JP2012135317A5 - - Google Patents
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Description
適切な対イオンX-には、ハロゲン化水素酸のすべてのアニオン、または酢酸塩もしくはシュウ酸塩、マロン酸塩もしくはコハク酸塩などの一塩基または二塩基有機酸のアニオン やクエン酸のアニオンが含まれることが好ましい。
無機酸およびその塩を、本発明に従って、更なる添加剤として使用することもできる。リ ン酸もしくは硫酸のような無機酸のアルカリ金属との塩又はアンモニウムとの塩を使用することが好ましい。リン酸および硫酸アンモニウムを使用することが最も好ましい。
RNA、特に細胞中のmRNAを分析することによって、遺伝子の活性を直接決定することが可能である。分子生物学の最新方法、例えば実時間逆転写酵素PCRまたは遺伝子発現チップ分析による、細胞における転写パターン(mRNAパターン)の定量分析によって、例えば異常に発現した遺伝子を検出し、それによって、代謝異常、感染、または癌の発生を検出することが可能となる。例えば、PCR、RFLP、AFLP、SNPもしくはシークエンシングなどの分子生物学的方法による、細胞からのDNAの分析によって、例えば遺伝的欠陥を検出すること、またはHLAタイプおよび他の遺伝標識を決定することが可能となる。
従来技術では、凝固点を超える温度でRNAを保存するための、硫酸アンモニウムの使用もまた記述されている[WO00/06780]。この種の組成物は、RNAlaterの名称で従来技術に従って使用されている。しかしながら、この種の硫酸アンモニウム水溶液は、血液、血漿または血清中のRNAを安定化するのには適していない。上記のサンプルは高いタンパク質濃度を有するため、この種のアンモニウム塩溶液と接触するとすぐに、限られた溶解度の沈殿物が形成する[Messrs Ambion(アメリカ、テキサス州オースティン)からのRNAlater製品の情報]。
そこで、本発明の目的は、組織または血液、血漿または血清の存在下にてRNAを安定化する組成物を提供することである。
驚くべきことに、特に米国特許第5 010 183号および同第5 300 635号に開示されており、かつ本発明に従って上述の1種または複数種の添加剤と組み合わせられる化合物などのカチオン化合物と、生物サンプルの核酸を接触させた場合に、長時間にわたり核酸を安定化することができることが現在見出されている。本発明に従って問題を解決するのに適切な好ましい添加剤を表1に示す:
添加剤は、様々な濃度で安定化試薬中に存在することができる;例えば、添加剤は、安定化溶液と血液との混合物中に、容積比1:1、好ましくは3:1、濃度50mM〜飽和、好ましくは100mM〜1M、最も好ましくは200〜500mMで存在することができる。添加剤の性質に応じて、他の濃度範囲が有利であることが証明される。異なる添加剤の組み合わせを使用することも可能である。
生物サンプルから核酸を精製するために、遊離核酸または核酸を含有する細胞もしくは粒子を、例えば遠心分離または濾過によって溶液の残りから分離し、米国特許第5,010,183号、同第5,300,635号および欧州特許出願第99103457.0号に記載されているように、少量で有利に行うことができる更なる精製にかける。
例えば時間に対してhなど、ここに列挙していない略語は、当業者にはよく知られているか、あるいは従来技術におけるそれらの使用から十分によく知られているだろう。
それらが基づく図および実験の説明
図1は、異なるpHレベルを有する様々なカルボン酸バッファー中のテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウム(TTAOx)による、血液中のRNAの安定化を示す。
図2は、様々な濃度の酒石酸(pH3)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる全血中のRNAの安定化を示す。
図3は、250mM酒石酸(pH3)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる全血中のRNAの安定化を示す。
図4は、GAPDH遺伝子(A)およびIFN−γ遺伝子(B)のmRNAの放射標識プローブとのノーザンハイブリダイゼーションの結果として、酒石酸(pH3.7)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる全血中のRNAの安定化を示す。
図5は、酒石酸(pH3.7)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血液中のDNAの安定化を示す。
細胞RNAの他に、白血球由来のゲノムDNAもまた、ここで開発された方法によって安定化し、次いでシリカ膜に結合させることによって単離することができる。 図5は、72時間保存した後でさえ、高分子DNA(長さ>20kB)が単離されることを示している。
図6は、ゲノムDNAを酵素反応に使用した場合の結果を示す。24時間または72時間保存した後に単離したDNA(実施例5を参照のこと)を様々な酵素反応に使用する。
A.制限酵素EcoRI(E)またはHindIII(H)6Uを使用して、DNA2μgを37℃にて3時間切断し、次いで0.8%アガロース/TBEゲル上で分離する。いずれの場合も対照として、未切断のDNAを適用する。
B.ゲノムDNAのアリコート150ngおよび300ngをPCR反応に使用する(総容積50μl)。その反応では、hugl(巨大な幼虫のヒトホモローグ)遺伝子の長さ1.1kB断片を増幅する。そのPCR産物を1.2%アガロース/TBEゲル上で分離する。
図7は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血漿中のRNAの安定化を示す。サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート30μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表2に示す。
図8は、酒石酸またはタルトロン酸と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血漿中のRNAの様々な期間にわたる安定化を示す。
サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート30μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表3に示す。
図9は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血漿1ml中のRNAの安定化を示す。
サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート30μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表4に示す。
図10は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによるLeLa細胞中のRNAの安定化を示す。
サンプルは、二重測定で調製し、サンプル14、40、66および92は一重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表5に示す。
図11は、異なる量のHeLa細胞中のRNAの安定化を示す。サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表7に示す。
図12は、マクロファージ中のRNAの安定化を示す。サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表9に示す。
図13は、培養液を除去しない、Hela付着細胞中のRNAの安定化を示す。溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表13に示す。
図14は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる腎組織中のRNAの安定化を示す。
サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表12に示す。
図15は、RNAの安定化および単離と同様な、DNAの安定化および単離を示す。溶出液のアリコート40μlを0.8%アガロース−TBEゲルで分離する。問題のサンプルは実施例15に記述する。
それらが基づく図および実験の説明
図1は、異なるpHレベルを有する様々なカルボン酸バッファー中のテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウム(TTAOx)による、血液中のRNAの安定化を示す。
図2は、様々な濃度の酒石酸(pH3)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる全血中のRNAの安定化を示す。
図3は、250mM酒石酸(pH3)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる全血中のRNAの安定化を示す。
図4は、GAPDH遺伝子(A)およびIFN−γ遺伝子(B)のmRNAの放射標識プローブとのノーザンハイブリダイゼーションの結果として、酒石酸(pH3.7)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる全血中のRNAの安定化を示す。
図5は、酒石酸(pH3.7)で緩衝したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血液中のDNAの安定化を示す。
細胞RNAの他に、白血球由来のゲノムDNAもまた、ここで開発された方法によって安定化し、次いでシリカ膜に結合させることによって単離することができる。 図5は、72時間保存した後でさえ、高分子DNA(長さ>20kB)が単離されることを示している。
図6は、ゲノムDNAを酵素反応に使用した場合の結果を示す。24時間または72時間保存した後に単離したDNA(実施例5を参照のこと)を様々な酵素反応に使用する。
A.制限酵素EcoRI(E)またはHindIII(H)6Uを使用して、DNA2μgを37℃にて3時間切断し、次いで0.8%アガロース/TBEゲル上で分離する。いずれの場合も対照として、未切断のDNAを適用する。
B.ゲノムDNAのアリコート150ngおよび300ngをPCR反応に使用する(総容積50μl)。その反応では、hugl(巨大な幼虫のヒトホモローグ)遺伝子の長さ1.1kB断片を増幅する。そのPCR産物を1.2%アガロース/TBEゲル上で分離する。
図7は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血漿中のRNAの安定化を示す。サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート30μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表2に示す。
図8は、酒石酸またはタルトロン酸と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血漿中のRNAの様々な期間にわたる安定化を示す。
サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート30μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表3に示す。
図9は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる血漿1ml中のRNAの安定化を示す。
サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート30μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表4に示す。
図10は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによるLeLa細胞中のRNAの安定化を示す。
サンプルは、二重測定で調製し、サンプル14、40、66および92は一重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表5に示す。
図11は、異なる量のHeLa細胞中のRNAの安定化を示す。サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表7に示す。
図12は、マクロファージ中のRNAの安定化を示す。サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表9に示す。
図13は、培養液を除去しない、Hela付着細胞中のRNAの安定化を示す。溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表13に示す。
図14は、様々な添加剤と混合したテトラデシルトリメチルシュウ酸アンモニウムによる腎組織中のRNAの安定化を示す。
サンプルはすべて、二重測定で調製する:溶出液のアリコート20μlを1%アガロース−ホルムアルデヒド−MOPSゲルで分離する。問題のサンプルを表12に示す。
図15は、RNAの安定化および単離と同様な、DNAの安定化および単離を示す。溶出液のアリコート40μlを0.8%アガロース−TBEゲルで分離する。問題のサンプルは実施例15に記述する。
この実験に使用する溶液を調製するために、30%テトラデシルトリメチルシュウ酸アン モニウムの原液を、0.5M酒石酸(pH3または4)またはタルトロン酸(pH3また は4)またはリン酸(pH3または4)の原液と混合して、4%テトラデシルトリメチル シュウ酸アンモニウムおよび200mM添加剤の最終濃度とする。
このように調製したすべての溶液のアリコート1mlを2mlエッペンドルフチューブに入れる。例えば、市販のRNA単離キット(例えば、QIAGEN社によりRNA単離キットとして市販のRNeasy(登録商標)Maxi−Kits)を用いて予め単離された、HeLa細胞由来の全RNA15μgをエッペンドルフチューブの蓋にピペッティングする。ヒト血漿1mlをその溶液に添加し、チューブの蓋を閉め、チューブを迅速に5回反転して液体を混合する。そのサンプルを室温(約20〜25℃)で3日間保存する。すべての実験を二重測定で行う。
このように調製したすべての溶液のアリコート1mlを2mlエッペンドルフチューブに入れる。例えば、市販のRNA単離キット(例えば、QIAGEN社によりRNA単離キットとして市販のRNeasy(登録商標)Maxi−Kits)を用いて予め単離された、HeLa細胞由来の全RNA15μgをエッペンドルフチューブの蓋にピペッティングする。ヒト血漿1mlをその溶液に添加し、チューブの蓋を閉め、チューブを迅速に5回反転して液体を混合する。そのサンプルを室温(約20〜25℃)で3日間保存する。すべての実験を二重測定で行う。
保存後、サンプルを10000×gで3分間遠心分離し、上清を除去する。例えばQIAGEN社製RTLバッファーなどの標準市販のイソチオシアン酸グアニジウムバッファー600μl中に、ボルテックスすることによってペレットを溶解する。次いで、70%エタノール1容積(600μl)を添加し、繰り返しピペットで取り、移すことによって、または約5秒間にわたりボルテックスすることによって、成分を混合する。次いで、例えばQIAGEN社製RNeasyカラムなどのシリカ膜を含有する標準市販のスピンカラムにライセートを適用し、遠心することによって(10000×gで1分)膜に通す。RNAはその膜に結合した状態であり、次いで、実施例14に記載のように単離することができる。スルーフロー(throughflow)(約1200μl)を回収し、100%エタノール200μlと合わせて、ボルテックスすることによって混合する。これらのサンプルを再度、例えばQIAGEN社製QIAampカラムなどのシリカ膜を含有する標準市販のスピンカラムに適用し、遠心することによって(10000×gで1分)膜に通す。DNAは膜に結合した状態であり、次いで、標準市販のイソチオシアン酸グアニジウム含有第1洗浄バッファー、例えばQIAGEN社製バッファーRW1で洗浄し、次いでアルコール含有第2洗浄バッファー、例えばQIAGEN社製バッファーRPEで洗浄する。洗浄バッファーをそれぞれ、遠心することによって(10000×gで1分)膜に通す。アルコール含有第2洗浄バッファーでの洗浄を少量で繰り返し、遠心することによって(最大2分の回転数、この場合では20000×g)膜を同時に乾燥させる。溶出液については、膜から精製DNAを引き離すために、水200μlを膜上にピペッティングし、室温で1分間インキュベートする。その溶出液を、遠心することによって(10000×gで1分)膜に通し、溶出段階をもう一度繰り返し、溶出を完了する。
単離されたDNAを、臭化エチジウムで染色されたアガロースゲル上で分析する。これを行うために、例えば、0.8%アガロース−TBEゲルを調製する。サンプル1〜4のアリコート40μlを使用し、サンプル5〜9のアリコート20μlを使用する。その結果を図15に示す。
レーン1および2は、実施例15に従って単離した全DNAを表す。レーン3および4は、参照としての全DNA0.1μgおよび0.5μgをそれぞれ表し、使用したアガロースゲルにおいてインタクトなゲノムDNAの流れ特性を示している。レーン5は、予め保存することなく、市販の単離キット(Messrs QIAGEN GmbHのQIAamp(登録商標)Mini Kits)を用いて、凍結ラット腎臓10mgから単離した全DNAを表している(=ポジティブコントロール)。使用したネガティブコントロールは、1日保存した後、溶媒を添加していない、つまり乾いた腎臓組織、または蒸留水中の腎臓組織10mgから、QIAGEN社製QIAamp(登録商標)Mini Kitsを用いて単離された全DNAであった。このDNAは、レーン6および7(乾燥保存)において、かつレーン8および9(A.dest中で保存)において示される。
Claims (31)
- (分割出願)
生物材料中の核酸を安定化するための核酸保存安定化組成物であって、
一般式:
Y+R1R2R3R4X-
(式中、Yは、窒素またはリンを示し、
R1、R2、R3およびR4は互いに独立して、分枝もしくは非分枝C1〜C20アルキル基ま たはC6〜C20アリール基またはC6〜C26アラルキル基を示し、
X-は、無機もしくは有機の一塩基酸または多塩基酸のアニオンを示す)で示されるカチオン化合物と、
有機酸から選ばれる少なくとも1種類のプロトン供与体と、を含有する組成物。 - 生物材料中の核酸を安定化するための核酸保存安定化組成物であって、
一般式:
Y+R1R2R3R4X-
(式中、Yは、窒素またはリンを示し、
R1、R2、R3およびR4は互いに独立して、分枝もしくは非分枝C1〜C20アルキル基またはC6〜C20アリール基またはC6〜C26アラルキル基を示し、
X-は、無機もしくは有機の一塩基酸または多塩基酸のアニオンを示す)で示されるカチオン化合物と、
リン酸もしくは硫酸、およびリン酸もしくは硫酸のアルカリ金属塩またはリン酸もしくは 硫酸のアンモニウム塩からなる群より選ばれる少なくとも1種類のプロトン供与体と、を含有し、
前記プロトン供与体が硫酸のアンモニウム塩のときは濃度50mM〜500mMで存在す る組成物。 - Yが窒素を示すことを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- R 1 が、炭素原子12個、14個、もしくは16個を有する高級アルキル基を示し、かつ R 2 、R 3 およびR 4 がいずれの場合も、メチル基を示すことを特徴とする、請求項1から 3のいずれか一項に記載の組成物。
- アニオンX - が、ハロゲン化水素酸のアニオンまたは一塩基もしくは二塩基有機酸もしく はクエン酸のアニオンから選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記アニオンX - が、臭化物、塩化物、リン酸塩、硫酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、プロピオン 酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩またはクエン酸塩を含む群のアニオンから選 択されることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
- 前記プロトン供与体が、飽和脂肪族モノカルボン酸、不飽和アルケニル−カルボン酸、飽 和および/または不飽和脂肪族C 2 〜C 6 ジカルボン酸、脂肪族ケトカルボン酸またはアミ ノ酸の中から、単独でまたは組み合わせて選択されることを特徴とする、請求項1から6 のいずれか一項に記載の組成物。
- C 1 〜C 6 アルキルカルボン酸、n−オクタン酸、n−デカン酸、またはn−ドデカン酸( ラウリン酸)または前述の酸の混合物が、前記脂肪族モノカルボン酸として使用されるこ とを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- アクリル酸(プロペン酸)、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸およびビニル酢 酸または前述の酸の混合物が、脂肪族アルケニル−カルボン酸として使用されることを特 徴とする、請求項7に記載の組成物。
- シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸またはアジピン酸または前述の酸の混合物の 中から選択されるジカルボン酸が、飽和脂肪族C 2 〜C 6 ジカルボン酸として使用されるこ とを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- 脂肪族ジカルボン酸、または前述の酸の混合物が、プロトン供与体として使用されること を特徴とする、請求項10に記載の組成物。
- 脂肪族ヒドロキシ−ジ−およびトリ−カルボン酸、または前述の酸の混合物が、プロトン 供与体として使用されることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- 不飽和ジカルボン酸、または前述の酸の混合物が、プロトン供与体として使用されること を特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- 不飽和トリカルボン酸、またはこれらの酸の混合物が、プロトン供与体として使用される ことを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- 脂肪族ケトジカルボン酸、または前述の酸の混合物が、プロトン供与体として使用される ことを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- アミノ酸、または前述の酸の混合物が、プロトン供与体として使用されることを特徴とす る、請求項7に記載の組成物。
- それが水溶液中に存在することを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の 組成物。
- 前記カチオン化合物が、0.01重量%から飽和の範囲の濃度であることを特徴とする、 請求項17に記載の組成物。
- 前記の個々の成分が任意に、水溶液中で合わされ、かつ混合されることを特徴とする、請 求項1から18のいずれか一項に記載の組成物のうちの1種類を調製する方法。
- 核酸を単離かつ/または安定化するための、請求項1から18のいずれか一項に記載の組 成物の使用。
- 核酸として、リボ核酸(RNA)およびデオキシリボ核酸(DNA)が安定化されること を特徴とする、請求項20に記載の使用。
- 核酸として、ヌクレオチドモノマー、オリゴマー、プラスミドの形で、ウイルスおよび/ または細菌DNAおよびRNA、ならびに動物および植物細胞または他の真核生物由来の ゲノムおよび非ゲノムDNAおよびRNAの形で、リボ核酸(RNA)およびデオキシリ ボ核酸(DNA)が安定化されることを特徴とする、請求項21に記載の使用。
- 核酸として、処理および未処理状態のmRNA、tRNA、mRNA、rRNAおよびc DNAが安定化されることを特徴とする、請求項22に記載の使用。
- 請求項1から18のいずれか一項に記載の組成物を含有する診断用組成物。
- 請求項1から18のいずれか一項に記載の組成物を含む、核酸を安定化するためのキット 。
- 任意に他の賦形剤と共に、核酸を含む生物サンプルと、請求項1〜18のいずれか一項に 記載の組成物とを含有する混合物。
- 前記混合物のpHが、2〜12の範囲であることを特徴とする、請求項26に記載の混合 物。
- ウイルスまたは細菌を含んでもよい前記生物サンプルが、血液、血漿または血清であるこ とを特徴とする、請求項26に記載の混合物。
- 前記混合物のpHが、2〜6の範囲であることを特徴とする、請求項28に記載の混合物 。
- ウイルスまたは細菌を含んでもよい前記生物サンプルが、吸引液、細胞、組織または細菌 の形をとることを特徴とする、請求項26に記載の混合物。
- 前記混合物のpHが、3〜10の範囲であることを特徴とする、請求項30に記載の混合 物。
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