JP2023058685A - ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】拡径部にてコアシャフトが塑性変形するのを抑制することが可能なガイドワイヤを提供する。【解決手段】ガイドワイヤは、基端側に向かって拡径する第1の拡径部111と、第1の拡径部に隣接しかつ長軸方向に沿って延設された円柱状または先端側に向かって先細る円錐台状の第1の延設部112とを有するコアシャフト12と、コアシャフトの少なくとも一部を覆うように巻回された第1のコイル体21と、コアシャフトの先端と第1のコイル体の先端とが固着された先端固着部41と、を備え、第1の拡径部の基端の勾配は、第1の拡径部の先端の勾配よりも大きく、第1の拡径部の先端から基端の平均勾配は第1の延設部の勾配よりも大きく、かつ第1の拡径部における勾配が基端側に向かって増大し続けており、第1のコイル体の基端が、第1の拡径部に固着されておらず、第1の延設部に固着されている。【選択図】図4

Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
血管内に生じた狭窄部などの部位を治療する際、カテーテルなどの治療器具に先行してガイドワイヤが挿入される。
ガイドワイヤには、複雑に湾曲した血管内を進行して治療部位まで確実に到達できるように、その先端部の柔軟性や、手元の回転操作を上記先端部に確実に伝達するためのトルク伝達性が求められる。
このようなガイドワイヤとしては、例えば、テーパ部を有する芯線と、この芯線を覆うように巻回されたコイルとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述のようなガイドワイヤによれば、縮径した芯線による先端部の柔軟性、およびコイルによる高いトルク伝達性を得ることができ、血管内における治療部位への円滑な挿入が期待される。
特開平7-227429号公報
しかしながら、上述したよう従来のガイドワイヤは、柔軟性およびトルク伝達性の向上は期待できるものの、ガイドワイヤの先端部に生じるU字形状の湾曲部の基端部が芯線のテーパ部を超えて基端側に発展したり、上記部位にて芯線が塑性的に折れ曲がることがあり、血管内における円滑な挿入が阻害される虞がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、ガイドワイヤの先端部に生じるU字形状の湾曲部の基端部が拡径部を超えて基端側に発展したり、拡径部にてコアシャフトが塑性変形するのを抑制することが可能なガイドワイヤを提供することにある。
本開示のいくつかの態様は、
(1)基端側に向かって拡径する第1の拡径部と、前記第1の拡径部に隣接しかつ長軸方向に沿って延設された円柱状または先端側に向かって先細る円錐台状の第1の延設部とを有するコアシャフトと、
前記コアシャフトの少なくとも一部を覆うように巻回された第1のコイル体と、
前記コアシャフトの先端と前記第1のコイル体の先端とが固着された先端固着部と、を備え、
前記第1の拡径部の基端の勾配は、前記第1の拡径部の先端の勾配よりも大きく、
前記第1の拡径部の先端から基端の平均勾配は前記第1の延設部の勾配よりも大きく、かつ前記第1の拡径部における勾配が基端側に向かって増大し続けており、
前記第1のコイル体の基端が、前記第1の拡径部に固着されておらず、前記第1の延設部に固着されているガイドワイヤ、
(2)前記第1の拡径部の勾配が、長軸方向に沿って漸次変化する前記(1)に記載のガイドワイヤ、
(3)前記第1の拡径部の先端における勾配が0であり、かつ前記第1の拡径部の基端が長軸に対して垂直に切り立っている前記(2)に記載のガイドワイヤ、
(4)前記コアシャフトは基端側に向かって拡径する第2の拡径部を備え、
前記第1の拡径部と前記第2の拡径部との間に前記第1の延設部が配置されている前記(1)から(3)のいずれか1項に記載のガイドワイヤ、
(5)前記第2の拡径部の勾配は前記第1の延設部の勾配より大きく、
前記第2の拡径部の基端の勾配が前記第2の拡径部の先端の勾配よりも大きい前記(4)に記載のガイドワイヤ、
(6)前記第2の拡径部の勾配は、前記第1の延設部の勾配より大きくかつ長軸方向に沿って一定である前記(4)に記載のガイドワイヤ、および
(7)前記第1のコイル体を覆うように巻回された第2のコイル体を備え、
前記コアシャフトは、前記第1の拡径部の先端側に配置された前記第1の延設部と、前記第1の拡径部の基端側に配置されかつ長軸方向に沿って延設された円柱状または先端側に向かって先細る円錐台状の第2の延設部とを有し、
前記第2のコイル体の基端は、前記第1の拡径部に固着されておらず、前記第2の延設部に固着されている前記(1)から(3)のいずれか1項に記載のガイドワイヤである。
なお、本明細書において、「先端側」とは、ガイドワイヤの長軸方向に沿う方向であって、第1のコイル体に対して先端固着部が位置する方向を意味する。「基端側」とは、ガイドワイヤの長軸方向に沿う方向であって、先端側と反対の方向を意味する。また、「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。また、「勾配」とは、長軸方向における単位距離当たりの、コアシャフトの半径の増加量を意味する。「長軸」とはコアシャフトの中心軸を意味し、「長軸方向」とは上記長軸に沿った方向を意味する。
本発明は、ガイドワイヤの先端部に生じるU字形状の湾曲部の基端部が拡径部を超えて基端側に発展したり、拡径部にてコアシャフトが塑性変形するのを抑制することが可能なガイドワイヤを提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示す概略的側面図である。 図1Aの使用状態の一例を示す概略的側面図である。 第1の実施形態の好適例を示す一部拡大概略的側面図である。 図2Aのコアシャフトにおける第1の拡径部を拡大して示す概略的断面図である。 図1Aの変形例を示す一部拡大概略的側面図である。 図1Aの変形例を示す一部拡大概略的側面図である。 本発明の第2の実施形態を示す一部拡大概略的側面図である。 図4の変形例を示す一部拡大概略的側面図である。 本発明の第3の実施形態を示す一部拡大概略的側面図である。
当該ガイドワイヤは、基端側に向かって拡径する第1の拡径部と、上記第1の拡径部に隣接しかつ長軸方向に沿って延設された円柱状または先端側に向かって先細る円錐台状の第1の延設部とを有するコアシャフトと、上記コアシャフトの少なくとも一部を覆うように巻回された第1のコイル体と、上記コアシャフトの先端と上記第1のコイル体の先端とが固着された先端固着部と、を備え、上記第1の拡径部の基端の勾配は、上記第1の拡径部の先端の勾配よりも大きく、上記第1の拡径部の先端から基端の平均勾配は上記第1の延設部の勾配よりも大きく、かつ上記第1の拡径部における勾配が基端側に向かって増大し続けており、上記第1のコイル体の基端が、上記第1の拡径部に固着されておらず、上記第1の延設部に固着されていることを特徴とする。
なお、本明細書において、「先端部」とは、任意の部材または部位において、その先端を含み上記先端から基端側に向かって上記部材等の中途まで延びる部位を指す。「基端部」とは、任意の部材または部位において、その基端を含みこの基端から先端側に向かって上記部材等の中途まで延びる部位を指す。
以下、本発明の第1~第3の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。なお、図面に図示したガイドワイヤの寸法は、実施内容の理解を容易にするために示した寸法であり、実際の寸法に対応するものではない。
[第1の実施形態]
図1Aは、本発明の第1の実施形態を示す概略的側面図である。当該ガイドワイヤ1は、図1Aに示すように、概略的に、コアシャフト11と、第1のコイル体21と、先端固着部41とにより構成されている。
コアシャフト11は、先端部が先端側に向かって段階的に縮径したシャフトである。コアシャフト11は、例えば、第1の拡径部111と、第1の延設部112と、小径部115とを有するように構成することができる。
第1の拡径部111は、基端側に向かって拡径するコアシャフト11の部位である。第1の拡径部111の基端の勾配は、第1の拡径部111の先端の勾配よりも大きく、第1の拡径部111の先端から基端の平均勾配は第1の延設部112の勾配よりも大きく、かつ第1の拡径部111における勾配が基端側に向かって増大し続けている。第1の拡径部111は、具体的には、例えば、長軸方向に沿って勾配が漸次変化するもの(長軸を含む断面において、第1の拡径部111の外周面111aが曲線形状であるもの)、勾配が異なる複数の円錐台を用い、勾配の小さい円錐台を第1の拡径部の先端側、勾配の大きい円錐台を第1の拡径部の基端側に配置してそれぞれの端面が一致するように連結したもの、およびこれらを組み合わせたもの等を採用することができる。
第1の延設部112は、第1の拡径部111に隣接し、かつ長軸方向に沿って延設された円柱状、または先端側に向かって先細る円錐台状のコアシャフト11の部位である。
ここで、上述した第1の拡径部111は、その勾配が長軸方向に沿って漸次変化することが好ましい。これにより、長軸方向におけるコアシャフト11の剛性を長軸方向に沿って滑らかに変化させることができ、ガイドワイヤ1が第1の拡径部111にて塑性変形するのを防止することができる。
また、第1の拡径部111は、その先端における勾配が0であり、かつ第1の拡径部111の基端が長軸に対して垂直に切り立っている(第1の拡径部の基端の面が長軸に対して垂直である)ことがより好ましい。このような第1の拡径部111としては、例えば、長軸Lを含む断面における第1の拡径部外周面111aの輪郭線111bが、円周Cの1/4相当の円弧Caであるもの(図2A、図2B参照)等が挙げられる。図2B中、二点鎖線は、仮想的に示した円周Cを示している。これにより、長軸方向におけるコアシャフト11の剛性を滑らかかつ単調に変化させることができ、ガイドワイヤ1が第1の拡径部111にて塑性変形するのを効果的に防止することができる。
本実施形態においては、コアシャフト11は、第1の拡径部111の勾配が長軸方向に沿って漸次変化(外周面111aが湾曲)し、円柱状(外径が一定)の第1の延設部112が第1の拡径部111の基端に連続するように基端側に向かって延設されている。また、第1の拡径部111の先端には、円柱状(外径が一定)の小径部115が先端側に向かって延設されている。
コアシャフト11の長軸方向の寸法は、通常、全長が1,800~3,000mm、第1の拡径部111が1mm~3mmである。コアシャフト11の外径は、通常、第1の延設部112が0.25mm~0.46mmである。
第1のコイル体21は、コアシャフト11の少なくとも一部を覆うように巻回された螺旋状(コイル状)の部材である。この第1のコイル体21としては、例えば、素線21aを巻回してコイル状に形成したもの(図1A参照)、円筒状の部材にスリット加工等を施してコイル状に形成したもの(不図示)等と採用することができる。第1のコイル体21に素線21aを用いる場合、素線21aとしては、1本若しくは複数本の単線それぞれ、または1本若しくは複数本の撚線それぞれを用いることができる。但し、単線とは1本の単一線を意味し、撚線とは複数本の単一線を予め互いに撚り合って形成した一束の線群を意味する。
第1のコイル体21を構成する素線21a(単線または撚線)の直径は、通常0.01~0.10mmである。
第1のコイル体21を構成する線材としては、ガイドワイヤ1の柔軟性を確保すると共に、抗血栓性および生体適合性を付与する観点から、例えば、SUS316などのステンレス鋼;Ni-Ti合金などの超弾性合金;白金、タングステンなどの放射線不透過性の金属等を採用することができる。
第1のコイル体21の基端は、第1の拡径部111に固着されておらず、第1の延設部112に固着されている(図1Aの固着部s1)。第1のコイル体21の基端と第1の延設部112との固着方法としては、例えば、ロウ材を用いた蝋付け法により接合する方法等を採用することができる。上記ロウ材としては、例えば、Sn-Pb合金、Pb-Ag合金、Sn-Ag合金、Au-Sn合金などの金属ロウ等が挙げられる。
先端固着部41は、コアシャフト11の先端と第1のコイル体21の先端とが一体的に固着された部位である。先端固着部41は、具体的には、例えば、先端部が先端側に向かって凸状に湾曲した略半球形状となるように形成することができる。これにより、ガイドワイヤ1が血管内を前進する際の抵抗を減らすことができ、ガイドワイヤ1を円滑に挿入することができる。
先端固着部41の形成方法としては、例えば、コアシャフト11および/または第1のコイル体21を構成する部材の一部を溶融成形して形成する方法、ロウ材を用いてコアシャフト11と第1のコイル体21とを接合すると共にこのロウ材を成形して形成する方法等を採用することができる。上記ロウ材としては、例えば、上述した第1のコイル体21の基端の固着方法にて説明したものと同様のもの等が挙げられる。
次に、当該ガイドワイヤ1の使用態様について説明する。まず、ガイドワイヤ1をその先端から血管内に挿入し、体外に露出しているガイドワイヤ1を操作してその先端部を押し進める。この際、ガイドワイヤ1の先端部は、操作性の向上等を目的として血管への挿入前に意図的に湾曲させたり、血管内を進行中に不作為に湾曲してU字形状の湾曲部が形成されることがある。
ここで、上述したような湾曲部の基端部K(図1B参照)は、通常、ガイドワイヤ1を血管内に押し込むにつれて基端側に発展(移動)するが、当該ガイドワイヤ1は、上記湾曲部の基端部Kが第1の拡径部111を超えて基端側に発展し難く、かつ第1の拡径部111にてコアシャフト11が塑性的に折れ曲がり難いため、優れた操作性によりガイドワイヤ1を治療部位まで効率よく挿入することができる。
次に、ガイドワイヤ1の先端部が治療部位まで到達した後、ガイドワイヤ1の基端をカテーテルなどの医療器具(不図示)の先端からその内腔に挿入し、上記医療器具の基端から突出させた後、この医療器具をガイドワイヤ1に沿って押し進める。次いで、上記医療器具が治療部位に到達した後、上記医療器具を用いて各種処置を行う。次いで、上記処置が完了した後、医療器具およびガイドワイヤ1を血管から引き抜くことで一連の手技が終了する。
以上のように、当該ガイドワイヤ1は、上記構成であるので、ガイドワイヤ1の先端部に生じるU字形状の湾曲部の基端部Kが第1の拡径部111を超えて基端側に発展したり、第1の拡径部111にてコアシャフト11が塑性変形するのを抑制することができ、血管内においてガイドワイヤ1を円滑に操作して効率よく治療部位まで挿入することができる。これは、第1のコイル体21の基端が第1の拡径部111に固着されていない分、第1の拡径部111の前後における長軸方向の剛性差を大きくすることができ、この大きな剛性差により湾曲部の基端部Kの発展を抑制できるためであると考えられる。加えて、第1の拡径部111の勾配が第1の延設部112の勾配よりも大きく、かつ第1の拡径部111の基端の勾配が第1の拡径部111の先端の勾配よりも大きいので、長軸方向において第1の拡径部111における剛性の変化率を徐変することができ、第1の拡径部111の塑性変形を防止できるためであると考えられる。
なお、上述した第1の実施形態では、第1の拡径部111の勾配が長軸方向に沿って漸次変化しているガイドワイヤ1について説明したが、図3Aに示すように、勾配が異なる複数の円錐台を長軸方向に沿って配置し、これら円錐台それぞれの端面が一致するように連結した第1の拡径部111m1を有するコアシャフト11m1を備えたガイドワイヤ1m1であってもよい。
また、上述した第1の実施形態では、第1の延設部112が第1の拡径部111の基端側に配置され、かつ先端が第1の拡径部111の基端に連続するように長軸方向の基端側に向かって延設されているガイドワイヤ1について説明したが、図3Bに示すように、第1の延設部112m2が第1の拡径部111の先端側に配置され、かつ基端が第1の拡径部111の先端に連続するように長軸方向の先端側に向かって延設されているコアシャフト11m2を備えたガイドワイヤ1m2であってもよい。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態を示す一部拡大概略的側面図である。当該ガイドワイヤ2は、図4に示すように、概略的に、コアシャフト12と、第1のコイル体21と、先端固着部41とにより構成されている。当該ガイドワイヤ2は、コアシャフト12が第2の拡径部113および第2の延設部114を有している点で、第1の実施形態と異なっている。なお、以下に示すコアシャフト12の構成以外の構成は第1の実施形態のものと同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。また、当該ガイドワイヤ2の使用態様は、第1の実施形態のものと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
コアシャフト12は、先端部が先端側に向かって段階的に縮径したシャフトである。コアシャフト12は、例えば、第1の拡径部111と、第2の拡径部113と、第1の延設部112と、第2の延設部114と、小径部115とを有している。
第1の拡径部111は、基端側に向かって拡径するコアシャフト12の部位である。第1の拡径部111の基端の勾配は、第1の拡径部111の先端の勾配よりも大きく、第1の拡径部111の先端から基端の平均勾配は第1の延設部112の勾配よりも大きく、かつ第1の拡径部111における勾配が基端側に向かって増大し続けている。
第2の拡径部113は、基端側に向かって拡径するコアシャフトの部位である。第2の拡径部113は、例えば、後述する第1の延設部112の基端側に配置され、かつ先端が第1の延設部112の基端に連続するように長軸方向の基端側に向かって延設することができる。
ここで、第2の拡径部113は、その勾配が第1の延設部112の勾配よりも大きく、かつ第2の拡径部113の基端の勾配が第2の拡径部113の先端の勾配よりも大きいことが好ましい。このような第2の拡径部113としては、例えば、勾配が異なる複数の円錐台を用い、勾配の小さい円錐台を第2の拡径部113の先端側、勾配の大きい円錐台を第2の拡径部113の基端側に長軸方向に沿って配置し、これら円錐台それぞれの端面が一致するように連結したもの等が挙げられる。これにより、第1の延設部112に比べて第2の拡径部113における長軸方向の剛性差を大きくすることができ、第1の拡径部111に加え、第2の拡径部113の大きな剛性差により湾曲部の基端部Kの発展を多段で抑制することができる。また、第2の拡径部113の基端の勾配が第2の拡径部113の先端の勾配よりも大きい分、第2の拡径部113での塑性変形も防止することができる。
また、第2の拡径部113は、その勾配が第1の延設部112の勾配より大きく、かつ長軸方向に沿って一定であることも好ましい。これにより、第1の延設部112に比べて第2の拡径部113における長軸方向の剛性差を大きくすることができ、第1の拡径部111に加え、第2の拡径部113の大きな剛性差により湾曲部の基端部Kの発展を多段で抑制することができる。
第1の延設部112は、第1の拡径部111に隣接するコアシャフト12の部位である。第1の延設部112は、例えば、長軸方向に沿って延設された円柱状または先端側に向かって先細る円錐台状となるように形成することができる。この第1の延設部112は、第1の拡径部111と第2の拡径部113との間に配置されている。
第2の延設部114は、第1の拡径部111の基端側に配置されたコアシャフト12の部位である。第2の延設部114は、長軸方向に沿って延設された円柱状となるように形成されている。
本実施形態においては、コアシャフト12は、第1の拡径部111の勾配が長軸方向に沿って漸次変化(外周面111aが湾曲)し、第1の拡径部111の先端には、円柱状(外径が一定)の小径部115が先端側に向かって延設されている。第2の拡径部113は、勾配が異なる2つの円錐台を用い、勾配の小さい円錐台を第2の拡径部113の先端側、勾配の大きい円錐台を第2の拡径部113の基端側に長軸方向に沿って配置し、これら円錐台それぞれの端面が一致するように連結されている。第1の延設部112は、長軸方向に沿って延設された円柱状であり、先端が第1の拡径部111の基端、基端が第2の拡径部113の先端に隣接するように、第1の拡径部111と第2の拡径部113との間に配置されている。第2の延設部114は、先端が第2の拡径部113の基端に隣接するように配置されている。
以上のように、当該ガイドワイヤ2は、上記構成であるので、ガイドワイヤ2の先端部に生じるU字形状の湾曲部の基端部が第1の拡径部111を超えて基端側に発展したり、第1の拡径部111にてコアシャフト12が塑性変形するのを抑制することができる。また、当該ガイドワイヤ2は、第2の拡径部113を備えているので、たとえ第1の拡径部111を超えて湾曲部の基端部が基端側に発展したとしても、ガイドワイヤ2の押込み力に応じ、湾曲部の基端部の位置、およびU字形状の湾曲部の湾曲度合いを多段で調整することができる。
なお、上述した第2の実施形態では、第2の拡径部113の基端の勾配が第2の拡径部113の先端の勾配よりも大きいコアシャフト12を備えているガイドワイヤ2について説明したが、図5に示すように、長軸方向全体に亘って勾配が一定である第2の拡径部113m3を有するコアシャフト12m3を備えたガイドワイヤ2m3であってもよい。
[第3の実施形態]
図6は、本発明の第3の実施形態を示す一部拡大概略的側面図である。当該ガイドワイヤ3は、図6に示すように、概略的に、コアシャフト13と、第1のコイル体21と、第2のコイル体33と、先端固着部43とにより構成されている。当該ガイドワイヤ3は、コアシャフト13、第2のコイル体33、および先端固着部43を備えている点で、第1の実施形態と異なっている。なお、以下に示すコアシャフト13、第2のコイル体33、および先端固着部43の構成以外の構成は第1の実施形態のものと同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。また、当該ガイドワイヤ3の使用態様は、第1の実施形態のものと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
コアシャフト13は、先端部が先端側に向かって段階的に縮径したシャフトである。コアシャフト13は、第1の拡径部111と、第1の延設部112と、第2の延設部114とを有している。
第1の拡径部111は、基端側に向かって拡径するコアシャフト13の部位である。第1の拡径部111の基端の勾配は、第1の拡径部111の先端の勾配よりも大きく、第1の拡径部111の先端から基端の平均勾配は第1の延設部112の勾配よりも大きく、かつ第1の拡径部111における勾配が基端側に向かって増大し続けている。
第1の延設部112は、第1の拡径部111の先端側に配置されたコアシャフト13の部位である。第1の延設部112は、第1の拡径部111に隣接し、かつ長軸方向に沿って延設された円柱状、または先端側に向かって先細る円錐台状となるように構成することができる。
第2の延設部114は、第1の拡径部111の基端側に配置されたコアシャフト13の部位である。第2の延設部114は、長軸方向に沿って延設された円柱状、または先端側に向かって先細る円錐台状となるように構成することができる。
本実施形態においては、第1の拡径部111は、長軸方向に沿って勾配が漸次変化し、第1の拡径部111の外周面111aが湾曲している。第1の延設部112は、円柱状(外径が一定)であり、第1の拡径部111の先端側に配置されかつ基端が第1の拡径部111の先端に連続するように長軸方向の先端側に向かって延設されている。第2の延設部114は、円柱状(外径が一定)であり、第1の拡径部111の基端側に配置されかつ先端が第1の拡径部111の基端に連続するように長軸方向の基端側に向かって延設されている。
第2のコイル体33は、第1のコイル体21を覆うように巻回された螺旋状(コイル状)の部材である。この第2のコイル体33としては、例えば、素線33aを巻回してコイル状に形成したもの(図6参照)、円筒状の部材にスリット加工等を施してコイル状に形成したもの(不図示)等と採用することができる。なお、第2のコイル体33に素線33aを用いる場合、この素線33aとしては、例えば、第1の実施形態にて説明した第1のコイル体21の素線21aと同様のもの等を採用することができる。
第2のコイル体33の基端は、第1の拡径部111に固着されておらず、第2の延設部114に固着されている(図6の固着部s2)。他方、第2のコイル体33の先端は、例えば、コアシャフト13の先端および第1のコイル体21の先端と共に、先端固着部43にて一体的に固着することができる。
以上のように、当該ガイドワイヤ3は、上記構成であるので、たとえ第1の拡径部111でコアシャフト13が破断したとしても、破断したコアシャフト13の先端側と基端側とが第2のコイル体33を介して繋がっており、コアシャフト13の先端側と基端側とが分離するのを防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1、2、3 ガイドワイヤ
11、12、13 コアシャフト
21 第1のコイル体
33 第2のコイル体
111 第1の拡径部
112 第1の延設部
113 第2の拡径部
114 第2の延設部
41、43 先端固着部

Claims (2)

  1. 基端側に向かって拡径する第1の拡径部と、前記第1の拡径部の基端側に隣接しかつ長軸方向に沿って延設された円柱状または先端側に向かって先細る円錐台状の第1の延設部と、前記第1の延設部よりも基端側に設けられ、基端側に向かって拡径する第2の拡径部とを有するコアシャフトと、
    前記コアシャフトの前記第1の拡径部および前記第1の延設部の少なくとも一部を覆うように素線を用いて巻回された第1のコイル体と、
    前記コアシャフトの先端と前記第1のコイル体の先端とが固着された先端固着部と、を備え、
    前記第1のコイル体の基端が、前記第1の拡径部に固着されておらず、前記第1の延設部に固着され、
    前記第1の延設部は、前記第1の拡径部と前記第2の拡径部との間に配置され、
    前記コアシャフトにおける前記第1の延設部と前記第2の拡径部との間には、先端側に向かって拡径する部位がなく、
    前記第1のコイル体は、前記第1のコイル体の先端付近において、隣り合う前記素線どうしが互いに接するように巻回することで形成され、
    前記第1の拡径部の長軸方向の長さおよび前記第2の拡径部の長軸方向の長さのそれぞれは、前記第1の延設部の長軸方向の長さよりも短く、
    前記第2の拡径部の勾配は、前記第1の拡径部の先端の勾配より大きいガイドワイヤ。
  2. 前記第2の拡径部の基端側に隣接しかつ長軸方向に沿って延設された円柱状の第2の延設部、をさらに備え、
    前記第2の拡径部の長軸方向の長さは、前記第2の延設部の長軸方向の長さよりも短い請求項1に記載のガイドワイヤ。
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