JP2012114321A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飽和電流のばらつきを抑制でき、飽和電流の調整を容易とし、かつ大電流が流れるときの電流を抑制できる半導体装置を提供することである。
【解決手段】縦型のトレンチゲート構造のIGBTにおいて、半導体基板1の主表面MSにおいてn型エミッタ領域4は所定方向に延在しており、ゲート電極層7を内部に有する溝1aはn型エミッタ領域4と交差する方向に延在している。主表面MSにおいてp型ベース領域3とn型エミッタ領域4との双方が溝1aの壁面に接している。主表面MSにおいてp型ベース領域3およびn型エミッタ領域4の境界とコンタクトホール11aの端部との間に層間絶縁層11が位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、縦型の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを有する半導体装置に関するものである。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などに代表される電力半導体素子は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の高速動作とバイポーラトランジスタの低オン電圧の特性とを兼ね備えており、インバータなどの電力変換装置に広く用いられる。
近年、トレンチゲート構造を持つIGBTの開発により、オン電圧とスイッチングロスとの低減が進んでいる。さらに、キャリア蓄積層を備えた改良型のIGBTやIEGT(Injection Enhanced Gate Transistor)の出現により、チップの縦方向のキャリア分布の最適化が図れるようになり、さらなるオン電圧とスイッチングロスの低減が可能となっている(たとえば、特許文献1参照)。
上述した構造により、IGBTが動作する際の発熱量を小さくでき、電流密度の向上が可能となっている。これによりチップサイズを小さくできるため、チップコストが低減し、それを搭載するIGBTモジュールを小型化できるという様々なメリットがある(たとえば、特許文献1参照)。
トレンチゲート構造のIGBTが開発される以前は、主にIGBT動作時の発熱量によりチップサイズが制約されていた。しかし、近年は動作時の発熱量が抑制されたことにより、IGBTを搭載したパッケージの冷却技術ばらつきによってチップサイズが制約されるようになってきている。
以下、その理由について述べる。IGBTが短絡状態になり大電流が流れた場合、通常、制御回路が短絡電流を検出し、ゲート電圧を低下させることで電流を遮断する。しかし、制御系が短絡電流を検出した後、電流を遮断するまでの間には、数μsec.の時間が必要となる。このため、この間にチップが破壊しないように設計を行う必要がある。
次に飽和電流が小さすぎる場合は、短絡状態になっても制御回路が短絡状態を認識することができず、電流が遮断できない。そうすると短絡電流が長時間流れ続け、その発熱によりチップが破壊する。したがって、飽和電流値を所定の範囲内に収める必要がある。
飽和電流のばらつきが大きい場合、飽和電流が大きい方にばらついた場合でもチップが破壊しないように、単位面積あたりの飽和電流が小さくなるようにMOS部の設計を行う必要がある。この場合、必要な電流を得るためにはチップ面積を大きくしなければならなくなる。
飽和電流値を決定する主なパラメータとして、ゲートの閾値電圧Vge(th)が挙げられる。Vge(th)の値が小さいと飽和電流は小さくなる。したがって、Vge(th)のばらつきを抑えることにより、飽和電流のばらつきが抑えられる。
特開2001−15738号公報
しかし、トレンチゲート構造のIGBTでは、Vge(th)の値が同一であっても、トレンチ開口寸法のばらつきや、トレンチ形成工程とエミッタ形成工程のリソグラフィのマスクの重ね合わせずれにより、飽和電流が変化する。つまり、上記構造のIGBTでは、Vge(th)のばらつきを小さくしても、プレーナー型のIGBTに比べて飽和電流のばらつきが大きくなる。特に、キャリア蓄積層を有するトレンチゲート構造のIGBTの場合、その傾向が顕著である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、飽和電流のばらつきを抑制でき、飽和電流の調整を容易とし、かつ大電流が流れるときの電流を抑制できる半導体装置を提供することである。
本発明の半導体装置は、縦型の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを有する半導体装置であって、半導体基板と、第1導電型の第1の領域と、第2導電型のベース領域と、第1導電型のエミッタ領域と、ゲート絶縁層と、ゲート電極層と、絶縁層とを備えている。半導体基板は主表面を有している。第1導電型の第1の領域は半導体基板内に形成されている。第2導電型のベース領域は、半導体基板内において第1の領域とpn接合を構成し、かつ主表面に位置する部分を有するように形成されている。第1導電型のエミッタ領域は、半導体基板内においてベース領域とpn接合を構成し、かつ主表面において所定方向に延在している。半導体基板には、主表面においてエミッタ領域と交差する方向に延在し、かつ主表面からエミッタ領域とベース領域とを貫通して第1の領域に達する溝が形成されている。ゲート絶縁層は溝の壁面に沿って形成されている。ゲート電極層は、溝の内部に形成され、かつ第1の領域とエミッタ領域とに挟まれるベース領域の部分にゲート絶縁層を介在して対向している。絶縁層は主表面上に形成されている。ベース領域とエミッタ領域との双方が主表面において溝の壁面に接している。絶縁層には、エミッタ領域に達する第1の孔と、ベース領域に達する第2の孔とが形成されている。第1の孔と第2の孔とは、溝が主表面において延在する延在方向に沿って絶縁層を挟んで互いに隣り合って配置されており、主表面においてベース領域およびエミッタ領域の境界と第1の孔の端部との間に絶縁層が位置している。
本発明によれば、ベース領域とエミッタ領域との双方が主表面において溝の壁面に接しており、主表面においてベース領域およびエミッタ領域の境界と第1の孔の端部との間に絶縁層が位置している。このため、飽和電流のばらつきを抑制することができ、飽和電流の調整が容易となり、かつ大電流が流れるときの電流を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す平面図である。 図1のII−II線に沿う概略断面図である。 図1のIII−III線に沿う概略断面図である。 図1のIV−IV線に沿う概略断面図である。 比較例1の構成を概略的に示す平面図である。 図5のVI−VI線に沿う概略断面図である。 図5のVII−VII線に沿う概略断面図である。 図5のVIII−VIII線に沿う概略断面図である。 比較例2の構成を概略的に示す平面図である。 図9のX−X線に沿う概略断面図である。 比較例と対比して本発明の実施の形態1の作用効果を説明するための図であって、比較例1の概略平面図(A)と、比較例2の概略平面図(B)と、本発明の実施の形態1の平面図(C)である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す断面図であって、図1のII−II線に対応する断面を示す図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を概略的に示す断面図であって、図1のIV−IV線に対応する断面を示す図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成の変形例を概略的に示す断面図であって、図1のIV−IV線に対応する断面を示す図である。 本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を概略的に示す断面図であって、図1のIV−IV線に対応する断面を示す図である。 半導体基板の主表面においてエミッタ領域がトレンチと直交せずに斜めに交差する場合の構成を示す平面図である。 層間絶縁層に形成されたコンタクトホールの変形例を示す概略平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず本実施の形態の半導体装置の構成について図1〜図4を用いて説明する。
図1〜図4を参照して、本実施の形態の半導体装置は縦型でトレンチゲート構造のIGBTを有している。そのIGBTは、半導体基板1に形成されており、n型領域(第1の領域)2と、p型ベース領域3と、n型エミッタ領域4と、p型コレクタ領域5と、ゲート絶縁層6と、ゲート電極層7と、エミッタ電極12と、コレクタ電極13とを主に有している。
半導体基板1は主表面MSとその反対側の裏面BSとを有し、かつn型の半導体基板を用いて形成されている。n型領域2は半導体基板1の内部に形成されている。p型ベース領域3は、半導体基板1内においてn型領域2とpn接合を構成し、かつ主表面MSに位置する部分を有するように形成されている。n型エミッタ領域4は、p型ベース領域3とpn接合を構成し、かつ半導体基板1の主表面MSに形成されている。
半導体基板1は、主表面MSに形成された複数の溝1aを有している。複数の溝1aの各々は半導体基板1の主表面MSからn型エミッタ領域4とp型ベース領域3とを貫通してn型領域2に達するように形成されている。
ゲート絶縁層6は、複数の溝1aの各々の壁面に沿って形成されている。ゲート電極層7は、複数の溝1aの各々の内部を埋め込むように形成されている。このゲート電極層7は、n型領域2とn型エミッタ領域4とに挟まれるp型ベース領域3の部分にゲート絶縁層6を介在して対向している。
上記のn型領域2、p型ベース領域3、n型エミッタ領域4、ゲート絶縁層6およびゲート電極層7とによりIGBTのMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタ部が構成されている。
p型コレクタ領域5は、半導体基板1の主表面MSの反対側の裏面BSに形成されており、かつn型領域2のn型領域2とpn接合を構成している。このp型コレクタ領域5、n型領域2およびp型ベース領域3とによりIGBTのバイポーラトランジスタ部が構成されている。
半導体基板1の主表面MS上を覆うように、層間絶縁層(絶縁層)11が形成されている。この層間絶縁層11には、n型エミッタ領域4に達するコンタクトホール(第1の孔)11aと、p型ベース領域3に達するコンタクトホール(第2の孔)11bとが形成されている。エミッタ電極12は、コンタクトホール11a、11bを通じてn型エミッタ領域4およびp型ベース領域3の双方に電気的に接続するように層間絶縁層11上に形成されている。
コレクタ電極13は、半導体基板1の裏面BS上に形成されており、かつp型コレクタ領域5に電気的に接続されている。
図1を参照して、n型エミッタ領域4は、半導体基板1の主表面MSにおいて所定方向(図中横方向)に直線状に延在している。複数の溝1aの各々は、主表面MSにおいてn型エミッタ領域4と交差する方向(たとえば直交する方向:図中縦方向)に直線状に延在している。
主表面MSにおいて2つの溝1aに挟まれる領域には、n型エミッタ領域4とp型ベース領域3とが交互に配置されている。これにより、複数のn型エミッタ領域4はストライプ状(縞状)に配置されており、p型ベース領域の複数の主表面に位置する部分もストライプ状(縞状)に配置されている。
p型ベース領域3とn型エミッタ領域4との双方は、主表面MSにおいて溝1aの壁面に接している。このため、複数のn型エミッタ領域4のうち互いに隣り合う2つのn型エミッタ領域4の間はp型ベース領域3により分離されており、互いにn型の領域によって接続されてはいない。
コンタクトホール11aとコンタクトホール11bとは、溝1aが主表面MSにおいて延在する延在方向(図中縦方向)に沿って互いに隣り合って配置されている。互いに隣り合うコンタクトホール11aとコンタクトホール11bとは層間絶縁層11によって互いに分離されている。これにより、主表面MSにおいてp型ベース領域3およびn型エミッタ領域4の境界とコンタクトホール11aの端部との間には距離L1(またはL2)の間隔があり、この間隔には層間絶縁層11が位置している。また主表面MSにおいてp型ベース領域3およびn型エミッタ領域4の境界とコンタクトホール11bの端部との間には距離L3(またはL4)の間隔があり、この間隔には層間絶縁層11が位置している。
次に、本実施の形態の半導体装置の作用効果について2つの比較例と対比して説明する。
まず縦型でトレンチゲート構造のIGBTの飽和電流ばらつきの要因について図5〜図8に示す比較例1を用いて説明する。図5〜図8を参照して、比較例1の構成は、主表面MSの2つの溝1aに挟まれる領域においてn型エミッタ領域4が梯子状の平面形状を有している点、およびp型ベース領域3とn型エミッタ領域4との双方に達するコンタクトホール11Aが層間絶縁層11に形成されている点とにおいて、本実施の形態とは異なっている。
この比較例1においては、n型エミッタ領域4は、溝1aの延在方向に交差する方向に延びる領域4aと、溝1aの延在方向に沿って延びる領域4bとを有することにより梯子状に構成されている。またコンタクトホール11Aは、複数のp型ベース領域3および複数のn型エミッタ領域4a上において連続的に延びている。これによりコンタクトホール11Aは、複数のp型ベース領域3の主表面に位置する部分と複数のn型エミッタ領域4aとのそれぞれに達するように連続的に延びている。このためエミッタ電極12は複数のn型エミッタ領域4aとp型ベース領域3とに電気的に接続されている。
なお、これ以外の比較例1の構成は上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
この比較例1においてIGBTがオン状態になったとき、電子は図7の矢印A1に示すようにエミッタ電極12からコンタクトホール11Aを通じてn型エミッタ領域4aへ渡り、さらにp型ベース領域3内の溝1aに沿って形成されるチャネル領域(図示しない)を通ってn型領域2へ入りコレクタ電極13へと進む。
ここで図5に示すようにn型エミッタ領域4bのうち、n型エミッタ領域4aとn型エミッタ領域4bとの接続点P1からの距離Lが大きい部分P2では、エミッタ拡散抵抗(エミッタバラスト抵抗)と電子電流の積による電圧ドロップが発生する。この部分P2では、ゲートの実質的な印加電圧が低下することとなり、飽和電流が流れにくくなる。
上記構造においては、n型エミッタ領域4aの間隔Sを変えることでエミッタバラスト抵抗が変化する。このため、飽和電流値の設計を行いやすく、さらには大電流が流れるとバラスト抵抗による電圧ドロップが大きくなり電流を抑制するメリットもある。
しかし、製造工程の中で図11(A)に示すように溝1aの開口寸法W2が小さくなった場合、溝1aに平行に形成されたn型エミッタ領域4bの幅W1が大きくなる。このときエミッタバラスト抵抗が小さくなるため飽和電流が大きくなる。逆に、溝1aの開口寸法W2が大きくなった場合には、飽和電流が小さくなる。つまり、溝1aの開口寸法W2のばらつきにより、溝1aに平行に形成されたn型エミッタ領域4bの幅W1がばらつき、その結果、飽和電流がばらつくという問題があった。
このばらつきを抑えるため、図9および10に示すように、図5〜図8に示す比較例1の構成から溝1aに平行に形成されるn型エミッタ領域4bをなくした比較例2の構造も考えられる。なお図9のVII−VII線に沿う概略断面図は図7の構成と同じであり、また図9のVIII−VIII線に沿う概略断面図は図8の構成と同じである。また比較例2の構成は、n型エミッタ領域4bをなくした点以外は比較例1の構成とほぼ同じであるため、比較例1と同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
この比較例2の構造では、上記のn型エミッタ領域4bが形成されていないため溝1aの開口寸法がばらついてもエミッタバラスト抵抗が変化しない。よって、飽和電流のばらつきが非常に小さくなる。しかし比較例2では、図11(B)に示すようにn型エミッタ領域4のみを設けてn型エミッタ領域4bを設けていないため、エミッタバラスト抵抗が無く、それゆえにエミッタバラスト抵抗で飽和電流を調整することができずその調整が困難になるとともに、大電流が流れるときにその電流の抑制が困難になる。
なお図11(A)、(B)中の矢印は飽和電流を形成するキャリア(電子)の移動方向を示している。
一方、本実施の形態の構成では、図11(C)に示すように溝1aと平行に延びるn型エミッタ領域が形成されていない。そして主表面MSにおいて溝1aの延在方向のn型エミッタ領域4の幅はコンタクトホール11aの幅よりも大きい。このため、主表面MSにおいて溝1aの延在方向におけるコンタクトホール11aの両側(図中上下側)にはn型エミッタ領域4の外側の領域4B(格子状ハッチングの領域)が存在している。この外側の領域4Bがエミッタバラスト抵抗の領域となる。このため本実施の形態では、比較例1と比較してエミッタバラスト抵抗となる領域が小さくできるため、溝1aの開口寸法がばらついた場合や、溝1aを形成する工程とn型エミッタ領域4を形成する工程とにおいてマスクの重ね合わせずれが生じた場合でも、飽和電流のばらつきを小さく抑えることができる。
なお図5に示す比較例1においても、n型エミッタ領域4aの間隔Sを小さくすることでエミッタバラスト抵抗を小さくすることができる。しかし、この間隔Sを小さくするとスイッチングオフする際に、破壊が生じやすくなるという問題がある。IGBTはバイポーラトランジスタであるため、キャリアとしては電子とホールが寄与する。パワーデバイスはスイッチング素子として使用され、電流をオフする際、このキャリアを取り除く必要がある。キャリアを消失するには、再結合など自然に消滅するモードもあるが、グランド(GND)電位を印加されたエミッタ電極12からキャリアを逃す必要がある。そして、n型エミッタ領域4a同士の間に挟まれたp型コンタクト領域(p型ベース領域3のうちエミッタ電極と接続される領域)は、エミッタ電極12付近に存在するホールがそのエミッタ電極12に到達するまでのパスとなる。このため、n型エミッタ領域4aの間隔Sを小さくすると、このパスが狭くなるため、スイッチングオフ時に破壊が生じやすくなる。
また本実施の形態の構成では、図11(C)に示すようにn型エミッタ領域4の外側の領域4B(格子状ハッチングの領域)にエミッタバラスト抵抗がある。このため、エミッタバラスト抵抗で飽和電流を調整でき、大電流が流れるときもそのエミッタバラスト抵抗で電流の抑制が可能となり、短絡破壊耐量を向上させることができる。
なおエミッタバラスト抵抗は、正確にはn型エミッタ領域4上における溝1aの側壁に形成されたチャネルからコンタクトホール11aまでの領域の抵抗となるが、実効的に効いてくるエミッタバラスト抵抗は図11(C)の領域4B(格子状ハッチングの領域)となる。
(実施の形態2)
図1、図12および図13を参照して、本実施の形態の構成は、エミッタ電極12の構成において実施の形態1の構成と異なる。本実施の形態のエミッタ電極12は、第1の導電層12aと、第2の導電層12bとを有している。第1の導電層12aはコンタクトホール11aの内部に配置されている。第2の導電層12bは第1の導電層12aに電気的に接続され、かつコンタクトホール11b内に形成されるとともに層間絶縁層11上に配置されている。
第1の導電層12aと第2の導電層12bとは互いに異なる導電率を有している。第1の導電層12aは第2の導電層12bよりも低い導電率を有している。具体的には第1の導電層12aがたとえばタングステン(導電率:18.9×106/m・Ω)よりなり、第2の導電層12bがたとえばアルミニウム(導電率:37.7×106/m・Ω)よりなっている。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、短絡破壊耐量を向上させるとともに、飽和電流の調整を容易とし、かつ大電流が流れるときの電流の制御を容易にすることができる。
またコンタクトホール11aの内部に導電率の低い第1の導電層12aが形成されている。このため、エミッタバラスト抵抗をより大きくすることができ、結果的にIGBTの伝達特性を小さくでき、短絡状態になったときに大電流が流れるのをより防止することができる。
図12および図13では、コンタクトホール11a内にのみ第1の導電層12aが形成された構成について説明したが、第1の導電層12aは図14に示すようにコンタクトホール11aだけでなくコンタクトホール11b内に形成されていてもよい。この構成でも、図12および図13の構成と同様な効果が得られる。
(実施の形態3)
図1、図12および図13を参照して、本実施の形態の構成は、エミッタ電極12の第1の導電層12aの構成において実施の形態2の構成と異なる。本実施の形態の第1の導電層12aは、不純物が導入された多結晶シリコンよりなっており、多結晶シリコンへのイオン注入処理により第1の導電層12aの導電率を制御することができる。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は上述した実施の形態2の構成とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
実施の形態2の構成ではエミッタバラスト抵抗の選択は第1の導電層12aの材料の物性値のみからとなるが、本実施の形態では第1の導電層12aの導電率をイオン注入量で制御できることから、エミッタバラスト抵抗値の選択幅を広げることができる。
なお実施の形態3におけるコンタクトホール11bの第1の導電層12aが、不純物が導入された多結晶シリコンよりなっていてもよい。
(実施の形態4)
図15を参照して、本実施の形態の構成は、n型エミッタ領域4の構成およびp型ベース領域3の構成において図14に示す実施の形態2の構成と異なる。本実施の形態のn型エミッタ領域4は、低濃度n型領域(第2の領域)4qと、高濃度n型領域(第3の領域)4pとを有している。低濃度n型領域4qはコンタクトホール11aの直下の主表面MSに位置している。高濃度n型領域4pは、低濃度n型領域4qに接続されて低濃度n型領域4qの周囲を取り囲み、かつ低濃度n型領域4qよりも高いn型不純物濃度を有している。
またp型ベース領域3は、高濃度p型領域(第4の領域)3bと、低濃度p型領域(第5の領域)3aとを有している。高濃度p型領域3bはコンタクトホール11bの直下の主表面MSに位置している。低濃度p型領域3aは、高濃度p型領域3bに接続されて高濃度p型領域3bの周囲を取り囲み、かつ高濃度p型領域3bよりも低いp型不純物濃度を有している。
本実施の形態のn型エミッタ領域4の構成およびp型ベース領域3は以下のように製造される。
まず図15においてn型領域2の上に低濃度p型領域3aが形成され、その低濃度p型領域3aの表面に高濃度n型領域4pが形成される。そして半導体基板1の主表面MS上に層間絶縁層11が形成され、その層間絶縁層11が通常のフォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によりパターニングされてコンタクトホール11a、11bが層間絶縁層11に形成される。この後、このコンタクトホール11a、11bを通じて半導体基板1の主表面MSにp型のドーパントがイオン注入される。
これにより、コンタクトホール11aの直下の主表面MSにおいては、注入されたp型ドーパントによって高濃度n型領域4p中のn型キャリアが相殺されて、n型キャリア濃度が減少した低濃度n型領域4qが形成される。またコンタクトホール11bの直下の主表面MSにおいては、注入されたp型ドーパントによって低濃度p型領域3a中のp型キャリアが増加されて高濃度p型領域3bが形成される。
なお本実施の形態の低濃度p型領域3aは実施の形態1〜3のp型ベース領域3と実質的に同じ不純物濃度分布を有しており、本実施の形態の高濃度n型領域4pは実施の形態1〜3のn型エミッタ領域4と実質的に同じ不純物濃度分布を有している。
上記のイオン注入されるp型ドーパントの濃度は、コンタクトホール11a直下の高濃度n型領域4p内がp型に反転しないように制御される必要があるため、高濃度n型領域4pのn型不純物濃度よりも低くなければならない。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は上述した実施の形態2の構成とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、低濃度n型領域4qの存在により、エミッタバラスト抵抗が高くなり、より効果的に短絡破壊耐量を向上することができる。さらにp型ドーパントのイオン注入量によって低濃度n型領域4qの導電率を制御できることから、エミッタバラスト抵抗の選択幅を広げることができる。
(変形例)
上記の実施の形態1〜4においては、n型エミッタ領域4(または4a)は半導体基板1の主表面MSにおける溝1aの延在方向に対して直交する方向に延在する場合について説明したが、図16に示すようにn型エミッタ領域4(または4a)は溝1aの延在方向に対して傾斜して延在していてもよい。つまりn型エミッタ領域4(または4a)は、溝1aの延在方向に対して垂直な下層の直線C−Cに対して角度θをもって傾斜していてもよい。
この場合、n型エミッタ領域4のエミッタバラスト抵抗となる領域4Bは、半導体基板1の主表面においてコンタクトホール11aの溝1aの延在方向の両側(図中上下側)においてn型エミッタ領域4が延在する方向に沿って延びる領域(格子状ハッチングの領域)となる。
また上記の実施の形態1〜3においては、コンタクトホール11aと、その両側のコンタクトホール11bとのそれぞれが層間絶縁層11によって分離された場合について説明したが、コンタクトホール11aは、一方側のコンタクトホール11bととは繋がっていてもよく、他方側のコンタクトホール11bとだけ層間絶縁層11によって分離されていればよい。その構成を図17に示す。
図17を参照して、上記のコンタクトホール11aと一方側のコンタクトホール11bとが繋がった複数のコンタクトホール11cが、半導体基板1の主表面において溝1aの延在方向に並んで配置されている。このコンタクトホール11cは、n型エミッタ領域4と、そのn型エミッタ領域4の一方側のp型ベース領域との双方に達するように形成されている。互いに隣り合う2つのコンタクトホール11cは層間絶縁層11によって分離されている。
この構成においても、n型エミッタ領域4にエミッタバラスト抵抗を形成できるため、実施の形態1〜4と同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、縦型の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを有する半導体装置に特に有利に適用され得る。
1 半導体基板、1a 溝、2 n型領域、3 p型ベース領域、3a 低濃度p型領域、3b 高濃度p型領域、4,4a,4b n型エミッタ領域、4p 高濃度n型領域、4q 低濃度n型領域、5 p型コレクタ領域、6 ゲート絶縁層、7 ゲート電極層、11 層間絶縁層、11A,11a,11b,11c コンタクトホール、12 エミッタ電極、12a,12b 導電層、13 コレクタ電極。

Claims (7)

  1. 縦型の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを有する半導体装置であって、
    主表面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板内に形成された第1導電型の第1の領域と、
    前記半導体基板内において前記第1の領域とpn接合を構成し、かつ前記主表面に位置する部分を有するように形成された第2導電型のベース領域と、
    前記半導体基板内において前記ベース領域とpn接合を構成し、かつ前記主表面において所定方向に延在する第1導電型のエミッタ領域とを備え、
    前記半導体基板には、前記主表面において前記エミッタ領域と交差する方向に延在し、かつ前記主表面から前記エミッタ領域と前記ベース領域とを貫通して前記第1の領域に達する溝が形成されており、さらに
    前記溝の壁面に沿って形成されたゲート絶縁層と、
    前記溝の内部に形成され、かつ前記第1の領域と前記エミッタ領域とに挟まれる前記ベース領域の部分に前記ゲート絶縁層を介在して対向するゲート電極層と、
    前記主表面上に形成された絶縁層とを備え、
    前記ベース領域と前記エミッタ領域との双方が前記主表面において前記溝の壁面に接しており、
    前記絶縁層には、前記エミッタ領域に達する第1の孔と、前記ベース領域に達する第2の孔とが形成されており、
    前記第1の孔と前記第2の孔とは、前記溝が前記主表面において延在する延在方向に沿って前記絶縁層を挟んで互いに隣り合って配置されており、前記主表面において前記ベース領域および前記エミッタ領域の境界と前記第1の孔の端部との間に前記絶縁層が位置している、半導体装置。
  2. 前記絶縁層上に形成され、かつ前記第1の孔を通じて前記エミッタ領域に電気的に接続され、かつ前記第2の孔を通じて前記ベース領域に電気的に接続されたエミッタ電極をさらに備えた、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記エミッタ電極は、前記第1の孔の内部に配置された第1の導電層と、前記第1の導電層に電気的に接続されかつ前記絶縁層上に配置された第2の導電層とを含み、
    前記第1の導電層は前記第2の導電層よりも低い導電率を有している、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の導電層は前記第1の孔と前記第2の孔との各々の内部に配置された部分を有している、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の導電層の材質が、不純物を導入された多結晶シリコンを含む、請求項3または4に記載の半導体装置。
  6. 前記エミッタ領域は、前記第1の孔の直下の前記主表面に位置する第2の領域と、前記第2の領域に接続されかつ前記第2の領域よりも第1導電型の不純物濃度の高い第3の領域とを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記ベース領域は、前記第2の孔の直下の前記主表面に位置する第4の領域と、前記第4の領域に接続されかつ前記第4の領域よりも第2導電型の不純物濃度の低い第5の領域とを含む、請求項6に記載の半導体装置。
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