JP2008049671A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 中間転写体が繰り返し使用されても、転写後の残留インクに因る次回以降のプリントへの影響を防止して画像品質を維持すること。
【解決手段】 ヘッド12から打滴されるインクにより転写画像が形成される転写面14aを有する中間転写体14と、中間転写体14の転写面14a上の転写画像を所定の被転写媒体80へ転写する転写部16と、転写後の中間転写体14の転写面14aをクリーニングするクリーニング部200と、クリーニング後の中間転写体14の転写面14aを読み取る転写面読取部40と、転写面読取部40によって得られる読取画像データに基づいて、中間転写体14の転写面14aのクリーニング状態を判定する転写体状態判定部46と、転写体状態判定部46の判定結果に基づいて、クリーニング部200のクリーニング条件を変更するクリーニング条件設定部49を備えた。読取画像データに基づいて、転写部16の転写条件を変更してもよい。
【選択図】 図5
【解決手段】 ヘッド12から打滴されるインクにより転写画像が形成される転写面14aを有する中間転写体14と、中間転写体14の転写面14a上の転写画像を所定の被転写媒体80へ転写する転写部16と、転写後の中間転写体14の転写面14aをクリーニングするクリーニング部200と、クリーニング後の中間転写体14の転写面14aを読み取る転写面読取部40と、転写面読取部40によって得られる読取画像データに基づいて、中間転写体14の転写面14aのクリーニング状態を判定する転写体状態判定部46と、転写体状態判定部46の判定結果に基づいて、クリーニング部200のクリーニング条件を変更するクリーニング条件設定部49を備えた。読取画像データに基づいて、転写部16の転写条件を変更してもよい。
【選択図】 図5
Description
本発明は、中間転写体に転写画像を形成して紙などの被転写媒体へ転写する画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来、中間転写体に転写画像を形成した後、中間転写体上の転写画像を紙などの被転写媒体へ転写する画像形成装置が提供されている。
転写プロセス技術としては、帯電させたトナーを転写する電子写真プロセスがよく知られている。このような電子写真プロセスでは、乾燥した粉体(トナー)の帯電を制御することで、中間転写体上へのトナーの付着や除去をおこなう。したがって、トナーの除去を比較的容易に100%の効率で行うことができ、また、転写効率が変化しても、次のプリントに影響を及ぼすことは少ない。
特許文献1には、現像手段により形成した像担持体上のトナー像を、転写材に転写する転写手段と、像担持体に所定の検出用のパターン像を形成する検出用パターン像形成手段と、像担持体の画像形成時の移動方向に見て、転写手段の位置の下流側に、この像担持体に対向して配設された、検出用パターンの状態検出するための検出用パターンの状態検出手段と、検出用パターンの状態に基づいて、本体装置の像形成のための条件を制御する手段を有するものが記載されている。
特許文献2には、感光体上に形成される画像の状態を検出する検出手段と、感光体上の現像剤が転写される中間転写体と、中間転写体から現像剤が転写された転写紙の現像剤を定着する定着装置を有し、前記検出手段を、前記感光体の転写位置の下流に配置したものが記載されている。
特開平5−181341号公報
特開平7−234556号公報
しかし、インクジェット方式の画像形成装置では、液体であるインクが中間転写体に向けて打滴されてインク中の色材が紙などの被転写媒体に転写されることから、色材の転写効率が変動し易く、色材の転写効率の変動に伴い画像品質も変動してしまうという課題がある。すなわち、中間転写体が繰り返し使用されると、転写後の残留インクが次回以降のプリントに悪影響を及ぼし、画像品質の低下を招いてしまう。
また、転写後の中間転写体をクリーニングするクリーニング手段を設けることも考えられるが、クリーニング手段自体の除去性能が低下してクリーニング効率が変動してしまうので、残留インクに因る画像品質の低下を防止することができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、中間転写体が繰り返し使用されても、転写後の残留インクに因る次回以降のプリントへの影響を防止して画像品質を維持することができる画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、インクを打滴するヘッドと、前記ヘッドから打滴されるインクにより転写画像が形成される転写面を有する中間転写体と、前記中間転写体の転写面上の転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写手段と、転写後の前記中間転写体の転写面を読み取る転写面読取手段と、前記転写面読取手段によって得られる読取画像データに基づいて、前記中間転写体の転写面の転写状態を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記転写手段の転写条件を変更する転写条件変更手段を備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
請求項2に記載のように、前記転写条件変更手段によって変更される前記転写条件は、前記転写手段によって前記被転写媒体が前記中間転写体の転写面へ押圧される圧力、前記転写手段によって前記被転写媒体が前記中間転写体の転写面へ押圧される時間、前記転写手段による転写時の温度などが挙げられる。
この発明によれば、転写面読取手段によって転写後の中間転写体の転写面が読み取られ、読取画像データに基づいて、判定手段によって中間転写体の転写面の転写状態が判定されて、この判定結果に基づいて、転写条件変更手段によって転写手段の転写条件が変更されるので、中間転写体が繰り返し使用されても、転写後の残留インクに因る次回以降のプリントへの影響を防止して画像品質を維持することができる。
請求項3に記載の発明は、インクを打滴するヘッドと、前記ヘッドから打滴されるインクにより転写画像が形成される転写面を有する中間転写体と、前記中間転写体の転写面上の転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写手段と、転写後の前記中間転写体の転写面をクリーニングするクリーニング手段と、クリーニング後の前記中間転写体の転写面を読み取る転写面読取手段と、前記転写面読取手段によって得られる読取画像データに基づいて、前記中間転写体の転写面のクリーニング状態を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記クリーニング手段のクリーニング条件を変更するクリーニング条件変更手段を備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
請求項4に記載のように、前記クリーニング条件変更手段によって変更される前記クリーニング条件は、前記クリーニング部が前記中間転写体の転写面へ押圧される圧力、前記クリーニング部によるクリーニング時間、前記クリーニング部によるクリーニング時の温度などが挙げられる。
この発明によれば、転写面読取手段によって転写後の中間転写体の転写面が読み取られ、読取画像データに基づいて、判定手段によって中間転写体の転写面のクリーニング状態が判定されて、この判定結果に基づいて、クリーニング条件変更手段によってクリーニング手段のクリーニング条件が変更されるので、中間転写体が繰り返し使用されても、転写後の残留インクに因る次回以降のプリントへの影響を防止して画像品質を維持することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の発明において、前記判定手段は、前記ヘッドによる前記中間転写体の転写面への画像形成に用いた画像データと、前記転写面読取手段により前記中間転写体の転写面を読み取って得られた読取画像データとの相関に基づいて、前記中間転写体の転写面の状態を判定することを特徴とする画像形成装置を提供する。
請求項6に記載の発明は、所定の転写面に向けてインクを打滴することにより前記転写面に転写画像を形成する転写画像形成工程と、前記転写面に形成された前記転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写工程と、転写後の前記転写面を読み取る転写面読取工程と、前記転写面読取工程によって得られた読取画像データに基づいて、前記転写面の転写状態を判定する判定工程と、前記判定工程の判定結果に基づいて、前記転写工程の転写条件を変更する転写条件変更工程を含むことを特徴とする画像形成方法を提供する。
請求項7に記載のように、前記転写条件変更工程において変更される前記転写条件は、前記転写工程において前記被転写媒体が前記転写面へ押圧される圧力、前記転写工程においてに前記被転写媒体が前記転写面へ押圧される時間、前記転写工程における転写時の温度などが挙げられる。
請求項8に記載の発明は、所定の転写面に向けてインクを打滴することにより前記転写面に転写画像を形成する転写画像形成工程と、前記転写面に形成された前記転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写工程と、転写後の前記転写面をクリーニングするクリーニング工程と、クリーニング後の前記転写面を読み取る転写面読取工程と、前記転写面読取工程によって得られた読取画像データに基づいて、前記転写面のクリーニング状態を判定する判定工程と、前記判定工程の判定結果に基づいて、前記クリーニング工程のクリーニング条件を変更するクリーニング条件変更工程を含むことを特徴とする画像形成方法を提供する。
請求項9に記載のように、前記クリーニング条件変更工程において変更される前記クリーニング条件は、前記クリーニング工程において前記転写面をクリーニングするクリーニング部が前記転写面へ押圧される圧力、前記クリーニング工程におけるクリーニング時間、前記クリーニング工程におけるクリーニング時の温度などが挙げられる。
請求項10に記載の発明は、前記判定工程は、前記転写面への画像形成に用いた画像データと、前記転写面を読み取って得られた読取画像データとの相関に基づいて、前記転写面の状態を判定することを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の画像形成方法を提供する。
本発明によれば、中間転写体が繰り返し使用されても、転写後の残留インクに因る次回以降のプリントへの影響を防止して画像品質を維持することができる。
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の画像形成装置10の全体構成を示す構成図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置10は、色材を含むインクを打滴するヘッド12、ヘッド12から打滴されるインクにより転写画像が形成される転写面14aを有する中間転写体14、中間転写体14の転写面14a上の転写画像を紙などの被転写媒体80へ転写する転写部16、中間転写体押圧部17、中間転写体14の転写面14aからのインクの離型を容易化する離型材を中間転写体14の転写面14aに塗布する離型材塗布部18、および、中間転写体14の転写面14aをクリーニングするクリーニング部20を備える。
ヘッド12は、複数のノズル(後述する図2及び図3の51)を有し、これらのノズル51から中間転写体14の転写面14aに向けてインクを打滴することにより、中間転写体14の転写面14aに転写画像を形成する。
中間転写体14は、本例では、環状のベルト(以下「上部ベルト」という)からなり、図1中に矢印Rで示す回転方向において繰り返し回転する。このような中間転写体14の外周面が転写面14aとなっており、ヘッド12に対向する位置においてヘッド12のインク打滴により転写画像が形成される。
なお、中間転写体14は、本発明において、図1に示すような環状のベルトに特に限定されず、例えば、ドラム等の円柱体によって構成してもよい。
転写部16は、中間転写体14と連動して被転写媒体80を搬送するとともに、中間転写体14の転写面14aに対して被転写媒体80を押圧して、中間転写体14の転写面14a上の転写画像を被転写媒体80へ転写する。
転写部16は、図1に示す例では、中間転写体14の転写面14aに当接して回転する環状のベルト16a(以下「下部ベルト」という)と、下部ベルト16aが掛け渡された一組のローラ16b(以下「下部ローラ」という)と、中間転写体14が掛け渡された一対のローラ16c(以下「上部ローラ」という)とによって構成されている。上部ローラ16cおよび下部ローラ16bが回転することにより、中間転写体14(上部ベルト)と、中間転写体14の転写面14aに当接する下部ベルト16aとが回転する。
中間転写体押圧部17は、下部ベルト16aを図1中に矢印Pで示す押圧方向(中間転写体14が配置されている側である)へ押圧することにより、被転写媒体80を中間転写体14の転写面14aへ押圧する。
中間転写体押圧部17は、中間転写体14と対向している下部ベルト16aを中間転写体14側へ押圧する押圧板171と、押圧板171と支持材173との間に配置されたバネ172(付勢部材)と、支持材173の位置を矢印Pで示す押圧方向(図1の上下方向)において移動させるモータ174と、中間転写体14を背面(押圧板171とは反対側の面)から押圧する背面板175によって、構成されている。
モータ174によって、支持材173の押圧方向Pにおける位置を変化させると、押圧板171と支持材173との間隔が変化して、下部ベルト16aを押圧板171によって中間転写体14側へ押圧する押圧力が、変化する。
このようにして、押圧方向Pにおける下部ベルト16aの押圧力が変更されることにより、被転写媒体80が中間転写体14の転写面14aへ押圧される圧力(以下「転写圧力」という)が変更される。また、上部ローラ16cおよび下部ローラ16bの回転速度が変更されることにより、被転写媒体80の転写速度が変更され、もって被転写媒体80が中間転写体14の転写面14aへ押圧される時間(以下「転写時間」という)が変更される。また、中間転写体14の転写面14aのうちで少なくとも転写画像が形成される領域(転写画像領域)の温度が変更されることにより、転写時の温度(以下「転写温度」という)が変更される。
被転写媒体80は、中間転写体14(上部ベルト)と転写部16の下部ベルト16aとに挟まれながら図1中の左から右へ向けて搬送されて、転写部16によって転写画像が転写された後、図1中の矢印Eで示す排出方向へ排出される。
離型材塗布部18は、中間転写体14の回転方向Rにおいてヘッド12の上流側に配置されており、ヘッド12によるインク打滴前に、中間転写体14の転写面14aに対して、液体または粉体からなる離型材を塗布する。このような離型材の塗布によって、転写画像の転写が効率的になる。
クリーニング部20は、転写後の中間転写体14の転写面14aをクリーニングするものである。
クリーニング部20は、本例では、中間転写体14の転写面14aに当接するローラ21(以下「クリーニングローラ」という)によって構成されている。クリーニングローラ21の外周面はスポンジ等の多孔質部材で形成されている。クリーニングローラ21の外周面を中間転写体14の転写面14aに当接させて押圧しながら、クリーニングローラ21が中間転写体14に従動して回転することにより、中間転写体14の転写面14aがクリーニングされる。すなわち、中間転写体14の転写面14aからインクが除去される。ここで、図示を省略したがポンプによる吸引を併用すると、いっそう効果的にインクを除去できる。
なお、クリーニングローラ21の代りに、ブレードあるいはブラシを中間転写体14の転写面14aに押圧してクリーニングしてもよい。また、水などの液体による洗浄と洗浄後の乾燥とを行うようにしてもよい。
また、画像形成装置10は、各種の表示を行なう表示部30、各種のデータを記憶する記憶部32、ホストコンピュータ90との通信により画像データ(入力画像データ)を取得する通信インターフェース34、通信インターフェース34によって取得された入力画像データに基づいてヘッド12のインク打滴に係る打滴パタンデータを生成する打滴パタン生成部36、打滴パタン生成部36によって生成された打滴パタンデータに基づいてヘッド12を駆動するヘッド駆動部38、中間転写体14の転写面14aを読み取って読取画像データを取得する転写面読取部40、読取画像データに基づいてヘッド12の吐出異常を判定する吐出異常判定部42、読取画像データに基づいてヘッド12の打滴ばらつきを推定する打滴ばらつき推定部44、読取画像データに基づいて中間転写体14の転写面14aの状態判定を行う転写体状態判定部46、転写部16の転写条件を設定する転写条件設定部48、中間転写体14の転写面14aの状態、吐出異常状態、および、打滴ばらつき状態に基づいてヘッド12の打滴状態を回復するヘッドメンテナンス部62、および、画像形成装置10の各部を制御する制御部70を備える。
表示部30は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)によって構成される。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)などによって構成される。
通信インターフェース34には、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394などの有線、又は、無線のインターフェースを適用することができる。通信インターフェース34は、ホストコンピュータ90から送信された入力画像データを受信する。
打滴パタン生成部36は、入力画像データに基づいて、中間転写体14の転写面14aに転写画像を形成するために必要な、ヘッド12の各ノズル(図2の51)ごとの打滴の有無などを示す打滴パタンデータを生成する。
ヘッド駆動部38は、打滴パタンデータに基づいて、ヘッド12の各ノズル51に対応した駆動信号を生成して、ヘッド12に与える。
転写面読取部40は、例えば、中間転写体14の転写面14aに対向して配置された光源および光学センサによって構成され、中間転写体14の転写面14aを光学的に読み取って読取画像データを取得する。
また、例えば、光透過性を有する材料によって中間転写体14を構成し、中間転写体14を挟むように配置された光源および光学センサによって転写面読取部40を構成してもよい。
転写面読取部40を構成する光学センサとしては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの光電変換デバイスを用いることができる。これらの光電変換デバイスは、単一の受光素子であってもよいし、1次元または2次元状に受光素子が配列されたラインセンサやアレイセンサであってもよい。転写面読取部40によって得られた読取画像データは、後に説明するように、吐出異常判定部42による吐出異常判定、打滴ばらつき推定部44による打滴ばらつき推定、および、転写体状態判定部46による転写面14aの転写状態の判定に用いられる。また、読取画像データは、被転写媒体80の搬送状態の判定に用いることができる。ヘッド12、転写部16、クリーニング部20などのメンテナンスの起動を行うか否かの判定に、読取画像データを用いてもよい。
吐出異常判定部42は、転写面読取部40によって得られた読取画像データに基づいて、不吐出など、ヘッド12の各ノズル51ごとの吐出異常を判定する。
打滴ばらつき推定部44は、転写面読取部40によって得られた読取画像データに基づいて、打滴位置のばらつき、打滴サイズのばらつきなど、ヘッド12の各ノズル51ごとの打滴ばらつきを推定する。
転写体状態判定部46は、転写面読取部40によって得られた読取画像データに基づいて、中間転写体14の転写面14aの転写状態の良否を判定する。
具体的には、転写体状態判定部46は、中間転写体14の転写面14aのうちで転写画像が形成される領域(転写画像領域)のシアン、マゼンタ、イエローの色の濃度を、読取画像データに基づいて算出し、算出した濃度と記憶部32に予め記憶したベース濃度とを比較して、中間転写体14の転写面14aにインク(またはインク中の色材)が残っているか否かを判定することにより、中間転写体14の転写面14aの転写状態の良否を判定する。詳細には、算出した濃度がベース濃度以下であるときには、転写状態が良好(正常)であると判定する一方で、算出した濃度がベース濃度よりも高いときには、転写状態が不良であると判定する。
また、中間転写体14の転写面14aへの転写画像の形成に用いた画像データと読取画像データとの相関を用いて、転写面14a自体のむらなどに起因するノイズ成分をキャンセルすることにより、中間転写体14の転写面14aの転写状態を正確かつ効果的に判定することができる。
また、転写体状態判定部46は、中間転写体14の転写面14aにインク(またはインク中の色材)が残っている場合には、インク(またはインク中の色材)の残存量の多少を判定するとともに、判定した残存量に基づいて、転写条件の変更の要否、ワーニング表示の要否、クリーニングの要否、プリント停止の要否など、転写不良発生時のアクションの要否を判定する。
また、インク(またはインク中の色材)の残存量の履歴を記憶部32に記憶させておき、この履歴に基づいて中間転写体14の転写面14aの劣化状態を判定して、中間転写体14の交換の要否を判定するようにしてもよい。転写体状態判定部46によって中間転写体14の交換が必要であると判定されたときには、中間転写体14の交換が必要である旨のメッセージを表示部30によって表示する。
転写条件設定部48は、転写体状態判定部46によって判定された中間転写体14の転写面14aの転写状態に基づいて、転写部16の転写条件を変更する。
転写条件設定部48によって変更される転写条件としては、転写圧力、転写時間(あるいは転写速度)、転写温度などが挙げられる。
例えば、転写条件設定部48が、転写部16を構成している下部ベルト16aを図1の矢印Pに示す方向へ押圧する押圧力を変更することにより、被転写媒体80が下部ベルト16aによって中間転写体14の転写面14aへ押圧される圧力(転写圧力)を変更する。
また、例えば、転写条件設定部48が、転写部16を構成している上部ローラ16cおよび下部ローラ16bの回転速度を変更することにより、被転写媒体80の転写速度(線速)を変更し、もって被転写媒体80が中間転写体14の転写面14aへ押圧される時間(転写時間)を変更する。
また、例えば、転写条件設定部48が、中間転写体14の転写面14aのうちで少なくとも転写画像が形成される領域(転写画像領域)の温度を変更する。
具体的には、転写状態が不良であると判定されたときには、転写圧力を上げる、転写時間を長くする、転写温度を上げるなど、転写条件の変更を行い、もって転写効率を上げる。
なお、転写圧力は、通常はなるべく低く設定して、中間転写体14の劣化や中間転写体14に係る機構の劣化を防ぐ。転写速度は、通常は高速に設定しておく(すなわち、転写時間は、通常短く設定しておく)ことで、通常状態でのプリント生産性を高くする。転写温度は、転写圧力と同様に、通常はなるべく低く設定して、中間転写体14や中間転写体14に係る機構の劣化を防ぐ。
ヘッドメンテナンス部62は、ヘッド12内のインクの状態を回復させるものである。例えば、ヘッド12の吐出面を摺動してヘッド12の吐出面を清掃する図示省略のブレード、ヘッド12の吐出面を封止する図示省略のキャップ、そのキャップを介してヘッド12中のインクを吸引する図示省略のポンプ、そのポンプによって吸引されたインクを回収する図示省略の回収タンクなどによって、構成されている。
制御部70は、打滴パタン生成部36、ヘッド駆動部38およびヘッド12を用いた中間転写体14の転写面14aへの転写画像の形成、転写部16を用いた転写、転写面読取部40を用いた転写面の読取、転写体状態判定部46を用いた転写状態の判定、転写条件設定部48を用いた転写条件の変更、クリーニング部20を用いた中間転写体14の転写面14aのクリーニング(中間転写体メンテナンス)、吐出異常判定部42などを用いた吐出異常制御、打滴ばらつき推定部44などを用いた打滴ばらつき制御、ヘッドメンテナンス部62を用いたヘッドメンテナンスなど、各種の制御処理を行う。
なお、制御部70、打滴パタン生成部36、吐出異常判定部42、打滴ばらつき推定部44、転写体状態判定部46、転写条件設定部48は、ひとつのマイクロコンピュータで構成してもよい。
図2は、図1のヘッド12の一例の全体構成を示す平面透視図であり、図3は、図2の3−3線に沿った断面図である。
図2に一例として示すヘッド12は、いわゆるフルライン型のヘッドであり、中間転写体14のヘッド12に対する相対移動方向(図中に矢印Sで示す副走査方向)と直交する方向(図中に矢印Mで示す主走査方向)において、中間転写体14の幅Wmに対応する長さにわたり、中間転写体14に向けてインクを打滴する多数のノズル51を2次元的に配列させた構造を有している。
ヘッド12は、ノズル51、ノズル51に連通する圧力室52、および、液体供給口53を含んでなる複数の吐出素子54が、主走査方向Mおよび主走査方向Mに対して所定の鋭角θ(0度<θ<90度)をなす斜め方向の2方向に沿って配列されている。なお、図2では、図示の便宜上、一部の吐出素子54のみ描いている。
ノズル51は、具体的には、主走査方向Mに対して所定の鋭角θをなす斜め方向において、一定のピッチdで配列されており、これにより、主走査方向Mに沿った一直線上に「d×cosθ」の間隔で配列されたものと等価に取り扱うことができる。
ヘッド12を構成するひとつの吐出素子54について、図2中の3−3線に沿った断面図を図3に示す。なお、図3では、吐出素子54をひとつだけ示ししているので液体吐出面50aにノズル51がひとつだけ配置されているが、実際には、図2に示すようにヘッド12には多数の吐出素子54が2次元配列されており、液体吐出面50aには多数のノズル51が二次元配列されている。
図3に示すように、各圧力室52は液体供給口53を介して共通液室55と連通している。共通液室55は、インク供給源としてのインクタンク(図示を省略)と連通している。言い換えると、インクタンクから供給されるインクが、共通液室55を介して各圧力室52に分配供給される。
圧力室52の天面を構成する振動板56の上には圧電体58aが配置され、この圧電体58aの上には個別電極57が配置されている。振動板56は、接地されており、共通電極として機能する。これらの振動板56、個別電極57および圧電体58aによって、圧力室52内に圧力を発生させる手段としての圧電素子58が構成されている。
図1のヘッド駆動部38によって生成された駆動信号が圧電素子58に与えられると、圧電体58aが変形して圧力室52の容積が変化し、これに伴う圧力室52内の圧力の変化によって、ノズル51からインクが吐出(打滴)される。インクの打滴にともなって、共通液室55から液体供給口53を通って新しいインクが圧力室52に供給される。
なお、図2および図3に示す吐出素子54は、一例であって、このような場合に特に限定されない。例えば、圧力室52よりも下(すなわち圧力室52よりも液体吐出面50a側)に共通液室55を配置する代りに、圧力室52よりも上(すなわち液体吐出面50aとは反対側)に共通液室55を配置してもよい。
図4は、第1実施形態の画像形成装置10における画像形成処理の一例について、その流れの概要を示すフローチャートである。この画像処理は、図1の制御部70の制御により、所定のプログラムに従って、実行される。
通信インターフェース34によって取得された入力画像データに基づいて、打滴パタン生成部36によって打滴パタンデータが生成される。この打滴パタンデータに基づいて、ヘッド駆動部38によりヘッド12を駆動してヘッド12から中間転写体14の転写面14aに向けてインクを打滴することにより、中間転写体14の転写面14aに転写画像を形成する(ステップS2)。
紙等の被転写媒体80は、中間転写体14(上部ベルト)と転写部16を構成している下部ベルト16aとに挟まれながら搬送される。ここで、被転写媒体80が下部ベルト16aによって図1に矢印Pで示す押圧方向へ押圧されることにより、中間転写体14の転写面14a上の転写画像が被転写媒体80へ転写される(ステップS4)。なお、転写画像が転写された被転写媒体80は、図1中に矢印Eで示す排出方向へ排出される。
転写後、転写面読取部40によって、中間転写体14の転写面14aの転写画像領域が読み取られ、読取画像データが生成される(ステップS6)。
次に、転写体状態判定部46によって、読取画像データに基づいて、中間転写体14の転写面14aの転写状態の良否が判定される(ステップS8)。具体的には、中間転写体14の転写面14aのうちで、転写画像が形成された領域(転写画像形成領域)のシアン、マゼンタ、イエローの色の濃度と、予め記憶部32に記憶したベース濃度とを比較する。
中間転写体14の転写面14aから被転写媒体80への転写画像の転写が十分であって中間転写体14の転写面14aにインクが残っていない状態(すなわち転写画像領域の濃度がベース濃度以下である良好状態)であれば、転写条件の変更は行わないで、次のプリントを実行する(ステップS20)。
中間転写体14から被転写媒体80への転写画像の転写が不十分であって中間転写体14の転写面14aにインクが残っており、次のプリントに悪影響を与える状態(すなわち転写画像領域の濃度がベース濃度よりも高い不良状態)であれば、リトライ回数が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS10)。
なお、以下では、閾値が「2」である場合を例に説明するが、閾値は「2」に限定されない。
リトライ回数が閾値「2」以下であれば、リトライ回数に応じて、転写条件の変更(ステップS12)、または、中間転写体14のメンテナンス(ステップS14)を行う。
具体的には、リトライ回数が閾値「2」に等しいか否かを判定し(ステップS11)、リトライ回数が閾値「2」よりも小さいとき、言い換えると、リトライ回数=0(初回のプリント)、または、リトライ回数=1(再プリント1回目)であるときには、転写条件の変更を行う(ステップS12)。その後、転写画像の形成(ステップS2)、転写(ステップS4)、転写面読取(ステップS6)、および、転写状態の良否判定(ステップS8)を再び行って、良好状態であれば、次のプリントを実行する(ステップS20)。
変更する転写条件としては、転写圧力、転写時間(あるいは転写速度)、および、転写温度が挙げられる。詳細には、転写圧力を上げる、転写時間を長くする(すなわち転写速度を遅くする)、転写温度を上げる、などが挙げられる。このような転写条件の変更により、転写効率を上げる。
リトライ回数が閾値に等しいとき、すなわちリトライ回数=2(再プリント2回目)であれば、中間転写体14のメンテナンスを行い(ステップS14)、転写画像の形成(ステップS2)、転写(ステップS4)、転写面読取(ステップS6)、および、転写状態の良否判定(ステップS8)を再び行って、良好状態であれば、次のプリントを実行する(ステップS20)。
中間転写体メンテナンス(ステップS14)では、クリーニング部20により中間転写体14の転写面14aのクリーニングを行う。本例では、中間転写体14の転写面14aへクリーニングローラ21を押圧する。中間転写体14の転写面14aを水などの液体で洗浄するようにしてもよい。
なお、転写条件の変更(ステップS12)や中間転写体14のメンテナンス(ステップS14)を行う場合には、中間転写体14の交換を要求するワーニングメッセージを表示部30に表示するようにしてもよい。また、オフラインでの中間転写体14のメンテナンスを要求するワーニングメッセージを表示部30に表示するようにしてもよい。
リトライ回数が閾値を超えたとき、すなわち転写条件の変更(ステップS12)や中間転写体14のメンテナンス(ステップS14)を行っても転写状態が良好とならないときには、エラー表示を行って(ステップS16)、プリントを停止する(ステップS18)。例えば、リトライ回数が「3」(再プリント3回目)であれば、転写不完全であることを示すエラーメッセージを表示部30に表示して、プリントを停止する。
なお、ステップS8の転写状態の判定において、ベース濃度と比較する中間転写体14の転写面14aの濃度は、中間転写体14の転写面14aの転写画像形成領域におけるインクの色の濃度である。印字された画像のどの色を判定対象とするかについては、異なる各種の態様がある。中間転写体14の転写面14aの本来の濃度(ベース濃度)よりも、中間転写体14の転写面14aを読み取って得たどの色の濃度も高ければ、インクが残っていると判断することが可能である。具体的には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)各色の濃度を、読取画像データ(RGBデータ)から求めて、3色それぞれ、ベース濃度と比較する。ここで、K(黒)は比較していない。黒インクの濃度が高いときは、C、M、Yの濃度も高くなるので、黒インクだけを個別に測定、比較する必要はない。
図5は、本発明に係る第2実施形態の画像形成装置100の構成を示す構成図である。
図5に示すように、第2実施形態の画像形成装置100は、ヘッド12(インク打滴ヘッド)、中間転写体14、転写部16、中間転写体押圧部17、離型材塗布部18、クリーニングローラ押圧部23、クリーニング部200、表示部30、記憶部32、通信インターフェース34、打滴パタン生成部36、ヘッド駆動部38、転写面読取部40、吐出異常判定部42、打滴ばらつき推定部44、転写体状態判定部46、クリーニング条件設定部49、ヘッドメンテナンス部62、および、制御部700を備える。
なお、図1に示す第1実施形態の画像形成装置10の構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に第1実際形態において説明したので説明を省略する。
本実施形態のクリーニング部200は、転写後の中間転写体14の転写面14aをクリーニングするものである点において、第1実施形態のクリーニング部20と同じであるが、通常のクリーニングで使用する第1クリーニング部21と、通常のクリーニングの効率が低下したときに使用する第2クリーニング部22とからなる点において、第1実施形態のクリーニング部20と異なる。
また、本実施形態のクリーニング部200は、中間転写体14の回転方向Rにおいて、転写面読取部40よりも上流側に配置されている。言い換えると、転写面読取部40は、中間転写体14の回転方向Rにおいてクリーニング部200よりも下流側に配置されており、クリーニング後の中間転写体14の転写面14aを読み取るようになっている。
第1クリーニング部21は、本例では、中間転写体14の転写面14aに当接するクリーニングローラ21によって構成されている。このクリーニングローラ21は、第1実施形態において説明したものと同じであり、既に説明した内容については説明を省略する。
クリーニングローラ押圧部23は、クリーニングローラ21を図5中に矢印Cで示す押圧方向へ押圧することにより、クリーニングローラ21を中間転写体14の転写面14aへ押圧する。
クリーニングローラ押圧部23は、クリーニングローラ21と支持材233との間に配置されたバネ232と、支持材233の位置を矢印Cで示す押圧方向(図5の上下方向)において移動させるモータ234と、クリーニングローラ21を背面(クリーニングローラ21とは反対側の面)から押圧する背面板235によって、構成されている。
モータ234によって、支持材233の押圧方向Cにおける位置を変化させると、クリーニングローラ21と支持材233との間隔が変化して、クリーニングローラ21を中間転写体14の転写面14aへ押圧する押圧力が、変化する。
このようにして、押圧方向Cにおけるクリーニングローラ21の押圧力(以下「クリーニング圧力」という)が変更可能になっている。
また、クリーニングローラ21の回転速度が変更されることにより、中間転写体14の転写面14aのクリーニングに要する時間(以下「クリーニング時間」という)が変更される。また、クリーニング時の温度(以下「クリーニング温度」という)を変更できる。
なお、図示を省略したがポンプによる吸引を併用すると、いっそう効果的である。また、クリーニングローラの代りに、ブレードあるいはブラシを、第1クリーニング部21として用いてもよい。
第2クリーニング部22としては、例えば、水などの洗浄液で中間転写体14の転写面14aを洗浄する洗浄器、および、洗浄後に中間転写体14の転写面14aを乾燥させる乾燥器からなる構成が挙げられる。このように、第2クリーニング部22には、第1クリーニング部21と比較してクリーニングに時間や材料をより多く消費する手段を用いてもよい。
なお、クリーニング部200が第1クリーニング部21と第2クリーニング部22とからなる場合を例に説明したが、第2クリーニング部22を省略した構成としてもよい。
転写体状態判定部46は、転写面読取部40によって得られた読取画像データに基づいて、中間転写体14の転写面14aのクリーニング状態の良否を判定する。なお、クリーニング状態の良否判定は、第1実施形態において説明した転写状態の判定と同様である。
具体的には、転写体状態判定部46は、読取画像データに基づいて中間転写体14の転写面14aの転写画像領域におけるシアン、マゼンタ、イエローの色の濃度を算出し、算出した濃度と記憶部32に予め記憶したベース濃度とを比較して、中間転写体14の転写面14aにインクが残っているか否かを判定することにより、中間転写体14の転写面14aのクリーニング状態の良否を判定する。詳細には、算出した濃度がベース濃度以下であるときには、クリーニング状態が良好(正常)であると判定する一方で、算出した濃度がベース濃度よりも高いときには、クリーニング状態が不良であると判定する。また、第1実施形態において説明したように、転写面14a自体のむらなどに起因するノイズ成分をキャンセルすることにより、中間転写体14の転写面14aの状態を正確かつ効果的に判定することができる。
クリーニング条件設定部49は、クリーニング部200のクリーニング条件を設定するものであり、転写体状態判定部46によって判定された中間転写体14の転写面14aの状態に基づいてクリーニング部200のクリーニング条件を変更する。
クリーニング条件設定部49によって変更されるクリーニング条件としては、クリーニング圧力、クリーニング時間(あるいはクリーニング速度)、クリーニング温度などが挙げられる。
例えば、クリーニング条件設定部49が、クリーニングローラ21を図1の矢印Cに示す方向へ押圧する押圧力、すなわちクリーニングローラ21が中間転写体14の転写面14aへ押圧される圧力(クリーニング圧力)を変更する。
また、例えば、クリーニング条件設定部49が、クリーニングローラ21の回転速度を変更し、もって中間転写体14の転写面14aがクリーニングローラ21によって押圧されてクリーニングされる時間(クリーニング時間)を変更する。
また、例えば、クリーニング条件設定部49が、クリーニング時の温度を変更する。
具体的には、クリーニング状態が不良であると判定されたときには、クリーニング条件設定部49は、クリーニング圧力を上げる、クリーニング時間を長くする(すなわちクリーニング速度を遅くする)、クリーニング温度を上げるなど、クリーニング条件の変更を行ってクリーニング効率を上げ、もって転写効率を上げる。
なお、クリーニング圧力は、通常はなるべく低くして、中間転写体14の劣化や中間転写体14に係る機構の劣化を防ぐ。クリーニング速度は、通常は高速にしておく(すなわち、クリーニング時間は、通常短くしておく)。クリーニング温度は、クリーニング圧力と同様に、通常はなるべく低くして、中間転写体14や中間転写体14に係る機構の劣化を防ぐ。
また、本実施形態において、クリーニング条件設定部49は、転写効率やクリーニング効率が低下したときでも、複数のクリーニング部21、22から適切なクリーニング部を選択してクリーニングを実行させるようにすることができ、生産性を低下させることなく転写面14aを回復させることができる。
制御部700は、打滴パタン生成部36、ヘッド駆動部38、ヘッド12などを用いた中間転写体14の転写面14aへの転写画像の形成、転写部16を用いた転写、転写面読取部40を用いた転写面の読取、転写体状態判定部46を用いたクリーニング状態の判定、クリーニング条件設定部49を用いたクリーニング条件の変更、クリーニング部200を用いた中間転写体14の転写面14aのクリーニング、吐出異常判定部42などを用いた吐出異常制御、打滴ばらつき推定部44などを用いた打滴ばらつき制御、ヘッドメンテナンス部62を用いたヘッドメンテナンスなど、各種の制御処理を行う。
なお、制御部700、打滴パタン生成部36、吐出異常判定部42、打滴ばらつき推定部44、転写体状態判定部46、クリーニング条件設定部49は、ひとつのマイクロコンピュータで構成してもよい。
図6は、第2実施形態の画像形成装置100における画像形成処理の一例について、その流れの概要を示すフローチャートである。この画像処理は、図5の制御部700の制御により、所定のプログラムに従って、実行される。
まず、ヘッド駆動部38によりヘッド12を駆動してヘッド12から中間転写体14の転写面14aに向けてインクを打滴することにより、中間転写体14の転写面14aに転写画像を形成する(ステップS32)。
中間転写体14の転写面14a上の転写画像は、被転写媒体80へ転写される(ステップS34)。なお、転写画像が転写された被転写媒体80は、図5中に矢印Eで示す排出方向へ排出される。
転写後、第1クリーニング部21によって、中間転写体14の転写面14aがクリーニングされる(ステップS35)。図5において具体的には、中間転写体14の転写面14aのうちで転写画像が形成されていた領域(転写画像領域)が、第1クリーニング部21に達して、インクが除去される。
クリーニング後、転写面読取部40によって、中間転写体14の転写面14aの転写画像領域が読み取られ、読取画像データが生成される(ステップS36)。
次に、転写体状態判定部46によって、読取画像データに基づいて、中間転写体14の転写面14aのクリーニング状態の良否が判定される(ステップS38)。
第1クリーニング部21によるインクの除去が十分であって、中間転写体14の転写面14aにインクが残っていない状態(すなわち転写画像領域の濃度がベース濃度以下である良好状態)であれば、クリーニング条件の変更は行わないで、次のプリントを実行する(ステップS50)。
第1クリーニング部21によるインクの除去が不十分であって、中間転写体14の転写面14aにインクが残っており、次のプリントに悪影響を与える状態(すなわち転写画像領域の濃度がベース濃度よりも高い不良状態)であれば、リトライ回数が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS40)。
なお、以下では、閾値が「2」である場合を例に説明するが、閾値は「2」に限定されない。
リトライ回数が閾値「2」以下であれば、リトライ回数に応じて、クリーニング条件の変更(ステップS42)を伴う再クリーニング(ステップS43)、または、第2のクリーニング(ステップS44)を行う。
具体的には、リトライ回数が閾値「2」に等しいか否かを判定し(ステップS41)、リトライ回数が閾値「2」よりも小さいとき、言い換えると、リトライ回数=0(初回のプリント)、または、リトライ回数=1(再プリント1回目)であれば、クリーニング条件の変更を行い(ステップS42)、第1クリーニング部21により再クリーニングを行う(ステップS43)。その後、転写画像の形成(ステップS32)、転写(ステップS34)、クリーニング(ステップS35)、転写面読取(ステップS36)、および、クリーニング状態の良否判定(ステップS38)、を再び行って、良好状態であれば、次のプリントを実行する(ステップS50)。
変更するクリーニング条件としては、クリーニング圧力、クリーニング時間(あるいはクリーニング速度)、クリーニング温度が挙げられる。詳細には、クリーニング圧力を上げる、クリーニング時間を長くする(すなわちクリーニング速度を遅くする)、クリーニング温度を上げる、などが挙げられる。このようなクリーニング条件の変更により、クリーニング効率を上げて、もって転写効率を上げる。
リトライ回数が閾値に等しいとき、すなわちリトライ回数=2(再プリント2回目)であれば、第2クリーニング部22によりクリーニングを行い(ステップS44)、転写画像の形成(ステップS32)、転写(ステップS34)、クリーニング(S35)、転写面読取(ステップS36)、および、クリーニング状態の良否判定(ステップS38)を再び行って、良好状態であれば、次のプリントを実行する。
なお、クリーニング条件の変更(ステップS42)や第2のクリーニング(ステップS44)を行う場合には、中間転写体14の交換を要求するワーニングメッセージを表示部30に表示するようにしてもよい。例えば、再クリーニング中には、「再クリーニング実施中」といったメッセージを表示する。また、オフラインでの中間転写体14のメンテナンスを要求するワーニングメッセージを表示部30に表示するようにしてもよい。
リトライ回数が閾値を超えたとき、すなわちクリーニング条件の変更(ステップS42)や第2のクリーニング(ステップS44)を行ってもクリーニング状態が良好とならないときには、エラー表示を行って(ステップS46)、プリントを停止する(ステップS48)。例えば、リトライ回数が「3」(再プリント3回目)であれば、クリーニング不完全であることを示すエラーメッセージを表示部30に表示して、プリントを停止する。
以上、図1に示す第1実施形態の画像形成装置10において転写条件設定部48が転写条件の変更を行う実施形態について説明し、図5に示す第2実施形態の画像形成装置100においてクリーニング条件設定部49がクリーニング条件の変更を行う場合について説明したが、これらの場合に特に限定されず、転写条件設定部48とクリーニング条件設定部49とを両方設け、中間転写体14の転写面14aの状態に基づいて転写条件の変更とクリーニング条件の変更とを行う構成としてもよい。
なお、図1に示した第1実施形態の画像装置10は、中間転写体14の回転方向Rにおいて、ヘッド12、転写部16、転写面読取部40、クリーニング部20の順に配置されており、図5に示した第2実施形態の画像装置100は、中間転写体14の回転方向Rにおいて、ヘッド12、転写部16、クリーニング部200、転写面読取部40の順に配置されているが、どちらの場合も、中間転写体14を1回転させるうちに、転写画像の形成、転写、転写面の読取、および、クリーニングを行うことができる。
図7に示す第3実施形態の画像形成装置1000では、中間転写体14の回転方向Rにおいて、ヘッド12、転写面読取部40、転写部16、クリーニング部200の順に配置されている。
このような位置関係であっても、図4のフローチャートに示した第1実施形態の画像形成処理を行うことができ、また、図6のフローチャートに示した第2実施形態の画像形成処理を行うこともできる。
図7に示す画像形成装置1000において、図4に示す第1実施形態の画像形成処理を行う場合には、転写画像形成(S2)、転写(S4)、転写面読取(S6)の順で行うので、図1に示す画像形成装置10と比較して、中間転写体14を1回転余分に回転させればよい。
また、図7に示す画像形成装置1000において、図6に示す第2実施形態の画像形成処理を行う場合には、転写画像形成(ステップS32)、転写(ステップS34)、クリーニング(ステップS35)、転写面読取(ステップS36)の順で行うので、図5に示す画像形成装置100と比較して、中間転写体14を1回余分に回転させればよい。
なお、図7に示す画像形成装置1000は、1回転目でクリーニングを実施できないので、1回転目においてクリーニング部200を中間転写体14から離間させる、あるいは、実質的にクリーニングが行われないようクリーニング条件(クリーニング圧力やクリーニング温度を下げるなど)をクリーニング部200に対して設定する、といった制御を行う。
図7の画像形成装置1000は、図1の画像形成装置10や図5の画像形成装置100と比較して、中間転写体14の回転数が多くなる分だけ、生産性は低下する一方で、残留インクに因る次回プリントへの影響を防止するという本発明の効果を得ることができる。
なお、中間転写体を環状のベルトによって構成した場合を例に説明したが、本発明において中間転写体はベルトに限定されるものではなく、繰り返し用いることができるものであれば、同様に本発明を適用できる。例えば、中間転写体は、円柱体(ドラム)など、他の回転体であってもよい。
ところで、第1実施形態〜第3実施形態において、転写体状態判定部46による中間転写体14の転写面14aの状態(転写状態およクリーニング状態)の判定態様として、転写面読取部40によって得た読取画像の色の濃度と記憶部32に予め記憶したベース濃度とを比較する場合を例に説明したが、本発明はこのような態様に特に限定されない。転写画像の形成に用いた画像データと読取画像データとの相関を用いて、中間転写体14の転写面14aの状態を判定するようにしてもよい。具体的な手順としては、まず、転写面読取部40を構成する読取素子の画素並び方向にそって変化するような画像パターンを印字する。例としては、複数の周期的なパッチパターンや、ランダムな(多くの周波数成分を含む)画像パターンが挙げられる。次に、これらの画像パターンを構成する画像データから予め算出した図8(A)に示す濃度プロファイルA(x)と、転写後の中間転写体14の転写面14aを読み取って得た図8(B)または(C)に示す濃度プロファイルB(x)とを用い、A(x)とB(x)との相関係数ρを求め、この相関係数ρと予め記憶部32に記憶しておいた閾値とを比較することにより、中間転写体14の転写面14aの状態判定を行う。なお、図8(B)はA(x)とB(x)との相関が大きい場合を示し、図8(C)はA(x)とB(x)との相関が小さい場合を示す。
ここでは、画像形成装置10の運用時に印刷する画像とは別の転写体状態判定用の画像パターンを印字する場合を例に説明したが、本発明はこのような場合に特に限定されず、実際に画像形成装置10の運用時の印刷に用いる画像データに基づいて算出した濃度プロファイルA(x)と、転写後の中間転写体14の転写面14aの読取画像データに基づいて算出した濃度プロファイルB(x)とを、比較するようにしてもよい。
前述のように、読取画像の色の濃度と記憶部32に予め記憶したベース濃度とを比較する態様の場合、転写異常(インク残り)の判定としては、まず、転写後の中間転写体14の転写面14aの濃度を測定し、次に、予め記憶部32に記憶した中間転写体14の転写面14aのベース濃度と比較し、ベース濃度よりも読み取った色の濃度が高ければ、転写異常と判定している。中間転写体14の転写面14aの色の濃度は、第1に、転写面全体で一様ではない、第2に、ノイズになるような微細な濃度むらがある、などの好ましくない状態が考えられる。したがって、単純に予め記憶したベース濃度と比較するだけでは、判定がうまくいかない場合もある。そこで、画像パターンを印字し、印字に用いた画像パターンと、転写後に読み取った画像パターンとの相関係数を求め、相関係数が閾値以下の場合(転写後の読取画像データと印字に用いた画像データとの関連がない場合)には、インク残りなしと判定する一方で、相関係数が閾値よりも大きい場合(読取画像データのパターンに印字に用いた画像データのパターンが表れている場合)には、インク残りありと判定する態様が、好ましい。
また、転写後の中間転写体14の転写面14aの読取結果に基づいて、被転写媒体80の出力先の搬送経路を変更するようにしてもよい。
また、転写面読取部40は、中間転写体14の異常検出のほかに、ヘッド12の不吐出の検出、打滴ばらつき(打滴位置、打滴サイズのばらつきなど)の検出、中間転写体14の駆動ばらつきや、搬送ばらつき(スキュー、速度変動など)の検出などにも用いてよい。
本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
10、100、1000…画像形成装置、12…ヘッド、14…中間転写体、14a…転写面、16…転写部、16a…下部ベルト、16b…下部ローラ、16c…上部ローラ、20、200…クリーニング部、21…クリーニングローラ(第1クリーニング部)、22…第2クリーニング部、30…表示部、32…記憶部、34…通信インターフェース、36…打滴パタン生成部、40…転写面読取部、42…吐出異常判定部、44…打滴ばらつき推定部、46…転写体状態判定部、48…転写条件設定部、49…クリーニング条件設定部、51…ノズル、52…圧力室、58…圧電素子、70、700…制御部
Claims (10)
- インクを打滴するヘッドと、
前記ヘッドから打滴されるインクにより転写画像が形成される転写面を有する中間転写体と、
前記中間転写体の転写面上の転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写手段と、
転写後の前記中間転写体の転写面を読み取る転写面読取手段と、
前記転写面読取手段によって得られる読取画像データに基づいて、前記中間転写体の転写面の転写状態を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記転写手段の転写条件を変更する転写条件変更手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写条件変更手段によって変更される前記転写条件は、前記転写手段によって前記被転写媒体が前記中間転写体の転写面へ押圧される圧力、前記転写手段によって前記被転写媒体が前記中間転写体の転写面へ押圧される時間、および、前記転写手段による転写時の温度のうちで、少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- インクを打滴するヘッドと、
前記ヘッドから打滴されるインクにより転写画像が形成される転写面を有する中間転写体と、
前記中間転写体の転写面上の転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写手段と、
転写後の前記中間転写体の転写面をクリーニングするクリーニング手段と、
クリーニング後の前記中間転写体の転写面を読み取る転写面読取手段と、
前記転写面読取手段によって得られる読取画像データに基づいて、前記中間転写体の転写面のクリーニング状態を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記クリーニング手段のクリーニング条件を変更するクリーニング条件変更手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記クリーニング条件変更手段によって変更される前記クリーニング条件は、前記クリーニング部が前記中間転写体の転写面へ押圧される圧力、前記クリーニング部によるクリーニング時間、および、前記クリーニング部によるクリーニング時の温度のうちで、少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記判定手段は、前記ヘッドによる前記中間転写体の転写面への画像形成に用いた画像データと、前記転写面読取手段により前記中間転写体の転写面を読み取って得られた読取画像データとの相関に基づいて、前記中間転写体の転写面の状態を判定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 所定の転写面に向けてインクを打滴することにより前記転写面に転写画像を形成する転写画像形成工程と、
前記転写面に形成された前記転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写工程と、
転写後の前記転写面を読み取る転写面読取工程と、
前記転写面読取工程によって得られた読取画像データに基づいて、前記転写面の転写状態を判定する判定工程と、
前記判定工程の判定結果に基づいて、前記転写工程の転写条件を変更する転写条件変更工程と、
を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 前記転写条件変更工程において変更される前記転写条件は、前記転写工程において前記被転写媒体が前記転写面へ押圧される圧力、前記転写工程においてに前記被転写媒体が前記転写面へ押圧される時間、および、前記転写工程における転写時の温度のうちで、少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
- 所定の転写面に向けてインクを打滴することにより前記転写面に転写画像を形成する転写画像形成工程と、
前記転写面に形成された前記転写画像を所定の被転写媒体へ転写する転写工程と、
転写後の前記転写面をクリーニングするクリーニング工程と、
クリーニング後の前記転写面を読み取る転写面読取工程と、
前記転写面読取工程によって得られた読取画像データに基づいて、前記転写面のクリーニング状態を判定する判定工程と、
前記判定工程の判定結果に基づいて、前記クリーニング工程のクリーニング条件を変更するクリーニング条件変更工程と、
を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 前記クリーニング条件変更工程において変更される前記クリーニング条件は、前記クリーニング工程において前記転写面をクリーニングするクリーニング部が前記転写面へ押圧される圧力、前記クリーニング工程におけるクリーニング時間、および、前記クリーニング工程におけるクリーニング時の温度のうちで、少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
- 前記判定工程は、前記転写面への画像形成に用いた画像データと、前記転写面を読み取って得られた読取画像データとの相関に基づいて、前記転写面の状態を判定することを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の画像形成方法。
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