JP2012086616A - 車両の可動ルーフ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ルーフ部材4を少なくとも1つがボード状のハードルーフ部材で形成されると共に、前後方向に複数に分割されたフロントルーフ5とリヤルーフ6とを備え、リヤルーフ6のみを閉状態とする独立開閉モードを備えたことを特徴とする。
【選択図】図10
Description
上述のハードルーフ構造はソフトトップ構造と比較して、安全性、耐久性および快適性がよいので、今後のオープンルーフ構造はハードルーフ構造がその主流となりつつある。
さらに、上記特許文献1、2に開示されたものにおいても、ルーフ部材を乗員の好みに対応して半開状態などの部分開放モードに成すことはできなかった。
上記構成によれば、フロントルーフのみを開放し、リヤルーフのみを閉鎖状態になすことができるので、乗員の好みに応じたルーフ折畳み形態をとることができる。
上記構成によれば、リヤルーフがシートバックの前方まで配設されるので、独立開閉モード時にあっても、閉状態のリヤルーフで乗員の頭上を覆うことができ、この結果、外光、騒音、走行風などの侵入を可及的に防止することができる。
上述の遮蔽部材は、布状部材やメッシュ状部材から成るシェード(shade、日よけ)部材にて構成してもよい。
上記構成によれば、独立開閉モードの時、上述の遮蔽部材でフロントヘッダとリヤルーフとの間を遮蔽することができるので、該モードによる半開状態時において簡単な操作により適度な開放感を確保することができる。
上述の採光手段は、メッシュ状部材のメッシュ部で構成してもよい。
上記構成によれば、独立開閉モードの時、上述の遮蔽部材でフロントヘッダとリヤルーフとの間を遮蔽することができ、該モードによる半開状態時において簡単な操作により適度な開放感を確保することができるうえ、採光手段を設けたことで車室内に外光を取入れることができる。
上記構成によれば、遮蔽部材の不使用時に、該遮蔽部材をリヤルーフ内にコンパクトに巻取って格納することができる。
図面は車両の可動ルーフ構造を示し、図1はオープンカーの側面図、図2は図1の要部拡大側面図であって、図1、図2において、このオープンカーは、車幅方向に延びて車室1前部のフロントウインドウ2の上辺を支持する強度部材であるフロントヘッダ3と、このフロントヘッダ3の後方に連なって車室1上部を形成するルーフ部材4とが設けられており、ルーフ材4は、フロントルーフ5とリヤルーフ6とに前後方向に2分割されている。
上述のルーフ部材4は開閉可能に構成されており、この実施例では、フロントルーフ5およびリヤルーフ6は共にハードルーフ部材にて形成されている。
さらに、上述のリヤフロア9の後端部には、上下方向に延びるリヤエンドパネル14を一体的に立設固定し、このリヤエンドパネル14の上部車外側つまり後部側には、車幅方向に延びるリヤエンドメンバ15を接合固定し、該リヤエンドメンバ15とリヤエンドパネル14との間には、車幅方向に延びるリヤエンド閉断面16を形成し、この閉断面構造により後部車体剛性の向上を図っている。
このトランクルーム17の上部は、トランクリッド18により開閉可能に覆われている。
ここで、上述のフロントヘッダ3は、車室1内に配設された乗員用シート22の前方にて車幅方向に延び、車室1前部のフロントウインドウ2の上辺を支持する閉断面構造の強度部材である。
なお、図1において、30は後輪ホイールハウスである。
この実施例の車両の可動ルーフ構造は、図2、図3に示すように、フロントルーフ5およびリヤルーフ6を共に、閉状態とする全閉モードと、図7に示すように、フロントルーフ5およびリヤルーフ6を共に開放し、リヤルーフ6をルーフ格納空間19内に格納し、フロントルーフ5をリヤデッキメンバ11の上面およびトランクリッド18の上面と略フラットになる位置に格納する全開モードと、図10、図11に示すように、リヤルーフ6のみを閉状態(クローズ状態)とする独立開閉モード(いわゆる半開モード)と、を備えている。
図3はルーフ部材4を車幅方向の中央で断面して示す斜視図であって、上述のフック31はフロントルーフ5の前部に左右一対設けられている。
さらに、図2に示すように、リヤルーフ6は、乗員用シート22の後方(詳しくは、リヤデッキメンバ11の前端部よりも前方の位置)から、該シート22を構成するシートバック22Bの前方まで配設されており、図10、図11に示す独立開閉モード時においても、閉状態のリヤルーフ6で乗員の頭上を覆い、外光、騒音、走行風などの侵入を可及的防止すべく構成している。
この駆動機構34は、図2、図3に示すモータユニット35と、複数のリンクA,B,C,D,Eとを備えている。
さらに、上述のリンクDの遊端にはピン42を介してリンクEの基端がピン連結されており、このリンクEの遊端はリヤルーフ6の側壁部のピン43に連結されている。
そして、上述の各要素35〜44、A〜Eから成る駆動機構34が左右一対設けられており、左右の各駆動機構34,34が略左右対称構造に形成されると共に、左右のモータ36,36(但し、図面では車両右側のモータ36のみを図示)は同期駆動するように構成されている。
まず、図2に示す全閉モードから図7に示す全開モード(フルオープンモード)と成す場合について説明する。
インストルメントパネルに設けた図示しない半開モードスイッチをON操作すると、モータユニット35のモータ36が逆方向に回転駆動され、出力ギヤ38がリンクDのみを駆動するので、図2に示す状態から図8に示すように、リンクD、Eの回転運動によりリヤルーフ6は一旦上方かつ前方へリフトアップされる。
このリヤルーフ6のリフトアップにより、フロントルーフ5の後方かつ下方への移動スペースが確保される。
上述のシェード32を固定する構造としては、図12の構造を採用してもよい。
また、上記フロントルーフ5のみを開放状態と成すことにより、車両後方からの騒音を軽減しつつ、乗員に適度の開放感を与えることができる。
この構成によれば、リヤルーフ6がシートバック22Bの前方まで配設されるので、独立開閉モード時(図10参照)にあっても、閉状態のリヤルーフ6で乗員の頭上を覆うことができ、この結果、外光、騒音、走行風などの侵入を可及的に防止することができる。
この構成によれば、独立開閉モードの時(図10、図11参照)、上述の遮蔽部材(シェード32参照)でフロントヘッダ3とリヤルーフ6との間を遮蔽することができるので、該独立開閉モードによる半開状態時(図11参照)において簡単な操作により適度な開放感を確保することができる。
この構成によれば、独立開閉モードの時(図11参照)、上述の遮蔽部材(シェード32参照)でフロントヘッダ3とリヤルーフ6との間を遮蔽することができ、該モードによる半開状態時において簡単な操作により適度な開放感を確保することができるうえ、採光手段(シェード32をメッシュ部材で構成することを意味する)を設けたことで車室1内に外光を取入れることができる。
この構成によれば、遮蔽部材(シェード32)の不使用時に、該遮蔽部材(シェード32)をリヤルーフ6内にコンパクトに巻取って格納することができる。
上記実施例においては、シェード32をリトラクタ33で巻取るように構成したが、これは、常時巻取り方向にバネ付勢されたロール式のシェードであってもよい。
この発明の乗員着座用のシートは、実施例の乗員用シート22に対応し、
以下同様に、
遮蔽部材は、シェード32に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記遮蔽部材は採光手段を採用しない場合には布部材で構成することもできる。
3…フロントヘッダ
4…ルーフ部材
5…フロントルーフ
6…リヤルーフ
22…乗員用シート(乗員着座用のシート)
22B…シートバック
32…シェード(遮蔽部材)
Claims (5)
- 車室上方のルーフ部材を開閉可能と成した車両の可動ルーフ構造であって、
上記ルーフ部材を少なくとも1つがボード状のハードルーフ部材で形成されると共に、
前後方向に複数に分割されたフロントルーフとリヤルーフとを備え、
上記リヤルーフのみを閉状態とする独立開閉モードを備えたことを特徴とする
車両の可動ルーフ構造。 - 上記リヤルーフは、乗員着座用のシートの後方から該シートを構成するシートバックの前方まで配設された
請求項1記載の車両の可動ルーフ構造。 - 上記独立開閉モードの時、上記リヤルーフとフロントヘッダとの間を遮蔽する遮蔽部材が配設された
請求項1または2記載の車両の可動ルーフ構造。 - 上記遮蔽部材は、車室内に外光を取入れる採光手段を備えた
請求項3記載の車両の可動ルーフ構造。 - 上記遮蔽部材は、その不使用時に上記リヤルーフに巻取り可能に支持された
請求項3または4記載の車両の可動ルーフ構造。
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