JP2014213126A - ガイドワイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイドワイヤが湾曲した場合のトルク伝達性と、柔軟性とを十分に確保することが可能なコイル式のガイドワイヤを提供する。
【解決手段】複数の接合部を有するコイル式のガイドワイヤ1において、複数の接合部で区切られた領域のうちの、少なくとも1の領域にコイル疎巻部20c,20e,20gを設けるとともに、接合部の近傍にコイル密巻部20a,20b,20hを設ける。こうすれば、血管内でガイドワイヤ1が湾曲した場合に、コイル体20の素線どうしが干渉し難くすることができるので、ガイドワイヤ1のトルク伝達性を維持することができる。また、接合部の近傍にコイル密巻部20a,20b,20hが設けられているので、接合部を形成する際、接着剤が広がることを抑制することができる。その結果、接合部の幅が広くなりすぎてガイドワイヤ1の柔軟性が低下することを回避可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】複数の接合部を有するコイル式のガイドワイヤ1において、複数の接合部で区切られた領域のうちの、少なくとも1の領域にコイル疎巻部20c,20e,20gを設けるとともに、接合部の近傍にコイル密巻部20a,20b,20hを設ける。こうすれば、血管内でガイドワイヤ1が湾曲した場合に、コイル体20の素線どうしが干渉し難くすることができるので、ガイドワイヤ1のトルク伝達性を維持することができる。また、接合部の近傍にコイル密巻部20a,20b,20hが設けられているので、接合部を形成する際、接着剤が広がることを抑制することができる。その結果、接合部の幅が広くなりすぎてガイドワイヤ1の柔軟性が低下することを回避可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、血管に挿入されるガイドワイヤに関する。
血管にカテーテルを挿入する際に用いられるガイドワイヤが知られている。カテーテルを挿入する際には、先ずガイドワイヤを血管に挿入して病変部を通過させ、その後にガイドワイヤに沿ってカテーテルを進行させる。このように、ガイドワイヤはカテーテルを病変部に導くためのガイドとして機能する。
このようなガイドワイヤとしては、コアシャフトの先端部がコイル体で覆われたもの(いわゆるコイル式のガイドワイヤ)が一般的に用いられている。コイル式のガイドワイヤでは、コイル体とコアシャフトとが、ロウ材などの接着剤を用いて複数の箇所で接合されている。
また、血管内でガイドワイヤが湾曲した状態であっても、術者がガイドワイヤを手元側で回転させた際に、その回転がガイドワイヤの先端に確実に伝わるようにする(トルク伝達性を維持する)必要がある。この点で、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、コイル体に対して巻きピッチを大きくした部分(コイル疎巻部)を設けると、血管内でガイドワイヤが湾曲した場合にコイル体の素線どうしが干渉し難くなり、ガイドワイヤが血管内で突っ張ることが抑制される。その結果、血管内でガイドワイヤが湾曲した状態であっても、トルク伝達性を維持することができる。
しかし、上述した従来のガイドワイヤでは、ガイドワイヤの柔軟性を十分に確保することが困難であるという問題があった。すなわち、特許文献1,2に記載のガイドワイヤでは、接合部のすぐ近傍にコイル疎巻部が配置されている。このため、ロウ材のような流動性のある接着剤を用いて接合部を形成すると、接着剤がコイル疎巻部に浸透して接合部の幅が広くなる。その結果、ガイドワイヤの柔軟性が低下してしまうという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、コイル式のガイドワイヤにおいて、ガイドワイヤが湾曲した場合のトルク伝達性と、柔軟性との両方を十分に確保することが可能なガイドワイヤの提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のガイドワイヤは次の構成を採用した。すなわち、本発明のガイドワイヤは、コアシャフトと、前記コアシャフトを覆うコイル体と、前記コアシャフトと前記コイル体とを接合する複数の接合部とを備え、前記複数の接合部で区切られた領域のうちの、少なくとも1の領域には、前記コイル体の巻きピッチが大きなコイル疎巻部が1以上、設けられており、前記コイル疎巻部が設けられた領域の両端の前記接合部の近傍には、前記コイル体の素線どうしが接触するコイル密巻部が設けられていることを特徴とする。
このような本発明のガイドワイヤにおいては、コイル体にコイル疎巻部が設けられているので、ガイドワイヤが血管内で湾曲した場合に、コイル体の素線どうしが干渉し難くすることができる。従って、血管内でガイドワイヤが突っ張ることを抑制することができるので、ガイドワイヤが血管内で湾曲した場合でもガイドワイヤのトルク伝達性を維持することが可能となる。
また、本発明のガイドワイヤでは、接合部の近傍にコイル密巻部が設けられているので、流動性のある接着剤(ロウ材など)で接合部を形成する際、接着剤が左右に広がることを抑制することができる。その結果、接合部の幅が広くなりすぎて、ガイドワイヤの柔軟性が低下することを回避することが可能となる。
また、本発明のガイドワイヤでは、接合部の近傍にコイル密巻部が設けられているので、流動性のある接着剤(ロウ材など)で接合部を形成する際、接着剤が左右に広がることを抑制することができる。その結果、接合部の幅が広くなりすぎて、ガイドワイヤの柔軟性が低下することを回避することが可能となる。
また、本発明のガイドワイヤにおいては、接合部で区切られた領域の先端側のコイル密巻部と後端側のコイル密巻部との間の全範囲に亘って、コイル疎巻部を設けることとしてもよい。
このようにして、領域内のほぼ全範囲にコイル疎巻部を設けることによって、ガイドワイヤが血管内で湾曲した場合の、コイル体の素線どうしの干渉をより確実に抑制することができる。その結果、血管内でガイドワイヤが突っ張ることを確実に抑制することができるので、ガイドワイヤが血管内で湾曲した場合でもガイドワイヤのトルク伝達性を確実に維持することが可能となる。
また、上述した本発明のガイドワイヤにおいては、コアシャフトを、先端側に向かってその直径が小さくなる形状に形成する。そして、先端側のコイル密巻部の長さを、後端側のコイル密巻部の長さよりも長く設定することとしてもよい。
詳細には後述するが、コアシャフトの直径が先端側に向かって小さくなっている場合、
接着剤を用いて接合部を形成すると、後端側よりも先端側のほうが接着剤が広がり易くなる。これに対して、本発明のように、先端側のコイル密巻部の長さを後端側のコイル密巻部の長さよりも長くしておけば、先端側で接着剤が広がることを確実に抑制することができる。その結果、ガイドワイヤの柔軟性が低下することを確実に回避することが可能となる。
接着剤を用いて接合部を形成すると、後端側よりも先端側のほうが接着剤が広がり易くなる。これに対して、本発明のように、先端側のコイル密巻部の長さを後端側のコイル密巻部の長さよりも長くしておけば、先端側で接着剤が広がることを確実に抑制することができる。その結果、ガイドワイヤの柔軟性が低下することを確実に回避することが可能となる。
また、本発明のガイドワイヤにおいては、コイル体の内周面とコアシャフトの外周面との間に、隙間を設けることとしても良い。
尚、本発明において「コイル体の内周面とコアシャフトの外周面との間に隙間がある」とは、ガイドワイヤに外力が加わっていない状態で、コイル体の内周面とコアシャフトの外周面とが接触しない」ことを意味している。
尚、本発明において「コイル体の内周面とコアシャフトの外周面との間に隙間がある」とは、ガイドワイヤに外力が加わっていない状態で、コイル体の内周面とコアシャフトの外周面とが接触しない」ことを意味している。
こうすれば、血管内でガイドワイヤが湾曲した場合に、コアシャフトとコイル体とが干渉することについても抑制することができる。従って、コイル体の素線どうしの干渉が抑制されることと相まって、血管内でガイドワイヤが突っ張ることをより確実に、抑制することができる。その結果、ガイドワイヤのトルク伝達性をより確実に維持することが可能となる。
A.第1実施形態 :
以下では、上述した本発明の内容を明確にするために、本発明のガイドワイヤの各種の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤ1の構成を示した説明図である。図示されているように、本実施形態のガイドワイヤ1は、コアシャフト10と、コアシャフト10の先端部を覆うように設けられたコイル体20などから構成されている。
以下では、上述した本発明の内容を明確にするために、本発明のガイドワイヤの各種の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤ1の構成を示した説明図である。図示されているように、本実施形態のガイドワイヤ1は、コアシャフト10と、コアシャフト10の先端部を覆うように設けられたコイル体20などから構成されている。
コアシャフト10とコイル体20とは、接着剤(本実施形態では、ロウ材)によって接合されている。本実施形態のガイドワイヤ1では、コイル体20の先端部、後端部、および中間部において、コアシャフト10とコイル体20とがロウ材で接合されている。尚、以下の説明では、コアシャフト10とコイル体20の先端部との接合部のことを先端接合部30と呼び、コアシャフト10とコイル体20の後端部との接合部のことを後端接合部32と呼び、先端接合部30と後端接合部32との間の接合部のことを中間接合部34と呼ぶこととする。
図2は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤ1の先端部の拡大断面図である。図示されているように、本実施形態のガイドワイヤ1では、先端接合部30と中間接合部34との間の領域が、コイル密巻部20aとなっている。ここで、コイル密巻部とは、コイル体20の巻きピッチが非常に小さく設定されて、コイル体20の素線どうしが接触している部分のことを意味している。
また、中間接合部34と後端接合部32との間の領域には、複数の(本実施形態では3つの)コイル疎巻部20c,20e,20gが設けられている。ここで、コイル疎巻部とは、コイル体20の巻きピッチが比較的大きく設定されて、コイル体20の素線どうしが接触していない部分のことを意味している。
更に、中間接合部34と後端接合部32との間の領域のコイル疎巻部20c,20e,20g以外の部分は、コイル密巻部20b,20d,20f,20hとなっている。
更に、中間接合部34と後端接合部32との間の領域のコイル疎巻部20c,20e,20g以外の部分は、コイル密巻部20b,20d,20f,20hとなっている。
ここで、本実施形態のガイドワイヤ1では、コイル疎巻部20c,20e,20gが設けられた領域の両端の接合部(中間接合部34および後端接合部32)の近傍に、コイル密巻部20b,20hが配置されている。
このような本実施形態のガイドワイヤ1では、複数の接合部で区切られた領域のうちの少なくとも1の領域(本実施形態では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域)に、コイル疎巻部20c,20e,20gが設けられている。従って、血管内でガイドワイヤ1が湾曲した場合に、コイル体20の素線どうしが干渉し難くすることができる。その結果、血管内でガイドワイヤ1が突っ張ることを抑制することができるので、ガイドワイヤ1のトルク伝達性を維持することが可能となる。
また、本実施形態のガイドワイヤ1では、中間接合部34と後端接合部32の近傍にコイル密巻部20a,20b,20hが設けられているので、ロウ材を用いて中間接合部34(あるいは後端接合部32)を形成する際、ロウ材が広がることを抑制することができる。その結果、中間接合部34(あるいは後端接合部32)の幅が広がり過ぎて、ガイドワイヤ1の柔軟性が低下することを回避することが可能となる。
上述した第1実施形態には、関連する他の実施形態が存在する。以下では、他の実施形態について簡単に説明する。尚、以下の説明では、第1実施形態のガイドワイヤ1と同じ構成については同じ番号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
B.第2実施形態 :
図3は、本発明の第2実施形態のガイドワイヤ2の先端部の拡大断面図である。上述した第1実施形態のガイドワイヤ1では、中間接合部34と後端接合部32との間に、複数のコイル疎巻部20c,20e,20gが断片的に設けられているものと説明した(図2を参照)。これに対して、第2実施形態のガイドワイヤ2では、中間接合部34と後端接合部32とで区切られた領域において、先端側のコイル密巻部22bと後端側のコイル密巻部22dとの間の全範囲に亘って、コイル疎巻部22cが設けられている。
尚、先端接合部30と中間接合部34とで区切られた領域には、コイル密巻部22aが設けられている。
図3は、本発明の第2実施形態のガイドワイヤ2の先端部の拡大断面図である。上述した第1実施形態のガイドワイヤ1では、中間接合部34と後端接合部32との間に、複数のコイル疎巻部20c,20e,20gが断片的に設けられているものと説明した(図2を参照)。これに対して、第2実施形態のガイドワイヤ2では、中間接合部34と後端接合部32とで区切られた領域において、先端側のコイル密巻部22bと後端側のコイル密巻部22dとの間の全範囲に亘って、コイル疎巻部22cが設けられている。
尚、先端接合部30と中間接合部34とで区切られた領域には、コイル密巻部22aが設けられている。
このような第2実施形態のガイドワイヤ2では、中間接合部34と後端接合部32とで区切られた領域のほぼ全範囲にコイル疎巻部22cが設けられているので、血管内でガイドワイヤ2が湾曲した場合に、コイル体22の素線どうしが干渉することを確実に抑制することができる。その結果、血管内でガイドワイヤ2が突っ張ることを確実に抑制することができるので、血管内で湾曲した状態でのガイドワイヤ2のトルク伝達性を確実に維持することが可能となる。
C.第3実施形態 :
図4は、本発明の第3実施形態のガイドワイヤ3の先端部の拡大断面図である。図示した第3実施形態のガイドワイヤ3は、上述した第2実施形態のガイドワイヤ2とよく似た構成となっているが、以下の2点で異なっている。
先ず、第2実施形態のガイドワイヤ2では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域においてコアシャフト10の直径が一定であった(図3を参照)。これに対して、第3実施形態のガイドワイヤ3では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域において、コアシャフト12の直径が先端に向かって小さくなる形状(いわゆるテーパー形状)に形成されている。
図4は、本発明の第3実施形態のガイドワイヤ3の先端部の拡大断面図である。図示した第3実施形態のガイドワイヤ3は、上述した第2実施形態のガイドワイヤ2とよく似た構成となっているが、以下の2点で異なっている。
先ず、第2実施形態のガイドワイヤ2では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域においてコアシャフト10の直径が一定であった(図3を参照)。これに対して、第3実施形態のガイドワイヤ3では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域において、コアシャフト12の直径が先端に向かって小さくなる形状(いわゆるテーパー形状)に形成されている。
また、第2実施形態のガイドワイヤ2では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域において、先端側のコイル密巻部22bと後端側のコイル密巻部22dとは、同じ長さであった(図3を参照)。これに対して、第3実施形態のガイドワイヤ3では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域において、先端側のコイル密巻部23bの長さの方が、後端側のコイル密巻部23dの長さよりも長く設定されている。
尚、コイル密巻部23bとコイル密巻部23dとの間には、コイル疎巻部23cが設けられている。また、先端接合部30と中間接合部34とで区切られた領域には、コイル密巻部23aが設けられている。
尚、コイル密巻部23bとコイル密巻部23dとの間には、コイル疎巻部23cが設けられている。また、先端接合部30と中間接合部34とで区切られた領域には、コイル密巻部23aが設けられている。
このような第3実施形態のガイドワイヤ3では、接合部の幅が広がり過ぎることを、より確実に抑制することができる。これは、以下のような理由による。
先ず、本実施形態のように、コアシャフト12が、先端に向かってその直径が小さくなる形状に形成されていると、コイル体23の内周面とコアシャフト12の外周面との隙間の大きさは、先端側に向かうにつれて大きくなる。従って、先端側の接合箇所では、後端側の接合箇所よりも多くの接着剤が用いられることとなる。
ここで、本実施形態では、上述したように、中間接合部34と後端接合部32との間の領域において、先端側のコイル密巻部23bの長さが、後端側のコイル密巻部23dの長さよりも長く設定されている。従って、先端側の接合箇所で多くの接着剤が用いられたとしても、その接着剤が広がることを確実に抑制することができる。その結果、先端側の接合部(ここでは中間接合部34)の幅が広がり過ぎることを、確実に抑制可能となるのである。
先ず、本実施形態のように、コアシャフト12が、先端に向かってその直径が小さくなる形状に形成されていると、コイル体23の内周面とコアシャフト12の外周面との隙間の大きさは、先端側に向かうにつれて大きくなる。従って、先端側の接合箇所では、後端側の接合箇所よりも多くの接着剤が用いられることとなる。
ここで、本実施形態では、上述したように、中間接合部34と後端接合部32との間の領域において、先端側のコイル密巻部23bの長さが、後端側のコイル密巻部23dの長さよりも長く設定されている。従って、先端側の接合箇所で多くの接着剤が用いられたとしても、その接着剤が広がることを確実に抑制することができる。その結果、先端側の接合部(ここでは中間接合部34)の幅が広がり過ぎることを、確実に抑制可能となるのである。
以上のように、第3実施形態のガイドワイヤ3は、接合部の幅が広がり過ぎることをより確実に抑制することができるので、ガイドワイヤ3の柔軟性が低下することを確実に回避可能となる。
D.第4実施形態 :
D.第4実施形態 :
図5は、本発明の第4実施形態のガイドワイヤ4の先端部の拡大断面図である。本実施形態のガイドワイヤ4では、中間接合部34と後端接合部32との間の領域において、コイル体24の内周面とコアシャフト14の外周面とが接しており、この点で上述した各種実施形態のガイドワイヤ1〜3とは異なっている(図2〜図4を参照)。
このような本実施形態のガイドワイヤ4においても、コイル体24にコイル疎巻部24cが設けられているので、血管内でガイドワイヤ4が湾曲した場合のコイル体24の素線どうしの干渉が抑制されて、ガイドワイヤ4のトルク伝達性が維持される。また、中間接合部34と後端接合部32の近傍にコイル密巻部24a,24b,24dが設けられているので、中間接合部34(あるいは後端接合部32)を形成する際、中間接合部34(あるいは後端接合部32)の幅が広がり過ぎて、ガイドワイヤ4の柔軟性が低下することを回避可能となる。
もっとも、「ガイドワイヤが湾曲した状態でのトルク伝達性を維持する」という観点からすれば、上述した各種実施形態のガイドワイヤ1〜3のように、コイル体の内周面とコアシャフトの外周面との間に隙間を設けておくことが望ましい(図2〜図4を参照)。こうすることで、血管内でガイドワイヤが湾曲した場合に、コイル体とコアシャフトとが干渉することを抑制することができる。その結果、コイル体の素線どうしの干渉が抑制されることと相まって、ガイドワイヤが湾曲した状態でのトルク伝達性をより確実に維持することが可能となるからである。
以上、各種実施形態のガイドワイヤについて説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上述した各種実施形態のガイドワイヤ1〜4では、複数の接合部で区切られた領域のうちの1の領域(中間接合部34と後端接合部32との間の領域)にコイル疎巻部を設けるとともに、その領域の両端にコイル密巻部を設けるものと説明した。これに対して、複数の接合部で区切られた領域の全ての領域にコイル疎巻部を設けるとともに、全ての接合部の近傍にコイル密巻部を設けることとしてもよい(図示は省略)。
こうすれば、ガイドワイヤが何れの箇所で湾曲したとしても、コイル体の素線どうしが干渉することを抑制することができるので、湾曲した状態でのガイドワイヤのトルク伝達性をより確実に維持することができる。また、全ての接合部の近傍にコイル密巻部が設けられることで、全ての接合部において、その幅が広がり過ぎることを回避することができるので、より柔軟なガイドワイヤを提供することが可能となる。
また、上述した各種実施形態のガイドワイヤ1〜4では、コイル体とコアシャフトとは、3箇所(先端接合部30,中間接合部34,および後端接合部32)で接合されているものと説明した。しかし、コイル体とコアシャフトとは、より多くの箇所(4箇所以上)で接合されていてもよい(図示は省略)。こうすれば、コイル体とコアシャフトとをより強固に接合することができる。
1,2,3,4・・・ガイドワイヤ
10,12,14・・・コアシャフト
20,22,23,24・・・コイル体
20a,20b,20d,20f,20h,22a,22b,22d,23a,23b,23d,24a,24b,24d・・・コイル密巻部
20c,20e,20g,22c,23c,24c・・・コイル疎巻部
30・・・先端接合部
32・・・後端接合部
34・・・中間接合部
10,12,14・・・コアシャフト
20,22,23,24・・・コイル体
20a,20b,20d,20f,20h,22a,22b,22d,23a,23b,23d,24a,24b,24d・・・コイル密巻部
20c,20e,20g,22c,23c,24c・・・コイル疎巻部
30・・・先端接合部
32・・・後端接合部
34・・・中間接合部
Claims (4)
- コアシャフトと、
前記コアシャフトを覆うコイル体と、
前記コアシャフトと前記コイル体とを接合する複数の接合部と
を備え、
前記複数の接合部で区切られた領域のうちの、少なくとも1の領域には、前記コイル体の巻きピッチが大きなコイル疎巻部が1以上、設けられており、
前記コイル疎巻部が設けられた領域の両端の前記接合部の近傍には、前記コイル体の素線どうしが接触するコイル密巻部が設けられているガイドワイヤ。 - 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
前記コイル疎巻部は、前記接合部で区切られた領域の先端側の前記密巻部と後端側の前記密巻部との間の全範囲に亘って設けられているガイドワイヤ。 - 請求項2に記載のガイドワイヤであって、
前記コアシャフトは、先端側に向かってその直径が小さくなる形状に形成されており、
前記コイル密巻部は、先端側の前記コイル密巻部の長さの方が、後端側の前記コイル密巻部の長さよりも長く設定されているガイドワイヤ。 - 請求項1ないし請求項3の何れかに記載のガイドワイヤであって、
前記コイル体の内周面と前記コアシャフトの外周面との間には、隙間が設けられているガイドワイヤ。
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