JP2012148620A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右のロアフレーム間に収納空間を備えた鞍乗型車両において、収納空間を簡単な構造で大きく確保できるようにする。
【解決手段】前輪を含む操向系を軸支するヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に延びるメインフレーム30と、メインフレーム30の下部から後方に略平行に延びる左右一対のロアフレーム32,32と、メインフレーム30の後方で左右一対のロアフレーム32,32間に設けられる収納空間Sとを備え、収納空間Sに、車両を構成する部品としての燃料タンク24が収容される鞍乗型車両において、メインフレーム下部62の下端部62Aに接続され車幅方向に延びるフロントクロスフレーム31を有し、フロントクロスフレーム31の左右の端部31A,31Aにロアフレーム32,32の前端部が接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、左右一対のロアフレーム間に収納空間を備えた鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両において、ヘッドパイプから後下方に延びるメインフレームと、メインフレームの下部から後方に略水平に延びる左右一対のロアフレームとを備え、この左右一対のロアフレーム間に収納空間を設け、この収納空間に、車両を構成する部品としての燃料タンクを配置する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、左右に延びるロアフレームの前端部をメインフレームの下部にそれぞれ接続し、この前端部の後方でロアフレームを後方に屈曲させて延ばしている。
特開2008−279962号公報
ところで、鞍乗型車両においては、上記収納空間の大きさを確保しつつ、車両のコンパクト化を図るためには、収納空間を可能な限り前方まで延ばして配置することが望ましく、例えば、上記収納空間に燃料タンクを配置する場合、収納空間を大きくすることで、燃料タンクの容量を大きくすることができる。しかし、上記従来の鞍乗型車両では、メインフレームの下方をも収納空間として用い、燃料タンクをメインフレームの下方にまで潜り込ませるようにして前方に延ばしているため、構造が複雑になっている。このため、収納空間をより簡単な構造で大きく確保できるようにすることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、左右のロアフレーム間に収納空間を備えた鞍乗型車両において、収納空間を簡単な構造で大きく確保できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、前輪(14)を含む操向系を軸支するヘッドパイプ(12)と、前記ヘッドパイプ(12)から後下方に延びるメインフレーム(30)と、前記メインフレーム(30)の下部から後方に略平行に延びる左右一対のロアフレーム(32,32)と、前記メインフレーム(30)の後方で左右一対の前記ロアフレーム(32,32)間に設けられる収納空間(S)とを備え、前記収納空間(S)に、車両を構成する部品もしくは物品が収容される鞍乗型車両において、前記メインフレーム(30)の下部(62A)に接続され車幅方向に延びるフロントクロスフレーム(31)を有し、前記フロントクロスフレーム(31)の左右端部(31A,31A)に前記ロアフレーム(32,32)の前端部(32C)が接続されることを特徴とする。
この構成によれば、メインフレームの下部から後方に延びる左右一対のロアフレーム間に収納空間が設けられ、メインフレームの下部に接続されて車幅方向に延びるフロントクロスフレームの左右端部にロアフレームの前端部が接続されるため、ロアフレームの前端部を、より前方まで延ばすことができるとともに、車幅方向のより外側に配置でき、収納空間を簡単な構造で大きく確保できる。
また、上記構成において、前記メインフレーム(30)は、高さ方向中間近傍または中間部より下方の位置の屈曲点(60)で、後方凸に屈曲していても良い。
この場合、メインフレームが、高さ方向中間近傍または中間部より下方の位置の屈曲点で、後方凸に屈曲することで、メインフレームの下部を前輪に近づけすぎることなく、メインフレームの下部をより前方に配置できるため、前輪とメインフレームとのクリアランスを確保しつつ、収納空間をより前方へ延ばして収納空間を大きく確保できる。
また、側面視において、前記メインフレーム(30)の屈曲点(60)よりも上方の前記メインフレーム(30)の後縁の延長線(L)よりも前方に、前記収納空間(S)が配置される構成としても良い。
この場合、メインフレームを前方に屈曲させることで得られる空間を、収納空間として用いることができ、収納空間を簡単な構造で大きく確保できる。
また、前記メインフレーム(30)の前記屈曲点(60)より下の部位(62)は、前下方に延びても良い。
この場合、メインフレームの屈曲点より下の部位が前下方に延び、メインフレームの下部がより前方に位置することになるため、収納空間を大きく確保できる。
さらに、前記収納空間(S)にエネルギー貯蔵箱(24)が配置される構成としても良い。
この場合、比較的重量及び体積が大きいエネルギー貯蔵箱を車体中心に配置でき、マスの集中化を図ることができる。
さらにまた、前記ロアフレーム(32,32)は、その下縁(32B)が側面視において前記エネルギー貯蔵箱(24)の下面(78A)に沿うように後方に延びて配置されても良い。
この場合、ロアフレームが、その下縁がエネルギー貯蔵箱の下面に沿うように後方に延びるため、エネルギー貯蔵箱を収容するための収納空間を最大限に確保することができる。
また、前記エネルギー貯蔵箱(24)は、燃料ポンプ(70)を備える燃料タンク(24)であって、前記ロアフレーム(32,32)は、側面視において前記燃料ポンプ(70)近傍の位置で最下点(32A)となるように下方に凸に屈曲する構成であっても良い。
この場合、ロアフレームが、側面視において燃料ポンプ近傍の位置で最下点となるように下方に凸に屈曲するため、燃料ポンプをロアフレームでガードできる。結果として、燃料ポンプをシンプルな構造にすることができる。
また、運転者が着座するシート(20)と前記ヘッドパイプ(12)との間に、運転者が乗り降りする際に足をくぐらせる足くぐり空間(K)を備え、前記足くぐり空間(K)は前記屈曲点(60)よりも下方まで配置されても良い。
この場合、シートとヘッドパイプとの間の足くぐり空間が屈曲点よりも下方まで配置されるため、足くぐり空間を広くすることができ、鞍乗型車両の乗降性が向上する。
さらに、前記フロントクロスフレーム(31)は車幅方向に一本で直線的に延びるパイプであり、前記フロントクロスフレーム(31)の左右の端部(31A,31A)の開口はフタ部材(31B)により閉じられ、前記ロアフレーム(32,32)は、その前端部(32C)が前記フロントクロスフレーム(31)の左右の端部(31A,31A)の後面に溶接されるものであり、前記前端部(32C)は、前記フロントクロスフレーム(31)の後面の形状に合わせて切り欠かれていても良い。
この場合、フタ部材を設けることでフロントクロスフレームの端部の剛性を向上でき、溶接部の形状に合わせて切り欠かれたロアフレームの前端部をフロントクロスフレームの端部に溶接するため、ロアフレームをフロントクロスフレームに強固に結合できる。
本発明に係る鞍乗型車両では、左右一対のロアフレーム間に収納空間が設けられ、メインフレームの下部に接続されて車幅方向に延びるフロントクロスフレームの左右端部にロアフレームの前端部が接続されるため、ロアフレームの前端部を、より前方まで延ばすことができるとともに、車幅方向のより外側に配置でき、収納空間を簡単な構造で大きく確保できる。
また、メインフレームが後方凸に屈曲することで、メインフレームの下部を前輪に近づけすぎることなく、メインフレームの下部をより前方に配置できるため、前輪とメインフレームとのクリアランスを確保しつつ、収納空間をより前方へ延ばして収納空間を大きく確保できる。
また、メインフレームを前方に屈曲させることで得られる空間を、収納空間として用いることができ、収納空間を簡単な構造で大きく確保できる。
さらに、メインフレームの屈曲点より下の部位が前下方に延び、メインフレームの下部がより前方に位置することになるため、収納空間を大きく確保できる。
さらにまた、比較的重量及び体積が大きいエネルギー貯蔵箱を車体中心に配置でき、マスの集中化を図ることができる。
また、ロアフレームが、その下縁がエネルギー貯蔵箱の下面に沿うように後方に延びるため、エネルギー貯蔵箱を収容するための収納空間を最大限に確保することができる。
また、ロアフレームが、側面視において燃料ポンプ近傍の位置で最下点となるように下方に凸に屈曲するため、燃料ポンプをロアフレームでガードできる。結果として、燃料ポンプをシンプルな構造にすることができる。
また、シートとヘッドパイプとの間の足くぐり空間が屈曲点よりも下方まで配置されるため、足くぐり空間を広くすることができ、鞍乗型車両の乗降性が向上する。
さらに、フタ部材を設けることでフロントクロスフレームの端部の剛性を向上でき、溶接部の形状に合わせて切り欠かれたロアフレームの前端部をフロントクロスフレームの端部に溶接するため、ロアフレームをフロントクロスフレームに強固に結合できる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの斜視図である。 車体フレームの左側面図である。 車体フレームを上方から見た平面図である。 メインフレームとフロントクロスフレームとの接続部を前方から見た正面図である。 収納空間に燃料タンクを収容した状態を示す左側面図である。 図6におけるVII−VII断面図である。 収納空間に燃料タンクを収容した状態を上方から見た平面図である。 収納空間に燃料タンクを収容した状態を下方から見た平面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で、上下、前後、左右の方向は、車両の運転者から見た方向をいう。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図である。自動二輪車10(鞍乗型車両)は、車体フレーム11と、車体フレーム11の前部のヘッドパイプ12に取付けられた左右一対のフロントフォーク13と、フロントフォーク13の下端に取付けられた前輪14と、フロントフォーク13の上部に連結されたハンドル15と、車体フレーム11の前後の中間部に上下にスイング可能に取付けられたパワーユニット16と、パワーユニット16の後部に取付けられた後輪17と、パワーユニット16の後端部と車体フレーム11の後部との間に掛け渡されたリヤクッションユニット18と、車体フレーム11の後部に取付けられた収納ボックス19と、収納ボックス19の上方に配置され運転者が着座するシート20と、燃料タンク24と、車体フレーム11を覆う樹脂製のボディカバー44とを、主要構成としたスクータ型の鞍乗型車両である。
図2は、車体フレーム11の斜視図である。図3は、車体フレーム11の左側面図である。図4は、車体フレーム11を上方から見た平面図である。
図1〜図4に示すように、車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12の後面から後下方に延びる1本のメインフレーム30と、メインフレーム30の下部に接続されて車幅方向に延びるフロントクロスフレーム31と、フロントクロスフレーム31の左右端から後方に延びる左右一対のロアフレーム32,32と、ロアフレーム32,32の後部に設けられ、左右のロアフレーム32,32を連結するセンタークロスパイプ34と、センタークロスパイプ34から後上がりに車両後部まで延びるリヤフレーム33,33と、を備えて構成されている。
前輪14及びフロントフォーク13を含む操向系は、ヘッドパイプ12に軸支されるステアリングシャフト(不図示)によって回動自在に軸支される。
リヤフレーム33,33の後端には、左右のリヤフレーム33,33を連結するリヤクロスフレーム35が設けられている。リヤフレーム33,33において収納ボックス19の下方には、左右のリヤフレーム33,33を連結するクロスパイプ36が設けられている。
左右のロアフレーム32,32の上方には、メインフレーム30と左右のリヤフレーム33,33とを連結する左右一対のフロアフレーム37,37が設けられている。フロアフレーム37,37の後部は、リヤフレーム33,33から車幅方向に張り出すピリオンステップブラケット38,38に連結されている。ピリオンステップブラケット38,38には、シート20の後部に着座する乗員が足を載せるピリオンステップ39(図1)が取り付けられる。
左側のロアフレーム32には、サイドスタンドブラケット53が設けられ、サイドスタンドブラケット53には、折りたたみ可能なサイドスタンド54(図1)が取り付けられる。
また、リヤフレーム33,33の前部の後面には、パワーユニット16が連結されるパワーユニット連結部55が設けられている。
パワーユニット16は、前部のエンジン21と、このエンジン21の後部に連なって後輪17を駆動する動力伝達機構22とを有し、その前部に連結されたリンク23を介してパワーユニット連結部55に揺動可能に連結される。パワーユニット16は、リヤフレーム33の下方を後方に延びて後輪17を軸支しており、後輪17を支持するスイングアームとしての機能も備えたユニットスイングエンジンである。
パワーユニット16の上部には、取り込んだ空気を浄化してエンジン21に供給するエアクリーナーボックス25が連結されている。エンジン21から延びるマフラー28は、後輪17の右側方に配置されている。
また、パワーユニット16の左側面には、エンジン21をキックで始動させるキックペダル26が設けられ、パワーユニット16の下部には、自動二輪車10を直立状態に支持するメインスタンド27が取り付けられている。
図1に示すように、ボディカバー44は、ヘッドパイプ12及びメインフレーム30の前方を覆うフロントカバー45と、フロントカバー45に連結され、ヘッドパイプ12及びメインフレーム30の後方を覆うレッグシールド46と、レッグシールド46の下部に連続し、左右のフロアフレーム37,37を上方から覆うステップフロア47と、フロントカバー45の下部に連なってステップフロア47を下方から覆うフロアアンダーカバー48と、収納ボックス19の前部を覆うシート下カバー49と、リヤフレーム33,33及び収納ボックス19を側方から覆う左右一対のリヤカバー50と、シート20の下方で車両の後面を覆うテールカバー51とを備えている。
フロアアンダーカバー48の左右の側面部は、ロアフレーム32,32及びフロアフレーム37,37を外側方から覆っている。
ハンドル15の周囲はハンドルカバー41によって覆われている。フロントフォーク13には、前輪14の上方を覆うフロントフェンダー42が設けられ、リヤカバー50の下方には、後輪17の上方を覆うリヤフェンダー43が設けられている。
収納ボックス19は開閉自在なシート20によって開閉され、収納ボックス19にはヘルメットH等を収納可能であり、シート20の後部には、グラブバー29が設けられている。エンジン21の燃料を貯留するエネルギー貯蔵箱としての燃料タンク24は、ステップフロア47の下方に配置されている。
以下、車体フレーム11及び燃料タンク24の支持構造について詳細に説明する。
メインフレーム30は、ヘッドパイプ12の後面に溶接されて後下方に延びる断面円形のパイプであり、その上下の中間部の屈曲点60で後方凸となるように屈曲し、屈曲点60より下方では、前下方に延びている。すなわち、メインフレーム30は、ヘッドパイプ12から後下方に向けて延びるメインフレーム上部61と、屈曲点60と、屈曲点60の下方で前下方に向けて延びるメインフレーム下部62とを有している。メインフレーム上部61は、鉛直方向に対して後下がりに傾斜し、メインフレーム下部62は、鉛直方向に対して前下がりに傾斜している。
図5は、メインフレーム30とフロントクロスフレーム31との接続部を前方から見た正面図である。
図2、図3及び図5に示すように、フロントクロスフレーム31は、車幅方向に一本で直線的に延びる断面円形のパイプであり、その軸方向の中間部がメインフレーム下部62の下端部62A(メインフレームの下部)に溶接されている。詳細には、下端部62Aの左右の下縁にはフロントクロスフレーム31の外周面の形状に合わせて円弧状に切り欠かれた切り欠き部62Bが形成されている。フロントクロスフレーム31は、切り欠き部62Bに下方から嵌め込まれ、切り欠き部62Bの縁部に沿う溶接ビード63によって、メインフレーム30に接合される。フロントクロスフレーム31の左右の端部31A,31Aの開口は、円板状のフタ部材31Bが溶接されることで閉じられている。
また、下端部62Aとフロントクロスフレーム31との間には、板状の補強板64が掛け渡されて溶接されており、この補強板64によってフロントクロスフレーム31の前面とメインフレーム下部62の前面とが連結されている。
ロアフレーム32,32は、その前端部32Cがフロントクロスフレーム31の左右の端部31A,31Aの後面に溶接されて後方に延びる断面矩形のパイプであり、ロアフレーム32,32の後端は、断面円形のセンタークロスパイプ34の左右の端部の前面側に溶接されている。前端部32Cはフタ部材31Bの後方に位置するとともに、フロントクロスフレーム31の外周面の形状に合わせて円弧状に切り欠かれている。このように、端部31A,31にフタ部材31Bを設けることで剛性が向上するとともに、この部分の後方に、溶接部の形状に合わせて切り欠かれた前端部32Cを溶接するため、ロアフレーム32,32をフロントクロスフレーム31に強固に結合できる。
また、端部31A,31Aとロアフレーム32,32との接合部には、フロントクロスフレーム31の後縁とロアフレーム32,32の前部の内縁とを連結する隅部補強板69が溶接されている。
図4に示すように、センタークロスパイプ34はフロントクロスフレーム31よりも長く形成されており、ロアフレーム32,32間の幅は、センタークロスパイプ34側に行くほど広くなっている。
また、図3に示すように、ロアフレーム32,32は下方に凸となるように屈曲しており、ロアフレーム32,32の下面の最下点となる最下点部32Aを前後の中間部に有している。
リヤフレーム33,33は、センタークロスパイプ34の上面側に溶接される断面矩形のパイプであり、図4に示すように、ロアフレーム32,32間よりもリヤフレーム33,33間が幅広に形成されて後方に延びる幅広部33Aと、幅広部33Aよりも幅が狭くなる後部33Bとを有している。
ピリオンステップブラケット38,38は断面円形のパイプであり、フロアフレーム37,37の上方においてリヤフレーム33,33の側面に溶接され、車幅方向の外側に張り出して後方に延びている。
フロアフレーム37,37は、ステップフロア47を下方から支持する断面円形のパイプであり、メインフレーム下部62の左右の側面にそれぞれ溶接されて車幅方向に延びる前側接続部37Aと、前側接続部37Aから円弧状に後方に屈曲する前側屈曲部37Bと、前側屈曲部37Bからリヤフレーム33,33の後方まで延びるフロア支持部37Cと、ピリオンステップブラケット38,38の端に溶接される後部接続部37D(後端部)とを有している。
図5に示すように、前側接続部37Aの前面側には、前側接続部37Aとメインフレーム下部62とを連結する補強片65が溶接されている。補強片65は下方に延びてフロントクロスフレーム31の上面にも溶接されている。このように、補強片65によって、前側接続部37A、メインフレーム下部62及びフロントクロスフレーム31を連結することで、フロアフレーム37,37及びフロントクロスフレーム31を、少ない補強部材で強固にメインフレーム下部62に溶接できる。
図2〜図4に示すように、フロアフレーム37,37は、前側屈曲部37Bがロアフレーム32,32を超えて車幅方向の外側に延び、左右のフロア支持部37Cは、ロアフレーム32,32よりも車幅方向の外側に位置し、ロアフレーム32,32と略平行に後方へ延びている。このように、ロアフレーム32,32及びフロアフレーム37,37は、車体フレーム11において車幅方向の外側に位置しており、左右のロアフレーム32,32及び左右のフロアフレーム37,37の間の幅広の空間は、燃料タンク24等の車両を構成する部品もしくは物品を収容可能な収納空間Sとなっている。収納空間Sは、前後方向においては、メインフレーム下部62及びフロントクロスフレーム31とセンタークロスパイプ34との間に形成されている。本実施の形態では、収納空間Sには、燃料タンク24が収納されている。
前側屈曲部37Bの内縁部及びフロア支持部37Cの内縁部には、車幅方向内側に突出するタンクステー66がそれぞれ設けられている。タンクステー66は、左右のフロアフレーム37,37にそれぞれ設けられ、燃料タンク24は、4か所のタンクステー66を介してフロアフレーム37,37に支持される。
また、フロア支持部37Cの外縁部及びフロア支持部37Cの内縁部には、ステップフロア47が連結されるフロアステー67がそれぞれ設けられている。
さらに、フロア支持部37Cの内縁部には、車幅方向内側に突出するクロスメンバステー68が設けられている。
図6は、収納空間Sに燃料タンク24を収容した状態を示す左側面図である。図7は、図7におけるVII−VII断面図である。図8は、収納空間Sに燃料タンク24を収容した状態を上方から見た平面図である。図9は、収納空間Sに燃料タンク24を収容した状態を下方から見た平面図である。
図6〜図9に示すように、燃料タンク24は、エンジン21に燃料を供給する燃料ポンプ70を内蔵した箱型の燃料タンクである。燃料タンク24の上面には、燃料ポンプ70が挿通されるポンプ固定孔71、及び、ポンプ固定孔71の後方に位置する円形の給油口72が設けられており、給油口72は、フィラーキャップ73によって開閉自在に塞がれている。燃料ポンプ70の上部には、ポンプ固定孔71から外側に露出するポンプ固定部70Aが形成されており、燃料ポンプ70は、ポンプ固定部70Aに挿通されるボルトによって燃料タンク24に固定される。
ポンプ固定部70Aには、エンジン21側に繋がる燃料ホース(不図示)が接続される燃料ホース接続パイプ70Bが設けられている。燃料ポンプ70は燃料タンク24の前部に配置され、燃料タンク24内に設けられたポンプ本体70Dの下部は、燃料タンク24の底面の近傍まで延びている。
燃料タンク24の上部の側面には、燃料タンク24の外側へ略水平に突出するフランジ部74が形成されている。フランジ部74は、燃料タンク24の側面を一周するように設けられており、フランジ部74の四隅におけるタンクステー66に対応した位置には、固定孔74Cがそれぞれ形成されている。
燃料タンク24は、図7に示すように、上部を構成する上半体75と、下部を構成する下半体76とを接合して箱型に形成されている。上半体75及び下半体76は、プレス金型を用いて鋼板を絞り加工することでそれぞれ形成される。
上半体75は、ポンプ固定孔71、給油口72及び外側に突出する上側フランジ部74Aを有している。上半体75は、上面視では略矩形に形成され、ポンプ固定孔71及び給油口72は、ヘッドパイプ12の後方に連続するように前後に並べて配置され、車幅方向の中心に位置している。
ポンプ固定孔71には、ポンプ固定部70Aの下面に形成されたシール部70C(図7)に係合するシール係合部71A(図7)が形成されており、このシール係合部71Aは、上半体75の絞り加工時に一体に成形される。上半体75は下半体76の上面を塞ぐ蓋体であり、絞り加工の深さが比較的浅くなっている。これにより、シール係合部71Aを絞り加工によって形成した場合であっても、上半体75の変形量がそれほど大きくならず、上半体75の上面の平面度や寸法精度を良好に確保できるため、燃料を密閉可能な寸法精度が要求されるポンプ固定孔71と給油口72とを近接して配置でき、設計の自由度を向上できる。また、上半体75は、絞り加工品であるため、上方に向かって側面部が幅狭となる抜き勾配を有しているが、本実施の形態では、上半体75の絞り深さが小さく、抜き勾配が上面の面積にほとんど影響しないため、上半体75の上面の面積を大きく確保でき、ポンプ固定孔71及び給油口72の配置の自由度が向上している。
下半体76は、上半体75よりも深く絞られた燃料貯留部を有している。下半体76は、左右のフロアフレーム37,37の間及び左右のロアフレーム32,32の間で燃料を多量に貯留可能なように、フロアフレーム37,37及びロアフレーム32,32の形状に合わせて形成されており、ロアフレーム32,32の上方に設けられた上部貯留部77と、ロアフレーム32,32の間に設けられた下部貯留部78とを有している。上部貯留部77は、フロアフレーム37,37の内側においてロアフレーム32,32の外側面よりも外側に張り出して上半体75に連続する膨出部77Aを有している。このように、ロアフレーム32,32よりも外側に張り出す膨出部77Aを設けたため、燃料タンク24の幅方向の長さは、その前後方向の長さよりも大きくなっている。
上部貯留部77の上縁部には、下側フランジ部74Bが形成されており、上側フランジ部74Aと下側フランジ部74Bとが溶接されることでフランジ部74が形成される。下半体76の底面には、高い精度が要求される孔部等が配置されていないため、下半体76を容易に深く絞ることができる。
タンクステー66は、フロアフレーム37,37から下方に延びる鉛直部66Aと、鉛直部66Aの下縁から車幅方向内側に屈曲する支持板部66Bとを有し略L字状に形成され、ロアフレーム32,32よりも車幅方向の外側に位置している。
燃料タンク24は、フランジ部74が支持板部66Bに載置された状態で、固定孔74Cに挿通される固定ボルト(不図示)によって支持板部66Bに締結され、収納空間S内の所定の位置に固定される。この状態では、左右の膨出部77Aは、燃料タンク24の燃料貯留部の前後方向の略全体に亘ってロアフレーム32,32の外側に張り出している。このように、ロアフレーム32,32の外側に張り出す膨出部77Aを設けたため、燃料タンク24の容量を大きくすることができる。
図9に示すように、下部貯留部78は、収納空間Sの下部に位置し、前後をフロントクロスフレーム31及びセンタークロスパイプ34によって、左右をロアフレーム32,32によって囲まれて配置されている。
図6に示すように、燃料タンク24は、ポンプ本体70D側が最も低くなるように、わずかに後上がりとなるように配置されており、下部貯留部78の下面78Aは、後上がりに傾斜している。
下部貯留部78の下面78Aは、ロアフレーム32,32の下縁32Bの近傍まで延びている。詳細には、ロアフレーム32,32の下縁32Bは、側面視において、下面78Aに沿うように前後に延びており、下方に凸となるロアフレーム32,32の最下点部32Aは、ポンプ本体70Dの直下おいて、下面78Aよりも下方に位置している。このため、最下点部32Aによって、ポンプ本体70Dの直下の下面78A及びポンプ本体70Dをガードすることができる。従って、燃料ポンプ70を補強する必要もなく、燃料ポンプ70の形状をシンプルにできる。また、下面78Aの最下点は、ポンプ本体70Dの直下に形成されており、最下点部32Aよりも下方に下面78Aが存在しないため、最下点部32Aによって下面78Aをガードでき、燃料タンク24の下面78Aを補強する必要もなく、燃料タンク24の形状をシンプルにできる。
燃料タンク24はタンクステー66を介してフロアフレーム37,37から吊り下げられるようにして支持されており、フロアフレーム37,37の上縁37Eは、側面視において、燃料タンク24の上面及びポンプ固定部70Aの上面よりも上方に位置している。すなわち、上縁37Eに支持されるステップフロア47よりも下方に燃料タンク24及び燃料ポンプ70が設けられるため、フロアフレーム37,37及びステップフロア47によって燃料タンク24及び燃料ポンプ70をガードすることができ、結果として、燃料ポンプ70をシンプルにすることができる。
また、フロアフレーム37,37の間には、車幅方向に延びる板状のクロスメンバ79が掛け渡されている。クロスメンバ79はポンプ固定部70Aの上方に位置し、ポンプ固定部70Aを上方から覆っている。クロスメンバ79は、ステップフロア47の下方に収容され、クロスメンバステー68(図4)に締結されている。ステップフロア47は、クロスメンバ79によって車幅方向に亘って下方から支持されるため、ステップフロア47が下方に大きく撓むことを防止できる。
図7に示すように、フロアフレーム37,37は、燃料タンク24の重量及びステップフロア47に作用する荷重を受けるためのサブフレームであり、各フロアフレーム37,37の径は、各ロアフレーム32,32の幅よりも小さく形成されている。このように、フロアフレーム37,37を小径にしたため、燃料タンク24の膨出部77Aを、よりフロアフレーム37,37側に延ばすことができ、燃料タンク24の容量を大きくすることができる。
また、ロアフレーム32,32が上下方向に長い断面長方形状の角パイプであるため、剛性を確保しつつロアフレーム32,32が車幅方向に占めるスペースを小さくでき、下部貯留部78を、よりロアフレーム32,32側に配置して燃料タンク24の容量を大きくできるとともに、ロアフレーム32,32が車幅方向の外側に張り出す量を小さくできるため、車両のバンク角を大きく確保できる。
さらに、フロアフレーム37,37から吊り下げるようにして燃料タンク24を固定しているため、燃料タンク24の剛性が車体フレーム11の剛性に影響しにくい。このため、車体フレーム11の剛性設計がし易い。
本実施の形態では、フランジ部74をタンクステー66に固定することで、燃料タンク24を、ロアフレーム32,32の上方のフロアフレーム37,37から吊り下げるように固定するため、上半体75と下半体76との割り面となるフランジ部74の位置をより上方に設けることができる。これにより、上述のように、上半体75の絞り深さを浅くでき上半体75の成形性が向上するため、上半体75の上面の平面度や寸法精度を良好に確保できる。このため、ポンプ固定孔71と給油口72とを近接して配置でき、設計の自由度を向上できる。
フロアフレーム37,37の後部接続部37Dは、リヤフレーム33,33から車幅方向に張り出すピリオンステップブラケット38,38によって支持されているため、車幅方向に張り出すフロアフレーム37,37の後端部を支持するための専用の部材を設ける必要がなく、簡単な構造でフロアフレーム37,37を支持することができる。
図6、図8及び図9に示すように、メインフレーム下部62に溶接されて車幅方向に直線的に延びるフロントクロスフレーム31の左右の端部31A,31Aにロアフレーム32,32の前端部32Cを溶接したため、端部31A,31Aとロアフレーム32,32の前端部32Cとの接合部の近傍には、大きな屈曲部が形成されていない。これにより、燃料タンク24の前面24Aをフロントクロスフレーム31に対し、より近接して配置できるとともに、燃料タンク24の左右の側面24Bをロアフレーム32,32の内縁に対し、より近接して配置できるため、燃料タンク24の容量を大きくすることができる。
図3及び図6に示すように、メインフレーム30が、高さ方向中間近傍の屈曲点60で、後方凸に屈曲し、メインフレーム下部62が前下方に延びているため、メインフレーム下部62を前輪14に近づけすぎることなく、メインフレーム下部62をより前方に配置でき、前輪14とメインフレーム30とのクリアランスを確保しつつ、収納空間Sをより前方へ延ばすことができる。このため、燃料タンク24の容量を大きくすることができる。また、メインフレーム下部62を前方に屈曲させることで収納空間Sを前方に延ばしているため、前輪14と後輪17との間のホイールベースに影響を与えずに、収納空間Sを大きくすることができる。
ここで、メインフレーム30の形状は、フロントフォーク13が大きくストロークした際に、前輪14とメインフレーム30とのクリアランスが十分確保できるように設定される。このため、屈曲点60での屈曲が上記クリアランスに大きく影響しないように、屈曲点60は、メインフレーム30の高さ方向中間近傍または、中間部よりも下方の位置に設けられることが望ましい。
また、図6に示すように、メインフレーム下部62が前下方に延びているため、収納空間Sはメインフレーム下部62が前側に傾斜した分だけ前方側に広くなっている。詳細には、収納空間Sの前部は、屈曲点60よりも上方のメインフレーム上部61の後縁の延長線L上よりも前方まで配置されている。このため、燃料タンク24をより前方に延ばすことができ、燃料タンク24の容量を大きくすることができる。
図1に示すように、レッグシールド46、ステップフロア47及びシート下カバー49で囲われるシート20の前下方の空間は、シート20に着座する運転者が乗り降りする際に足をくぐらせる足くぐり空間Kとなっている。足くぐり空間Kの前部は、ヘッドパイプ12及びメインフレーム30の後方を覆うレッグシールド46によって区画されており、レッグシールド46は、メインフレーム上部61の後縁に沿って後下方に延びる前傾部46Aと、メインフレーム下部62の後縁に沿って前下方に延びる後傾部46Bとを有し、後傾部46Bは屈曲点60よりも下方まで延びてステップフロア47に連結されている。このように、屈曲点60から前下方に延びるメインフレーム下部62に沿わせてレッグシールド46に後傾部46Bを設けたため、足くぐり空間Kの下部をより前方まで延ばして広くすることができ、自動二輪車10の乗降性を向上できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、メインフレーム30の下部から後方に延びる左右一対のロアフレーム32,32間に収納空間Sが設けられ、メインフレーム下部62の下端部62Aに接続されて車幅方向に延びるフロントクロスフレーム31の左右の端部31A,31Aにロアフレーム32,32の前端部32Cが接続されるため、ロアフレーム32,32の前端部32Cを、より前方まで延ばすことができるとともに、車幅方向のより外側に配置でき、収納空間Sを簡単な構造で大きく確保できる。
また、メインフレーム30が、高さ方向中間近傍の位置の屈曲点60で、後方凸に屈曲することで、メインフレーム下部62を前輪14に近づけすぎることなく、メインフレーム下部62をより前方に配置できるため、前輪14とメインフレーム30とのクリアランスを確保しつつ、収納空間Sをより前方へ延ばして収納空間Sを大きく確保できる。
また、側面視において、メインフレーム30の屈曲点60よりも上方のメインフレーム上部61の後縁の延長線Lよりも前方に、収納空間Sが配置されており、メインフレーム30を前方に屈曲させることで得られる空間を、収納空間Sとして用いることができ、収納空間Sを簡単な構造で大きく確保できる。
さらに、メインフレーム30の屈曲点60より下の部位であるメインフレーム下部62が前下方に延び、メインフレーム下部62がより前方に位置することになるため、収納空間Sを大きく確保できる。
さらにまた、収納空間Sにエネルギー貯蔵箱としての燃料タンク24が配置されるため、燃料タンク24の容量を大きくできるとともに、比較的重量及び体積が大きい燃料タンク24を車体中心に配置でき、マスの集中化を図ることができる。
また、ロアフレーム32,32が、その下縁32Bが燃料タンク24の下面78Aに沿うように後方に延びるため、燃料タンク24を収容するための収納空間Sを最大限に確保できる。
また、ロアフレーム32,32が、側面視においてポンプ本体70D近傍の位置で最下点部32Aとなるように下方に凸に屈曲するため、ポンプ本体70Dをロアフレーム32,32でガードできる。結果として、燃料ポンプ70をシンプルな構造にすることができる。
また、シート20とヘッドパイプ12との間の足くぐり空間Kが屈曲点60よりも下方まで配置されるため、足くぐり空間Kの下部をより前方まで延ばして広くすることができ、自動二輪車10の乗降性を向上できる。
さらに、フタ部材31Bを設けることでフロントクロスフレーム31の左右の端部31A,31Aの剛性を向上でき、溶接部の形状に合わせて切り欠かれたロアフレーム32,32の前端部32Cをフロントクロスフレーム31の左右の端部31A,31Aに溶接するため、ロアフレーム32,32をフロントクロスフレーム31に強固に結合できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、収納空間Sには、燃料タンク24が収納されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、収納空間Sに小物入れを設け、この小物入れに運転者の携行品等の物品を収納しても良い。
また、上記実施の形態では、収納空間Sには、エネルギー貯蔵箱として、燃料タンク24が収納されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電動の鞍乗型車両の駆動モーターを駆動するバッテリーを収納空間Sに収納しても良い。
また、上記実施の形態では、フロントクロスフレーム31は、車幅方向に一本で直線的に延びるものとして説明したが、これに限らず、左右に分割されたフロントクロスフレームをメインフレーム下部62の左右の側面に車幅方向に延びるように接合しても良い。
10 自動二輪車(鞍乗型車両)
12 ヘッドパイプ
14 前輪
20 シート
24 燃料タンク(車両を構成する部品、エネルギー貯蔵箱)
30 メインフレーム
31 フロントクロスフレーム
31A,31A 端部
31B フタ部材
32,32 ロアフレーム
32A 最下点部(最下点)
32B 下縁
32C 前端部
37,37 フロアフレーム
60 屈曲点
62 メインフレーム下部(屈曲点より下の部位)
62A 下端部(メインフレームの下部)
70 燃料ポンプ
78A 下面
K 足くぐり空間
L 延長線
S 収納空間

Claims (9)

  1. 前輪(14)を含む操向系を軸支するヘッドパイプ(12)と、前記ヘッドパイプ(12)から後下方に延びるメインフレーム(30)と、前記メインフレーム(30)の下部から後方に略平行に延びる左右一対のロアフレーム(32,32)と、前記メインフレーム(30)の後方で左右一対の前記ロアフレーム(32,32)間に設けられる収納空間(S)とを備え、前記収納空間(S)に、車両を構成する部品もしくは物品が収容される鞍乗型車両において、
    前記メインフレーム(30)の下部(62A)に接続され車幅方向に延びるフロントクロスフレーム(31)を有し、前記フロントクロスフレーム(31)の左右端部(31A,31A)に前記ロアフレーム(32,32)の前端部(32C)が接続されることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記メインフレーム(30)は、高さ方向中間近傍または中間部より下方の位置の屈曲点(60)で、後方凸に屈曲していることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 側面視において、前記メインフレーム(30)の屈曲点(60)よりも上方の前記メインフレーム(30)の後縁の延長線(L)よりも前方に、前記収納空間(S)が配置されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両。
  4. 前記メインフレーム(30)の前記屈曲点(60)より下の部位(62)は、前下方に延びることを特徴とする請求項2または3記載の鞍乗型車両。
  5. 前記収納空間(S)にエネルギー貯蔵箱(24)が配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ロアフレーム(32,32)は、その下縁(32B)が側面視において前記エネルギー貯蔵箱(24)の下面(78A)に沿うように後方に延びて配置されることを特徴とする請求項5記載の鞍乗型車両。
  7. 前記エネルギー貯蔵箱(24)は、燃料ポンプ(70)を備える燃料タンク(24)であって、前記ロアフレーム(32,32)は、側面視において前記燃料ポンプ(70)近傍の位置で最下点(32A)となるように下方に凸に屈曲することを特徴とする請求項5または6記載の鞍乗型車両。
  8. 運転者が着座するシート(20)と前記ヘッドパイプ(12)との間に、運転者が乗り降りする際に足をくぐらせる足くぐり空間(K)を備え、前記足くぐり空間(K)は前記屈曲点(60)よりも下方まで配置されることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記フロントクロスフレーム(31)は車幅方向に一本で直線的に延びるパイプであり、前記フロントクロスフレーム(31)の左右の端部(31A,31A)の開口はフタ部材(31B)により閉じられ、前記ロアフレーム(32,32)は、その前端部(32C)が前記フロントクロスフレーム(31)の左右の端部(31A,31A)の後面に溶接されるものであり、前記前端部(32C)は、前記フロントクロスフレーム(31)の後面の形状に合わせて切り欠かれていることを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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