JP2012152478A - ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドワイヤのコアシャフトとコイル体との固着強度を高め、安全性の高いガイドワイヤを提供することを課題とする。
【解決手段】ガイドワイヤ1は、コアシャフト2と、コアシャフト2の外周を捲回するコイル体3とから構成され、コアシャフト2の先端部には膨隆部5が設けられ、コイル体3の先端とコアシャフト2の先端とは、固着部6がコアシャフト2の先端部に設けられた膨隆部5を覆うように、固着部6によって固着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
従来、血管、消化管、尿管等の管状器官や体内組織に挿入して、目的部位へ医療デバイス等を案内する為に使用される種々のガイドワイヤが提案されてきた。
例えば、特許文献1には、芯線の先端に頭部を設け、この頭部とコイルの先端とが、金属ろうによって固着されたガイドワイヤが記載されている。
また、特許文献2には、コアワイヤとコイルスプリングの先端部とが、Au−Sn系はんだによって固着され、内部に樹脂が充填されたガイドワイヤが記載されている。
実開平6−81547 特開2010−214054
しかしながら、特許文献1に記載のガイドワイヤは、頭部とコイルとの固着における頭部側の固着部分が頭部の一部にしか形成されていないため、固着強度が十分ではなく、芯線からコイルの先端が離脱してしまい、離脱したコイルが血管等の脈管内を傷つけたり、脈管内に残存したりする虞を有していた。
また、特許文献2に記載のガイドワイヤは、コアワイヤとコイルスプリングの先端とがAu−Sn系はんだによって固着され、固着強度は幾分増加しているものの、コアワイヤの先端部分とコイルスプリングとが固着されている為、内部に樹脂が充填されていても固着強度は十分とはいえず、引用文献1に記載のガイドワイヤと同じ様に、コアワイヤからコイルスプリングの先端が離脱してしまい、コイルスプリングが血管等の脈管内を傷つけたり、脈管内に残存したりする虞を有していた。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ガイドワイヤのコアシャフトとコイル体との固着強度を高め、安全性の高いガイドワイヤを提供することにある。
<1>本願請求項1に係る発明は、コアシャフトと、前記コアシャフトを覆うコイル体と、前記コアシャフトの先端部に形成された膨隆部と、前記コイル体の先端と前記コアシャフトの先端とを、前記膨隆部を覆うように固着する固着部とを備えている、ガイドワイヤを特徴とする。
<2>本願請求項2に係る発明は、請求項1に記載のガイドワイヤにおいて、前記膨隆部は、前記固着部よりも剛性の高い材料によって形成されている、ガイドワイヤを特徴とする。
<3>本願請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のガイドワイヤにおいて、前記膨隆部は、第1の金属ハンダで形成され、前記固着部は、前記第1の金属ハンダよりも融点の低い第2の金属ハンダで形成されている、ガイドワイヤを特徴とする。
<4>本願請求項4に係る発明は、請求項3に記載のガイドワイヤにおいて、前記第1の金属ハンダは、その成分に金成分を80重量%以上含む金属ハンダである、ガイドワイヤを特徴とする。
<5>本願請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、前記膨隆部は、前記コイル体のコイル内径よりも大きな外径を有している、ガイドワイヤを特徴とする。
<6>本願請求項6に係る発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、前記コイル体の内部に位置する内側コイル体をさらに有しており、前記内側コイル体の先端は、前記膨隆部を介して、前記コアシャフトに固着され、前記内側コイル体の基端は、前記内側コイル体の先端と前記コイル体の基端との間で前記コアシャフトに固着されている、ガイドワイヤを特徴とする。
<7>本願請求項7に係る発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、前記コアシャフトの先端部には、凹凸状の係止部が設けられており、前記係止部には、前記膨隆部及び前記固着部の少なくとも一方の材料が流れ込んでいる、ガイドワイヤを特徴とする。
<8>本願請求項8に係る発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、前記コアシャフトの先端部には、扁平の横断面を有する扁平断面部が設けられ、前記扁平断面部は、先端方向に向って幅及び厚さの少なくともどちらか一方が増加しており、前記扁平断面部には、前記膨隆部が形成されている、ガイドワイヤを特徴とする。
<1>請求項1に記載のガイドワイヤは、コアシャフトの先端部に膨隆部が形成され、コアシャフトの先端とコイル体の先端とが、この膨隆部を覆うように固着部によって固着されているので、コイル体の先端とコアシャフトの先端との固着強度を高めて、コイル体の先端に引張荷重又は圧縮荷重が負荷されたとしても、固着部がコアシャフトの先端部から離脱することを防止することができ、延いては、ガイドワイヤの安全性を向上させることができる。
<2>請求項2に記載のガイドワイヤは、膨隆部が固着部よりも剛性の高い材料によって形成されているので、膨隆部が変形し難く、この為、コイル体の先端とコアシャフトの先端との固着強度をさらに高めることができる。これにより、ガイドワイヤのコイル体がコアシャフトから離脱することをさらに防止することができ、延いては、ガイドワイヤの安全性をさらに向上させることができる。
<3>請求項3に記載のガイドワイヤは膨隆部が第1の金属ハンダで形成され、固着部が第1の金属ハンダよりも融点の低い第2の金属ハンダによって形成されているので、第2の金属ハンダによるコアシャフトとコイル体への熱影響を抑えつつ、コアシャフトの先端とコイル体の先端とを強力に固着することができる。これにより、ガイドワイヤのコイル体がコアシャフトから離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤの安全性をさらに向上させることができる。
<4>請求項4に記載のガイドワイヤは、膨隆部の形成に用いられる第1の金属ハンダとして、その成分に金成分を80重量%以上含む金属ハンダを用いているので、請求項3に記載の発明の効果に加えて、コアシャフトの先端とコイル体の先端とをさらに強力に固着することができる。これにより、ガイドワイヤのコイル体がコアシャフトから離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤの安全性をさらに向上させることができる。
また、金成分を80重量%以上含む金属ハンダは、高い放射線不透過性も有していることから、放射線透視下による造影によって、ガイドワイヤの先端が明確に造影されるので、術者がガイドワイヤの位置を視認し易くなり、ガイドワイヤを安全に操作することができる。
<5>請求項5に記載のガイドワイヤは、膨隆部の外径が、コイル体のコイル内径よりも大きいので、コイル体がコアシャフトから離脱することを大幅に防止でき、延いては、ガイドワイヤの安全性を大幅に向上させることができる。
<6>請求項6に記載のガイドワイヤは、コイル体の内側に位置する内側コイル体をさらに有し、内側コイル体の先端が膨隆部を介して、コアシャフトに固着され、内側コイル体の基端が、内側コイル体の先端とコイル体の基端との間で、コアシャフトに固着されているので、膨隆部にかかる引張荷重や圧縮荷重をコアシャフト、コイル体、及び内側コイル体に分散させて、膨隆部と固着部がコアシャフトから離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤの安全性をさらに向上させることができる。
<7>請求項7に記載のガイドワイヤは、コアシャフトの先端部に凹凸状の係止部を設け、この係止部に膨隆部及び固着部の少なくとも一方の部材が流れ込むので、コアシャフトの先端とコイル体の先端との固着強度を大幅に向上させることができる。これにより、コイル体がコアシャフトから離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤの安全性を大幅に向上させることができる。
<8>請求項8に記載のガイドワイヤは、コアシャフトの先端部に、扁平の横断面を有する扁平断面部が設けられ、この扁平断面部は先端方向に向って幅及び厚さの少なくとも一方が増加し、この扁平断面部には、膨隆部が形成されているので、コアシャフトの先端とコイル体の先端との固着強度を大幅に向上させることができる。これにより、コイル体がコアシャフトから離脱することを大幅に防止でき、延いては、ガイドワイヤの安全性を大幅に向上させることができる。
本発明の第1実施形態を示すガイドワイヤの全体図である。 本発明の第2実施形態を示すガイドワイヤの全体図である。 本発明の第3実施形態を示すガイドワイヤの全体図である。 本発明の第4実施形態を示すガイドワイヤの構成図であり、(a)はガイドワイヤの全体図であり、(b)はガイドワイヤの部分拡大図である。 本発明の第5実施形態を示すガイドワイヤの構成図であり、(a)はガイドワイヤの全体図であり、(b)は図5(a)のA−A断面の拡大図であり、(c)は図5(a)のB−B断面の拡大図であり、(d)及び(e)は各変形例による図5(a)のB−B断面図の拡大図である。 本発明の第6実施形態を示すガイドワイヤの構成図であり、(a)はガイドワイヤの全体図であり、(b)はガイドワイヤの部分拡大図である。
以下、本発明のガイドワイヤを図面に示す好適実施形態に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤを示す全体図である。
なお、図1では、説明の都合上、左側を「基端」、右側を「先端」として説明する。
また、図1では、理解を容易にするため、ガイドワイヤ1の長さ方向を短縮し、全体的に模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
図1において、ガイドワイヤ1は、コアシャフト2と、コアシャフト2の先端部を覆うコイル体3とから構成されている。
コアシャフト2は、太径部2aと、太径部2aの先端に位置して、先端方向に向って外径が減少するテーパー部2bと、テーパー部2bの先端に位置する細径部2cとを有している。
コアシャフト2の細径部2cの先端部には、膨隆部5が設けられており、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端とは、固着部6によって、膨隆部5を覆う様に、固着されている。
また、コアシャフト2の太径部2aの先端とコイル体3の基端とは、基端接着部9によって固着されている。
また、コアシャフト2の細径部2cの中間部とコイル体3の中間部とは、中間接着部7を介して固着されている。
このように、ガイドワイヤ1は、コアシャフト2の細径部2cの先端部に膨隆部5が形成され、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端とが、この膨隆部5を覆うように固着部6によって固着されており、コイル体3の先端に引張荷重又は圧縮荷重が負荷されたとしても膨隆部5が存在しているので、コイル体3の先端とコアシャフト2の細径部2cの先端との固着強度を高めることができる。これにより、ガイドワイヤ1のコイル体3がコアシャフト2の細径部2cから離脱することを防止でき、延いては、ガイドワイヤ1の安全性を向上させることができる。
次に、第1実施例のガイドワイヤ1を構成する材料を以下に記載する。
コアシャフト2を形成する材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼(SUS304)、Ni−Ti合金等の超弾性合金、ピアノ線等の材料を使用することができる。
コイル体3を形成する材料としては、放射線不透過性を有する素線、又は放射線透過性を有する素線を用いることができる。
放射線不透過性を有する素線の材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、金、白金、タングステン、又はこれらの元素を含む合金(例えば、白金−ニッケル合金)等を使用することができる。
また、放射線透過性を有する素線の材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス鋼(SUS304やSUS316等)、Ni−Ti合金等の超弾性合金、ピアノ線等を使用することができる。
また、コイル体3は、放射線不透過性の素線と放射線透過性の素線とから形成しても良い。この場合、例えば、中間接着部7よりも先端側のコイル体3を放射線不透過性の素線で形成し、中間接着部7よりも基端側のコイル体3を放射線透過性の素線で形成することができる。放射線不透過性の素線と放射線透過性の素線とは、互いの端面を当接して、溶接により固着しても良いし、この当接した部分を中間接着部7で覆うことで固着しても良い。
これにより、中間接着部7の先端側のコイル体3の放射線透視下における視認性が向上するので、ガイドワイヤ1の先端部の位置を把握することができる。この結果、術者はガイドワイヤ1の操作を安全に行うことができる。
膨隆部5は、コアシャフト2の細径部2cの先端をプラズマ溶接機やTIG溶接機を用いて溶融することによって形成することができる。また、コアシャフト2の細径部2cの先端部に金属細線を数回捲回して、この捲回した金属細線とコアシャフト2の細径部2cの先端とを前述した方法で溶融して形成することもできる。また、コアシャフト2の細径部2cの先端部に捲回する金属細線としては、放射線不透過性の金属細線を用いることで、コアシャフト2の細径部2cの先端部に放射線不透過性の膨隆部5を形成することができ、放射線透視下におけるガイドワイヤ1の視認性を向上させることができる。
また、膨隆部5は、これに限らず樹脂材料から形成することもできる。この樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリサルフォン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトンや各種エラストマー材料、又はエポキシ樹脂等の接着剤等の合成樹脂を使用することができる。このような樹脂材料によって膨隆部5を形成する場合は、コアシャフト2の細径部2cの先端部に、プラズマや紫外光の照射による表面改質や、脱脂洗浄、プライマー処理等を施すことが好ましい。これにより、コアシャフト2と膨隆部5を形成する樹脂材料との固着強度を高めることができる。
尚、コアシャフト2の細径部2cの先端部に、膨隆部5を形成する樹脂部材を適用する方法としては、樹脂の溶融物や、樹脂が溶媒に溶解した溶解物、又は、モノマーや反応性化合物等の樹脂の前駆体を反応させる方法等がある。
また、膨隆部5を形成する材料として好ましいのは、ロウ材やハンダによる第1の金属ハンダを用いることである。第1の金属ハンダは、コアシャフト2の細径部2cに対する膨隆部5の固着強度を確保しながら、膨隆部5を簡便に作製することができる。
第1の金属ハンダの材料としては、特に限定されるものではないが、アルミニウム合金ロウ、銀ロウ、金ロウ、亜鉛、Sn−Pb合金、Pb−Ag合金、Sn−Ag合金、Au−Sn合金、Au−Si合金等がある。この中でも、第1の金属ハンダの材料としては、成分に金成分を80重量%以上含む金属ハンダである、金ロウ、Au−Sn合金、Au−Si合金等の金属ハンダを用いることが好ましい。金成分を80重量%以上含む金属ハンダは剛性が高く、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端とをさらに強力に固着することができる。これにより、ガイドワイヤ1のコイル体3がコアシャフト2の細径部2cから離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤ1の安全性をさらに向上させることができる。
また、金成分を80重量%以上含む金属ハンダは、高い放射線不透過性も有していることから、放射線透視下による造影によって、ガイドワイヤ1の先端が明確に造影されるので、術者がガイドワイヤ1の位置を視認し易くなり、術者がガイドワイヤ1を安全に操作することができる。
第1の金属ハンダを用いてコアシャフト2の細径部2cに膨隆部5を形成する際には、コアシャフト2の細径部2cの膨隆部5を形成する箇所に予めフラックスを塗布しておくことで、コアシャフト2と金属ハンダから形成された膨隆部5との固着強度を高めることができる。
固着部6の材料としては、樹脂部材や第2の金属ハンダを用いることができる。
固着部6を形成する樹脂部材としては、特に限定されるものではないが、膨隆部5を形成する樹脂部材として前述した材料を用いることができる。このうち、膨隆部5が金属ハンダで形成されている時には、固着部6を形成する材料として、エポキシ樹脂等の接着剤を用いることが好ましい。接着剤は、被接着体が、樹脂材料や金属材料に係らず、幅広い材料を固着することができる為、金属ハンダで形成された膨隆部5を有するコアシャフト2の細径部2cとコイル体3とを、固着強度を確保した状態で固着することができる。
また、固着部6を形成する第2の金属ハンダの材料としては、特に限定されるものではないが、膨隆部5を形成する第1の金属ハンダとして前述した材料を用いることができる。
また、膨隆部5を形成する材料は、固着部6を形成する材料が有する剛性よりも高い剛性を有する材料で形成することが好ましい。膨隆部5が固着部6よりも剛性の高い材料によって形成されているので、膨隆部5が変形し難く、この為、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端との固着強度をさらに高めることができる。これにより、ガイドワイヤ1のコイル体3がコアシャフト2のから離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤ1の安全性をさらに向上させることができる。
尚、固着部6よりも剛性が高い膨隆部5を形成する材料と、固着部6を形成する材料との組合せの一例としては、膨隆部5のポリアミドに対して固着部6がエラストマーの一種であるポリアミドエラストマー、また、膨隆部5が金属ハンダに対して固着部6がエポキシ樹脂等の接着剤、また、膨隆部5がAu−Sn合金であり、固着部5がSn−Ag合金であれば良く、これに限定されることなく、膨隆部5の材料は、固着部5の材料よりも剛性の高い材料であれば良い。
また、膨隆部5が第1の金属ハンダで形成され、固着部6が第2の金属ハンダで形成される際には、第2の金属ハンダは、第1の金属ハンダよりも融点の低い金属ハンダを用いることが好ましい。これにより、膨隆部5の変形を防止しつつ、固着部6を形成することができる。さらに、膨隆部5が第1の金属ハンダで形成され、固着部6が第1の金属ハンダよりも融点の低い第2の金属ハンダによって形成されているので、第2の金属ハンダによるコアシャフト2の細径部2c及びコイル体3への熱影響を抑えつつ、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端とを強力に固着することができる。これにより、ガイドワイヤ1のコイル体3がコアシャフト2から離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤ1の安全性をさらに向上させることができる。
尚、膨隆部5を形成する第1の金属ハンダと、第1の金属ハンダよりも融点が低く、且つ、固着部6を形成する第2の金属ハンダとの組合せの一例としては、第1の金属ハンダがAu−Sn合金であり、第2の金属ハンダがSn−Ag合金であれば良く、これに限定されることなく、第2の金属ハンダは、第1の金属ハンダよりも融点が低い金属ハンダを用いれば良い。
また、第2の金属ハンダにて、固着部6を形成する際には、コアシャフト2の細径部2cとコイル体3の固着部6を形成する箇所に予めフラックスを塗布しておくのが好ましい。これにより、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端との固着強度を高めることができる。
コアシャフト2の太径部2aの先端とコイル体3の太径部3aの基端とを固着する基端接着部9、コアシャフト2の細径部2cの中間部とコイル体3の中間部とを固着する中間接着部7を形成する材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、アルミニウム合金ロウ、銀ロウ、金ロウ、亜鉛、Sn−Pb合金、Pb−Ag合金、Sn−Ag合金、Au−Sn合金、Au−Si合金等の金属ハンダや、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、各種エラストマー材料、又はエポキシ樹脂等の接着剤等の合成樹脂を使用することができる。
また、金属ハンダによって各部品を組み付ける際には、固着を行なう位置に予めフラックスを塗布しておくことが好ましい。これにより、金属ハンダと各部品との濡れ性が良好となり、固着強度が増加する。
また、コアシャフト2とコイル体3とを、固着部6、中間接着部7、及び基端接着部9にて固着する場合には、それぞれの固着ポイントが形成される箇所に相当するコイル体3の各コイル素線との間に予め間隙を形成しておくことで、樹脂部材や金属ハンダが入り込み、コアシャフト2のコイル体3との固着強度を高めることができる。
また、図示していないが、ガイドワイヤ1の全周、又は、長手方向の一部に樹脂や、疎水性や親水性の潤滑剤による被覆を行っても良く、このような被覆を行う場合には、固着部5とコイル体3との長軸方向と短軸方向とを含む全周を覆う様に、樹脂と、樹脂の外周に親水性の潤滑剤とを被覆することが好ましい。
このように、固着部5とコイル体3の全周に樹脂を被覆することにより、コイル体3と親水性の潤滑剤との接着力や、親水性の潤滑剤の耐久性を高めることができる。また、親水性の潤滑剤を被覆することで、血管内の狭窄部に樹脂と親水性の潤滑剤が被覆された固着部5やコイル体3とが接触した場合でも、狭窄部との摩擦を低減できる為、固着部5やコイル体3が捕捉されることを大幅に低減することができる。これにより、ガイドワイヤ1が捕捉された際に、押し引き操作によって発生する膨隆部5と固着部6への引張又は圧縮応力も大幅に低減されるので、コアシャフト2とコイル体3との固着を保護することができ、延いては、ガイドワイヤ1の安全性を向上させることができる。
本実施形態のガイドワイヤ1は、次の方法で作製することができる。
まず、コイル体3を構成するコイル素線をコイル体作製用の芯金に巻きつけて、芯金外周上にコイル体3を形成する。その後、芯金を引き抜くことで、コイル体3を作製する。
尚、コイル体3の素線をコイル体作製用の芯金に巻きつけた後、コイル体3の形状を保持する為に、熱処理を行うことで、コイル体3の素線をコイル体作製用の芯金に巻きつけた際に発生する応力を緩和させても良い。
次に、センタレス研磨機等を用いてコアシャフト2に太径部2aとテーパー部2bと細径部2cとを研削して形成する。
次に、コアシャフト2の細径部2cの先端をコイル体3の基端側に挿入して、コアシャフト2の細径部2cの先端がコイル体3の先端よりも、先端方向に位置するようにコイル体3を配置する。
次に、コアシャフト2の細径部2cの先端部にフラックスを塗布し、その後、半田ごてを用いて第1の金属ハンダを、フラックスが塗布されたコアシャフト2の細径部2cの先端部にあてることで、膨隆部5が形成される。
次に、コイル体3を先端方向に移動させて、コイル体3の基端とコアシャフト2の太径部2aの先端に、フラックスを塗布しておき、金属ハンダで構成された基端接着部9によって、コイル体3の基端とコアシャフト2の太径部2aの先端とを固着する。
次に、コアシャフト2の細径部2cの中間部と、コイル体3の中間部にフラックスを塗布しておき、その後、金属ハンダで構成された中間接着部7によって、コアシャフト2の細径部2cの中間部と、コイル体3の中間部とを、固着する。
そして、最後に、膨隆部5が設けられたコアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端にフラックスを塗布しておき、その後、半田ごてを用いて、第2の金属ハンダが、膨隆部5を覆う様に、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端とを固着して、固着部6を形成することで、ガイドワイヤ1を作製することができる。
尚、膨隆部5がコイル体3のコイル内径よりも小さい場合には、コアシャフト2をコイル体3に挿入する前に、形成しても良い。
また、図1では、コアシャフト2の細径部2cの先端の端面と膨隆部5の先端とが一致しているが、これに限定されることなく、コアシャフト2の細径部2cの先端の端面を覆う様に、膨隆部5を設けても良く、また、コアシャフト2の細径部2cの先端の端面から基端方向にずらした位置に、膨隆部5を設けても良い。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のガイドワイヤ11について、図2を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図2は、理解を容易にするため、ガイドワイヤ11の長さ方向を短縮し、ガイドワイヤ11の全体を模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
図2において、ガイドワイヤ11は、ガイドワイヤ1と基本的な構成は同じであり、膨隆部15の外径がコイル体3のコイル内径よりも大きい点で異なっている。
このようにガイドワイヤ11は、膨隆部15の外径が、コイル体3のコイル内径よりも大きいので、コイル体3がコアシャフト2から離脱することを大幅に防止でき、延いては、ガイドワイヤの安全性を大幅に向上させることができる。
また、このようなガイドワイヤ11は、ガイドワイヤ1と同じ製造方法で作製することができる。
尚、図2において、膨隆部15は、その縦断面が、ガイドワイヤ11の外周方向に長い楕円形状を呈しているが、これに限定されることなく、膨隆部15の外径がコイル体3の内径よりも大きく、且つ、固着部6が膨隆部15を覆う様に、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端を固着している形態であれば、膨隆部15の形状はどのような形状であっても良い。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態のガイドワイヤ21について、図3を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
尚、図3は、理解を容易にするため、ガイドワイヤ21の長さ方向を短縮し、ガイドワイヤ21の全体を模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
図3において、ガイドワイヤ21は、コアシャフト2と、コアシャフト2の先端部を覆うコイル体3と、コイル体3の内側に位置する内側コイル体13とを有しており、内側コイル体13の先端とコアシャフト2の細径部2cの先端とは、膨隆部5によって固着され、内側コイル体13の基端は、コアシャフト2の細径部2cの中間部と、コイル体3の中間部と共に、中間接着部7を介して固着されている。コイル体3の先端は、固着部6が膨隆部5を覆うように、固着部6によって、コアシャフト2の先端と内側コイル体13の先端に固着されている。また、コイル体3の基端は、コアシャフト2の太径部2aの先端に、基端接着部9によって固着されている。
このように、ガイドワイヤ21は、コイル体3の内側に位置する内側コイル体13をさらに有し、内側コイル体13の先端が膨隆部5を介して、コアシャフト2の細径部2cの先端に固着され、内側コイル体13の基端が、内側コイル体13の先端とコイル体3の基端との間で、コアシャフト2の細径部2cの中間部とコイル体3の中間部に、中間接着部7によって固着されているので、膨隆部5及び固着部6にかかる引張荷重や圧縮荷重をコアシャフト2、コイル体3、及び内側コイル体13に分散させて、膨隆部6と固着部5とがコアシャフト2の細径部2cから離脱することを防止できる。これにより、コイル体3がコアシャフト2から離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤ21の安全性をさらに向上させることができる。
内側コイル体13を形成する材料としては、第1実施形態で記載したコイル体3を形成する材料中から選択した材料を用いることができる。また、内側コイル体13は、1本のコイル素線から形成された単条コイルから形成しても良いが、複数のコイル素線から形成された多条コイル体で形成することが好ましい。内側コイル体13を多条コイル体で形成することにより、内側コイル体13の強度が増加する為、膨隆部5及び固着部6にかかる引張荷重や圧縮荷重が高い場合でも、膨隆部5と固着部6がコアシャフト2から離脱することを大幅に防止することができる。これにより、コイル体3がコアシャフト2から離脱することを大幅に防止でき、延いては、ガイドワイヤ21の安全性を大幅に向上させることができる。
尚、内側コイル体13の先端と基端とは、固着する部材がコイル内部に入り込み易くする為に、内側コイル体13の先端と基端とを構成するコイル素線の素線間に間隙を設けている。また、多条コイル体のコイル素線の素線間に間隙を形成する場合には、電解研磨等を用いて多条コイル体の先端を研磨する等して形成することができる。
また、内側コイル体13の基端とコアシャフト2の固着は、内側コイル体13の先端とコイル体3の基端との間に位置するコアシャフト2上であれば良く、図3のように、内側コイル体13の基端が、コイル体3とコアシャフト2に一体的に固着されていることが好ましい。このようにすることで、内側コイル体13の基端における固着強度を高めることができ、この内側コイル体13の基端での固着部分よりも先端方向に位置する、コアシャフト2と、コイル体3と、内側コイル体13に固定されている膨隆部5と固着部6が、それぞれの部材から離脱することを防止できる。これにより、コイル体3がコアシャフト2から離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤ21の安全性をさらに向上させることができる。
本実施形態のガイドワイヤ21は、次の方法で作製することができる。
コアシャフト2の細径部2cの先端に内側コイル体13を挿入して、膨隆部5と中間接着部7が形成される位置に相当する、コアシャフト2の細径部2cと内側コイル体13にフラックスを予め塗布しておく。その後、内側コイル体13の基端とコアシャフト2の細径部2cの中間部とを仮接着しておき、半田ごてを用いて、第1の金属ハンダを、コアシャフト2の細径部2cの先端部と内側コイル体13の先端部に当てて膨隆部5を形成することで、コアシャフト2の細径部2cの先端部と内側コイル体13の先端部とを固着する。
次に、内側コイル体13が固着されたコアシャフト2の細径部2cの先端をコイル体3の基端側から挿入し、外側コイル体3の基端とコアシャフト2の太径部2aの先端にフラックスを塗布しておき、その後、基端接着部9によって、外側コイル体3の基端とコアシャフト2の太径部2aの先端とを固着する。
次に、中間接着部7が形成される位置に相当するコイル体3の中間部にフラックスを塗布して、その後、このフラックスを塗布した部分と、内側コイル体13の基端とコアシャフト2の細径部2cの中間部とを仮固着した部分とを、中間接着部7によって固着する。
そして、最後に、内側コイル体13と膨隆部5とが設けられたコアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端にフラックスを塗布しておき、その後、半田ごてを用いて、第2の金属ハンダが、膨隆部5を覆う様に、コアシャフト2の細径部2cの先端と、内側コイル体13の先端と、コイル体3の先端とを固着して固着部6を形成することで、ガイドワイヤ1を作製することができる。
尚、本実施形態において、膨隆部5の外径をコイル体3のコイル内径よりも大きくしたい場合には、コイル体3の内径よりも小さい膨隆部5を形成した後に、コアシャフト2をコイル体3に挿入し、コイル体3を基端側にずらして、小さい膨隆部5を露出させた後に、第1の金属ハンダを追加することで、コイル体3のコイル内径よりも大きい膨隆部を形成することができる。
また、図3では、コアシャフト2の細径部2cの先端と、内側コイル体13の先端と、コイル体3の先端との関係が、ガイドワイヤ21の先端から基端方向に向って、コアシャフト2の細径部2cの先端が最も先端に位置し、次いで、内側コイル体13の先端、そして、コイル体3の先端が最も基端方向に位置するように記載されている。しかしながら、これに限定されることなく、コアシャフト2の細径部2cの先端と内側コイル体13の先端とが膨隆部5で固着され、そして、コイル体3の先端は、固着部6が膨隆部5を覆うように、固着部6によって、コアシャフト2の先端と内側コイル体13の先端に固着されている形態をとっていれば、コアシャフト2の細径部2cの先端と、内側コイル体13の先端と、コイル体3の先端との位置関係は、図3と異なっていても良い。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態のガイドワイヤ31について、図4(a)と(b)を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図4(a)は、理解を容易にするため、ガイドワイヤ31の長さ方向を短縮し、ガイドワイヤ31の全体を模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
また、図4(b)は、図4(a)のガイドワイヤ31の先端を囲む拡大円形部Aを拡大したものである。
図4(a)及び(b)において、ガイドワイヤ31は、コアシャフト2の細径部2cの先端から基端方向の先端部に凹凸状の係止部4が設けられている点を除けば、第1実施形態と同じ構造を有している。
このようなガイドワイヤ31は、コアシャフト2の細径部2cの先端部に凹凸状の係止部4が設けられており、この係止部4に膨隆部5及び固着部6の少なくとも一方の部材が流れこむので、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端との固着強度を大幅に向上させることができる。これにより、コイル体3がコアシャフト2から離脱することをさらに防止でき、延いては、ガイドワイヤ31の安全性を大幅に向上させることができる。
この凹凸状の係止部4は、ブラストやリューター等による研磨によって作製することができる。この場合、凹凸状の係止部4は、コアシャフト2と同じ材質から形成される。
より好ましくは、図4に記載している様に、コアシャフト2の細径部2cの先端部に、溶射や蒸着等によって、コアシャフト2と同種又は異種の材質から成る新たな凹凸状の係止部4を作製するのが良い。このようにすることで、コアシャフト2の細径部2cに新たな凹凸状の係止部4を設けることができるので、コアシャフト2の細径部2cの強度も向上させることができる。その結果、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端との固着強度をさらに向上させることができる。
溶射や蒸着等によって、コアシャフト2の細径部2cの先端部に設けられる凹凸状の係止部4を構成する材質としては、コアシャフト2を構成する同じ材質、チタン合金、アルミナ、ハイドロキシアパタイト等のセラミック等がある。
コアシャフト2の細径部2cの先端部に凹凸状の係止部4が設けられ、この係止部4に膨隆部5及び固着部6の少なくとも一方の部材が流れ込んだ形態を取っていれば、コアシャフト2の細径部2cの先端は、膨隆部5の先端に位置していなくても良いが、図4に記載されているように、凹凸状の係止部4を有するコアシャフト2の細径部2cの先端は、膨隆部5の先端よりもさらに先端に位置していることが、好ましい。このようにすることで、コアシャフト2の細径部2cの先端部と、膨隆部5及び固着部6との固着強度を高めることができる。
また、凹凸状の係止部4が形成される位置は、コアシャフト2の細径部2cの先端部に位置していれば良いが、図4に記載されているように、コアシャフト2の細径部2cの先端から基端方向に位置していることが好ましい。このようにすることで、コアシャフト2の細径部2cの先端と、膨隆部5及び/又は固着部6との固着強度を高めることができる。
また、凹凸状の係止部4の基端の位置についても、コアシャフト2の細径部2cの先端部に位置していれば良いが、図4に記載されているように、固着部6の基端よりも基端側に位置していることが好ましい。このようにすることで、コアシャフト2の細径部2cの先端部と固着部6との固着強度を高めることができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態のガイドワイヤ41について、図5(a)〜(e)を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図5(a)は、理解を容易にするため、ガイドワイヤ41の長さ方向を短縮し、ガイドワイヤ41の全体を模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
また、図5(b)が図5(a)のA−A断面の拡大図であり、図5(c)が図5(a)のB−B断面の拡大図であり、図5(d)及び図5(e)が各変形例による図5(a)のB−B断面図の拡大図である。
図5(a)、(b)、及び(c)において、ガイドワイヤ41は、コアシャフト2がコアシャフト2の細径部2cの先端に位置し、且つ、扁平の横断面を有する扁平断面部2dを有している点を除けば、第1実施形態と同じ構造を有している。
図5(a)、(b)及び(c)に記載されている様に、コアシャフト2の細径部2cは、その横断面が円形であり、コアシャフト2の扁平断面部2dは、その横断面が扁平である。尚、コアシャフト2の扁平断面部2dは、先端方向に向って、その幅が拡大し、厚さが減少している。さらに、コアシャフト2の細径部2cの横断面の断面積とコアシャフト2の扁平断面部2dの横断面の断面積とは同一である。
このようなガイドワイヤ41は、コアシャフト2の細径部2cの先端部に、扁平の横断面を有する扁平断面部2dを設け、この扁平断面部2dが先端方向に向って、幅及び厚さの少なくとも一方が増加し、この扁平断面部2dに膨隆部5が形成されているので、コアシャフト2の細径部2cの先端とコイル体3の先端との固着強度を大幅に向上させることができる。これにより、コイル体3がコアシャフト2から離脱することを大幅に防止でき、延いては、ガイドワイヤ41の安全性を大幅に向上させることができる。
コアシャフト2の扁平断面部2dを作製する方法としては、コアシャフト2の細径部2cを形成した後に、そのコアシャフト2cの先端部をプレス機で圧延して形成することができる。
コアシャフト2の扁平断面部2dの先端の位置は、膨隆部6の内部や先端に位置させても良いが、図5に記載しているように、コアシャフト2の扁平断面部2dの先端が、膨隆部5の先端よりも先端方向に位置しているのが好ましい。このようにすることで、コアシャフト2の扁平断面部2dと膨隆部5及び固着部6との固着強度を高めることができる。
また、コアシャフト2の扁平断面部2dの基端は、膨隆部5の基端や固着部5の内部に位置していても良いが、図5に記載しているように、コアシャフト2の扁平断面部2dの基端が、固着部6の基端よりも基端方向に位置しているが好ましい。このようにすることで、コアシャフト2の扁平断面部2dと膨隆部5と固着部6との固着強度を高めることができる。
また、この他に本実施形態のコアシャフト2の扁平断面部2dの変形例としては、図5(d)に記載している様に、コアシャフト2の細径部2cの横断面と同じ円形断面を有し、且つ、その横断面積がコアシャフト2の細径部2cの横断面よりも大きい、先端太径部2eを扁平断面部2dの代わりに設けることができる。
このコアシャフト2の先端太径部2eは、コアシャフト2の太径部2aと同じ外径を有する金属線をセンタレス研磨機等の研磨装置を用いて、コアシャフト2の細径部2cの先端に、コアシャフト2の細径部2cの外径よりも大きな外径を有するように、金属線を研磨して得ることができる。
また、この他の本実施形態のコアシャフト2の扁平断面部2dの変形例としては、図5(e)に記載している様に、横断面が扁平断面を有し、且つ、その横断面積がコアシャフト2の扁平断面部2dの横断面よりも大きい、大扁平断面部2fを扁平断面部2dの代わりに設けることができる。尚、この大扁平断面部2fは、先端方向に向って、その幅が拡大し、厚さは、減少している。
このコアシャフト2の第扁平断面部2fは、前述した変形例のコアシャフト2の先端太径部2eを作製した後に、プレス機にて圧延することで作製することができる。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態のガイドワイヤ51について、図6(a)と(b)を用いて、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。第1実施形態と共通する部分については、図中では同じ符号を付すこととする。
なお、図6(a)は、理解を容易にするため、ガイドワイヤ51の長さ方向を短縮し、ガイドワイヤ51の全体を模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
また、図6(b)は、図6(a)のガイドワイヤ51の先端を囲む拡大円形部Aを拡大したものである。
図6において、ガイドワイヤ51は、膨隆部5の外周に接合層8を設けた点で、第1実施形態とは異なる。
このようなガイドワイヤ51は、膨隆部5の外周に接合層8を設けているので、膨隆部5と固着部6との固着強度を高めることができる。これにより、コイル体3がコアシャフト2から離脱することを大幅に防止でき、延いては、ガイドワイヤ51の安全性を大幅に向上させることができる。
このような接合層8は、被接着物である膨隆部5又は固着部6に樹脂成分を含む場合は、エポキシ樹脂等の接着剤等を用いて形成することができる。また、膨隆部5及び固着部6が金属で形成されている場合には、スパッタリングや鍍金等を行って形成することができる。スパッタリングや鍍金の材質の一例としては、被接着物である固着部6が例えば金属ハンダで形成されている場合に、Au、Ag、Sn、Rh、及びPd等が挙げられる。このような材質をスパッタリングや鍍金等で膨隆部5の外周に接合層8を形成することで、膨隆部5と固着部6との接合強度を向上させることができる。
また、この他にも、接合層8は、その構造に空隙を有した金属、セラミックス、又は樹脂で形成しても良い。接合層8が空隙を形成していることで、固着部6を形成する際に、その成分が接合層8の空隙に浸透することによって、投錨効果が発生する為、膨隆部5と固着部6との接合強度を向上させることができる。
また、このような接合層8は、固着部6の外部から加えられた衝撃が膨隆部5に伝達されることを緩和する緩和層や、膨隆部5と固着部6を形成する成分が互いに拡散しないように保護する保護層としても用いることができ、延いては、膨隆部5と固着部6との接合強度を確保することができる。
図6では、コアシャフト2の細径部2cの先端が、膨隆部5の先端に位置しているが、これに限定されることなく、膨隆部5の外周を接合層8が覆っている形態をとっていれば、コアシャフト2の細径部2cの先端は、膨隆部5の先端の先端方向に位置していても良い。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想内において、当業者による種々の変更が可能である。
例えば、図3に記載されている第3実施形態のガイドワイヤ21において、内側コイル体の長軸方向における中間部にて、コイル体3と内側コイル体13のみとを接合する中間接着部を設けて、膨隆部6と固着部5とがコアシャフト2の細径部2cから離脱することをさらに防止することができる。
また、図4に記載されている第4実施形態のガイドワイヤ31のコアシャフト2の細径部2の先端部に設けられている凹凸状の係止部4を、図1に記載されている第1実施形態のガイドワイヤ1のコイル体3や、図3に記載されている第3実施形態のガイドワイヤ21の内側コイル体13に設けることもできる。
1、11、21、31、41、51 ガイドワイヤ
2 コアシャフト
2a 太径部
2b テーパー部
2c 細径部
2d 扁平断面部
2e 先端太径部
2f 大扁平断面部
3 コイル体
4 凹凸状の係止部
5、15 膨隆部
6 固着部
7 中間接着部
8 接合層
9 基端接着部
13 内側コイル体

Claims (8)

  1. コアシャフトと、
    前記コアシャフトを覆うコイル体と、
    前記コアシャフトの先端部に形成された膨隆部と、
    前記コイル体の先端と前記コアシャフトの先端とを、前記膨隆部を覆うように固着する固着部とを備えている、ガイドワイヤ。
  2. 請求項1に記載のガイドワイヤにおいて、
    前記膨隆部は、前記固着部よりも剛性の高い材料によって形成されている、ガイドワイヤ。
  3. 請求項1または2に記載のガイドワイヤにおいて、
    前記膨隆部は、第1の金属ハンダで形成され、
    前記固着部は、前記第1の金属ハンダよりも融点の低い第2の金属ハンダで形成されている、ガイドワイヤ。
  4. 請求項3に記載のガイドワイヤにおいて、
    前記第1の金属ハンダは、その成分に金成分を80重量%以上含む金属ハンダである、ガイドワイヤ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、
    前記膨隆部は、前記コイル体のコイル内径よりも大きな外径を有している、ガイドワイヤ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、
    前記コイル体の内部に位置する内側コイル体をさらに有しており、
    前記内側コイル体の先端は、前記膨隆部を介して、前記コアシャフトに固着され、
    前記内側コイル体の基端は、前記内側コイル体の先端と前記コイル体の基端との間で前記コアシャフトに固着されている、ガイドワイヤ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、
    前記コアシャフトの先端部には、凹凸状の係止部が設けられており、
    前記係止部には、前記膨隆部及び前記固着部の少なくとも一方の材料が流れ込んでいる、ガイドワイヤ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載のガイドワイヤにおいて、
    前記コアシャフトの先端部には、扁平の横断面を有する扁平断面部が設けられ、
    前記扁平断面部は、先端方向に向って幅及び厚さの少なくともどちらか一方が増加しており、
    前記扁平断面部には、前記膨隆部が形成されている、ガイドワイヤ。
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