JP6176856B2 - 外装保護材取付治具 - Google Patents

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本発明は、電線にコルゲートチューブなどの外装保護材を取り付けるために用いられる外装保護材取付治具に関する。
車両には、各種電子機器が搭載されており、これら電子機器には、電源の供給や制御信号等の送受信のための電線を有するワイヤハーネスが接続されている。このようなワイヤハーネスは、電線に取り付けられたコルゲートチューブなどの外装保護材を有している。
例えば、図17(a)に示すように、外装保護材Bは、長手方向全体にわたって切れ目Kが設けられており、当該切れ目Kを開いて内側に電線を収容することで当該電線に取り付けられる。このような外装保護材Bへの電線の取り付けに用いられる治具が、例えば、特許文献1に開示されている。
図16(a)、(b)に示すように、特許文献1に開示されている取付治具(図中、符号801で示す)は、1枚の板材をU字状に曲げた形状を有しており、U字状に曲げられた底部811と、底部811の幅方向両縁に連接された直角三角形状の一対の側部812と、一対の側部812のそれぞれの斜辺812aに連接された一対のフランジ部813と、を有している。取付治具801は、斜辺812aの一方の端部側(図中左側)から電線Wを延出させるとともに当該電線Wを底部811にあてがうようにして内側に挟む。そして、外装保護材Bの一端部B1に、斜辺812aの他方の端部を先頭にして取付治具801を押し当てて、取付治具801に外装保護材Bの長手方向に向けて力を加える。これにより、取付治具801が切れ目Kを開きながら外装保護材Bの他端部に向かってスライド移動されて、電線Wが外装保護材B内に収容される。
特開平7−245840号公報
外装保護材Bは、例えば、屈曲されたときに切れ目Kが開いて内側の電線が露出してしまうおそれがあり、このような電線の露出を抑制するために、図17(b)に示すように、周方向の端部が重なるように形成されたラップ形状の外装保護材Cがある。しかしながら、このような外装保護材Cでは、その一端部に上記取付治具801を押し当てただけでは切れ目(即ち周方向両端部の間)が開かず、当該切れ目を手などで開いたりする必要があり、作業性の改善が求められていた。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、外装保護材の電線への取り付けの作業性を効果的に改善できる外装保護材取付治具を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、互いに交わる2つの辺及び当該2つの辺を結ぶ1つの縁部を周縁に含む板状の一対の側壁部分と、前記一対の側壁部分のそれぞれの前記2つの辺のうちの一方の辺が幅方向の両縁のそれぞれに連なる帯板状の底壁部分とを一体に有し、前記一対の側壁部分のそれぞれの他方の辺が互いに近づくように曲げられるとともにこれら他方の辺が互いに接し又は離れるように弾性変形可能に形成された本体部と、前記一対の側壁部分のそれぞれの前記他方の辺に互いに離れるように突出して連なる一対のガイド部と、を備え、前記一対の側壁部分のそれぞれの前記縁部が、当該縁部における前記他方の辺に近い部分と当該他方の辺とがなす角が、当該縁部における前記他方の辺から遠い部分と当該他方の辺とがなす角より小さくなるように形成されていることを特徴とする外装保護材取付治具である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記一対の側壁部分のそれぞれの前記縁部が、前記2つの辺の交点側に凸の曲線状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記一対のガイド部のそれぞれが、前記他方の辺に沿って延在し、少なくとも前記縁部寄りの端部が長手方向中央部から離れるにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、本体部が、互いに交わる2つの辺及び当該2つの辺を結ぶ1つの縁部を周縁に含む板状の一対の側壁部分と、これら一対の側壁部分のそれぞれの2つの辺のうちの一方の辺が幅方向の両縁のそれぞれに連なる帯板状の底壁部分とを一体に有しており、一対の側壁部分のそれぞれの他方の辺が互いに近づくように曲げられるとともにこれら他方の辺が互いに接し又は離れるように弾性変形可能に形成されている。そして、一対の側壁部分のそれぞれの縁部が、当該縁部における他方の辺に近い部分と当該他方の辺とがなす角が、当該縁部における他方の辺から遠い部分と当該他方の辺とがなす角より小さくなるように形成されている。このようにしたことから、一対の側壁部分のそれぞれにおける他方の辺と縁部とによる頂点の角をより小さくすることができるので、当該頂点近傍の角部分を外装保護材の一端部に深く挿入することができる。そのため、一対の側壁部分が離れるように本体部を開くことで、外装保護材が拡径されて切れ目を開くことができる。また、本体部が外装保護材の切れ目に挿入されて当該外装保護材の長手方向にスライド移動される際に、当該本体部の縁部が当該外装保護材の周方向端部に当たる角度をより小さくすることができ、当該スライド移動をより小さい力で行うことができる。したがって、外装保護材の電線への取り付けの作業性を効果的に改善できる。
請求項2に記載された発明によれば、一対の側壁部分のそれぞれの縁部が、2つの辺の交点側に凸の曲線状に形成されている。このようにしたことから、例えば、縁部が2つの辺部分が連接されてなる構成では、当該辺部分の連接箇所に形成される角に外装保護材が引っ掛かるおそれがあるが、縁部を曲線状にすることで上記角がなくなり外装保護材の引っ掛かりを抑制することができる。したがって、外装保護材の電線への取り付けの作業性をより効果的に改善できる。
請求項3に記載された発明によれば、一対のガイド部のそれぞれが、一対の側壁部分のそれぞれの他方の辺に沿って延在するとともに、少なくともこれらガイド部における側壁部分の上記縁部寄りの端部が長手方向中央部から離れるにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されている。このようにしたことから、外装保護材の一端部への挿入をスムースにすることができる。したがって、外装保護材の電線への取り付けの作業性をより効果的に改善できる。
本発明の一実施形態に係る外装保護材取付治具の斜視図である。 図1の外装保護材取付治具を展開した図である。 図1の外装保護材取付治具の本体部の側壁部分の形状を示す図である。 電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図である(治具内に電線を配置した状態)。 電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図である(治具に電線を挟んだ状態)。 電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図である(治具の角部分を外装保護材の一端部に挿入した状態)。 電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図である(治具の本体部を広げた状態)。 電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図である(治具を外装保護材の長手方向に沿って進めている状態)。 電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図である(治具を外装保護材の長手方向に沿ってさらに進めている状態)。 電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図である(治具を外装保護材の他端部から抜き出した状態)。 図1の外装保護材取付治具の外装保護材内での様子を説明する図である。 図1の外装保護材取付治具の変形例の構成を示す斜視図である。 図12の外装保護材取付治具を展開した図である。 図12の外装保護材取付治具の本体部の側壁部分の形状を示す図である。 図1の外層保護材取付治具のガイド部の構成を説明する断面図である。 従来の外装保護材取付治具の構成を説明する図である。 外装保護材の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態の外装保護材取付治具の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る外装保護材取付治具の斜視図である。図2は、図1の外装保護材取付治具を展開した図である。図3は、図1の外装保護材取付治具の本体部の側壁部分の形状を示す図である。
本実施形態の外装保護材取付治具(各図において、符号1で示す)は、主に、チューブ状に形成され、長手方向全体にわたって切れ目が設けられるとともに周方向の端部が重なるように形成されたコルゲートチューブなどの外装保護材C(図17(b)に示す)を電線に取り付けるために用いられる。
図1、図2に示すように、外装保護材取付治具1(以下、単に「治具1」という)は、1枚の弾性変形可能な合成樹脂製の板材により形成されており、本体部10と、一対のガイド部20と、を一体に有している。
本体部10は、一対の側壁部分11、11と、底壁部分17と、を一体に有している。
図3に示すように、これら一対の側壁部分11、11のそれぞれは、同一の略三角形板状に形成されており、その周縁は、一方の端において互いに交わる一対の辺12、13と、一対の辺12、13のそれぞれの他方の端を結ぶ縁部14とを有している。
一対の側壁部分11、11のそれぞれの一方の辺12、12は、後述する底壁部分17の幅方向の両縁にそれぞれが連接されている。本体部10は、底壁部分17がその幅方向の断面形状がU字状になるように曲げられている。または、当該断面形状がV字状になるように折り曲げられていてもよい。これにより、一対の側壁部分11、11のそれぞれの他方の辺13、13が互いに近づけられている。また、本体部10は、他方の辺13、13が概ね全体にわたって互いに接し又は離れるように弾性変形可能とされている。換言すると、本体部10は、一対の側壁部分11、11の間を広げるように開き、又は、当該間を狭めるように閉じることができる。本実施形態において、本体部10は、外部から力を加えない状態において、図1に示すように、他方の辺13、13の間隔が概ね電線が挿入可能な程度の大きさとなるように形成されている。
一対の側壁部分11、11のそれぞれの縁部14は、2つの辺部分15、16を有している。一方の辺部分15は、一方の辺12寄りに配置されている。他方の辺部分16は、他方の辺13寄りに配置されている。これら辺部分15、16は、縁部14全体として一対の辺12、13の交点側に凸となるように、それぞれの一端が角度をなして互いに連接されている。そのため、図3に示すように、他方の辺部分16と他方の辺13とがなす角αが、一方の辺部分15と他方の辺13とがなす角βより小さくなる(α<β)ように形成されている。これにより、他方の辺部分16と他方の辺13とによる角部分11aは、細長く伸びるくさび形状に形成されている。
底壁部分17は、略帯板形状で、その全長が側壁部分11の一方の辺12と概ね同じ長さとなるように形成されている。底壁部分17における幅方向の両縁のそれぞれには、一対の側壁部分11、11の一方の辺12が連なっている。
一対のガイド部20、20は、略帯板状に形成されており、一対の側壁部分11、11のそれぞれの他方の辺13の全体にわたって延在して連接されている。一対のガイド部20、20は、互いに離れる方向に突出するように設けられている。本実施形態では、一対のガイド部20、20は、各側壁部分11、11に対して概ね直角になるように突出している(図15(a))。一対のガイド部20、20のそれぞれの長手方向両端部は、当該長手方向の中央部から離れるにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されている。一対のガイド部20、20は、外装保護材C内に挿入されると、当該外層保護部材Cの周方向端部の内面に引っ掛かって、治具1から外層保護部材Cが脱落することを抑制する。
次に、上述した治具1を用いた電線Wへの外装保護材Cの取り付け方法について、図4〜図11を参照して説明する。
図4〜図10は、電線への外装保護材の取り付け方法を説明する斜視図であり、順に、治具内に電線を配置した状態、治具に電線を挟んだ状態、治具の角部分を外装保護材の一端部に挿入した状態、治具の本体部を広げた状態、治具を外装保護材の長手方向に沿って進めている状態、治具を外装保護材の長手方向に沿ってさらに進めている状態、及び、治具を外装保護材の他端部から抜き出した状態、を示している。図11は、図1の外装保護材取付治具の外装保護材内での様子を説明する図である。図11において、外装保護材Cは長手方向に沿う断面を示している。
まず、電線Wを治具1の本体部10の底壁部分17の内面にあてがって配置し(図4)、一対の側壁部分11、11のそれぞれの他方の辺13が互いに接するように閉じて、一対の側壁部分11、11の間に電線Wを挟む(図5)。次に、治具1の一対の側壁部分11、11の角部分11a、11aを外装保護材Cの一端部C1に挿入する(図6)。
そのあと、治具1の一対の側壁部分11、11を開く(図7)。すると角部分11a、11a近傍のガイド部20、20が外装保護材Cの一端部C1を内側から押し開き、外装保護材Cの切れ目Kが開く。そして、治具1を外装保護材Cの長手方向に押し進めると(図8)、一対の側壁部分11、11が外装保護材Cの切れ目Kに進入し、当該切れ目Kを広げながら外装保護材Cの他端部に向けて進む(図9)。このとき、図11に示すように、外装保護材Cの周方向端部C2に対して一対の側壁部分11、11の縁部14の辺部分16が比較的小さい角度γで当たり、切れ目Kを広げながら進む。また、一対のガイド部20、20が、外層保護部材Cの周方向端部の内面に引っ掛かって、治具1から外層保護部材Cが脱落することを抑制する。外層保護材Cにおける治具1が通過した箇所は、内側に電線Wが挿通されるとともに、周方向端部が互いに重なって切れ目Kが閉じられている。そして、治具1が外層保護材Cの他端部C3から抜け出ると、外層保護材Cの全体に電線Wが挿通されて、電線Wへの外装保護材Cの取り付けが完了する(図10)。
以上より、本実施形態によれば、本体部10が、互いに交わる2つの辺12、13及び1つの縁部14を周縁とする略三角形板状の一対の側壁部分11、11と、これら一対の側壁部分11、11のそれぞれの2つの辺12、13のうちの一方の辺12、12が幅方向の両縁のそれぞれに連なる帯板状の底壁部分17とを一体に有し、一対の側壁部分11、11のそれぞれの他方の辺13、13が互いに近づくように曲げられるとともにこれら他方の辺13、13が互いに接し又は離れるように弾性変形可能に形成されている。そして、一対の側壁部分11、11のそれぞれの縁部14、14が、当該縁部14における他方の辺13に近い辺部分16と当該他方の辺13とがなす角αが、当該縁部14における他方の辺13から遠い辺部分15と当該他方の辺13とがなす角βより小さくなるように形成されている。このようにしたことから、一対の側壁部分11、11のそれぞれにおける他方の辺13と縁部14とによる頂点の角αをより小さくすることができるので、当該頂点近傍の角部分11aを外装保護材Cの一端部C1に深く挿入することができる。そのため、一対の側壁部分11、11が離れるように本体部10を開くことで、外装保護材Cが拡径されて切れ目Kを開くことができる。また、本体部10が外装保護材Cの切れ目Kに挿入されて当該外装保護材Cの長手方向にスライド移動される際に、当該本体部10の縁部14(具体的には辺部分16)が当該外装保護材Cの周方向端部C2に当たる角度γをより小さくすることができ、当該スライド移動をより小さい力で行うことができる。したがって、外装保護材Cの電線Wへの取り付けの作業性を効果的に改善できる。
また、一対のガイド部20、20のそれぞれが、他方の辺13、13の全体にわたって延在して設けられ、それぞれの長手方向両端部が長手方向の中央部から離れるにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されている。このようにしたことから、外装保護材Cの一端部C1への挿入をスムースにするとともに、外装保護材Cからの抜去をスムースにすることができる。したがって、外装保護材Cの電線Wへの取り付けの作業性をより効果的に改善できる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の外装保護材取付治具は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
上述した実施形態において、一対の側壁部分11、11のそれぞれの縁部14は、2つの辺部分15、16より構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、図12〜図14に示すように、上記縁部14に代えて2つの辺12、13の交点に向けて凸となる曲線状の縁部14Aを周縁に含む一対の側壁部分11A、11Aを有する本体部10Aを備えた構成の外装保護材取付治具1Aとしてもよい。この治具1Aは、上述した治具1と同様の作用効果に加えて、さらに別の作用効果を奏する。即ち、例えば、上述した実施形態のように縁部14として2つの辺部分15、16が連接されてなる構成では、当該辺部分の連接箇所に外装保護材Cが引っ掛かるおそれがあるが、治具1Aでは、縁部14Aを曲線状にすることで外装保護材Cの引っ掛かりを抑制することができる。したがって、外装保護材Cの電線Wへの取り付けの作業性をより効果的に改善できる。これ以外にも、外装保護材取付治具においては、縁部が3つ以上の複数の辺部分を連接して構成されていてもよく、一対の側壁部分のそれぞれの縁部が、当該縁部における他方の辺に近い部分と当該他方の辺とがなす角が、当該縁部の他方の辺から遠い部分と当該他方の辺とがなす角より小さくなるように形成されていれば、本発明の目的に反しない限り、縁部の形状は任意である。
また、上述した実施形態では、一対の側壁部分11、11のそれぞれの2つの辺12、13が実際に交わるように構成されていたが、これに限定されるものではなく、それぞれの延長線が交わるように構成されていてもよい。即ち、側壁部分11の周縁において、2つの辺12、13における縁部14側と反対側の端部を結ぶ他の辺を設け、これら2つの辺12、13がその延長線上で互いに交わる構成として、側壁部分を略三角形状以外の形状としてもよい。
また、上述した実施形態では、一対のガイド部20、20が、一対の側壁部分11、11の他方の辺13、13の全体にわたって延在されている構成であったが、これに限定されるものではない。他方の辺13、13の一部箇所、例えば、他方の辺13における縁部14寄りの端部近傍にのみ設けられた構成等であってもよい。
また、上述した実施形態では、一対のガイド部20、20のそれぞれの長手方向の両端部が、長手方向中央部から離れるにしたがって、徐々に幅が狭くなるように形成されている構成であったが、これに限定されるものではない。ガイド部20は、側壁部分11の他方の辺13に沿って延在し、少なくとも側壁部分11の縁部14寄りの端部が長手方向中央部から離れるにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されていることが好ましい。
また、上述した実施形態では、一対のガイド部20、20が、帯板状に形成されている構成であったが、これに限定されるものではなく、例えば、図15(b)に示すように、断面略円形のガイド部20Aなどの帯板状以外の形状であってもよい。これ以外にも、例えば断面略円筒形(パイプ形状)などであってもよい。このようなガイド部20Aなどにおいても、ガイド部20Aが他方の辺13の一部又は全体にわたって延在して設けられ、少なくともその縁部14寄りの端部が長手方向中央部から離れるにしたがって徐々に幅(即ち、突出方向(図15(b)の左右方向)の大きさ)が狭くなるように形成されていることが好ましい。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の外装保護材取付治具はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の外装保護材取付治具の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1、1A 外装保護材取付治具
10、10A 本体部
11、11A 側壁部分
12 一方の辺
13 他方の辺
14、14A 縁部
15 辺部分(縁部における他方の辺から遠い部分)
16 辺部分(縁部における他方の辺に近い部分)
17 底壁部分
20 ガイド部
C 外装保護材
W 電線

Claims (3)

  1. 互いに交わる2つの辺及び当該2つの辺を結ぶ1つの縁部を周縁に含む板状の一対の側壁部分と、前記一対の側壁部分のそれぞれの前記2つの辺のうちの一方の辺が幅方向の両縁のそれぞれに連なる帯板状の底壁部分とを一体に有し、前記一対の側壁部分のそれぞれの他方の辺が互いに近づくように曲げられるとともにこれら他方の辺が互いに接し又は離れるように弾性変形可能に形成された本体部と、
    前記一対の側壁部分のそれぞれの前記他方の辺に互いに離れるように突出して連なる一対のガイド部と、を備え、
    前記一対の側壁部分のそれぞれの前記縁部が、当該縁部における前記他方の辺に近い部分と当該他方の辺とがなす角が、当該縁部における前記他方の辺から遠い部分と当該他方の辺とがなす角より小さくなるように形成されていることを特徴とする外装保護材取付治具。
  2. 前記一対の側壁部分のそれぞれの前記縁部が、前記2つの辺の交点側に凸の曲線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の外装保護材取付治具。
  3. 前記一対のガイド部のそれぞれが、前記他方の辺に沿って延在し、少なくとも前記縁部寄りの端部が長手方向中央部から離れるにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の外装保護材取付治具。
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