JP2012051021A - Ar−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents

Ar−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】溶接欠陥がない良好な大脚長ビードが得られるAr-CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供する。
【解決手段】Ar−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおける、ワイヤ全質量に対する質量%で、Ti酸化物のTiO2換算値:4.0〜4.4%、MgのMgO換算値とMgOとの和の合計:1.2〜2.0%、Mg:0.3〜0.6%、SiO2:1.5〜2.0%、ZrO:0.3〜1.0%、Fe酸化物のFeO換算値:0.3〜0.7%、AlのAl23換算値とAl23との和の合計:0.1〜0.5%、アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計:0.06〜0.20%、K2O換算値:0.05%以下、弗素化合物のF換算値:0.03〜0.10%、C:0.04〜0.12%、Si:0.3〜0.7%、Mn:1.5〜3.0%を含有し、ワイヤ全水素量が0.005%以下とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、軟鋼および490N/mm2級高張力鋼、590N/mm2級高張力鋼などの各種鋼構造物のすみ肉溶接(水平及び下向)に使用するAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤに関し、特に水平すみ肉の1パス溶接で脚長8mm以上の大脚長ビードを得る上で好適なAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤに関する。
船舶、橋梁などの製造分野では、厚鋼板の大脚長すみ肉溶接にガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤが多く使用されている。例えば、特開平4−300091号公報(例えば特許文献1参照。)、特開平7−328795号公報(例えば特許文献2参照。)及び特開2003−205387号公報(例えば特許文献3参照。)などに提案されているガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを使用して、CO2ガスをシールドガスとするCO2ガスシールドアーク溶接で施工している。CO2ガスシールドアーク溶接は、安価なCO2ガスを使用して良好な溶け込み形状が得られることから、特に造船、造管、橋梁、車両を始めとする大型構造物への溶接において好適である。
しかし、この特許文献1〜3に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、大脚長のビードを形成させるため、主成分のTiO2以外にMgO、SiO2、ZrO2などの酸化物をスラグ剤として多量に含有していることに加えて、かかる大脚長のビードを形成するために高電流の溶接施工が求められる。上述した特許文献1〜3に記載のフラックス入りワイヤを用いてCO2ガスシールドアーク溶接を行った場合、ビード表面及び母材鋼板へのスパッタ粒の付着が多くなってしまう。その結果、付着したスパッタ粒の除去作業、清掃作業が必要となり、溶接作業全体の能率が著しく損なわれることとなる。
このため、かかるスパッタ粒の発生量を格段に低減するためには、アルゴンと炭酸ガスを混合させたAr-CO2混合ガス(CO2:5〜25%)をシールドガスとして用いることが多い(例えば、特許文献4参照。)。しかし、特許文献1〜3に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを使用して、Ar-CO2混合ガスシールドアーク溶接を行うと、特にビード上脚側は立板のアンダーカット、下脚側はビード止端部が膨らみ、ビード内にはスラグ巻き込み、さらにビード表面にガス溝やピットの発生が生じてしまい、溶接品質を向上させる上での大きな障壁となる。
また、一般にこのAr-CO2混合ガスシールドアーク溶接の溶滴は、移行形態がスプレー状となり、発生するスパッタが小粒でビード表面や母材鋼板に付着しにくい。しかし、Ar-CO2混合ガスを用いた場合、溶接電圧(アーク電圧)の変化に対するアーク及び溶融プール状態の変化が極めて敏感で、溶接電圧を高めに設定した場合には、アーク長が長く拡大したアーク状態になり、直下の溶融プールが大きくなって立板を溶かしてアンダーカットが生じる。このアンダーカットが発生した場合には、ビード上脚側の脚長が不足しがちになってしまう。
これに対して溶接電圧を低めに設定した場合には、アーク長及び溶融プールが小さくなり、溶融スラグの後退がほとんど生じない埋もれアークに近い状態での溶接となる。その結果、ビード内にスラグ巻き込みが発生しやすく、下脚側ビード止端部が膨らむようになる。また、ビード表面のガス溝やピットは、溶接電圧を高めに設定した場合に発生しやすくなるが、これも溶け込み深さが浅くなるというAr-CO2混合ガス特性によるものであり、溶融プールの撹拌が弱く、水素ガスの放出が不十分になることが原因である。
図1(a)及び(b)は、Ar-CO2混合ガスを用いた大脚長の水平すみ肉ビードに発生しやすい溶接欠陥例を説明するための模式図である。下板1と立板2とからなるすみ肉部に脚長8mm以上となるビード3を1パス溶接した場合、ビード3の上脚側の立板2にアンダーカット4、下脚側のビード止端部が膨らみ5、下板1と立板2とのコーナー部付近に多く発生するスラグ巻き込み6、さらにビード表面にはガス溝7やピット8が発生しやすくなる。
特開平4−300091号公報 特開平7−328795号公報 特開2003−205387号公報 特開2000−197991公報
従って、このようなAr-CO2混合ガス特性に起因して発生する溶接欠陥問題を解決し、Ar-CO2混合ガスを用いて大脚長が得られるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの開発に関する産業界からの要望が強かった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、軟鋼及び490N/mm2級高張力鋼、590N/mm2級高張力鋼など各種鋼構造物の脚長8mm以上の水平すみ肉1パス溶接に使用して、溶接欠陥がない良好なビードが得られるAr-CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
本発明の要旨は、鋼製外皮内にフラックスを充填してなるAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、Ti酸化物のTiO2換算値:4.0〜4.4%、MgのMgO換算値とMgOとの和の合計:1.2〜2.0%、かつMg:0.3〜0.6%、SiO2:1.5〜2.0%、ZrO2:0.3〜1.0%、Fe酸化物のFeO換算値:0.3〜0.7%、AlのAl23換算値とAl23との和の合計:0.1〜0.5%、アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計:0.06〜0.20%、かつK2O換算値:0.05%以下、弗素化合物のF換算値:0.03〜0.10%、C:0.04〜0.12%、Si:0.3〜0.7%、Mn:1.5〜3.0%を含有し、ワイヤ全水素量が0.005%以下で、残部は、鉄合金のFe分、鉄粉、鋼製外皮のFe分及び不可避不純物からなることを特徴とする。
また、B:0.002〜0.010%を更に含有することも特徴とするAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにある。
本発明のAr-CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤによれば、ビード表面に付着するスパッタや溶接欠陥のない脚長8mm以上の水平すみ肉ビードを1パス溶接で得られるので、溶接能率の向上及び溶接部の品質向上が図れる。
Ar-CO2混合ガスシールドアーク溶接における大脚長の水平すみ肉1パスビードに発生しやすい溶接欠陥例を示した模式図である。
本発明者らは、大脚長の水平すみ肉1パス溶接に適用して溶接欠陥(上脚側のアンダーカット、下脚側のビード止端部の膨らみ、スラグ巻き込み、ガス溝やピットなどの気孔)が発生しにくいAr-CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを開発すべく、種々の成分組成のワイヤを試作して検討した。
その結果、スラグ形成剤として作用するTiO2、MgO、SiO2、ZrO2、Al23及びFeO、強脱酸剤及びスラグ形成剤としても作用するMg、Al、アーク安定剤及びスラグ形成剤として作用するNa2O、K2O、ガス発生剤として作用するF、溶着金属試験における機械的性質を満足するための合金剤として作用するC、Si及びMnをそれぞれ適量含有させて、さらにガス溝やピットなどの気孔発生防止のためにワイヤの全水素量を限定したことにより所期の目的が達成できることを新たに見い出した。
以下に、本発明を適用したAr-CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの成分組成の限定理由を述べる。以下、組成における質量%は、単に%と記載する。
Ti酸化物のTiO 2 換算値:4.0〜4.4%
TiO2はスラグ形成剤の主成分であり、ルチール、チタンスラグ、イルミナイト等からのTi酸化物は、主要なスラグ形成剤として含有させる。しかし、Ti酸化物のTiO2換算値が4.0%未満では、スラグ被包性が不十分であり、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が小さくなる。また、スラグの焼き付きに伴うスラグ剥離性も不良となる。一方、TiO2換算値が4.4%を超えると、スラグ巻き込みが発生しやすくなり、また下脚側のビード止端部が膨らむようになる。したがって、Ti酸化物のTiO2換算値は4.0〜4.4%とする。
MgのMgO換算値とMgOの和の合計:1.2〜2.0%、かつMg:0.3〜0.6%
金属Mg、Al−Mg等からのMgのMgO換算値とマグネシアクリンカー、天然マグネシア等からのMgOとの和の合計を1.2%以上含有させることにより、立板のアンダーカット発生の防止及び下脚側のビード止端部の膨らみがない良好な大脚長ビードが得られる。一方、MgのMgO換算値とMgOとの和の合計が2.0%を超えると、スラグ巻き込みが発生しやすくなる。したがって、MgのMgO換算値とMgOとの和の合計は1.2〜2.0%とする。
ただし、Mgは上記スラグ形成剤及び強脱酸剤として溶接金属の良好な機械的性質を得るために0.3%以上含有させるが、0.6%を超えるとスパッタ付着量が多くなり、スラグ剥離性も不良になる。従って、Mgの含有量は、0.3〜0.6%とする。
SiO 2 :1.5〜2.0%
SiO2は、珪砂やジルコンサンド、、珪砂ソーダ等より添加される。このSiO2が1.5%未満では、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長も小さくなる。一方、SiO2が2.0%を超えると、下脚側のビード止端部が膨らんでピットやガス溝も発生しやすくなり、スラグ巻き込みも発生しやすくなる。従って、SiO2の含有量は1.5〜2.0%とする。
ZrO 2 :0.3〜1.0%
ジルコンサンド、酸化ジルコン等からのZrO2が0.3%未満では、立板にアンダーカットが発生しやすくなる。一方、ZrO2が1.0%を超えると、スラグ剥離性及び下脚側のビード止端部が膨らむようになり、スラグ巻き込みも発生しやすくなる。従って、ZrO2の含有量は0.3〜1.0%とする。
Fe酸化物のFeO換算値:0.3〜0.7%
酸化鉄、ミルスケール、チタンスラグ及びイルミナイト等からのFe酸化物のFeO換算値が0.3%未満では、立板にアンダーカット及びスラグ巻き込みが発生しやすく、下脚側のビード止端部が膨らむようになる。一方、FeO換算値が0.7%を超えると、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が小さくなる。従って、Fe酸化物のFeO換算値は0.3〜0.7%とする。
AlのAl 2 3 換算値とAl 2 3 との和の合計:0.1〜0.5%
Alは、金属Al、Fe−Al合金、Al−Mg合金等からなり、このうちAl23、は、溶融スラグ成分として作用して、ビード立板側に発生しやすいアンダーカットを防止する機能を発揮する。このAlのAl23換算値とアルミナなどからのAl23との和の合計が0.1%未満では、立板にアンダーカットが発生する。一方、AlのAl23換算値とAl23との和の合計が0.5%を超えると、下脚側のビード止端部が膨らみ、スラグ巻き込みも発生しやすくなる。従って、AlのAl23換算値とAl23との和の合計は0.1〜0.5%とする。
アルカリ金属化合物のNa 2 O換算値とK 2 O換算値との合計:0.06〜0.20%、かつK 2 O換算値:0.05%以下
NaおよびK等のアルカリ金属化合物は、珪酸ソーダや珪酸カリ等の水ガラスの固質成分、カリ長石等の酸化物、弗化ソーダや氷晶石等の弗素化合物からなる。このNaおよびK等のアルカリ金属化合物は、アーク安定剤としての作用だけではなく、耐ピット性を高め、平滑なビード形状にする作用がある。アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計が0.06%未満では、アークが不安定でスパッタ付着が多くなる。一方、Na2O換算値とK2O換算値との合計が0.20%を超えると、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長も小さくなり、更には耐気孔性も劣化する。従って、アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計は0.06〜0.20%とする。
ただし、K2Oが多いと立板にアンダーカットが発生し、耐気孔性も劣化させるので0.05%以下にする。
弗素化合物のF換算値:0.03〜0.10%
弗化ソーダや珪弗化カリ等の弗素化合物からのF換算値が0.03%未満では、耐気孔性の劣化とともに、アークの広がりが大きくなり立板にアンダーカットが発生する。一方、F換算値が0.10%を超えると、下脚側のビード止端部が膨らみ、スラグ巻き込みも発生しやすくなる。従って、弗素化合物のF換算値は0.03〜0.10%とする。
C:0.04〜0.12%
Cは、鋼製外皮、Fe−Mnおよびグラファイト等より添加され、固溶強化により溶接金属の強度を調整する重要な元素の1つである。このCの含有量は、鋼製外皮及びフラックスの合計で0.04〜0.12%とする。Cが0.04%未満では、溶接金属の強度や衝撃値が低くなる。一方、Cが0.12%を超えると、溶接金属の強度が高くなり衝撃値が低下する。
Si:0.3〜0.7%
Siは、鋼製外皮、金属Si、Fe-SiおよびFe-Si-Mn等の合金形態より添加され、溶接金属の強度および靭性を確保するために必要な元素である。このSiの含有量は、鋼製外皮及びフラックスの合計で0.3〜0.7%とする。Siが0.3%未満では、溶接金属の強度が低くなる。一方、Siが0.7%を超えると、溶接金属の強度が高くなり衝撃値が低下する。
Mn:1.5〜3.0%
Mnは、鋼製外皮及びフラックスの合計で1.5〜3.0%とする。Mnが1.5%未満では、溶接金属の強度及び衝撃値が低くなる。一方、Mnが3.0%を超えると溶接金属の強度が高くなり衝撃値が低下する。
ワイヤ全水素量:0.005%以下
ワイヤの全水素量は、耐気孔性が劣化しないように0.005%以下にする。なお、ワイヤの全水素量は、水素含有量の低い充填フラックス原料の選定及びフラックス充填前の乾燥によって低減させることができる。さらに、ワイヤは、外皮部にフラックス部に通じる隙間がない断面構造とされていることから、フラックス充填後にワイヤを550〜900℃で焼成することにより脱水素処理させることが可能で、内部フラックスの吸湿を防止することができ、ワイヤの全水素量が増加するのを抑制することが可能となる。このため、現場施工において安定した耐気孔性を得ることができる。ワイヤの水素量は、不活性ガス融解熱伝導法などによって測定することができる。
B:0.002〜0.010%
Bは、0.002%以上添加することによって溶接金属の衝撃値を更に向上させる。しかし、Bを0.010%を超えて添加すると、高温割れが発生しやすくなり健全な溶接金属が得られなくなる。従って、Bの含有量は、0.002〜0.010%としている。なお、本発明を適用したフラックス入りワイヤにおいて、このBの含有率を上述した範囲内において規定されていることは必須ではない。
以上、本発明のフラックス入りワイヤの構成要件の限定理由を述べたが、残部は、鉄合金のFe分、鉄粉、鋼製外皮のFe及び不可避不純物からなる。
ワイヤ径は1.2〜1.6mm、フラックス充填率は10〜20%程度でよい。
さらに本発明では、スラグ剥離性に有効なBi、硫化鉄などのスラグ剥離促進剤を0.1%以下含有させるようにしてもよいし、溶接金属の衝撃値向上のためにTiを0.2%以下含有させるようにしてもよい。また、ワイヤの防錆や耐チップ磨耗性のためにワイヤ表面にCuめっきを施すようにしてもよく、これらにより本発明を適用したAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの実用性を高めることが可能となる。
上述した構成からなる本発明を適用したAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの実施例について詳細に説明する。
先ず供試材として、C:0.02%、Si:0.01%、Mn:0.30%、Al:0.01%からなる軟鋼製外皮に、各種フラックスを充填後、縮径して、フラックス充填率15%でワイヤ径1.4mmのフラックス入りワイヤを各種試作した。ワイヤ断面は外皮部にフラックス部に通じる隙間がない構造である。表1にそれぞれの試作ワイヤを示す。
Figure 2012051021
これら試作ワイヤを使用して、表2に示す溶接条件で、T字すみ肉試験体に目標脚長9mmの水平すみ肉ガスシールドアーク溶接を行った。この水平すみ肉ガスシールドアーク溶接では、両側1パス溶接としている。T字すみ肉試験体は、490N/mm2級高張力鋼板を材料として使用している。またこのT字すみ肉試験体は、無塗装鋼板、立板と下板の間隙0mm、板厚25mm、板幅150mm、長さ500mmとしている。
Figure 2012051021
また、JIS Z3313に準じて、表2に示す溶接条件で、溶着金属試験を行い引張試験片と衝撃試験片を採取した。試験体の材料は、490N/mm2級高張力鋼板を使用し、板厚20mmである。なお、両試験で用いたシールドガスはAr−20%CO2混合ガスを使用し、流量は毎分約25リットルである。
各試作ワイヤについて、水平すみ肉ガスシールドアーク溶接試験での溶接作業性(アーク安定性、スパッタ付着、スラグ剥離性)、ビード形状(脚長、下脚側のビード止端部の膨らみ、立板のアンダーカット)、耐気孔性(ガス溝、ピット)及びX線透過試験によるスラグ巻き込みの有無を調べて評価した。
各試験の評価基準は、アーク安定性について、○:安定、×:不安定、スパッタ付着について、○:ビードに付着無し、×:ビードに付着あり、スラグ剥離性について、○:自然剥離で良好、×:スラグ焼き付きや上脚側に薄く残るなどで不良、脚長について、○:上脚、下脚とも9.0mm以上、×:上脚が9.0未満、立板のアンダーカットについて、○:深さ0.5mm未満、×:深さ0.5mm以上、下脚側のビード止端部の膨らみについて、○:膨らみ無し、×:膨らみ有り、ガス溝について、○:発生無し、×:発生有り、ピットについて、○:発生無し、×:発生有り、スラグ巻き込みについて、○:発生無し、×:発生有りを示す。
溶着金属試験は軟鋼及び490N/mm2級高張力鋼のAr−CO2混合ガス用フラックス入りワイヤとしてのJIS規格(T49J0T1−0MA−U)を満足する引張試験の引張強さが490〜670N/mm2、衝撃試験の0℃における吸収エネルギーが3個の平均値で47J以上を良好とした。それらの結果を表3にまとめて示す。
Figure 2012051021
表1及び表3中ワイヤ記号W1〜W7が本発明例、ワイヤ記号W8〜W20は比較例である。本発明例であるワイヤ記号W1〜W7は、Ti酸化物のTiO2換算値、Mg、MgのMgO換算値とMgOとの和の合計、SiO2、ZrO2、Fe酸化物のFeO換算値、AlのAl23換算値とAl23との和の合計、アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計、K2O換算値、弗素化合物のF換算値、C、Si、Mn及びワイヤ全水素量が本発明において規定した範囲内に含まれているため、溶接作業性、ビード形状、スラグ巻き込み、耐気孔性のいずれも良好で、上脚及び下脚の脚長も9mm以上を満足した水平すみ肉ビードが得られた。また、溶着金属試験の機械的性質(引張強さ及び吸収エネルギー)も軟鋼及び490N/mm2級高張力鋼用フラックス入りワイヤとして十分に満足できる結果であった。なお、Bを添加したワイヤ記号W1、W4及びW7は、高い吸収エネルギーを得ることができた。
比較例中ワイヤ記号W8は、Ti酸化物のTiO2換算値が少ないので、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が不足し、スラグ剥離性も不良であった。また、Cが少ないので、溶着金属の引張強さ及び吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号W9は、Ti酸化物のTiO2換算値が多いので、下脚側のビード止端部が膨らんで、スラグ巻き込みも発生した。また、Cが多いので、溶着金属の引張強さが高く、吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号W10は、MgのMgO換算値とMgOとの和の合計が少ないので、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が不足し、下脚側のビード止端部が膨らんだ。また、Siが少ないので、溶着金属の引張強さが低値であった。
ワイヤ記号W11は、MgのMgO換算値とMgOとの和の合計が多いので、スラグ巻き込みが発生した。また、Siが多いので、溶着金属の引張強さが高く、吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号W12は、Mgが少ないので、溶着金属の吸収エネルギーが低値であった。また、Fe酸化物のFeO換算値が少ないので、立板にアンダーカットが発生し、下脚側のビード止端部が膨らんで、スラグ巻き込みも発生した。
ワイヤ記号W13は、Mgが多いので、スパッタ付着量が多く、スラグ剥離性も不良となった。また、アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計が多いので、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が不足し、ガス溝も発生した。
ワイヤ記号W14は、SiO2が少ないので、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が不足した。また、ワイヤの全水素量が多いので、ガス溝とピットも発生した。
ワイヤ記号W15は、SiO2が多いので、下脚側のビード止端部が膨らんで、スラグ巻き込みが発生した。また、弗素化合物のF換算値が少ないので、立板にアンダーカットが生じ、ガス溝も発生した。さらに、Bが多いので、クレータ部に高温割れが生じた。
ワイヤ記号W16は、ZrO2が少ないので、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が不足した。また、弗素化合物のF換算値が多いので、下脚側のビード止端部が膨らんで、スラグ巻き込みも発生した。
ワイヤ記号W17は、ZrO2が多いので、スラグ剥離性が不良で、下脚側のビード止端部が膨らみ、スラグ巻き込みも発生した。また、アルカリ金属化合物のK2O換算値が多いので、立板にアンダーカットが生じ、ガス溝も発生した。
ワイヤ記号W18は、Fe酸化物のFeO換算値が多いので、立板にアンダーカットが発生して上脚側の脚長が不足した。また、アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計が少ないので、アークが不安定でスパッタ付着が多かった。
ワイヤ記号W19は、AlのAl23換算値とAl23との和の合計が少ないので、立板にアンダーカットが発生した。また、Mnが少ないので、溶着金属の引張強さ及び吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤ記号W20は、AlのAl23換算値とAl23との和の合計が多いので、下脚側のビード止端部が膨らんで、スラグ巻き込みも発生した。また、Mnが多いので、溶着金属の引張強さが高く、吸収エネルギーが低値であった。
1 下板
2 立板
3 ビード
4 アンダーカット
5 下脚側のビード止端部の膨らみ
6 スラグ巻き込み
7 ガス溝
8 ピット

Claims (2)

  1. 鋼製外皮内にフラックスを充填してなるAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、
    Ti酸化物のTiO2換算値:4.0〜4.4%、
    MgのMgO換算値とMgOとの和の合計:1.2〜2.0%、かつMg:0.3〜0.6%、
    SiO2:1.5〜2.0%、
    ZrO2:0.3〜1.0%、
    Fe酸化物のFeO換算値:0.3〜0.7%、
    AlのAl23換算値とAl23との和の合計:0.1〜0.5%、
    アルカリ金属化合物のNa2O換算値とK2O換算値との合計:0.06〜0.20%、かつK2O換算値:0.05%以下、
    弗素化合物のF換算値:0.03〜0.10%、
    C:0.04〜0.12%、
    Si:0.3〜0.7%、
    Mn:1.5〜3.0%を含有し、
    ワイヤ全水素量が0.005%以下であり、
    残部が、鉄合金のFe分、鉄粉、鋼製外皮のFe分及び不可避不純物からなることを特徴とするAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  2. B:0.002〜0.010%を更に含有することを特徴とする請求項1に記載のAr−CO2混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
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