JP2015024019A - ガイドワイヤ - Google Patents

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忠裕 小池
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Abstract

【課題】特段の手間を要さずに簡易な方法により、コアシャフトの折れ曲がりを抑制することが可能なガイドワイヤを提供する。
【解決手段】ガイドワイヤ10は、コアシャフト20と、コアシャフト20の先端部に巻回されている第1コイル体30と、第1コイル体30の先端をコアシャフト20の先端に固着する第1固着部11と、第1固着部11よりもコアシャフト20の基端側において第1コイル体30をコアシャフト20に固着する第2固着部12とを備えている。そして、コアシャフト20は、第1シャフト21と、第1シャフト21の基端に接合された第2シャフト22とからなり、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を第2固着部12に設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用のガイドワイヤに関する。
従来、治療や検査のために、血管、消化管、尿管等の管状器官や体内組織に挿入して使用されるカテーテル等を案内するガイドワイヤとして、様々なものが提案されている。
例えば特許文献1には、第1シャフトと、第1シャフトの基端に溶接された第2シャフトとからなるコアシャフトを備えるガイドワイヤが開示されている。そして、一対のシャフトの溶接部分よりも先端側において、コイルの基端が固定材料を介して固着されている。
また、特許文献2には、第1シャフトと、第1シャフトの基端にチューブを介して接続された第2シャフトとからなるコアシャフトを備えるガイドワイヤが開示されている。そして、コアシャフトの外周に設けられたコイル体の基端が固定部材を介してコアシャフトに固着されている。
特開2004−65796号公報 特開2004−298635号公報
慢性完全閉塞のような高度の狭窄部に存在する僅かな隙間にガイドワイヤを挿入するに際して、ガイドワイヤの手元側から回転トルクを与えたときには、ガイドワイヤの先端が狭窄部に捕捉されてしまい、回転が困難な状態になることがある。このような状態で更に回転トルクが与えられると、例えば特許文献1に記載のガイドワイヤでは、一対のシャフトの接合箇所においてコアシャフトが折れ曲がる可能性がある。
このようなコアシャフトの折れ曲がりを抑制するためには、特許文献2に記載のガイドワイヤのように、一対のシャフトの接合箇所にチューブ等の補強部材を嵌挿することが考えられる。しかしながら、そうした作業には多大な手間を要し、製造効率の低下を招いていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、特段の手間を要さずに簡易な方法により、コアシャフトの折れ曲がりを抑制することが可能なガイドワイヤを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るガイドワイヤは、以下のような特徴を有する。
本発明の態様1は、コアシャフトと、該コアシャフトの先端部に巻回されている第1コイル体と、該第1コイル体の先端を前記コアシャフトの先端に固着する第1固着部と、該第1固着部よりも前記コアシャフトの基端側において前記第1コイル体をコアシャフトに固着する第2固着部と、を有するガイドワイヤであって、前記コアシャフトは、第1シャフトと、該第1シャフトの基端に接合された第2シャフトとからなり、前記第1シャフトと前記第2シャフトとの接合箇所を前記第2固着部に設けているものであることを特徴とする。
本発明の態様2は、態様1に記載するガイドワイヤにおいて、前記第1シャフトと前記第2シャフトとの接合箇所には、該接合箇所を被覆するように補強部材が設けられ、該補強部材は前記第2固着部を介して前記コアシャフトに固着されていることを特徴とする。
本発明の態様3は、態様2に記載するガイドワイヤにおいて、前記補強部材は、前記第1コイル体の内側に設けられた第2コイル体であることを特徴とする。
本発明の態様4は、態様1〜態様3のいずれか一つに記載するガイドワイヤにおいて、前記第2固着部は、前記第1コイル体の基端部を前記コアシャフトに固着してなることを特徴とする。
態様1に記載するガイドワイヤでは、第1シャフトと該第1シャフトの基端に接合された第2シャフトとからなるコアシャフトを備え、第1シャフトと第2シャフトとの接合箇所を第2固着部に設けている。すなわち、第1コイル体をコアシャフトに対して固着する第2固着部を介して、第1シャフトと第2シャフトとの接合箇所が補強されている。
このため、例えば第2固着部とは別体の固着手段を介して当該接合部を補強する場合のように余分な工程を必要とせず、第1コイル体をコアシャフトに対して固着する第2固着部を設ける過程で第1シャフトと第2シャフトとの接合箇所の補強が可能となる。従って、特段の手間を要さずに簡易な方法によって、第1シャフトと第2シャフトとの接合箇所の補強がなされ、接合部分におけるシャフトの折れ曲がりが回避され、ガイドワイヤの操作性の低下が抑制される。
態様2に記載するガイドワイヤでは、第1シャフトと第2シャフトとの接合箇所を補強する補強部材が第2固着部を介してコアシャフトに固着されている。すなわち、第1コイル体をコアシャフトに対して固着するために必須となる第2固着部を介して、一対のシャフトの接合箇所が補強部材によって更に補強されている。
このため、本発明においては、例えば第2固着部とは別体の固着手段を介して補強部材を固着する場合のように余分な工程を必要とせず、第1コイル体をコアシャフトに対して固着する第2固着部を設ける過程で、補強部材による一対のシャフトの接合箇所の補強が可能となる。
態様3に記載するガイドワイヤでは、第1コイル体の内側に設けられた第2コイル体を補強部材として用いられる。通常、第2コイル体は、ガイドワイヤの剛性の低下を抑制するために設けられ、本態様のガイドワイヤにおいては、そうした第2コイルを、一対のシャフトの接合箇所の補強手段として用いている。
このため、例えば第2コイルとは別体の補強手段を介して接合箇所を補強する場合のように余分な工程を必要としない。従って、本態様においては、ガイドワイヤに適度の剛性を付与する目的で第2コイルを設ける過程において特段の手間を要さずに一対のシャフトの接合箇所の補強が可能となる。
態様4に記載するガイドワイヤでは、第2固着部は、第1コイル体の基端部をコアシャフトに固着してなる。通常、第1コイル体の基端部は、その安定性の確保を目的として、コアシャフトに対して固着される。本態様では、そうした必須となる固着を第2固着部を介して行い、その第2固着部に一対のシャフトの接合部分を位置させることで、第2固着部とは別体の固着手段を介して固着する場合のように余分な工程を要しない。その結果、第1コイル体の基端部を固着する過程で、特段の手間を要さずに第1シャフトと第2シャフトとの接合箇所の補強が可能となる。
図1は、第1実施形態に係るガイドワイヤの一部拡大図である。 図2は、第2実施形態に係るガイドワイヤの一部拡大図である。 図3は、第3実施形態に係るガイドワイヤの一部拡大図である。 図4は、第4実施形態に係るガイドワイヤの一部拡大図である。 図5は、第5実施形態に係るガイドワイヤの一部拡大図である。 図6は、第6実施形態に係るガイドワイヤの一部拡大図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るガイドワイヤについて、図1を参照しながら説明する。図1において、左側が体内に挿入される先端側であり、右側が医師等の手技者によって操作される基端側である。なお、各図は、ガイドワイヤを模式的に図示したものであり、実際の寸法比とは異なる。
図1に示すように、ガイドワイヤ10は、コアシャフト20と、コアシャフト20の外周を覆う第1コイル体(外側コイル体)30とを備えている。
まず、コアシャフト20について説明する。コアシャフト20は、第1シャフト21と、第1シャフト21の基端に接合されている第2シャフト22とから構成されている。
第1シャフト21は先端から基端側に向かって順に、第1細径部21aと、第1テーパ部21bと、第1太径部21cとを有している。第1細径部21aは、コアシャフト20の最も先端側の部分であり、コアシャフト20の中で最も柔軟な部分である。この第1細径部21aは、プレス加工により平板状に形成されている。第1テーパ部21bは、断面が円形のテーパ形状をなしており、先端側に向けて縮径している。第1太径部21cは、径が一定の円柱状に形成されている。なお、第1細径部21a、第1テーパ部21b及び第1太径部21cの配置や寸法は、所望の剛性を得る等の理由により適宜に変更することができる。例えば、細径部21aは、円柱形状であってもよい。また、テーパ部21bの数やテーパ部21bの角度も必要に応じて適宜に設定されてもよい。
この第1シャフト21を形成する材料としては、例えばNi−Ti系合金、Cu−Zn合金、Cu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、Ni−Al合金等の超弾性合金が挙げられる。第1シャフト21を超弾性合金で形成することにより、ガイドワイヤ10は、その先端側に十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、複雑に湾曲・屈曲する血管に対する追従性が向上し、より優れた操作性が得られる。さらに、第1シャフト21が湾曲・屈曲変形を繰り返しても、第1シャフト21に付与された復元性により曲がり癖が付かないので、操作性の低下を抑制することができる。本実施形態における第1シャフト21は、これらの特性を効果的に発揮し得る点で、Ni−Ti系合金で形成することが好ましい。
第2シャフト22は、先端から基端側に向かって順に、第2細径部22aと、第2テーパ部22bと、第2太径部22cとを有している。第2細径部22aは、上述した第1太径部21cと同一の断面形状を有している。第2テーパ部22bは断面が円形のテーパ形状をなしており、先端側に向けて縮径している。第2太径部22cは、径が一定の円柱状に形成されている。
なお、第2細径部22a、第2テーパ部22b及び第2太径部22cの配置や寸法は、所望の剛性を得る等の理由により適宜に変更することができる。例えば、テーパ部22bの数やテーパ部22bの角度も必要に応じて適宜に設定されてもよい。
第2シャフト22は、第1シャフト21を形成する材料より弾性率(ヤング率(縦弾性係数)、剛性率(横弾性係数)、体積弾性率)の大きい材料で形成されている。これにより、第2シャフト22に適度な剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)が付与される。その結果、ガイドワイヤ10が所謂コシの強いものとなって押し込み性およびトルク伝達性が向上し、より優れた操作性が得られる。
第2シャフト22を形成する材料としては、ステンレス鋼、ピアノ線、コバルト系合金等が挙げられる。本実施形態における第2シャフト22は、上述した特性を効果的に発揮し得る点で、ステンレス鋼で形成することが好ましい。
この第2シャフト22は、第1シャフト21の基端に接合されている。これら一対のシャフトの接合手段としては、特に限定されず、例えば、レーザを用いたスポット溶接、バットシーム溶接等の突き合わせ抵抗溶接などが挙げられる。
次に、第1コイル体30について説明する。第1コイル体30を形成する材料は、特に限定されるものでは無いが、本実施形態の場合、ステンレス鋼が用いられている。これ以外の材料としては、タングステンやNi−Ti合金のような超弾性合金等が用いられる。また、異なる材料の素線を組み合わせることも可能である。この第1コイル体30は、単条コイルであってもよく、多条コイル(複数の素線からなる撚線コイル)であってもよい。
第1コイル体30の先端は、第1固着部11によりコアシャフト20の先端に固着されている。第1コイル体30の基端は、第2固着部12によりコアシャフト20に固着されている。また、第2固着部12よりも先端側であって第1固着部11よりも基端側に位置する、第1コイル体30の略中間部は、第3固着部13によりコアシャフト20に固着されている。第1固着部11、第2固着部12及び第3固着部13を形成する材料としては、例えば、Sn−Pb合金、Pb−Ag合金、Sn−Ag合金、Au−Sn合金等の金属ロウが挙げられる。
ここで、本実施形態では、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を、第2固着部12に設けている。この第2固着部12は、一対のシャフト21,22の接合箇所24の全周を覆うように設けられている。すなわち本実施形態においては、第1コイル体30の基端をコアシャフト20に対して固着する第2固着部12を介して、異種材料からなる第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24が補強されている。
このため、本実施形態では、例えば第2固着部12とは別体の固着手段を介して当該接合箇所を補強する場合のように余分な工程を必要とせず、第1コイル体30をコアシャフトに20対して固着する第2固着部12を設ける過程で第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所の補強が可能となる。従って、特段の手間を要さずに簡易な方法によって、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24の補強がなされ、接合箇所におけるコアシャフト20の折れ曲がりが回避されてガイドワイヤ10の操作性の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、第2シャフト22は、第1シャフト21より弾性率が大きい材料で形成されているので、第2シャフト22の先端部の曲げ剛性は、第1シャフト21の基端部の曲げ剛性より大きい。よって、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を境界としてガイドワイヤ10の曲げ剛性が急激に変化する可能性がある。しかしながら、本実施形態では、第2固着部12により第1シャフト21の基端部付近の曲げ剛性が高められているので、第2シャフト22の先端部の曲げ剛性との差を少なくすることが可能となる。
したがって、ガイドワイヤ10では、一対のシャフト21,22の接合箇所24を含むその近傍の箇所での曲げ剛性の、長手方向に沿った変化を緩やか(滑らか)にすることができる。その結果、接合箇所24におけるコアシャフト20の折れ曲がりが効果的に抑制され、ガイドワイヤ10の操作性が向上する。
さらに、第2固着部12は第1コイル体30の基端部をコアシャフト20に固着してなる。すなわち本実施形態では、そうした必須となる、第1コイル体30の基端部の固着を第2固着部12を介して行い、その第2固着部12に一対のシャフト21,22の接合箇所24を位置させている。このため、第1コイル体30の基端部を固着する過程で、特段の手間を要さずに第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24の補強が可能となる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るガイドワイヤについて、図2を参照しながら説明する。図2において、左側が体内に挿入される先端側であり、右側が医師等の手技者によって操作される基端側である。なお、上記実施形態と同一の構成部品については、同符号を付して説明を省略し、以下では相違点を中心に説明する。
第2実施形態に係るガイドワイヤ40は、第1コイル体30の内側でコアシャフト20(第1シャフト21)を覆う第2コイル体32を備えている。
以下、第2コイル体32について説明する。第2コイル体32は、主に第1シャフト21の基端側を覆っている。そして、第2コイル体32の基端部は、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を覆っている。すなわち、第2コイル体32は、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を補強する補強部材として機能する。さらに、上述した第2固着部12は、第2コイル体32の基端部をコアシャフト20に固着している。
この第2コイル体32を形成する材料は、特に限定されるものでは無いが、本実施形態の場合、ステンレス鋼が用いられている。これ以外の材料としては、タングステンやNi−Ti合金のような超弾性合金等が用いられる。また、異なる材料の素線を組み合わせることも可能である。第2コイル体32は、単条コイルであってもよく、多条コイル(複数の素線からなる撚線コイル)であってもよい。
通常、第2コイル体32は、ガイドワイヤの剛性の低下を抑制するために設けられ、本実施形態のガイドワイヤにおいては、そうした第2コイル体32を、一対のシャフト21,22の接合箇所24の補強手段として用いている。このため、例えば第2コイル体32とは別体の補強手段を介して接合箇所を補強する場合のように余分な工程を必要とせず、ガイドワイヤに適度の剛性を付与する目的で第2コイル体32を設ける過程において特段の手間を要さずに一対のシャフト21,22の接合箇所のさらなる補強が可能となる。
また、本実施形態では、第2固着部12に加えて第2コイル体32によっても第1シャフト21の基端部付近の曲げ剛性が高められているので、第2シャフト22の先端部の曲げ剛性との差を一層少なくすることが可能となる。したがって、本実施形態のガイドワイヤ40では、一対のシャフト21,22の接合箇所24を含むその近傍の箇所での曲げ剛性の、長手方向に沿った変化をさらに緩やか(滑らか)にすることができる。その結果、接合箇所24におけるコアシャフト20の折れ曲がりが効果的に抑制され、ガイドワイヤの操作性が向上する。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るガイドワイヤについて、図3を参照しながら説明する。図3において、左側が体内に挿入される先端側であり、右側が医師等の手技者によって操作される基端側である。なお、上記実施形態と同一の構成部品については、同符号を付して説明を省略し、以下では相違点を中心に説明する。
第3実施形態に係るガイドワイヤ50は、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を覆うように管状部材52を設けている点において、上述した第1実施形態と相違する。図3に示すように、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24には、管状部材52が嵌挿されている。この管状部材52は、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を補強する補強部材として機能する。
管状部材52を形成する材料としては、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、コバルト系合金、半田材、ロウ材等の各種金属材料や、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド等の各種樹脂材料を用いることができる。
なお、管状部材52は、第1シャフト21と第2シャフト22とを接合した後に設けてもよく、第1シャフト21の基端部に管状部材52を設置した後に第1シャフト21と第2シャフト22とを接合してもよい。
本実施形態では、管状部材52は、第1コイル体30を固着する第2固着部12を介して第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24に固着されている。すなわち、第1コイル体30をコアシャフト20に対して固着するために必須となる第2固着部12を介して、一対のシャフト21,22の接合箇所24が管状部材52(補強部材)によって更に補強されている。
このため、本実施形態におけるガイドワイヤにおいては、例えば第2固着部12とは別体の固着手段を介して管状部材52を固着する場合のように余分な工程を必要とせず、第1コイル体30をコアシャフト20に対して固着する第2固着部12を設ける過程で、管状部材52による一対のシャフト21,22の接合箇所24の補強が可能となる。
また、本実施形態では、第2固着部12に加えて管状部材52によっても第1シャフト21の基端部付近の曲げ剛性が高められているので、第2シャフト22の先端部の曲げ剛性との差を一層少なくすることが可能となる。したがって、本実施形態のガイドワイヤでは、接合箇所24を含むその付近の箇所での曲げ剛性の、長手方向に沿った変化をさらに緩やか(滑らか)にすることができる。その結果、接合箇所24におけるコアシャフト20の折れ曲がりが効果的に抑制され、ガイドワイヤの操作性が向上する
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るガイドワイヤについて、図4を参照しながら説明する。図4において、左側が体内に挿入される先端側であり、右側が医師等の手技者によって操作される基端側である。なお、上記実施形態と同一の構成部品については、同符号を付して説明を省略し、以下では相違点を中心に説明する。
第4実施形態に係るガイドワイヤ60は、第1コイル体30の内側に第2コイル体32が設けられている点において、第3実施形態と相違する。
図4に示すように、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24よりも先端側であって第1シャフト21の外周には、第2実施形態と同様の第2コイル体32が設けられている。第2コイル体32の基端部は第2固着部12によって第1シャフト21に固着されており、第2コイル体32の先端は第1シャフト21に固着されておらず、自由端となっている。
本実施形態では、第2固着部12及び管状部材52に加えて第2コイル体32によっても第1シャフト21の基端部付近の曲げ剛性が高められているので、第2シャフト22の先端部の曲げ剛性との差を一層少なくすることが可能となる。
したがって、本実施形態のガイドワイヤ60では、接合箇所24を含むその付近の箇所での曲げ剛性の、長手方向に沿った変化をより一層緩やか(滑らか)にすることができる。その結果、接合箇所24におけるコアシャフト20の折れ曲がりが効果的に抑制され、ガイドワイヤの操作性がさらに向上する。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態に係るガイドワイヤについて、図5を参照しながら説明する。図5において、左側が体内に挿入される先端側であり、右側が医師等の手技者によって操作される基端側である。なお、上記実施形態と同一の構成部品については、同符号を付して説明を省略し、以下では相違点を中心に説明する。
第5実施形態に係るガイドワイヤ70は、第2固着部12が第1コイル体30の中間部をコアシャフト20に固着してなる点において、第1実施形態と相違する。
本実施形態においては、第1シャフト21が第1細径部21aと第2テーパ部21bとからなり、第2テーパ部21bの基端に第2シャフト22が接合されている。そして、第1コイル体30の中間部をコアシャフト20に固着する第2固着部12に、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を設けている。第1コイル体30の基端部は、第3固着部13によって第2シャフト22に固着されている。
本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の効果が発揮される。なお、本実施形態において、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を覆うように、第2コイル体32及び/又は管状部材52を設けてもよい。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態に係るガイドワイヤについて、図6を参照しながら説明する。図6において、左側が体内に挿入される先端側であり、右側が医師等の手技者によって操作される基端側である。なお、上記実施形態と同一の構成部品については、同符号を付して説明を省略し、以下では相違点を中心に説明する。
第6実施形態に係るガイドワイヤ80は、第1シャフト21と、第1シャフト21の基端に接合されている第2シャフト22と、第2シャフト22の基端に接合されている第3シャフト23とからなるコアシャフト20を備えている点において、第1実施形態と相違する。
本実施形態においては、第1コイル体30の中間部をコアシャフト20に固着する第2固着部12に、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24を設けている。さらに、第1コイル体30の基端をコアシャフト20に固着する第3固着部13に、第2シャフト22と第3シャフト23との接合箇所25を設けている。
すなわち、第1コイル体30の中間部をコアシャフト20に対して固着する第2固着部12を介して第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24が補強されるとともに、第1コイル体30の基端をコアシャフト20に固着する第3固着部13を介して第2シャフト22と第3シャフト23との接合箇所25が補強されている。
このため、本実施形態では、例えば第2固着部12及び第3固着部13とは別体の固着手段を介して各々の接合箇所24,25を補強する場合のように余分な工程を必要とせず、第1コイル体30をコアシャフト20に対して固着する第2固着部12及び第3固着部13を設ける過程で各々の接合箇所24,25の補強が可能となる。従って、特段の手間を要さずに簡易な方法によって、各接合箇所24,25の補強がなされ、それらの接合箇所24,25におけるコアシャフト20の折れ曲がりが回避され、ガイドワイヤの操作性の低下が抑制される。
なお、本実施形態において、第1シャフト21と第2シャフト22との接合箇所24及び第2シャフト22と第3シャフト23との接合箇所25の各々を覆うように、第2コイル体32及び/又は管状部材52を設けてもよい。
10・・・ガイドワイヤ
20・・・コアシャフト
30・・・第1コイル体
11・・・第1固着部
12・・・第2固着部
21・・・第1シャフト
22・・・第2シャフト
32・・・第2コイル体
52・・・管状部材

Claims (4)

  1. コアシャフトと、該コアシャフトの先端部に巻回されている第1コイル体と、該第1コイル体の先端を前記コアシャフトの先端に固着する第1固着部と、該第1固着部よりも前記コアシャフトの基端側において前記第1コイル体をコアシャフトに固着する第2固着部と、を有するガイドワイヤであって、
    前記コアシャフトは、第1シャフトと、該第1シャフトの基端に接合された第2シャフトとからなり、
    前記第1シャフトと前記第2シャフトとの接合箇所を前記第2固着部に設けているガイドワイヤ。
  2. 請求項1に記載するガイドワイヤにおいて、
    前記第1シャフトと前記第2シャフトとの接合箇所には、該接合箇所を被覆するように補強部材が設けられ、
    該補強部材は前記第2固着部を介して前記コアシャフトに固着されているガイドワイヤ。
  3. 請求項2に記載するガイドワイヤにおいて、
    前記補強部材は、前記第1コイル体の内側に設けられた第2コイル体であるガイドワイヤ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載するガイドワイヤにおいて、
    前記第2固着部は、前記第1コイル体の基端部を前記コアシャフトに固着してなるガイドワイヤ。
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