9Aを定着装置30に搬送した後に、第4の用紙搬送路TR2を経由させて表裏面を反転させた状態で二次転写位置に再び搬送する(S31)。この際、用紙9Aは、定着装置30を通過することで、前記したように離型剤塗布装置65から加熱ロール32及び加圧用回転体33の表面に塗布された離型剤6Bの少なくとも一部が、その両者の接触部を通過するときに用紙9Aの表裏面に転移して付着する。このため、定着装置30を通過した後の用紙9Aは、その表裏面に離型剤6Bが付着した状態の用紙(9B)となる。
そして、この定着装置30を通過した後に二次転写位置に再送される用紙9Bが、その再送時に第1の用紙搬送路TR1における用紙検知センサS4で検知されると、その用紙9Bが二次転写位置に到達する直前であると判断され(S32)、次の動作が実行される。つまり、制御装置8の制御により離間装置55が作動して、第2の清掃装置50における第1の清掃板51をその支持軸54を中心にして矢印D方向に揺動させ、その清掃板51の接触端部を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にする(S33)。この動作中においても、用紙9Bは二次転写位置を通過するように搬送される。
これにより、図12に示すように、定着装置30を通過して離型剤6Bが付着した用紙9Bが二次転写位置を通過する際に、その反転された用紙の裏面(第2面)9bに付着している離型剤9Bが中間転写ベルト21の表面に転移して付着する。また、この際、上記したように第1の清掃板51が中間転写ベルト21の表面から離間した状態に保たれるため、その中間転写ベルト21の表面に用紙9Bから転移して付着された離型剤6Bが、第1の清掃板51によりそのベルト表面から掻き取られることがないので、第2の清掃板52の中間転写ベルト21表面との接触部にまで搬送されて供給される。この結果、第2の清掃板52として金属製板を使用した場合であっても、その清掃板52の中間転写ベルト21に対する摩擦抵抗が離型剤6Bの存在により低減されるので、第1の実施形態の場合と同様の効果が得られることになる。
このときの離型剤の供給動作は、図10に示すように、画像を形成した用紙枚数のカウント値が所定枚数Sに達したことが判明した後から所定の時間が到来するまでの間だけ実行される(S34)。また、その所定の時間が到来した後は、制御装置8の制御により離間装置55が再び作動して、第1の清掃板51を中間転写ベルト21の表面に接触させた状態にする(S35)。
[第3の実施形態]
図13は、第3の実施形態に係る画像形成装置1Cの要部を示している。
この画像形成装置1Cは、各用紙搬送路(TR1〜TR4)における用紙9の搬送詰まりを検知した後に搬送詰まりしていない搬送途中にある用紙9Cを排出収容部49に排出させる機能(例えば「パージ処理」ともいう)を付加するとともに、離型剤の供給動作に関する構成を変更した以外は第2の実施形態に係る画像形成装置1Bと同じ構成にしたものである。
各用紙搬送路(TR1〜TR4)における用紙9の搬送詰まりの検知は、その各用紙搬送路等の適宜場所に複数の用紙検知センサ(S1〜S8)を適宜配置するとともにその各用紙センサを制御装置8に接続したうえで(図4参照)、その各用紙検知センサS1〜S8において用紙9の通過が予測時間内に検知されない場合には、その検知されない用紙検知センサよりも用紙搬送方向の手前側直近の位置に配置された用紙検知センサとの間となる搬送路部分等で搬送詰まりが発生したものと制御装置8において判断するように設定されている。この用紙の搬送詰まりが発生したことが検知された際は、制御装置8により用紙の搬送がすべて強制的に停止させられる。
この場合、予測時間内に検知されない用紙検知センサの設置位置よりも手前側となる用紙搬送路部分に存在する用紙9が搬送詰まりを起こしたものとみなす。また、この際、用紙検知センサS1〜S8のいずれかにより予測時間内で通過が検知されている用紙が存在する場合、その用紙は搬送途中の用紙9であるとみなすように設定されている。このとき搬送途中の用紙9の存在位置は、用紙検知センサS1〜S8による検知情報からほぼ把握されている。
さらに、この搬送途中の用紙9が存在すると判断された場合は、搬送詰まりの用紙9を除去した後に、その搬送途中の用紙9を各用紙搬送路(TR1〜TR4)の用紙搬送装置を作動させて搬送することにより、最終的に排出収容部49にすべて排出させる。なお、この搬送途中の用紙9の排出動作が行われるときに、後述する離型剤の供給動作が併せて実行される。
離型剤の供給動作は、図14や図15に示すように、用紙9の搬送詰まりが発生したときに、その搬送詰まりした用紙9の除去が終了したことが確認された後に、制御装置8の制御により、その搬送詰まりをした用紙以外の搬送途中にある少なくとも1枚の用紙を、定着装置30を通過させて二次転写位置に再び搬送するという動作を実行するとともに、そのときの用紙9が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から第2の清掃装置50における第1の清掃部材51を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にするという動作を実行するように設定されている。
以下、この画像形成装置1Cにおける各動作のうち第2の実施形態に係る画像形成装置1Bにおける動作とは異なる動作についてのみ説明する。
まず、この画像形成装置1Cによるプリント動作が行われる際には、常に、以下のような用紙9の搬送詰まりの検知が行われる。
すなわち、前記したように各用紙搬送路等に適宜配置された用紙検知センサS1〜S8のいずれかにおいて搬送中の用紙9の通過が予測時間内に検知されるか否かが監視されている(図14のS40)。その検知があった場合には、制御装置8により、画像形成装置1Cにおける図示しない表示部に「搬送詰まりした用紙を取り除くこと」に関する表示(報知)を行い、その用紙の除去作業が終了したことが検知されるまで続行される(S41〜S42)。用紙の除去作業が終了したことの検知は、例えば、画像形成装置1Cの各用紙搬送路等を外部から見ることができる開閉扉の開閉動作を検知する開閉検知センサS10を設けて制御装置8に接続し(図4参照)、その開閉検知センサS10から開閉扉の開け閉めの動作を検知した信号を受信することで、除去作業が終了したものとみなすようにする。
続いて、この搬送詰まりした用紙9の除去作業が終了したことが検知されると、次の離型剤の供給動作が実行される(S43)。
まず、搬送途中の用紙9が存在すると、図15に示すように、制御装置8の制御により各用紙搬送路TR1〜4の用紙搬送装置42等が作動して、搬送途中にある用紙9を定着装置30に搬送した後に、第4の用紙搬送路TR2を経由させて表裏面を反転させた状態で二次転写位置に再び搬送する(S50)。
この際、搬送すべき搬送途中にある用紙9は、搬送詰まりが発生するまでの間に定着装置30を一度も通過してない用紙9Aが対象になる。この用紙9Aが複数枚存在する場合は、そのすべての用紙9Aを搬送対象にするが、そのうちの一部(1枚を含む)を搬送対象としても構わない。また、定着装置30を少なくとも一度通過して離型剤6Bが付着した用紙9Bが存在する場合は、このときの搬送対象にする必要がなく、そのまま残りの用紙搬送路を通して排出収容部49に排出すればよいが、その搬送対象にしても差し支えない。なお、この搬送途中の用紙9A(9B)を搬送する際において、作像装置10及び二次転写装置20は、第2の実施形態の場合と同様に、トナー像の形成及び転写を行わず、感光体ドラム12や中間転写ベルト21等を単に回転させた状態に保つように作動する。また、このときの用紙9Aは、定着装置30を通過することで、第2の実施形態の場合と同様に、前記したように離型剤塗布装置65から加熱ロール32及び加圧用回転体33を介して離型剤6Bがその表裏面に転移して付着する。
そして、この定着装置30を通過して離型剤6Bが付着した後に二次転写位置に最初に再送される用紙9Bが、その再送時に第1の用紙搬送路TR1における用紙検知センサS4で検知されると、その用紙9Bが二次転写位置に到達する直前であると判断され(S51)、次の動作が実行される。つまり、制御装置8の制御により離間装置55が作動して、第2の清掃装置50における第1の清掃板51をその支持軸54を中心にして矢印D方向に揺動させ、その清掃板51の接触端部を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にする(S52)。この動作中においても、用紙9Bは二次転写位置を通過するように搬送される。
これにより、図12に示すように、定着装置30を通過して離型剤6Bが付着した用紙9Bが二次転写位置を通過する際に、その反転された用紙の裏面(第2面)9bに付着している離型剤9Bが中間転写ベルト21の表面に転移して付着する。また、この際、上記したように第1の清掃板51が中間転写ベルト21の表面から離間した状態に保たれるため、その中間転写ベルト21の表面に用紙9Bから転移して付着された離型剤6Bが、第1の清掃板51により掻き取られることがなく、第2の清掃板52の中間転写ベルト21表面との接触部にまで搬送されて供給される。この結果、第2の清掃板52として金属製板を使用した場合であっても、その清掃板52の中間転写ベルト21に対する摩擦抵抗が離型剤6Bの存在により低減されるので、第2の実施形態の場合と同様の効果が得られることになる。
搬送途中の用紙として、定着装置30を一度も通過してない用紙9Aと、定着装置30を少なくとも一度通過して離型剤6Bが付着した用紙9Bとが混在する場合には、搬送詰まりの用紙の除去が終了した後に、前記したように最終的に排出収容部49に排出されるように搬送されるが、この搬送が開始された際、二次転写位置に最初にその用紙9Bが到達することになるときは、その用紙9Bが用紙検知センサS4で検知された後に、上記第1の清掃板51を中間転写ベルト21の表面から離間させる動作を開始するようにすればよい。
このときの離型剤の供給動作は、図15に示すように、画像を形成した用紙枚数のカウント値が所定枚数Sに達したことが判明した後から所定の時間が到来するまでの間だけ実行される(S53)。また、その所定の時間が到来した後は、制御装置8の制御により離間装置55が再び作動して、第1の清掃板51を中間転写ベルト21の表面に接触させた状態にする(S54)。
[第4の実施形態]
図16は、第4の実施形態に係る画像形成装置1Dの要部(離型剤の供給動作に関する構成)を示している。
この画像形成装置1Dは、離型剤の供給動作に関する構成を変更した以外は第2の実施形態に係る画像形成装置1Bと同じ構成にしたものである。
離型剤の供給動作は、図16や図17に示すように、画像形成装置1Dによる両面プリントを行うときに、その要求された両面プリントの最後の用紙9がその裏面(第2面)に対するトナー像の転写のために二次転写位置に搬送されて到達する直前から中間転写ベルト21が回転を停止するまでの間だけ、第2の清掃装置50における第1の清掃部材51を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にするという動作を実行するように設定されている。
以下、この画像形成装置1Dにおける各動作のうち第2の実施形態に係る画像形成装置1Bにおける動作とは異なる動作についてのみ説明する。
両面プリント動作が要求されると、図16に示すように、用紙9の第1面へのプリント動作が行われた後(S60)、その用紙9が定着装置30を通過した後に第4の用紙搬送路TR4を経由して二次転写位置に再び搬送されて、その第2面へのプリント動作(ここでは特に作像装置10及び中間転写装置20によるトナーの作成及び転写の動作)が実行される(S61)。この第2面へのプリント動作が開始されたときは、要求された両面プリントのうちの最終のものであるか否かが制御装置8において判断される(S62)。このとき第2面の最終プリントである場合は、離型剤の供給動作が実行される(S63)。一方、第2面の最終プリントではない場合は、その残りの両面プリント動作が継続して行われる。
離型剤の供給動作は、第2面の最終プリントとなる用紙9がその第2面へのトナー像の転写のために二次転写位置に再送されたときに、第1の用紙搬送路TR1における用紙検知センサS4で検知されると、その用紙9が二次転写位置に到達する直前であると判断され(S70)、次の動作が実行される。つまり、制御装置8の制御により離間装置55が作動して、第2の清掃装置50における第1の清掃板51をその支持軸54を中心にして矢印D方向に揺動させ、その清掃板51の接触端部を中間転写ベルト21の表面から離間させた状態にする(S71)。この動作中においても、用紙9Bは二次転写位置を通過するように搬送される。
この際、両面プリント動作が実行される際には、第1面目のプリント動作が終了した用紙9には定着装置30の通過により前記したように離型剤6Bが付着するので、その第2面目のプリント動作のために二次転写位置に再送されて通過する際に、その用紙9に付着している離型剤6Bの少なくとも一部が中間転写ベルト21の表面に転移して付着する。また、第2面の最終プリントのために二次転写位置に再送される用紙9が二次転写位置を通過する際には、中間転写ベルト21から最終の第2面のトナー像が用紙9に二次転写される一方で、その用紙9に定着装置30の通過時に付着した離型剤6Bの少なくとも一部が中間転写ベルト21の表面に付着することになる。
そして、第2面の最終プリントのための用紙9が二次転写位置に再送されて通過する際に、上記したように第1の清掃板51が中間転写ベルト21の表面から離間した状態に保たれるため、その中間転写ベルト21の表面に用紙9から転移して付着された離型剤6Bが、第1の清掃板51により掻き取られることがなく、第2の清掃板52の中間転写ベルト21表面との接触部にまで搬送されて供給される。この結果、第2の清掃板52として金属製板を使用した場合であっても、その清掃板52の中間転写ベルト21に対する摩擦抵抗が離型剤6Bの存在により低減されるので、第2の実施形態の場合と同様の効果が得られることになる。
このときの離型剤の供給動作は、図17に示すように、その第2面の最終プリント動作が終了して用紙9が排出収容部49に排出された後、中間転写ベルト21の回転が停止する時点が到来するまで実行される(S72)。また、その中間転写ベルト21の回転が停止した時期が到来した後は、制御装置8の制御により離間装置55が再び作動して、第1の清掃板51を中間転写ベルト21の表面に接触させた状態にする(S73)。
[他の実施形態]
第1及び第2の実施形態では、離型剤の供給動作を実行する時期として、画像形成をした用紙の累積枚数が所定の枚数Sに達した時期ごとにする場合について説明したが、その実行する時期としては、他の時期に設定することも可能であり、例えば、画像形成装置の電源投入時、画像形成動作を開始する前等の時期を適用したり、あるいは、離型剤の供給動作を実行する入力手段を設けてその入力がされた時期を適用することができる。
また、第2〜第4の実施形態では、離型剤の供給動作(第1清掃板51の離間動作)を開始する時期として、用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前となる時期にする場合について説明したが、その開始時期としては、他の時期に設定することも可能であり、例えば、用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達した後となる時期を適用することもできる。その場合の用紙の到達した時期の検知は、例えば、二次転写位置を通過した直後に配置される用紙検知センサS5の検知動作で実現することが可能である。
さらに、各実施形態に係る画像形成装置1A〜1Dは、中間転写方式を採用するものであればその構成について特に限定されるものではなく、例えば、1つの感光体ドラムを使用するとともにその感光体に対して異なる色のトナーを収容する複数の現像装置を現像位置に接近及び離間させるように配置して複数色のトナー像を形成する作像装置を採用したものであってもよい。また、中間転写ベルト21に代えて、ドラム形態の中間転写体を使用するものであっても構わない。この他、離型剤塗布装置60,65も、中間転写ベルト21の表面や加熱ロール32等の表面に離型剤を接触した状態で塗布できるものであれば、他の構成のものを適用することが可能であり、例えば、離型剤(シリコーンオイルなど)を含浸させたロール等の回転体を中間転写ベルト21等の表面に接触させてその離型剤の塗布を行うものを使用することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 図1の画像形成装置における作像装置の一部の構成を示す説明図である。 図1の画像形成装置における離型剤塗布装置及び清掃装置の構成を示す説明図である。 制御装置とその制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における離型剤の供給動作の実行時期に関係する動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における離型剤の供給動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における離型剤の供給動作を実行したときの状態を示す概略説明図である。 第2(第3及び第4)の実施形態に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 図8の画像形成装置における離型剤塗布装置及び清掃装置の構成を示す説明図である。 第2の実施形態における離型剤の供給動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における離型剤の供給動作(特に用紙の搬送動作など)を実行したときの状態を示す概略説明図である。 第2の実施形態における離型剤の供給動作を実行したときの状態(特に第1清掃板を離間したときの状態)を示す概略説明図である。 第3の実施形態における用紙の搬送詰まりの検知の構成及び搬送途中の用紙の状態を示す説明図である。 第3の実施形態における離型剤の供給動作の実行時期に関係する動作(用紙の搬送詰まり検知に関係する動作)を示すフローチャートである。 第3の実施形態における離型剤の供給動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態における離型剤の供給動作の実行時期に関係する動作(両面プリント時の動作)を示すフローチャートである。 第4の実施形態における離型剤の供給動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1A,1B,1C,1D…画像形成装置、6A,6B…離型剤、8…制御装置(制御手段)、9…用紙、10…作像装置、12…感光体ドラム(最初に接触する部材)、21…中間転写ベルト(中間転写体)、24…支持ロール(二次転写装置の一部)、25…二次転写ロール(二次転写装置の一部)、30…定着装置、32…加熱ロール(定着用部材)、33…加圧用回転体(定着用部材)、42…用紙搬送装置、48…反転再送装置、51…第1の清掃板(第1の清掃部材)、52…第2の清掃板(第2の清掃部材)、55…接離装置、60,65…離型剤塗布装置、82…カウンタ(枚数測定手段の一部)、S1…用紙検知センサ(枚数測定手段の一部)、B…中間転写体の回転方向。

Claims (6)

  1. トナーで現像される像を形成して転写する作像装置と、
    前記作像装置から転写されるトナー像を保持して回転する中間転写体と、
    前記中間転写体に保持されるトナー像を用紙に二次転写する二次転写装置と、
    前記中間転写体の前記二次転写装置を通過した後の表面に接触した状態でその表面を清掃する第1の清掃部材と、
    前記中間転写体の前記第1の清掃部材よりも回転方向下流側となる表面に接触した状態でその表面を清掃する第2の清掃部材と、
    前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面に対して接触及び離間させた状態に変位させる接離装置と、
    前記中間転写体の前記第2の清掃部材が接触する位置よりも回転方向下流側でかつその下流側において最初に接触する部材よりも回転方向上流側となる表面に接触した状態で離型剤を塗布する離型剤塗布装置と、
    前記第1の清掃部材を所定の時期に前記中間転写体の表面から離間させた状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像を形成した用紙の枚数を測定する枚数測定手段を有し、
    前記制御手段が、前記枚数測定手段で測定する枚数が所定の枚数に達する毎に前記接離装置の制御を実行する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナーで現像される像を形成して転写する作像装置と、
    前記作像装置から転写されるトナー像を保持して回転する中間転写体と、
    前記中間転写体に保持されるトナー像を用紙に二次転写する二次転写装置と、
    前記二次転写装置により転写されるトナー像を用紙に定着する定着用部材を備えた定着装置と、
    前記定着装置の定着用部材の定着面に離型剤を塗布する離型剤塗布装置と、
    前記二次転写位置に用紙を搬送する用紙搬送装置と、
    前記定着装置を通過した用紙をその表裏面を反転させた状態で前記中間転写体と前記二次転写装置の間の二次転写位置に再び搬送する反転再送装置と、
    前記中間転写体の前記二次転写装置を通過した後の表面に接触した状態でその表面を清掃する第1の清掃部材と、
    前記中間転写体の前記第1の清掃部材よりも回転方向下流側となる表面に接触した状態でその表面を清掃する第2の清掃部材と、
    前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面に対して接触及び離間させた状態に変位させる接離装置と、
    所定の時期に、前記作像装置からのトナー像の転写を行わない状態で用紙を前記二次転写位置に搬送した後、前記定着装置を通過させてから前記二次転写位置に再び搬送するように前記用紙搬送装置及び反転再送装置を制御するとともに、当該用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から又は到達した後に前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面から離間した状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像を形成した用紙の枚数を測定する枚数測定手段を有し、
    前記制御手段が、前記枚数測定手段で測定する枚数が所定の枚数に達する毎に前記用紙搬送装置及び反転再送装置の制御と前記接離装置の制御を実行する請求項3に記載の用紙搬送装置。
  5. トナーで現像される像を形成して転写する作像装置と、
    前記作像装置から転写されるトナー像を保持して回転する中間転写体と、
    前記中間転写体に保持されるトナー像を用紙に二次転写する二次転写装置と、
    前記二次転写装置により転写されるトナー像を用紙に定着する定着用部材を備えた定着装置と、
    前記定着装置の定着用部材の定着面に離型剤を塗布する離型剤塗布装置と、
    前記二次転写位置に用紙を搬送する用紙搬送装置と、
    前記定着装置を通過した用紙をその表裏面を反転させた状態で前記中間転写体と前記二次転写装置の間の二次転写位置に再び搬送する反転再送装置と、
    前記中間転写体の前記二次転写装置を通過した後の表面に接触した状態でその表面を清掃する第1の清掃部材と、
    前記中間転写体の前記第1の清掃部材よりも回転方向下流側となる表面に接触した状態でその表面を清掃する第2の清掃部材と、
    前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面に対して接触及び離間させた状態に変位させる接離装置と、
    用紙の搬送詰まりが発生したときに、その搬送詰まりをした用紙以外の搬送途中にある少なくとも1枚の用紙が、前記定着装置を通過して前記二次転写位置に再び搬送されるように前記用紙搬送装置及び反転再送装置を制御するとともに、当該用紙が再び二次転写位置に搬送されて到達する直前から又は到達した後に前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面から離間した状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. トナーで現像される像を形成して転写する作像装置と、
    前記作像装置から転写されるトナー像を保持して回転する中間転写体と、
    前記中間転写体に保持されるトナー像を用紙に転写する二次転写装置と、
    前記二次転写装置により転写されるトナー像を用紙に定着する定着用部材を備えた定着装置と、
    前記定着装置の定着用部材の定着面に離型剤を塗布する離型剤塗布装置と、
    前記二次転写位置に用紙を搬送する用紙搬送装置と、
    前記定着装置を通過した用紙をその表裏面を反転させた状態で前記中間転写体と前記二次転写装置の間の二次転写位置に再び搬送する反転再送装置と、
    前記中間転写体の前記二次転写装置を通過した後の表面に接触した状態でその表面を清掃する第1の清掃部材と、
    前記中間転写体の前記第1の清掃部材よりも回転方向下流側となる表面に接触した状態でその表面を清掃する第2の清掃部材と、
    前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面に対して接触及び離間させた状態に変位させる接離装置と、
    用紙の表裏両面に画像を形成するときに、その両面画像形成時における最後の用紙がその裏面へのトナー像の転写のために前記二次転写位置に搬送されて到達する直前又は到達した後から前記中間転写体が回転を停止するまでの間だけ、前記第1の清掃部材を前記中間転写体の表面から離間した状態に変位させるように前記接離装置を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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