JP2018161988A - 自動車の後部整流構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両後部のサスペンションの下側を整流カバー60で覆う場合に、雪害を防止しつつ、自動車の空力性能を出来る限り向上させる。【解決手段】車両前後方向及び車幅方向に広がりかつスプリングシート16を下方から覆うカバー本体部61を有する整流カバー60を備え、トレーリングアーム12の車両後側端部は、スプリングシート16の車両後側端部よりも車両後側に位置しており、カバー本体部61は、スプリングシート16の車両後側端部よりも車両後側まで延びており、カバー本体部61の車両後側端部には、トレーリングアーム12の車両後側端部から車幅方向内側に向かって、スプリングシート16の車両後側端部と離間して延びかつ上側に向かって立ち上がる第1縦壁部62が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームと、上記トーションビームよりも車両後側でかつ上記トーションビームの長手方向両側の端部と上記トレーリングアームとのコーナー部にそれぞれ設けられたスプリングシートと、を有するトーションビーム式サスペンションと、車両前後方向及び車幅方向に広がりかつ上記各スプリングシートを下側からそれぞれ覆うカバー本体部を有する整流カバーとを備えた、自動車の後部整流構造に関する。
従来より、車両走行時の空力性能を向上させるために、車両後部のサスペンションの下側をカバーで覆う、自動車の後部整流構造が知られている。
例えば、特許文献1には、車両に設けられ車体下面を被覆するフロアカバーと、該フロアカバーの車両後方に隣接して設けられかつ上記車両のリアサスペンションを下方から被覆するサスペンションカバーと、該サスペンションカバーの車両後方に隣接して設けられかつ上記車両のリアバンパの車両前方に隣接するリアカバーとを備え、上記フロアカバーと上記サスペンションカバーと上記リアカバーとが、車体下面の略全面に亘って略同一平面上に設けられた、自動車の後部整流構造が開示されている。
特許文献1に記載の自動車の後部整流構造では、サスペンションカバーの車両後側端部は、縦壁等が設けられず平坦な状態となっている。
特開2005−53321号公報
ところで、自動車の走行時の空力性能を向上させるためには、車両後部のサスペンションの下側を出来る限り平坦にして整流作用を高くするために、該サスペンションの下側を覆う整流カバーを出来る限り車両後方まで延長することが望ましい。
しかしながら、自動車が豪雪地帯などを走行するときには、上記整流カバーを車両後方まで延長した結果、自動車が後退して該自動車の後部が雪の中に進入したときに、当該整流カバーの車両後側の部分が雪を掬うことがある。
特に、特許文献1に記載の整流カバー(サスペンションカバー)のように、車両後側端部が平坦になっているものは車両後退時に雪を掬いやすい。
上記整流カバーが雪を掬ってしまうと、雪を掬った際の該雪からの反発荷重や、掬った雪の重量によって、上記整流カバーが破損したり上記整流カバーが車体後部から離脱したりするという雪害が発生するおそれがある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両後部のサスペンションの下側を整流カバーで覆う場合に、雪害を防止しつつ、自動車の空力性能を出来る限り向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームと、上記トーションビームよりも車両後側でかつ上記トーションビームの長手方向両側の端部と上記トレーリングアームとのコーナー部にそれぞれ設けられたスプリングシートと、を有するトーションビーム式サスペンションと、車両前後方向及び車幅方向に広がりかつ上記各スプリングシートを下側からそれぞれ覆うカバー本体部を有する整流カバーとを備えた、自動車の後部整流構造を対象として、上記トレーリングアームの車両後側端部は、上記スプリングシートの車両後側端部よりも車両後側に位置しており、上記カバー本体部は、上記スプリングシートの車両後側端部よりも車両後側に延びており、上記カバー本体部の車両後側端部には、上記トレーリングアームの車両後側端部から車幅方向内側に向かって、上記スプリングシートの車両後側端部と離間して延びかつ上側に向かって立ち上がる縦壁部が設けられている、という構成とした。
この構成によると、トレーリングアームの車両後側端部がスプリングシートの車両後側端部よりも車両後側に位置しているため、トレーリングアームの車両後側端部とスプリングシートの車両後側端部との間の前後範囲に空間が形成される。これにより、自動車の車体下部の凹凸が増加するため、自動車の空力性能が低下するおそれがある。そこで、整流カバーのカバー本体部をスプリングシートの車両後側端よりも車両後側まで延ばして、上記空間の下側を整流カバーで覆うことで、自動車の車体下部を出来る限り平坦にする。この結果、車両走行時の空力性能を出来る限り向上させることができる。
一方で、上記自動車が豪雪地帯などを走行する場合には、整流カバーのカバー本体部をスプリングシートの車両後側端よりも車両後側まで延ばしたことで、自動車の後退時に、整流カバーが雪を掬うおそれがあるが、整流カバーのカバー本体部の車両後側端部には縦壁部が設けられているため、自動車の後退時に、該自動車の後部が雪の中に進入したとしても、整流カバーが該雪を掬いにくくなる。これにより、雪害を防止することができる。
したがって、雪害を防止しつつ、自動車の空力性能を出来る限り向上させることができる。
上記自動車の整流構造において、上記カバー本体部の下面には、上記縦壁部の後側面まで車両前後方向に延びた後、上記縦壁部の後側面に沿って上下方向に延びる第1のリブが設けられている、ことが望ましい。
この構成によると、整流カバーのカバー本体部の下面に上記第1のリブが設けられているため、整流カバーの車両後側端部における雪からの反発荷重に対する剛性が向上される。これにより、雪害を効果的に防止することができる。
また、上記第1のリブが設けられていることにより、車両走行風が上記リブに沿って流れやすくなるため、自動車の空力性能を向上させることもできる。
上記自動車の整流構造において、上記カバー本体部の上面における車両後側の部分には、車両前後方向に延びる第2のリブが設けられている、ことが望ましい。
これによると、整流カバーのカバー本体部の上面に上記第2のリブが設けられているため、整流カバーの後側端部における雪からの反発荷重に対する剛性がより向上される。これにより、雪害をより効果的に防止することができる。
上記自動車の整流構造において、上記カバー本体部における車両後側かつ車幅方向内側の部分は、車幅方向外側に向かって下側に傾斜した傾斜部とされ、上記カバー本体部の車両後側の部分における、上記傾斜部よりも車幅方向外側かつ上記トレーリングアームよりも車幅方向内側の部分には、上記カバー本体部を上下方向に貫通する貫通孔が設けられている、ことが望ましい。
すなわち、縦壁部を設けることによって、整流カバーが雪を掬いにくくなっているが、雪が縦壁部を超えて整流カバー内に侵入する可能性がある。整流カバー内に侵入した雪は、排気管等からの伝わる熱によって溶けるが、該溶けた雪は整流カバー外に排出する必要がある。整流カバーのカバー本体部における車両後側かつ車幅方向内側の部分が、車幅方向外側に向かって下側に傾斜した傾斜部とされていれば、整流カバー内に侵入して溶けた雪は上記傾斜部に沿って車幅方向外側に向かって流れるようになる。また、カバー本体部の車両後側の部分における、上記傾斜部よりも車幅方向外側かつトレーリングアームよりも車幅方向内側の部分に、カバー本体部を上下方向に貫通する貫通孔が設けられていることによって、上記傾斜部に沿って車幅方向外側に向かって流れた雪は、上記貫通孔を通って整流カバー外に排出される。これにより、雪が縦壁部を超えて整流カバー内に侵入したとしても、該雪が溶けたときに、該溶けた雪を整流カバー外に排出することができる。
上記自動車の後部整流構造の一実施形態では、上記トレーリングアームの車両後側の部分には、上記整流カバーを支持するためのカバー支持部が設けられている。
この構成によると、整流カバーがトレーリングアームに支持されるため、整流カバーに雪からの反発荷重が入力されたときに、該反発荷重をトレーリングアームでも受けることができる。これにより、整流カバーの後側端部における雪からの反発荷重に対する剛性がより向上されるため、雪害を一層効果的に防止することができる。
以上説明したように、本発明に係る自動車の後部整流構造によると、整流カバーのカバー本体部がスプリングシートの車両後側端部よりも車両後側まで延びていることによって、自動車の車体下部が出来る限り平坦になるため、自動車の走行時の空力性能を出来る限り向上させることができる。また、上記カバー本体部の車両後側端部に、車幅方向に延びかつ上側に向かって立ち上がる縦壁部が設けられているため、整流カバーが雪を掬いにくくなり、雪害を防止することができる。
本発明の実施形態に係る後部整流構造が適用された自動車の車体後部の底面図である。 トーションビーム式サスペンションの右側の部分及び右側の整流カバーを左後側かつ上側から見た斜視図である。 上記トーションビーム式サスペンションの右側の部分及び右側の上記整流カバーを左後側かつ下側から見た斜視図である。 上記トーションビーム式サスペンションの右側の部分及び右側の上記整流カバーを右側かつ下側から見た斜視図である。 上記トーションビーム式サスペンションの右側の部分及び右側の上記整流カバーを左側から見た左側側面図である。 上記トーションビーム式サスペンションの右側の部分及び右側の上記整流カバーを車両後側から見た背面図である。 図1のVII-VII線相当の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の説明では、自動車(以下、車両1という)についての前、後、左、右、上及び下を、それぞれ単に前、後、左、右、上及び下という。
図1は、本発明の実施形態に係る後部整流構造が適用された車両1の車体後部を示す。この車両1は、フロントエンジンフロントドライブ式(FF式)の車両であって、前輪が駆動輪、後輪50が従動輪となっている。
上記車両1の後部には、トーションビーム式サスペンション10(以下、単にサスペンション10という)が設けられている。このサスペンション10は、前後方向に延びる左右一対のトレーリングアーム12と、車幅方向に延びかつ両トレーリングアーム12を連結するトーションビーム13とを有している。
各トレーリングアーム12の前側端部には、トレーリングアーム12を車体に対して上下方向に揺動可能に連結するためのサスペンションブッシュ14が固定されている。
トーションビーム13の長手方向両側の端部と左右一対のトレーリングアーム12との間の各コーナー部には、図2に示すように、スプリングシート16が設けられている。このスプリングシート16には、懸架用のコイルスプリング(図示省略)がそれぞれ取り付けられる。
各トレーリングアーム12におけるスプリングシート16よりも後側の部分には、図2に示すように、ダンパブラケット70が取り付けられている。該ダンパブラケット70には、後輪50(図1参照)を介して路面から伝達される反発荷重を吸収するためのダンパ(図示省略)が取り付けられる。
また、各トレーリングアーム12におけるスプリングシート16と略同じ前後位置には、後輪50を支持するためのアクスルユニット51が、車幅方向外側に向かって突出するようにそれぞれ設けられている。
車両1の車体後部において、サスペンション10の下側には、図1に示すように、車体後部の略全体に広がる2つのアンダーカバー2が設けられている。2つアンダーカバー2は、左右に離間して設けられており、この離間した部分には、車両1のエンジンから車両後側に延びる排気管90が配置されている。
左右のアンダーカバー2の後輪50の近傍部分には、図1に示すように、車幅方向内側に向かって切り欠かれた切欠部2aそれぞれ形成されている。この切欠部2aは、トレーリングアーム12の上下のストロークを確保するためのものである。サスペンション10における切欠部2aに対応する部分には、車両1の後部下側の整流作用を向上させるための整流カバー60が設けられている。
アンダーカバー2及び整流カバー60の後側には、排気音量を抑制する防音装置としてのサイレンサ4が設けられている。サイレンサ4は、排気管90の排気下流側の端部と接続されている。サイレンサ4の車幅方向両側の部分にはテールパイプ5がそれぞれ設けられており、各テールパイプ5のサイレンサ4とは反対側の端部は、サイレンサ4の後側に配設されたリアバンパ6に設けられた貫通孔6c内に位置している。排気管90を通ってサイレンサ4に進入した排気ガスは、サイレンサ4を通過した後、各テールパイプ5を通って大気中に放出されるようになっている。
サイレンサ4は、図7に示すように、後側に向かって上側に傾斜しており、サイレンサ4の後側端部は、上記リアバンパ6の下端と略同じ高さ位置に位置している。
リアバンパ6は、図1及び図7に示すように、車幅方向に延びるリアバンパレインフォースメント6aと、該リアバンパレインフォースメント6aの後側の部分を下側から覆うリアバンパカバー6bとを有している。リアバンパカバー6bは、図7に示すように、後側に向かって上側に湾曲している。
以下、サスペンション10の詳細な構成について説明する。尚、本実施形態に係るサスペンション10は、トーションビーム13の車幅方向中央を境界にして左右対称に構成されているため、以下の説明では、サスペンション10の右側部分の構成について主に説明し、サスペンション10に左側部分の構成については、その詳細な説明を省略する。
先ず、トレーリングアーム12について説明する。
トレーリングアーム12は、図2に示すように、前後方向に延びており、トレーリングアーム12の前側端部は、トーションビーム13よりも前側に位置している一方、トレーリングアーム12の後側端部は、スプリングシート16の後側端部よりも後側に位置している。つまり、トレーリングアーム12は、スプリングシート16の後側端部よりも後側まで延びている。これにより、スプリングシート16の後側端部とトレーリングアーム12の後側端部との間の前後範囲に空間が形成されている。
トレーリングアーム12の前部12aは、図2に示すように、平面視で右側(つまり、車幅方向外側)に向けて僅かに凹となる湾曲形状をしている。具体的には、トレーリングアーム12の前部12aは、その前後方向の中間部分が最も左側(つまり、車幅方向内側)に位置し、そこから前側端及び後側端に近づくほど右側に位置するように湾曲している。また、上記前部12aは、図2に示すように、後側端部が前側端部よりも右側に位置している。トレーリングアーム12の後部12bは、図2に示すように、後側に向かって右側に傾斜した形状をしている。
トレーリングアーム12の前部12aは、図2に示すように、車幅方向の幅が、前部12aの前側端から後側端に向かうに連れて徐々に大きくなるような形状を有している。一方で、トレーリングアーム12の後部12bは、その前側端から後側に向かって車幅方向の幅が均一な状態で延びた後、上記後部12bの後側端の近傍部分(ダンパブラケット70が取り付けられる部分)において、車幅方向の長さが大きくなるような形状を有している。
また、図2及び図6に示すように、トレーリングアーム12の後側端には、他の部材が設けられていない。
本実施形態では、トレーリングアーム12は、図2に示すように、車幅方向中間の部分において左右に2分割されており、左右に分割された部材同士が接合されることで、前後方向全体に亘って矩形状の閉断面形状をなすように構成されている。詳しくは、トレーリングアーム12は、断面U字状をなしかつU字開口が車幅方向に互いに対向した状態で接合された内側パネル20及び外側パネル30を有している。内側パネル20及び外側パネル30は、それぞれ、例えば鋼板をプレス成形してなる一体成形品である。尚、内側パネル20と外側パネル30との溶接による電食を防止する観点から、内側パネル20と外側パネル30とは互いに同じ材質のもので構成されていることが望ましい。
内側パネル20は、図2に示すように、前後方向に延びる上壁部(以下、内側上壁部21という)と、該内側上壁部21と上下方向に対向して前後方向に延びる下壁部(以下、内側下壁部22という)と、内側上壁部21の左側端部と内側下壁部22の左側端部とを連結する側壁部(以下、内側側壁部23という)とを有している。内側側壁部23は、トレーリングアーム12の湾曲形状及び傾斜形状に対応するように左右方向に湾曲及び傾斜している。
図2〜図6に示すように、内側上壁部21及び内側下壁部22も、内側側壁部23と同様に、トレーリングアーム12の湾曲形状及び傾斜形状に対応するように左右方向に湾曲及び傾斜している。内側上壁部21の車幅方向の幅は、図2に示すように、トレーリングアーム12の前部12aでは、該前部12aの前側端から後側端に向かうに連れて大きくなっている。また、内側上壁部21の車幅方向の幅は、トレーリングアーム12の後部12bでは、該後部12bの前側端から前後方向中間の部分までの範囲において、上記前部12aの後側端における内側上壁部21の車幅方向の幅と略同じ大きさであり、図6に示すように、上記後部12bの後側端の近傍部分において、内側上壁部21の右側端部が左側に向かって凹むことで、上記後部12bにおける内側上壁部21の他の部分よりも小さくなっている。一方で、内側下壁部22の車幅方向の幅は、トレーリングアーム12の前部12aでは、内側上壁部21と同様に、該前部12aの前側端から後側端に向かうに連れて大きくなっている。また、内側下壁部22の車幅方向の幅は、トレーリングアーム12の後部12bでは、図6に示すように、該後部12bの前側端から上記アクスルユニット51と略同じ前後位置の部分までの範囲が、上記前部12aの後側端における内側下壁部22の車幅方向の幅と略同じ大きさの幅であり、上記アクスルユニット51と略同じ前後位置から上記後部12bの後側端までの範囲が、上記前部12aの後側端における内側下壁部22の車幅方向の幅よりも大きくされた幅となっている。
また、内側下壁部22における、上記アクスルユニット51と略同じ前後位置から上記後部12bの後側端までの範囲には、図6に示すように、整流カバー60をトレーリングアーム12に対して支持するためのカバー支持部としての締結部24と、整流カバー60における後述の外側係合部65が係合する係合孔25とが設けられている。
外側パネル30は、図2に示すように、前後方向に延びる上壁部(以下、外側上壁部31という)と、該外側上壁部31と上下方向に対向して前後方向に延びる下壁部(以下、外側下壁部32という)と、外側上壁部31の右側端部と外側下壁部32の右側端部とを連結する側壁部(以下、外側側壁部33という)とを有している。外側側壁部33は、トレーリングアーム12の湾曲形状及び傾斜形状に対応するように左右方向に湾曲及び傾斜している。
図2に示すように、外側上壁部31及び外側下壁部32も、外側側壁部33と同様にトレーリングアーム12の湾曲形状及び傾斜形状に対応するように左右方向に湾曲及び傾斜している。外側上壁部31の車幅方向の幅は、図2に示すように、トレーリングアーム12の前部12aでは、該前部12aの前側端から後側端に向かうに連れて大きくなっている。また、外側上壁部31の車幅方向の幅は、トレーリングアーム12の後部12bでは、該後部12bの前側端から前後方向中間の部分までの範囲において、上記前部12aの後側端における外側上壁部31の車幅方向の幅と略同じ大きさであり、上記後部12bの後側端の近傍部分において、外側上壁部31の左側端部が左側に向かって膨出することで、上記後部12bにおける外側上壁部31の他の部分よりも大きくなっている。一方で、外側下壁部32の車幅方向の幅は、外側上壁部31と同様に、トレーリングアーム12の前部12aでは、該前部12aの前側端から後側端に向かうに連れて大きくなっている。また、外側下壁部32の車幅方向の幅は、トレーリングアーム12の後部12bでは、図6に示すように、該後部12bの前側端から上記アクスルユニット51と略同じ前後位置の部分までの範囲が、上記前部12aの後側端における外側下壁部32の車幅方向の幅と略同じ大きさの幅であり、上記アクスルユニット51と略同じ前後位置から上記後部12bの後側端までの範囲が、上記前部12aの後側端における外側下壁部32の車幅方向の幅よりも小さくされた幅となっている。
本実施形態では、内側パネル20と外側パネル30とは、トレーリングアーム12の断面形状が閉断面形状となるように、内側上壁部21と外側上壁部31とが溶接されるとともに、内側下壁部22と外側下壁部32とが溶接されることによって接合されている。具体的には、図2に示すように、内側上壁部21の右側端部(つまり、車幅方向外側の端部)が外側上壁部31の左側端部(つまり、車幅方向内側の端部)の上側に重ね合わされた状態で、内側上壁部21の右側端部と外側上壁部31の左側端部とが溶接によって接合されている一方、内側下壁部22の右側端部が外側下壁部32の左側端部の下側に重ね合わされた状態で、内側下壁部22の右側端部と外側下壁部32の左側端部とが溶接によって接合されている。尚、内側パネル20と外側パネル30とは、内側上壁部21の右側端部と外側上壁部31の左側端部、及び、内側下壁部22の右側端部と外側下壁部32の左側端部とが突き合わせ溶接によって、接合されていてもよい。
次に、トレーリングアーム12に取り付けられる部材について説明する。
上記トーションビーム13は、中空三角形状のパイプにおける長手方向中間の下側の部分を上側に向かって押圧することにより、横断面形状が、閉断面かつ異形断面形状をなすように成形されている。本実施形態では、トーションビーム13は、図5に示すように、長手方向両側の端部が、上記パイプの元々の形状である断面三角形状となっており、長手方向中間の部分の異形断面形状が、U字開口が下側に位置するU字状をなしている。また、上記異形断面形状は、長手方向両側の端部から長手方向中央に向かうに連れてU字開口が大きくなるような形状をなしている。
トーションビーム13の長手方向両側の端部は、トレーリングアーム12の前部12aにそれぞれ溶接されている。詳しくは、図1に示すように、トーションビーム13の長手方向右側の端部は、右側のトレーリングアーム12の前部12aにおいて、右側のトレーリングアーム12の内側パネル20に溶接されており、トーションビーム13の長手方向左側の端部は、左側のトレーリングアーム12の前部12aにおいて、左側のトレーリングアーム12の内側パネル20に溶接されている。
上記サスペンションブッシュ14は、上述したように、トレーリングアーム12の前側端部に固定されている。
サスペンションブッシュ14は、図2〜図5に示すように、トレーリングアーム12の前側端部に固定される外筒14aと、該外筒14aの内側に該外筒14aと同軸に配置される内筒14bと、外筒14aと内筒14bとの間に配置される弾性部材40とを有している。
図2、図4及び図5に示すように、内側側壁部23の前側端部及び外側側壁部33の前側端部は、サスペンションブッシュ14の形状に対応するように、前側に向かって開放されたU字状に切り欠かれた切欠部12c(内側側壁部23の切欠部12cについては図2及び図5参照、外側側壁部33の切欠部12cについては図4参照)となっており、この切欠部12cに外筒14aが嵌め込まれて、外筒14aと内側及び外側側壁部23,33とがそれぞれ溶接されることで、サスペンションブッシュ14がトレーリングアーム12の前側端部に固定される。サスペンションブッシュ14は、図2に示すように、その筒軸(外筒14a及び内筒14bの筒軸)が車幅方向に対して前後方向に若干傾斜するように配設されている。詳しくは、サスペンションブッシュ14の外筒14aは、その筒軸が左側から右側に向かって若干後側に傾斜するように配設されている。
図示は省略するが、内筒14bには、サスペンションブッシュ14を車体に取り付けるための軸部材が挿通される。この軸部材は、車体後部のリアサイドフレーム(図示省略)やサイドシル(図示省略)にブラケットを介して回転可能に支持されている。
上記スプリングシート16は、図2に示すように、略矩形状をなした底壁部16aと、底壁部16aの前側端部から前側かつ左側に向かって、上側に傾斜するように広がる傾斜部16bと、底壁部16a及び傾斜部16bの左側端部、並びに、底壁部16aの後側端部に沿って形成された第1フランジ部16cと、傾斜部16bの前側端部に沿って形成された第2フランジ部16dと、底壁部16aの略中央に設けられ、上記コイルスプリングを取り付けられるスプリング取付部16eと、底壁部16aの前側かつ左側の部分に設けられ、整流カバー60における後述の内側係合部67と係合する係合孔16fとを有している。
スプリングシート16は、例えば鋼板をプレス成形することによって形成された一体成形品である。第1のフランジ部16cは、底壁部16aの左側端部及び傾斜部16bの左側端部から上側に向かって立ち上がっているとともに、底壁部16aの後側端部から上側に向かって立ち上がっている。第2フランジ部16dは、傾斜部16bの前側端部から上側に向かって立ち上がっている。
スプリングシート16の前側端部(つまり、第2フランジ部16d)は、図2及び図5に示すように、トーションビーム13の長手方向右側の端部における後側の部分と略同じ前後位置に位置しかつトーションビーム13の上記部分と略同じ高さ位置に位置している一方、スプリングシート16の後側端部(つまり、第1フランジ部16cにおける底壁部16aの後側端部に沿った部分)は、図2に示すように、トレーリングアーム12の後側端部よりも前側に位置しかつトレーリングアーム12の後部12bと略同じ高さ位置に位置している。
第2フランジ部16dは、図2に示すように、その車幅方向の略全体がトーションビーム13の長手方向右側の端部における後側の部分に当接しており、この第2フランジ部16dはトーションビーム13の当該部分に溶接されている。
また、底壁部16aの右側端部は、内側下壁部22と内側側壁部23との角部に当接しており、底壁部16aの右側端部は、上記角部に溶接されている。
さらに、第1フランジ部16cにおける右後側端部は、図2に示すように、右側に向かうに連れて上下方向の長さが大きくなるように、後側から見て三角形状に広がっている。第1フランジ16cの右側端部は、内側側壁部23に当接しており、該内側側壁部23に溶接されている。
上記アクスルユニット51は、トレーリングアーム12の後部12bにおいて、外側パネル30に取り付けられたアクスルブラケット15を介してトレーリングアーム12に支持されている。
アクスルブラケット15は、例えば、金属板を平面視略U字状になるように折り曲げたものであり、図4に示すように、外側下壁部32よりも下側の高さ位置から外側上壁部31よりも高い位置まで上下方向に延びる前側面部15aと、該前側面部15aに対して後側に対向して該前側面部15aと同程度の上下範囲で延びる後側面部15bと、前側面部15の右側端部と後側面部15bの右側端部とを連結する外側側面部15cとを有している。アクスルブラケット15の前側面部15a及び後側面部15bにおける外側パネル30と同じ高さ範囲の部分には、図4に示すように、外側パネル30の外側上壁部31、外側側壁部33及び外側下壁部32に沿うように、U字状に切り欠かれた切欠部15fがそれぞれ形成されている。アクスルブラケット15は、該切欠部15fを外側上壁部31、外側側壁部33及び外側下壁部32に沿うように配置した後、前側面部15a及び後側面部15bを外側上壁部31、外側側壁部33及び外側下壁部32にそれぞれ溶接することによって、外側パネル30に固定される。尚、アクスルブラケット15の前側面部15b及び後側面部15bの切欠部15fは、外側パネル30の外側上壁部31及び外側側壁部33に沿うようなL字状の切り欠きであってもよい。切欠部15fがL字状である場合、前側面部15a及び後側面部15bは、外側上壁部31及び外側側壁部33にそれぞれ溶接される。
また、図2に示すように、アクスルブラケット15の前側面部15a、後側面部15b、外側側面部15c及び外側パネル30の外側側壁部33によって囲まれた部分には、アクスルブラケット15が前後方向の荷重によって変形してしまうのを防止するための第1補助部材15dが設けられている。第1補助部材15dは、その周縁の各部分がアクスルブラケット15の前側面部15a、後側面部15b、外側側面部15c及び外側パネル30の外側上壁部31にそれぞれ溶接されている。
さらに、アクスルブラケット15の前側面部15aには、アクスルブラケット15のトレーリングアーム12に対する取付剛性を向上させるための第2補助部材15eが接合されている。第2補助部材15eは、内側上壁部21と外側上壁部31とに跨がるように車幅方向に延びている。第2補助部材15eの左側の部分における下端部は内側上壁部21に溶接されている一方、第2補助部材15eの右側の部分における上端部はアクスルブラケット15の前側面部15aにおける後側の面に溶接されている。
アクスルユニット51は、図1、図2及び図6に示すように、後輪50のホイール50a(図1参照)が取り付けられるハブ52と、該ハブ52の左側の部分(後述するハブフランジ52a以外の部分)を収容する筒状のハウジング53とを有している。ハブ52の左側の部分とハウジング53の内側部分との間には、ボール(図示省略)が配置されており、ハブ52の左側の部分とハウジング53と上記ボールとでボールベアリングが形成されている。このボールベアリングにより、バブ52は回転可能となっている。ハウジング53の左側の部分にはフランジ部53aが設けられており、該フランジ部53aは、アクスルブラケット15の外側側面部15cにおける外側パネル30よりも上側の部分に、締結部材100によって取り付けられている。これにより、アクスルユニット51が、アクスルブラケット15に取り付けられる。アクスルユニット51がアクスルブラケット15に取り付けられた状態で、アクスルユニット51は右側に向かって突出するとともに、図1に示すように、アクスルユニット51のハブ52の軸心が車幅方向と一致するようになっている。
ハブ52の右側の部分は、図1、図2及び図7に示すように、ハブ52の径方向外側に向かって広がるハブフランジ52aが形成されており、後輪50のホイール50aは、ハブ52のハブフランジ52aに締結部材101(特に図1参照)によって締結される。これにより、後輪50が、アクスルユニット51及びアクスルブラケット15を介して、外側パネル30の後部に支持される。
上記ダンパブラケット70は、図2に示すように、相対的に内側に位置する内側ダンパブラケット71と、該内側ダンパブラケット71と車幅方向に対向して配設されかつ相対的に外側に位置する外側ダンパブラケット72とを有している。
内側ダンパブラケット71は、図2及び図6に示すように、平面視で左側が開放されたU字状をなし、内側側壁部23に連結されている。詳しくは、内側ダンパブラケット71は、上下方向に延びる前側面部71aと、該前側面部71aから後側に離間して設けられかつ上記前側面部71aと対向して上下方向に延びる後側面部71bとを有している。前側面部71a及び後側面部71bは、図2及び図6に示すように、内側側壁部23に沿って上下に延びており、前側面部71a及び後側面部71bの上側部分は、内側上壁部21よりも上側に位置している。前側面部71a及び後側面部71bの上側部分の右側端部同士は、前後方向に延びる右側側壁部71cによって連結されている。
内側ダンパブラケット71の前側面部71a及び後側面部71bの下側部分における右側端部は、それぞれ内側側壁部23に溶接されている。これにより、内側ブラケット71が内側パネル20に連結される。
内側ダンパブラケット71の右側側面部71cには、図2に示すように、上記ダンパをダンパブラケット70に取り付けるための軸部材が挿通される孔71dが設けられている。
外側ダンパブラケット72は、図2及び図6に示すように、平面視で右側が開放されたU字状をなし、外側上壁部31に連結されている。詳しくは、外側ダンパブラケット72は、車幅方向に延びる前側面部72aと、該前側面部72aから後側に離間して設けられかつ上記前側面部71aと対向して車幅方向に延びる後側面部72bとを有している。前側面部71a及び後側面部71bの左側端部同士は、図2に示すように、前後方向に延びる左側側壁部72cによって連結されている。
外側ダンパブラケット72の前側面部72aは、外側上壁部31とは当接せずに、外側上壁部31よりも上側に位置している。上記前側面部72aは、ブラケット15の後側面部15bに後側から重ね合わされており、当該前側面部72aの右側端部はブラケット15の後側面部15bに溶接されている。一方で、外側ダンパブラケット72の後側面部72bは、図2に示すように、外側上壁部31に当接しており、上記後側面部72bの下側端部は外側上壁部31に溶接されている。
外側ダンパブラケット72cの左側側面部72cには、内側ダンパブラケット71の右側側壁部71cと同様に、上記軸部材が挿通される孔72dが設けられている。
また、外側ダンパブラケット72の左側側面部72cの右側の面には、図2及び図4に示すように、ウェルドナット73が固定されている。ウェルドナット73は、そのねじ孔73a(図4参照)が、外側ダンパブラケット72の左側側面部72cに設けられた孔72cと同軸となるような位置に固定されている。
上記ダンパには、その下端部に上記軸部材が通る孔が設けられたブラケット取付部が設けられており、上記ダンパをダンパブラケット70に取り付ける際には、上記ダンパの上記ブラケット取付部を、該ブラケット取付部の上記孔が、内側ダンパブラケット71の側壁部の孔71d及びウェルドナット73のねじ孔73aと一直線になるように、内側ダンパブラケット71と外側ダンパブラケット72との間に配置して、その後、内側ダンパブラケット71の左側側壁部71cの孔71d、上記ブラケット取付部の上記孔及びウェルドナット73のねじ孔73aに上記軸部材を挿通させて、該軸部材の先端部(図2では右側端部)をウェルドナット73と締結させる。これにより、上記ダンパがダンパブラケット70に取付支持されるようになる。
上述したように、本実施形態では、車両1の後部下側の整流作用を向上させるための整流カバー60が設けられている。この整流カバー60は、車体下部の上下方向の凹凸を減少させて、車両1の空力性能を向上させている。
整流カバー60は、樹脂で構成されており、図2〜図7に示すように、スプリングシート16の下側に、該スプリングシート16全体を下側から覆うように、前後方向及び車幅方向に広がっている。整流カバー60の車幅方向の長さは、図6に示すように、スプリングシート16の底壁部16aの車幅方向の長さと同程度である。また、整流カバー60の前後方向の長さは、図2〜図7に示すように、スプリングシート16の前後方向の長さよりも大きい。具体的には、整流カバー60の前側端部は、図3に示すように、スプリングシート16の前側端部と略同じ前後位置に位置している一方、整流カバー60の後側端部は、図2に示すように、トレーリングアーム12の後側端部と略同じ前後位置に位置している。つまり、整流カバー60は、スプリングシート16の後側端部よりも後側まで延びている。これらのことにより、整流カバー60によって、スプリングシート16の後側端部とトレーリングアーム12の後側端部との間の前後範囲に形成された空間が整流カバー60によって下側から覆われている。尚、例えば、ダンパブラケット70などトレーリングアーム12に取り付けられる部材が、トレーリングアーム12の後側端部よりも後側に突出している場合には、整流カバー60がトレーリングアーム12の後側端部よりも後側まで延びていてもよい。
整流カバー60は、図2〜図5に示すように、前後方向及び車幅方向に広がりかつスプリングシート16を下側から覆いかつ底面視略矩形状をなしたカバー本体部61と、該カバー本体部61の後側端部に設けられかつトレーリングアーム12の後側端部から左側(つまり、車幅方向内側)に向かってスプリングシート16の後側端部と離間して延びかつ上側に向かって立ち上がる第1縦壁部62(縦壁部)と、カバー本体部61の左側端部に沿って前後方向に延びかつ上側に向かって立ち上がる第2縦壁部63とを有している。尚、第1縦壁部62は、厳密にトレーリングアーム12の後側端部から延びている必要はなく、ダンパブラケット70などトレーリングアーム12に取り付けられる部材がトレーリングアーム12の後側端部よりも後側に突出しており、整流カバー60がトレーリングアーム12の後側端部よりも後側まで延ばされている場合には、上記部材の位置をトレーリングアーム12の後側端部として、第1縦壁部62が上記部材の位置から左側に向かって延びていてもよい。
カバー本体部61におけるトレーリングアーム12の近傍部分(以下、カバー本体部外側部61bという)は、図3及び図6に示すように、該カバー本体部61におけるカバー本体部外側部61bよりも車幅方向内側の部分(以下、カバー本体部内側部61aという)よりも下側の高さ位置に位置しており、カバー本体部内側部61aとカバー本体部外側部61bとの間には段差が形成されている。
カバー本体部外側部61bは、図3及び図6に示すように、整流カバー60の前側の部分から整流カバー60の後側端部まで、後側に向かって下側に傾斜して延びている。また、カバー本体部外側部61bは、図3に示すように、トレーリングアーム12の左側の部分(内側下壁部22)を下側から覆っている。
カバー本体部外側部61bの左後側の部分(つまり、カバー本体部61の後側の部分における、後述の傾斜部66よりも車幅方向外側かつトレーリングアーム12よりも車幅方向内側の部分)には、図3に示すように、カバー本体部外側部61bを上下方向に貫通する水抜き孔64(貫通孔)が設けられている。詳しくは後述するが、この水抜き孔64は、整流カバー60内に侵入した雪が溶けたときに、該溶けた雪を整流カバー60の外側に排出するための貫通孔である。
カバー本体部外側部61bは、その前側の部分が外側パネル30の外側下壁部32に連結され、その後側の部分が内側パネル20の内側下壁部22に取り付けられている。具体的には、図4に示すように、外側下壁部32にはブラケット35が接合されており、カバー本体部外側部61bの前側の部分は上記ブラケット35に締結部材102(ボルト及びナット)によって締結されている。これにより、カバー本体部外側部61bの前側の部分がブラケット35を介して外側下壁部32に取り付けられる。一方で、内側下壁部22の後側の部分には、カバー本体部外側部61bの後側の部分との締結部24が設けられており、カバー本体部外側部61bの後側の部分は、図6に示すように、内側下壁部22の締結部24に締結部材103(ボルト及びナット)によって締結されている。これにより、カバー本体部外側部61bの後側の部分が、内側下壁部22に取り付けられる。また、カバー本体部外側部61bの後側の部分が内側下壁部22に取り付けられることにより、トレーリングアーム12が整流カバー60を支持した状態となっている。このことから、内側下壁部22の締結部24は、整流カバー60を支持するカバー支持部を構成する。
カバー本体部外側部61bにおける、内側下壁部22との締結部分よりも前側の部分には、図6に示すように、上側に向かって突出する外側係合部65が設けられている。該外側係合部65は、整流カバー60を内側パネル20、外側パネル30及びスプリングシート16に取り付ける際に、内側下壁部22の締結部24よりも前側の部分に設けられた係合孔25と係合して、整流カバー60の位置決めを容易にするためのものである。また、外側係合部65は、締結部24と同様に、上記係合孔25と係合した状態で、整流カバー60をトレーリングアーム12に対して支持するカバー支持部としても機能している。
カバー本体部内側部61aは、図3、図5及び図7に示すように、車体後部に上下方向の荷重が入力されていない状態で、後側に向かって下側に傾斜した後、カバー本体部61の後側端部に向かって僅かに上側に傾斜している。また、図6に示すように、カバー本体部内側部61aの後側の部分は、右側(つまり、車幅方向外側)に向かって下側に傾斜している。すなわち、整流カバー60のカバー本体部内側部61aの後側の部分は、車体後部に上下方向の荷重が入力されていない状態で、車幅方向外側に向かって下側に傾斜した傾斜部66となっている。詳しくは、傾斜部66は、図7に示すように、カバー本体部内側部61aにおける、スプリングシート16の後側端部と略同じ前後位置から当該カバー本体部内側部61aの後側端部(第1縦壁部62の位置)までの前後範囲に形成されている。
カバー本体部61の傾斜部66の後側端部(つまり、カバー本体部61の後側端部)の高さ位置は、図7に示すように、車体後部に上下方向の荷重が入力されていない状態において、サイレンサ4の下面の前側端部よりも下側に位置している。また、傾斜部66は、車体後部に上下方向の荷重が入力されていない状態において、該傾斜部66に沿って後側に延ばした直線が、サイレンサ4の下面の前側端部よりも後側で該下面と交わるか又は上記直線がサイレンサ4と交わらないように傾斜している。これらのことにより、整流カバー60から剥離された空気がサイレンサ4の前側面にぶつかることなく後側に向かって流れるようになる。
尚、車両1のバンプ時など、車体後部に上下方向の荷重が入力されたときには、トレーリングアーム12が上下方向に揺動して、整流カバー60が上下方向に移動するため、傾斜部66の後側端部の高さ位置が、一時的に、サイレンサ4の下面の前側端部よりも上側に位置したり、傾斜部66に沿って後側に延ばした直線が、一時的に、サイレンサ4の前側面と交わるような状態になったりすることがある。
カバー本体部内側部61aにおける左前側の部分は、図3及び図5に示すように、カバー本体部内側部61aの他の部分よりも上側に突出しており、当該部分の上面には、図2及び図6に示すように、上側に向かって突出する内側係合部67設けられている。この内側係合部67は、外側係合部65と同様に、整流カバー60を内側パネル20、外側パネル30及びスプリングシート16に取り付ける際に、スプリングシート16の係合孔16fと係合して、整流カバー60の位置決めを容易にするためのものである。また、内側係合部67は、上記係合孔16fと係合した状態で、整流カバー60をスプリングシート16に対して支持するカバー支持部としても機能している。
カバー本体部内側部61aは、その左前側の部分及び左後側の部分がスプリングシート16に取り付けられている。具体的には、図2及び図3に示すように、カバー本体部内側部61aの左前側の部分は締結部材104(ボルト及びナット)によって、スプリングシート16の手壁部16aに締結されている。一方で、カバー本体部内側部61aの左後側の部分は、図2に示すように、スプリングシート16の後側端部に連結されたブラケット17に締結部材105(ボルト及びナット)によって締結されている。これらにより、整流カバー60がスプリングシート16に取り付けられる。
また、カバー本体部内側部61aの下面には、該カバー本体部内側部61aの前側の部分から第1縦壁部62の下面まで前後方向に延びた後、該第1縦壁部62の後側面に沿って上側に延びる第1のリブ68が車幅方向に間隔を空けて2つ設けられている。
さらに、図2に示すように、カバー本体部内側部61aの上面の車両後側の部分、詳しくは、傾斜部66が設けられた部分には、第1縦壁部62の前側面まで前後方向に延びる第2のリブ69が車幅方向に間隔を空けて2つ設けられている。
上記第1のリブ68と上記第2のリブ69とは、図2に示すように、車幅方向において同じ位置に設けられている。
上記第1縦壁部62は、図7に示すように、上側に向かって僅かに後側に傾斜して延びている。第1縦壁部62の上端は、車体後部に上下方向の荷重が入力されていない状態で、スプリングシート16の第1フランジ16cにおける後側端部の上端と略同じ上下位置である。
上記第2縦壁部63は、図6に示すように、上側に向かって僅かに左側に傾斜して延びている。第2縦壁部63の後側端部は、図3〜図6に示すように、第1縦壁部62の左側端部と連続している。
本実施形態において、右側の整流カバー60は、上述のように構成されている。左側の整流カバー60は、上述した右側の整流カバー60の構成と左右対称になるように構成されている。
次に、車両1の走行時における、車体後部の下側の車両走行風の流れについて説明する。図7に矢印で示すように、車両走行時に、アンダーカバー2(図1参照)に沿って前側から後側に流れて整流カバー60に到達した車両走行風は、整流カバー60のカバー本体部61の下面に沿って後側へ流れる。具体的には、カバー本体部61における傾斜部66よりも前側の部分では、上記車両走行風は後側に向かって下側へ流れ、傾斜部66では、上記車両走行風は該傾斜部66に沿って後側に向かって上側へ流れる。上記車両走行風は、傾斜部66の後側端部(つまり、カバー本体部61の後側端部)に到達した後、傾斜部66の後側端部で該整流カバー60から剥離され、サイレンサ4の下面に向かって流れる。その後、上記車両走行風は、サイレンサ4の下面の下側を通って後側へ流れ、リアバンパ6の下面の下側を通過して車両1の後側へと抜けていく。
本実施形態のように、整流カバー60を出来る限り後側に、具体的には、整流カバー60をスプリングシート16の後側端部より後側まで延ばせば、車体下部の上下方向の凹凸を減らして、車体下部を出来る限り平坦にすることができるため、上述のように、空気の流れを滑らかにすることができ、車両1の後部下側の空力性能を向上させることができる。
しかしながら、車両1が豪雪地帯を走行する場合には、整流カバー60をスプリングシート16の後側端部よりも後側まで延ばした結果、車両後退時に、整流カバー60の後側の部分(特に、スプリングシート16の後側端部よりも後側に延びた部分)が雪を掬うことがある。整流カバー60が雪を掬ってしまうと、雪を掬った際の該雪からの反発荷重や、掬った雪の重量によって、整流カバー60が破損したり、整流カバー60が車体後部から離脱したりするという雪害が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態では、整流カバー60のカバー本体部61の車両後側端部に、トレーリングアーム12の後側端部から車幅方向内側に向かって延びる第1縦壁部62を設けている。これにより、車両後退時に車両1の後部が雪の中に進入したとしても、整流カバー60が該雪を掬いにくくなっている。これにより、雪害を防止することができる。
また、第1縦壁部61が、上側に向かって後側に傾斜していることにより、車両後退時に車両1の後部が雪の中に進入して、雪から第1縦壁部62に反発荷重が入力されたときには、第1縦壁部62がカバー本体部61に対して垂直に立ち上がるように変形するため、より雪を掬いにくくなる。
したがって、本実施形態では、雪害を防止しつつ、車両走行時の空力性能を出来る限り向上させることができる。
さらに、本実施形態では、整流カバー60には、カバー本体部61の車幅方向内側の端部に沿って前後方向に延びかつ上側に向かって立ち上がる第2縦壁部63が設けられているため、整流カバー60がより雪を掬いにくくなるとともに、整流カバー60の後側の部分における雪からの反発荷重に対する剛性が向上されている。これにより、整流カバー60が破損しにくくなり雪害を効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、整流カバー60のカバー本体部61の下面(厳密には、カバー本体部内側部61aの下面)には、該カバー本体部61の前側の部分から第1縦壁部62の後側面まで前後方向に延びた後、該第1縦壁部62の後側面に沿って上側に延びる第1のリブ68が設けられているため、整流カバー60の後側の部分における雪からの反発荷重に対する剛性が向上される。この結果、雪害をより効果的に防止することができる。
さらに、整流カバー60のカバー本体部61の下面に第1のリブ68が設けられたことにより、整流カバー60の下面において、車両走行風が第1のリブ68に沿って円滑に流れるようになり、車両走行時の空力性能をより向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、整流カバー60のカバー本体部61の上面(厳密には、カバー本体部61における傾斜部66の上面)に第2のリブ63が設けられているため、整流カバー60の後側の部分における雪からの反発荷重に対する剛性が一層向上される。これにより、雪害を一層効果的に防止することができる。
本実施形態では、第1縦壁部62を設けることにより、整流カバー60が雪を掬いにくくなっているが、雪が第1縦壁部62を超えて整流カバー60内に侵入する可能性もある。整流カバー60内に侵入した雪は、排気管90等から伝わる熱によって溶けるが、該溶けた雪は、整流カバー60外に排出する必要がある。
そこで、本実施形態では、カバー本体部61の後側かつ車幅方向内側の部分(カバー本体部内側部61aの後側の部分)に、前側かつ車幅方向外側に向かって下側に傾斜した傾斜部66を形成し、カバー本体部61の後側の部分における、傾斜部66よりも車幅方向外側かつトレーリングアーム12よりも車幅方向内側の部分(カバー本体部外側部61bの後側かつ車幅方向内側の部分)に、カバー本体部61を上下方向に貫通する水抜き孔64を設けている。これにより、溶けた雪を傾斜部66に沿って車幅方向外側に向かって流し、水抜き孔64を通じて整流カバー外に排出させることができる。これにより、雪害をより一層効果的に防止することができる。
尚、傾斜部66が車幅方向外側だけでなく前側にも傾斜していることにより、溶けた雪は車幅方向外側だけでなく前側に向かっても流れて行くが、本実施形態では、カバー本体部外側部61bは、後側に向かって下側に傾斜しているため、傾斜部66に沿って前側に向かって流れて、カバー本体部外側部61bに到達した雪は、カバー本体部外側部61bに沿って水抜き孔64に向かって後側に流れるようになる。このため、傾斜部66が前側にも傾斜していたとしても、溶けた雪の排出効率が低下することはない。また、カバー本体部外側部61bにおける水抜き孔64の近傍部分は、トレーリングアーム12に直接取り付けられており、雪等からの荷重に対する剛性が高くなっているため、水抜き孔64を設けたとしても、整流カバー60の上記剛性については確保することができる。
また、本実施形態では、カバー本体部61に傾斜部66を形成したことにより、雪からカバー本体部61に反発荷重が入力されたときには、傾斜部66は上側に向かって変位するようになる。これにより、整流カバー60がより一層雪を掬いにくくなり、雪害をさらに効果的に防止することができる。
したがって、本実施形態では、前後方向及び車幅方向に広がりかつスプリングシート16を下方から覆うカバー本体部61を有する整流カバー60を備え、トレーリングアーム12の後側端は、スプリングシート16の後側端よりも後側に位置しており、カバー本体部61は、スプリングシート16の後側端部よりも車両後側に延びており、整流カバー60のカバー本体部61の後側端部には、トレーリングアーム12の後側端部から車幅方向内側に向かって、スプリングシート16の後側端部と離間して延びかつ上側に向かって立ち上がる第1縦壁部62が設けられているため、第1縦壁部62によって、整流カバー60が雪を掬うことで該整流カバー60が破損するという雪害を防止しつつ、スプリングシート16よりも後側まで延びた整流カバー60によって、車両1の後部下側の空力性能を出来る限りさせることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記の実施形態では、第1及び第2のリブ68,69はそれぞれ2つ設けられていたが、これに限らず、第1及び第2のリブ68,69をそれぞれ1つ設けてもよいし、それぞれ3つ以上設けてもよい。また、第1のリブ68の数と第2のリブ69の数とが異なっていてもよい。
また、上記の実施形態では、水抜き孔64は、カバー本体部外側部61bの後側の部分に1つだけ設けられていたが、これに限らず、例えば、カバー本体部外側部61bにおける、傾斜部66の前側端部と同じ前後位置にも水抜き孔が設けられていてもよい。さらに、水抜き孔64が、カバー本体部外側部61bにおける、傾斜部66と同じ前後範囲の部分全体に延びていてもよい。
さらに、上記実施形態では、車両1はFF式の車両であったが、これに限らず、車両1は4輪駆動式の車両であってもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームと、上記トーションビームよりも車両後側でかつ上記トーションビームの長手方向両側の端部と上記トレーリングアームとのコーナー部にそれぞれ設けられたスプリングシートと、を有するトーションビーム式サスペンションと、車両前後方向及び車幅方向に広がる底壁部を有し、上記各スプリングシートを下側からそれぞれ覆う整流カバーとを備えた、自動車の後部整流構造として有用である。
10 トーションビーム式サスペンション
12 トレーリングアーム
13 トーションビーム
16 スプリングシート
24 締結部(カバー支持部)
60 整流カバー
61 カバー本体部
62 第1縦壁部(縦壁部)
64 水抜き孔(貫通孔)
66 傾斜部
68 第1のリブ
69 第2のリブ

Claims (5)

  1. 車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームと、上記トーションビームよりも車両後側でかつ上記トーションビームの長手方向両側の端部と上記トレーリングアームとのコーナー部にそれぞれ設けられたスプリングシートと、を有するトーションビーム式サスペンションと、車両前後方向及び車幅方向に広がりかつ上記各スプリングシートを下側からそれぞれ覆うカバー本体部を有する整流カバーとを備えた、自動車の後部整流構造であって、
    上記トレーリングアームの車両後側端部は、上記スプリングシートの車両後側端部よりも車両後側に位置しており、
    上記カバー本体部は、上記スプリングシートの車両後側端部よりも車両後側に延びており、
    上記カバー本体部の車両後側端部には、上記トレーリングアームの車両後側端部から車幅方向内側に向かって、上記スプリングシートの車両後側端部と離間して延びかつ上側に向かって立ち上がる縦壁部が設けられていることを特徴とする自動車の後部整流構造。
  2. 請求項1に記載の自動車の後部整流構造において、
    上記カバー本体部の下面には、上記縦壁部の後側面まで車両前後方向に延びた後、上記縦壁部の後側面に沿って上下方向に延びる第1のリブが設けられていることを特徴とする自動車の後部整流構造。
  3. 請求項1又は2に記載の自動車の後部整流構造において、
    上記カバー本体部の上面における車両後側の部分には、車両前後方向に延びる第2のリブが設けられていることを特徴とする自動車の後部整流構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動車の後部整流構造において、
    上記カバー本体部における車両後側かつ車幅方向内側の部分は、車幅方向外側に向かって下側に傾斜した傾斜部とされ、
    上記カバー本体部の車両後側の部分における、上記傾斜部よりも車幅方向外側かつ上記トレーリングアームよりも車幅方向内側の部分には、上記カバー本体部を上下方向に貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とする自動車の後部整流構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動車の後部整流構造において、
    上記トレーリングアームの車両後側の部分には、上記整流カバーを支持するためのカバー支持部が設けられていることを特徴とする自動車の後部整流構造。
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