JP2012063754A - 帯電部材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
基体としては、鉄、銅、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金又はニッケルで形成されている金属性(合金製)の基体を用いることができる。
弾性層を構成する材料としては、従来の帯電部材の弾性層(導電性弾性層)に用いられているゴムや熱可塑性エラストマーを1種または2種以上用いることができる。ゴムの具体例を以下に挙げる。ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ポリノルボルネンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンゴム、アクリロニトリルゴム、エピクロルヒドリンゴムおよびアルキルエーテルゴム等。
本発明の帯電部材を構成する表面層は、Si−O−Zrの結合を有している高分子化合物を含み、該高分子化合物は下記式(1)で示される構成単位と下記式(2)で示される構成単位とを有している。
本発明に係る高分子化合物は、下記式(11)で示される構造を有する加水分解性化合物と、下記式(12)で示される加水分解性化合物とを加水分解、脱水縮合させて縮合物を得た後、当該縮合物が有するエポキシ基を開裂させて架橋させることで得られる。このとき、式(11)の3官能部位と、式(12)の4官能部位とで生じる加水分解と縮合の程度を制御し、膜物性の弾性率、緻密性を制御することができる。また、式(11)のR33の有機鎖部位を硬化サイトとして用いることで、表面層の強靭さ、および表面層の弾性層への密着性の制御が可能である。また、R33を紫外線照射により開環するエポキシ基を有する有機基とすることで、従来の熱硬化性材料と比較して硬化時間を短縮でき、弾性層の熱劣化を抑制し得る。
(1):成分(A)と(B)と(C)のモル比(C)/[(A)+(B)]を0.1以上5.0以下に調整する工程、
(2):成分(A)と(B)を混合し、成分(D)の水、成分(E)のアルコールを添加した後、加熱還流により加水分解・縮合を行う工程、
(3):前記加水分解・縮合を行った溶液に成分(C)を添加し混合する工程、
(4):成分(F)の光重合開始剤を添加し、アルコールで濃度を希釈してコーティング剤(塗料)を得る工程、
(5):基体上に形成された弾性層上にコーティング剤を塗布する工程、
(6):加水分解縮合物を架橋反応させてコーティング剤を硬化する工程。
4−(1,2−エポキシブチル)トリメトキシシラン、5,6−エポキシヘキシルトリエトキシシラン、8−オキシラン−2−イルオクチルトリメトキシシラン、8−オキシラン−2−イルオクチルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、1−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、1−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルオキシプロピルトリエトキシシラン。
テトラメトキシジルコニウム、テトラエトキシジルコニウム、テトラn−プロポキシジルコニウム、テトラi−プロポキシジルコニウム、テトラn−ブトキシジルコニウム、テトラt−ブトキシジルコニウム、テトラ2−エチルヘキサノアートジルコニウム、テトラ2−メチル−2−ブトキシジルコニウム。
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキシルトリプロポキシシラン、デシルトリメトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリプロポキシシラン。
このように調製されたコーティング剤は、ロールコーターを用いた塗布、浸漬塗布、リング塗布などの手法によって、弾性層の上に塗布されコーティング層が形成される。コーティング層に活性化エネルギー線を照射すると、コーティング剤に含まれるシラン加水分解性縮合物中のカチオン重合可能な基が開裂・重合する。これによって、該シラン加水分解性縮合物同士が架橋し硬化し、表面層が形成される。活性エネルギー線としては、紫外線が好ましい。表面層の硬化を紫外線で行うことで、余分な熱が発生しにくく、熱硬化のような溶剤の揮発中における相分離が生じにくく、非常に均一な膜状態が得られる。このため、感光体に対して均一で安定した電位を与えることができる。
紫外線積算光量[mJ/cm2]=紫外線強度[mW/cm2]×照射時間[s]
紫外線の積算光量の調節は、照射時間や、ランプ出力や、ランプと被照射体との距離で行うことが可能である。また、照射時間内で積算光量に勾配をつけてもよい。
図2によって、本発明の帯電部材が帯電ローラとして使用されるプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の一例を説明する。図2において、円筒状の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。電子写真感光体としては、支持体および支持体上に形成された無機感光層もしくは有機感光層を有するものが一般的である。また、電子写真感光体は表面層として電荷注入層を有するものであってもよい。
〔1〕導電性弾性層の形成及び評価
表1に示す材料を6L加圧ニーダー(使用装置:TD6−15MDX トーシン社製)にて、充填率70体積%、ブレード回転数30rpmで24分混合して、未加硫ゴム組成物を得た。
〔縮合物1−1〕
次に表面層形成用の縮合物1−1を合成した。
以下の表2の各成分を混合した後、室温で30分攪拌した。続いてオイルバスを用い、120℃で20時間加熱還流を行うことによって、縮合物中間体1を得た。
次に、室温に冷却した縮合物中間体1の88.12gに対し、テトラn−プロポキシジルコニウム[Gelest(株)製、以下、「Zr−1」と略す。]81.59g(0.174mol)添加し、室温で3時間攪拌し縮合物1−1を得た。一連の攪拌は750rpmで行った。Zr/Si=1.0であった。
縮合物1−1の固形分達成率を表3に示した。この縮合物固形分は、縮合物1を2.0g、160℃のオーブンで30分加熱することにより測定した。加熱により得られる実質固形分と理論固形分の差より達成値を算出し、縮合物1−1に残存している未反応のモノマー(残モノマー)量を算出した。
イオン交換水を17O−H2O(7−9.9atm%、CIL社製)に代えた他は、縮合物1と同様にして縮合物1−2を得た。
縮合物1−2を測定用試料として、17O−NMR[使用装置:Avance500 BRUKER社製]測定をし、図3のスペクトルを得た。150〜250ppmのピークをSi−17O−Zr、250〜350ppmのピークをZr4 17O、350〜450ppmのピークをZr3 17Oとした。Zr4 17O、Zr3 17Oの面積和をZr−17O−Zrとし、(Si−O−Zr)/(Zr−O−Zr)比を算出した。また、このときZr−O−Hが確認できず、また評価〔1〕において固形分達成率が十分に高いことよりモノマーとしての残存はないことから、Zr−OR69もないと考えられ、Zrは大部分が式(2)の状態で存在していることが示唆された。ここでR69は炭化水素基もしくは一部酸素、窒素で置換された炭化水素基を示す。
25gの縮合物1−1に光カチオン重合開始剤としての芳香族スルホニウム塩[商品名:アデカオプトマー SP−150、旭電化工業(株)製]をメタノールで10質量%に希釈したものを2.00g添加して、縮合物1−3を得た。
次に[JMN−EX400、JEOL社製]を用いて29Si−NMR、13C−NMR測定により、縮合物1−3の硬化膜を構成する高分子が式(1)の構造を有していることを確認した。
縮合物1−3の硬化物の縮合度(DC)を評価〔3〕の29Si−NMRの結果より算出した。
評価〔3〕に記載した方法と同様にアルミニウム製シート上に縮合物1―3の硬化膜を形成し、表面皮膜物性試験機(商品名:フィッシャースコープH100V、フィッシャーインストルメンツ社製)を用いて弾性率を測定した。圧子を測定対象の表面から1μm/7sの速度で進入させたときの値を弾性率とした。なお、弾性率測定用のサンプルは、硬化膜厚が10μm以上になるよう調整した。
縮合物1−3を固形分が3.0質量%になるようにエタノールと2−ブタノールの混合液(エタノール:2−ブタノール=1:1)で希釈し、表面層形成用コーティング液−1を調製した。続いてこのコーティング液−1を用いて以下の方法で帯電ローラ−1を製造した。先ず、導電性弾性ローラ−1(表面研磨後のもの)の導電性弾性層上にコーティング液−1を、リング塗布(吐出量:0.060ml/s、リング部のスピード:85mm/s、総吐出量:0.065ml)した。これに、254nmの波長の紫外線を積算光量が9000mJ/cm2になるように照射し、コーティング液−1を硬化(架橋反応による硬化)させることによって表面層を形成した。紫外線の照射には低圧水銀ランプ[ハリソン東芝ライティング(株)製]を用いた。以上のようにして作製した帯電ローラ−1を用いて以下の各評価7〜9を行った。
帯電ローラ−1の表面層最表面のSi−O−Zr結合の存在をESCAで確認した。[Quantum2000、アルバックファイ社製]を用いて、ローラ面にX線が照射されるようにし、表面層内の結合様式を評価した。検出されたO1sスペクトルより、Si−O−Zr結合の存在が確認された。
帯電ローラ−1の表面の外観状態を目視にて以下のように判断した。
A:帯電ローラの表面に全く塗工不良がない場合。
B:帯電ローラの表面の一部に塗工不良が生じた場合。
C:帯電ローラの表面の全領域に塗工不良が生じた場合。
帯電ローラ−1に形成された表面層の層厚を測定した。切断した断面を観察し計測した。使用装置:走査型透過電子顕微鏡[STEM 製品名:HD−2000、(株)日立ハイテクノロジーズ製]
上記と同様にして作製した帯電ローラ−1を用いて、以下のように当接試験を行った。帯電ローラと電子写真感光体とを、これらを一体に支持するプロセスカートリッジに組み込んだ。このとき帯電ローラには合計1kgの荷重がかかるようにした。その後高温高湿下(温度40℃、湿度95%RH)に10日及び30日放置した。取り出し後常温常湿下(温度25℃、湿度50%RH)に72時間放置し、A4紙縦出力用のレーザービームプリンター[商品名:HP Color LaserJet 4700 Printer、HP社製]に装着し、出力画像を評価した。このレーザービームプリンターの現像方式は反転現像方式であり、転写材の出力スピードは164mm/sであり、画像解像度は600dpiである。
5.0:画像上全く確認できないもの、
4.5:画像上ほとんど確認できないもの、
4.0:画像端部に確認できるが、薄く、4〜5mm程度の長さのもの、
3.5:画像端部に確認でき、15mm未満の長さのもの、
3.0:画像端部に確認でき、30mm未満の長さのもの、
2.0:30mm以上70mm未満の長さのもの、
1.0:70mm以上の長さのもの。
図6の動摩擦係数測定機を用いて帯電ローラ−1の動摩擦係数を測定した。図6において、測定対象である帯電部材201には、ベルト202(厚さ100μm、幅30mm、長さ180mm、ポリエチレンテレフタレート(PET)製(商品名:ルミラーS10 #100、東レ(株)製))が所定の角度θで接触されている。また、ベルト202の一端には重り203がまた他端には荷重計204が繋がれている。荷重計204には記録計205が接続されている。図6に示す状態で、帯電部材201を所定の方向および所定の速度で回転させたとき、荷重計204で測定された力をF[g重]、重りの重さとベルトの重さとの和をW[g重]とすると、摩擦係数は以下の式で求められる。なお、この測定方法は、オイラーのベルト式に準拠している。
摩擦係数=(1/θ)ln(F/W)
本発明においては、W=100[g重]とし、帯電部材の回転速度を115rpmとし、測定環境を23℃、50%RHとした。
帯電ローラと電子写真感光体とを、評価〔9〕と同様にプロセスカートリッジに組み込み、同様の装置を用いて耐久試験を行い、耐久による汚れの付着の評価を行った。画像出力は、常温常湿下(温度25℃、湿度50%RH)で行い、A4紙に印字率1%のE文字パターンを形成し、2枚毎に4秒間の空回転を入れる間欠出力モードで出力した。間欠出力モードでの画像出力は、連続通紙に比べて、同じ通紙枚数でも帯電部材と感光体との摺擦回数が多くなるため、帯電部材表面の汚れの評価に対しては、より厳しい評価である。各条件下にてこれを164mm/sのプロセススピードで4000枚出力した。出力画像の評価は、出力画像と耐久試験後の帯電ローラを目視することによって行った。
A:帯電ローラの表面に、塗工時のムラやスジ部分にトナーや外添剤が固着することによる帯電ムラが出力画像上ほとんど確認できないもの、
B:帯電ローラの表面に、塗工時のムラやスジ部分にトナーや外添剤が固着することによる帯電ムラが出力画像上確認できるもの、
C:帯電ローラの表面に、塗工時のムラやスジ部分にトナーや外添剤が固着することによる帯電ムラが出力画像上確認でき、その帯電ムラの程度が大きいもの、具体的には、白い縦スジ状の帯電ムラが確認できるもの。
A:汚れ(付着物)が目視で確認できないもの、
B:端部のみ汚れが確認できるもの、
C:ローラ全体に汚れが確認できるもの。
合成−1及び合成−2における各成分の配合量を表3の値に変えた以外は実施例1と同様にして、帯電ローラ2〜20を作製した。実施例1と同様の評価を行った。なお、表3中で表記されている記号の詳細を表6に示す。
表4の配合の通り、テトラ−n−プロポキシジルコニウムを加える合成−2を行わず、光カチオン重合開始剤を添加しないこと以外は、実施例1と同様にして、帯電ローラ−21を作製し、評価した。ただし、UV照射ではなく250℃で1時間加熱し硬化させ成膜した。
合成−1を実施せず、合成−2を実施した。即ち、表4の配合の通り、加水分解性シリカを加えず、水とエタノールにテトラ−n−プロポキシジルコニウムを添加し、室温で3時間攪拌し縮合物を得た。その後は光カチオン重合開始剤を添加しないこと以外は実施例1と同様にして、帯電ローラ−22を作製し、評価した。
表4の配合の通り、加水分解性シリカの原料として両末端シラノールポリジメチルシロキサン[PDSと表記、商品名:DMS−S12、GELEST(株)製、分子量400〜700]を用いて合成−1を実施した。また合成−2においてはPDSの分子量を550としたとき、Zr/Si=1.0となるようにZr−1を添加した。それ以外は実施例1と同様にして縮合物を得た。膜を硬化するためにUV照射ではなく250℃で1時間加熱し、光重合開始剤を添加しないこと以外は実施例1と同様にして、帯電ローラ−23を作製した。実施例1と同様の評価を行った。
102 導電性弾性層
103 表面層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電部材(帯電ローラ)
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
201 帯電部材(帯電ローラ)
202 ベルト
203 重り
204 荷重計
205 記録計
Claims (6)
- 基体、弾性層および表面層を有している帯電部材であって、該表面層は、下記式(1)で示される構成単位と下記式(2)で示される構成単位とを有し、かつ、Si−O−Zrの結合を有している高分子化合物を含有していることを特徴とする帯電部材:
- 前記高分子化合物における、ジルコニウムとケイ素との原子数比Zr/Siが、0.1以上5.0以下である請求項1または2に記載の帯電部材。
- 前記高分子化合物が、式(11)で示される加水分解性シラン化合物と、式(12)で示される加水分解性ジルコニウム化合物との架橋物である請求項1から3のいずれかの一項に記載の帯電部材:
- 請求項5に記載の帯電部材の製造方法であって、前記式(11)で示される加水分解性化合物と前記式(12)で示される加水分解性化合物から合成される加水分解縮合物を含む塗料の塗膜を前記弾性層上に形成する工程と、該加水分解縮合物のエポキシ基を開裂させて、該加水分解縮合物を架橋させることによって前記表面層を形成する工程とを含むことを特徴とする帯電部材の製造方法。
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