JP2007022082A - 転写面保守システム監視方法 - Google Patents

転写面保守システム監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007022082A
JP2007022082A JP2006192351A JP2006192351A JP2007022082A JP 2007022082 A JP2007022082 A JP 2007022082A JP 2006192351 A JP2006192351 A JP 2006192351A JP 2006192351 A JP2006192351 A JP 2006192351A JP 2007022082 A JP2007022082 A JP 2007022082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
cleaning
drum
failure
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006192351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4982126B2 (ja
Inventor
Alexander J Fioravanti
ジェイ フィオラヴァンティ アレキサンダー
Howard A Mizes
エ− ミルズ ハワード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2007022082A publication Critical patent/JP2007022082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4982126B2 publication Critical patent/JP4982126B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/0057Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material where an intermediate transfer member receives the ink before transferring it on the printing material

Abstract

【課題】ドラム保守システムの自動性能監視及び自動パラメタ調整により印刷画質を自動確保する。
【解決手段】中間転写面上にテストパターンを印刷し(150)転写面画像検知器でその像を捉え(164)パターン印刷結果を得る。転写面保守システムを用い中間転写面を清掃し(166)転写面画像検知器でその後の像を改めて捉え(168)清掃後残存画像を得る。パターン印刷結果と清掃後残存画像との比較により清掃失敗度を計算し(170)所定限界と比較して故障有無を判別する(172)。故障無しなら通常印刷動作を継続させるが(174)故障有りなら清掃失敗度に応じ転写面保守システムのパラメタを修正し(176)修正後のパラメタが所定しきい値を超えていれば(178)故障有りの事実を通知するが(180)超えていなければ上述の転写面清掃(166)以後の動作を再実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、大まかには画像形成マシンに関し、例えば固体インクにより画像を形成するマシンのうち中間転写面(intermediate transfer surface)及びこれを保守するシステムを有するものに関する。但し、本発明はこれ以外の分野においてもまたこれ以外の態様でも実施できる。
相変化インク(phase change ink)を使用して画像を形成するマシン例えば相変化インクプリンタでは、一般に、常温で固体状の相変化インクをそのマシン内で動作温度まで昇温、熔融させて液状とし、熔融した液状のインクをインク滴例えばそのジェットとして吐出することによって、インク像を形成する。例えば、動作温度まで昇温させることにより相変化インクを熔融させて液状とし、それをそのプリンタのプリントヘッドデバイスからインク滴例えばそのジェットとしてプリントドラム又はプリントベルト(本願では「プリントドラム」と総称)に向け吐出する。支持体の表面に接触すると間もなくインク滴は凝固し、固化したインク滴により所望のパターンの画像が形成され、プリントドラム上のこのインク像は最終的な画像形成先である支持体(印刷媒体)へと直に転写される。
相変化インク使用型画像形成マシン/プリンタや、それを用いて画像形成対象シート上に画像を形成するプロセスについては、例えば特許文献4に記載がある。特許文献4は、1994年12月13日付で発行されTitterington et al.に付与された米国特許に係る文献である。特許文献4に記載されている相変化インク印刷プロセスにおいては、固体状の相変化インクを昇温、熔融させて液状の相変化インクとし、インクジェットプリントヘッド等のデバイスを用い中実支持部材表面の中間転写面上に液状相変化インク滴をパターン状に被着させ、そして、中間転写面上で凝固させた相変化インクをその面から支持体へと転写させその支持体に固着させる。
米国特許第4636803号明細書 米国特許第4739339号明細書 米国特許第5038157号明細書 米国特許第5372852号明細書 米国特許第6053608号明細書 米国特許第D453787号明細書
相変化インク使用型画像形成マシン/プリンタにおける画質は、部分的には、プリントドラムがドラム保守システムによりどの程度うまく保守されているか、即ちプリントドラム上の残存物がどの程度うまく清掃されているか及びプリントドラムにリリースオイルがどの程度均等に被着しているかによって左右される他、プリントドラム及びその表面の仕上がり具合(テキスチャの発生具合)、プリントヘッド、並びに画像形成対象たる支持体によっても左右される。大抵の相変化インク使用型画像形成マシンでは、ある種のパラメタを調整することによってドラム保守システムによる清掃の効率・効果を高めることができるが、そうしたパラメタの設定・調整が行われる機会は限られており、スケジュールに則って行うのでなければ、印刷画質が劣化したことが見た目に分かるようになったときに行われるだけであった。
従って、いま必要とされているのは、ドラム保守システムの性能を自動監視しドラム保守システムのパラメタを自動調整することにより、印刷画質を自動確保するシステム及び方法を、提供することである。
本願において提案するのは、画像形成マシンの転写面保守システムを監視する方法及びシステムである。本方法及びシステムにおいては、中間転写面上にテストパターンを印刷しその像を転写面画像検知器で捉えてパターン印刷結果(printed pattern response)を取得する。次いで転写面保守システムを用い中間転写面を清掃しその後の像を改めて転写面画像検知器で捉えて清掃後残存画像(cleaned image response)を取得する。次いで、パターン印刷結果と清掃後残存画像との比較により清掃失敗度(cleaning efficiency)を計算して所定限界と比較することにより故障有無を判別する。その結果故障有りと判別された場合には補正プロセスを実行する。この補正プロセスにおいては、清掃失敗度計算結果に応じ転写面保守システムのパラメタを修正し、修正後のパラメタが所定しきい値を超えていれば故障有りの事実を通知するが超えていなければ上述の転写面清掃を(例えばこれに続く清掃失敗度計算及び故障有無判別と共に)再実行する。なお、故障無しと判別された場合には通常印刷動作を継続させる。
本願においては更にドラム保守監視システムも提案する。本システムは、プリントヘッドシステムと、プリントヘッドシステムから受け取った1個又は複数個のインクによりその上に画像パターンが形成され形成された画像パターンが支持体に転写されるプリントドラムと、プリントドラム上の画像を検知するIOD(image-on-drum)検知器と、プリントドラム上のインクを清掃するドラム保守システムと、RAM(random access memory)等の書込可能なメモリを有しドラム保守システム及びIOD検知器を制御する制御システムと、を備える。制御システムの動作プログラムは次の動作を周期的に実行させるプログラムである。即ち、制御システムは、プリントドラム上にテストパターンを印刷しその像をIOD検知器で捉えて取得したテストパターン印刷結果(test pattern response)をメモリ内に格納し、ドラム保守システムを用いプリントドラムを清掃しその後の像をIOD検知器で捉えて取得した清掃後ドラム残存画像(cleaned print drum response)をメモリ内に格納し、格納済テストパターン印刷結果と格納済清掃後ドラム残存画像との比較計算により得られる清掃失敗度を所定限界と比べて故障有無を判別し、故障無しと判別された場合には通常印刷動作を継続させる一方、故障有りと判別された場合には補正プロセスを実行する、という動作を周期的に実行する。補正プロセスにおいては、清掃失敗度計算結果に応じドラム保守システムのパラメタを修正し、修正後のパラメタが所定しきい値を超えていれば故障有りの事実を通知するが超えていなければ上述のプリントドラム清掃から清掃失敗度計算を経て故障有無判別に至る動作を再実行する、というプロセスを、実行する。
以下、本発明にて導入された新規な事項について、本発明の特徴をなすものもそうでないものも含め、より具体的に説明する。この説明においては、本発明の実施形態の構成要素、プロセス及び装置をより正確且つ詳細に理解できるようにするため、添付図面を参照する。以下の説明で参照する図面は、本発明の実施形態を容易に理解できるよう分かりやすく模式化して示す図面であり、その実施形態に係るデバイス及びその構成部品の寸法及び縮尺を正確に表すことを意図するものでも、本発明の技術的範囲を画定又は限定することを意図するものでもない。また、理解を容易にするため以下の説明では具体的な名称を示す用語を使用するが、具体的な用語を用いるのは本発明の特定の実施形態を分かりやすく示して理解を促すためであり、本発明の技術的範囲を画定又は限定するためではない。図面及び以下の説明中、同様の構成部材乃至機能には同様の参照符号を付してあることを理解されたい。
図1に、本発明の実施形態を好適に組み込める画像形成マシンの例を示す。図示されているマシン10は高速相変化インク使用型画像形成マシンたる固体インクプリンタであり、そのハウジング12の内部又は上方には、図示の通り、マシン10の動作に関わる全てのサブシステム及び構成部品が、直に又は何らかの介在物を介して実装されている。実装されているサブシステム及び構成部品は、詳細には次の通りである。まず、このプリンタ10にはプリントドラム14が設けられている。プリントドラム14はその上に相変化インクによる画像が形成される部材であり、プリントドラム14上の画像は紙等の支持体上に転写される。なお、以下の説明では画像形成部材としてプリントドラム10(より一般的に表現すれば画像形成ドラム)を例示しているが、先にも定義した通り本願でいうところのプリントドラムはプリントベルトも包含する概念であり、従って本発明はエンドレスベルト等のプリントベルトを画像形成部材とする実施形態も包含している。また、プリントドラム14の表面16は画像形成面(imaging surface)即ち中間転写面となっており、本実施形態では、この画像形成面16を方向18に沿って動かしその上に相変化インクによるインク像を形成するようにしている。
プリンタ10は、そのサブシステムとして相変化インク送給システム20を備えている。このインク送給システム20内には固体状カラー相変化インク源を少なくとも1個設ける。本実施形態に係るプリンタ10はインク送給システム20内に4個のインク源22〜28を設けた多色画像形成マシンであり、これらインク源22〜28はそれぞれ異なる色の相変化インクの送給源となっている。インク源22〜28から送給するインクの色は、例えばシアン、イエロー、マゼンタ及びブラックの四色である(CYMKプリンタの場合)。インク送給システム20内には更に熔融兼制御装置(図示せず)が設けられている。この熔融兼制御装置は、固体状の相変化インクを熔融即ち相変化させて液状にし、更にその液状のインクをプリントヘッドシステム30に供給する。プリンタ10のサブシステムであるこのプリントヘッドシステム30にはプリントヘッドアセンブリを少なくとも1個設ける。本実施形態に係るプリンタ10は高速多色画像形成マシンであるので、プリントヘッドシステム30には、図示の如く、色別に4個のプリントヘッドアセンブリ32〜38が設けられている。但し、本発明は、設けられているプリントヘッドアセンブリの個数が何個の画像形成マシン乃至システム内においても、例えば1個のマシン乃至システムであっても、適用することができる。
本プリンタ10には更に、そのサブシステムとして、支持体供給源を備える支持体供給取扱システム40が設けられている。支持体供給源は、画像形成先たる支持体(例えばシート状に切断されている支持体)を収蔵し、収蔵している支持体の供給源として機能する部材であり、図中の支持体供給取扱システム40には支持体供給源が42〜48の4個設けられている。支持体供給源42〜48は、それぞれ、収蔵、供給する支持体の形態に見合った構成を有している。支持体供給取扱システム40に複数個の支持体供給源を設けることは必須ではないが、ここでは複数個の支持体供給源を有するプリンタ10を一例として示してある。また、これも必須の部材ではないが、図中のプリンタ10には原稿フィーダ50が設けられている。この原稿フィーダ50は、原稿保持トレイ52、原稿シート送給回収システム54及び原稿露光走査システム56を備えている。
マシン乃至プリンタ10のサブシステムであり制御システムであるコントローラ60は、そのマシン乃至プリンタ10を構成する他の様々なサブシステム、部材及び機能手段を動作させその動作を制御する部材であり、CPU(central processor unit)62、電子記憶部たる書込可能なメモリ例えばRAM64、並びにユーザインタフェース66を備える他、センサ入力制御手段68及び画素配置制御手段70を備えている。通常動作時においては、CPU62が、走査システム56、ネットワーク接続部72、プリントヘッドシステム30等の画像入力源からCPU62への画像データ供給或いは画像入力源同士での画像データ供給に際して、その画像データフローを読み込み、捉え、整え、管理する。コントローラ6は、印刷動作を含め、他のサブシステム及び機能の動作並びにマシン10のパラメタを制御する。
動作時には、画像形成の元となる画像データが走査システム56から又はネットワーク接続部72を介してコントローラ60に届けられ、コントローラ60によってその画像データが処理され、その結果に応じてプリントヘッドシステム30が制御される。このとき、コントローラ60の動作は、ユーザインタフェース66を介したオペレータ入力等、関連するサブシステム信号及び構成部材信号に従いつつ、或いはそれらについての判別を下しつつ実行される。これによって固体状相変化インクのうち必要な色のインクが熔融されプリントヘッドアセンブリ32〜38のうち対応するものへと送給される一方、併せて画像形成面16に対する画素配置制御も実行されるので、画像形成面16上には所望の画像が形成されることとなる。他方で、支持体供給源42〜48のうち何れかから支持体を送り届けるという支持体供給取扱システム40の動作が、画像形成面16上に画像を形成する動作と時間的に歩調を合わせて且つ支持体と画像との位置が揃うように実行されるため、画像形成面16上に形成されている画像は、転写間隙74内にて画像形成面16から支持体上へと転写されこの支持体上に画像が形成される。画像が転写、形成された支持体は排出経路76を通って排出され排出トレイ78上に山積みになっていくが、但しこれは、その支持体に対して特に後処理を施す必要がない場合のことである。もし、支持体に対して後処理例えば裏面印刷動作を実行する必要があるときは、画像が転写された支持体を排出経路76ではなく反転経路80に通して表裏反転させ、再入経路82を通して裏面印刷に向かわせて、裏面印刷が済んだら排出経路76へと送り込む。
図1に示すプリンタ10のサブシステムとしては、更に、転写面保守システムの一例たるドラム保守システム84が設けられている。このドラム保守システム84はプリンタ10にて得られる画質を維持、確保するためのサブシステムであり、プリントドラム(画像形成ドラム)14の画像形成面16に指定量のリリースオイルを被着させるオイリングローラ86と、オイリングローラ86から画像形成面16へとリリースオイルを供給できる位置までオイリングローラ86を動かすことができまたその位置からオイリングローラ86を引き離すことができるオイリングローラ移動装置88とを、備えている。オイリングローラ86を用い指定量のリリースオイルを画像形成面16に被着させることにより、プリントドラム14上に形成されている画像を、転写間隙74を通り抜けていく支持体へと好適且つ完全に、転写させることが可能になる。ドラム保守システム84は、更に、1個又は複数個の清掃ブレード90と、清掃ブレード90から画像形成面16に指定量の圧力が加わることとなるよう清掃ブレード90を押圧し画像形成面16に押し当てる清掃ブレード押圧装置92とを、備えている。清掃ブレード90は、画像形成面16上の残存インクその他の汚濁物質を除去すべく、コントローラ60による制御の下に随時作動する。概括的にいうと、ドラム保守システム84の機能の一つは、プリントドラム14の画像形成面16におけるリリースオイル被覆状態を一定且つ一様に維持及び保持すること、またそれによってプリントドラム14から支持体へと画像がうまく転写されるようにすることである。画像をあまりうまく転写できない状況が発生した場合でも、このようなドラム保守システム84が設けられているため、プリントドラム14上の残存インクを清掃ブレード90によって掻き落とし、以後の画像上にインク残存の影響が現れることを防ぐことができる。
図示実施形態の如く複数個のプリントヘッドアセンブリ32〜38を備えるプリンタ10にて高いスループットを得るには、厳しい位置合わせ条件を満たすことができ且つそのプリントヘッド30の信頼性を十分に高い水準に保てるようにする必要がある。プリントヘッド30の信頼性を維持するには、現在の状態で適正水準の画質を確保できるかどうか、ジェットの状態を周期的に又は定常的に点検、監視する必要がある。本実施形態では、この位置合わせ及びプリントヘッド監視を実行するために、適当な(好ましくは一定な)時間間隔でプリントドラム14上にテストパターンを印刷し、プリントヘッド14上に印刷したテストパターンの像を転写面画像検知器例えばIOD検知器94(本実施形態ではFWA(full width array)検知器)によって捉え、そしてプリントドラム14上に印刷されている像をドラム保守システム84によって清掃、除去する動作を実行する。テストパターンを利用したこの動作によって、例えば、プリントヘッドアセンブリ32〜38上の各ノズルがまともに動作しているかどうかを、各印刷ジョブの終了時にチェックすることができる。また、プリントヘッドアセンブリ32〜38の動作具合をくまなく調べるため、テストパターンとしては、プリントヘッドアセンブリ32〜38を構成する全てのノズルを用いてテストパターン印刷が行われるようなパターンを使用する。本実施形態では、この狙いに沿い、複数個のダッシュを連ねた短鎖破線の繰り返しであるテストパターンを使用するが、これとは異なるテストパターンを用いることもできる。いうまでもないことであるが、一時的にであれテストパターンが存在していたことをユーザが清掃後の画像形成面16から看取することができないよう、画像形成面16上への印刷とIOD検知器94による検知の後に、画像形成面16上のテストパターンを清掃、除去しなければならない。もしそれがうまくいかなければ、その次に印刷する画像上にそのテストパターンの一部が現れるかもしれない。
プリンタ10にて使用するIOD検知器94の個数は1個でもよいし複数個でもよい。本発明は、その実施に際しある特定の個数又は特定の種類のIOD検知器94を必須とするような発明ではない。例えば本実施形態では、高い速度と高い精度が得られる検知器であるFWA検知器をIOD検知器94として使用しているが、走査型検知器等、他種の検知器も使用できる。また、読者の中には、テストパターンを印刷して検知するような手順を採らずとも、ドラム保守システム84による通常の清掃の後にIOD検知器94によってプリントドラム14の画像形成面16の状態を計測すれば十分ではないか、と思量される方もあろうが、実はそうしたやり方ではうまくいかない可能性がある。それは、画像形成面16上に大規模なテキスチャが存在している場合、そうしたテキスチャによって判別が妨げられ、画像形成面16が果たして清浄なのかをうまく判別できない可能性があるからである。この点については後により詳細に説明する。
本実施形態についてくまなく理解して頂けるよう、ここではまずプリントドラム14の清掃に失敗したことを知る方法について例示説明する。清掃に失敗したかどうかを判別するに際しては、まず始めに、図2に示すように複数本の短鎖破線からなるテストパターン100をプリントドラム14上に印刷する。本実施形態で使用するテストパターン100は、具体的には2個のストリップ102及び104から構成されており、各ストリップ102,104は短いダッシュ106を間隔をおいて連ねた3本の破線から構成されているが、但し、各ストリップの構成は使用するプリンタ10に適合するものとなるよう適宜アレンジすることができる。また、ストリップ毎或いは短鎖破線毎に異なる番号のノズルが使用されるように、テストパターンを構成しておくとよい。例えば図示のテストパターン100では、1本目のストリップ102に属するダッシュ106が図示しないプリントヘッドノズルのうち奇数列(例えば第1列及び第3列)に属するものによって印刷され、2本目のストリップ104に属するダッシュ106がプリントヘッドノズルのうち偶数列(例えば第2列及び第4列)に属するものによって印刷されるよう、ストリップ102におけるダッシュ106の位置とストリップ104におけるダッシュ106の位置とが図中の横方向(クロスプロセス方向)に沿いずらされている。更に、図示例にて各ストリップ102,104が3本の短鎖破線から構成されているのは、3本あればプリントドラム14上の十分に広い面積を監視できると考えたからである。従って、プリントドラム14上のより広い面積を監視する方が有益と思われる場合は、短鎖破線の本数即ち繰り返し印刷回数を増やせばよい。清掃失敗度分析には、何れの短鎖破線についても同じアルゴリズムを使用できる。
プリントドラム14の回転速度は、例えば、テストパターン100を印刷する際には基準回転速度とし、印刷されたテストパターンの像をIOD検知器94により検知する際にはそれに適したより低い速度に落とすとよい。IOD検知器94により捉えたテストパターン100の像はメモリ64内に格納し、その後プリントドラム14をドラム保守システム84により清掃し、プリントドラム14の表面16のうちテストパターン100が印刷されていたのと同じ領域の像を再びIOD検知器94によって捉え、捉えた像をメモリ64内に格納する。そして、画像処理技術を用いつつ、格納済清掃前画像即ちテストパターン印刷結果と、格納済清掃後画像即ち清掃後ドラム残存画像とを比較する。これにより、プリントドラム14上に残存しているダッシュ106を識別し且つその残存度合いを知ることができる。
この比較解析における最初の処理は、パターン印刷結果(この例ではプリントドラム14上におけるテストパターン印刷結果)を調べることによって、清掃前画像における振幅をダッシュ106毎に検知、識別する処理である。本願でいうところの「振幅」とは、清掃されているプリントドラム14の像を捉えたときのIOD検知器94の出力と、印刷されているダッシュ(その中程)を捉えたときのIOD検知器94の出力との差のことである。ダッシュ106による清掃前画像の振幅を識別する処理は、画像形成面16上に大規模なテキスチャがありそれによるノイズが発生していても、好適に実施することができる。例えば、清掃前のプリントドラム14から得られるテストパターン印刷結果を解析することによって、支持体移送方向と直交する方向即ちクロスプロセス方向における全てのダッシュ106の位置が分かる。それらが分かったら、清掃後残存画像(この例ではプリントドラム14上における清掃後ドラム残存画像)を各ダッシュ位置で切断してその断面におけるIOD検知器出力を解析することによって、各ダッシュ位置におけるIOD検知器出力がどのような変動傾向を呈しているかを調べる。図3は、清掃前画像108を構成する画像のうち同一のプリントヘッドノズルを用いて印刷された3個のダッシュ106と、これを清掃した後に得られる清掃後画像110とを例示する図であるが、この図から明らかな通り、清掃前画像108にも清掃後画像110にもテキスチャによるノイズ112がくっきりと現れており、また清掃前画像108におけるノイズ発生状況と清掃後画像110におけるそれとの間にはほぼ変わりがない。
図4に、支持体移送方向即ちプロセス方向に沿ったIOD検知器出力の変化を示す。この図に示すIOD検知器出力114は、プロセス方向軸、クロスプロセス方向軸及び検知器出力軸からなる三次元空間を、図3中の3個のダッシュ106を含むクロスプロセス方向位置にて切断して描いたもの、即ち図3中の3個のダッシュ106を捉えているクロスプロセス方向位置での出力をプロセス方向に沿って描いたもの(より詳細にはダッシュ幅方向に沿って相隣接する複数のダッシュ内クロスプロセス方向位置での出力を平均化したもの)である。また、図中の基底出力線116は、清掃後のプリントドラム14を捉えたときのIOD検知器出力を、同じくプロセス方向に沿って且つ同じクロスプロセス方向位置について断面図示したものである。本実施形態ではIOD検知器94としてFWA検知器を用いているので、IOD検知器94による検知回数番号と、プロセス方向における画素122の位置は、同じものである。このプロセス方向沿いIOD検知器出力114にはダッシュ106の像が現れており、従って、IOD検知器94による何回目の検知でダッシュ106の像が捉えられたかを、このプロセス方向沿いIOD検知器出力114から知ることができる。プロセス方向沿いIOD検知器出力114からプロセス方向におけるダッシュ位置を知るには、例えばその極大値118及び極小値120を求め、求めた極大値118と極小値120の間に位置するようしきい値を設定し、次いで、IOD検知器94による何回目の検知においてこのしきい値を下回るプロセス方向沿いIOD検知器出力114が得られたかを、例えば2回目〜9回目の検知で得られた、というように検知回数番号(プロセス方向画素位置)によって特定する。図示例でいうと、IOD検知器出力極大値118が約170、IOD検知器出力極小値120が約130であるのでしきい値を150と定め、プロセス方向沿いIOD検知器出力114の値が150より小さくなったプロセス方向位置の範囲を検知回数番号によって特定する。これによって、検知回数番号(プロセス方向画素位置)でいって範囲2〜9が図3で一番上のダッシュ106、範囲16〜22が真ん中のダッシュ106、範囲29〜34が一番下のダッシュ106の像のプロセス方向位置であると知ることができる。
本実施形態では、こうしてダッシュ106のプロセス方向位置が判明した後に、それらダッシュ位置にてIOD検知器94がどのような出力を呈しているかを知るため、IOD検知器出力を当該プロセス方向ダッシュ位置にてクロスプロセス方向に沿って切断し、その断面即ちIOD検知器94による各回検知時出力において次のような計算を実行する。図5に示すIOD検知器出力124は、上述のプロセス方向画素位置2〜9の何れかにおける(又はそれらを平均化したものにおける)IOD検知器出力を、クロスプロセス方向断面に沿って表したものである。こうしたクロスプロセス方向沿いIOD検知器出力124には前述した通り画像形成面16のテキスチャによるノイズ112が現れるが、その種のノイズ112は補間処理によるダッシュ中央判別・特定精度を向上させる妨げとなるので、各断面に対して6点移動平均フィルタを適用してノイズ112をクロスプロセス方向沿いIOD検知器出力124から除去する。このフィルタには、画像の焦点はずれによる多重画像(ゴースト)を除去するロジックも組み込んでおくのが望ましい。この図にはダッシュ位置を捉えたクロスプロセス方向沿いIOD検知器出力が4通り示されているが、そのうち124は上述の通り清掃前画像形成面16を捉えたときにIOD検知器94から得られる生清掃前出力、126は生清掃前出力124にノイズ112除去等のためのフィルタを適用して得られる炉波済清掃前出力、130は清掃後画像形成面16を捉えたときにIOD検知器94から得られる生清掃後出力、128は生清掃後出力130にノイズ112除去等のためのフィルタを適用して得られる炉波済清掃後出力である。
本実施形態では、次いで、炉波済清掃前出力126が極小値132になる点(清掃前極小点)を導出、特定し、清掃前極小点及びその最寄りの4点を採って二次曲線に当てはめる(二次曲線の各係数を導出する)ことによって、清掃前極小点周辺での炉波済清掃前出力126の曲率を求める。炉波済清掃後出力128についても、同様にして極小値134を採る点(清掃後極小点)を導出、特定する。この計算の結果、クロスプロセス方向に沿って清掃前極小点から2画素の範囲内に清掃後極小点が現れなかった場合は、その清掃後極小点は画像形成面16上のテキスチャを原因とするノイズ112によって生じたものであり、テストパターン100中のダッシュ106は画像形成面16上から好適に清掃、除去されたものと判断される。これに対して、清掃前極小点と清掃後極小点の距離が2画素以内である場合は、テストパターン100中のダッシュ106が消え残っており、このダッシュ残存によって清掃後極小点が生じたものと判断される。なお、ここでは極小点間分離度しきい値として2画素という値を設定して判別を行う例を示したが、適当な値である限りこれを他の値としても本発明を実施することができる。
また、上述の計算では清掃前極小点周辺での曲率を求めているが、例えばこれと同じ手法で清掃後極小点周辺での曲率も求め、更に両者の比を求めれば、その清掃前後曲率比は、ダッシュ106の残存度合い(ダッシュ残存度)を測る指標値として好適に利用できる。まず、清掃したけれどもテストパターン100のダッシュ106がほぼそのまま残ってしまっている状態では、清掃後画像が清掃前画像と大差ないため、清掃前後曲率比が1に近い値になる。これに対して、テストパターン100のダッシュ106が清掃により部分的に消えたが部分的に残存している状態では、図5に示した断面における炉波済清掃前出力126と炉波済清掃後出力128との間にダッシュ消え残り分の差分(振幅)が生じ、従って清掃前に比べ曲率が小さく窪みも浅いけれども清掃後に極小点が生じより大きめの清掃前後曲率比となる。従って、清掃前後曲率比を以てダッシュ残存度として利用することができる。なお、テストパターン100のダッシュ106は清掃により消されているがプリントドラム14のテキスチャによってダッシュ中央位置近辺に清掃後極小点が発生している場合、ドラム保守システム84の清掃失敗度を求めるアルゴリズムが、その清掃後極小点(実はテキスチャによる極小点)をダッシュ消え残りと誤認する可能性もある。その場合、ノイズ計測の影響を含む清掃前後曲率比が清掃失敗度導出アルゴリズムによる清掃失敗度導出に使用されることとなるが、そうなることはほとんどないし、仮になったとしてもパラメタ調整によって排除されるであろう。
図6に、各ノズルにおける清掃失敗度の分布例138を示す。この図の縦軸142に沿ったドット140の位置は、そのドット140に対応するノズル(プリントヘッドを構成するノズル群のうちそのドット140に対応するもの;横移動式プリントヘッドの場合は各ノズルの各移動先位置)によって得られる上述のダッシュ残存度を示している。ドット140の大部分は横軸に沿い横軸からあまり離れていない位置にある。ドット140が横軸沿い且つ横軸近くにあるということは、そのドット140に対応するノズルについてはダッシュ106の像が画像形成面16上から成功裡に清掃、除去されたということである。プリントドラム14の表面16にテキスチャがあるため分布はするが、ダッシュ106が形成されていた部位の中央近辺でその表面テキスチャによりIOD検知器出力が落ち込むことは、偶然の場合を除いてはないことである。また、こうしたドット140は、そのほとんどがダッシュ残存度でいって0〜0.25の範囲内にあり、このレベルであれば、プリントドラム14の表面テキスチャをノイズとして計測したものであってダッシュ残存を示すものではない、といえる。
また、この図には、ダッシュ残存度が0.4を上回ったドット140を何個かずつ円又は長円で括って示してある。各円又は長円は、それぞれ、プリントドラム14の表面のうち清掃後もダッシュ106が残存している可能性がある領域に対応している。そのうち1個目の領域144から読み取れるのは、部分的に消え残ったダッシュ106が2個存在しているかもしれないということであり、2個目の領域146から読み取れるのは、より多くのダッシュ106がほぼ完全に残存しているであろうということであり、3個目の領域148から読み取れるのは、指標値がやや大きめになるノズルが1個あるということである。このように、その指標値が大きなドット140を含む領域(図中の3個の領域144〜148)が存在しているということは、ドラム保守システム84が清掃したにもかかわらず、画像形成面16上に画像の一部が消え残っていることを示唆している。
図7に、ドラム保守システム84を監視する方法のフローチャートを示す。図中のステップ150は、例えば印刷ジョブ終了時に呼び出され、或いはプリンタ10におけるシステムルールのうちジェット機能確認時点を定めるルールに従い呼び出されるステップであり、このステップにおいては、図8に示す如きテストパターン152が通常の画像形成速度(通常印刷速度)で印刷される。図8中のテストパターン152は4本のストリップ154〜160から構成されており、ストリップ154〜160はそれぞれ1本又は複数本の短鎖破線(ダッシュ106の連なり)から構成されている。但し、この図のテストパターン152は一例に過ぎないのであって、テストパターンとしてはプリントヘッドアセンブリの構成や配置に適したものを使用するのがよかろう。例えば、ダッシュ106の個々の並びをプリントヘッドアセンブリ上の個々のノズルの並びと対応付け後者によって前者が印刷される1対1の関係としてもよいし、短鎖破線の本数を増やしてプリントドラム14上の画像形成面16上におけるカバー範囲を拡げ或いはシステム監視精度を高めてもよい。また、テストパターン内ストリップをそれぞれ別の色に対応付けてもよい。例えば図8に示した例ではストリップの本数が154〜160の4本であるので、プリンタ10がカラープリンタである場合、CYMKの4色それぞれにストリップを1本ずつ対応付けるとよい。勿論、ストリップ本数についても適宜調整、設定することができる。更に、本実施形態においてストリップ154〜160を構成している短いダッシュ106は、それぞれ、プロセス方向に約20画素分の長さを有しているが、本発明を実施するに当たっては、ダッシュ106を用いるかどうかを含め、テストパターン構成について一般に限定を要しない。
図7中のステップ162では、プリントドラム14の回転速度が、テストパターン印刷結果取得用の速度まで低減される。ステップ164では、テストパターン印刷結果がIOD検知器94により検知されメモリ64内に格納される。画像解析アルゴリズムはメモリ64に格納されたテストパターン像から前述の指標値を導出する。コントローラ60内の画素配置制御サブシステム及びヘッド信頼性管理サブシステムは、導出されたこの指標値を用いて、ドラム保守システム84の動作についての判断、決定を下す。
ステップ166では、清掃ブレード90はプリントドラム14に接近又は当接され、プリントドラム14上に印刷されたテストパターン152がこの清掃ブレード90によって清掃、除去される。この清掃は、印刷されたテストパターン152が清掃ブレード90上に巡ってきたときに1回行えば足りるが、必要であれば、複数回転に亘って実行してもかまわない。また、プリントドラム14の回転速度として清掃に適した値を予め調べておき、清掃時にその速度までプリントドラム14の回転速度を変化させる(例えば高める)ようにしてもよい。
ステップ168では、プリントドラム14の回転速度が再び(例えば低下されて)テストパターン印刷結果取得用の速度とされ、その上で、プリントドラム14上の清掃済領域から清掃後ドラム残存画像が捉えられてメモリ64内に格納される。好ましくは、IOD検知器94のプロセス方向検知位置間隔が、精度がテストパターン内ダッシュ長相当の精度より高精度で確保されるような動作品質で、プリントドラム14を回転動作させる。
ステップ170では、格納済清掃前画像及び格納済清掃後画像の処理によってプリントドラム14の表面16における清掃後のダッシュ残存度が導出される。このダッシュ残存度は先に述べた指標値(清掃前後曲率比)から導出する。ここに、もし、プリントドラム14の表面の拡散反射率が例えば紙のように均一で高い値であったならば、インク残存部位を除いて高反射率部分からの反射のみからなる清掃後画像が得られることとなるので、ダッシュ残存度を簡単に導出できるであろうし、画像のうち紙より反射率が低い領域内で検知器出力を総和することによって失敗度も簡単に導出できるであろう。しかしながら、実際のプリントドラム14には先にも述べたきついテキスチャが存在しているので、そう簡単ではない。そこで、本ステップ170では、好ましくも次に述べるが如き手法を使用して失敗度を導出する。但し、これ以外の手法を用いて失敗度を導出する構成も本発明の技術的範囲内に含まれうる。
最初に行われるのは、清掃前のテストパターン印刷結果を処理することによって、テストパターン内ダッシュ106それぞれのプロセス方向座標値及びクロスプロセス方向座標値を識別、特定する動作である。前述の通り、この処理が終わったら次の処理が実行される。
二番目に実行されるのは、清掃前画像108を捉えたときのIOD検知器出力から、各ダッシュのクロスプロセス方向中心位置における空間曲率を計算する処理である。ダッシュ中心位置は、同じテストパターン内ダッシュ106を捉えた複数回の検知におけるIOD検知出力を平均することによって(好ましくは適宜フィルタを適用しノイズを抑えて)、求めておく。
三番目に実行されるのは、格納済清掃前画像108(清掃前のパターン印刷結果)におけるそれと同一の検知回数番号(プロセス方向画素位置)及び同一のクロスプロセス方向ダッシュ位置について、IOD検知器出力に係る清掃後残存画像がどのような変動を呈しているかを計算する処理である。
清掃後画像110に係るIOD検知器出力が極小点を呈した場合(例えば清掃前極小点から2画素以内に清掃後画像極小点が現れた場合)は、清掃後画像110におけるIOD検知器出力極小点での曲率が計算される。
次いで、テストパターン内ダッシュ106それぞれについて、清掃後曲率の清掃前曲率に対する比が計算される。清掃後画像110にて清掃前画像108におけるダッシュ位置の近辺に極小点が現れなかった場合には、そのダッシュ位置については清掃前後曲率比が0であると見なされる。
更に、指標値即ち清掃前後曲率比の値がそのしきい値である0.4を超えた回数を求め、その回数のテストパターン内ダッシュ総数に対する比を求め、それを以て清掃失敗度とする。これは、プリントドラム14の表面16上にテキスチャが存在している場合、清掃前後曲率比が0.4を上回っていればテストパターン内ダッシュ残存と判断できる反面、プリントドラム14上のテキスチャによって生じる清掃前後曲率比は0.4未満になるだろうからである。なお、清掃前後曲率比しきい値は、使用するプリントドラム14に現れるテキスチャの量乃至規模に応じて設定、変更してもよいし、当該しきい値を幾通りかに変えて実験を行うことにより経験的に取得、設定してもよい。
ステップ172では、ドラム保守システム84のパラメタのうち清掃に深く関わるパラメタについて調整が必要であるか否かが、判定される。即ち、そのプリンタ10に対する要求画質により決まる所定のしきい値に比べ清掃失敗度が低い場合には故障無しとの判定が、逆に清掃失敗度がそのしきい値より高い場合には故障有りとの判定が下される。“無し”判定時にはステップ174に進んで通常印刷動作が継続される一方、“有り”判定時には現状を克服するため更なる処理が実行される。そうした処理を実行するのは、“故障有り”と判定されたといってもその程度が軽微である場合、清掃失敗度を低減させる処理を実行することによって現状を克服できることがあるためである。例えば、清掃ブレード90からプリントドラム14に加える力(ブレード力)を強める、オイリングローラ86がプリントドラム14上に被着させるリリースオイルの量を増やす(オイルレベルを高める)、清掃ブレード90上をテストパターン152が通過する回数を増やす等の処理を実行すれば、清掃失敗度が低減する可能性がある。そこで、ステップ176では、こうしたパラメタを含め、そのプリンタ10の能力、機能面からいって適切と見られる各種のパラメタが調整される。
しかしながら、通常、そうしたパラメタはある程度の範囲内でしか調整できないものである。例えば、清掃のためプリントドラム14を清掃ブレード90に通している間はそのプリンタ10は印刷ができない実質的動作不能状態になるため、清掃ブレード90に通す回数を増やすとしてもある程度の限界がある。また、オイルレベルを高め過ぎると画像形成面16から支持体への画像転写効率に対して有害な影響が及ぶであろう。許容範囲内に保ちつつ調整できる限りは、ステップ176でこうした可調パラメタを調整しステップ166からの処理を再度試行させればよいが、当該可調パラメタがその調整限界に達してしまえばもはや調整はできなくなる。そのことがステップ178にて検知、判別された場合は、ステップ180に進んで故障通知用フラグがセットされる。このフラグがセットされると、例えば、ドラム保守システム84又はその部品・部分を交換せよとのメッセージが、ユーザインタフェース66を介してユーザに通知される。また、清掃失敗度を抑えるための調整が必要になった時点で予め、間もなく故障状態に至ることが分かるので、そうした事態に対して前もって対処することができる。例えば、ドラム保守システム84の寿命の終わりが近いことを示すユーザ宛の警告メッセージを発行する、カスタマヘルプセンタ宛に自動的にサービスコールを送信する、等の事前対処が可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、出願時(及び該当する場合には補正後)における特許請求の範囲に記載の発明の技術的範囲には、これら実施形態のみならず、また本願出願時にまだ発見や認識がされていないものも含め、記載した実施形態の類型、変形、代替、改良、均等及び実質的均等に当たる思想も包含される。本願出願人(登録された暁には特許権者)のなしたものであるかどうかを問わない。
本発明の一実施形態が組み込まれる画像形成マシンを示す模式図である。 図1に示したマシンにおける画像形成面のうちのテストパターン印刷部位を示す図である。 図2に示した画像形成面を拡大しその一部分におけるドラム清掃動作前後での状態差を示す図である。 プロセス方向におけるIOD検知器出力の変化を示す図である。 クロスプロセス方向におけるIOD検知器出力の変化を示す図である。 清掃失敗度分布例を示す図である。 ドラム保守システム監視方法のフローチャートである。 印刷されたテストパターンの例を示す図である。
符号の説明
10 高速相変化インク使用型画像形成マシン(固体インクプリンタ)、14 プリントドラム、16 画像形成面(中間転写面)、20 相変化インク送給システム、30 プリントヘッドシステム、60 コントローラ(制御システム)、64 電子記憶部(メモリ/RAM)、84 ドラム保守システム(転写面保守システム)、94 IOD検知器(転写面画像検知器)、100,152 テストパターン、150 テストパターン印刷ステップ、164 テストパターン像捕捉ステップ、166 プリントドラム清掃ステップ、168 清掃後プリントドラム像捕捉ステップ、170 ダッシュ清掃仕残し率指標導出ステップ、172 故障有無判別ステップ、174 印刷継続ステップ、176 パラメタ修正ステップ、178 しきい値比較ステップ、180 故障通知ステップ。

Claims (3)

  1. 印刷システムにおける転写面保守システム監視方法であって、
    支持体への画像転写用の中間転写面上にテストパターンを印刷し転写面画像検知器でその像を捉えてパターン印刷結果を取得し、
    転写面保守システムを用い中間転写面を清掃し転写面画像検知器でその後の像を捉えて清掃後残存画像を取得し、
    パターン印刷結果と清掃後残存画像との比較計算により得られる清掃失敗度を所定限界と比べて故障有無を判別し、
    故障無しと判別された場合には通常印刷動作を継続させる一方、
    故障有りと判別された場合には、補正プロセスとして、清掃失敗度計算結果に応じ転写面保守システムのパラメタを修正し、修正後のパラメタが所定しきい値を超えていれば故障有りの事実を通知するが超えていなければ上述の転写面清掃から清掃失敗度計算を経て故障有無判別に至る動作を再実行する、というプロセスを実行する方法。
  2. プリントヘッドシステムと、プリントヘッドシステムから受け取る1個又は複数個のインクによりその上に画像パターンが形成され形成された画像パターンが支持体に転写されるプリントドラムと、プリントドラム上の画像を検知するIOD検知器と、プリントドラム上のインクを清掃するドラム保守システムと、RAM等の書込可能なメモリを有しドラム保守システム及びIOD検知器を制御する制御システムと、を備え、
    制御システムの動作プログラムが、
    プリントドラム上にテストパターンを印刷しその像をIOD検知器で捉えて取得したテストパターン印刷結果をメモリ内に格納し、
    ドラム保守システムを用いプリントドラムを清掃しその後の像をIOD検知器で捉えて取得した清掃後ドラム残存画像をメモリ内に格納し、
    格納済テストパターン印刷結果と格納済清掃後ドラム残存画像との比較計算により得られる清掃失敗度を所定限界と比べて故障有無を判別し、
    故障無しと判別された場合には通常印刷動作を継続させる一方、
    故障有りと判別された場合には、補正プロセスとして、清掃失敗度計算結果に応じドラム保守システムのパラメタを修正し、修正後のパラメタが所定しきい値を超えていれば故障有りの事実を通知するが超えていなければ上述のプリントドラム清掃から清掃失敗度計算を経て故障有無判別に至る動作を再実行する、というプロセスを実行する、
    という動作を周期的に実行させるプログラムであるドラム保守監視システム。
  3. RAM等の書込可能なメモリを有し本画像形成マシンのパラメタ及び本画像形成マシンを構成する他のシステムを制御する制御システムと、画像が形成されるようにインク滴を吐出するプリントヘッドシステムと、固体インクを熔融させ熔融したインクをプリントヘッドシステムへと送給するインク送給システムと、吐出されたインク滴によりその上に画像パターンが形成され形成された画像パターンが支持体に転写されるプリントドラムと、プリントドラム上の画像を検知するIOD検知器と、プリントドラム上のインクを清掃するドラム保守システムと、を備え、
    制御システムの動作プログラムが、
    プリントドラム上にテストパターンを印刷しその像をIOD検知器で捉えて取得したテストパターン印刷結果をメモリ内に格納し、
    ドラム保守システムを用いプリントドラムを清掃しその後の像をIOD検知器で捉えて取得した清掃後ドラム残存画像をメモリ内に格納し、
    格納済テストパターン印刷結果と格納済清掃後ドラム残存画像との比較計算により得られる清掃失敗度を所定限界と比べて故障有無を判別し、
    故障無しと判別された場合には通常印刷動作を継続させる一方、
    故障有りと判別された場合には、補正プロセスとして、清掃失敗度計算結果に応じドラム保守システムのパラメタを修正し、修正後のパラメタが所定しきい値を超えていれば故障有りの事実を通知するが超えていなければ上述のプリントドラム清掃から清掃失敗度計算を経て故障有無判別に至る動作を再実行する、というプロセスを実行する、
    という動作を周期的に実行させるプログラムである画像形成マシン。
JP2006192351A 2005-07-19 2006-07-13 転写面保守システム監視方法 Expired - Fee Related JP4982126B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/184,391 US7686445B2 (en) 2005-07-19 2005-07-19 Method for monitoring a transfer surface maintenance system
US11/184,391 2005-07-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007022082A true JP2007022082A (ja) 2007-02-01
JP4982126B2 JP4982126B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=37678663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006192351A Expired - Fee Related JP4982126B2 (ja) 2005-07-19 2006-07-13 転写面保守システム監視方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7686445B2 (ja)
JP (1) JP4982126B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049671A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Fujifilm Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2010072226A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Sharp Corp 画像形成装置
US8403446B2 (en) 2009-07-23 2013-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and control method thereof
JP2015217520A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 リョービMhiグラフィックテクノロジー株式会社 印刷機及びその洗浄方法
JP2019130693A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびクリーニング方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8814306B2 (en) 2012-12-17 2014-08-26 Xerox Corporation System and method for eliminating background image data in ink images in an inkjet printer
US9056495B2 (en) 2012-12-19 2015-06-16 Xerox Corporation System and method for imaging and evaluating coating on an imaging surface in an aqueous inkjet printer
US8777396B2 (en) 2012-12-19 2014-07-15 Xerox Corporation System and method for imaging and evaluating printing parameters in an aqueous inkjet printer
US8845061B2 (en) * 2012-12-31 2014-09-30 Funai Electric Co., Ltd. Inkjet printer with dual function alignment sensor for determining ink drying time
US9157001B2 (en) 2013-09-20 2015-10-13 Xerox Corporation Coating for aqueous inkjet transfer
US9376584B2 (en) 2013-09-20 2016-06-28 Xerox Corporation Coating for aqueous inkjet transfer
US9126430B2 (en) 2013-09-20 2015-09-08 Xerox Corporation System and method for image receiving surface treatment in an indirect inkjet printer
US9273218B2 (en) 2013-09-20 2016-03-01 Xerox Corporation Coating for aqueous inkjet transfer
US9073357B1 (en) 2014-03-19 2015-07-07 Xerox Corporation Indirect inkjet printer and blower for treatment of a hydrophilic layer on an image receiving surface in the indirect inkjet printer
US9688079B2 (en) 2015-07-06 2017-06-27 Xerox Corporation System and method for image receiving surface treatment in an indirect inkjet printer
US9604471B2 (en) 2015-07-06 2017-03-28 Xerox Corporation System and method for operating an aqueous inkjet printer to coat media prior to printing images on the media with the aqueous inkjet printer
JP2019104147A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10247047A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Minolta Co Ltd 像担持体のクリーニング装置および画像形成装置
JP2002207404A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Konica Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2005144733A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Konica Minolta Business Technologies Inc インクジェット記録装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4536082A (en) * 1981-10-12 1985-08-20 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Transfer type electrostatic reproducing apparatus
US4636803A (en) 1984-10-16 1987-01-13 Exxon Printing Systems, Inc. System to linearly supply phase change ink jet
US4673303A (en) * 1985-10-07 1987-06-16 Pitney Bowes Inc. Offset ink jet postage printing
US4739339A (en) 1986-02-14 1988-04-19 Dataproducts Corporation Cartridge and method of using a cartridge for phase change ink in an ink jet apparatus
DE3807121A1 (de) * 1988-03-04 1989-09-14 Siemens Ag Elektrofotografische druckeinrichtung mit geregeltem elektrofotografischen prozess
US5038157A (en) 1989-08-18 1991-08-06 Apple Computer, Inc. Apparatus and method for loading solid ink pellets into a printer
US5808645A (en) * 1992-11-25 1998-09-15 Tektronix, Inc. Removable applicator assembly for applying a liquid layer
US5372852A (en) 1992-11-25 1994-12-13 Tektronix, Inc. Indirect printing process for applying selective phase change ink compositions to substrates
US5453777A (en) * 1993-04-12 1995-09-26 Presstek, Inc. Method and apparatus for correcting and adjusting digital image output
US6053608A (en) 1996-07-24 2000-04-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink pellet with step configuration including slidable bearing surfaces
US5966157A (en) * 1996-11-18 1999-10-12 Pitney Bowes Inc. Method for cleaning residual ink from a transfer roller in an ink jet printing apparatus
FR2771047B1 (fr) * 1997-11-20 2000-02-11 Neopost Ind Systeme pour l'entretien d'une machine a affranchir
JPH11327315A (ja) * 1998-05-12 1999-11-26 Brother Ind Ltd 転写装置及び画像形成装置
US6412902B2 (en) * 2000-06-26 2002-07-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Printing head inspecting device and method for printer
USD453787S1 (en) 2001-04-26 2002-02-19 Xerox Corporation Solid ink stick for solid ink printers
US6905186B2 (en) * 2002-07-30 2005-06-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image recording apparatus
US6840615B2 (en) * 2002-12-16 2005-01-11 Xerox Corporation Imaging surface field reconditioning method and apparatus
US7014897B2 (en) * 2002-12-16 2006-03-21 Xerox Corporation Imaging member having a textured imaging surface and a phase change ink image producing machine having same
US7257358B2 (en) * 2003-12-19 2007-08-14 Lexmark International, Inc. Method and apparatus for detecting registration errors in an image forming device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10247047A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Minolta Co Ltd 像担持体のクリーニング装置および画像形成装置
JP2002207404A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Konica Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2005144733A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Konica Minolta Business Technologies Inc インクジェット記録装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049671A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Fujifilm Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2010072226A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP4676523B2 (ja) * 2008-09-17 2011-04-27 シャープ株式会社 画像形成装置
US8403446B2 (en) 2009-07-23 2013-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and control method thereof
JP2015217520A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 リョービMhiグラフィックテクノロジー株式会社 印刷機及びその洗浄方法
JP2019130693A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびクリーニング方法
JP7052381B2 (ja) 2018-01-29 2022-04-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびクリーニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4982126B2 (ja) 2012-07-25
US7686445B2 (en) 2010-03-30
US20070019052A1 (en) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4982126B2 (ja) 転写面保守システム監視方法
JP6576316B2 (ja) 画像検査装置及び方法、プログラム並びにインクジェット印刷システム
US8941876B2 (en) Ink use amount evaluation apparatus and method, and inkjet apparatus
US10596806B2 (en) Method for detecting and compensating for defective printing nozzles in an ink jet printing machine
US10166761B2 (en) Image forming apparatus and image correcting method with correction technology for improvement of defective images
US9387711B2 (en) Image recording apparatus and method
US20190291461A1 (en) Method for detecting and compensating for defective printing nozzles in an inkjet printing machine using a threshold calculation based on weighting factors
JP5785695B2 (ja) 画像記録装置の濃度ムラ補正方法
JP5567859B2 (ja) 交互配置型全幅アレイプリントヘッドアセンブリにおいてステッチおよびロール誤差を補正するためのシステムおよび方法
JP2015145088A (ja) インクジェット記録装置及び画像形成方法
JP2010006000A (ja) 画像出力装置及び画像検査方法
JP2014031008A (ja) インクジェット印刷機内の弱まったインクジェットおよび欠落したインクジェットの異物除去を行うためのシステムおよび方法
JP6053244B2 (ja) プリントヘッドの検査方法、プリント方法、プリントヘッドの検査装置及びプリンタ
US8783819B2 (en) System and method for enhancing detection of weak and missing inkjets in an inkjet printer
JP2011161753A (ja) 印刷システム、印刷装置のメンテナンス方法、メンテナンス制御プログラム
JP7191655B2 (ja) 可変の印刷ノズルテストパターン
JP2013240913A (ja) インクジェットヘッドの異常吐出の検査方法および検査装置
JP2012171316A (ja) 印刷装置および印刷不良回復方法
JP2020203428A (ja) 画像検査方法及び装置、プログラム並びに画像記録システム
US10625499B2 (en) Method for detecting and compensating for defective print heads in an inkjet printing machine by stochastic print head monitoring
JP5679301B2 (ja) インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタの制御方法及び制御用プログラム
US20220097408A1 (en) Image quality control for multi-pass printing
WO2024033482A1 (en) Method for detecting malfunctional nozzles in a printing head and printing device
JP2022169144A (ja) 液体吐出装置
JP2011218688A (ja) 流体吐出装置の調整方法及び流体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4982126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees