JP2012041017A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用空気調和装置において、スライドドアの変位を抑止してラックアンドピニオン機構から発せられる騒音を低減する。
【解決手段】スライドドア4aにもうけたラックギアとラックギアと噛合して回転することでスライドドアを移動させるピニオンギア4bとを有する車両用空調装置S1において、スライドドアとシール部材11〜13とが摺動可能に対向配置されることで形成されるシール領域でスライドドアを案内する補助ガイド10を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空気調和装置に関するものである。
従来から、車両には、車室内に調和空気を供給するための車両用空気調和装置が搭載されている。
例えば、特許文献1には、このような車両用空気調和装置の1つであって、ケース内部の空間を仕切り板で分割し、ドライバ側に供給する調和空気とアシスタント側に供給する調和空気の調整を独立して行えるものが開示されている。
一方、特許文献2には、ケース内部にスライドドアを設け、スライドドアの移動位置によって流路開口の開口面積を調節し、加熱する空気の量を調整することで調和空気を生成する車両用空気調和装置が開示されている。
特開2004−98747号公報 特開2009−274708号公報
ところで、特許文献1のようなケース内部が仕切り板によって分割された車両用空気調和装置に、特許文献2のようなスライドドアを設ける場合には、仕切り板に対してスライドドアを案内するためのガイドを設ける場合がある。このような場合には、当然ながら、スライドドアは、仕切り板に設けられたガイドに沿って移動することになる。
一方、スライドドアによって開口面積が調節される流路開口周りに空気が漏れ出さないように、当該流路開口周りにシール領域が設けられている。このシール領域は、開口周りに設けられたシール部材に対してスライドドアが摺動可能に当接されることによって形成される。
さて、このような車両用空気調和装置では、シール部材との干渉を避けるために、上述の仕切り板に設けられたガイドがシール部材において切り欠かれている。このため、シール領域においては、スライドドアはガイドに案内されるのではなく、シール部材によって案内される。
ところが、ドライバ側とアシスタント側とを独立に制御することができる車両用空気調和装置では、スライドドアを駆動させるピニオンが設けられているシャフト軸を仕切り板に設けられたシャフト挿入孔に嵌合するため、仕切り板とケースに設けられたシール部材のそれぞれの姿勢誤差や寸法誤差に起因して、ガイド表面とシール部材の表面とが僅かにずれ、これによってスライドドアがシール領域にて本来の軌道から僅かに変位する場合がある。ここで、スライドドアをラックアンドピニオン機構により移動する場合には、スライドドアの変位によって、ラックとピニオンとが僅かに離間する場合がある。
このようにラックとピニオンとが僅かに離間しても、シール領域におけるシール性は十分に確保できる。しかしながら、ラックとピニオンとの間の隙間が増大すると、バックラッシュが大きくなり、ラックとピニオンとがぶつかり合う音が増大し、騒音が大きくなる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ケース内部の空間を分割する仕切り板に設けられたガイドに沿って、スライドドアをラックアンドピニオン機構によって移動する車両用空気調和装置において、スライドドアの変位を抑止してラックアンドピニオン機構から発せられる騒音を低減することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、車室内に向けて流れる調和空気の通路を形成するケースと、上記ケース内部の空間を分割する仕切り板と、上記ケース内の通路を遮蔽する方向に摺動するスライドドアと、上記スライドドアに設けられたラックギアと、上記ラックギアと噛合して回転することでスライドドアを移動させるピニオンギアと、を有する車両用空気調和装置において、上記仕切り板が上記スライドドアの端部を摺動可能に支持するガイドを有し、上記ケースがシール部材を有し、上記スライドドアと上記シール部材とが摺動可能に対向配置されることで形成されるシール領域には補助ガイドが配置されているという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ケースが複数の分割パーツを組み合わせることで形成され、上記仕切り板が上記分割パーツに狭持されることで固定され、上記補助ガイドが上記仕切り板に一体に形成されると共に、上記シール部材に挟まれていという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記補助ガイドが、上記仕切り板が有する上記ケースに対して嵌合される嵌合部と一体的に形成されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記スライドドアの移動方向に配列される複数のシール部材を備え、配列方向の端部を除く中央部に配置されたシール部材にて形成される上記シール領域に上記補助ガイドが設けられているという構成を採用する。
本発明によれば、スライドドアとシール部材とが摺動可能に対向配置されるシール領域において、スライドドアが補助ガイドによって案内されることとなる。この補助ガイドは、スライドドアの案内を専用機能とするものであるため、本来の機能がスライドドアの案内ではないシール部材と比較すれば、スライドドアのスムーズな案内に特化して形状設定を行うことができる。このため、従来シール部材のみでスライドドアを案内していた領域の少なくとも一部に補助ガイドを設置することで、シール部材の姿勢誤差や寸法誤差に起因するスライドドアの意図しない変位を確実に低減させることができる。
したがって、本発明によれば、ケース内部の空間を分割する仕切り板に設けられたガイドに沿って、スライドドアをラックアンドピニオン機構によって移動する車両用空気調和装置において、スライドドアの変位を抑止してラックとピニオンとが離間することを抑止し、ラックアンドピニオン機構から発せられる騒音を低減することが可能となる。
本発明の一実施形態における車両用空気調和装置の概略構成を示す断面図である。 スライドドア装置を省略して図1における領域αを示した模式図である。 図2(a)における領域βの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用空気調和装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態の車両用空気調和装置S1の概略構成を示す断面図である。なお、本実施形態の車両用空気調和装置S1は、ケース1の内部がセンタープレート2(仕切り板)によって2つに分割されており、各分割領域の内部は対称な同一構成となっている。そして、図1においては、その分割領域の一方について図示している。
本実施形態の車両用空気調和装置S1は、車両に搭載されて、車室内に調和空気を供給するためのものであり、図1に示すように、ケース1と、センタープレート2と、エバポレータ3と、スライドドア装置4と、ヒータコア5と、デフロスタ吹出口用モードダンパ6と、フェイス吹出口用モードダンパ7と、フット吹出口用モードダンパ8とを備えている。
ケース1は、本実施形態の車両用空気調和装置S1の外形を形作り、エバポレータ3が設置される冷却流路1aと、ヒータコア5が設置される加熱流路1bと、冷風と暖風とが混合されて調和空気とされる混合部1cとを内部に有する。また、ケース1には、外部に露出すると共に混合部1cと接続される複数の吹出口(デフロスタ吹出口1d、フェイス吹出口1e及びフット吹出口1f)が設けられている。
デフロスタ吹出口1dは、ウィンドウに対して調和空気を供給するための開口である。また、フェイス吹出口1eは、乗員に向けて調和空気を供給するための開口である。また、フット吹出口1fは、乗員の足元に向けて調和空気を供給するための開口である。
また、ケース1の内部には、図1に示すように、ヒータコア5が設置される加熱流路1bから混合部1cに暖風を供給する暖風用開口1gと、エバポレータ3が設置される冷却流路1aから混合部1cに冷風を供給する冷風用開口1hと、冷却流路1aから加熱流路1bに冷風を供給する加熱用開口1iとが設けられている。
また、ケース1は、ドライバ側とアシスタント側とに分割されており、ドライバ側パーツ1A(分割パーツ)とアシスタント側パーツ1B(分割パーツ)とが組み立てられることにより構成されている(図2参照)。
さらに、ケース1は、スライドドア装置4が備えるスライドドア4aのスライド方向に配列された3つのシール部材11〜13を備えている。そして、シール部材11とシール部材12との間に冷風用開口1hが設けられており、シール部材12とシール部材13との間に加熱用開口1iが設けられている。
これらのシール部材11〜13は、スライドドア4aと摺動可能に当接するものであり、スライドドア4aが当接することによって、空気の漏出を抑止するためのシール領域R1〜R3を形成するものである。
センタープレート2は、ケース1の内部を、ドライバ側の領域とアシスタント側の領域との2つの領域に略等分に分割するものである。
図2は、スライドドア装置4を省略して図1における領域αを示した模式図であり、(a)が図1と同一方向から見た断面図であり、(b)が(a)のA−A線矢視図である。また、図3は、図2(a)における領域βの斜視図である。
そして、これらの図に示すように、センタープレート2は、スライドドア装置4のスライドドア4aを案内するためのガイド2aを備えている。図2(a)に示すように、本実施形態の車両用空気調和装置S1は、ガイド2aとして、空気の流れ方向の上流側に配置される上流側ガイド2bと、空気の流れ方向の下流側に配置される下流側ガイド2cとを備えている。これらの上流側ガイド2bと下流側ガイド2cとは、ケース1の内部に設けられた冷風用開口1hと加熱用開口1iとに沿って弓形に湾曲して対向配置されている。そして、下流側ガイド2cは、シール部材11〜13との干渉を避けるために、シール部材11〜13が存在する箇所では切り欠かれている。
なお、センタープレート2と対向するケース1の内壁には図示しないガイドが設けられており、スライドドア装置4のスライドドア4aは、一端をガイド2aに挟まれ、他端をケース1の内壁に設けられたガイドに挟まれて摺動することで案内される。
また、センタープレート2は、図2(b)に示すように、ケース1を構成するドライバ側パーツ1Aとアシスタント側パーツ1Bとに挟まれて固定されている。
このセンタープレート2は、図2及び図3に示す嵌合ピン2d(嵌合部)を有している。また、シール部材12には、センタープレート2の嵌合ピン2dを嵌合するための嵌合穴1jが設けられている。さらにセンタープレート2には不図示の嵌合ピンが設けられ、ケース1には不図示の嵌合穴が複数設けられ、これらの嵌合ピンが嵌合穴に嵌合されることによってセンタープレート2がケース1に固定されている。
そして、本実施形態の車両用空気調和装置S1では、図2及び図3に示すように、シール部材12には、センタープレート2と一体的に形成される補助ガイド10が設けられている。
補助ガイド10は、スライドドア4aとシール部材12とによって形成されるシール領域R2でスライドドア4aを案内するものである。
この補助ガイド10は、センタープレート2に設けられる下流側ガイド2cをシール部材12で切欠くことなく連続させた場合に、下流側ガイド2cと重なる位置に配置されている。そして、補助ガイド10は、図2及び図3に示すように、センタープレート2が備える嵌合ピン2dと一体成型されており、ドライバ側パーツ1Aとアシスタント側パーツ1Bとに挟まれてシール部材12に固定されている。
なお、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、上述のようにスライドドア4aの移動方向に複数のシール部材(シール部材11〜13)が配列され、配列方向の中央部に配置されたシール部材12によって形成されるシール領域R2に補助ガイド10が設けられている。
エバポレータ3は、車両に搭載される冷凍サイクルの一部であり、冷却流路1aの内部に配置されている。このエバポレータ3は、不図示のブロワにより冷却流路1a内に供給された空気を冷却して冷風を生成する。
スライドドア装置4は、エバポレータ3の下流側に配置されており、エバポレータ3にて生成された冷風の加熱流路1bへの供給量を調節するものである。より詳細には、スライドドア装置4は、冷風用開口1hと加熱用開口1iとの間でスライド可能とされたスライドドア4aと、当該スライドドア4aを駆動するためのラックアンドピニオン機構4bを備えている。
ラックアンドピニオン機構4bは、スライドドア4aをスライドさせるための機構であり、不図示のモータから動力を伝達されることによって回転駆動するピニオンと、当該ピニオンの回転動力を直線動力に変換してスライドドア4aに伝達するラックとを備えている。
そして、本実施形態の車両用空気調和装置S1において、ラックアンドピニオン機構4bのラックは、スライドドア4aと一体的に形成されている。
ヒータコア5は、加熱流路1bの内部に配置されており、加熱用開口1iを介して供給される冷風を加熱することによって暖風を生成するものである。
デフロスタ吹出口用モードダンパ6は、デフロスタ吹出口1dの開閉を行うダンパであり、ケース1内で回動可能に構成されている。
フェイス吹出口用モードダンパ7は、フェイス吹出口1eの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
フット吹出口用モードダンパ8は、フット吹出口1fの開閉を行うダンパであり、ケース1内において回動可能に構成されている。
なお、スライドドア装置4と、デフロスタ吹出口用モードダンパ6と、フェイス吹出口用モードダンパ7と、フット吹出口用モードダンパ8とは、不図示のモータから動力が供給される。
このような構成を有する本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、スライドドア装置4によって冷風用開口1hと加熱用開口1iが両方とも開口されているとすると、冷却流路1aに供給された空気がエバポレータ3によって冷却されることで冷風とされ、この冷風の一部が加熱流路1bに供給される。
そして、加熱流路1bでヒータコア5によって加熱されることで生成された暖風が暖風用開口1gから混合部1cに供給され、加熱流路1bに供給されなかった冷風が冷風用開口1hから混合部1cに供給される。
混合部1cに供給された冷風と暖風とは混合されて温調空気とされ、デフロスタ吹出口1d、フェイス吹出口1e及びフット吹出口1fのうち開口されているいずれかから車室内に供給される。
なお、本実施形態の車両用空気調和装置S1では、ケース1内部がセンタープレート2で分割されて形成されたドライバ側の領域とアシスタント側の領域の各々で、スライドドア4aを独立させて移動させることができるように構成されている。このため、ドライバとアシスタントとに向けて異なる温度の温調空気を供給することができる。
ここで、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、スライドドア4aとシール部材12とが摺動可能に対向配置されることで形成されるシール領域R2にはスライドドア4aを案内する補助ガイド10が配置されている。
つまり、本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、スライドドア4aとシール部材12とが摺動可能に対向配置されるシール領域R2において、スライドドア4aが補助ガイド10によって案内されることとなる。この補助ガイド10は、スライドドア4aの案内を専用機能とするものであるため、本来の機能がスライドドア4aのガイドではないシール部材12と比較すれば、スライドドア4aのスムーズな案内に特化して形状設定を行うことができる。このように、従来シール部材12のみでスライドドア4aを案内していた領域(シール領域R2)の少なくとも一部に補助ガイド10を設置することで、シール部材12の姿勢誤差や寸法誤差に起因するスライドドア4aの意図しない変位を確実に低減させることができる。
したがって、本実施形態の車両用空気調和装置S1によれば、ケース1内部の空間を分割するセンタープレート2に設けられたガイド2aに沿って、スライドドア4aをラックアンドピニオン機構4bによって移動する車両用空気調和装置において、スライドドア4aの変位を抑止してラックとピニオンとが離間することを抑止し、ラックアンドピニオン機構4bから発せられる騒音を低減することが可能となる。
また、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、補助ガイド10はセンタープレート2に一体的に形成され、ケース1を構成するドライバ側パーツ1Aとアシスタント側パーツ1Bとに挟まれてシール部材12に固定されている。そして、補助ガイド10の表面がシール部材12の表面とほぼ同一面となるように構成されている。
このため、センタープレート2に設けられたシャフト孔2eと補助ガイド10の間の寸法はセンタープレート2を成形するための金型の調整を行うだけで誤差の調整が可能になる。そのため、センタープレートとケース双方の誤差を考慮しなければならない従来の構造に比べ、ラックとピニオンが離間することを防ぎつつ、シール領域において十分なシール性を確保することが容易になる。
また、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、補助ガイド10が、センタープレート2が有するケース1に対して嵌合される嵌合ピン2dと一体的に形成されている。
このため、補助ガイド10は、ケース1と強固に固定することが可能となり、センタープレート2と一部しか接続されないがために強度不足に陥る不安を解消することができる。
また、本実施形態の車両用空気調和装置S1においては、スライドドア4aの移動方向に配列される複数のシール部材11〜13を備え、配列方向の端部を除く中央部に配置されたシール部材12にて形成されるシール領域R2に補助ガイド10が設けられている。
配列方向の端部のシール部材11,13は、ケース1の内壁と接続される領域が多く強度が高いため姿勢誤差や寸法誤差が小さい。これに対して、配列方向の中央部のシール部材12は、ケース1の内壁と接続される領域が少なく強度が低いため姿勢誤差や寸法誤差が大きくなりやすい。
このため、配列方向の中央部のシール部材12に補助ガイド10を設けることによって、効率的にスライドドア4aの変位を抑えることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
上記実施形態においては、補助ガイド10がセンタープレート2の嵌合ピン2dに一体成型され、ケース1を構成するドライバ側パーツ1Aとアシスタント側パーツ1Bとに挟まれてシール部材12に固定される構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、補助ガイドが仕切り板以外の部材に取り付けられる構成や、シール部材に嵌合穴を設けて当該嵌合穴に補助ガイドを取り付けて固定する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、シール部材が3つ配列された構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、シール部材がさらに多数配列された構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、本発明の嵌合部が嵌合ピン2dである構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ピン形状以外の嵌合部を本発明の嵌合部として用いることができる。
S1……車両用空気調和装置、1……ケース、1A……ドライバ側パーツ(分割パーツ)、1B……アシスタント側パーツ(分割パーツ)、11〜13……シール部材、2……センタープレート(仕切り板)、2a……ガイド、2b……上流側ガイド、2c……下流側ガイド、2d……嵌合ピン(嵌合部)、2e……シャフト孔、4……スライドドア装置、4a……スライドドア、10……補助ガイド、R1〜R3……シール領域

Claims (4)

  1. 車室内に向けて流れる調和空気の通路を形成するケースと、
    前記ケース内部の空間を分割する仕切り板と、
    前記ケース内の通路を遮蔽する方向に摺動するスライドドアと、
    前記スライドドアに設けられたラックギアと、
    前記ラックギアと噛合して回転することでスライドドアを移動させるピニオンギアと、
    を有する車両用空気調和装置において、
    前記仕切り板は前記スライドドアの端部を摺動可能に支持するガイドを有し、
    前記ケースはシール部材を有し、
    前記スライドドアと前記シール部材とが摺動可能に対向配置されることで形成されるシール領域には補助ガイドが配置されている
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記ケースは複数の分割パーツを組み合わせることで形成され、
    前記仕切り板は前記分割パーツに狭持されることで固定され、
    前記補助ガイドは前記仕切り板に一体に形成されると共に、前記シール部材に挟まれている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 前記補助ガイドは、前記仕切り板が有する前記ケースに対して嵌合される嵌合部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用空気調和装置。
  4. 前記スライドドアの移動方向に配列される複数のシール部材を備え、配列方向の端部を除く中央部に配置されたシール部材にて形成される前記シール領域に前記補助ガイドが設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の車両用空気調和装置。
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