JP2012148647A - 車両の空気整流カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の床下をサスペンション装置へ向かって横向きに流れる空気を整流することによって操縦安定性を高める車両の空気整流カバーを提供する。
【解決手段】車両11の空気整流カバー12は、車両11の車幅方向に延びるサスペンション装置21のサスメンバー23に設けられ、車両11の上下方向及び車両11の前後方向に延び、車両11の車幅方向の中央へ整流面55を向けた(矢印a1の方向)内側カバー部56を有している。空気整流カバー12は、サスメンバー23の底部57に、車両11の下方へ整流面58を向けて設けられた下側カバー部61を有し、内側カバー部56と下側カバー部61とは一体に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の床下の空気の流れを整流する車両の空気整流カバーに関するものである。
車両の空気整流カバーには、後のサスペンションを下方からカバーするサスペンションカバーがある。
このサスペンションカバーは、トレーリングアームカバーと、アクスルカバーと、ワットリンクカバーと、からなり、これらのカバーが同一平面に配置されているので、車体下面の空力性能を向上させることができるというものである(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術(特許文献1)は、サスペンションの周辺で発生することがある横風を誘導できないため、車体下面を横向きに流れる空気の場合、空気がサスペンションに当たり、空力性能が低下することがある。
特開2005−53321号公報
本発明は、車両の床下を車両の内側から外側へ、且つサスペンション装置へ向かって横向きに流れる空気を整流することによって操縦安定性を高め、車両の床下を車両の後方へ向かって流れる空気をサスペンション装置の下方で整流する車両の空気整流カバーを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両のサスペンション装置に配置され、車両の下を流れる空気を整流する車両の空気整流カバーであって、車両の車幅方向に延びるサスペンション装置のサスメンバーに設けられ、車両の上下方向及び車両の前後方向に延び、車両の車幅方向の中央へ整流面を向けた内側カバー部を有していることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、空気整流カバーは、サスメンバーの底部に、車両の下方へ整流面を向けて設けられた下側カバー部を有し、内側カバー部と下側カバー部とは一体に形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、下側カバー部は、サスメンバーの端部に重なる下側板部材であり、内側カバー部は、下側板部材の縁のうち車幅方向の内側へ向いている内側縁から立ち上がって形成された内側板部材であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、下側板部材の内側縁の近傍に水抜き孔を開けていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、下側カバー部は、サスメンバーより車両の後方に立設したサスペンション緩衝部材の下方に達し、水抜き孔は、サスペンション緩衝部材より車両の前方、且つ、サスペンション緩衝部材の近傍に開けられていることを特徴とする
請求項6に係る発明では、下側板部材は、水抜き孔より車両の後方に、リブを立ち上げていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、下側カバー部は、サスメンバーの端部に連ねて車両の後方へ延ばした緩衝取付部に係止されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、空気整流カバーは、車両の車幅方向に延びるサスペンション装置のサスメンバーに設けられ、車両の上下方向及び車両の前後方向に延び、車両の車幅方向の中央へ整流面を向けた内側カバー部を有しているので、車両走行時、車両の下に空気が流れると、内側カバー部の整流面によって、車両の左又は右へ向かって流れる空気の流れ(横風)をサスメンバーの後で整流することができる。
すなわち、走行中、車幅方向内側(車両の左右の中央)から車幅方向外側に向いてサスペンション装置のサスペンションスプリング及びその周りを通過する空気を抑制することができる。その結果、自然の横風を受ける場合を含め、車両の下を車両の左又は右に風が流れたときの操縦安定性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、空気整流カバーは、車両の下方へ整流面を向けた下側カバー部を有し、内側カバー部と下側カバー部とは一体に形成されているので、下側カバー部を設けることによって、サスメンバーの底部の左端部、右端部の整流効果を得ることができる。
また、内側カバー部と下側カバー部とは一体に形成されているので、走行風などの空気の流れに対する空気整流カバーの強度を高めることができる。
請求項3に係る発明では、下側カバー部は、サスメンバーの端部に重なる下側板部材であり、内側カバー部は、下側板部材の縁のうち車幅方向の内側へ向いている内側縁から立ち上がって形成された内側板部材なので、内側板部材(内側カバー部)が下側板部材の内側縁に連続して形成されると、比較的流速の速い下方領域にて整流を行うことができ、整流効果を高めることができる。
請求項4に係る発明では、下側板部材の内側縁の近傍に水抜き孔を開けているので、下側板部材(下側カバー部)に水が載ると、水抜き孔で排水することができ、排水性を高めることができる。下側カバー部と内側カバー部とで形成された隅やこの隅側に雨水などの水が溜まり始めると、水は水抜き孔から流れ出るため、排水性が高まるという利点がある。
請求項5に係る発明では、下側カバー部は、サスメンバーより車両の後方に立設したサスペンション緩衝部材の下方に達し、水抜き孔は、サスペンション緩衝部材より車両の前方、且つ、サスペンション緩衝部材の近傍に開けられているので、サスペンション緩衝部材によって、下側板部材(下側カバー部)の整流面を流れる空気流が水抜き孔から流入することを抑制し、排水性を確保することができる。
すなわち、走行時、走行風が水抜き孔を下から上に通り抜けると、サスペンション緩衝部材に当たるので、水抜き孔では常に空気の滞流が発生する。そして、水抜き孔に達した空気流(走行風)は、水抜き孔を下から上に通り抜け難くなり、走行風の流入を抑制することができる。
請求項6に係る発明では、下側板部材は、水抜き孔より車両の後方に、リブを立ち上げているので、リブによって、下側板部材(下側カバー部)の整流面を流れる空気流が水抜き孔から流入することを抑制し、排水性を確保することができる。
すなわち、走行時、走行風が水抜き孔を下から上に通り抜けると、リブに当たるので、水抜き孔では常に空気の滞流が発生する。そして、水抜き孔に達した空気流(走行風)は、水抜き孔を下から上に通り抜け難くなり、走行風の流入を抑制することができる。
請求項7に係る発明では、下側カバー部は、サスメンバーの端部に連ねて車両の後方へ延ばした緩衝取付部に係止されているので、下側カバー部を確実に保持することができる。例えば、下側カバー部に雪が載り、溜まって大きな荷重が掛かる場合でも、緩衝取付部は強固に形成されているため、緩衝取付部に荷重を分散させることができ、下側カバー部を確実に保持することができる。
本発明の実施例に係る車両の空気整流カバーを車両の下から見た斜視図である。 実施例に係る空気整流カバーを車両の下から見た斜視図である。 図2の3矢視図である。 図2の4矢視図である。 実施例に係る空気整流カバーの側面図である。 図5の6矢視図である。 図5の7矢視図である。 図5の8矢視図である。 図8の9矢視図である。 図5の10矢視図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例で詳細に説明する。
実施例に係る車両11の空気整流カバー12は、図1に示すように、車両11に採用されている。
車両11は、車室14、車体15を有し、車体15は車室14の床をなすアンダボデー16、サイドボデー17、これら16、17に支持されているリヤサスペンション装置21、このリヤサスペンション装置21に支持されている後輪22と、を有する。
ここで、車両11の前後方向をX軸方向とし、車両11の車幅方向(又は左右方向)をY軸方向とし、車両11の上下方向をZ軸方向(図2)とする。
リヤサスペンション装置21は、図1〜図4に示す通り、トーションビーム式で、車両11の左右方向(Y軸方向)に延びるサスメンバー23と、サスメンバー23と車体15の間に設けたサスペンション緩衝部材24と、を有する。
サスメンバー23は、車両11の左右方向に延びるビーム本体26と、このビーム本体26の一端部(左端部)27に連続した車体連結アーム31と、車輪支持アーム32と、緩衝取付部33と、を有する。
なお、車体連結アーム31が車両11の前方へ延び、車輪支持アーム32(図3参照)並びに緩衝取付部33が車両11の後方へ延びている。
サスメンバー23は、車両11の左右方向の中央を基準にほぼ左右対称である。35はビーム本体26の他端部(右端部)である。
ビーム本体26の一端部(左端部)27、他端部(右端部)35はサスメンバー23の一端部、他端部でもある。
緩衝取付部33は、サスペンションスプリング取付部37と、サスペンションスプリング取付部37に連続したショックアブソーバー取付部38と、からなる。
サスペンションスプリング取付部37にサスペンションスプリング(圧縮ばね)41の下端部42を取付け、ショックアブソーバー取付部38にショックアブソーバー43の連結下部44を取付けている。
サスペンションスプリング取付部37には、後係止孔46(図2、図4)、位置決めボス47、中央開口48が形成されている。サスメンバー23の一端部(左端部)27及び他端部(右端部)35には、前係止孔51(図2)が開けられている。そして、これら46、47、51を空気整流カバー12に含める。
次に、車両11の空気整流カバー12の主要構成を図1〜図10で説明する。
車両11の空気整流カバー12は、車両11のサスペンション装置(リヤサスペンション装置21)に配置され、車両11の下を流れる空気を整流する。
「車両11の下を流れる空気」とは、車両11が前進走行をしているときに、車両11の床下を流れる走行風である。
空気整流カバー12は、車両11の車幅方向(Y軸方向)に延びるサスペンション装置(リヤサスペンション装置21)のサスメンバー(ビーム)23に設けられ、車両11の上下方向(Z軸方向)及び車両11の前後方向(X軸方向)に延び、車両11の車幅方向の中央へ整流面55を向けた(矢印a1の方向)内側カバー部56を有している。
また、空気整流カバー12は、サスメンバー23の底部57に、車両11の下方(図2の矢印a2の方向)へ整流面58を向けて設けられた下側カバー部61を有し、内側カバー部56と下側カバー部61とは一体に形成されている。62は空気整流カバー12の前係止部である。
下側カバー部61は、サスメンバー23の端部(一端部(左端部)27、他端部(右端部)35)に重なる下側板部材である。
内側カバー部56は、下側板部材61の縁(前縁78、後縁81、内側縁64、外側縁86)のうち車幅方向の内側へ向いている内側縁64(図8)から立ち上がって形成された内側板部材である。
下側板部材61の内側縁64の近傍に水抜き孔65を開けている。
下側カバー部61は、サスメンバー23より車両11の後方に立設したサスペンション緩衝部材24の下方に達する。
水抜き孔65は、サスペンション緩衝部材24より車両11の前方、且つ、サスペンション緩衝部材24の近傍に開けられている。
「サスペンション緩衝部材24」とは、サスペンションスプリング41及びショックアブソーバー43である。
下側板部材61は、水抜き孔65より車両11の後方に、リブ66を立ち上げている。
さらに、下側カバー部61は、サスメンバー23の端部(一端部(左端部)27、他端部(右端部)35)に連ねて車両11の後方へ延ばしたサスペンションスプリング取付部37に係止されている。67は空気整流カバー12の後係止部である。
サスペンションスプリング取付部37には後係止孔46、中央開口48を開けている。
中央開口48はサスペンションスプリング(圧縮ばね)41の半径の中心と同心に形成されている。
後係止孔46はサスペンションスプリング41の半径方向の外方に、且つ、半径の中心より車両11前方に形成されている。
次に、空気整流カバー12を詳しく説明していく。
空気整流カバー12は、リヤサスペンション装置21の左右の中央を基準に左右対称であり、左の空気整流カバー12を説明する。
空気整流カバー12は、樹脂製で、前述した下側カバー部(下側板部材)61、後係止部67、内側カバー部(内側板部材)56、外側カバー部(外側板部材)71、中央リブ72、リブ66、水抜き孔65を有する。
下側カバー部(下側板部材)61は、車両11側面視(図5の視点)、傾斜した状態で車両11の前方の斜め下方へ向いている。サスメンバー23の底部57に係止した下側カバー前部75の地上高に対し、サスペンションスプリング取付部37に係止した下側カバー後部76の地上高が低い。
なお、これらの地上高はサスメンバー23及びサスペンションスプリング取付部37に基づいて設定されている。
また、下側カバー部61は、車両11平面視(図6の視点)、概略くさび状で、先端をなす短縁(前縁)78を車両11前方へ向け、短縁(前縁)78に対向する長縁(後縁)81を車両11後方へ向け配置している。
そして、前縁78を含む下側カバー前部75には前係止部(クリップ)62が形成され、後縁81を含む下側カバー後部76には後係止部67が形成されている。
後係止部67は、第1係止爪82、第2係止爪83からなる。そして、後係止孔46に第1係止爪82を係止し、中央開口48に第2係止爪83を係止している。
第2係止爪83は中央開口48の中心と同心に、且つ、ほぼ周3等配に形成されている。
また、下側カバー後部76に位置決め孔85を開けて、位置決めボス47に嵌めているので、下側カバー部(下側板部材)61の移動(前後方向、左右方向)をより確実に規制することができる。
前縁78から後縁81まで内側縁64及び外側縁86が形成され、これらの内側縁64と外側縁86は中央(リブ66)から後がほぼ平行に形成され、中央(リブ66)から前側の外側縁86には連続して外側カバー部71を立設した。
内側カバー部56は、車両11平面視(図6の視点)、内側縁64に沿う略くの字に形成されている。また、図5に示す通り、サスメンバー23からサスペンションスプリング41まで延びて、サスメンバー23からサスペンションスプリング41までの間をカバーしている。
そして、車両11側面視(図5の視点)、サスメンバー23からサスペンションスプリング41までの間の中央が最も高い頂部91が形成され、前係止部(クリップ)62の近傍から頂部91へ向かって高さが漸増する内カバー前部92が形成されている。
さらに、頂部91に連ねて内カバー中央部93が、高さが漸減するように形成され、内カバー中央部93に連続して内カバー後部94が、頂部91の高さの半分程度の高さで、且つ、下側カバー部(下側板部材)61の後縁81に達するまで延びた長さで形成されている。
その結果、頂部91と同じ高さの内カバー後部94に比べ、整流効果に影響を及ぼさない範囲で軽量化を図ることができる。
外側カバー部71は、図4、図9に示す通り、サスメンバー23からサスペンションスプリング41の前まで、且つ、リブ66の直前までの間をカバーしている。
外側カバー部71と内側カバー部56との間の中央に、中央リブ72が下側カバー部61に一体に形成されている。そして、中央リブ72がサスペンションスプリング41に近接してリブ66に一体に形成されている。
リブ66は、外側カバー部71から離れ、内側カバー部56に一体に形成されている。そして、内側カバー部56に連続する端が内側カバー部56と同じ高さで形成され、外側カバー部71に向かって高さが漸減している。その結果、内側カバー部56を補強するとともに、水抜き孔65から流入した空気の流れを高さの高いリブ66によって滞流させることができ、水抜き孔65への空気の流入を抑制することができる。
水抜き孔65は、リブ66と内側カバー部56とで形成される隅に配置され、三角形である。リブ66に沿って第1孔縁97が形成され、内側カバー部56に沿って第2孔縁98が形成されている。その結果、リブ66の隅、内側カバー部56の隅に溜まる水を確実に排水することができ、且つ、水抜き孔65の面積は小さくなり、強度を確保することができる。
次に、車両11の空気整流カバー12の作用を説明する。
空気整流カバー12では、図1に示す通り、車両11の下を流れる走行風W(矢印a4)の一部が横風Wh(矢印a5)となってサスペンションスプリング41に向かうと、横風Whは空気整流カバー12の内側カバー部56に沿って直進方向(矢印a6の方向)へ矢印a7のように導かれるので、サスペンションスプリング41による空気の乱れを防止し、且つ、横風Whを直進方向(矢印a6の方向)へ向けることができる。その結果、車両11を横に押す空気の力が低減され、操縦安定性を向上させることができる。
また、車両11の外側からサスペンションスプリング41に向かう横風Wrを空気整流カバー12の内側カバー部56に沿って直進方向(矢印a6の方向)へ導くので、サスペンションスプリング41による空気の乱れを防止でき、操縦安定性を向上させることができる。
さらに、サスメンバー23の左端部27、右端部35の後に流れる空気を下側カバー部61によって導くので、サスメンバー23の左端部27、右端部35の後で空気が乱れない。つまり、サスメンバー23の下側の整流効果を得ることができる。
その上、内側板部材(内側カバー部)56が下側板部材61の内側縁64に連続して形成されると、比較的流速の速い下方領域B(図2)にて整流を行うことができ、整流効果を高めることができる。
なお、空気の流速は地面から車両の底までの間(地上高)で、中央(地上高の半分)が最も速く、車両の底や下側カバー部(下側板部材)61の近傍で遅くなる。下側カバー部(下側板部材)61での流速に比べ、頂部91での流速は遅い。
図2、図4に示すように、下側カバー部(下側板部材)61に雨水などの水Wtが載ると、リブ66との隅、内側カバー部56との隅に水Wtが溜まり始めるが、溜まり始めた水Wtは水抜き孔65から矢印b1のように排水されるので、排水性を高めることができる。
加えて、図2、図4に示すように、水抜き孔65から矢印b2のように流入した空気(走行風)は、サスペンション緩衝部材24(詳しくはサスペンションスプリング41)に当たって矢印b3のように滞流するので、空気(走行風)は水抜き孔65に流入し難い。その結果、水抜き孔65からの空気の流入を抑制し、且つ、排水性を確保することができる。
また、図2、図4に示すように、水抜き孔65から流入した空気(走行風)は、リブ66に当たって矢印b4のように滞流するので、空気(走行風)は水抜き孔65に流入し難い。
本発明の車両の空気整流カバーは、車両に好適である。
11…車両、12…空気整流カバー、21…サスペンション装置(リヤサスペンション装置)、23…サスメンバー、24…サスペンション緩衝部材、27…サスメンバーの端部(左端部)、35…サスメンバーの端部(右端部)、37…サスペンションスプリング取付部、55…内側カバー部の整流面、56…内側カバー部、57…サスメンバーの底部、58…下側カバー部の整流面、61…下側カバー部、64…下側板部材の内側縁、65…水抜き孔、66…リブ。

Claims (7)

  1. 車両のサスペンション装置に配置され、前記車両の下を流れる空気を整流する車両の空気整流カバーであって、
    前記車両の車幅方向に延びる前記サスペンション装置のサスメンバーに設けられ、前記車両の上下方向及び前記車両の前後方向に延び、前記車両の車幅方向の中央へ整流面を向けた内側カバー部を有していることを特徴とする車両の空気整流カバー。
  2. 前記空気整流カバーは、前記サスメンバーの底部に、前記車両の下方へ整流面を向けて設けられた下側カバー部を有し、
    前記内側カバー部と前記下側カバー部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両の空気整流カバー。
  3. 前記下側カバー部は、前記サスメンバーの端部に重なる下側板部材であり、
    前記内側カバー部は、前記下側板部材の縁のうち車幅方向の内側へ向いている内側縁から立ち上がって形成された内側板部材であることを特徴とする請求項2記載の車両の空気整流カバー。
  4. 前記下側板部材の前記内側縁の近傍に水抜き孔を開けていることを特徴とする請求項3記載の車両の空気整流カバー。
  5. 前記下側カバー部は、前記サスメンバーより前記車両の後方に立設したサスペンション緩衝部材の下方に達し、
    前記水抜き孔は、前記サスペンション緩衝部材より前記車両の前方、且つ、前記サスペンション緩衝部材の近傍に開けられていることを特徴とする請求項4記載の車両の空気整流カバー。
  6. 前記下側板部材は、前記水抜き孔より前記車両の後方に、リブを立ち上げていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の車両の空気整流カバー。
  7. 前記下側カバー部は、前記サスメンバーの前記端部に連ねて前記車両の後方へ延ばした緩衝取付部に係止されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項記載の車両の空気整流カバー。
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